JPS60179428A - ポリオレフイン発泡体 - Google Patents

ポリオレフイン発泡体

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JPS60179428A
JPS60179428A JP3257884A JP3257884A JPS60179428A JP S60179428 A JPS60179428 A JP S60179428A JP 3257884 A JP3257884 A JP 3257884A JP 3257884 A JP3257884 A JP 3257884A JP S60179428 A JPS60179428 A JP S60179428A
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JP
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resin
foam
weight
bisphenol
epoxy resin
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JP3257884A
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Takeshi Nishioka
健 西岡
Akira Nakamura
昭 中村
Kenji Yabe
矢部 健次
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発叶つ技術分野〕 本発明は、高度の強度と難燃性を有するポリオレフィン
系樹脂発泡体に関するものである。
〔従来技術〕
従来、建築物内装材に使用されている不燃断熱材として
は、主としてガラス繊維やアスベスト繊維からなるマッ
ト状物や石膏ボード等が市販され。
広く使用されている。これらは、いずれも無機系材料の
ため優れた不燃性を示すが、断熱性、可撓性、耐水性、
加工性等が悪い欠点があった。
こうした欠点を改良するため、高度の難燃性を付与した
有機系樹脂発泡体を鉄板に貼り合わせて不燃材料とする
検討が行なわれ9例えば、特開昭56−11672’7
号公報に示されたものがある。
しかし、とのような発泡体は、酢酸ビニル含有量が50
〜80重量係の酢酸ビニル−エチレン共重合体を主体と
する樹脂成分に難燃化剤と無機粉末を高充填したもので
あり1本来、吸湿性の高い非晶性酢酸ビニル−エチレン
共重合体を用いているため、難燃性を有するものの、シ
ート成形時にロール粘着し易すいこと、全製造工程にお
いて水分の影響を受け1発泡性が安定せず9発泡体の気
泡が緻密とならないこと、そのうえ、気泡が粗れるため
2発泡体の強度が低い欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記欠点を解消せしめ、ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体のもつ優れた断熱性、可撓性、配水性、
加工性を示すとともに、高度の難燃性、優れた強度特性
を示し、かつ鉄板と貼り合わせた状態で不燃拐料として
使用できる難燃性のポリオレフィン発泡体を提供せんと
するものである。
〔発明の構成〕
本発明は、上記目的を達成するため次の構成。
すなわち、低結晶性熱可塑性樹脂(A)単独、もしくは
(A)と結晶性ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(B)と
の配合比RCR−(B)/(A) )が0〜4である樹
脂成分100重量部に対して、含水性無機充填剤、60
〜200重量部およびビスフェノールA系臭素化エポキ
シ樹脂またはその架橋物を配合した発泡体であって、ビ
スフェノールA系臭素化エポキシ樹脂またはその架橋物
中の臭素が発泡体に対して2〜10重量%含有されてな
るポリオレフィン発泡体を特徴とするものである。
本発明における低結晶性熱可塑性樹脂(A)とは。
前記樹脂(B)に比し、結晶性の小さいもの(例えば。
密度法による結晶化度が40係以下のもの、好ましくは
5〜40%のもの)で、ゴム状熱可塑性樹脂まだは変性
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂が代表例としてあげられ
る。
具体的には酢酸ビニル含有量6〜65重量%。
密度0910〜0970のエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体(打首しく
は、エチルアクリレート含有量5〜20重i%のもの)
、エチレン−αオレフィン共重合体(好ましくは密度が
0910未満、α−オレフィン含有量5〜30重量係の
もの)、熱可塑性ブタジェン樹脂(好ましくは、シンジ
オタフティック1,2−ポリブタジエンで1,2−結合
が90−以上含むもの)、熱可塑性スチレン−ブタジェ
ン樹脂(好ましくは、スチレン含有量10〜50重量係
