JPS6019317Y2 - 限流素子内蔵円筒形カツトアウト - Google Patents
限流素子内蔵円筒形カツトアウトInfo
- Publication number
- JPS6019317Y2 JPS6019317Y2 JP6807183U JP6807183U JPS6019317Y2 JP S6019317 Y2 JPS6019317 Y2 JP S6019317Y2 JP 6807183 U JP6807183 U JP 6807183U JP 6807183 U JP6807183 U JP 6807183U JP S6019317 Y2 JPS6019317 Y2 JP S6019317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- limiting element
- current limiting
- built
- current
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本案は限流素子内蔵円筒形カットアウトの改良に係り、
限流素子の内蔵に際して従来の磁器本体を変更すること
なくそのま）使用でき、また組付も簡単に行なえ而も耐
雷性能を損なわないようにした構造に関するものである
。
限流素子の内蔵に際して従来の磁器本体を変更すること
なくそのま）使用でき、また組付も簡単に行なえ而も耐
雷性能を損なわないようにした構造に関するものである
。
近年、高圧配電線路の柱上用変圧器の１次側には非直線
抵抗特性を有する限流素子を本体に内蔵した円筒形カッ
トアウトが耐電対策の一環として一部で使用されている
。
抵抗特性を有する限流素子を本体に内蔵した円筒形カッ
トアウトが耐電対策の一環として一部で使用されている
。
ところで、これら従来の限流索子内蔵円筒形カットアウ
トにおいては円柱あるいはドーナツ形状の限流素子を磁
器本体に内蔵する場合従来形の磁器本体をそのま）使用
することができず本体を大きくしたり、複雑にしたりす
る等本体の大幅な形状変更が必要であり、どうしても重
量が重くなったり、製作コストが高くなったりする等の
問題があった。
トにおいては円柱あるいはドーナツ形状の限流素子を磁
器本体に内蔵する場合従来形の磁器本体をそのま）使用
することができず本体を大きくしたり、複雑にしたりす
る等本体の大幅な形状変更が必要であり、どうしても重
量が重くなったり、製作コストが高くなったりする等の
問題があった。
また本体に内蔵する限流素子は比較的本体内の奥深い位
置に組付けられているため素子の取付けや電極の接続が
やりにくいと言う問題があった。
置に組付けられているため素子の取付けや電極の接続が
やりにくいと言う問題があった。
また取付けあるいは運搬の面で取扱いにくい等の問題も
あった。
あった。
本案はこれらの問題を一掃するために提案するもので、
上方の保持部８ｂに酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分とする
半円弧状の焼結体からなる限流素子１１を一体に保持せ
しめた筒状の絶縁支持部材８を円筒形の本体１の下端開
口部１ａに対し固着して上記保持部８ｂの限流素子１１
を下端開口部１ａの内壁１ｂに沿って同心的に設けると
共に、上記限流素子１１の上部の端面１１ａに接続する
充電側電極１２を本体１内に固設した下部固定電極３に
接続し、また同素子１１の下部の端面１１ｂに接続する
接地側電極１５をアースした放電電極兼用の支持金具１
７に対し放電ギャップを介して対向させたことを特徴と
するものである。
上方の保持部８ｂに酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分とする
半円弧状の焼結体からなる限流素子１１を一体に保持せ
しめた筒状の絶縁支持部材８を円筒形の本体１の下端開
口部１ａに対し固着して上記保持部８ｂの限流素子１１
を下端開口部１ａの内壁１ｂに沿って同心的に設けると
共に、上記限流素子１１の上部の端面１１ａに接続する
充電側電極１２を本体１内に固設した下部固定電極３に
接続し、また同素子１１の下部の端面１１ｂに接続する
接地側電極１５をアースした放電電極兼用の支持金具１
７に対し放電ギャップを介して対向させたことを特徴と
するものである。
以下、本案の実施例について説明する。
