JPS60188466A - フルオラン誘導体、およびその誘導体を用いた記録体 - Google Patents

フルオラン誘導体、およびその誘導体を用いた記録体

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JPS60188466A
JPS60188466A JP59045797A JP4579784A JPS60188466A JP S60188466 A JPS60188466 A JP S60188466A JP 59045797 A JP59045797 A JP 59045797A JP 4579784 A JP4579784 A JP 4579784A JP S60188466 A JPS60188466 A JP S60188466A
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Naoki Yonese
米勢 直樹
Masamoto Omatsu
尾松 正元
Mitsuru Kondo
充 近藤
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 本発明は感圧記録シート、感熱記録シート、通電感熱記
録シートなどの記録体に用いられる発色物質として有用
なフルオラン誘導体およびその誘導体を用いた記録体に
関するものである。
従来、無色ないし淡色の塩基性染料と有機ないし無機の
電子受容性物質との呈色反応を利用し、圧力、熱、電気
などのエネルギーの媒介によって伝達される情報を記録
する方式には各種の方式が提案されており、例えば近藤
、前端、紙パ技協誌30巻411〜421頁、463〜
470頁(1976年)に記載されているような感圧複
写シート、感熱記録シート、通電感熱記録シート、超音
波記録シート、電子線記録シーI・、静電記録シート、
感光性記録シートさらには感光性印刷材、タイプリボン
、ボールペンインキ、クレヨン、スタンプインキなどへ
の応用まで非常に沢山の方式が提案されている。
電子供与性発色物質(以下用に発色剤という)と電子受
容性顕色物質(以下単に顕色剤という)との呈色反応を
利用したこれらの記録体において(2) は、発色剤の種類を選択することによって種々の色相を
呈する発色像が形成されるものであるが、近年、得られ
た発色像からさらに複写を得たいといった目的のため黒
色発色像の得られる記録体の要望が強くなっている。こ
の場合、原理的には赤、青、黄、緑など異なった色相に
発色する発色剤を混合することによって黒色発色像を得
ることができるが、発色剤の種類により発色速度や光、
温湿度に対する堅牢性が異なるため最初発色した発色像
がその色調を維持し得ない欠点がある。従って、従来か
ら単一の発色剤で黒色発色像を得る研究が行なわれてい
るが、発色前の発色剤の安定性、発色速度、発色濃度、
堅牢性、色相あるいはコスト等の全てを満足し得る黒色
発色剤は未だ見出されておらず、結果として黒発色記録
体も必ずしも満足できるものではなかった。
しかるに本発明の下記一般式(1)で表わされるフルオ
ラン誘導体 (3) 〔式中、R1はプロピル基またはブチル基、R2はメチ
ル基またはエチル基、R3は水素原子またはメチル基を
示す。〕 は無色ないし淡色の安定な化合物で顕色剤と接触すると
赤黒色、緑黒色ないし黒色の高濃度な色相に発色し、こ
の物質を用いて得られた記録像は初期の色調を長期にわ
たって安定に持続し得る特性を保有しており、かつ、例
えば感圧記録紙へ適用した場合には特に初期発色性に優
れた記録像が得られ、感熱記録紙に適用した場合には地
肌カブリが少なくしかも発色性に優れた記録像が得られ
るものである。
中でも、下記一般式〔■〕で表わされるフルオラン誘導
体を用いて得られる記録像は、記録色調が(4) 望ましい赤黒色を示し、しかも日光に曝されても安定し
て初期の色調を維持する特性を有しているものである。
C式中、R1、R2、Raは前述の意味を示す。〕一般
式(1)で表わされるフルオラン誘導体の類似の構造を
有する化合物としては、特公昭51−15445号、特
公昭56−52759号に記載されたフルオラン化合物
が感圧複写紙や感熱記録紙における色原体として知られ
ているが、一般式(1)で表わされるフルオラン誘導体
は、これらの化合物とくらべて電子受容性物質との緊密
