JPS60185905A - 光伝送性繊維 - Google Patents

光伝送性繊維

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JPS60185905A
JPS60185905A JP59041825A JP4182584A JPS60185905A JP S60185905 A JPS60185905 A JP S60185905A JP 59041825 A JP59041825 A JP 59041825A JP 4182584 A JP4182584 A JP 4182584A JP S60185905 A JPS60185905 A JP S60185905A
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polymer
core component
transmitting fiber
component
methacrylate
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笹木 勲
Koji Nishida
西田 耕二
Masaru Morimoto
勝 森本
Takashi Yamamoto
隆 山本
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/045Light guides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、光伝送性繊維に関するものであり、更に詳し
く述べるならば、耐熱性にすぐれたステップインデック
ス型プラスチック元伝送性繊維に関するものである。
(技術的背景) 従来、光伝送性繊維としては、広い波長にわたってすぐ
れた光伝送性を有する無機ガラス系光学繊維が知られて
いる。しかし、ガラス系繊維は加工性が悪く、曲げ応力
に弱いばかりでなく、高価であることから合成樹脂を基
体とする光伝送性繊維が開発されている。合成樹脂製の
光伝送性繊維は、屈折率が太き(、かつ光の透過性が良
好な重合体を芯成分とし、この芯成分重合体よりも屈折
率が小さく、かつ透明な重合体を鞘成分として、芯−鞘
二重構造を有する繊維を製造することによって得られる
。光透過性の高い芯成分として有用な重合体は、無定形
の材料が好ましく、一般にポリメタクリル酸メチル、あ
るいはポリスチレンが使用されている。
このうち、ポリメタクリル酸メチルは透明性のみならず
、力学的性質、耐候性等にも優れ、従って高性能プラス
チック光学繊維の芯材として工業的に用いられ、短距離
光通信・元センサー等の分野で用途開発が進められてい
る。しかし、ポリメタクリル酸メチルは、−面では熱変
形温度が100℃前後であって、耐熱性が十分でないた
め、その用途展開が制約されている分野もかなりあり、
従って耐熱性の向上に対する゛、要求が強い。
メタクリル樹脂の耐熱性を改善させる方法については、
下記の方法が知られている。
(1) メタクリル酸メチルとα−メチルスチレ/を共
重合させる方法。
(2) ポリ−α−メチルステV/をメタクリル酸メチ
ル単量体に溶解した後、メタクリル酸メチルを重合させ
る方法(%公明43−1616号、特公昭49−87+
8号)。
(3) メタクリル酸メチルとN−アリルマレイン酸イ
ミドを共重合させる方法(特公昭43−9753号)。
(4) メタクリル酸メチル/α−メチルスチレ//マ
レイミドを共重合させる方法。
および (5)多官能単量体を用いた架橋ポリマーの存在下でメ
タクリル酸メチルを重合させる方法(特開昭48−95
490号、特開昭48−95491号)。
しかし、これら従来方法では、得られる重合体の耐熱性
は向上しているが、−面重合速度が極めて低く、従って
生産性が著しく低下して実用性のないものであったり、
得られる重合体の機械的性質が不十分なものであったり
、光学的性質が不十分であったり、成形したときに著し
く着色するものであったり、あるいは成形加工性の低い
ものであったりして、実用化し得る程度に達していない
(発明の目的) 本発明の目的は、ポリメタクリル酸エステル樹脂に匹敵
する、すぐれた光学的性質、機械的性質、耐候性および
成形加工性を具備しているだげでなく、すぐれた耐熱性
と生産性を有する芯成分重合体と、すぐれた耐熱性と透
明性とを有する鞘成分重合体とからなり、すぐれた光伝
送性を有する光伝送性繊維を提供することにある。
