JPS6024840Y2 - フェンス柱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフェンス柱に関するものである。

従来のフェンスのコーナ部においては第１図のように２
本のフェンス柱１，２でそれぞれのフェンス３，４を支
持し、フェンス３，４の端部はつき合すようにしていた
。

ところが、このコーナ部はすき間ができることや２本の
柱１，２のためデザイン的に悪く、また柱材が２本必要
であるという欠点があった。

したがって、この考案の目的は、コーナ部のデザインを
向上し１本のフェンス柱でコーナ施工力できるフェンス
柱を提供することである。

この考案の一実施例を適用したフェンスを第２図および
第３図に示す。

すなわち、このフェンスのフェンス柱５は、ブロック差
込部６とフェンス柱本体７とキャップ８からなり、ブロ
ック差込部６は単なる円柱で第３図のブロック９の埋込
部１０に埋設される。

フェンス柱本体７は円柱体の中心に円筒１１を形成する
とともに、周囲に４個の円筒１２〜１５を形威し、各円
筒１２〜１５はフェンス柱本体７の外周面に連通ずるス
リット１２ａ〜１５ａを形成腰かっその上端を開口して
いる。

また円筒１２〜１５およびスリット１２ａ〜１５ａの下
端部には支持部６ａを設けている。

キャップ８はフェンス柱本体７の外径に相当する直径を
もった円板で、フェンス柱本体７の上端面に４個のビス
１６によって取付けられる。

フェンス板１７．１８は、フェンス板１７，１８の側部
に前記円筒１２〜１５に嵌る円柱連接棒１９を突成して
あり、フェンス柱本体７の円筒部１２〜１５およびスリ
ット１２ａ〜１５ａに上端よりスライドして嵌め込み、
円柱連接棒１９の下端を支持部６ａに支持させ、キャッ
プ８をすることにより固定される。

第４図はフェンス柱本体７の２個の円筒１２〜１５に２
枚のフェンス板２０．２１の円柱連接棒１９を取付けた
状態で、図中のフェンス板２ｏは本体７の径方向に対し
である角度αの傾きをもっており、施工場所に応じて角
度をつけることができる。

第５図は３個の円筒部１２，１３．１５に３枚のフェン
ス板２２〜２４を取付けた場合である。

また第６図は４個Ａ〜Ｄの敷地を仕切るフェンスを不味
その中央部にフェンス柱５を施工した場合で、この場合
も４枚のフェンス板２５〜２８を１本のフェンス柱１で
支持できる。

なお、フェンス柱本体は円柱以外の角柱、多角柱でもよ
い。

以上のように、この考案のフェンス柱は、柱本体と、断
面が半円以上の円弧をなし前記柱本体の外周面に複数凹
設されるとともに上面が開口してフェンスの側部の円柱
連接棒を回動自在に嵌着する円筒スリットと、この円筒
スリットの下端部に設けられて前記円柱連接棒の下端を
支持する支持部と、前記柱本体の上端面にねじ止めされ
て前記円柱連接棒の上面を押さえるキャップとを備えた
ため、フェンスが横方向に外れることなく回動できるの
で、敷設角度に応じてフェンス施工ができ、しかもキャ
ップと支持部とにより簡単かつ確実に固定でき施工が簡
単になる。

またフェンスコーナ部を一本の柱で支持できるのでデザ
インが向上し、かつ材料の節減になるという効果がああ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の部分斜視図、第２図は組立過程の分解
斜視図、第３図は施工状態の側面図、第４図および第５
図は展開例の平面図、第６図はその他の展開例の平面図
である。 ５・・・・・・フェンス柱、６ａ・・・・・・支持部、
７・・・・・・フェンス柱本体、８・・・・・・キャッ
プ、１２〜１５・・・・・・円筒スリット、１７，１８
．２０〜２８・・・・・・フェンス板、１９・・・・・
・円柱連接棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 柱本体と、断面が半円以上の円弧をなし前記柱本体の外
   周面に複数凹設されるとともに上面が開口してフェンス
   の側部の円柱連接棒を回動自在に嵌着する円筒スリット
   と、この円筒スリットの下端部に設けられて前記円柱連
   接棒の下端を支持する支持部と、前記柱本体の上端面に
   ねじ止めされて前記円柱連接棒の上面を押さえるキャッ
   プとを備えたフェンス柱。