JPS60176592A - 光学活性1−(4−フエノキシフエノキシ)プロパン−2−オ−ルの生化学的製法 - Google Patents
光学活性1−(4−フエノキシフエノキシ)プロパン−2−オ−ルの生化学的製法Info
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- JPS60176592A JPS60176592A JP3402184A JP3402184A JPS60176592A JP S60176592 A JPS60176592 A JP S60176592A JP 3402184 A JP3402184 A JP 3402184A JP 3402184 A JP3402184 A JP 3402184A JP S60176592 A JPS60176592 A JP S60176592A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下記式(I)で示される(±”)−1−(4−
フェノキシフェノキシ)−プロパン−2−オールの生化
学的光学分割法に関する。更に詳しくは微生物が生産す
るエステラーゼあるいは動物臓器由来のエステラーゼを
(±)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−
2−オールの有機カルボン酸(炭素数1〜18個の飽和
または不飽和のカルボン酸)エステルに作用させて不斉
加水分解して、光学純度の高い光学活性1−(4−フェ
ノキシフェノキシ)プロパン−2−オールとその対掌体
のエステルを得ることによる工業的に有利な1−(4−
フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの生化学
的光学分割法に関する。
フェノキシフェノキシ)−プロパン−2−オールの生化
学的光学分割法に関する。更に詳しくは微生物が生産す
るエステラーゼあるいは動物臓器由来のエステラーゼを
(±)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−
2−オールの有機カルボン酸(炭素数1〜18個の飽和
または不飽和のカルボン酸)エステルに作用させて不斉
加水分解して、光学純度の高い光学活性1−(4−フェ
ノキシフェノキシ)プロパン−2−オールとその対掌体
のエステルを得ることによる工業的に有利な1−(4−
フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの生化学
的光学分割法に関する。
上記式(Ilで示される1−(4−フェノキシフェノキ
シ)プロパン−2−オールは、例えば優れた有害生物防
除活性を有する式(I[)で示される新規なエーテル化
合物の重要な中間体である。
シ)プロパン−2−オールは、例えば優れた有害生物防
除活性を有する式(I[)で示される新規なエーテル化
合物の重要な中間体である。
上記式(n)で示されるエーテル化合物は、これを家畜
または家禽用の飼料または飲料水に混入させ 、家畜または家禽に摂食させる か、経口的に投与することにより有効成分をそれらの排
泄物中に混在させ1、これによって排泄物または排泄物
による堆肥に発生するハエ類を駆除することができ、よ
って特に公衆衛生上極めて有用な化合物である。
または家禽用の飼料または飲料水に混入させ 、家畜または家禽に摂食させる か、経口的に投与することにより有効成分をそれらの排
泄物中に混在させ1、これによって排泄物または排泄物
による堆肥に発生するハエ類を駆除することができ、よ
って特に公衆衛生上極めて有用な化合物である。
上記式(It)で示されるエーテル化合物は、不斉炭素
を1ケ有することから、2種の光学異性体が存在する。
を1ケ有することから、2種の光学異性体が存在する。
その中、(S)−配置を有するエーテル化合物は、(R
)−配置のものに比し、約4倍の活性(家バエでの羽化
阻害活性)を有することから、その合成中間体としての
光学活性な一般式(Ilで示される1−(4−フェノキ
シフェノキシ)プロパン−2−オールの有利な取得法の
開発が望まれている。
)−配置のものに比し、約4倍の活性(家バエでの羽化
阻害活性)を有することから、その合成中間体としての
光学活性な一般式(Ilで示される1−(4−フェノキ
シフェノキシ)プロパン−2−オールの有利な取得法の
開発が望まれている。
このような状況の下に、本発明者らは工業的に有利な(
±)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2
−オールの光学分割法を確立すべく研究を重ねた結果、
微生物エステラーゼあるいは動物臓器由来のエステラー
ゼを(±)=1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ
ン−2−オールの有機カルボン酸(炭素数1〜18個の
飽和または不飽和の有機カルボン酸)エステルに作用さ
せることにより極めて光学純度の高い光学活性t−(4
−フェノキシフェノキシ)−プロパンー2−オールとそ
の対掌体のエステルが得られることを見い出し、これに
種々の検討を加え本発明を完成するに至った。
±)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2
−オールの光学分割法を確立すべく研究を重ねた結果、
微生物エステラーゼあるいは動物臓器由来のエステラー
ゼを(±)=1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ
ン−2−オールの有機カルボン酸(炭素数1〜18個の
飽和または不飽和の有機カルボン酸)エステルに作用さ
せることにより極めて光学純度の高い光学活性t−(4
−フェノキシフェノキシ)−プロパンー2−オールとそ
の対掌体のエステルが得られることを見い出し、これに
種々の検討を加え本発明を完成するに至った。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明方法において原料として使用される(ト)−1−
(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの
有機カルボン酸(炭素数1〜18個の飽和の有機カルボ
ン酸)エステルの製造は、エステル製造の常法、例えば
(ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−
2−オールに有機カルボン酸の無水物を反応させる方法
