JPS6017780Y2 - 限流素子内蔵円筒形カット - Google Patents

限流素子内蔵円筒形カット

Info

Publication number
JPS6017780Y2
JPS6017780Y2 JP7163681U JP7163681U JPS6017780Y2 JP S6017780 Y2 JPS6017780 Y2 JP S6017780Y2 JP 7163681 U JP7163681 U JP 7163681U JP 7163681 U JP7163681 U JP 7163681U JP S6017780 Y2 JPS6017780 Y2 JP S6017780Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limiting element
current
current limiting
built
lower cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7163681U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57183650U (ja
Inventor
友則 深尾
Original Assignee
日本高圧電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本高圧電気株式会社 filed Critical 日本高圧電気株式会社
Priority to JP7163681U priority Critical patent/JPS6017780Y2/ja
Publication of JPS57183650U publication Critical patent/JPS57183650U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6017780Y2 publication Critical patent/JPS6017780Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は円筒形カットアウトの下端開口部に固着した下
部カバーに限流素子を一体に保持して耐雷性能を一段と
向上させるようにした構造に関する。
高圧配電線路の柱上変圧器の1次側には同変圧器を過負
荷あるいは短絡事故から保護する目的で円筒形カットア
ウトと称する保護機器が取付けられている。
そして近年では一部の襲雷地区で上記構造のものにさら
に閃絡角(放電電極)を付加した第1図のような構造の
ものが提案されている。
これは高圧配電線を伝搬してきた雷等の異常電圧がカッ
トアウトに侵入してきた場合、これをヒユーズ100を
介して円筒形カットアウトの下部カバー101の環状の
放電用中間電極102にいったん放電させ、さらに係合
片103を介してアースした閃絡角兼用の腕木取付金具
104に閃絡放電させ、その異常電圧を読会105を経
て大地に放電し、変圧器を雷害から保護するものである
がこの場合、閃絡時に発生する続流アークをカットアウ
ト内に備えたヒユーズによって遮断するためヒユーズ切
れはまぬがれずヒユーズの交換が必要となるほか制限電
圧が比較的高く、而も異常電圧に対する応答が遅いため
変圧器のブッシングでフラッシュオーバーを招ねくこと
があった。
故に近年においては酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、
これに微量の酸化コバル) (Cod)、酸化ビスマス
(Bib)等の金属酸化物を添加し、1300℃の高温
で焼成したすぐれた非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛の
焼結体を特性要素とするアレスターを高圧カットアウト
に内蔵して上記のヒユーズ切れあるいは変圧器の絶縁破
壊を防止するようにしたものが提案されている。
しかしながら、これらはカットアウトの本体内にアレス
ターを内蔵するという基本概念からあくまでも脱し切れ
ず高圧カットアウトとアレスターを単に一体に結合した
だけのため構造が複雑となり組付けがしにくく而も価格
も高いという欠点があった。
本案はこれらの点に鑑みて提案するもので、円筒形カッ
トアウトの本体の下端開口部に同開口部を密封栓と共に
封鎖すべく固着した合成樹脂製の下部カバーに対し非直
線抵抗特性を有する成形体よりなる限流素子を一体に保
持すると共に、この限流素子の一端を本体に固定した下
部固定電極の直接あるいは放電補助ギャップを介して接
続し、また他端をアースした放電電極兼用の腕木取付金
具に放電ギャップを形成して対向せしめたことを特徴と
するものである。
以下、本案の実施例について説明する。
1は磁器製の本体であり、その本体の中央に締着した支
持金具2を介して腕木取付金具3に連結している。
そして支持金具及び取付金具はアースした読会4を介し
て同じくアースされている。
5は本体の下端開口部1aに接着材によって固着したポ
リエチレン等の合成樹脂から成る下部カバーであり、カ
バー成形時その円筒形の延長部5aには酸化亜鉛(Zn
O)を主成分とし、これに微量の金属酸化物を添加し高
温にて焼成したすぐれた非直線抵抗特性を有する限流素
子7をその表面7aを露出させないようにインサートし
て、確実に保持し同時に表面への湿気の付着を防止して
漏洩電流が流れないようにしている。
なお、限流素子7は円筒状に形成した延長部に沿って設
けられるため断面を円形あるいは馬蹄形に成形したもの
を上下に2個直列にして使用する。
8は銀焼付等の処理を行なった端面7bに銀ろう、半田
によって接着した充電側電極であり、導電片9を介して
本体の下部固定電極10に接続している。
また11は下端面7b’に同じく接着したアース側電極
であり、閃絡角(放電電極)を兼用した腕木取付金具3
に対向して放電ギャップGを形成している。
5Cは放電孔示す。
12は下部固定電極10を側面の突出部1bに接着して
側方へ導出した下部日出線であり、目出線の芯線13に
圧着したボルト14をナツト15により内側より締付け
て同日出線を本体に固定する。
また芯線13は下部固定電極10にビス16によって接
続されている。