のもの)、塩素化ポリエチレン(好1しくは、塩素含有
量25〜45重世係のもの)等がある。上記α−オレフ
ィンとしてはプロピレン、ブテン等の炭素数3〜Bのも
のが望寸しい。
これら低結晶性熱可塑性樹脂の中でも、無機物高充填フ
オームの柔軟性伺与の点では、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−α−オレフィン(C,〜8)共重合
体が好ましく用いられ、中でもエチレン−酢酸ビニ)v
−共重合体が最も好ましい。
低結晶性熱可塑性樹脂(A)が、エチレン−酢酸ピ値1
〜400.好寸しくは1〜150のものが使用できる。
該樹脂(A)を単独もしくは該樹脂(B)との混合物と
して用いる場合のいずれにおいても、これらの樹重量係
になるように選ぶことにより、シート化時。
ロール粘着を起こさず、高発泡倍率の発泡体が得られや
すい点で好寸しい。
酢酸ビニル含有量が6重量%未満では、結晶性が大きく
9本発明のように無機充填剤が多量に含まれる系では柔
軟性が不足し、もろいフオームとがね力子寸L<’ない
蕃全セ非晶性となり粘着性が増すため、ノート化から発
泡までの製造工程におけるノ・ンドリング性が悪くなる
ことや、吸湿性が高くなるため安定した発泡性が得にく
い等の欠点が生じ、かつ、得られた発泡体も気泡が粗れ
て強度が低い欠点があり好ましくない。
本発明における結晶性ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(
B)とは、オレフィンを必須モノマとする結晶性のオレ
フィン重合体であるが、密度が、0.910 g/am
’以上のものが好ましい。具体的には。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチ
ルブテン、ポリメチルペンテン等があり。
これらは単独で、あるいは2種以上の共重合物もしくは
混合物として用いることができる。中でもポリエチレン
系およびポリプロピレン系熱可塑性樹脂が好ましい。
ポリエチレン系樹脂として、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレンならびに高密度ポリエチレンが挙げられ
るが、特に密度0910〜0.935 g、/a−n’
 、融点115℃以下の低密度ポリエチレンおよび密度
0.915−0.945g/c+n’、融点115〜1
ろ0℃の中密度ポリエチレンが好ましい。
なお、これらの樹脂の溶融時流動性は、難燃剤。
無機充填剤9発泡剤と混合後、押出成形する場合の押出
性、7−ト成形性等により制約されるが。
通常ポリエチレンの場合、 M、1.値が05〜50g
/ 10 minが望ましい。
本発明に使用する熱可塑性樹脂は、前記の低給(B) 
/ (Δ)〕は、0〜4である。
Rが4を超えると含水性無機充填剤1発泡剤等多量の充
填剤を含有した状態では柔軟性が不足し成形シートの段
階でもろい状態となり、連続シート成形が困難となる。
また、この状態のシートから得られた発泡体は、極端に
強度、伸度が低下し。
打首しくない。
低結晶性熱可塑性樹脂(A)が、エチレン−酢酸ビニル
共重合体であるとき、酢酸ビニル含有量が6〜35重量
係のものが使用できる。
該樹脂(A)を単独、もしくは該樹脂(A)と該樹脂(
7()との混合物として用いる場合のいずれにおいても
これらの樹脂ioo重量部中の酢酸ビニル含有量は、好
ましくは6〜26%、さらに奸才しくは。
8〜20%となるように選ぶことにより、シート化時の
粘着を起こさず、 wI密な気泡で、かつ高発泡倍率の
発泡体が得られ易い点で望寸しい。
本発明における含水性無機充填剤とは1分子中発泡体を
構成する熱可塑性樹脂の熱分解温度近辺であるものが望
捷しい。特に、単体でこのような条件を満たすものだけ
でなく、2種以上混合した複合系であっても良い。
このような条件を満足する含水性無機充填剤の代表例と
しては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩
基性炭酸マグネシウム等が挙げられる。これら無機充填
剤の粒径は一般に0.01〜50μ、好ましくは01〜
20μ、さらに好ましくは05〜10μのものが望まし
い。
これらの含水性無機充填剤の添加量は、樹脂成分100
重量部に対して60〜200重量部、好ましくは75〜
150重量部が適している。
60重量部未満では9発泡体の燃焼時に9発熱量をおさ
えることが不十分なうえ、臭素系難燃剤の遊離した臭素
に起因する発煙量を下げる効果が小さいため好ましくな
い。
一方、200重量部を超えると、成形ソートがもろくな
り、架橋9発泡の連続製造プロセスにのらない欠点が生
じ、かつ発泡時にガス抜けを起こし発泡倍率が上りにく
い欠点があり好ましくない。
これらの含水性無機充填剤は、樹脂との混合に先立ち、
高級脂肪酸、高級脂肪酸塩、7ランカツプリング剤、チ
タネート系表面処理剤、難燃助剤等でコーティング処理
されたものを用いるのが望ましく、特に、これらの少な
