JPS601682B2 - 磁気録音再生機の最適録音レベル検出方法 - Google Patents

磁気録音再生機の最適録音レベル検出方法

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JPS601682B2
JPS601682B2 JP12307178A JP12307178A JPS601682B2 JP S601682 B2 JPS601682 B2 JP S601682B2 JP 12307178 A JP12307178 A JP 12307178A JP 12307178 A JP12307178 A JP 12307178A JP S601682 B2 JPS601682 B2 JP S601682B2
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bias
tape
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気録音再生機の最適録音レベル検出方法に関
するものである。
磁気テープにはL・Hテープ,クロームテープ,フェリ
クロームテープなどの種類があり、通常それぞれの種類
の標準となるテープによりテープレコーダは調整されて
いるが、同一種類のテープによっても特性の違いが大き
くこれ等種々のテープに対して録音特性をすべて最適に
設定することは困難である。
従って、本発明の目的は種々のテープに対して録音特性
、特に録音レベルの最適値を自動的に検出するテープレ
コーダの最適録音レベル検出方法を提供することである
本発明の方法は、先ずテープの種類に対応した標準再生
レベルに一致するように、録音信号のレベルをたとえば
バィナリーサーチ法によっていわゆる粗筋を行って、し
かる後に、微調整を行うべく粗議により得られた録音レ
ベルに対応した再生レベルと標準レベルとを任意の時間
々隅でN回比較し、再生信号レベルが標準レベル以上と
なる回数を判定するものであり、その回数が所定数N,
とN2(N>N,>N2)との間にある場合、このとき
の録音レベルを最適値とし、またその数がN,より大の
とき録音レベルを所定値下降せしめ、他方N2より小の
とき録音レベルを所定値上昇せしめて再び再生レベルと
標準レベルとの比較を上記と同様に行って、最適録音レ
ベルを検出することを特徴とするものである。
以下本発明について添付図面を用いて説明する。
第1図は本発明の実施例の概略ブロック図であり、録音
レベル調整用の信号〆LE(40雌z)及び録音ィコラ
ィザEQ調整用の信号〆日(1腿Hz)は、切替スイッ
チ1により択一的に選択されてラインスイッチ2aへ入
力される。
ラインスイッチ2aはライン入力信号と前述の調整用信
号ナL(又はナH)とのいずれかを選択してフラットア
ンプ3へ印加する。増幅された信号は録音レベル設定回
路4へ入力されてそのレベルが可変され適当なしベルに
設定され、しかる後に録音ィコラィザ設定回路5へ印加
される。録音ィコラィザ設定回路5においてはィコラィ
ザ特性が可変される構成であり、その出力は録音バイア
ス信号〆B(100K位)と重畳されて録音ヘッド6に
よりテープ7に記録される。録音バイアス情号ナBは、
バイアスレベルを可変して適当に設定するための録音バ
イアス設定回路8へ印加され、その出力はバイアスアン
プ9を介して先の録音信号と重畳される。
テープ記録信号は再生ヘッド10により電気信号に再生
されて再生イコライザ回路11及びフラットアンプ12
により増幅後スイッチ13を介してラインアンプ14に
入力される。
ラインアンプ14の出力はラインスイッチ2bを介して
ライン出力となる。再生フラットアンプ12の出力はま
た、検波回路15により直流レベルに変換されてコンパ
レータ(比較器)16の1入力となる。
当該コンパレータ16の他入力である基準信号はD/A
変換器17の出力が用いられており、この変換器17は