、あるいは有機カルボン酸クロライドを有機塩基の存在
下で反応させることなどにより容易に製造することがで
きる。
(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの
有機カルボン酸(炭素数1〜18個の飽和の有機カルボ
ン酸)エステルの製造は、エステル製造の常法、例えば
(ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−
2−オールに有機カルボン酸の無水物を反応させる方法
、あるいは有機カルボン酸クロライドを有機塩基の存在
下で反応させることなどにより容易に製造することがで
きる。
本発明で使用されるエステラーゼを生産する微生物とし
ては、ffl−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロ
パン−2−オールの有機カルボン酸エステルを不斉加水
分解する能力を有するエステラーゼ(ここで、エステラ
ーゼとはリパーゼを含む広義のエステラーゼを意味する
。)を生産する微生物であればよく、特に限定されるも
のではない。
ては、ffl−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロ
パン−2−オールの有機カルボン酸エステルを不斉加水
分解する能力を有するエステラーゼ(ここで、エステラ
ーゼとはリパーゼを含む広義のエステラーゼを意味する
。)を生産する微生物であればよく、特に限定されるも
のではない。
このような微生物の具体例としては、シュードモナス(
Pseudomonas)i4、クロモバクテリウム(
Chromobacterium)属、7 JL/ ス
0バクター(Arthrobacter )属、アルカ
リゲネス(Al cal i −genes )属、キ
ャンディダ(Candida )属、アクロモバクタ−
(Achromobacter)属、ツカルティア(N
ocardia )肩、フラボバクテリウム(Flav
obacterium )属、トルロプシス(Tolu
lo−psis )属、ブレビバクテリウム(Brev
ibacterium)属、バチルス(BacNlus
)属、ニスケリシア(Escherichia )属
、ミクロコツカス(Microco−ccus )胸、
ハンセヌラ()lansenula ) 祠、ムコール
(Mucor )属に属する微生物が挙げられる。
Pseudomonas)i4、クロモバクテリウム(
Chromobacterium)属、7 JL/ ス
0バクター(Arthrobacter )属、アルカ
リゲネス(Al cal i −genes )属、キ
ャンディダ(Candida )属、アクロモバクタ−
(Achromobacter)属、ツカルティア(N
ocardia )肩、フラボバクテリウム(Flav
obacterium )属、トルロプシス(Tolu
lo−psis )属、ブレビバクテリウム(Brev
ibacterium)属、バチルス(BacNlus
)属、ニスケリシア(Escherichia )属
、ミクロコツカス(Microco−ccus )胸、
ハンセヌラ()lansenula ) 祠、ムコール
(Mucor )属に属する微生物が挙げられる。
これらの6属に属する代表的な菌株名を下記に例示する
が、本発明の微生物はこれらの例示に限定されるもので
はない。
が、本発明の微生物はこれらの例示に限定されるもので
はない。
(2) アルスロバクタ−・シンプレックス IFO−
12069Arthrobacter simplex
(8) フラボバクテリウム・アルボレッセンス IF
O−a750FJavobacterjum arbo
rescens(4)トルロプシス・キャンディダ I
FO−08801”orulopsis candid
a(5) ブレビバクテリウム・アンモニアゲネス I
FO−12072Brevibacterium am
moni+Lgenes(6) バチルス・リケニホル
ミス IFO−12197Haeilhls Iich
eniformis(7) バチルス・スフエリカス
IFO−8528Bacillus 5phaelic
us(8) ニスケリシア・コリ IFO−8801E
scharichia coli (9) ハンセヌラ・サチュルヌス IFO−0117
Hansenula saturnus(M)) ’i
、クロコツカス・パリアンス IFO−8765M1c
roooccus varians(U) クロモバク
テリウム・ビスコサム ATCC−e91sChrom
obacterium viscosum(12) シ
ュードモナス・フルオレッセンス IFO−8081P
seudomonas fluoreseens(1B
) アルスロバクタ−・ウレアファシェンス ATCC
−7562Arthrobacter 1reafac
iens(14) アルカリゲネス・フエーカリス I
FO−12669Alcaligenes faeoa
lis(15) キャンディダ・ユテリス IFO−0
988Candjda utilis (16) アクロモバクタ−・スペシーズ ATCC−
219ATCC−21910Achro、sp。
12069Arthrobacter simplex
(8) フラボバクテリウム・アルボレッセンス IF
O−a750FJavobacterjum arbo
rescens(4)トルロプシス・キャンディダ I
FO−08801”orulopsis candid
a(5) ブレビバクテリウム・アンモニアゲネス I
FO−12072Brevibacterium am
moni+Lgenes(6) バチルス・リケニホル
ミス IFO−12197Haeilhls Iich
eniformis(7) バチルス・スフエリカス
IFO−8528Bacillus 5phaelic
us(8) ニスケリシア・コリ IFO−8801E
scharichia coli (9) ハンセヌラ・サチュルヌス IFO−0117
Hansenula saturnus(M)) ’i
、クロコツカス・パリアンス IFO−8765M1c
roooccus varians(U) クロモバク
テリウム・ビスコサム ATCC−e91sChrom
obacterium viscosum(12) シ
ュードモナス・フルオレッセンス IFO−8081P
seudomonas fluoreseens(1B
) アルスロバクタ−・ウレアファシェンス ATCC
−7562Arthrobacter 1reafac