くとも1種で表面処理された水酸化マグネシウムおよび
、もしくは水酸化アルミニウドを用いるのが望ましい。
本発明におけるビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂
とは、テトラブロムビスフェノールAのジグリシジルエ
ーテル(式1)またけこれを主体とする臭素化エポキシ
樹脂(式2)がある。
(式1) (式2) 通常、これらのビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂
は、臭素含有率が16〜60重量%、エポキシ当量が2
00〜2000.分子量が400〜400Gのものが使
用できる。
これらの中でも、エポキシ当量の大きいもの。
例えば、エポキシ当量が800以上のもの、さらに打首
しくは1200以上のものが、ソート成形時のブリード
アウトが少なく、ベース樹脂との混練性が良くなる点か
ら望捷しい。
ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂の具体的な市販
品として、住友化学工業■製°゛スミエポキシ”EsB
−=340,400,500,700やダウ・ケミカル
社製” DKR−511,542”等、7工ル化学社製
゛1045−B−80’。
”’ DX−248−B−80’″等、らに、板本薬品
工業■製”5R−TEA650,400”等がある。
なお、シート成形時およびシート保管中の難燃剤のブリ
ードアウトのしにくさの点から、上述の臭素化エポキシ
樹脂の架橋物を用いるのが最も好寸しい。
本発明でいうビスフェノールA系臭素化エホキシ樹脂架
橋物とは、ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂単独
もしくは臭素含有率の異なるものを2種以上混合したも
の、あるいはこれらの臭素化エポキシ樹脂に周知のエポ
キシ樹脂用硬化剤で三次元架橋させて不溶・不融とした
ものである。
ただし、上述の架橋物を難燃剤として9本発明のポリオ
レフィン系樹脂に含有せしめる場合、該臭素化エポキシ
樹脂の架橋物中に、一部、未架橋物9例えば、プレポリ
マーを含有していてもさしつかえない。
さらに、臭素化エポキシ樹脂架橋物にプレポリマーおよ
び、モノマーを混合して用いることも可能である。
上記臭素化エポキシ樹脂の三次元架橋に必要な硬化剤と
しては、一般のエポキシ樹脂用の硬化剤であれば何でも
よく、具体例としては、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、メタフェニレン
ジアミン、 4,4/−ジアミノジフェニルメタン、 
4.4’−ジアミノジフェニルスルホン、三弗化ホウ素
モノエチルアミン錯体等のアミン触媒、無水マレイン酸
、無水フタル酸、無水メチルハイミック酸等の酸無水物
触媒。
その他ジシアンジアミド、イミダゾール、ポリアミド樹
脂等がある。特に三弗化ホウ素モノエチルアミン錯体は
好ましい硬化剤である。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡体は、ビスフェノー
ルA系臭素化エポキシ樹脂またはその架橋物を混合した
前記のポリオレフィン系熱可塑性樹脂を主体とし2発泡
体中に上記臭素化エポキシ樹脂またはその架橋物を臭素
含有率で2〜10重量%、好ましくは2〜8重量%含有
するものであるが、その密度は、007〜0.03が好
ましく。
気泡は独立気泡からなり、ポリオレフィン系熱可塑性樹
脂は好寸しくは架橋処理されており、形状はシート状で
あることが好ましい。
本発明では、上記したとおり、無機充填剤とともに、ビ
スフェノールA系臭素化エポキシ樹脂またはその架橋物
を発泡体中に臭素含有率で2〜10爪量%含イ」させる
ことが必閥である。これが2チ未満では発泡体の燃焼時
に、難燃効果が不足し、J工S−A’1321−197
 j[建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法」で
規定される表面試験で、燃焼時の発熱量をあられす時間
一温度面積(t−aθ)が〉Oとなり、 I)!IA燃
1級を合格しない欠点が生じる。一方、臭素含有率で1
0重量係を超えると、難燃効果が優れt−dθ−〇とな
るが2発煙量が大きく難燃1級の基準(OA≦30)を
満足しないため好ましくない。
本発明に使用するビスフェノールA系臭素化エポキシ樹
脂またはその架橋物自体の臭素含有率は。
特に限定されるものではないが1通常16〜60重量ヂ
のものが利用される。中でも、臭素含有率の高いもの、
特に40重重量板上のものが望ましい。
なお9本発明の発泡体には1本発明の目的を損なわない
範囲において、含ハロゲン化合物やリン化合物等の他種
難燃剤、三酸化アンチモン等のtIL燃助剤、熱安定剤
、耐候性剤、可塑剤、顔料等を共存させることができる
次に本発明のポリオレフィン発泡体の製造方法について
説明する。
低結晶性熱可塑性樹脂単独もしくは結晶性ポリオレフィ