PM18のボート出力PIより出力される並列バィナリ
ディジタル信号を直流レベルに変換するものである。比
較器16の出力はPIA18のボート入力P,に印加さ
れている。PIA18のボート出力PBからはバイナリ
デイジタル信号が出力されてデコータ19により解読さ
れて後、録音レベル設定回路4、EQ設定回路5及び録
音バイアス設定回路8を制御するための制御信号101
,102及び103に変換される。
また切替スイッチ1とラインスイッチ2a,2bはそれ
ぞれPM18のボート出力P2及びP3によりオンオフ
制御され、またPM18のボート出力P4はテープレコ
ーダのメカ系(機構系)及びアンプ系(電気系)を制御
するコントロール信号でありボート入力P5には同様に
メカ系やアンプ系からの留守録音状態のセッティングの
有無を示す信号を含む所定コントロール信号が印加され
ている。
そして、中央処理装置としてのCPU20と、CPU2
0を制御するプログラムが予め格納されたROM(リー
ドオンリメモ)21aと書込及び議出し自在なRAM(
ランダムアクセスメモリ)21が設けられており、更に
外部指令を与えるためのキーボード22がPM18の入
出力ボートPCに接続されている。間、RAM21は通
常動作時においては装置蟹源から電源供V給がなされて
いるが、電源断時においてはバッテリー等のバックアッ
プ用電源から蟹源が印加される構成となっており、もっ
てその記憶内容を常に保持することが可能となっている
第2図Aは録音レベル設定回路4の1具体例を示し、デ
コーダ19の6ビット並列ディジタル制御信号101に
より入出力ラインと接地間のインピーダンスが可変され
るもので、そのためにスイッチングトランジスタQ、抵
抗網R,2R,……,32R及びD−FF‘こより構成
されている。同図Bには制御信号101に対応した録音
レベルの入出力比が示されている。6ビット制御信号1
01の大きさは最4・値00H〜最大値3F(1金隼法
表示)の64ステップにディジタル的に表わされており
、00日は制御信号101(000000)でありステ
ップ0を示し、3Fは(111111)でありステップ
64を示し、また20日中間ステップの(100000
)を示すものである。
こ)では6ビットの制御信号により、64ステップに録
音レベルを階段的に変化させているが、このビット数を
増せば可変範囲が広がり、分解能が増大することになる
。尚日は16隼法で示されていることを示すもので、他
の制御信号102,103についても同様である。第3
図Aは録音レベル設定回路4の他の例であり、演算増幅
器OPの反転入力と接地間のィンピ−ダンスを制御信号
101により可変して同園Bに示す如き特性を得ている
上記の第2図,第3図示した回路は極めて安価に構成で
き、また多チャンネルを制御する場合には、互いに特性
を正確にそろえることができ、例えば録音レベルはL,
Rチャンネル共に同時に一つの制御信号で制御すること
が可能となるから更に回路構成が簡単となる。第4図A
,Bには録音レベル設定回路4の更に他の例を示す図で
あり、ディジタル制御信号101をA/D変換器により
直流電圧に変換して、この電圧をAではドライブ回路4
01を用いて、CdSフオトカプラーより成るいわゆる
電圧策旧御可変抵抗電子VCR402を制御して録音レ
ベルを可変している。
BはVCR402(L, Rチャンネル)を直接直流電
圧により制御している。同図Cはその特性を示す図であ
る。これらA,Bに示した回路では制御のための伝送線
が直流電圧のためのみの1本の線を用いるだけでよく、
よってテープレコーダーと制御回路部とを分離する構成
の場合には伝送線が少くてすむ利点がある。第5図Aは
録音バイアス設定回路8の具体的回路例を示し、デコー
ダ19の6ビット制御信号103に応じてバイアス信号
ラインと接地間の抵抗値を可変するもので、スイッチン
グトランジスタQ、抵抗網R,2R,、・・・・・・,
32R、D−FF及びィンバータ肘V等より成る。
