JPS6019556B2 - 飲料液自動販売装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は飲料液自動販売装置に関する。

従来、飲料液自動販売装置、たとえばコーヒー液自動販
売装置としては、主原料供給機構としてコーヒー粉末供
給機構を設け、かつ副原料供給機構として砂糖およびミ
ルクの供給機構を設け、コイン機構へのコインの投入操
作および販売開始スイッチの操作に応動して所定量の湯
の中にコーヒー粉末供給機構から所定量のコーヒー粉末
を投入するとともに砂糖供給機構およびミルク供給機構
からそれぞれ所定量の砂糖およびミルクを投入して販売
すべきコーヒー液を作り、そのコーヒー液をカップに注
入してコーヒー液のカップ販売を行なうようにしたもの
が知られている。

しかしながらこのようなものはコーヒー液を作るに当っ
て砂糖およびミルクの投入量がコーヒー液の味加減が平
均的になるように予め設定されており、このため、砂糖
やミルクを比較的多く入れて飲むような客には余り好ま
れない問題があった。

この発明はこのような点にかんがみてなされたもので、
販売できる状態にある飲料液に、さらに所定金額のコイ
ンを投入することによって砂糖やミルクなどの副原料を
追加投入させることができ、より多くの客に好まれる飲
料液を販売することができる飲料液自動販売装置を提供
することを目的とする。

以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示すものは本実施例装置の外観を示す正面図で
、１はコイン投入口、２は販売スイッチ、３ａ，３ｂは
副原料選択スイッチである。