iens(14) アルカリゲネス・フエーカリス I
FO−12669Alcaligenes faeoa
lis(15) キャンディダ・ユテリス IFO−0
988Candjda utilis (16) アクロモバクタ−・スペシーズ ATCC−
219ATCC−21910Achro、sp。
ml ムコール・プシラス IFO−9856Muco
r pusillus コレラノ菌株ハイずれもAJnerican Type
Cu1ureCollection (ATCC)あ
るいは大阪型の財団法人醗酵研究所(IFO)に保存さ
れ、これらの保存機関より入手することができる。
r pusillus コレラノ菌株ハイずれもAJnerican Type
Cu1ureCollection (ATCC)あ
るいは大阪型の財団法人醗酵研究所(IFO)に保存さ
れ、これらの保存機関より入手することができる。
また、これらの微生物起源のエステラーゼのなかには市
販されているものがあり、容易に入手することができる
。市販エステラーゼの具体例としてはシュードモナス属
のり1<−ゼ(天野製薬製)、ムコール属のリパーゼ(
リノで一ゼM−AP(天野製薬製))、キャンデイダ・
シリンドラッセのリパーゼ(リパーゼMY(6糖産業*
))、アルカリ土類金属のりノf−ゼ(リノ(−ゼPL
(8糖産業製))、アクロモノ〈フタ−属のリパーゼ(
リパーゼAL(8糖産業製))、アルスロバクタ−属の
リパーゼ(リノf−ゼ合同BSL(合同油精製))、同
じくアルスロノ(フタ−属のリパーゼ(新日本化学工業
製)、クロモバクテリウム属のリパーゼ(東洋醸造*)
などが挙げられる。
販されているものがあり、容易に入手することができる
。市販エステラーゼの具体例としてはシュードモナス属
のり1<−ゼ(天野製薬製)、ムコール属のリパーゼ(
リノで一ゼM−AP(天野製薬製))、キャンデイダ・
シリンドラッセのリパーゼ(リパーゼMY(6糖産業*
))、アルカリ土類金属のりノf−ゼ(リノ(−ゼPL
(8糖産業製))、アクロモノ〈フタ−属のリパーゼ(
リパーゼAL(8糖産業製))、アルスロバクタ−属の
リパーゼ(リノf−ゼ合同BSL(合同油精製))、同
じくアルスロノ(フタ−属のリパーゼ(新日本化学工業
製)、クロモバクテリウム属のリパーゼ(東洋醸造*)
などが挙げられる。
また、動物臓器由来のエステラーゼとしては、ffl−
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ルの有機カルボン酸エステルを不斉加水分解する能力を
有するエステラーゼ(ここで、エステラーゼとはリパー
ゼを含む広義のエステラーゼを意味する。)であればよ
く、特に限定されるものではない。
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ルの有機カルボン酸エステルを不斉加水分解する能力を
有するエステラーゼ(ここで、エステラーゼとはリパー
ゼを含む広義のエステラーゼを意味する。)であればよ
く、特に限定されるものではない。
この様なエステラーゼの具体例としては、豚膵臓由来の
パンクレアチン、子豚膵臓由来のステアプシンなどが挙
げられる。
パンクレアチン、子豚膵臓由来のステアプシンなどが挙
げられる。
上記のような微生物起源または動物臓器由来のエステラ
ーゼにおいて、工業規模での実施時には、入手のし易さ
から微生物起源のエステラーゼの使用が好ましく、中で
も不斉収率の点でシx−)’ モナス(p、seudo
monas )属、ムコール(Mucor )属、クロ
モバクテリウA(Chromo−bacterium
、 )属、ニスケリシフ (Escherichia)
属、アルスロバクタ−(Arthrobacter )
屑、アルカリゲネス(Alcaligenes )属、
バチルス(Bacillus )属、ノカルディア (
Nocardia )属に属する微生物の生産するエス
テラーゼが好ましい。
ーゼにおいて、工業規模での実施時には、入手のし易さ
から微生物起源のエステラーゼの使用が好ましく、中で
も不斉収率の点でシx−)’ モナス(p、seudo
monas )属、ムコール(Mucor )属、クロ
モバクテリウA(Chromo−bacterium
、 )属、ニスケリシフ (Escherichia)
属、アルスロバクタ−(Arthrobacter )
屑、アルカリゲネス(Alcaligenes )属、
バチルス(Bacillus )属、ノカルディア (
Nocardia )属に属する微生物の生産するエス
テラーゼが好ましい。
本発明方法において、使用されるニス、テラーゼを生産
する微生物の培養は、通常、常法に従って液体培養を行
なうことにより培養液を得る。
する微生物の培養は、通常、常法に従って液体培養を行
なうことにより培養液を得る。
例えば滅菌した液体培地〔かび類、酵母頻用には麦芽エ
キス・酵母エキス培地(水ltにペプトン5.0g、可
溶性デンプン10.0y1麦芽エキス8.Ofおよび酵
母エキスs、oyを溶解し、p H6,2とする)、放
線画用には滅関した液体培地(水1tに可溶性デンプン
i o、 o y、NZアミン(タイプA)2.Of1
肉エキスi、opおよび酵母エキス1.Ofを俗解し、
pH7,2とする)、細菌用には滅−した液体培地(水
1tに可溶性デンプン10.Of、ペプトン5.Ofお
よびM母エキス5.Ofを浴解しp H6,8とする)
〕に微生物を接種し、通常20〜40°Cで◆〜h日間
往復又は回転振盪培養を行なう。また必要に応じて固体
培養を行なってもよい。さらに、このような培養に際し
、誘導物質としてオリーブ油、大豆油などの天然油脂、
ポリオキシエチ量を向上させることもできる。
キス・酵母エキス培地(水ltにペプトン5.0g、可
溶性デンプン10.0y1麦芽エキス8.Ofおよび酵
母エキスs、oyを溶解し、p H6,2とする)、放
線画用には滅関した液体培地(水1tに可溶性デンプン
i o、 o y、NZアミン(タイプA)2.Of1
肉エキスi、opおよび酵母エキス1.Ofを俗解し、
pH7,2とする)、細菌用には滅−した液体培地(水
1tに可溶性デンプン10.Of、ペプトン5.Ofお
よびM母エキス5.Ofを浴解しp H6,8とする)
〕に微生物を接種し、通常20〜40°Cで◆〜h日間
往復又は回転振盪培養を行なう。また必要に応じて固体
培養を行なってもよい。さらに、このような培養に際し
、誘導物質としてオリーブ油、大豆油などの天然油脂、
ポリオキシエチ量を向上させることもできる。