ン系熱可塑性樹脂を必要量混合した樹脂100重量部に
対して、含水性無機充填剤を60〜20Offi量部、
ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂またはその架橋
物を発泡体となったときの発泡体に対する臭素含有率が
2〜10重量%となる量と熱分解型発泡剤を、さらに必
要に応じて難燃助剤、化学架橋剤等を加える。
各種添加剤のうち9発泡剤については約50重量%が発
泡性ガスとして消失するので発泡体に含有せしめるビス
フェノールA系臭素化エポキシ樹脂捷たはその架橋物の
添加量は、上記発泡剤の消失分を考慮して決めることが
必要である。
なお、ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂架橋物は
、あらかじめ硬化剤を入れて予備重合した臭素化エポキ
シプレポリマーの段階で発泡体原料に添加し、それをシ
ート化した後2発泡時に加熱架橋させる方法、あるいは
、上記プレポリマーを高温で処理して三次元架橋させた
ものを発泡体原料に添加する方法等、いずれの方法で発
泡体中に含有せしめても良い。
ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂のプレポリマー
化は公知の方法が適用できる。プレポリマー化するだめ
の予備重合の条件は、用いる硬化剤の種類によって変わ
るだめ、それぞれの硬化剤に応じた重合条件をとること
が望捷しい。硬化剤としては公知の種々の硬化剤を用い
うるが、中でも2重合反応がおだやかで望みの重合度が
得やすい硬化剤である三弗化ホウ素モノエチ)vアミン
錯体を使用するのが最も好ましい。臭素化エポキシ樹脂
として例えばESB−400”を用い、硬化剤として三
弗化ホウ素モノエチルアミン錯体ヲ用いる場合、その添
加量は“ESB−400”100重量部に対して1〜5
重量部でよく9両者を例えば100℃で1〜6時間攪拌
しながら反応させることによってプレポリマー化できる
。このプレポリマー化の目的は、後の熱処理で簡単に三
次元化を可能とする点にあるため、プレポリマーの重合
度は、最低限ポリマー中に硬化剤が組み込まれていれば
よく、最高でもゲル化に至らない状態であれば特に制限
されない。
ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂のプレポリマー
を熱処理して三次元架橋物とする場合。
塊状プレポリマーを熱処理して架橋物としたものは、極
めて硬く、均一微細な粉末とすることがやや、やっかい
な問題となる。しかし、プレポリマーの段階で粉末化し
たものを熱処理(例えば150℃、15分、あるいは1
80℃、5分等)して得られる架橋物は容易に粉末化で
きる利点がある。
また、プレポリマーの粉末を他の無機充填剤と混合して
熱処理すれば、さらに容易に臭素化エポキシ樹脂架橋物
粉末を得ることができる。このようにして粉末化した三
次元架橋物を9発泡剤、その他の添加剤とともに熱可塑
性樹脂中に均一に混合。
分散させる。
ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂またはその架橋
物を発泡体に含有せしめる場合、上述のとおり2種々の
方法が適用できるが、これらの中でも、特に、ビスフェ
ノールA系臭素化エポキシ樹脂のプレポリマー粉末を発
泡体用原料組成物に混合し、シート化したのち発泡工程
で架橋物とする方法が、シート成形時に該樹脂のプレポ
リマーがポリオレフィン系樹脂とよく相溶し、樹脂成分
として作用するため押出成形性が良いこと2発泡工程に
おいても気泡膜を形成する樹脂成分として作用するだめ
該発泡体は伸度低下が少なく、熱成形性が優れるなどの
メリットがあり、最も打型しい。
本発明で用いられる発泡剤としては通常の熱分解型発泡
剤で、シート成形時に熱分解しないものであれば良い。
例えば、アゾジカルボンアミド。
ヒドラゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸バリウム
塩、ジニトロソペンタメチレンテトラミン等を単独もし
くは混合して用いることができる。
これらの添加物の加えられた樹脂を混合する方法として
、熱ロール、ニーグー、バンバリーミキサ−等の通常の
混合機が利用できる。さらに、これらの混合物を押出機
を用いてペレタイズし、チップ化しても良い。
とうしてよく混練された組成物を原料にして。
溶融押出機で押出しシートを成形する。
このシートを電子線照射や有機過酸化物等の化学架橋剤
等により架橋させる。
有機過酸化物としては、ジクミールパーオキサイド、ジ
ターシャリブチルパーオキサイド、1,3−ビス(ター
シャリブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン等その
他通常用いられる各種のものが使用でき、樹脂成分10
0重量部に対して0.05〜15重量部、好ましくは1
〜5重量部の範囲で用いられる。架橋条件は温度140