な接触による発色濃度が大である点で優れており、また
ビスフェノールAやp−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエ
ステルなどを顕色剤として使用して製(5) 造した感熱記録紙の発色感度が高く、また塗布面の地肌
汚れにおいても優れているものである。
而して、上記の如く優れた特性を有する本発明の一般式
(r)で表わされるフルオラン誘導体は主に次のような
代表的な方法によって製造することができる。即ち、下
記に示すようにまずm−置換アミノフェノール誘導体(
I[I3と無水フタル酸誘導体(IV)を反応させて2
−(2−ヒドロキシ−4−置換アミノ)ベンゾイル安息
香酸誘導体〔V〕を合成したのち、これと2−アミノ−
6−ナフトール誘導体(Vl)を縮合させることによっ
て一般式(1)で表わされるフルオラン誘導体を製造す
ることができる。
(6) (V) C■〕 (7) 〔式中、Rは水素原子または01〜Cりのアルキル基を
示し、R1、R2、Rsは前述の意味を示す。〕 なお、上記の反応において2−アミノ−6−ナフトール
誘導体のRがCz=C−+のアルキル基の場合、目的と
するフルオラン誘導体の前駆体である下記一般式〔■〕
で表わされるトリアリールメタン誘導体が合成される場
合がある。
〔式中、R,Rr 、Rz 、R3は前述の意味を示す
。〕 この場合は得られたトリアリールメタン誘導体を必要に
応じて濾別し水酸化すl・リウム、水酸化カリウム等の
アルカリ性物質によって系のPHを9以上にし、50〜
100℃に加温することによっ(8) て目的とするフルオラン誘導体を得ることができる。な
お、上記の水性媒体中にアセトン、ベンゼン、トルエン
、キシレン等の有機溶媒を併用すると収率が効果的に高
められる。
かくして得られる本発明の一般式〔1〕で表わされるフ
ルオラン誘導体は前述の如く優れた特性を有する無色な
いし淡色の塩基性染料であり、特に顕色剤との呈色反応
を利用する各種の記録体に用いて極めて優れた効果を発
揮するものである。
ここで用いられる顕色剤は記録体の種類に応じて適宜選
択されるものであるが、例えば感圧記録体、感熱記録体
、通電感熱記録体などの記録体においてはブレンステッ
ドまたはルイス酸として作用する物質が好ましく用いら
れる。具体的には例えば酸性白土、活性白土、アタパル
ガイド、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミ
ニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸スズ、焼成
カオリン、タルクなどの無機顕色剤、シュウ酸、マレイ
ン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸など
の脂肪族カルボン酸、安息香酸、バラタ(9) −シャリブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチ
ル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニルサリ
チル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3.5−ジ−
ターシャリブチルサリチル酸、3−メチル−5−ベンジ
ルサリチル酸、3−フェニル−5−(α、α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、3.5−ジー(α−メチルベン
ジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3
−ナフトエ酸などの芳香族カルボン酸、4.− ter
t−オクチルフェノール、4+4’−5ec−ブチリデ
ンジフェノール、4−フェニルフェノール、4.4′−
イソプロピリデンジフェノール、4.42−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4.4′−ジヒドロキシジフェ
ニルサルファイド、4.4′−チ゛ オビス(6−te
rt−ブチル−3−メチルフェノール)、4.4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフォン、ヒドロキノンモノベ
ンジルエーテル、4−ヒドロキシベンゾフェノン、2.
