JPS60176564A - 板付蒲鉾の形成方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板付蒲鉾の形成方法及び装置の改良に関するも
のである。

板付蒲鉾においては、蒲鉾原料を板上に成型して蒸煮す
る際に、板接着部に巣（空気孔）が発生する欠陥がある
。

この欠陥を防止するために糊状魚肉、アルコール、低級
脂肪酸、天然多糖類等を板面に塗布して成型することが
知られているが、これらのうち糊状魚肉の以外のものは
蒲鉾原料と異質であるため。

変色したり蒲鉾の味、臭を損ったり、板から剥離し易す
がったりして品質を低下せしめると共に使用量や濃度も
制約される等欠陥があってまだ実用化されていないのが
現状である。

糊状魚肉な塗布する方式は、前述の欠陥がなく巣の発生
をある程度減少することができるが、本発明者は更にこ
れを改善すべく種々実験研究した結果、塗布した板を加
熱して糊状魚肉をゲル化してから蒲鉾原料を成型するこ
とにより巣の発生を一層効率良く防止できることに成功
した。

即ち板に直接蒲鉾原料を成型したものと、糊状魚肉を塗
布した後直ちに蒲鉾原料を成型したものしたものとの巣
の発生状態を比較したところ下記の通り、単に糊状魚肉
を塗布するものに比し著しく巣の発生を防止できること
が確認された。

これは糊状魚肉が板上でゲル化して平滑な膜を形成し蒸
煮工程における板上及び板内の空気が蒲鉾内に入り込む
のを防止するものと考えられ木。

註　原料はすけそうすり身１００重蓋部に対し水４０％
。

食塩２．７％、澱粉７％、調味料等５％、成型量、１８
０？ 板重量、３０？ 糊状魚肉　すけそうすり身１００重量部に対し水７５％
、アルコール１５％、卵白５チ、食塩５チ、調味料等２
％。

粘度、１２０６Ｐ 塗布厚さ、０，３關 試験蒲鉾各１００本、 本発明の詳細な説明すると、板供給装置（１）と蒲鉾原
料成型装置（２）との間の板移送路（３）には糊状魚肉
塗布装置（４）と板加熱装置４５）とが連続して設置さ
れ、板供給装置ｆｉｌから順次連続して移送供給される
板上に糊状魚肉塗布装ｆ（４）から糊状魚肉を塗布した
後、板加熱装置（５）によって３０〜９０Ｃ程度、好ま
しくは５０Ｃ前後に加熱してから蒲鉾原料成型装置（２
）の形成口金（６）で常法により板上に成型するもので
ある。

しかして前記糊状魚肉塗布装置（４）は糊状魚肉供給装
＃（７）と供給ノズル（８）と塗布ヘラ又は塗布ローラ
ー（９）とから構成され、板上に蒲鉾原料と同じ原料の
糊状魚肉を０．２〜０．５１１１１程度平滑に塗布する
ものであり、板上に成型した蒲鉾原料は常法により蒸煮
するものである。

本発明は上記のように板付蒲鉾の形成に当り【予め板上
に糊状魚肉を塗布した後、この板を加熱して糊状魚肉を
ゲル化してから蒲鉾原料を成型するので、蒲鉾を変色し
たり、味や奥を損ったり。

板から剥離したりすることなく巣の発生を効率良く確実
に防止でき１品質の良い蒲鉾を製造できる特徴を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の平面図、第２図は同正面図。 第３図は同要部の正面図である。 （１）・・・板供給装置％（２）・・・蒲鉾原料成型装
置、（３）・・・板移送路、（４）・・・糊状魚肉塗布
装置、（５）・・・板加熱装置。 （６）・・・形成口金。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、板表面に糊状魚肉を塗布してから板を３０〜９０Ｃ
   に加熱した後形成口金から板上に蒲鉾原料を成型するこ
   とを特徴とする板付蒲鉾の形成方法。 ２、蒲鉾形成口金の前部の板移送路に糊状魚肉塗布装置
   と板加熱装置を連設したことを特徴とする板付蒲鉾の形
   成装置。