JPS6018184B2 - コアレスモ−タ− - Google Patents
コアレスモ−タ−Info
- Publication number
- JPS6018184B2 JPS6018184B2 JP753291A JP329175A JPS6018184B2 JP S6018184 B2 JPS6018184 B2 JP S6018184B2 JP 753291 A JP753291 A JP 753291A JP 329175 A JP329175 A JP 329175A JP S6018184 B2 JPS6018184 B2 JP S6018184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- motor
- armature
- coreless motor
- thrust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はコアレスモータ−、詳しくは、電機子のコイ
ルがコアに巻付けられておらず、単にプラスチック成形
体によって保持されている形式のコアレスモーターに関
する。
ルがコアに巻付けられておらず、単にプラスチック成形
体によって保持されている形式のコアレスモーターに関
する。
モーター、特にテープレコーダー等に用いられるマイク
ロモーターは、常に一定速度で回転することが必要であ
る。
ロモーターは、常に一定速度で回転することが必要であ
る。
このためには、モーターにおける機械損失を一定にしな
ければならない。従って、モーター のブラシや軸受け
は、常に一定の負荷を持つことが要求される。ところで
、テープレコーダーがポータブルないしポケッタブルな
ものになると、その向きが種々に変るので、モーターの
位置もそれに応じて変化し、モーター内において、ロー
ターの重さにより、軸受けのスラストの圧力やその方向
が変化する結果を招く。このことは、モーターの回転の
変化、すなわち回転むらの発生に直結し、ワウやフラツ
ターなどの原因となるので、極めて不具合である。この
ため、たとえば第1図に示すような、従釆の、小型テー
プレコーダー用マイクロモーター等においては、電機子
とマグネットとの相対位置を軸万向に若干ずらし、それ
によってスラスト方向を一定にすることが行なわれてい
る。第1図に示すモーターは、いわゆる直流整流子型モ
ーターであった、ハウジング1の左右両端部には端板2
,3が固着してある。
ければならない。従って、モーター のブラシや軸受け
は、常に一定の負荷を持つことが要求される。ところで
、テープレコーダーがポータブルないしポケッタブルな
ものになると、その向きが種々に変るので、モーターの
位置もそれに応じて変化し、モーター内において、ロー
ターの重さにより、軸受けのスラストの圧力やその方向
が変化する結果を招く。このことは、モーターの回転の
変化、すなわち回転むらの発生に直結し、ワウやフラツ
ターなどの原因となるので、極めて不具合である。この
ため、たとえば第1図に示すような、従釆の、小型テー
プレコーダー用マイクロモーター等においては、電機子
とマグネットとの相対位置を軸万向に若干ずらし、それ
によってスラスト方向を一定にすることが行なわれてい
る。第1図に示すモーターは、いわゆる直流整流子型モ
ーターであった、ハウジング1の左右両端部には端板2
,3が固着してある。
端板2,3の中央部には、オイルレスメタルなどの軸受
け4,5が固着してあり、これらの軸受け4,5は、主
軸6を回動自在に支持している。主軸6には電機子7が
固定されている。電機子7は、強磁性体の板材を積層し
て形成したコア8aに巻線8bを巻回してローター9と
し、その巻線8bの端部を、端子10を介して整流子1
1につないで、その主たる部分を構成されている。整流
子1 1には、ブラシ12a,12bが摺接している。
ハウジング1内の左端部寄りには、電機子7を取り囲む
ように永久磁石13a,13bが設けてある。この永久
磁石13a,13bは、電機子7よりも、主軸6に沿っ
て左寄りに位置しており、この電機子7のコア8aをそ
の向きに吸引し、それによって、王軸6のスラストを左
方向のみに向けている。電機子7は、ブラシ12a,1
2b、整流子11を介して巻線8bに電流が送られると
、永久磁石13a,13bとの磁気的関係によって回転
し、その回転は、主軸6の出力軸6aによって出力され
る。‐こ)で、若し永久磁石13a,13bと、電機子
7のコア8aとを、たとえば永久磁石13a,13bの
長さの中心と電機子7の長さの中心とが一致するように
して左右対称に取り付けたとすると、このモーターが左
端板2を下に置く位置に置かれたときは、スラストは左
軸受け4に掛かり、また逆に、モーターが右端板3を下
に鷹く位置に置かれると、スラストは右軸受け5に掛か
る。
け4,5が固着してあり、これらの軸受け4,5は、主
軸6を回動自在に支持している。主軸6には電機子7が
固定されている。電機子7は、強磁性体の板材を積層し
て形成したコア8aに巻線8bを巻回してローター9と
し、その巻線8bの端部を、端子10を介して整流子1
1につないで、その主たる部分を構成されている。整流
子1 1には、ブラシ12a,12bが摺接している。
ハウジング1内の左端部寄りには、電機子7を取り囲む
ように永久磁石13a,13bが設けてある。この永久
磁石13a,13bは、電機子7よりも、主軸6に沿っ
て左寄りに位置しており、この電機子7のコア8aをそ
の向きに吸引し、それによって、王軸6のスラストを左