(発明の構成) 不発明君らは上記目的を達成すべ(鋭意検討を重ねた結
果、N−置換メタクリルイミドからなる環構造単位を含
有する重合体は、従来の共重合樹脂では達成し得なかっ
たほどすぐれた耐熱性、成形加工性、光伝送性8よび機
械的性質を示し、かつ生産性にもすぐれてZす、このよ
うなすぐれた特性を有する芯成分重合体を用いることに
よって、各種性能において釣合いのとれたすぐれた光伝
送性繊維が得られることを見出fK至った。
すなわち不発E!Aは (式中Rは炭素数1〜20の脂肪族、脂環式または芳香
族炭化水素基を表す)で示される環構造単位2重量係以
上とメタクリル酸メチルを主成分とする単量体単位98
重量%とからなる重合体を実質的に含んでなる芯成分と
、前記芯成分を被覆し、前記芯成分の重合体の屈折率よ
り1%以上小さい屈折率を有する重合体からなる鞘成分
とを含んでなることを特徴とする光伝送性繊維である。
本発明の光伝送性繊維にぢいて芯成分重合体は、実質的
に式(I)で示されるN−置換メタクリルイミド環構造
単位2重量%以上とメタクリル酸メチルを主成分とする
単量体単位98重量係以下からなる重合体である。上記
成分のうちでN−置換メタクリルイミド環構造単位は、
光伝送性繊維として耐熱性?よび光学特性を保持するに
必要な成分であり、その含有量としては2重量%以上が
必要である。特にすぐれた耐熱性を得るためには10重
重量%上用いるのが好ましい。
N−置換メタクリルイミド環構造単位が2重量%未満で
は得られる重合体の耐熱性の向上が不十分となる。
一方のメタクリル酸メチルを成分とする単量体成分は、
光伝送性繊維として基本的な光学特性、耐候性?よび機
械的特性を保持するために必要な成分である。
構造式(1)メタクリルイミド成分中のN−置換基Rは
炭素数1〜20の飽和によび不飽和脂肪族、脂環式また
は芳香族炭化水素基であることが必要である。
耐熱性向上の点からは比較的N−置換基Rの鎖長は短い
方が好ましい。
N−置換基Rの具体例としては、メチル、エチル、プロ
ピル、インプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル基及びフェニル基、置換フェニル基などが挙げら
れるが、メチル基が最も好ましい。
メタクリル酸メチルを主成分とする単量体成分は、メタ
クリル酸メチル成分のほかに、少量の、好ましくは20
重重量板下の他種成分、たとえばアクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸
、アクリル酸、スチレン、α−メチルスチレンなどから
選ばれた少な(とも一種の成分が含まれてもよい。
また、これらの共重合成分のほかに、次の様な成分を含
んでもよい。
たとえばジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、
トリアリルイソシアヌレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどの
ような多官能反応性単量体から選ばれた一種以上からな
るものであってもよい。
本発明の光伝送性繊維の芯成分重合体を製造するには、
ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル単量
体を主成分とする前記共重合体と、イミド化剤たとえば
一級脂肪族アミン又は芳香族アミンSよび加熱反応によ
り、−級アミンを発生する1、3−ジ置換尿素などとを
加熱縮合反応させることにより、目的とするN−置換メ
タクリルイミド重合体が得られる。
本発明のN−置換メタクリルイミド成分をつ(る際の熱
処理温度は100℃以上、%に130〜450℃、好ま
しくは150〜300℃の温度範囲であり、異常反応が
起ることを阻止する上では窒素、アルゴン等の不活性ガ
ス雰囲気下でオートクレーブ中熱処理することが好まし
い。
また、この加熱反応時の重合体の熱劣化を阻止する上で
抗酸化剤などの熱劣化防止剤を添加することも可能であ
る。
ここでいう抗酸化剤とは、ホスファイト系抗酸化剤、と
/ダートフェノール系抗酸化剤又はイオウ系抗酸化剤及
びアミン系抗酸化剤が挙げられる。
ホスファイト系抗酸化剤としては、亜り/酸エステル系
で示される亜り/酸トリクレジル、亜リン酸クレジルフ
ェニル、亜リン酸トリオブチル、亜リン酸トリブトキシ
エチルなどの亜り/酸エステルが挙げられる。
ヒフダートフェノール系抗酸化剤としては、ハイドロキ