本発明方法を実施するに際し、(ト)−1−(4−フェ
ノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの有機カルボ
ン酸(炭素数1〜18個の飽和または不飽和のカルボン
酸)エステルの不斉加水分解は、上記微生物を培養した
培養液、培養液から分離した菌体、エステラーゼを含有
する培養P液、あるいは各種酵素分離法によって菌体ま
たは培養P液から分離した粗製エステラーゼ、精製エス
テラーゼおよびエステラーゼ含有抽出液または濃縮液、
あるいは動物臓器由来のエステラーゼを含有する水溶液
と、ffl−1−(4たは振盪することにより行なわれ
る。また、固走化函体あるいは固定化エステラーゼ1使
用することもできる。
ノキシフェノキシ)プロパン−2−オールの有機カルボ
ン酸(炭素数1〜18個の飽和または不飽和のカルボン
酸)エステルの不斉加水分解は、上記微生物を培養した
培養液、培養液から分離した菌体、エステラーゼを含有
する培養P液、あるいは各種酵素分離法によって菌体ま
たは培養P液から分離した粗製エステラーゼ、精製エス
テラーゼおよびエステラーゼ含有抽出液または濃縮液、
あるいは動物臓器由来のエステラーゼを含有する水溶液
と、ffl−1−(4たは振盪することにより行なわれ
る。また、固走化函体あるいは固定化エステラーゼ1使
用することもできる。
不斉加水分解を行なう条件としては、反応温度は10〜
70°Cが適当であり、好熱菌の培養液または好熱−の
培養により得られた耐熱性エステラーゼでは50〜65
℃、中温菌の培養液または特に耐熱性を有しないエステ
ラーゼでは20〜50°Cが好ましい。
70°Cが適当であり、好熱菌の培養液または好熱−の
培養により得られた耐熱性エステラーゼでは50〜65
℃、中温菌の培養液または特に耐熱性を有しないエステ
ラーゼでは20〜50°Cが好ましい。
反応時間は通常8〜70時間であるが、反応温度を高め
たり酵素量を増加させるなどにより反応時間の短縮も可
能である。
たり酵素量を増加させるなどにより反応時間の短縮も可
能である。
反応中のpHは好アルカリ性菌の培養液やアルカリ性エ
ステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でない微生
物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラーゼでは
pH5〜8が好ましい。また、加水分解によって生成す
る有機カルボン酸を中和し、反応中のpHを一定に保つ
ために緩衝液の使用や、反応進行に伴ないアルカリ水溶
液を滴下することが好ましい。
ステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でない微生
物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラーゼでは
pH5〜8が好ましい。また、加水分解によって生成す
る有機カルボン酸を中和し、反応中のpHを一定に保つ
ために緩衝液の使用や、反応進行に伴ないアルカリ水溶
液を滴下することが好ましい。
緩衝液としては、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムな
どの無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウム、クエン酸ナト
リウムなどの有機酸塩の緩衝液を挙げることができる。
どの無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウム、クエン酸ナト
リウムなどの有機酸塩の緩衝液を挙げることができる。
基質である(ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)
プロパン−2−オールの有機カルボン酸エステルの使用
濃度は反応液に対し0.5〜80重量%であり、工業的
実施時には10〜50重斌%が好適である。
プロパン−2−オールの有機カルボン酸エステルの使用
濃度は反応液に対し0.5〜80重量%であり、工業的
実施時には10〜50重斌%が好適である。
また、原料となる(ト)−1−(4−ツーエノキシフェ
ノキシ)プロパン−2−オールの有機カルボン酸エステ
ルにおいて、有機カルボン酸としては、取扱いの容易さ
や反応性の点から炭素数2〜12のカルボン酸が好まし
く、さらに、経済性や入手の容易さを考慮すると酢酸が
好ましい。
ノキシ)プロパン−2−オールの有機カルボン酸エステ
ルにおいて、有機カルボン酸としては、取扱いの容易さ
や反応性の点から炭素数2〜12のカルボン酸が好まし
く、さらに、経済性や入手の容易さを考慮すると酢酸が
好ましい。
次に、このようにして不斉加水分解反応を行った後、遊
離した光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロ
パン−2−オールと未°反応の対掌体エステルを分離回
収する。この分離回収に際し°Cは、溶媒抽出、分別蒸
留、カラムクロマトグラフィー、再結晶などの操作を適
宜採用することができる。例えば反応液をエーテル、酢
酸エチル、ベンゼンなどの有機溶媒で抽出し、この抽出
物を分別蒸留し光学活性1−(4−フェノキシフェノキ
シ)プロノfンー2−オールとその対掌体のエステルを
分離取得するか、または抽出物をシリカゲルのカラムク
ロマトグラフィーにかけ、例えばヘキサン−酢酸エチル
(5: 1 )溶液で溶出することにより、先ず光学活
性1−(4−フェノキシフェノキシ)グロノマン−2−
オールの有機カルボン酸エステルが分離され、次いでヘ
キサン−酢酸エチル(2:l)浴液で溶出を行なうこと
によりその対掌体の遊離の1−(4−フェノキシフェノ
キシ)フロノ(シー2−オールが分離される。
離した光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロ
パン−2−オールと未°反応の対掌体エステルを分離回
収する。この分離回収に際し°Cは、溶媒抽出、分別蒸
留、カラムクロマトグラフィー、再結晶などの操作を適
宜採用することができる。例えば反応液をエーテル、酢
酸エチル、ベンゼンなどの有機溶媒で抽出し、この抽出
物を分別蒸留し光学活性1−(4−フェノキシフェノキ
シ)プロノfンー2−オールとその対掌体のエステルを
分離取得するか、または抽出物をシリカゲルのカラムク
ロマトグラフィーにかけ、例えばヘキサン−酢酸エチル
(5: 1 )溶液で溶出することにより、先ず光学活