また４はコイン返却口、５は販売口である。前記販売口
５には販売時カップがセットされ、そのカップ内に飲料
液が注入されるようになっている。第２図に示すものは
本実施例装置の制御部の回路構成図で、１，，１２は電
源供給用母線である。前記母線１，，１２間にはコイン
機構６が接続されている。また前記母線１，，１２間に
は第１のコインスイッチ７、前記販売スイッチ２および
駆動スイッチ８を直列に介して第１のリレー９を接続す
るとともに、上記第１のリレー９の常開接点を介して注
出装置１０を接続している。また、前記母線１，，１２
間には第２のコインスイッチ１１、前述した副原料選択
スイッチ３ａおよび前記駆動スィッテ８を直列に介して
第２のリレー１２を接続するとともに、第３のコインス
イッチ１３、前述した副原料選択スイッチ３ｂおよび上
記駆動スイッチ８を直列に介して第３のリレー１４を接
続している。さらに前記母線１，，１２間には前記第２
のコインスイッチ１１、副原料選択スイッチ３ａおよび
第２のリレー１２の常開接点を直列に介し、また前記第
２のコインスイッチ１３、副原料選択スイッチ３ｂおよ
び第３のリレー１４の常開接点を直列に介して電磁ソレ
ノィド１５を接続している。なお、上記したコイン機構
の第２および第３のコインスイッチ１１，１３、副原料
選択スイッチ３ａ，３ｂ、第２および第３のリレー１２
，１４により副原料再動作手段が構成される。前記注出
装置１０はまた、第１のリレー９の常閉接点および３第
２のリレー１２の常開接点を直列に介して母線１，，１
２間に接続されるとともに、さらに第１、第２のリレー
９，１２の常閉接点および第３のリレー１４の常開援点
を直列に介して母線１．，１２間に接続されている。前
記コイン機構６はまた、第１３のリレー９の常開接点を
介して母線１，，１２間に接続され、第１のリレー９の
常閉接点および第２のリレー１２の常開接点を直列に介
して母線１，，１２間に接続され、かつ第１、第２のリ
レー９，１２の常閉接点および第３のリレー１４の常開
接点を４直列に介して母線１，，１２間に接続されてい
る。前記注出装置１０は１台の主原料供給機構と２台の
副原料供給機構とを設け、第１のリレー９の常開接点を
介して電源を投入されたときは上記各原料供給機構から
主原料と副原料を所定量ずつ放出し、その放出された原
料にたとえば湯を供給して飲料液を作り、また第１のリ
レー９の常閉接点および第２のリレー１２の常開接点を
直列に介して電源を投入されたときは上記一方の副原料
供給機緩から所定量の副原料のみを放出し、さらに第１
、第２のリレー９，１２の常閉接点および第３のリレー
１４の常開接点を直列に介して電源を投入されたときは
上記他方の副原料供給機構から所０定量の副原料のみを
放出するようにしている。前記副原料供給機構はたとえ
ば第３図に示すように副原料供給用タンク１６、このタ
ンク１６内の副原料を放出動作するモータ機構１７、上
記タンク１６から放出される副原料を飲料液に混ぜてカ
ッタプ１８へ供給する第１の供給路１９および上記タン
ク１６から放出される副原料を直接カップ１８へ供給す
る第２の供給路２０から構成されている。第１の供給路
１９は、カップ１８側の図示されていない部分において
湯を供給する供給路と接続されて、販売価格相当金額投
入時の副原料と湯とが混合してカップ１８に供給される
ようになっている。また、モータ機構１７は、販売価格
相当金額投入時の副原料供給量および追加する原料量に
見合う所定金額投入時の副原料供給量に対応した期間だ
け駆動するもので、この駆動によりスパイラル状に形成
された送出体７ａが回転して副原料を放出させるものと
なっている。そして副原料供給用タンク１６から各供給
路１９，２０に対する副原料の選択供給を回動レバー２
１によって行なうようにしている。前記回敷レバー２１
は前述した電磁ソレノィド１５によって回動動作される
もので、電磁ソレノィド１５が付勢されているときには
図中点線で示すように第２の供給路２０を選択し、かつ
電磁ソレ／ィド１５が消勢されているときには図中実線
で示すように第１の供給路１９を選択するようになって
いる。前記注出装置１０は、また前記駆動スイッチ８を
開閉制御するもので、前記各原料供給機構からの原料放
出が終了するタイミングで駆動スイッチ８を短時間のみ
開放動作するようになっている。コイン機構６は、飲料
液の販売価格相当金額と追加する原料の量に見合う所定
金額とが予め設定され、また、第１、第２および第３の
コインスイッチ７，１１，１３の各リレーコイルが設け
られ、投入金額が販売価格相当金額と一致すると内設さ
れたりレーコィルを励磁して第１のコインスイッチ７を
閉成し、また追加する原料量に見合う所定金額と一致す
ると前記リレーコイルとは別の２個のＩＪレーコイルを
励磁して第２または第３のコインスイッチ１１，夕１３
を閉成し、前記各リレー９，１２，１４の常開接点を介
して電源を投入されると上記各コインスイッチ７，１１
，１３を開放動作するように構成されている。前記コイ
ン機構６は前記各コインスイッチ７，１１，１３を開閉
制御するもので、Ｚ追加する原料の量に見合う所定金額
のコインを受け入れると第２、第３のコインスイッチ１
１，１３を閉成し、飲料液の販売価格相当金額のコイン
を受け入れると第１のコインスイッチ７を閉成し、前記
各リレー９，１２，１４の常開接点を介Ｚして電源を投
入されると上記各コインスイッチ７，１１，１３を開放
動作するようにしている。このような構成の本発明実施
例装置において先ずコイン投入ローから飲料液の販売価
格相当金額のコインを没入するとコイン機構６は、投入
金額２が販売価格相当金額と一致するので内設されたり
レーコィルを励磁して第１のコインスイッチ７を閉成す
る。この状態で販売スイッチ２を閉成操作すると第１の
リレー９が付勢され、その常閉接点が開放されて常開接
点が閉成される。しかして第２１のリレー９が自己保持
するとともに、コインスイッチ７が開放する。また注出
装置１０１こ第１のリレー９の常開接点を介して電源が
投入され洋出装置１０は主原料供給機構および両方の副
原料供給機構からそれぞれ所定量の主原料および副原料
を送出して平均的な味の飲料液を作る。このとき電磁ソ
レノィド１５は消磁されており、回動レバー２０は第３
図中実線で示す状態にあるので副原料供給用タンク１６
から放出される副原料は第１の供給路１９に落下する。
しかして洋出装置１０からは飲料液が販売口５にセット
されたカップ内に注入され、かつ駆動スイッチ８が短時
間開放動作して第１のリレー９の自己保持を解く。そこ
で客は販売口５から飲料液の入ったカップを取り出し飲
料液の味加減を見る。その結果一方の副原料をさらに加
えたい希望があるときはカップを再び販売口５内にセッ
トし、コイン投入口１から所定金額のコインを追加投入
する。すると第２、第３のコインスイッチ１１，１３が
開成する。この状態で副原料選択スイッチ３ａを閉成操
作すると、第２のリレー１２が付勢され、その常閉接点
が開放されて常開援点が閉成される。しかして第２のリ
レー１２が自己保持するとともに第２、第３のコインス
イッチ１１，１３が開放する。また、注出装置１０に第
１のリレー９の常閉接点および第２のリレー１２の常開
接点を直列に介して電源が投入され洋出装置１０は一方
の副原料供給機構からモータ機構１７の動作により所定
量の副原料を送出する。このとき電磁ソレノィド１５は
第２のリレー１２の常開接点の閉成によって付勢される
ので、回動レバー２１は第３図中点線で示すように回動
する。しかして一方の副原料供給機構のタンク１６から
放出される副原料は回動レバー２１夕によって第２の供
給路２川こ落下され、カップ内に供給される。こうして
客は自分の好みに合った味の飲料液を得ることができる
。なお、一方の副原料の放出が終了するタイミングで駆
動スイッチ８が開放され第２のリレー１２の自己保持が
解か０れる。このように客の好みに応じて副原料を追加
（副原料の単独販売）することができるので、より多く
り客に好まれる飲料液の販売ができる。しかも、販売価
格相当金額に相当する飲料液を作る場合の副原料の供給
路１９と追加供給する場合のタ副原料の供給路２０とを
設けたので、追加供給する副原料が湯によって供給路２
０内に付著して詰まるという虎れがなく副原料の追加供
給が確実に行なわれる。これにより、副原料が供給路２
０内に詰まって非衛生的にならす、さらに確実な副原０
料の追加供給により客自身の好みに合った味の飲料液を
得ることかできる。なお、前記実施例では２台の副原料
供給機構を設けたものについて述べたがかならずしもこ
れに限定されるものではなく、１台あるいは３台以上夕
設けてもよい。