ノン、クレゾール、フェノール誘導体が挙げられる。
イオウ系抗酸化剤としては、アルキルメルカプタン、ジ
アルキルジスルフィド誘導体などが挙げられる。
アミン系抗酸化剤としては、ナフチルアミン、フェニレ
ンジアミン、ハイドロキノリ/誘導体が挙げられる。
前記載のN−置換メタクリルイミド成分を得るための原
料であるポリメタクリル酸メチルまたはポリメタクリル
酸メチルを主成分とする重合体を調整するには、通常の
ラジカル重合法、イオン重合法などが挙げられるが、生
産性がらの意味でラジカル重合法が好ましい。
上記重合体を得るために用いられる重合触媒は、例文ば
アゾビスインブチロニトリル、2.2’−アゾピス−(
2,4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾビス系触
媒、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、ビス(3,5゜5−トリメチルベキサノイ/L/
)パーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド系触媒
、およびバーカーボネート系触媒などから選ぶことがで
きる。
本発明の光伝送性繊維ににいて、芯成分は、鞘成分によ
って被覆されている。この鞘成分は芯成分共重合体の屈
折率よりも少な(とも1%小さい屈折率を有する重合体
によって形成される。この1合体は、80℃以上のガラ
ス転移点を有し、実質的に透明なものであることが好ま
しい。
鞘成分重合体としては、例えば特公昭43−8978号
、特公昭56−8321号、特公昭56−8322号、
特公昭56−8323号および特開昭53−60243
号等に記載されているようなメタクリル酸のフッ素化ア
ルコールエステルの重合体、および特公昭53−422
60号に記載されているような弗化ビニリデンとテトラ
フルオロエチレンの共重合体、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリ弗化ビニリゾ/、ポリ弗化ビニル、四フッ化エ
チレン、六フフ化プロビレ/共重合体、ポリシロキサン
、ポリ−4−メチルペンテン−1およびエナレンー酢酸
ビニル共重合体などから選ぶことができる。前記のメタ
クリル酸−フッ素化アルコールエステルとしては、下記
一般式 %式%) 〔但し、上式中、XはH,F又は(J原子を表し、nは
1〜6の整数を表し、mは1〜10の整数を表し、Eは
1〜10の整数を表し、R,およびR2はそれぞれH原
子或はCH,、C,H,又はCF、基を表す〕 で表される化合物がある。このようなメタクリ、ル酸フ
ルオロアルキルエステルは、単独で重合していてもよい
が、他の重合性ビニル単量体と共重合していてもよい。
このようなビニル単量体としては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート
、グリシジルメタクリレート、メタクリル酸、アクリル
酸、無水マレイン酸、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
、2,4−ジメチルスチレ7、p−pロロスチレン、z
、4−ジクロロスチレン、p−メトキシスチレン、アク
リロニトリル、メタクリレートリル、酢酸ビニル、メチ
ルビニルケト/、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルアクリレート等が挙げられる。これら単量
体の2種類を組合せ共重合してもよい。
中でも特にメタクリル酸メチルが透明性共重合体を与え
る面から好ましい。
鞘成分重合体は、常法により、重合成分をラジカル重合
させて製造される。このときの重合触媒としては、通常
のラジカル重合開始剤を使用することができ、具体例と
しては、たとえば’)−tert−ブチルペルオキシド
、ジクミルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキ
シド、tert−ブチルペルフタレート、tert−ブ
チルペルベンゾエート、メチルインブチルケト/ペルオ
キシド、ラウロイルペルオキシド、シクロヘキサ/ペル
オキシド、2.5−ジメチル−2゜5− ’) −te
rt−ブチルペルオキシヘキサン、tert−ブチルペ
ルオクタノエート、tert −ブチ、ルベルインブチ
レート、tert−プチルペルオキシイングロピルヵー