〜200℃。
時間1〜30分間の範囲が適当である。
電離性放射線架橋の場合は、高エネルギー線として、α
線、β線、γ線、X線、加速化された陽子線、電子線、
中性子線等があるが一般的には。
高エネルギー電子線照射機が使用される。例えば成形シ
ートに1〜50 Mradの線量を照射することにより
架橋させる。この場合、架橋効率をあげるだめに、樹脂
100重−;j;4部に対し01〜10重量部の架橋助
剤4例えば、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、・之エチレン
グリコールジメタクリレート等の多官能性モノマー等を
添加してもよい。
こうして得だ架橋/−トを、常圧下または加圧下で発泡
剤の分解温度以上の温度に加熱すると発泡剤が急激に分
解し、目的の発泡体が形成される。
この時のシートの発泡は架橋した発泡性シートを加熱発
泡機に供給し、常圧雰囲気下で連続的に行なわれるのが
望ましい。加熱発泡のより具体的な例としては、金網ベ
ルトコンベア上で熱風および赤外線ヒーターで加熱して
発泡させる方法、シートを上部から懸垂し、赤外線ヒー
ターおよび、熱風で加熱して発泡させる方法あるいは加
熱溶融ソルト等の液状熱媒の上に浮遊させて上部から赤
外線ヒーターまたは熱風で加熱して発泡させる方法等が
挙げられる。これ以外にも周知の各種の発泡方法が採用
しうる。
〔発明の効果〕
本発明の発泡体は、ポリオレフィン発泡体中にビスフェ
ノールA系臭素化エポキシ樹脂まだはその架橋物を一定
量含有せしめ、かつ含水性無機充填剤を高充填せしめた
ので、断熱性、加工性および強度等の優れた特性以外に
、鉄板と貼り合わせることによりJis−A1ろ21−
1975.難燃1級に合格する高度の難燃性を示す効果
を得ることができだものである。
なお9本発明のポリオレフィン発泡体の用途は。
特に高度の難燃性が必要とされる断熱性天井材。
床利、壁材等の建築材料、自動車用内装材、家庭用電気
製渦部材その他に適している。
〔特性の測定方法、評価基準〕
なお9本発明の測定値は次の測定法による。
(1) 臭素含有率二元泡体を一定量採取し、精秤する
。この試料をフラスコ燃焼法で分解し、その吸収液を、
銀電極を用いて硝酸銀溶液で電位滴定する。この滴定曲
線より臭素量をめ2発泡体中の含有量を算出した。
(2) 発泡倍率:シート密度を発泡体の密度で除した
もので示した。
(3)発泡体の難燃性:厚さ0.6 m+n 、縦・横
各22価の鉄板に、厚さ4 mm 、縦・構台22cm
の発泡体を貼り付け、これをJIS−A1ろ21−19
75「建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法」表
面試験に準じて、燃焼時の時間温度面積(taθ)と発
煙係数(CA)を測定した。
(4) 引張強度:JIS−に6767−1976に準
じた。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて本発明の一実施態様を説明する
実施例1 酢酸ビニル含有量26重量係、密度0.949 。
M、■、4のエチレン−酢酸ビニル共重合体25重量部
、密度092ろ、 M、■、 3.7の低密度ポリエチ
レン75重量部、水酸化マグネシウム粉末100重量部
、 !l!I1.燃剤5R−TBA400プレポリマー
(p−1)30重量部9発泡剤アゾジカルボンアミド2
5重量部を加圧式ニーダ−で溶融混練し。
30mmφ二軸押出機を用いてペレット化した。このペ
レットを原料として30m+++φ押出機を用いて。
140℃で溶融押出し、2mm厚のソートを得た。
このシートを電子線照射装置で5 Mrad照射して架
橋させた。この架橋シートを230℃加熱溶融ノル;・
浴中で加熱発を包させることにより厚さ5BB10泡倍
率64倍の発泡体を得た。この発泡体をスライスして片
面スキン層を有する4mm厚のノートとし、22a++
角、06胴厚の亜鉛鉄板に熱融着しだ。こうして得た試
験片について、JIS−A1ろ21−1975規定の表
面試験を行ない。
tdθとCAをめた。さらに本発泡体の引張強度を測定
した。これらの測定結果は表1.実施例1に示したとお
りであり、 tdθ−O,CA<ろO2引張強度M D
 /T D = 5.6 / 5.2 (kg/crn
2)であった。明らかに、難燃1級の表面試験基準に合
格し、かつ高い強度を示していることが分った。
実施例2〜8.比較例1〜3 低結晶性熱可塑性樹脂として、実施例5では。
酢酸ビニル含有量14重量%、密度0.93 、 M、
I’。
ろ35のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、壕だ。
含水性無機充填剤に水酸化アルミニウムを用いたこと、
実施例7,8では、密度0.88.M、工、36の低結
晶性オレフィン系熱可塑性樹脂、タフマーを用いた点を
除けば、他の実施例、比較例とも。
実施例1と同じポリマーを用い2表1.実施例2〜8.