17は本体内に上下方向に保持されるヒユーズ筒であり
、その下部可動電極18は上記下部固定電極に接触して
いる。
19はヒユーズであり、下端放出口17aよりいったん
折り返らされその先端を下部可動電極18に接続してい
る。
20はヒユーズの遮断時ヒユーズ筒の突き上げを防止す
るために本体の内段部1cと下部電極間に介在する緩衝
リング、21は同じく緩衝シート、23はラッパ状に形
成した下部カバーの拡開部5bの係合片22によって取
脱自在に挿着した合成樹脂製の密栓、24は密栓と下部
カバーの両者を連結する紐を示す。
上記構造において、今、雷等の異常電圧の侵入があると
その異常電圧はアース側電極11と取付金具3間に印加
され両者間で形成される放電ギヤ°ツブGで閃絡放電が
起り、放電電流はヒユーズ19−ヒユーズ筒の下部電極
18−下部固定電極1〇−導電片9−充電側電極8−限
流素子7−アース側電極11−放電ギャップG−腕木取
付金具3を経て大地に安全に放電される。
この場合、限流素子はすぐれた非直線抵抗特性を有する
酸化亜鉛を主成分とする焼結体を使用しているため、電
力系統からの商用周波は重量されず続流が起らないため
ヒユーズ切れも起らず、而も制限電圧も小さく押えられ
るため変圧器の絶縁破壊を確実に防止する。
なお、上記構造において充電側電極8と下部固定電極1
0間に第4図の如く、更に放電補助ギャップgを形成す
るようにすればこれと直列の限流素子7は充電部から切
り離され、常時対地電圧が印加されないため同素子には
漏洩電流が流れず素子の熱的劣化を確実に防止でき素子
寿命の長期化を計ることができる。
また下部カバーに対する限流素子の保持手段としては上
記の同時成形によるインサートの外、特に上記の如く放
電補助ギャップを形成した場合には湿気等が素子の表面
に付着しても漏洩電流の経路を遮断するため素子の全表
面を覆わなくてもよく、シたがってカバーの延長部5a
の内面に凹状の収納部を形成しておき、これに限流素子
を収納し一体に接着する方法でもよい。
本案は以上の構造から戒り、雷インパルスが侵入した場
合にも磁器本体内に内蔵した限流素子によって雷電流を
安全に大地へ放電することができ、而も雷電圧(異常電
圧)が小さく制限されるため変圧器の絶縁破壊も防止で
きるほか、同素子が無続流のためヒユーズ切れも確実に
防止できる特長がある。
また上記の限流素子はその断面が円形あるいは馬蹄形に
形成され而も磁器本体の下端開口部を密封栓とともに封
鎖すべく同開口部に固着した下部カバーに対し一体に保
持するようにしたため、素子保持用に特別の保持手段(
部材)を必要とせずまた限られた磁器本体内のスペース
が有効に利用できる結果、従来のアレスター内蔵円筒形
カットアウトに比べて組付が簡単になると同時に形状が
大形になったり重量が重くなったりすることもなく而も
安価に製作できる特長がある。
さらに限流素子に対しその充電側に直列に放電補助ギャ
ップを設ければ漏洩電流を確実に遮断でき、また下部カ
バーの延長部に成形する場合素子の表面を覆うようにイ
ンサートすれば湿気等の付着もなく、同素子の絶縁抵抗
も低下しないため漏洩電流が流れず、同電流による熱的
劣化をも確実に防止できる等すぐれた特長を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来形の閃絡角付円筒形カットアウトの要部を
示す半断面図、第2図は本考案の実施例の要部を示す破
断面図、第3図は第2図の底面側より見た概略断面図、
第4図は本考案の他の実施例の要部を示す破断面図であ
る。 1・・・・・・本体、1a・・・・・・下部開口部、3
・・・・・・腕木取付金具、5・・・・・・下部カバー
、5a・・・・・・延長部、7・・・・・・限流素子、
10・・・・・・下部固定電極、G・・・・・・放電ギ
ャップ、g・・・・・・放電補助ギャップ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒形カットアウトの本体の下端開口部に同開口部
    を密封栓とともに封鎖すべく固着した合成樹脂製の下部
    カバーに対し非直線抵抗特性を有する成形体よりなる限
    流素子を一体に保持すると共に、この限流素子の一端を
    本体に固定して下部固定電極の直接あるいは放電補助ギ
    ャップを介して接続し、また他端をアースした放電電極
    兼用の腕木取付金具に放電ギャップを形成して対向せし
    めたことを特徴とする限流素子内蔵円筒形カットアウト
    。 2 上記限流素子が強化亜鉛(ZnO)を主成分とした
    断面が円形あるいは馬蹄形の焼結体であり、而も本体の
    下端開口部の内壁に沿った下部カバーの延長部に一体に
    保持されていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の限流素子内蔵円筒形カットアウト。 3 上記限流素子が下部カバーの成形時にその表面が同
    時に覆われるようにインサートされていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の限流素子内蔵
    円筒形カットアウト。
JP7163681U 1981-05-18 1981-05-18 限流素子内蔵円筒形カット Expired JPS6017780Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7163681U JPS6017780Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18 限流素子内蔵円筒形カット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7163681U JPS6017780Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18 限流素子内蔵円筒形カット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57183650U JPS57183650U (ja) 1982-11-20
JPS6017780Y2 true JPS6017780Y2 (ja) 1985-05-30