以上詳述したようにこの発明によれば販売できる状態に
ある飲料液に、さらに所定金額のコインを投入すること
によって副原料を追加投入できるので、より多くの客の
好みに合った飲料液を販売０することができる飲料液自
動販売装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は外観を示
す正面図、第２図は制御部の回路構成図、第３図は副原
料供給機構を示す概略断面図である。 ３ａ，３ｂ・・・・・・副原料選択スイッチ、６・・・
・・・コイン機構、７，１１，１３・・・・・・コイン
スイッチ、９，１２，１４…・・・リレー、１０…・・
・注出装置、１５…・・・電磁ソレノィド、１６・・・
・・・副原料供給用タンク、１９，２０・・・・・・供
給路、２１・・・・・・回動し／ゞ−−。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ コイン機構へのコイン投入操作に応動して主原料供
   給機構および副原料供給機構から主原料および副原料を
   それぞれ放出し、その両原料から飲料液を作つてカツプ
   販売する自動販売装置において、前記カツプ販売の動作
   終了後、前記コイン機構に所定金額のコインが追加投入
   されると、この追加投入に応動して前記副原料供給機構
   のみを再動作させる副原料再動作手段を設け、この副原
   料再動作手段により前記副原料を前記カツプ内の飲料液
   に追加投入することを特徴とする飲料液自動販売装置。 ２ コイン機構へのコイン投入操作に応動して主原料供
   給機構および副原料供給機構から主原料および副原料を
   それぞれ放出し、その両原料から飲料液を作つてカツプ
   販売する自動販売装置において、第１および第２の供給
   路と、前記カツプ販売の動作終了後、前記コイン機構に
   所定金額のコインが追加投入されると、この追加投入に
   応動して前記副原料供給機構のみを再動作させる副原料
   再動作手段と、販売価格相当金額投入に応動して前記副
   原料供給機構の副原料を前記第１の供給路に送り、かつ
   前記副原料再動作手段により再動作した前記副原料供給
   機構の副原料を前記第２の供給路に送る供給路切換手段
   とを具備したことを特徴とする飲料液自動販売装置。