JPH0314998B2 - - Google Patents

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JPH0314998B2
JPH0314998B2 JP59183446A JP18344684A JPH0314998B2 JP H0314998 B2 JPH0314998 B2 JP H0314998B2 JP 59183446 A JP59183446 A JP 59183446A JP 18344684 A JP18344684 A JP 18344684A JP H0314998 B2 JPH0314998 B2 JP H0314998B2
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JP
Japan
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garage
pipe
grout
retaining plate
soil
Prior art date
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JP59183446A
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English (en)
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JPS6161000A (ja
Inventor
Goroku Terada
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TERADA DOBOKU KK
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TERADA DOBOKU KK
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば地山あるいは盛山等の土山部
ををその前部から奥部に向けて掘削してガレージ
等を建設する方法に関する。
(従来技術) 道路等に面した地山や盛山等の土山部を掘削し
てガレージを建設する場合、従来は土山部の道路
等に面する部分(前部)から奥部に向けて直接的
に、即ち予備的補強工事や安全確認工事を行なう
ことなく掘削してガレージ用空洞部を形成してい
た。
(解決しようとする技術的課題) 従つて、従来の工法では、例えば土山部の地盤
が緩んでいると、掘削を進めて行くうちに天井部
分の土が崩落する可能性があり、もしその様な崩
落が生じると、例えば掘削している土山部の上や
隣接部に家屋が存在する場合、家屋の陥没や傾倒
等の極めて危険な事態が発生する恐れがある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、例えば人工
的に土を盛つて形成した盛山部の如き緩い地盤の
土山部であつても、安全に空洞部を掘削形成して
ガレージを建設することができるガレージ建設方
法を提供することにある。
(課題を解決するための構成) 本発明に係るガレージ建設方法は、上記目的を
達成するため、上記土山部におけるガレージ天井
部の外面に相当する場所に横方向に所定間隔を置
いて複数本のパイプ挿入孔を穿孔し、側面に多数
の透孔を有するパイプを上記挿入孔に挿入し、こ
のパイプにグラウトを圧入することにより上記パ
イプの透孔から土中にグラウトを注入し、このグ
ラウトの硬化によつてグラウトと土とを例えば一
枚の板状に一体化してガレージ天井部の土留め板
部を形成し、この土留め板部を支持体によつて支
持しながら該土留め板部の下側を掘削してガレー
ジ用空洞部を形成することを特徴とする。
(実施例) 以下、図面に示す実施例を参照しながら、本発
明を詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る方法の一実施例を示す
斜視概略図であり、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は第1図の矢印下方向から見た正面
図である。
本発明に係る方法は、地山や盛山等の土山部1
をほぼ水平方向に掘削してガレージを建設する方
法に関する。土山部1の掘削は、道路2等に面し
ている土山部前部1aから土山部奥部1bに向け
て掘り進められる。ここで土山部1とは、地山や
盛山その他の地盤部であつて、略水平方向に掘削
してガレージを建設することができるもの全てを
含む意味であり、またガレージとは、車等を格納
する車庫の他種々の物品を収納する倉庫あるいは
収容室等をも含む意味がある。
図示実施例におけるガレージ建設方法では、ま
ず、土山部1におけるガレージ天井部3の外面に
相当する場所に、横方向(矢印A方向)に所定間