Family

ID=29867424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7163681U Expired JPS6017780Y2 (ja) 1981-05-18 1981-05-18 限流素子内蔵円筒形カット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6017780Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57183650U (ja) 1982-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3849750A (en) Line protector for a communication circuit
US4056840A (en) Line protector for communications circuit
RU2260220C2 (ru) Разрядник для защиты от перенапряжений
GB2222023A (en) Arrester apparatus
US4540968A (en) Open fuse cutout
JPS6360514B2 (ja)
US3559141A (en) Underground electric power cable fuse housing having a semi-conductive corona shield
US4542363A (en) Open fuse cutout
JP3936104B2 (ja) 封入型ヒューズ組立体
JPS6017780Y2 (ja) 限流素子内蔵円筒形カット
JPH0243085Y2 (ja)
JP2010016237A (ja) 避雷装置
JPS6228039Y2 (ja)
JPS6042417Y2 (ja) 配電用碍子
JPS5930993Y2 (ja) 筒形カツトアウト
JPS6321082Y2 (ja)
JP3276482B2 (ja) 避雷ユニット及びそれを備えた避雷碍子装置
KR860003368Y1 (ko) 바이메탈을 이용한 자기 복구형 피뢰기
JPS6019317Y2 (ja) 限流素子内蔵円筒形カツトアウト
JPH0126076Y2 (ja)
JPS603478Y2 (ja) 箱形カツトアウトスイツチ
JPS626643Y2 (ja)
JPS6326912Y2 (ja)
JPH0319206Y2 (ja)
JPH0628768Y2 (ja) カットアウトの避雷器内蔵形補助碍子