方向のみに向けている。電機子7は、ブラシ12a,1
2b、整流子11を介して巻線8bに電流が送られると
、永久磁石13a,13bとの磁気的関係によって回転
し、その回転は、主軸6の出力軸6aによって出力され
る。‐こ)で、若し永久磁石13a,13bと、電機子
7のコア8aとを、たとえば永久磁石13a,13bの
長さの中心と電機子7の長さの中心とが一致するように
して左右対称に取り付けたとすると、このモーターが左
端板2を下に置く位置に置かれたときは、スラストは左
軸受け4に掛かり、また逆に、モーターが右端板3を下
に鷹く位置に置かれると、スラストは右軸受け5に掛か
る。
そして、主軸6が水平になるように置かれると、今度は
スラストが、いずれの軸受けにも、殆んど掛からない状
態となる。これでは、モーターの方向により、モーター
自身で負荷変動することになり、回転数の変動を嫌うテ
ープレコーダー等、特にモーター位置の変る機会の多い
ポータブルないしポケッタブルなテープレコーダーにお
いては、極めて不都合である。そこで、このようなこと
にならないよう、第1図に示したような従来のモーター
においては、電機子7と永久磁石13a,13bとを軸
方向にずらして設置することにより、スラスト方向を一
定方向、すなわち第1図の場合は左軸受け4に常時スラ
ストを掛けるようにしている訳である。ところで、近来
、たとえば銅コイルを単にプラスチック成形体で支持す
るのみでローターを構成した、いわゆるコアレスモータ
ーが出現し、高性能モーターの超小型化を実現している
が、このコアレスモーターの場合は、電機子が強磁性体
を含んでいないので、この電機子を永久磁石で吸引して
スラスト方向を一定にすることは不可能である。
スラストが、いずれの軸受けにも、殆んど掛からない状
態となる。これでは、モーターの方向により、モーター
自身で負荷変動することになり、回転数の変動を嫌うテ
ープレコーダー等、特にモーター位置の変る機会の多い
ポータブルないしポケッタブルなテープレコーダーにお
いては、極めて不都合である。そこで、このようなこと
にならないよう、第1図に示したような従来のモーター
においては、電機子7と永久磁石13a,13bとを軸
方向にずらして設置することにより、スラスト方向を一
定方向、すなわち第1図の場合は左軸受け4に常時スラ
ストを掛けるようにしている訳である。ところで、近来
、たとえば銅コイルを単にプラスチック成形体で支持す
るのみでローターを構成した、いわゆるコアレスモータ
ーが出現し、高性能モーターの超小型化を実現している
が、このコアレスモーターの場合は、電機子が強磁性体
を含んでいないので、この電機子を永久磁石で吸引して
スラスト方向を一定にすることは不可能である。
この点、種々の工夫もなされて釆てはいるが、コァレス
モーターの持つ唯一の弱点とも言えるところであった。
本発明は、コアレスの場合においても、スラスト方向を
一定にすることができるよう、電機子に磁性体を附加し
て永久磁石の作用を充分受け得るようにしたコアレスモ
ーターを提供することを目的とする。
モーターの持つ唯一の弱点とも言えるところであった。
本発明は、コアレスの場合においても、スラスト方向を
一定にすることができるよう、電機子に磁性体を附加し
て永久磁石の作用を充分受け得るようにしたコアレスモ
ーターを提供することを目的とする。
以下、第2図ないし第3図に示す一実施例によって本発
明を説明する。
明を説明する。
第2図には、扇平型のコアレスモーターが示されており
、ハウジング41の上下端部にはヨークを兼ねた端板4
2,43が固着されている。
、ハウジング41の上下端部にはヨークを兼ねた端板4
2,43が固着されている。
両端板42,43の中央部分には、軸受け44,45が
固着してあり、両鰍受け44,45は主軸46を回動自
在に支持している。ハウジング41内において、主軸4
6には、上軸受け44がわから順に、スベーサーリング
47、電機子48が藤着されている。蟹磯子48はロー
ター49と整流子50とを一体に主軸46に固着して構
成されており、整流子5川こはブラシ51a,51bが
摺接している。ローター49の上方には、このローター
49と協働する永久磁石52が上端板42に固着して配
置されている。ローター49は、第3図に示すように、
巻線53をプラスチック成形体54で保持することによ
って構成されており、プラスチック成形体54中には、
磁性体の粉末が混入されている。
固着してあり、両鰍受け44,45は主軸46を回動自
在に支持している。ハウジング41内において、主軸4
6には、上軸受け44がわから順に、スベーサーリング
47、電機子48が藤着されている。蟹磯子48はロー
ター49と整流子50とを一体に主軸46に固着して構
成されており、整流子5川こはブラシ51a,51bが
摺接している。ローター49の上方には、このローター
49と協働する永久磁石52が上端板42に固着して配
置されている。ローター49は、第3図に示すように、
巻線53をプラスチック成形体54で保持することによ
って構成されており、プラスチック成形体54中には、
磁性体の粉末が混入されている。
従って、この場合は、ローター49は永久磁石52によ
って上方に吸引され、上向きの一定方向のスラストを生
じる。電機子48の回転は、主軸46の出力部46aに
よって外部へ出力される。上述したように、本発明のコ
アレスモーターは、巻線をプラスチック成形体によって
一体的に成形保持してなる扇平なローターに、磁性体粉
