JPS6018745Y2 - 給湯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃焼バーナーの炎口部を下向にして燃焼させる
給湯機に関腰更に詳しくは、保温材を介在させた給湯機
本体内に内外氷壁間に氷室を形成した缶体を、内側を燃
焼室に、外側を本体内筒との間を排気室とすると共に、
燃焼室と排気室を下部通路で連頼させるようにして内蔵
し、更に本体には上部に、燃焼室上部に炎口部を覗かせ
たガンタイプバーナーを設は燃焼室の下部側には横方向
の邪魔板を設けて炎を拡散し、更に前記通路には囲りに
孔を穿つでこの孔を通して排ガスを燃焼室に排出させる
と共に防音のための排気分散環を介装して缶体の内外周
は全て伝熱面となるようにして燃焼ガスを有効に吸熱し
、更に缶体の外周は排気室を消火後本体の保温材で保温
し、燃焼消火後の熱気の逆流防止を行うようにした給湯
機を提供するものである。

従来給湯機の缶体は燃焼室で燃焼した燃焼ガスはバッフ
ル等を通過してそのまま缶体外に排気される。

又バーナーの炎口部を下向にして燃焼を行なわせる缶体
においても、燃焼室内を迂回させるだけのものである。

従ってこの場合、缶体の外氷壁は燃焼ガスに触れないた
め水温を上昇させる吸熱はなく、逆に放熱させることに
なる。

また、バーナーによる上向燃焼では、缶体を包み込むよ
うにして燃焼させると、伝熱面積は増加するが、缶体の
外側の炎口部に近い熱吸収されない部分は非常に高温で
あり、外気に熱を奪われ易く火傷等の危険性があり、そ
のために高温用断熱材を多量に用いなければならない。

本考案は前記従来の欠点に鑑み、この問題に対処するた
めのもので、燃焼室の周りを氷壁で囲むことにより下向
に燃焼させた燃焼ガスは燃焼室において充分熱吸収され
、また燃焼室内の燃焼排ガスは底部より外氷壁の円周を
包囲するようにして上昇し、排気筒より放出される。

また燃焼室内で熱吸収された後の燃焼排ガスは通常の排
気温まで降下しているので、その外側に従来用いていた
高温用断熱材を必要とせず単なる保温材程度のものと用
い、又排熱は外氷壁に熱吸収されるようにしたものであ
って、本考案の目的は、熱効率の向上と、熱気逆流防止
を行うことである。

以下本考案に係る給湯機の一実施例を添付図面に基いて
具体的に説明する。

１は内水壁２と外水壁３との間に水室４を形成した缶体
で、この缶体１は、保温材９を挟んで内胴８と外胴８′
で構成した給湯機本体Ａ内に、内胴８と缶体１の外水壁
３の間に排気室１０ができるようにして内蔵する。

また缶体１の上部には出湯口５と給水口６を、下部底面
には排水ロアを設け、更に外水壁３には排気に旋回をあ
たえる旋回板１１を排気室１０内に位置させるようにし
て取付けである。

本体Ａ内には、缶体１の内水壁２で囲んだ燃焼室１２を
設け、この燃焼室１２の下方には、後記するガンタイプ
バーナー２０の炎口部よりの炎を周りに分散するための
邪魔板１２と排気室１０と連絡させる通路には周りに多
数の孔１４′を穿った排気分散環１４を本体Ａの底板８
＃上に敷設した耐火底板１５の溝１６に嵌めて介在し、
更に耐火底板１５には、排気分散環「４の外側で、しか
も前記缶体１の外水壁３の下部を、排気路となる間隙を
もって囲む遮熱板１７を設ける。

本体Ａの上側には、排気温を遮断する断熱材１８を設け
、この断熱材１８の中央にはガンタイプバーナー２０を
挿込む透孔１９を穿ち、この透孔１９にはバーナー２０
を挿込んで断熱材に装着する。