１は限流素子を内蔵していない従来形と同じ大きさから
なる円筒形の磁器の本体であり、その本体内にはヒユー
ズ筒２が上下方向に収納保持されている。
なる円筒形の磁器の本体であり、その本体内にはヒユー
ズ筒２が上下方向に収納保持されている。
３は本体内に固設した下部固定電極でありヒユーズ筒の
下部可動電極４と接触している。
下部可動電極４と接触している。
５は下部固定電極３と電線接続端子６とを接続する接続
板、１０は接続端子６に備えた電線締付用ビス、７はヒ
ユーズ筒に装着したヒユーズ、８はポリエチレン等の合
成樹脂よりなる筒状の絶縁支持部材であり、その上方の
保持部８ｂには酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分とする焼結
体からなる半円弧状の限流素子１１を一体に保持してい
る。
板、１０は接続端子６に備えた電線締付用ビス、７はヒ
ユーズ筒に装着したヒユーズ、８はポリエチレン等の合
成樹脂よりなる筒状の絶縁支持部材であり、その上方の
保持部８ｂには酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分とする焼結
体からなる半円弧状の限流素子１１を一体に保持してい
る。
限流素子を一体に保持した絶縁支持部材８は保持部８ｂ
つまり限流素子１１が下端開口部１ａ内に位置するよう
に接着剤９によって下端開口部１ａに固着されるが、こ
の固着により限流素子１１は下端開口部の内壁１ｂに沿
って同心的に配置（内蔵）される。
つまり限流素子１１が下端開口部１ａ内に位置するよう
に接着剤９によって下端開口部１ａに固着されるが、こ
の固着により限流素子１１は下端開口部の内壁１ｂに沿
って同心的に配置（内蔵）される。
なお、絶縁支持部材８は限流素子１１を一体に保持する
ための上方の保持部８ｂのほか、保持部の先端を内方へ
せばめるようにして形成したヒユーズ筒の挿入ガイド部
８Ｃと、電線接続端子６のビス１０を締付けるために縦
方向に形成したドライバー用案内孔８ｄと、外端が外部
側方に連通しまた内端が部材中に位置する放電用小孔８
ａとを備え、さらに下端部８ｅはヒユーズ筒に装着した
ヒユーズ７が溶断しこれに伴ってヒユーズ筒が垂下した
場合に下部の表示体２ａが上記の下端８ｅより突出して
外部から溶断状態が直接目視できるようにヒユーズ筒の
垂下位置より短く形成されている。
ための上方の保持部８ｂのほか、保持部の先端を内方へ
せばめるようにして形成したヒユーズ筒の挿入ガイド部
８Ｃと、電線接続端子６のビス１０を締付けるために縦
方向に形成したドライバー用案内孔８ｄと、外端が外部
側方に連通しまた内端が部材中に位置する放電用小孔８
ａとを備え、さらに下端部８ｅはヒユーズ筒に装着した
ヒユーズ７が溶断しこれに伴ってヒユーズ筒が垂下した
場合に下部の表示体２ａが上記の下端８ｅより突出して
外部から溶断状態が直接目視できるようにヒユーズ筒の
垂下位置より短く形成されている。
なお、上記の限流素子１１は絶縁支持部材８の′成形時
にインサートにより保持されたり、支持部材の成形後に
接着等の方法によって一体に保持される。
にインサートにより保持されたり、支持部材の成形後に
接着等の方法によって一体に保持される。
１２は限流素子１１の上部の一端１１ａに接続した充電
側電極であり下部固定電極３に対し連結板１３を介して
接続している。
側電極であり下部固定電極３に対し連結板１３を介して
接続している。
１４は接続用のビスを示す。
１５は下部の端面１１ｂに接続した接地側電極であり放
電用小孔８ａの内端側に位置した同電極を本体１を読会
１６．こ取付けるためのアースした放電電極兼用の支持
金具１７に対し放電ギャップＧを介して対向させている
。
電用小孔８ａの内端側に位置した同電極を本体１を読会
１６．こ取付けるためのアースした放電電極兼用の支持
金具１７に対し放電ギャップＧを介して対向させている
。
以上の構成からなる本案のカットアウトにおいては内蔵
した限流素子１１が限流素子の接地側電極１５とアース
側の支持金具１７との間で形成する放電ギャップＧによ
って平常時は絶縁されているため限流素子は不動作状態
にあり、高圧引下線を経てヒユーズ７−下部可動電極４
−下部固定電極３−接続板５−電線接続端子６−高圧引
下線一変圧器の１次側端子に至る通常のカットアウトと
変わらない電路が形成される。
