JPS60175667A - 自転車係留装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、集合住宅などにおいて利用される自転車係
留装置に関する。

近年−ターミナルなどにおいて自転車の置場所の確保が
問題になっているが、集合住宅、特に中層の団地などで
はエレベータがないので、各戸内に自転車を収容してこ
れを管理することができない。そのため、各集合住宅と
とに自転車置場を設ける必要が生じるが、一般の団地な
どでは、自転車置場としてまとまったスペースを確保す
るととは必らずしも容易でない。

上記のような設置環境のもとで、さほどのスペースも要
さず比較的に効率よく自転車を留めておくととのできる
装置として、地上に立設した支柱の所定高さの中胴部か
ら地上まで傾斜して降下する複数の自転車載置用アーム
を、放射状に配設した構造のものが従来例として知られ
ている。

この自転車係留装置は、支柱に近い各アームの傾斜部に
前輪を載せることによシ、自転車を上向き姿勢にして留
めておくもので、支柱を中心としてほぼ円形をなす自転
車配置面域の半径を、自転車が傾斜姿勢となる分だけ縮
小することができ、自転車置場の所要面積がそれだけ狭
くて済み、前記団地などに有効である。

しかしながら上記装置では、隣接し合うアーム間で１各
アーム上に載せられた自転車同士が干渉し合わないよう
に、これらの間隔を十分確保する必要があシ、支柱よυ
延設されるアームの数もこのために制限される一方、各
アームは支柱に対して放射状に延びるので、自転車配置
面域の外域側では逆にアーム間が必要以上に開くことに
なシ、必らずしも自転車置場の面積が有効利用されてい
るとはいえない。

この発明は、従来例における如上の問題点を改善し、自
転車置場を効率よく利用することのできる自転車係留装
置を提供することを目的とする。

この発明の自転車係留装置は、立設された支柱の所定中
胴部から地上まで傾斜して降下する検数の自転車載置用
アームを、前記支柱を中心として渦巻き状に放射するよ
うに配設するとともに１隣接し合う前記アーム間に別の
自転車を留め置くことのできる空間を与えて、この空間
に留められる自転車と瞬接する前記アーム上に上向きに
傾斜した姿勢で留められる自転車とが、互に干渉し合う
ことなく密に配置できるようにし、さらに留められる各
自転車が支柱に対して渦巻き状に並ぶことによって１支
柱を中心とする自転車配置面域の半径を大幅に縮小し、
自転車置場の空間利用効率を一層向上させるようにした
ことを特徴とするものである。

この発明の一実施例を第１図ないし第７図に基づいて一
説明すれば、ｌは自転車置場の所定個所に立設した支柱
で〜その中胴部より地上に向けて下降傾斜する複数（こ
の例では８本）の自転車載置用アーム２・・・が、支柱
１を中心にして渦巻状に放射するように等間隔忙配設さ
れている。そして−隣接し合う前記自転車載置用アーム
２，２間には、１台の自転車を留め置くことのできる空
間が確保されている。

上記アーム２は、平行に並べた一対のパイプの途中の複
数個所を間材で結合して形成したフレーム３と、このフ
レーム３の一部に被着したカバー部材４とからなる。フ
レーム３の一端には、その幅方向に向けて折曲した連結
管部３ａが形成され、前記支柱ｌの中胴部よシ各フレー
ム３・・・に対応させて放射状に突設された連結ビン５
・・・ｋ前記連結管部３＆を嵌挿してビス６・・・で止
着することによシ、支柱ｌへのアーム２の取付けがはか
られる。

カバ一部材４は、その両側縁にフレーム３の各パイプと
嵌まシ合う曲成部４ａ、４ａが形成され、両側の曲成部
４ａ、４ａで挾まれる中間帯を車輪ガイド溝４ｂとして
いる。このカバ一部材４は、ビス７・・・によシフレー
ム３に止着され、地上に延びるフレーム３の一端部から
支柱１に近い基端部側に至る途中までがカバ一部材４で
覆われる。そして、カバ一部材４に覆われないで露出す
るフレーム３のパイプ間の隙間を、自転車の前輪係入用
スリット３ｂとしている。

一方、隣接し合う前記自転車載置用アーム２゜２間に与
えられた空間には、支柱ｌの前記アーム取付位置よシ低
い中胴部から地上まで、前記アーム２と同様に下降傾斜
する第２の自転車載置用アーム１２が１本あて、それぞ
れ支柱１を中心にして渦巻き状に放射するように配設さ
れ、支柱１には合計１６本のアーム２，１２が連結され
る。この第２の自転車載置用アーム１２の傾斜角度は、
先述の上段側アーム２より小さく、この下段側アーム１
２に載置される自転車とこれに隣接する先述の上段側ア
ーム２上に載置される自転車とが、平面的には干渉し合
う配置にあっても、立体的には互に干渉し合うことがな
いように設定されている。