ボネート等の有機過酸化物やメチル2.2′−アゾビス
インブチレート、1.1′−アゾビスシクロヘキサンカ
ルボニトリル、2−フェニルアゾ2.4−ジメチル−4
−メトキシバレロニトリル、2−カルバモイル−アゾビ
スインブチロニトリル、2.2’−アゾビス−2,4−
ジメチルベレロニトリル、2.2’−アゾビスインブチ
ロニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。
重合方法としては、乳化重合、懸濁重合、塊状重合及び
溶液重合が挙げられるが、高純度の重合体を得るために
は塊状重合法が好ましい。
本発明の光伝送性繊維に?いて、鞘成分の屈折率の値は
、芯成分のそれよりも少な(とも1係小さいことが必要
である。両成分の屈折率の差が1%未満のときは、得ら
れる光伝送性繊維の開口類が過小となり、実用的に使用
困難となる。また、鞘成分の屈折率が、芯成分のそれよ
りも太き(なると、得られる繊維は光を伝送しない。
光伝送性繊維は、高温に長時間曝露されることがあるの
で、このような条件下で、良好な耐久性を有することが
好ましい。このためには、鞘成分重合体が、できるだけ
高い熱変形温度、好ましくは70℃以上、史に好ずしく
に90°C以上の熱変形温度を有することが望ましい。
このために、鞘成分重合体は、80℃以上のガラス転移
点を有するものであることが好ましい。
本発明のステップインデックス型光伝送性繊維は、下記
の方法によって製造される。
(1)芯成分共重合体および鞘成分重合体を、それぞれ
溶融し、これを特殊ノズルから芯−鞘構造に押出す複合
紡糸方法。
(2)芯成分共重合体から、芯成分繊維な形成し、これ
に鞘成分重合体の溶液を被覆し、次にこの被覆層から溶
剤を除去するコーティング方法。
芯成分の形成に際して、特公昭48−131391号に
開示されているような方法に従って芯成分重合体を連続
的に塊状重合し、引続きこれを紡糸して、芯成分繊維を
形成してもよい。
この方法は、芯成分の光伝送性能の低損失化の上で有効
なものである。
(発明の効果) 本発明の光伝送性繊維は、従来のポリメタクリル酸メチ
ル又はポリステレ/を芯成分とする従来のプラスチック
光伝送性繊維に(らべて、耐熱性および耐久性において
、格段にすぐれている。
更に本発明の光伝送性繊維は、比較的安価であり、かつ
取扱い性も良好であって、種々の特性において極めてバ
ランスのよいものである。
このため、本発明の光伝送性繊維は、自動車)工/シン
ルーム内配線用に使用可能であり、従ってカーエレクト
ロニクスの進展に対応することのできるものとして、工
業的意義および価値の極めて高いものである。
上記のような本発明の特徴および効果を、実施例により
、さらに説明する。
(発明の実施態様) 実施例において、繊維の光伝送性能は、特開昭58−7
602号公報、第4図に示されている装置により測定評
価した。な2、測定条件は下記の通り、 干渉フィルター(主波長) 650μm1o (繊維の
全長) 5 tn l (繊維の切断長さ) 4m D (ボビ/の直径) ’190mm 実施例1 メタクリル酸メチル100重量部に対してtert−ド
デシルメルカプタフ0.75重量部およヒラクロイルベ
ルオキシド0.4M量部を添加溶解後、ポリ塩化ビニル
製ガスケットを介して3龍の間隔で相対する2枚の強化
ガラス板で形成したセルに熱電対をセットし、このセル
の中に上記単量体溶液を注入し、80℃の温水中に浸漬
して重合硬化させた。温水中に浸漬してから重合発熱に
より内温かピークに達してから30分後に温水中から取
り出し、次いで120℃の空気加熱炉中で2時間熱処理
した。
冷却後セルをはずし、得られた板厚約6 mmの樹脂板
をクリーンボックス中で粉砕した。得られた重合体のM
I値(230℃、荷]! 3.8 kt )は13,0
、屈折率ルDは1.4920、比重1.190、熱変形
温度は105℃であった。この重合体100重量部に対
して1.3−ジメチル尿素22重量部、水4.5重量部
、アンテージBHT(川口化学工業社製、2.6−シー
tert−ブチル−p−クレゾ−ル)0.01重量部を
31容オートクレーブ中に仕込み、窒素置換を繰り返し
て230℃油浴中で4時間加熱反応せしめ、透明な樹脂
体ポリN−メチルメタクリルイミドが得られた。赤外線
吸収スペクトルからは1720.1663.75.0c
m IcN−メチルメタクリルイミド特有の吸収がみも
れた。得られた重合体のMI値(230℃、荷重3. 