801は10血伍を増中するバイアスアンプを示す。
同図Bはバイアス信号電流の制御信号103に対する変
化の状態を示している。
第6図A,Bは録音バイアス設定回路8の他の例を示す
回路図でありAはディジタル制御信号103をD−FF
、スイッチングトランジスタQ、抵抗網R,2R,・・
・…、32R等により直流電圧に変換して、バイアス発
振器802の電源電圧Vccを可変している。
尚、EHはィレーズヘッドを示す。Bはバイアス発振器
802の出力レベルを可変するフオトカプラ803のイ
ンピーダンスをディジタル制御信号103により制御す
るものである。第8図Aは録音ィコライザ設定回路5の
具体例を示し、デコーダ19の制御信号102に応じて
ィコライザ特性用の容量素子Csの値を変化せしめて1
皿町z信号に対する補償量を適当に選定するもので、演
算増幅器OP、スイッチングトランジスタQ、コンデン
サ網C,2C,……、32C及びD−FF等より成る。
同図Bはディジタル制御信号102に対する容量値の変
化を示し、またCはディジタル制御信号102すなわち
容量値をパラメータとする録音信号電流の周波数特性を
示す。第9図Aは録音ィコラィザ設定回路5の他の例を
示す図であり、アンプ501のゲインを制御信号102
、D−FF、スイッチングトランジスタQ及び抵抗網R
,2R,・・・・・・32Rにより可変して等価容量C
x=(1−A)Cを制御するものである。
ここにAはアンプ501のゲイン、Cはアンプ501の
帰還容量を示し、入力インピーダンスは無限大出力イン
ピーダンスは○としている。
この回路では、第8図の回路のような精密型の容量素子
を用いずに抵抗を用いるので比較的部品の入手が簡単で
ある。同図Bは特価容量Cxの変化特性、Cは録音電流
補償量変化特性である。第10図はキーボード22の概
略平面図の例であって、「AUTO」スイッチを押圧す
ることにより装置がCPU2川こより自動的に制御され
て、録音バイアス、録音レベル及びEQ特性の最適調整
動作が開始される。
また「MEMORY」キーを押し数字キーの一つを押す
と使用対象テープに対して自動設定された録音バイアス
、録音レベル及びEQ特性の最適データがRAM21に
ストアされる。従って再び「TAPE」キーを押し前記
と同じ数字キーを押すと当該データを読み出すことも可
能となる。また「TAPE」キーを押し、数字キーを押
さない場合は自動設定された状態から、標準状態の録音
バイアス、録音レベル及びEQ特性の状態にすることが
できる。
ここで標準状態とは、バイアス電流制御信号、録音レベ
ル制御信号、及びEQ制御信号が可変範囲の中間ステッ
プにあたる信号(例えば20H)により制御された状態
で、標準のテープにより調整された状態を称し、これは
自動調整装置のないテープレコーダの固定バイアス及び
レベル・EQの状態にある。
電源オン直後には、留守録音の状態でない時には必ずこ
の標準状態にセットされる。
これにより、自動設定を行なわなくとも電源オン直後に
、通常のテープレコーダと同様標準状態ですぐに録音す
ることが可能となる。又、標準状態時にはTONE信号
がPIA1 8の出力ボートP4より出力され、この時
のみマニュアルのバイアス調整、レベル調整、EQ調整
を可能にする。これにより標準状態で、ユーザーの好み
に合った調整も可能になる。自動調整時には必らずTO
NE信号が出力されず、マニュアルの調整位置がどこに
なっていてもこれをキャンセルする。第7図にバイアス
のマニュアル調整回路を示す。図においてTONE信号
がぃH″になるとQ,がオン、Q2オン、Q3オン、Q
4オフとなりVRは可変となり、バイアス発振器の出力
が変化する。TONE信号い L″ のときはQ,オフ
、Q2オフ、Q3オフ、Q4オンとなりVRは中間点で
抵抗値一定となり.ベイアス発振出力も一定となる。表
示ランプとして「BIASハ 「LEVELハ「EQ」
ランプが設けられており、装置の動作に応じて点滅が制
御される。