4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,4.4’−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン、2.2’、4.4’−テト
ラ(10) ヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシフタル酸ジ
メチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、
4−ヒドロキシ安息香酸−5eC−ブチル、4−ヒドロ
キシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニル
、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安
息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香酸クロロフェニル
、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプロピル、4−ヒド
ロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒドロキシ安息香酸−
p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸−p−メ
トキシベンジルなどのフェノール性化合物、パラ−フェ
ニルフェノール−ホルマリン樹脂、パラ−ブチルフェノ
ール−アセチレン樹脂などのフェノール樹脂の如き有機
顕色剤さらにはこれら有機顕色剤と例えば亜鉛マグネシ
ウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、
スズ、ニッケルなどの多価金属との塩、および塩化水素
、臭化水素、沃化水素の如きハロゲン化水素酸、ホウ酸
、ケイ酸、リン酸、硫酸、硝酸、過(11) 塩素酸、アルミニウム、亜鉛、ニッケル、スズ、チタン
、ホウ素などのハロゲン化物の如き無機酸などが挙げら
れる。
かかる顕色剤と本発明の一般式(1)で表わされるフル
オラン誘導体を用いた各種の代表的な記録体について、
以下にさらに具体的に説明する。
感圧記録体は例えば米国特許第2505470号、同2
505471号、同2505489号、同254836
6号、同2712507号、同2730456号、同2
730457号、同3418250号、同392402
7号、同4010038号などに記載されているように
種々の形態のものがあり、本発明のフルオラン誘導体は
これら各種の形態の感圧記録体に適用出来るものである
一般的には本発明のフルオラン誘導体を単独又は混合し
、さらに必要に応じてトリフェニルメタンラクトン類、
スピロピラン類、フルオラン類、ジフェニルメタン類、
ロイコメチレンブルー類などの塩基性染料とともにアル
キル化ナフタレン、アルキル化ジフェニル、アルキル化
ジフェニルメタ(12) ン、アルキル化ターフェニルなどの合成油、木綿油、ヒ
マシ油などの植物油、動物油、鉱物油或いはこれらの混
合物などからなる溶媒に溶解し、これをバインダー中に
分散させた分散液、又は上記溶液をコアセルベーション
法、界面重合法、1n−situ法などの各種カプセル
製造法によりマイクロカプセル中に含有させ、バインダ
ー中に分散させた分散液を紙、プラスチックシート、樹
脂コーテツド紙などの支持体上に塗布することによって
本発明の感圧記録体は製造される。勿論、支持体の片面
に上記分散液を塗布した所謂上用シート、支持体の片面
に顕色剤を主体とする顕色剤塗液を塗布し、反対面に上
記分散液を塗布した所謂中周シート、さらには支持体の
同一面に上記カプセルと顕色剤が混在する塗液を塗布す
るか、カプセル分散液を塗布した上に顕色剤塗液を塗布
するなどして、同一面に上記カプセルと顕色剤を共存さ
せた所謂単体複写シートなど各種の形態が含まれること
は前述のとおりである。なお、フルオラン誘導体の使用
量は所望の塗布量、感圧記録体の形態、(13) カプセルの製法、その他各種助剤を含めた塗布液の組成
、塗布方法等各種の条件により異なるのでその条件に応
じて適宜選択すればよい。いずれにしろ本発明の一般式
(1)で表わされるフルオラン誘導体を従来の各種感圧
記録体の塩基性染料として使用することにより、発色性