s kP)は3.5、屈折率1.536、比重1.21
0、熱変形温度175℃であった。
別K 2,2.2− ) +7フルオロ工チルメタクリ
レート50重量部、メタクリル酸メチル50重量部、t
i 、1: ヒn−オクチルメルカプタン0.3重量部
を混合溶解した後、これに重合触媒として、アゾビスブ
チロニトリル0.025重量部を添加溶解し、ポリ塩化
ビニル製ガスケットを介して5 mmの間隔で相対する
2枚の強化ガラス板で形成したセルに、上記の混合物を
注入し、70℃の温水中に浸漬し重合硬化させた。重合
発熱によってピーク温度に達してから、30分後にセル
を温水中から取り出し、次いで130℃の空気加熱炉中
で2時間熱処理した。冷却後セルをはずし、得られた樹
脂板をクリ−ボックス中で粉砕し、MI値(230℃、
荷重3.8 k、y )が5.0、屈折率rLDが1.
445、熱変形温度HDTが98℃の鞘成分重合体を得
た。
得られた芯、鞘成分それぞれの重合体を、芯−鞘二重構
造紡糸ロ金を有するぺ/ト式複合紡糸機に供給し、紡糸
温度260℃、紡糸速度3m/minで引き取り、さら
に連続して200℃で2.0倍に延伸して巻き取った。
得られた繊維は、芯成分径980μ?n、鞘成分厚さ1
0μm、芯成分の鞘成分に対するN量比96:4の同心
円状構造の光伝送性繊維であった。
この光伝送性繊維の光伝送損失は980 dB/ km
で、1Qtyiの長さで元信号を充分に伝送できるもの
であった。
得られた光伝送性繊維をクロスヘッド型ケーブル加工機
で第1補強繊維として芳香族ボリア・−一■ ミド繊維(ケフフ )を使用しジャケットポリマーとし
てカーボンブラック入り6−6ナイロンを外径1.6 
mmになるように被覆し、更に第2ジヤケツトとしてカ
ーボンブラック入りポリエステルエラストマーを外径2
62朋になるように被覆し、光伝送損失が980 dB
/kmの元ケ=プルを得た。
この元ケーブルlQmを切り取り、一方の端面を光源(
650μm干渉フィルター使用)K固定し、他端をフォ
トダイオードに接続固定し、元ケーブル中間部5mを1
30℃の熱風加熱炉に曝露し、光線透過量の変化を追跡
し元ケーブルの耐熱耐久性を評価した。
その結果、この元ケーブルは、1000時間経過した後
でも光量の低下は全く認められず、安定した耐熱耐久性
を示した。
実施例2 実施例1において鞘成分重合体をポリ弗化ビニリゾ/(
屈折率1.43)とした以外は実施例1と全く同様にし
て元ケーブルを得た。
得られた光ケーブルの光伝送損失は1500dB/km
であったが、160℃の熱風加熱炉に1000時間曝露
しても光量の低下率はわずかに4%であり、非常に優れ
た耐熱耐久性を示した。
実施例3 実施例1に?いて得られた芯成分重合体をぺ/ト式紡糸
機にて紡糸温度240℃、紡糸速度5 m/minで引
き取り、芯成分だけの繊維(直径750μm)を得、こ
の芯成分繊維の表面に、ポリジメチルシロキサンの前駆
体組成物(信越シリコーン KE106LTV)を均一
ニコーティングした後、150℃で10分間加熱し、ボ
リジメチルシロキザ/被膜(屈折率1.42、厚さ30
0μm)を形成せしめた。
この元ファイバーの光伝送損失は890 dB/ km
と優れており、かつ170℃で1000時間曝露後の光
量の低下率は2%と極゛めて優れた耐熱耐久性を示した
実施例4 実施例1において得られたポリメタクリル酸メチル10
0部に対してメチルアミン水溶液(40%)31重量部
を31容オートクレーブ中に仕込み、窒素置換を繰り′
返して230℃油浴中3時間反応し、透明樹脂体N−メ
チルメタクリルイミド−メタクリル酸メチル共重合体が
得られた。
赤外線吸収スペクトルからメタクリルイミド特有の吸収
がみられ、イミド化′率は40%であった。
得られた重合体のMI値(230℃、荷重3.8ky 
)は5.7、屈折率1.530、比重1.20、熱変形
温度147℃であった。
この芯成分重合体をベント式紡糸機にて紡糸温度240
℃、紡糸速度6 m/minで引き取り、芯成分だけの
繊維(直径750μm)を得、この芯成分繊維の表面に
ポリジメチルシロキサ/の前駆体組成物(信越シリコン
(株)KE406LTV) を均一にコーティングした
後、150℃で10分加熱し、ポリジメチルシロキサ/
被膜(屈折率1.42、厚さ300μm)を形成せしめ
た。
この元ファイバーの光伝送損失は820dB/kmと優