またガンタイプバーナーは前記透孔１９を通し先端の炎
口部を燃焼室１２内に覗かせである。

更に断熱材１８には透孔２１を排気室１０に連絡させた
排気筒２２を設けである。

本考案は前記の構成で明らかなように、本体Ａ内の排気
室１０上部に装着したガンタイプバーナー２０の炎口を
燃焼室１２内に覗かせ、この炎口部から下向に燃料を噴
射し、燃焼室１２で燃焼させる。

この時の燃焼ガスは、燃焼室１２において缶体１の内水
壁２で充分熱吸収がなされ、更に下部の邪魔板１３によ
って周に分散した燃焼ガスとして缶体１の底部通路に介
装した排気分散環１４に穿った透孔１４′より排気室１
０内の外水壁３の外周を包囲するようにして排気室１０
内を上昇する。

この上昇中の排ガスは外水壁に設けた排気室内の旋回板
１１に沿って□旋回し排気筒２２より放出される。

その間排ガスは外水壁３によって熱吸収がなされる。

本考案は上述のように、外胴、内胴の間に保温材を介在
してなる給湯機本体内に、内水壁と外水壁の間に氷室を
形成した缶体１を缶体１の内側を燃焼室１２、缶体１の
外側と本体Ａの内胴との間を排気室となるようにすると
共に、燃焼室と排気室を下部通路で連絡させるようにし
て内蔵し、更に本体の上部には炎口部を下向にして、こ
れを燃焼室上部に覗かせたガンタイプバーナーを設は下
部側には横方向の邪魔板を設けると共に前記下部通路に
は多数の孔を囲りに穿った排気分散環を介装し、しかも
前記排気室は、本体上部に設けた排気筒に連絡させてな
る給湯機で、本体内には、缶体の内側に燃焼室と、外側
に排気室を設けて缶体を内蔵し、下部は多数の孔を穿っ
た排気分散環を介装した通路で連絡し、更に燃焼室下部
には邪魔板を設けであるので、炎口からの下方向の炎は
邪魔板によって分散され燃焼室内で燃焼し、内水壁と炎
は均等に接して熱交換すると共に通路に介装した分散環
に穿った孔を通って囲りに分散して外水壁を排気が囲ん
で外水壁で吸熱することによって、伝熱面積の拡大し、
熱効率が向上する。

更に本体Ａには保温材を用い、この保温材によって排気
室を間にし缶体を保温している。

従って缶体内側は燃焼消火後には急激に温度が降下しほ
ぼ缶体内の湯温程度になるが缶体の外側は、本体の保温
材で保温されているため内側より温度の降下がなく高い
ので熱気は内側から外側に向って排出されるため消失後
熱気の逆流がない。

従ってバーナーに悪影響をあたえないためバーナーの故
障が少い等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る給湯機の一実施例を示した縦断面図
である。 １・・・・・・缶体、２・・・・・・内水壁、３・・・
・・・外水壁、４・・・・・・水室、５・・・・・・出
湯口、６・・・・・・給水口、７・・・・・・排水口、
８・・・・・・内胴、８′・・・・・・外胴、８ｚ・・
・・・底板、９・・・・・・保温材、１０・・・・・・
排気室、１２・・・・・・燃焼室、１３・・・・・・邪
魔板、１４・・・・・・排気分散環、１４′・・・・・
・孔、１５・・・・・・耐火底板、１６・・・・・・溝
、１７・・・・・・遮熱板、１８・・・・・・断熱材、
１９・・・・・・孔、２０・・・・・・ガンタイプバー
ナー、２１・・・・・・孔、２２・・・・・・排気筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外胴、内胴の間に保温材を介在して囲んだ給湯機本体内
   に、内水壁と外氷壁の間に氷室を形成した缶体を、缶体
   の内側を燃焼室に、外側を本体内胴の間を排気室となる
   ようにすると共に、燃焼室と排気室を下部通路で連頼さ
   せるようにして内蔵し、更に本体上部には炎口部の下向
   にして、これを燃焼室の上部に覗かせて下向に噴射する
   燃焼バーナーを装置し、更に燃焼室の下部側には横方向
   の邪魔板を設けると共に、前記下部通路には多数の孔を
   囲りに穿った排気分散環を介装し更に前記排気管は、本
   体上部に設けた排気筒に連絡させてなる給湯機。