に優れた記録像を形成することができる感圧記録体が得
られるものである。
感熱記録体は例えば特公昭44−3680号、同44−
27880号、同45−14039号、同4B−438
30号、同49−69号、同49−70号、同51−2
0142号などに記載されているように種々の形態のも
のがあり、本発明のフルオラン誘導体はこれら各種の形
態の感熱記録体に適用でき、しかも単に本発明のフルオ
ラン誘導体を染料として用いるのみで前述の如く優れた
性質を有する記録像を呈する感熱記録体が得られるもの
である。一般的にはバインダーを熔解または分散した媒
体中に本発明のフルオラン誘導体と顕色剤の微粒子を分
散させて得られる塗液を紙、(14) プラスチックフィルム、合成紙さらには織布シート、成
形物などの適当な支持体上に塗布することによって本発
明の感熱記録体は製造される。記録層中のフルオラン誘
導体を主体とする塩基性染料と顕色剤の使用比率は特に
限定するものではないが、一般に染料1重量部に対し1
〜50重量部、好ましくは2〜10重量部の顕色剤が用
いられる。
また、発色能の改良、記録層表面の艶消し、筆記性の改
良などを目的として、多価金属の酸化物、水酸化物、炭
酸化物等の無機金属化合物や無機顔料を一般に顕色剤1
重量部に対し0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜2
重量部併用することができ、さらに例えば分散剤、紫外
線吸収剤、熱可融性物質、消泡剤、螢光染料、着色染料
などの各種助剤を必要に応じて適宜併用できる。
本発明の感熱記録体は上述の如く、一般にフルオラン誘
導体と顕色剤の微粒子を分散させた塗液を支持体に塗布
することによって製造されるがフルオラン誘導体と顕色
剤のそれぞれを別個に分散せしめている2種の塗液を支
持体に重ね塗りしても(15) よく、含浸、抄き込みによって製造することも勿論可能
である。その他塗液の調製方法、塗布方法などについて
も特に限定されるものではなく、塗布量も一般に乾燥重
量で2〜12g/rr?程度塗布される。なお、バイン
ダーとしては例えばデンプン類、セルロース類、蛋白質
類、アラビアゴム、ホlJビニルアルコール、スチレン
−無水マレイン酸共重合体塩、スチレン−ブタジェン共
重合体エマルジョン、酢ビー無水マレイン酸共重合体塩
、ポリアクリル酸塩などが適宜選択して用いられる。
通電感熱記録体は例えば特開昭49−11344号、同
50−48930号などに記載の方法によって製造され
る。一般に、導電物質、本発明のフルオラン誘導体を主
体とする塩基性染料および顕色剤をバインダーと共に分
散した塗液を紙などの支持体に塗布するか、支持体に導
電物質を塗布して導電層を形成し、その上に染料、顕色
剤およびバインダーを分散した塗液を塗布することによ
って本発明の通電感熱記録体は製造される。なお、染料
と顕色剤が共に70〜120℃といった好ま(16) しい温度領域で溶融しない場合には適当な熱可融性物質
を併用することにより、ジュール熱に対する感度を調整
することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明の要旨をこえない限り、これらに限定される
ものではない。また、実施例中の部および%ば特に断ら
ない限り、それぞれ重量部、重量%を表わす。
〔実施例1〕 2−(2−ヒドロキシ−4−N−エチル−N−ブチルア
ミノ)ベンゾイル安息香酸34.1 gと2゜2’、3
’−)リフチル−4−メトキシビフェニルアミン26.
5 gとを100mAの濃硫酸中で室温下24時間反応
させた。得られた反応物を100 m Aの氷水中に注
加し、生成した沈澱を濾取した。これを500 m l
lの水に分散後、水酸化ナトリウム水溶液を加えてPH
IIとした後、トルエン300mj!を加え85℃で3
時間加温した。次いでトルエン層を分取し、トルエンを
減圧留去した後でエチルアルコールによって再結晶し、
3−(17) N−エチル−N−ブチルアミノ−6−メチル−7−(2
,3−キシリジノ)フルオランを無色針状晶として43
.4 g得た。なお、収率81.6%、m。
p、1so〜151℃、シリカゲル上で黒色に発色した
〔実施例2〕 2−(2−ヒドロキシ−4−N−メチル−N−プロピル
アミノ)ベンゾイル安息香酸31.3gと2.2’、4
”)ジメチル−4−ヒドロキシ−ビフェニルアミン0.
