JPS6019369B2 - 地中連続壁の構築方法 - Google Patents

地中連続壁の構築方法

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JPS6019369B2
JPS6019369B2 JP54128847A JP12884779A JPS6019369B2 JP S6019369 B2 JPS6019369 B2 JP S6019369B2 JP 54128847 A JP54128847 A JP 54128847A JP 12884779 A JP12884779 A JP 12884779A JP S6019369 B2 JPS6019369 B2 JP S6019369B2
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JP
Japan
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guide member
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trench
hard
wall
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JP54128847A
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JPS5655624A (en
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鯱男 増沢
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は地中連続壁の構築方法に関し、特に大深度の地
中連続壁を構築するのに適した方法に関する。
大深度の地中連続壁の施工には、掘削が高精度であるこ
と、構築された壁が構造上の一体性をもって土水圧や地
震時荷重に対抗し得ることおよび止水性を備えることが
要求される。
従来の地中連続壁の構築方法の1つに、第1図に示すよ
うに、堅孔10の穿孔後に一対のフランジ12,13と
その間のウェブ14とを備えるH形の断面形状を有する
ガイド部村16を堅孔10内に蓬込み、さらに掘削可能
の硬化性材料から成る充填材18を充填し、該充填材の
固化後ガイド部材16の案内下で掘削機によりガイド部
材16間にトレンチ20を掘削し、その後該トレンチ内
にコンクリートのような硬化性材料を充填する方法があ
る。
この方法によれば、フランジ12,13間に介在する充
填材18の固化物をも掘削することから、トレンチ2川
ま隣接するガイド部材16のウェブ14間にわたり、従
って、地中壁はコンクリート壁がガイド部村16を介し
て結合されてなる。しかし、フランジ12,13間の掘
削に際し、間隔が狭いフランジ間で充填材18の固化物
を確実に掘削、除去することが困難であることから、前
記コンクリート壁の結合すなわち地中連続壁の直接的な
一体性が得られないという問題がある。
従って、本発明の目的は、前記した従来方法の問題に解
決を与えることにあり、その特徴とするところは、止水
性および耐圧強度を有する地中連続壁の構築Q際して隣
接するガイド部材のウェブ間にわたるトレンチを容易か
つ確実に掘削するために、ガイド部村を構成するH形部
材のゥェブに硬化性材料からなる充填材の固化物が付着
しないようにしたことにある。本発明によれば、複数の
堅孔を間隔をおいて穿孔、一対のフランジとその間のウ
ヱブとを備えるH形の断面形状を有するガイド部材を前
記ウェプが地中連続壁の延長方向に対いまぼ直角をなす
向きで前記堅孔中にその孔壁から間隔をおいて麓込み、
次いで前記堅孔の壁面と前記ガイド部材の外周面との間
に止水性を有する掘削可能の硬化性材料を充填し、さら
に、前記ガイド部材による案内下で該ガイド部材間にト
レンチを掘削し、その後、該トレンチ内に硬化性材料を
充填することから成り、前記ガイド部材が前記ウェブの
両側で前記フランジ間を充填しもしくは該フランジ間に
空間を規定する掘削可能の遮蔽体を備え、これにより、
前記フランジ間が硬化性材料で充填されることはなく、
従って隣接するガイド部材のゥェブ間にわたるトレンチ
を容易かつ確実に掘削することができる。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例について以
下の説明によりさらに明らかとなろう。
まず、従来におけると同様に、第2図に示すように、仮
想線で示す地中連続壁50の延長方向に、泥水を満たし
て孔墜の崩壊を防ぎながら複数の堅孔52を間隔をおい
て所定深度まで掘削する。土質によっては清水を満たし
ながら堅孔52を穿孔してもよい。次に一対のフランジ