また「TAPE」表示があり、7セグメント表示素子を
用いてテープの種類すなわち標準状態の場合はスタンダ
−ドテープ、クロームテープ及びフェリクロームテーブ
の一つを使用者の選択により表示するものであって例え
ば、スタンダードテープの場合には”一″表示がクロー
ム及びフヱリクロームテープの場合にはそれぞれ”二″
、い三″、表示がなされる。また自動調整された設定デ
ータ(各ディジタル制御信号に相当)をRAMにストア
したり、RAMから論出したりするときには、そのRA
Mに相当するテープ番号1〜9の表示をなす。以下、上
述の装置の動作を第14図A〜Kに示したフローチャー
トに従って、第11図〜第13図の動作波形図を必要に
応じて参照しつつ説明する。
先ず第14図Aのチャートはテープレコーダが留守録音
機能を有する場合における例を示しており、装置が留守
録音状態にセッティングされているかどうかを自動的に
判定するものである。
すなわち電源が投入されると同時に留守録音のセツティ
ングがなされているか否かのコントロール信号がPM1
8の入力ボートP5へ印加されるから、CPU20は
当該信号を判断して留守録音がセットされていれば、電
源投入直前に設定されていた録音特性に装置をセットす
るように各指令信号をそれぞれ出力する。換言すれば、
使用者は留守録音セツテイング時に録音レベル、録音バ
イアス及びEQ特性のそれぞれが使用予定のテープに対
応した値となるように予めキー操作によりメモリ回路2
1から議出してテープレコーダのセットを行うものであ
るから、電源オフ時にはメモリ21に当該各特性値が記
憶されているはずである。従って、留守録音にセッティ
ングされていることをCPU20が判定すれば上記各特
性値に録音レベル、録音バイアス及びEQ特性が各設定
回数4,5及び8により設定されることになり、留守録
音動作の待機状態となる。テープレコーダが留守録音セ
ッティングされていなければ、例えばスタンダードテー
プの標準録音特性にそれぞれが設定されるように制御信
号101,102及び103が出力される。
しかる後にキー入力指示を待機する状態となっている。
第14図既ま、録音特性自動調整を開始すべ〈「AUT
O」スイッチが押圧された場合における、機器のセツテ
イングを行うためのチャートであり、「STOP」状態
であるが、「PAUSE」状態でないかどうかを判定し
て後装置を「REC/PLAY」状態にセットする。そ
れと同時に録音バイアスの手動調整回路の動作を禁止し
、ライン入力スイッチS2a,S2bをそれぞれ所望に
切替える。更にはテープカウンタのリセット”0″状態
でテープが停止することを禁止するようにセットされる
。そして操作者が予め設定したテープ種類を判別して当
該テープに対応した録音レベル,バイアス及びEQ特性
に各設定回路を制御する。以上においては標準テープを
用いるものとして説明する。このとき、キーボードの「
BIAS」,「LEVEL」,「EQ」ランプはすべて
消灯状態となる。第14図Cは磁気テープの自動検出の
ためのチャートであり、PIA18の出力ボートPAに
はディジタル信号の最小値00(H)が出力されて、D
/A変換器17により00日に対応するアナログ信号に
変換後コンパレータ16の基準入力となる。
そしてPの18のボート出力P2によりスイッチーが録
音信号としてナL:40岬zを選択する。こ)でリーダ
テープ部分においては再生出力は零であるから、検波器
15の出力は琴ボルトでありよってコンパレータ16の
出力は低レベルである。そして磁気テープ部分に到来す
ると同時に再生レベルは大となってコンパレータ出力は
高レベルに反転する。この高レベル信号P,により、テ
ープ検出がなされて、内蔵テープカワンタが”n″にリ
セットされる。か)る状態が第11図の期間Cに示され
ている。第14図Dは最適録音バイアス設定のための録
音レベルの粗調整をなすチャートである。
この調整は、バイアス、録音ィコラィザを標準設定状態