01モルとをl Omj!の濃硫酸中で室温下17時間
反応させた。得られた反応物を100mAの氷水中に注
加し室温下で20%の水酸化ナトリウム水溶液を加えて
P H9とした後、生成した沈澱を濾過、水洗、乾燥し
た。次いでベンゼンにより再結晶し、3−N−メチル−
N−プロピルアミノ−6−メチル−7−(2,4−キシ
リジノ)フルオランを無色の結晶として39゜8g得た
。なお、収率79%、m、p、 164〜167℃、シ
リカゲル上で黒色に発色した。
〔実施例3〕 (18) 2−(2−ヒドロキシ−4−N−エチル−N−ブチルア
ミノ)ベンゾイル安息香酸34.1 gと2゜2′−ジ
メチル−4−メトキシ−ビフェニルアミン25.0 g
とを10rr+42の濃硫酸中で室温下24時間反応さ
せた。得られた反応物を100m4!の氷水中に注加し
室温下で20%の水酸化ナトリウム水溶液を加えてPH
IIとし、アセトン30m1を加えた後3時間還流した
。次いでアセトンを除去し、得られた結晶状の沈澱を濾
別後水洗し、さらにクロロホルム−エタノールで再結晶
して、1−N−エチル−N−ブチルアミノ−6−メチル
=7−o−)ルイジノフルオランを無色針状晶として4
3.3 g得た。なお、収率83.6%、m、p、 1
99〜200℃、シリカゲル上で黒色に発色した。
〔実施例4〕 2.2’、3’−トリメチル−4−メトキシジフェニル
アミンの替りに2.2’、5’−)ジメチル−4−メト
キシジフェニルアミンを用いた以外は、実施例1と同様
にして3−N−エチル−N−ブチルアミノ−6−メチル
−7−(2,5−キ(19) シリジノ)フルオラン40.8 gを無色結晶として得
た。収率76.7%、m、p、] 6 ]〜164℃(
エタノール再結晶)シリカゲル上で黒色に発色した。
〔実施例5〜8、比較例1〜2〕 実施例1のフルオラン誘導体を用いて下記の方法で感熱
記録紙を製造した。
A波調製 実施例1のフルオラン誘導体 5部 ステアリン酸アミド 1部 ヒドロキシエチルセルロースの2%水i?&25部 この組成物をサンドグラインダーで平均粒径2ミクロン
まで粉砕した。
B波調製 4.4′−イソプロピリデンジフェノール50部 ステアリン酸アミド 10部 ヒドロキシエチルセルロースの2%水溶液250部 この組成物をサンドグラインダーで平均粒径2(20) ミクロンまで粉砕した。
C/&調製 人波 62部 B液 31部 超微粒子状無水シリカ(商品名サイロイド244、富士
デヴイソン化学社製) 25部スチレン−無水マレイン
酸共重合体塩の20%水溶液 175部 ステアリン酸亜鉛 5部 水 100部 −ト記の割合で混合して塗液とした。
得られた塗液を50 g/n(の原紙上に乾燥塗布量が
6g/rrrとなるように塗工して感熱記録紙を得た。
以下この感熱記録紙を(NoA )と略記する。同様に
して実施例2.3.4のフルオラン誘導体を用いて感熱
記録紙(NoB) (NoC) (NoD)を作成した
。さらに比較のため公知の、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−(2,4−キシリジノ)フルオラン(B−
1)および3−N−エチル−N(21) −n−へキシルアミノ−6−メチル−7−p−1−ルイ
ジノフルオラン(B−2)を用いて、同様に感熱記録紙
(NoE) (NoF)を作成した。これらの感熱記録
紙を用いて次の試験を行なった。
・感熱記録紙の発色性試験 感熱記録紙(NoA) 〜(NoD)および(No、、
 )、(NoF)を4kg/cJの圧力で80℃、90
°c、 100℃、120℃の熱板に5秒間押圧したと
きの発色色相、発色濃度および地肌汚れをマクベス濃度
計を用いて測定した。
また120℃で発色させた感熱記録紙を50℃、90%
RHで24時間保存してからその記録濃度を同様にマク
ベス濃度針で測定した。
この結果を第1表に示した。
(22) 第1表 以」二の試験結果から本発明の一般式〔I〕で表わされ
るフルオラン誘導体を用いた感熱記録紙は、公知のフル
オラン化合物を用いた感熱記録紙と比較して総合的に優
れていることが確認された。
〔実施例9〕 (23) 実施例1で得られたフルオラン誘導体5部をイソプロピ
ル化ナフタレン100部に熔解し、等電点8のビグスキ
ンゼラチン25部とアラビアゴム25部を溶解した35
0部の温水(50℃)中に添加し乳化分散した。この乳
化液に1000部の温水を加え酢酸でPHを4に調節し
てから10℃まで冷却し、ゲルタールアルデヒドの25
%水溶液10部を加えカプセルを硬化した。このカプセ
ル含有塗液を45 g/rtrの原紙の片面に乾燥重量
が5g/rrfとなるよう塗工し、裏面には水200部
に3,5−ジー(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜
鉛塩20部、カオリン80部、スチレン−ブタジェン共
重合体エマルジョン(50%固形分)30部を分散した
顕色剤塗液を乾燥重量が5g/n(となるよう塗工して
感圧記録紙(中用紙)を得た。