した限流素子１１が限流素子の接地側電極１５とアース
側の支持金具１７との間で形成する放電ギャップＧによ
って平常時は絶縁されているため限流素子は不動作状態
にあり、高圧引下線を経てヒユーズ７−下部可動電極４
−下部固定電極３−接続板５−電線接続端子６−高圧引
下線一変圧器の１次側端子に至る通常のカットアウトと
変わらない電路が形成される。
そしてこの状態においていったん雷サージ等の異常電圧
の侵入があれば今度はこの電圧や放電ギャップＧに印加
されるため同ギャップで放電が発生し、高圧引下線−ヒ
ユーズ７−下部可動電極４−下部固定電極３一連結板１
３−充電側電極１２−限流素子１１−接地側電極１５−
放電ギャップＧ−支持金具１７の放電経路にて大地に逃
がされるのであるが、この場合放電経路には上記のごと
く非直線性抵抗特性を有する限流素子１１が直列に介在
しているため放電電流のみを同素子を介して大地に瞬時
に流し異常電圧を低く制限し同時に続流アークを遮断し
て変圧器の絶縁破壊とカットアウトのヒユーズ切れが防
止される。
の侵入があれば今度はこの電圧や放電ギャップＧに印加
されるため同ギャップで放電が発生し、高圧引下線−ヒ
ユーズ７−下部可動電極４−下部固定電極３一連結板１
３−充電側電極１２−限流素子１１−接地側電極１５−
放電ギャップＧ−支持金具１７の放電経路にて大地に逃
がされるのであるが、この場合放電経路には上記のごと
く非直線性抵抗特性を有する限流素子１１が直列に介在
しているため放電電流のみを同素子を介して大地に瞬時
に流し異常電圧を低く制限し同時に続流アークを遮断し
て変圧器の絶縁破壊とカットアウトのヒユーズ切れが防
止される。
本案は以上のように上方の保持部８ｂに酸化亜鉛（Ｚｎ
Ｏ）を主成分とする半円弧状の焼結体からなる限流素子
１１を一体に保持せしめた筒状の絶縁支持部材８を円筒
形の本体１の下端開口部１ａに対し固着して上記保持部
８ｂの限流素子１１を下端開口部１ａの内壁１ｂに沿っ
て同心的に設けると共に、上記限流素子１１の上部の端
面１１ａに接続する充電側電極１２を本体１内に固設し
た下部固定電極３に接続腰また同素子１１の下部の端面
１１ｂに接続する接地側電極１５をアースした放電電極
兼用の支持金具１７に対し放電ギャップＧを介して対向
させた結果、雷サージ等の異常電圧が配電線を広幅して
柱上用変圧器に侵入しようとしても、本体に内蔵した限
流素子により放電電流のみを大地に逃がして電圧を低く
制限腰続流を遮断するため柱上用変圧器を雷サージの絶
縁破壊から護ることができまたカットアウトのヒユーズ
切れが防止できるのは勿論のこと、限流素子を内蔵する
場合は同限流素子をあらかじめ一体に保持した絶縁支持
部材を本体の下端開口部に対し固着するだけでいいため
取付作業が簡単に行える。
Ｏ）を主成分とする半円弧状の焼結体からなる限流素子
１１を一体に保持せしめた筒状の絶縁支持部材８を円筒
形の本体１の下端開口部１ａに対し固着して上記保持部
８ｂの限流素子１１を下端開口部１ａの内壁１ｂに沿っ
て同心的に設けると共に、上記限流素子１１の上部の端
面１１ａに接続する充電側電極１２を本体１内に固設し
た下部固定電極３に接続腰また同素子１１の下部の端面
１１ｂに接続する接地側電極１５をアースした放電電極
兼用の支持金具１７に対し放電ギャップＧを介して対向
させた結果、雷サージ等の異常電圧が配電線を広幅して
柱上用変圧器に侵入しようとしても、本体に内蔵した限
流素子により放電電流のみを大地に逃がして電圧を低く
制限腰続流を遮断するため柱上用変圧器を雷サージの絶
縁破壊から護ることができまたカットアウトのヒユーズ
切れが防止できるのは勿論のこと、限流素子を内蔵する
場合は同限流素子をあらかじめ一体に保持した絶縁支持
部材を本体の下端開口部に対し固着するだけでいいため
取付作業が簡単に行える。
また同時に限流素子が下端開口部内に配置されるため素
子の充電側電極とカットアウトの固定電極との接続作業
も下端開口部側より簡単に行える。
子の充電側電極とカットアウトの固定電極との接続作業
も下端開口部側より簡単に行える。
また内蔵に際しては筒状の絶縁支持部材の保持部に半円
弧状の限流素子を一体に保持して下端開口部の内壁に対
し同心的に配置するため下端開口部の限られた空間を有
効に利用でき、したがつて磁器本体を大きくしなくても
従来形の磁器本体がそのま）使用できるため安価かつ小