性1−(4−フェノキシフェノキシ)グロノマン−2−
オールの有機カルボン酸エステルが分離され、次いでヘ
キサン−酢酸エチル(2:l)浴液で溶出を行なうこと
によりその対掌体の遊離の1−(4−フェノキシフェノ
キシ)フロノ(シー2−オールが分離される。
また、以上のようにして分離された光学活性1−(4−
フェノキシフェノキシ)フロノ(シー2−オールのエス
テルは、さらに加水分解することにより容易に光学活性
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル暑こ導くことができる。加水分解の方法としては例え
ば光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン
−2−オールの有機カルボン酸エステルを苛性ソーダま
たは苛性カリの水、メタノールまたはエタノールの溶液
に加え、室温(20℃〜80℃)で攪拌することにより
、容易に光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プ
ロパン−2−オールを得ることができる。
フェノキシフェノキシ)フロノ(シー2−オールのエス
テルは、さらに加水分解することにより容易に光学活性
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル暑こ導くことができる。加水分解の方法としては例え
ば光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン
−2−オールの有機カルボン酸エステルを苛性ソーダま
たは苛性カリの水、メタノールまたはエタノールの溶液
に加え、室温(20℃〜80℃)で攪拌することにより
、容易に光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プ
ロパン−2−オールを得ることができる。
以上、詳述した如く、本発明方法によれば光学活性1−
(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールが
高い収率および光学純度で取得することができ工業的に
も極めて有利である。
(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールが
高い収率および光学純度で取得することができ工業的に
も極めて有利である。
殊に本発明方法においては、反応条件を選ぶことにより
、S一体の含量が99%以上で、かつ比旋光度も+18
.8° (クロロホルム、C=1.00)以上の、光学
純度の極めて高いS−(→−1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)フロパン−2−オールを効率よくしかも容易に
取得することが可能である。
、S一体の含量が99%以上で、かつ比旋光度も+18
.8° (クロロホルム、C=1.00)以上の、光学
純度の極めて高いS−(→−1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)フロパン−2−オールを効率よくしかも容易に
取得することが可能である。
次に本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1
(至)−1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロ
ピルアセテート4.00114.0ミリモル)シュード
モナス属のリパーゼ(大野製薬!Ifり l 20vを
0.2M濃度のリン酸塩緩衝液CpH6,8)20td
に加え、40℃で攪拌しつつ反応させた。この時反応の
進行に伴ないIN苛性ソーダ液を加え、pHを6.8に
保持した。2.4時間反応を行った後、反応物をトルエ
ンで抽出した。抽出液をガスクロマトグラフィー(カラ
ム; 3i1icon DC−QF−12,6m、ガラ
スカラム。カラム温度=280℃ンで分析した結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−ブロビルアセ
テート:49.4%、 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル:50:6%であり、他の成分は全く認められなかっ
た。
ピルアセテート4.00114.0ミリモル)シュード
モナス属のリパーゼ(大野製薬!Ifり l 20vを
0.2M濃度のリン酸塩緩衝液CpH6,8)20td
に加え、40℃で攪拌しつつ反応させた。この時反応の
進行に伴ないIN苛性ソーダ液を加え、pHを6.8に
保持した。2.4時間反応を行った後、反応物をトルエ
ンで抽出した。抽出液をガスクロマトグラフィー(カラ
ム; 3i1icon DC−QF−12,6m、ガラ
スカラム。カラム温度=280℃ンで分析した結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−ブロビルアセ
テート:49.4%、 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル:50:6%であり、他の成分は全く認められなかっ
た。
次いで該抽出液を濃縮した後、シリカゲルを充填したカ
ラムクロマトグラフィーに付し、1−(4−フェノキシ
フェノキシ)−2−ブロビルアセテート1.998f(
比旋光度:〔α〕晶” = −84,1° (クロロホ
ルム、C=1.00))及び 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
/I/1.741 F (比旋光度: [a)D=−1
8,8° (クロロホルム、C=1,00))を得た。
ラムクロマトグラフィーに付し、1−(4−フェノキシ
フェノキシ)−2−ブロビルアセテート1.998f(
比旋光度:〔α〕晶” = −84,1° (クロロホ
ルム、C=1.00))及び 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
/I/1.741 F (比旋光度: [a)D=−1
8,8° (クロロホルム、C=1,00))を得た。
ここで得られた1−(4−フェノキシフェノキシ)プロ
パン−2−オールを8,5−ジニトロ−フェニルイソシ
アネートと反応させてカーバメート誘導体とした後、光
学活性カラムを用いた液体クロマトグラフィー(カラA
: Sumipax 0A−1000、住化分析セン
ター■製)で光学異性体分析を行った結果、5−(−!