末を混入させ、このローターの一側面を永久磁石に直接
対向させるようにしたので、ローターの厚さを厚くする
ことなく、このロータ−に固着した回転軸に加えられる
スラスト方向の力を一定方向に保つことができる。
って上方に吸引され、上向きの一定方向のスラストを生
じる。電機子48の回転は、主軸46の出力部46aに
よって外部へ出力される。上述したように、本発明のコ
アレスモーターは、巻線をプラスチック成形体によって
一体的に成形保持してなる扇平なローターに、磁性体粉
末を混入させ、このローターの一側面を永久磁石に直接
対向させるようにしたので、ローターの厚さを厚くする
ことなく、このロータ−に固着した回転軸に加えられる
スラスト方向の力を一定方向に保つことができる。
そのためコアレスモー夕−であっても回転むらを生じる
ことなく、極めて高性能のモーターを得ることができる
。図面の簡単な説額 第1図はコアレスモーターの従来例を示す断面図、第2
図は本発明の一実施例を示す扇平型コアレスモーターの
断面図、第3図は第2図におけるローターの構成例を示
す平面図である。
ことなく、極めて高性能のモーターを得ることができる
。図面の簡単な説額 第1図はコアレスモーターの従来例を示す断面図、第2
図は本発明の一実施例を示す扇平型コアレスモーターの
断面図、第3図は第2図におけるローターの構成例を示
す平面図である。
48・・・・・・電機子、54・・・・・・磁性体粉末
を混入したプラスチック成形体、52・・・・・・永久
磁石。
を混入したプラスチック成形体、52・・・・・・永久
磁石。
第1図第2図
第3図
Claims (1)
- 1 巻線をプラスチツク成形体によつて一体的に成形保
持してなる扁平なローターと、このローターの一側面に
のみ対向する永久磁石とを具備するコアレスモーターに
おいて、 上記ローターを形成するプラスチツク成形体
中に磁性体粉末を混入し、このローターを上記永久磁石
によつて一定方向に吸引させることにより、上記ロータ
ーを固着する主軸に加えられるスラスト方向の力を一定
方向に保つようにしたことを特徴とするコアレスモータ
ー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP753291A JPS6018184B2 (ja) | 1974-12-24 | 1974-12-24 | コアレスモ−タ− |
US05/595,398 US3993920A (en) | 1974-07-13 | 1975-07-14 | Coreless motor |
DE19752531384 DE2531384A1 (de) | 1974-07-18 | 1975-07-14 | Kernloser elektromotor |
US05/731,719 US4143288A (en) | 1974-07-13 | 1976-10-12 | Coreless motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP753291A JPS6018184B2 (ja) | 1974-12-24 | 1974-12-24 | コアレスモ−タ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5174204A JPS5174204A (ja) | 1976-06-28 |
JPS6018184B2 true JPS6018184B2 (ja) | 1985-05-09 |
Family
ID=11553278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP753291A Expired JPS6018184B2 (ja) | 1974-07-13 | 1974-12-24 | コアレスモ−タ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018184B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS541104U (ja) * | 1977-06-06 | 1979-01-06 | ||
JPS6019498Y2 (ja) * | 1979-03-12 | 1985-06-12 | オリンパス光学工業株式会社 | 電動機の出力軸のスラスト防止機構 |
JPS5785872U (ja) * | 1980-11-14 | 1982-05-27 | ||
JPS5866567A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コアレスモ−タの磁気スラスト装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4978105A (ja) * | 1972-12-04 | 1974-07-27 |
-
1974
- 1974-12-24 JP JP753291A patent/JPS6018184B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4978105A (ja) * | 1972-12-04 | 1974-07-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5174204A (ja) | 1976-06-28 |
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