形に製作できる等の特長を有するもので極めて実用性、
合理性が高いものである。
弧状の限流素子を一体に保持して下端開口部の内壁に対
し同心的に配置するため下端開口部の限られた空間を有
効に利用でき、したがつて磁器本体を大きくしなくても
従来形の磁器本体がそのま）使用できるため安価かつ小
形に製作できる等の特長を有するもので極めて実用性、
合理性が高いものである。
第１図は本考案の実施例を示す限流素子内蔵円筒形カッ
トアウトの要部を破断した正面図、第２図は第１図にお
けるＡ−Ａ’よりみた概略断面図を示す。 １・・・・・・本体、１ａ・・・・・・下端開口部、１
ｂ・・・・・・内壁、８・・・・・・絶縁支持部材、８
ａ・・・・・・放電用小孔８ｂ、８ｂ・・・・・・保持
部、８ｅ・・・・・・下端、１１・・・・・・限流素子
、ｌｌａ・・・・・・上部の端面、ｌｌｂ・・・・・・
下部の端面、１２・・・・・・充電側電極、１５・・・
・・・接地側電極、１７・・・・・・支持金具、Ｇ・・
・・・・放電ギャップ。
トアウトの要部を破断した正面図、第２図は第１図にお
けるＡ−Ａ’よりみた概略断面図を示す。 １・・・・・・本体、１ａ・・・・・・下端開口部、１
ｂ・・・・・・内壁、８・・・・・・絶縁支持部材、８
ａ・・・・・・放電用小孔８ｂ、８ｂ・・・・・・保持
部、８ｅ・・・・・・下端、１１・・・・・・限流素子
、ｌｌａ・・・・・・上部の端面、ｌｌｂ・・・・・・
下部の端面、１２・・・・・・充電側電極、１５・・・
・・・接地側電極、１７・・・・・・支持金具、Ｇ・・
・・・・放電ギャップ。
Claims (1)
- 上方の保持部８ｂに酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分とする
半円弧状の焼結体からなる限流素子１１を一体に保持せ
しめた筒状の絶縁支持部材８を円筒形の本体１の下端開
口部１ａに対し固着して上記保持部８ｂの限流素子１１
を下端開口部１ａの内壁１ｂに沿って同心的に設けると
共に、上記限流素子１１の上部の端面１１ａに接続する
充電側電極１２を本体１内に固設した下部固定電極３に
接続し、また同素子１１の下部の端面１１ｂに接続する
接地側電極１５をアースした放電電極兼用の支持金具１
７に対し放電ギャップＧを介して対向させたことを特徴
とする限流素子内蔵円筒形カットアウト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6807183U JPS6019317Y2 (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | 限流素子内蔵円筒形カツトアウト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6807183U JPS6019317Y2 (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | 限流素子内蔵円筒形カツトアウト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59112457U JPS59112457U (ja) | 1984-07-30 |
| JPS6019317Y2 true JPS6019317Y2 (ja) | 1985-06-11 |
Family
ID=30198256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6807183U Expired JPS6019317Y2 (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | 限流素子内蔵円筒形カツトアウト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6019317Y2 (ja) |
-
1983
- 1983-05-07 JP JP6807183U patent/JPS6019317Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59112457U (ja) | 1984-07-30 |
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