隔を置いて、複数本(6本)のパイプ挿入孔4を
穿孔する。このパイプ挿入孔4の穿孔は、ドリル
等の土中穿孔機で土山部の前部1aから奥部1b
に向けて穿孔する。上記複数本のパイプ挿入孔4
を穿孔する総横幅l0は、掘削しようとするガレー
ジ用空洞部3の横幅l1とほぼ同程度かあるいはそ
れ以上であることが好ましい。
パイプ挿入孔4の穿孔横幅l0は、後に述べるガ
レージ天井部の土留め板部の横幅に対応するの
で、これが掘削しようとするガレージ用空洞部3
の横幅l1より小さいのは好ましくない。しかしな
がら、上記ガレージ用空洞部3の一部分のみが地
盤が緩くて崩壊の危険があり、他の部分は崩壊の
危険がないのでその崩壊の危険がある部分にのみ
上記土留め板部を形成すれば良い場合等、事情に
よつてはl0がl1より小さい場合もあり得る。上記
各パイプ挿入孔4の間隔lは、地盤の硬さ、しま
りぐあい等を勘案して適宜決定すれば良い。ま
た、上記パイプ挿入孔4の縦方向(土山部の前部
1aと奥部1bとを結ぶ方向、即ち矢印B方向)
の長さm0は、横幅l0の場合と同様の理由により、
上記ガレージ用空洞部3の縦方向の長さm1とほ
ぼ同程度かそれ以上であることが好ましいが、事
情によつてはm0がm1より小さくても良い場合が
あり得る。なお、上記各パイプ挿入孔4を穿孔す
る前に、該挿入孔4の穿孔部に探査棒(図示せ
ず)を水平ボーリングして穿孔に支障があるか否
かを確認しても良い。さらに、上記各挿入孔4の
間隔lは、例えば盛山部の場合は15cm、地山部の
場合は30cmにすることができる。また挿入孔4の
直径は、例えば5cmにすることができる。この場
合、以下に述べるパイプ5も外径5cmのものを使
用することができる。
次に、上記の如くして穿孔した各パイプ挿入孔
4にパイプ5を挿入する。各パイプ5の側面には
多数の透孔5aが均一的に形成されている。各パ
イプ5は上記パイプ挿入孔4の全長域にわたつて
挿入され、かつその前端部5bが所定長だけ挿入
孔4から突出した態様で挿入されている。
上記パイプ5の挿入が完了したら、挿入孔4か
ら突出しているそれぞれのパイプ前端部5bから
各パイプ5内に、グラウトポンプ(図示せず)等
を介してグラウト、即ちセメントペーストあるい
はモルタル等の固結剤を圧入することによつて、
該グラウトを各パイプ5の透孔5aを介して土中
に注入し、この土中に注入したグラウトの固化に
よつて該グラウトと該グラウトが注入された部分
の土とが例えば一枚板状に一体化して成る土留め
板部(第2図および第3図において点々で囲つた
部分)7を形成する。即ち、パイプ透孔5aから
各パイプ5の上下および左右両側部近傍の土中に
グラウトを圧入することによつて、特に好ましく
は、パイプの左右両側部へのグラウト圧入を隣り
合つた各パイプ間の土中全域にグラウトが浸入す
る程度に行なうことによつて、上記土留め板部7
を形成する。従つて、上記グラウトとしてはその
様に土中に浸入して固化し、グラウト浸入部分の
土を一体的に結合固化できる結合剤であれば上記
セメントペースト等の外種々のものを使用するこ
とができる。また、上記各パイプ5の所定間隔l
および各パイプに設けられた透孔5aの大きさ、
数、配設間隔等は、その様な土留め板部7を形成
するに充分な程度に、土質や地盤の硬さあるいは
使用するグラウトの性質等を考慮して決定すべき
である。
上記土留め板部7は、以下に述べる様に、土留
め板部7の下側を掘削してガレージ用空洞部3を
形成する際の土の崩落を防止するものであり、従
つてそのための所定の強度を有する様に形成すべ
きであり、例えば各パイプ5内に鉄筋8を挿入し
た上でグラウトを注入したり、また鉄筋8を挿入
することなく、各パイプ5を埋め殺すことによ
り、土留め板部7に鉄筋8およびパイプ5を包含
させて所定の強度を付与しても良い。あるいはパ
イプ5内に鉄筋8を挿入してグラウトを圧入した
後該グラウトが完全に固化する前にパイプ5を引
き抜いて土留め板部7を形成しても良いし、さら
には鉄筋8を挿入することなくグラウトを注入し
てパイプ5を引き抜いた状態で土留め板部7を形
成しても良い。
この様にして土留め板部7を形成した後該土留
め板部7の下側を掘削してガレージ用空洞部3を
形成する。この掘削にあたつては、掘削の進行に
伴なつて所定間隔毎に、H型鋼を門型に形成した
支持枠等の支持体9を配設し、上記土留め板部7
をこの支持体9で順次確実に支持しながら掘り進
めて行く。また、この場合必要に応じて掘削した
空洞部側面に公知の矢板工法で山留工を施工して
も良い。
所定のガレージ用空洞部3を掘り終つたら、必
要に応じて該空洞部3の内面を所定工法により覆
工する。この所定覆工工法は種々の公知工法を使
用することができ、例えば内面にブロツクを積み
上げるブロツク積工法あるいは内面に鉄筋を配設
すると共に該鉄筋の内側に型枠を配設し、空洞部
3の内面と型枠との間にコンクリートを充填する