−1一体/R−(→一体= 0.98 /99.07で
あった。
パン−2−オールを8,5−ジニトロ−フェニルイソシ
アネートと反応させてカーバメート誘導体とした後、光
学活性カラムを用いた液体クロマトグラフィー(カラA
: Sumipax 0A−1000、住化分析セン
ター■製)で光学異性体分析を行った結果、5−(−!
−1一体/R−(→一体= 0.98 /99.07で
あった。
更に上記で得られた1−(4−フェノキシフェノキシ)
−2−プロピルアセテート1.49fを苛性カリのメタ
ノール溶液(濃度10%)8、’14fに俗解し、20
℃で1時間攪拌した。
−2−プロピルアセテート1.49fを苛性カリのメタ
ノール溶液(濃度10%)8、’14fに俗解し、20
℃で1時間攪拌した。
反応液を水100−で希釈した後トルエンで抽出し、得
られたトルエン層を濃縮することにより、 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ8 シー2−オール 1.26F(比旋光度Ca′JD=
19.0° (クロロホルム、C=1.00))を得た
。
られたトルエン層を濃縮することにより、 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ8 シー2−オール 1.26F(比旋光度Ca′JD=
19.0° (クロロホルム、C=1.00))を得た
。
該1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オ
ールを前述と同様にして光学異性体分析を行った結果、 5−(1)一体/R−H一体=99.5010.50で
あった。
ールを前述と同様にして光学異性体分析を行った結果、 5−(1)一体/R−H一体=99.5010.50で
あった。
実施例2
実施例1においてω−1−(4−フェノキシフェノキシ
)−2−プロピルアセテートおよびリパーゼの使用量を
各々2倍にし反応時間を12時間とした以外は実施例1
と同様にして反応させた。反応後、反応液を実施例1と
同様にして処理してガスクロマトグラフィーにて分析し
た結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルアセ
テート:51.7% 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル:48.8% であった。
)−2−プロピルアセテートおよびリパーゼの使用量を
各々2倍にし反応時間を12時間とした以外は実施例1
と同様にして反応させた。反応後、反応液を実施例1と
同様にして処理してガスクロマトグラフィーにて分析し
た結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルアセ
テート:51.7% 1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ル:48.8% であった。
次いで、該反応液を実施例1と同様にして処理し、シリ
カゲルクロマトグラフィーに付し、1−(4−フェノキ
シフェノキシ)−2−プロピルアセテート2.089お
よび1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−
オール1.68f(S−(1)一体/R−H一体=0.
8799.7)を得た。
カゲルクロマトグラフィーに付し、1−(4−フェノキ
シフェノキシ)−2−プロピルアセテート2.089お
よび1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−
オール1.68f(S−(1)一体/R−H一体=0.
8799.7)を得た。
上記で得られた1−(4−フェノキシフェノキシ)−2
−プロピルアセテート1.8(1’を実施1、と同様に
して加水分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ
)プロパン−2−オール1.529(S−(ト)一体/
R−H一体=、97.0/8.0)を得た。
−プロピルアセテート1.8(1’を実施1、と同様に
して加水分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ
)プロパン−2−オール1.529(S−(ト)一体/
R−H一体=、97.0/8.0)を得た。
実施例3
アルスロバクタ−・ウレアフアシェンス(Arthro
bacter ureafacions ) (ATC
C−7562)から高い酵素生産性をボすコロニーを選
択しながら酵素高生産株を得た。かくして得られたアル
スロバクタ−・ウレアファシェンスの酵素高生産株を5
を容量のミニジャファメンターを用い、通常の細菌培養
用の培地に大豆粕抽出液とオリーブ油2%を加え、80
”Cで81時間通気培養を行った(培養液St)。
bacter ureafacions ) (ATC
C−7562)から高い酵素生産性をボすコロニーを選
択しながら酵素高生産株を得た。かくして得られたアル
スロバクタ−・ウレアファシェンスの酵素高生産株を5
を容量のミニジャファメンターを用い、通常の細菌培養
用の培地に大豆粕抽出液とオリーブ油2%を加え、80
”Cで81時間通気培養を行った(培養液St)。
遠心分離により菌体を除去した後、培養液をアセトンに
よる溶媒沈殿操作(アセト255火〜アセトン80%の
間の分画)を行い、沈殿した酵素蛋白質を遠心分離によ
って分離し、更に凍結乾燥を行い10.6Fの乾燥酵素
を得た。
よる溶媒沈殿操作(アセト255火〜アセトン80%の
間の分画)を行い、沈殿した酵素蛋白質を遠心分離によ
って分離し、更に凍結乾燥を行い10.6Fの乾燥酵素
を得た。
かくして得られた乾燥酵素41.oyと(至)−1−(
4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルカプリレー
ト40Fを0.1M濃度のリン酸塩緩衝液(PH6,8
)180−に加え、48℃で攪拌しつつ反応させた。こ
の時反応24時間反応を行った後、反応物をトルエンで
抽出した。抽出液を実施例1と同じ条件でガスクロマト
グラフィーで分析した結果、1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)プロパン−2−オール: 50.9%、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルカプ
リレート: 49.1% であった。
4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルカプリレー
ト40Fを0.1M濃度のリン酸塩緩衝液(PH6,8
)180−に加え、48℃で攪拌しつつ反応させた。こ
の時反応24時間反応を行った後、反応物をトルエンで
抽出した。抽出液を実施例1と同じ条件でガスクロマト
グラフィーで分析した結果、1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)プロパン−2−オール: 50.9%、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルカプ
リレート: 49.1% であった。