にして行われる。つまりこの調整を行わない場合には、
第12図Aに示す標準テープのバイアス電流対再生レベ
ル特性に対して、121,122,123の如く感度の
異つたテープでは、再生レベルをディジタル変換可能な
範囲に入れるためにはディジタル変換可能範囲を広げる
必要があるが、それに反してバイアス電流特性の再生レ
ベル最大値を正確に見出すためにはディジタル変換部の
分解能が0.1dB程度でなければならない。従って、
このレベル粗調をなすことにより、第12図BのA点に
レベル調整するので分解能を0.1dBとしてディジタ
ル変換可能な範囲をせまくすることができる。また粗調
すべきレベルを中心値20日としなかったのは必らずバ
イアスカーブは第12図8のA点を通るため、レベル大
の範囲を広げる目的である。
出力ボートPAには標準レベルOA(001010)を
示すディジタル出力が生じ、当該OA値に相当したアナ
ログレベルがコンパレータ16の基準入力となる。
このとき、「BIAS」ランプが消灯状態から点滅状態
に変化する。そして録音レベル設定回路4の制御入力信
号101が適当に変化してコンパレータ16の基準入力
と等しくなる録音レベル値を選定する。本例においては
第11図の期間Dに示す如くバィナリーサーチ法を用い
るものである。すなわち再生レベルと基準レベルとを比
較しその大小により、1/2,1/4,1/8・・・・
・・1/64としベルを加減算して再生レベルが基準レ
ベルに等しくなる録音レベルを検出している。尚、バィ
ナリーサーチ法によらず他の方法を用いてもよいことは
勿論である。このとき、再生レベルが大となって以後の
ディジタル処理可能な上限値3Fに相当するレベルとな
ればエラー信号が出力され、各ランプ表示をすべて点滅
状態として調整不能の警告を発する。標準再生レベルO
Aに対応する録音レベルが設定されると、第14図E,
Fに示すように録音バイアス設定がフローチャートに従
ってなされる。
すなわち、6ビットのディジタル制御信号103を00
H〜3Fまでの64ステップで可変して、それに対応し
た再生レベルをそれぞれ6ビットのディジタル信号に変
換してメモリーこ記憶し、再生がすべて終了した時点で
、各メモリ内容を用いて最適録音バイアスを検出設定す
るいわゆるレベルスイーブ法により行われる。再生レベ
ルのディジタル化は、コンパレータ16とD/A変換器
17によりいわゆる逐次比較型A/D変換によってなさ
れ、当該再生レベルも16隻法による00H〜3Fまで
の値に変換され、当該範囲外の再生レベルは処理不能で
あり、よって再生レベルが3F値を含めばエラー信号を
発し調整不能としている。例えば第12図Bの曲線61
,62に示す如き場合である。かかる再生特生は、フロ
ーチャートDにて録音レベルの設定が予めなされている
から表われることはないが、使用者の誤りで使用テープ
が最適使用ポジションでない場合は(例えばクロームポ
ジションで使用すべきテープをL・Hテープポジション
にした場合は)曲線61,62となる。各バイアス電流
における再生レベルの読み出しは、録音ヘッドから再生
ヘッドまでのタイムラグt,=(録音ヘッド〜再生ヘッ
ドの距離)/テープスピードが存在するため第12図C
の如くt=0にてバイアスをB,とし、タイムラグt,
の後に再生レベルをA/D変換してRAMに書込み、次
にバイアスをB2にして以下同様に行うと、例えばt,
=100仇secとしてもM×100×10‐3=M秒
以上は必らず必要である。
そこで再生レベルの論込みを同図Dのようにバイアスを
ある一定間隔で増大して各々t,の後のデータを読込む
方式とすると時間短縮される。同図○では、バイアスを
増して行く時間をtoとしto=tl′2とした場合を
示し、バイアスB・にしてら秒後にバイアスをB2とし
またto秒後にt3として同時に再生レベルをA/D変
換してこれをバイアスB,に対する再生レベルとしてR
AMに書込む。
同様にこれを続行するとto×64十ち=3.3秒にて