54a,54bとその間のゥェブ54cとを備えてH形
の断面形状を有する鋼材、PC部材のようなガイド部材
54を堅孔52内に垂直に挿入する。
ガイド部材54には、本発明に従って、その長手方向の
全長にわたるフランジ54a,54bの緑部54bに木
毛セメントのような掘削可能のすなわち掘削機による取
壊し除去が可館の板材から成る遮蔽体56が接着等によ
り望ましくは液密的に固定さている。
該遮蔽体をアングル材(図示せず)を介してフランジ緑
部にビス止めしてもよい。この遮蔽体56は、ウェプ5
4c両側でフランジ54a,54b間に空間58を規定
する。これにより、フランジ54a,54b間にはいわ
ば遮蔽体56により区画された部屋が形成される。この
区画された部屋中にはガイド部材54の蓮込時にその底
部から泥水が浸入する。
遮蔽体56として、第3図に示すように、発泡スチロー
ルのような掘削可能の立方体を用い、ゥェプ54cの両
側でフランジ54a,54b間を充填してもよい。この
場合、泥水はフランジ間に侵入することはない。このガ
イド部材54の挿入に際し、該ガイド部材を堅孔52の
孔壁52aから間隔をおき、しかもウェブ54cが地中
連続堂50の延長方向に対し直角になるように位置決め
る。
堅孔52内へのガイド部村の蓮込み後、第4図に示すよ
うに、該ガイド部材を堅孔52の壁面からガイド部材5
4の外周面との間に止水性を有する掘削可能の硬化性の
材料から成る充填材60を充填する。
この充填材60の充填は、ガイド部材54のフランジ5
4a,54b間に形成された空間58を除く堅孔52内
の泥水に例えばセメントと水ガラスを主剤とする固化剤
を投入しかつ縄拝混合して泥水を堅孔52内で固化され
ることによる。
この場合、固化剤が混合された堅孔52内の泥水と固化
剤が混合されない空間58の泥水とは遮蔽体56により
一応遮断されていることから、固化剤混入の泥水が前記
フランジ間の空間58内に若干侵入しても固化剤の量は
少量であるため、空間58内の泥水は固化しないかもし
〈は空間58を除く堅孔52内の泥水より著しく長期間
を経てのみ固化することとなる。遮蔽体56として前記
立方体も用いた場合、予め固化剤を混入したいわゆる目
硬性の泥水を用いてこれを固化させてもよい。また、充
填材60の充填は泥水と他の材料、例えば、ソィルセメ
ントのような硬化性を有しかつ硬化物が掘削可能でしか
も止水性を有する材料との置換によることもできる。さ
らに、充填材60の充填は泥水と、セメントのような固
化剤を混入した掘削土砂との置換によることもできる。
ただし、これらの置換をなす場合は、空間58中に砂ま
たは4・砂利のような材料を充填することが必要である
。充填材60を充填し、該充填材の充填後、第5図に示
すように、隣接する一対のガイド部材54間に泥水を満
たしながらトレンチ62を掘削する。
該トレンチの掘削はガイド部村54の遮蔽体56にも施
す。トレンチ62の掘削は、例えば堀削機のバケット爪
(図示せず)をフランジ54a,54bおよび54cに
沿って下降させることによって行われ、これにより垂直
な経路に沿うトレンチ62が掘削される。この掘削時、
遮蔽体56および空間58内の充填物は土砂と共に除去
され、ガイド部材のフランジ間の空間58はトレンチと
運通し、一様に泥水で満たされる。トレンチ62の掘削
後、該トレンチ内に鉄筋組立体(図示せず)を挿入し、
次いで、第6図に示すように、トレミー管(図示せず)
を用いてコンクリートを打設して鉄筋コンクリート肇6
4を構築する。
該鉄筋コンクリート肇は、ガイド部材と一体をなし堅孔
52の固化物いよって継目に止水性を備えかつ土水圧に
対する構造上の強度を備える地中連続壁50を構成する
。この地中連続壁50の構築において、土水圧に対して
は鉄筋コンクリ−ト壁64が十分に抵抗することができ
、これにより、堅孔52の直径は土水圧の大きさに左右
されず、従って、所望の止水効果が得られる限り、第7
図に示すように、トレンチ62′の幅寸法より小さい直
径の堅孔52を掘削することもできる。
第8図に示すようにトレンチ62の掘削後、前記泥水を
トレンチ62外に排出することなく該泥水に固化剤を投
入しかつ瀦洋混合してトレンチ62内で固化させ、この
泥水の固化物66により止水壁を形成してもよい。
この止水肇を形成する場合予め固化剤を混入したいわゆ
る目硬性の泥水を用いてトレンチを掘削してもよい。さ
らに、前記遮蔽体の他の例として、第9図に示すように
、フジモリ産業■製のフジボィド(商品名)のような紙
筒68を用い、該紙筒をフランジ54a,54b間に取
り付け、ウェブ52cの両側でフランジ54a,54b
間に区画された部屋を規定することができる。
第10図に示すように、複数の紙筒68を絹合せて用い