第２の自転車載置用アーム１２も・、先のアーム２と同
様にフレーム１３とカバ一部材１４からなり、支柱１に
近い基端部側には前輪係入用スリット１３ｂが形成され
ている。支柱１への取付けも、基端部に形成した連結管
部１３ａを、支柱ｌよシー突設される連結ビン１５に嵌
挿して、ビスで止着することによ多行なわれる。

この実施例では上記したように、上下段の各アーム２，
１２０合計が１６本表なるようにし、これによシ支柱工
を中心とする自転車配置面域が略正八角形となるように
している。この場合・傾斜の緩やかな下段側アーム１２
は、上段側アーム２に比べてよシ外方に延びるので、こ
のアーム１２が第３図に示すように六角形面域の各頂部
に向きＮ下段側アーム２が六角形面域の各辺部に向くこ
とになる◇ 支柱１の上端部には、自転車配置面域の全体をびいうる
正八角形の屋根８が設けられている。第２図は、支柱ｌ
への屋根８の取付構造を示す分解斜面図である。同図に
おいて、９は中央に支柱嵌合用スリーブ９ａを有するジ
ヨイント部材で、支柱１の上端部に前記スリーブ９ａを
嵌装したあと、ビス１０・・・で土着することにより、
支柱１へ結合される。このジヨイント部材９の上面側に
は、十字状に交差する係合溝９ｂ・−・が形成されてい
る。

１１は断面υ字状の桁部材で、前記ジヨイント部材９の
保合溝９ｂに係合して、ビス１６・・・によシ止着され
、屋根８の樋に兼用される。８ａは、へ角形屋根８の四
分割面部を占める分割屋根鈑で、その側線に形成した連
結フランジ１７を、支柱ｌの上端部より十字状に延びる
前記相部材１１の側壁１１ａに補強メンバー１８を介し
てビス１９で止着することにより、術部材１１上に分割
屋根板８ａの４枚を張設し、これらで八角形の屋根８全
体を構成するようにされている。

第２図において２０は、上記自転車係留装置の一単位と
この隣シに設置される別の自転車係留装置の一単位の各
屋根８，８の間を継ぐ連結屋根板で、分割屋根板８ａの
場合と同様に、側縁に形成した連結フランジ２１を前記
相部材１１の側壁に補強メンバー１８を介してビスで止
着することにより取り付けられる。

この自転車係留装置は、通常、支柱１を中心とする正八
角形の面域（第５図に（ｃ）で示す）を一単位として占
め、第６図に示すような団地などの住宅空間において、
同図にＡで示すようなスポット空域に設置することによ
シ、このような狭い面域を自転車置場として有効に利用
することができるが、第５図の（ａ）　ｒ　（ｂ）　＋
　（ｄ）　＋　（ｅ）　＋　（ｆ）　＋　（ｇ）に示す
ような構成として利用することもできる。

第５図（ａｌは、八角形の半部だけを利用する構成例を
示し、自転車置場として前記八角形の半分程度の面域し
か確保できない場合に適用しうるようにしたものである
。この場合、屋根８の半分が分離される端部側には、方
形の補助屋根板２２を添設して、この部分での雨よけが
十分はかられるようにしている。

第５図（ｂ）は上記の半部構成例のものを、先述の連結
屋根板２０を介して複数組−列に連結した構成例を示し
、第６図にＢで示すように自転車置場の地形が、上記自
転車係留装置の一単位の半分相当の幅しかないがその長
さ方向には十分余裕のある場合などに適用しうるように
したものである。

第５図（ｄ）は、上記自転車係留装置の一単位分を、連
結屋根板２０を介して複数組−列に連結した構成例を示
し、自転車置場の地形に応じて第６図に０、Ｄで示すよ
うな配置を採りうるようにしたものである。

第５図（ｅ）は、自転車置場の地形がＬ字状をなす場合
に適用できるように、自転車係留装置の一単位分を複数
組、連結屋根板２０を介してＬ字状に連結した構成例を
示したものである。

第５図（ｆ）は、上記自転車係留装置の一単位を４組、
連結屋根板２０を介して井桁状に組み合せた構成例を示
し、第６図にＥで示すように自転車置場として十分広い
地形が確保できる場合に適用しうるようにしたものであ
る。この場合、自転車係留装置の日単位によって囲まれ
る中央の空間は、その上部を前記分割屋根板８ａの４枚
で構成される六角形屋根８で覆って、この空間を子供用
自転車、三輪車、ミニバイクなどを留め置く場所として
利用できるようにされている。上記中央空間へは、連結
屋根板２０の下方にできる開放域よシ出入りすることが
できる。