データを書込み完了して時間短縮がなされる。ここでt
o=tl/2としたがより短くすれば時間短縮がなされ
ることは明白である。またバイアスB,における再生出
力が生じたこと(又はキュー信号)を検知して再生レベ
ルの議込みを開始せしめれば、t,は無制限となり異時
録再のテープデッキ(2ヘッド機)でも使用可能となる
メモリに記憶された64個の再生データはCPU20よ
り判定及び演算処理がなされる。
すなわち、再生レベルの最大値Mの信号数を判定して、
例えば3(一般にはn)以上あれば、それに対応する録
音バイアスの最小値B(実際にはそれに相当する制御信
号103を示すディジタル信号)を先ず記憶する。しか
しながら第12図E,Fに示す如き再生レベル特性が得
られた場合には、それぞれ最大値をM−1,M−2と読
みかえることにより、E,Fに示す場合を調整不能とし
ないようにすると共に、ドロップアウトや極端なしベル
変動による誤動作を防止している。このように最大値M
を、M−1,M−2と順次低下させても、その信号数が
3(n)以上ないときには調整不能としてエラー信号を
発生する。この操作を再び操返えして同機に録音バイア
スB2を求め、先に求めた値B,を用いて両者の平均値
B=(B,十B2)/2を演算する。
しかる後に最適バイアス値B′=B+Nを求める。ここ
にNは適当な予め定められた値であって、Nを加えるこ
とにより平均値の演算により浅いバイアス値とならない
ように補正をなしている。か)る録音バイアスの調整の
スィープ時の再生レベルが第11図の期間E,Fに示さ
れている。
この様にして求められた最適録音バイアスB′に相当す
る制御信号103となるディジタル信号はメモリの所定
番地に記憶されると共に、録音バイアス設定回路8がこ
れにより制御されて設定される。この時「BIAS」ラ
ンプは点滅から常時点灯に変化する。第14図G,H‘
ま録音レベル調整のためのフローチャートであり、コン
パレータ16の基準入力を20印こ相当する基準レベル
に設定し、第13図Aの期間Gで示すバィナリーサーチ
法で録音しベルの粗調がなされる。
このとき「LEVEL」ランプは消灯から点滅となる。
このときも再生レベルがディジタル処理範囲外にあると
きにはエラー信号が発生されることになる。レベル組調
が終了すると徴調がなされるが、この場合第13図B‘
こ示すようにコンパレータ16における比較出力を、所
定の時間々懐で例えば15回サンプリングして、出力が
高いレベルすなわち再生レベルが高い回数nを計数する
その計数結果が例えば8<n<12を満足すればその時
の録音レベルを最適録音レベルとする。もしn<8,n
>12であればそれぞれ録音レベルを1ステップ上昇、
下降せしめて再度比較して計数する。かかる動作を8<
nく12となるまで例えば4回線返えし徴調を行う。ま
たこのようにして得られた録音レベルとするための制御
信号101を示すディジタル信号が3F又は00日であ
ればこれまたエラー信号として調整不能とする。
そしてレベル設定され、また記憶されると「LEVEL
」ランプが常時点灯となる。以上の動作波形が第13図
Aに示されている。第14図1,JはEQ(録音ィコラ
ィザ)特性調整のフローチャートであ、先ず録音信号が
〆L=40岬勿)ら〆H=10KHzに切替えられる。
このとき「EQ」ランプは消灯から点滅に入る。しかる
後にEQ設定回路5を制御信号102により制御して、
第13図Aに示す如く先の録音レベル調整と同様な手順
でなされる。異なる部分のみについて述べると、微調整
段階において、EQ特性を示す制御信号1 02用のデ
ィジタル信号が00日であればエラー信号を発生し、ま
た3Fであればバイアスが深すぎるものであるから録音
バイアスを1ステップ相当分減少せしめて再び録音レベ
ル調整,EQ調整すなわち記録補償調整を行うよう動作
することになる。
この場合、上記判定ループが4回なされていれば調整不
能とにエラー信号を発生する。こうして最適EQ特性が