てもよい。該紙筒は、相当時間経過後に吸湿して強度が
低下し、掘削抵抗が小さくなる性質を有する。さらに、
第11図に示すように、非圧縮性および非粘着性を有し
、しかも掘削可能の材料、例えば小砂利や砂からなる充
填材70を紙筒68内に充填し、これにより、前記遮蔽
体を構成してもよい。
紙節68内に充填材70を充填することにより、後のト
レンチ62の掘削時に掘削機のバケットによりガイド部
材54に加わる衝撃力に対し堅孔52内の充填剤60,
70が一体に抵抗し、これにより該衝撃力によるガイド
部材54の移動を防止ることができる。さらに、第12
図に示すように、木毛セメント板やべニア板のような掘
削可能の板材72をフランジ54a,54bの縁部54
dに取り付けて竪孔52中に挿入したのち、空間58(
第2図)内に前記砂等の充填材70を充填して前記遮蔽
体を構成してもよい。
本発明によれば、ガイド部材が掘削可能の遮蔽体を備え
、該遮蔽体によって硬化性の充填材がガイド部材のフラ
ンジ間に浸入するのを阻止することができることから、
ガイド部材のウェブに硬化性材料から成る充填材の固化
物が付着することがなく、これにより隣接するガイド部
材のゥェブ間にわたるトレンチを容易かつ確実に掘削す
ることができ、ガイド部材を介して結合させる地中壁を
確実に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の地中連続壁の構築方法のトレンチ掘削段
階を示す平面図、第2図は本発明方法の堅孔内へのガイ
ド部材の蓮込み段階を示す平面図、第3図は遮蔽体の他
の例を示す平面図、第4図は堅孔内に充填材を充填する
段階を示す平面図、第5図はガイド部材間にトレンチを
掘削する段階を示す平面図、第6図は本発明方法により
地中連続壁が完成した状態を一部を省略して示す平面図
、第7図ないし第12図は本発明方法の他の実施例を示
す平面図である。 50:地中連続壁、52:堅孔、54:ガイド部材、5
4a,54b:フランジ、54c:ウェブ、56:遮蔽
体、60:硬化性の充填材、62,62′:トレンチ、
64:鉄筋コンクリート,壁、66:泥水固化物。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 地中連続壁の構築方法において、複数の堅孔を間隔
    をおいて穿孔し、次いで一対のフランジとその間のウエ
    ブとを備えるH形の断面形状を有するガイド部材であつ
    て前記ウエブの両側で前記フランジ間を充填しもしくは
    該フランジ間に空間を規定する掘削可能の遮蔽体を備え
    るガイド部材を前記ウエブが前記地中連続壁の延長方向
    に対しほぼ直角をなす向きで前記堅孔中にその孔壁から
    間隔をおいて建込み、次いで前記堅孔の壁面と前記ガイ
    ド部材の外周面との間に止水性を有する掘削可能の硬化
    性材料を充填し、次いで前記ガイド部材による案内下で
    該ガイド部材間にトレンチを掘削し、その後該トレンチ
    内に硬化性材料を充填する、地中連続壁の構築方法。 2 前記遮蔽体が立方体から成る、特許請求の範囲第1
    項に記載の構築方法。 3 前記遮蔽体が板状体から成る、特許請求の範囲第1
    項に記載の構築方法。 4 前記遮蔽体が筒状体から成る、特許請求の範囲第1
    項に記載の構築方法。 5 前記遮蔽体が筒状体と、該筒状体内に充填された非
    粘着性および非圧縮性を有する材料とから成る、特許請
    求の範囲第1項に記載の構築方法。
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JPS5655624A JPS5655624A (en) 1981-05-16
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JPS58117128A (ja) * 1981-12-30 1983-07-12 Masato Ohori 親杭矢板による山止め壁施工方法
JP2689743B2 (ja) * 1991-02-21 1997-12-10 株式会社大林組 地下構造体の構築方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4992808A (ja) * 1972-12-30 1974-09-04
JPS5552424A (en) * 1978-10-11 1980-04-16 Taisei Corp Method of installing underground continuous wall constructing standard pile

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