比較例1〜6に示した組成で配合した。さらに実施例1
と同様の方法で発泡体を得て表面試験、および引張試験
を行ない、結果を表1に示した。
実施例2〜8では、すべて本発明の要件を満たしている
ため、 taθ、CAとも難燃1級の基準を合格してお
り、かつ発泡体の強度も高い。
しかし、比較例1では、該樹脂(A)と該樹脂(S)と
の混合比(R)が本発明の要件を満たしていないだめ、
押出成形シートの段階で、極めてもろく。
強度も小さいものしか得られなかった。そのため発泡体
の評価を行なわなかった。
比較例2では含水性無機充填剤量が少なずぎ。
tdθ〉0となった。 比較例6では、逆に無機充填剤
量が多すぎたため9発泡時にガス抜けを起こし、正常な
発泡体が得られなかった。
比較例4 低結晶性熱可塑性樹脂として、酢酸ビニル含有量60重
世襲のエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた以外は、
実施例2と同じ組成で配合し、30mInφ押出機で押
出したが、成形ロールに粘着し。
まともなシートが得られなかった。そこで加圧式ニーダ
−で溶融混練したものを直接、加熱プレスで成形したの
ち電子線照射し、ソルト浴上で加熱発泡させた。この発
泡体の特性評価結果を表1に示した。taθ、CAは基
準を満足しているが、軟化点が低くすぎ、安定したシー
ト製造が困難であること、吸湿性のだめ、安定した発泡
性が得られず、気泡が粗れる結果2発泡体の強度が本発
明の発泡体に比べて、大幅に低いことが分った。
実施例9〜13.比較例5〜7 実施例11〜13では、難燃剤としてビスフェノールA
系臭素化エポキシ樹脂そのものを用いたLa)−71J
−+IAシha)−r&に一:ノ!!!I七’)’rr
+’11finイt1111が400.実施例12が1
200.実施例16が1500のものを用いたこと、比
較例6では、デカブロモジフェニルエーテル(DBE)
を用いたことを除けば1表2に示しだ組成で実施例1と
同様の方法で発泡体を得て表面試験を行なった。
実施例9〜13ではいずれも本発明の要件を満たすため
表面試験の結果も難燃1級の基準を満たしている。ただ
し、シート成形時における難燃剤のブリードアウトの点
ではTBA4DOよりもエポキシ当量の大きいTEA−
1200,1500およびTBA400のプレポリマー
の方が優れていた。
比較例5では9発泡体に含有す5A臭素化エポキシ樹脂
プレポリマーの量が不足しているため、CA〈60であ
るがtcLθ〉0 となっている。
また、比較例6では、逆に上述プレポリマーの量が多す
ぎるため、 tdθ−0であるがCA〉60となってい
る。比較例7では臭素化エポキシ樹脂の代りにDDEを
用いたものだが2発泡倍率が上らず、また、難燃効果も
劣り、 tdθ、OA ともに離燃1級の基準を満足し
ていない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 低結晶性熱可塑性樹脂(A)単独もしくは(4
    )と結晶性ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(B)との配
    合比Rl: R= (B)/ (A) ]が0〜4であ
    る樹脂成分100重量部に対して、含水性無機充填剤6
    0〜200重量部および、ビスフェノールA系臭素化エ
    ポキシ樹脂またはその架橋物を配合した発泡体であって
    、ビスフェノールA系臭素化エポキシ樹脂またはその架
    橋物中の臭素が発泡体に対して2〜10重量%含有され
    てなるポリオレフィン発泡体。
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