鉄筋コンクリート打設工法(いずれの工法も図示
せず)等を使用することができる。
なお、本実施例では、上記土留め板部7が、各
パイプ5の間の全域にグラウトが注入され全体が
一体化した一枚板状のものとして形成されている
が、必ずしも各パイプ5間の全域にグラウトが注
入されて一枚板化している必要はない。土留め板
部7は支持体9によつて支持されるので、完全に
一枚板化していなくとも初期の目的である天井部
の土の崩落を防止し得る場合が充分に考えられる
からである。
(発明の効果) 本発明に係るガレージ建設工法は、上記の如
く、ガレージ天井部の外面に相当する場所に複数
本のパイプ挿入孔を穿設してこの挿入孔に多孔パ
イプを挿入し、該パイプ内にグラウトを圧入する
ことによりパイプ側面の孔から土中にグラウトを
注入して該グラウトの固化により土留め板部を形
成し、この土留め板部を適宜支持体で支持しなが
らガレージ用空洞部を掘削して成るものである。
即ち、本発明に係る方法は、予めそのガレージ
天井部外面に相当する場所に土留め板部を形成
し、その土留め板部を支持しながらガレージ用空
洞部を掘削するので、掘削中に天井部分の土が崩
落する恐れはなく、極めて安全に掘削を遂行する
ことができるという効果を奏する。また、その結
果従来危険が大きくガレージ建設が事実上不可能
であつた場所、例えば盛山部であつてその上又は
その近隣に家屋等が存在する場所にも安心してガ
レージを建設することができるという効果を奏す
る。
さらに、本発明に係る方法によれば、ガレージ
用空洞部を掘削する前にパイプ挿入孔を穿孔して
パイプを挿入する工程を経るので、その際土中に
掘削障害物が存在するか否かを検知することがで
き、従つて安全にかつスムーズに掘削を遂行する
ことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法の一実施例を示す斜
視概略図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第2図の矢印下方向から見た正面図であ
る。 1……土山部、3……ガレージ用空洞部、4…
…パイプ挿入孔、5……パイプ、5a……パイプ
透孔、7……土留め板部、9……支持体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 土山部をほぼ水平方向に掘削してガレージ等
    を建設する方法において、上記土山部におけるガ
    レージ天井部の外面に相当する場所に、横方向に
    所定間隔を置いて複数本のパイプ挿入孔を穿孔
    し、側面に多数の透孔を有するパイプを上記各パ
    イプ挿入孔に挿入し、上記各パイプ内にグラウト
    を圧入することにより該グラウトを該パイプの透
    孔を介して土中に注入し、この土中に注入したグ
    ラウトの硬化によつてガレージ天井部の土留め板
    部を形成し、この土留め板部を支持体によつて支
    持しながら該土留め板部の下側を掘削してガレー
    ジ用空洞部を形成することを特徴とするガレージ
    等の建設方法。
JP59183446A 1984-08-31 1984-08-31 ガレ−ジ等の建設方法 Granted JPS6161000A (ja)

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JP59183446A JPS6161000A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 ガレ−ジ等の建設方法

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JP59183446A JPS6161000A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 ガレ−ジ等の建設方法

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JPS6161000A JPS6161000A (ja) 1986-03-28
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GB8507312D0 (en) * 1985-03-21 1985-05-01 Ici Plc Producing shaped articles
JPH07107359B2 (ja) * 1988-06-15 1995-11-15 株式会社小松製作所 地下空洞施工法及びトンネル掘削機
JPH0786240B2 (ja) * 1990-11-28 1995-09-20 株式会社藤井基礎設計事務所 ハーフトンネルの構造とハーフトンネルの構築方法

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