れて?す、かつ130℃で1000時間曝露後の光量の
低下率は1%と極めて優れた耐熱耐久性を示した。
実施例5 メタクリル酸メチル90部、メタクリル酸10部、te
rt−ドデシルメルカプタフ0.758及びラウロイル
ペルオキシド0.4部を添加溶解し、実施例4と同様の
方法によりメタクリル酸メチル・メタクリル酸共重合体
を製造した。
実施例4に:’Niるイミド化方法と全く同様にしてN
−メチルメタクリルイミド・メタクリル酸メチル共重合
体を得た。
得られた重合体のMI値(230℃、荷重3.8ky 
)は7.5、屈折率1.529、比重]、20、熱変形
温度145℃であった。
実施例4と同様にして芯成分だけの繊維及び鞘材を賦形
した。
この元ファイバーの光伝送損失は950 dB/kmと
優れており、130℃で1000時間曝露後の光量の低
下は1.5%と極めて優れた耐熱耐久性を示した。
比較例1 実施例1で得られたポリメタクリル酸メチルをそのまま
使用して、実施例1に従った鞘材を使用してベント式複
合紡糸機に供給し、紡糸温度240℃、紡糸速度3 m
/minで引き取り、さらに連続して140℃で2.0
倍に延伸して巻きとった。
得られた繊維は芯成分径980μm、鞘成分厚IOμm
であった。
この光伝送性繊維の光伝送損失は170 dB/kmで
あった。
実施例1と同様のジャケット被覆加工した後120℃で
1000時間曝露試験したところ、光量の低下は著しく
、100%党量低下し、光伝送不能であった。
手続補正書 に 1、重性の表示 特願昭59−418’25号 2、発明の名称 光伝送性繊維 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都中央区京橋二丁目3番18号 (603)三菱レイヨン株式会社 取締役社長 河 崎 晃 夫 4、代理人 〒104東京都中央区京橋二丁目3番19
号明細書の「特許請求の範囲」および「発明の(1)特
許請求の範囲を別紙の通り補正する。
(2)明細書86ページ下から13行目の98重量%の
後にF以下」を挿入する (3)明細書第20ページ、io行目の「クリシボック
ス」を1クリーンホツクス」に補正する 補正特許請求の範囲 「 (式中Rは炭素数1〜20の脂肪族、脂環式または芳香
族炭化水素基を表す)で示される環構造単位2重量%以
上とメタクリル酸メチルを主成分とする単量体98重量
%皺1とからなる重合体を実質的に含んでなる芯成分と
、前記芯成分より1%以」ニ小さい屈折率を有する重合
体からなる鞘成分とを含んでなることを特徴とする光伝
送性繊維。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ (式中iは炭素数1〜20の脂肪族、脂環式または芳香
    族炭化水素基を表す)で示される環構造単位2重量%以
    上とメタクリル酸メチルな主成分ζする単量体単位98
    重重量%かうなる重合体を実質的に含んでなる芯成分と
    、前記芯成分を被覆し、前記芯成分の重合体の屈折率よ
    り1%以上小さい屈折率を有する重合体からなる鞘成分
    とを含んでなることを特徴とする光伝送性繊維。
JP59041825A 1984-03-02 1984-03-05 光伝送性繊維 Granted JPS60185905A (ja)

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CA000475092A CA1247415A (en) 1984-03-02 1985-02-25 Light-transmitting fiber
US06/705,634 US4693553A (en) 1984-03-02 1985-02-26 Light-transmitting fiber
EP85102293A EP0155567B1 (en) 1984-03-02 1985-03-01 Light-transmitting fiber
DE8585102293T DE3584780D1 (de) 1984-03-02 1985-03-01 Lichtleitende fiber.
KR1019850001319A KR910009135B1 (ko) 1984-03-02 1985-03-02 광-전송섬유

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