カプセル塗布面と顕色剤塗布面が相対向するように数枚
重ね筆記、加圧したところ顕色剤塗布面に黒色の発色像
が得られた。この発色像は発色初期より発色速度が早く
、印字初期より高濃度であ(24) す、かつ日光に曝しても変色あるいは褪色は認められな
かった。
〔実施例10〕 1%のポリビニルアルコール水溶液200部にヨウ化第
−銅200部、10%の亜硫酸ナトリウム水溶液5部を
加えサンドグラインダーで平均粒径が2ミクロンになる
まで粉砕した。これにポリアクリル酸エステルエマルジ
ョン8部、酸化チタン20部を加え充分に分散した後、
50g/rrrの原紙に乾燥塗布量が7g/rrrとな
るよう塗工した。
この塗布層の上に実施例6で調製した感熱塗液を乾燥塗
布量が5 g / rdとなるよう塗工し、通電感熱記
録紙を得た。
この記録紙を針圧Jog、走査速度630m/secの
円筒走査型記録試験機で記録したところ、濃厚な赤黒色
の記録像が得られた。この記録像は耐光性に優れており
、日光に曝しても変色したり、消色することはなかった
特許出願人 神崎製紙株式会社 (25) 手続補正書 昭和60年3月20日 1、事件の表示 昭和59年特許願第45797号 2、発明の名称 フルオラン誘導体、およびその誘導体を用いた記録体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 神崎製紙株式会社内 5、補正命令の日付 自発 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄(
補正の内容) (1)明細書第6頁10〜11行および同第8頁4〜5
行の「・・・2−アミノ−6−ナフトール誘導体・・・
」を「・・・4−ヒドロキシ−ジフェニルアミン誘導体
・・・」と補正する。
(2)明細書第17頁14〜15行の「・・・100m
1・・・」を「・・・1000m12・・・」と補正す
る。
(3)明細書第18頁10行の「ビフェニルアミン0.
01モルとを10ml1・・・」を「ビフェニルアミン
25、Ogとを100m7!・・・」と改め、さらに同
頁12行の「・・・100m7!・・・」を「・・・1
000mff・・・」と補正する。
(4)明細書第19頁4行の「・・・10m7!・・・
」を「・・弓00mff・・・」に、同頁5行の「・・
・100m!・・・」を「・・・1000mA・・・」
に、および同頁7〜8行の「・・・3 Q m 7!・
・・」を「・・・300mβ・・・」にそれぞれ改める
(5) 明細書第20頁2〜3行の「・・・m、p、 
161〜164℃(エタノール再結晶)・・・」を[・
・・m、p。
233〜234.5℃ (クロロホルム−エタノール再
結晶)・・・」と補正する。
(6)明細書第21頁4行の「・・・31部」を「・・
・310部」と補正する。
(以上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +1.1 下記一般式(r)で表わされるフルオラン誘
    導体 〔式中、Rz はプロピル基またはブチル基、R2はメ
    チル基またはエチル基、R3は水素原子またはメチル基
    を示す。〕 (2、特許請求の範囲第(1)項記載のフルオラン誘導
    体の少なくとも一種を電子供与性発色物質として含有す
    る記録体。
JP59045797A 1984-03-09 1984-03-09 フルオラン誘導体、およびその誘導体を用いた記録体 Pending JPS60188466A (ja)

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US06/706,885 US4629800A (en) 1984-03-09 1985-03-01 Fluoran compounds
EP85102526A EP0155593B1 (en) 1984-03-09 1985-03-06 Fluoran compounds and recording sheets containing them
DE198585102526T DE155593T1 (de) 1984-03-09 1985-03-06 Fluoranverbindungen und diese enthaltende aufzeichnungsmaterialien.
DE8585102526T DE3564808D1 (en) 1984-03-09 1985-03-06 Fluoran compounds and recording sheets containing them

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63192777A (ja) * 1987-01-27 1988-08-10 エスコ・カンパニー・リミテッド・パートナーシップ 呈色性フルオラン化合物、その化合物を用いた記録材料およびその記録材料のマーク形成方法

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