次いで該抽出物を実施例1と同様にしてクロマトグラフ
ィーにより分離し、1−(4−フェノキシフェノキシ)
プロパン−2−オール18.4 f/ (S −f−1
−3一体/ R−(−1一体=2.9/ 97.1、[
α]、j8= −18,1’ (クロロホルム、C=
1.(LO) )および、■−(4−フェノキシフェノ
キシ)−2−プロピルカプリレート19.6gを得た。
ィーにより分離し、1−(4−フェノキシフェノキシ)
プロパン−2−オール18.4 f/ (S −f−1
−3一体/ R−(−1一体=2.9/ 97.1、[
α]、j8= −18,1’ (クロロホルム、C=
1.(LO) )および、■−(4−フェノキシフェノ
キシ)−2−プロピルカプリレート19.6gを得た。
このようにして得られた1−(4−フェノキシフェノキ
シ)−2−カブリレート2.41を実施例1と同様にし
て加水分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ)
プロパン−2−オール1.58g(S−(イ)一体/
R−(−1一体−96,7/8,8、[α];、’ =
+17.8°(クロロホルム、C=1.0O))を得
た。
シ)−2−カブリレート2.41を実施例1と同様にし
て加水分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ)
プロパン−2−オール1.58g(S−(イ)一体/
R−(−1一体−96,7/8,8、[α];、’ =
+17.8°(クロロホルム、C=1.0O))を得
た。
実施例4
実施例8において、(ト)−1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)−2−プロピルカプリレートに代えて(ト)−
1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルプロ
ピオネートを用い、またその反応スケールを115にし
た以外は実施例8と同様の条件で反応させた。反応液を
実施例1と同様にして処理した後ガスクロマトグラフィ
ーで分析した結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロパン−2
−オール:48.9% 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルプロ
ピオネート:51−1% であった。
ノキシ)−2−プロピルカプリレートに代えて(ト)−
1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルプロ
ピオネートを用い、またその反応スケールを115にし
た以外は実施例8と同様の条件で反応させた。反応液を
実施例1と同様にして処理した後ガスクロマトグラフィ
ーで分析した結果、 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロパン−2
−オール:48.9% 1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピルプロ
ピオネート:51−1% であった。
反応液を実施例1と同様にしてクロマトグラフィーに付
し、1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−
オール8.149 (5−(1)一体/R−1−1一体
=2.2/97.8)および1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)−2−ブロビルプロビオネート4.00fを得
た。
し、1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−
オール8.149 (5−(1)一体/R−1−1一体
=2.2/97.8)および1−(4−フェノキシフェ
ノキシ)−2−ブロビルプロビオネート4.00fを得
た。
該プロピオネート1.7(1’を実施例1と同様に加水
分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ
ン−2−オール1.B’1l(S−(−1−1一体/R
−H一体=96.1/8.9)を得た。
分解処理し、1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパ
ン−2−オール1.B’1l(S−(−1−1一体/R
−H一体=96.1/8.9)を得た。
実施例5〜18
(ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プ0
ビ″″テート0・59(1・75ミリ(モル)および表
1に示す各酵素(使用量を表1に示す)を0.249度
のリン酸塩緩衝液(pH6,、s ) 20ゴに加え、
40℃で攪拌しつつ加水分解反応を行なった(反応時間
を表1に示す)。反応液を実施例1と同様に処理し、加
水分解率および該加水分解反応により得られた光学活性
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ルのS −(−1−3一体とR−一一体との比を測定し
た。
ビ″″テート0・59(1・75ミリ(モル)および表
1に示す各酵素(使用量を表1に示す)を0.249度
のリン酸塩緩衝液(pH6,、s ) 20ゴに加え、
40℃で攪拌しつつ加水分解反応を行なった(反応時間
を表1に示す)。反応液を実施例1と同様に処理し、加
水分解率および該加水分解反応により得られた光学活性
1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オー
ルのS −(−1−3一体とR−一一体との比を測定し
た。
結果を表1に示す。
表1
実施例14〜2B
500tnl三角フラスコに液体培地[細菌類用(実施
例14〜20)には、水ltに可溶性デンプン10.0
1、ペプトン5.Ofおよび酵母エキス5.Ofを溶解
し、p H6,8としたもの。酵母頻用(実施例21.
22)には、水ltに可溶性デンプン、10. Of
1ペプトン5、oy1麦芽エキス8.Ofおよび酵母エ
キス8、Ofを俗解し、p H6,2としたもの。放線
菌類用(実施例28)には、水1tに可溶性デンプン1
0.Of、NZアミンIタイプA−2、Of、qエキス
1.Ofおよび酵母エキス1.011を溶解しp H7
,2としたもの〕100m1を入れて滅菌した後、表2
に記載した各微生物を斜面培養から1白金耳液種し、3
0℃で46.0時間回転振盪培養した。次いでこれに(
ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピ
ルアセテート2.0fI(6,99ミリモル)を添加し
、80℃で攪拌しつつ表2に示す時間加水分解反応を行
なった。以後、実施例1と同様にして、抽出、分離、分
析を行ない、加水分解率および該加水分解反応で得られ
た光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン
−2−オールのS−(イ)一体とR−H一体との比を測
定した。結果を表2に示す。
例14〜20)には、水ltに可溶性デンプン10.0
1、ペプトン5.Ofおよび酵母エキス5.Ofを溶解
し、p H6,8としたもの。酵母頻用(実施例21.