なされて設定され記憶されれば「EQ」ランプが常時点
灯して調整が終了する。第14図Kは装置を「STOP
」状態に戻すためのフローチャートである。
図において、テープはカウンタの”げ位置で停止するが
、これは開始時にカウンタはいn″にてリセットされて
いる(nは正の整数)から、nカウントに相当する距離
だけテープはオーバーランすることになる。これは自動
調整時に録音した信号(「L,ナH)を消去するためで
ある。本発明によれば、メモリ,CPU及びPIA等を
マイクロコンピュータ等のマイクロプロセッサにて構成
することができるので極めて小型の高信頼性の装置が得
られるばかりか、他の動作、例えばカゥンタ,タイマ等
の制御動作もプログラムを増加するだけで可能となる。
また、いかなる種類のテープにしても最適録音特性が自
動的になされる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概略ブロック図、第2図Aは
録音レベル設定回路の1例を示す図、Bはその特性図、
第3図Aは録音レベル設定回路の他の例を示す図、Bは
その特性図、第4図A,Bは録音レベル設定回路の更に
他の例を示す図、Cはその特性図、第5図Aは録音バイ
アス設定回路の1例を示す図、B‘まその特性図、第6
図A,Bは録音バイアス設定回路の他の例を示す図、第
7図は録音バイアスのマニュアル制御回路の例を示す図
、第8図Aは録音EQ設定回路の例を示す図、B,Cは
その特性図、第9図Aは録音EQ設定回路の他の例を示
す図、B,Cはその特性図、第10図はキーボードの概
略図、第1 1図乃至第13図は動作波形図、第14図
はフローチャートを示す図である。 主要部分の符号の説明 4・・・・・・録音レベル設定
回路、5・・・…録音EQ設定回路、8・・・…録音バ
イアス設定回路、16・・・・・・コンパレータ、17
・・・・・・D/A変換器、20・・・・・・CPU、
21・・・・・・RAM、2 1 a……ROM。 第2図 函 蛸 第3図 第4図 第5図 繁る図 単7図 群の図 第a図 第′’図 溝ク図 繁′3図 弟′2図 弟′4図 繁′4図 *′4図 溝′4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スタート信号に応じて録音レベルを順次変化せしめ
    るステツプと、前記録音レベルに対応した再生信号レベ
    ルが所定レベルに達したときに録音レベルの変化を終了
    して終了信号を発生するステツプと、前記終了信号発生
    時の録音レベルに対応した再生信号レベルと前記所定レ
    ベルとを任意の時間々隅でN回比較する第1比較ステツ
    プと、再生信号レベルが前記所定レベル以上となる回数
    が所定数N_1(N>N_1)より大のとき録音レベル
    を所定値下降せしめて再び前記第1比較ステツプを行う
    第2比較ステツプと、再生信号レベルが前記所定レベル
    以上となる回数が所定数N_2(N_1>N_2)より
    小のとき録音レベルを所定値上昇せしめて再び前記第1
    比較ステツプを行う第3比較ステツプと、前記第1乃至
    第3比較ステツプにおいて再生信号レベルが前記所定レ
    ベル上となる回数が前記所定数N_1とN_2との間に
    あるときに判定信号と発生するステツプと、前記判定信
    号発生時の録音レベルを最適録音レベルとする最適録音
    レベル検出ステツプとを有することを特徴とする磁気録
    音再生機の最適録音レベル検出方法。 2 前記最適録音レベル検出ステツプにおいて前記判定
    信号発生時の録音レベルが所定範囲外にあるときにエラ
    ー信号が発生されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
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