第５図（ｇ）は、（ｆ）の井桁形連結構成をさらに延長
した構成例を示し、自転車置場の地形がさらに広い場合
に適用しうるようにしたものである。

この実施例では、隣シ合う上段側アーム２，２０間に与
えられる空間に、第２のアーム１２を配設して、この空
間においても自転車をアーム１２上に載置して係留する
構成を示したが、これに限らず第２のアーム１２は省略
して、上記空間には単に自転車を通常の姿勢のまま侵入
させて留め置くだけとするものであってもよい。この場
合にも、上記空間に侵入した自転車とアーム２上に係留
された自転車とは干渉し合うことがなく、密な配置で自
転車を留め置くことが可能である。

なお、アーム２．１２の前輪係入用スリット３ｂ。

１３ｂを形成した部分には、第７図に示すようにその両
側部より前輪を挾む一対の挾持部材２３゜２３を突設し
て、この挾持部材２３．２３とスリン）３ｂ、１３ｂの
併用によυ自転車の前輪側を安定よくアーム２，１２上
に保持するようにしてもよく、またスリット３ｂ　ｌ　
１３ｂに替えて前記挾持部材２３．２３のみで自転車前
輪側を保持するようにしてもよい。

この発明の自転車係留装置は、以上の構成よシなるから
、隣接し合う上段側アーム２，２間に与えられた空間に
留められる自転車（またはこの空間に別に設けられた下
段側アーム１２上に載置される自転車）と、これに隣接
する上段側アーム２に載置される自転車とは、その上向
き傾斜角度が互に異なるので、平面的には互の／％ンド
ルなどが干渉するような近接した配置であっても、立体
的には互に干渉し合うことがなく、限られた空間に自転
車を収容効率よく密に配置することができる。

しかも、アーム２，１２は支柱１を中心にして、渦巻き
状に放射するように配設されているので、自転車が傾斜
姿勢で留められることとあいまって、支柱１を中心とす
るほぼ円形の自転車配設域の半径を大幅に縮小すること
ができ、自転車収容効率を一層向上させることができる
。

なお、上記実施例のように、支柱ｌに対して各アーム２
，１２をビス止めする構成、並びに支柱１の上端部にジ
ヨイント部材９および相部材１１をビスで組み付け、さ
らに分割屋根板８１Ｌを相部材１１にビス止めする構成
とすることにより、支柱１を地上に立てる基礎工事を予
め行なうだけで、あとは上記各構成部材を現場で組み立
てるだけの簡単な作業で容易に設置できる。

また、上記の各構成部材を組み合せることにより、第５
図（ａ）〜（ｇ）に示すように、与えられた自転車置場
の地形に応じて任意の複合構成を組み立てることができ
、適用範囲が大幅に拡大される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す要部分解斜面図、第
２図は屋根部分の分解斜面図、第３図は屋根の一部を除
いてみた平面図、第４図は半部を破断して示す正面図、
第５図（ａ）〜（ｇ）はそれぞれ装置の一構成単位ない
しその単位を基準にして得られる複合体の変形例を示す
平面図、第６図は団地への設置例を示す平面図、第７図
は装置への自転車係留状態を示す説明図である。 １・・・支柱、２９１２・・・自転車載置用アーム、３
１１３・・・フレーム、４，１４・・・カバ一部材、５
．１５・・・連結ピン、８・・・屋根、８ａ・・・分割
屋根板、９・・・ジヨイント部材、１１・・・相部材 出願人　近畿車輌株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）立設された支柱から地上まで傾斜して降下する複
   数の自転車載置用アームを、前記支柱を中心として渦巻
   き状に放射するように配設するとともに一、瞬接し合う
   前記アーム間に、このアーム上に留められた自転車と干
   渉し合うことなく別の自転車を留めることのできる自転
   車配置空間を与えたととを特徴とする自転車係留装置 （２ン　前記自転車配置空間には、支柱の前記自転車載
   置用アーム取付部よシ低い位置から地上まで傾斜して降
   下する第２の自転車載置用アームが設けられている特許
   請求の範囲第（１）項記載の自転車係留装置 （３）前記自転車載置用アームは、支柱に近い基端部側
   に前輪係入用スリットを有し、他部に車輪ガイド溝を有
   する特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の
   自転車係留装置 （４）前記自転車載置用アームは、支柱に近い基端部−
   側に一対の前輪挾持部材を有する特許請求の範囲第（１
   ）項から第（３）項までのいずれかに記載の自転車係留
   装置 （５）前記支柱は、その上端部に自転車載置用アーム配
   設域を覆いうる屋根を有する特許請求の範囲第（１）項
   から第（４）項までのいずれかに記載の自転車係留装置