22)には、水ltに可溶性デンプン、10. Of
1ペプトン5、oy1麦芽エキス8.Ofおよび酵母エ
キス8、Ofを俗解し、p H6,2としたもの。放線
菌類用(実施例28)には、水1tに可溶性デンプン1
0.Of、NZアミンIタイプA−2、Of、qエキス
1.Ofおよび酵母エキス1.011を溶解しp H7
,2としたもの〕100m1を入れて滅菌した後、表2
に記載した各微生物を斜面培養から1白金耳液種し、3
0℃で46.0時間回転振盪培養した。次いでこれに(
ト)−1−(4−フェノキシフェノキシ)−2−プロピ
ルアセテート2.0fI(6,99ミリモル)を添加し
、80℃で攪拌しつつ表2に示す時間加水分解反応を行
なった。以後、実施例1と同様にして、抽出、分離、分
析を行ない、加水分解率および該加水分解反応で得られ
た光学活性1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン
−2−オールのS−(イ)一体とR−H一体との比を測
定した。結果を表2に示す。
表2
ルカプリレート1.(lと表8に示す各エステラーゼ2
0〜を0.2M濃度のリン酸塩緩衝液(pH6,8)2
0mlに加え40℃で撹拌しつつ28時間加水分解反応
を行なった。反応後−(4−フェノキシフェノキシ)プ
ロパン−2−オールのS−(ト)一体とR−(@一体と
の比を測定した。結果を表8に示す。
0〜を0.2M濃度のリン酸塩緩衝液(pH6,8)2
0mlに加え40℃で撹拌しつつ28時間加水分解反応
を行なった。反応後−(4−フェノキシフェノキシ)プ
ロパン−2−オールのS−(ト)一体とR−(@一体と
の比を測定した。結果を表8に示す。
表8
第1頁の続き
■Int、C1,4識別記号 庁内整理番号手続補市書
(自8) 特許庁長官 右 杉 和 大 殿 1、事件の表示 昭和タデ年 特許願第3暫0)1 号 2 発明の名称 也宝5舌・1生1〜(午−フェノキジフェノキシ)72
07ぞン〜λ−オールの生イ乙・手的剌汰3 補正をす
る者 事件との関係 特訂1″願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 補正の内容 +1+ 明細書第4頁下から第4行目に「飽和」とある
を「飽和または不飽和」と訂正する。
(自8) 特許庁長官 右 杉 和 大 殿 1、事件の表示 昭和タデ年 特許願第3暫0)1 号 2 発明の名称 也宝5舌・1生1〜(午−フェノキジフェノキシ)72
07ぞン〜λ−オールの生イ乙・手的剌汰3 補正をす
る者 事件との関係 特訂1″願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 補正の内容 +1+ 明細書第4頁下から第4行目に「飽和」とある
を「飽和または不飽和」と訂正する。
(2)同第8頁第8行目に「Cu1ure」 とあるを
r Cu1ture Jと訂正スル・(3)同第19頁
第12行目にr2.08yJとあるを[4,06yJと
訂正する。
r Cu1ture Jと訂正スル・(3)同第19頁
第12行目にr2.08yJとあるを[4,06yJと
訂正する。
(4)同第19頁第14行目にrl、68yJとあるを
1 B26fJと訂正する。
1 B26fJと訂正する。
以 上
Claims (1)
- 微生物が生産するエステラーゼあるいは動物臓器由来の
エステラーゼを(ト)−1−(4−フェノキシフェノキ
シ)プロパン−2−オールの有機カルボン酸(炭素数1
−18個の飽和または不飽和のカルボン酸)エステルに
作用させて、これを不斉加水分解して、光学活性な1−
(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−オールと
その対掌体のエステルに分割することを特徴とする(±
)−1−(4−フェノキシフェノキシ)プロパン−2−
オールの生化学的光学分割法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3402184A JPS60176592A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 光学活性1−(4−フエノキシフエノキシ)プロパン−2−オ−ルの生化学的製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3402184A JPS60176592A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 光学活性1−(4−フエノキシフエノキシ)プロパン−2−オ−ルの生化学的製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60176592A true JPS60176592A (ja) | 1985-09-10 |
JPH0559718B2 JPH0559718B2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12402723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3402184A Granted JPS60176592A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 光学活性1−(4−フエノキシフエノキシ)プロパン−2−オ−ルの生化学的製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60176592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4840907A (en) * | 1985-07-03 | 1989-06-20 | Osaka Soda Co., Ltd. | Process for producing optically active dichloropropanol using microorganism |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK1380342T3 (da) | 2001-04-18 | 2009-08-24 | Sumitomo Chemical Co | Kompleks katalysator, fremgangsmåde til fremstilling af den komplekse katalysator og fremgangsmåde til fremstilling af alkoholderivat med den komplekse katalysator |
CN101374792B (zh) | 2006-02-01 | 2012-03-28 | 住友化学株式会社 | 制备光学活性的醇化合物的方法 |
EP1982972A4 (en) | 2006-02-01 | 2009-09-09 | Sumitomo Chemical Co | PROCESS FOR PRODUCING OPTICALLY ACTIVE ALCOHOL COMPOUND |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP3402184A patent/JPS60176592A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4840907A (en) * | 1985-07-03 | 1989-06-20 | Osaka Soda Co., Ltd. | Process for producing optically active dichloropropanol using microorganism |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0559718B2 (ja) | 1993-08-31 |
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