JPS6016606Y2 - 平型ケ−ブルの積層巻き用ドラム - Google Patents

平型ケ−ブルの積層巻き用ドラム

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JPS6016606Y2
JPS6016606Y2 JP5970180U JP5970180U JPS6016606Y2 JP S6016606 Y2 JPS6016606 Y2 JP S6016606Y2 JP 5970180 U JP5970180 U JP 5970180U JP 5970180 U JP5970180 U JP 5970180U JP S6016606 Y2 JPS6016606 Y2 JP S6016606Y2
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JP
Japan
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drum
winding
cable
rim
flat cable
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Application number
JP5970180U
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English (en)
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JPS56162265U (ja
Inventor
洋治 坪内
理文 溝口
悦昭 増山
Original Assignee
株式会社フジクラ
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Publication date
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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、平型ケーブルの積層巻きに用いられる巻取
りドラムに関するものである。
平型ケーブルは、現在エレベータ用ケーブル等として、
それまでの大型ケーブルに取って代って盛んに使用され
ているもので、その製造工程は一般に多数本の線芯を並
列に並べ保護被覆を施し、更にその上に断面が略々長楕
円状のプラスチックシースを押出し底形し、しかる後こ
れを完全に冷えきらないまだ温かいうちに第1図に示す
ようにドラムの巻胴に一層ずつ順次重ねて巻き取ってい
る。
このように平型ケーブルをドラムに巻き取る場合、大型
ケーブルを巻き取る方法と同じ方法で巻き取ると内側に
位置する平型ケーブルC1,C□の外側に重ね巻きされ
る平型ケーブルC2は第2図に示すようにケーブルC□
、C1との境界に形成される窪みにケーブルC2のシー
スが流れ出しそのまま固まってしまい、ケーブルC2の
表面には不本意ながら突条Cが形成されてしまうという
欠点があった。
そこで、実公昭55−67’12号公報にみるように、
巻胴の鍔からそれぞれ平型ケーブルの幅より僅かに大き
い距離を隔てた位置に壱れぞれ補助鍔を設け、該補助鍔
にはそれぞれ平型ケーブルの導入、導出のための切欠き
を設けると共に該補助鍔間に空所を形成し、該空所には
一方の平型ケーブル巻取部の巻終部から他方の平型ケー
ブル巻取部の巻始部に平型ケーブルを導くガイド板を設
けて、鍔と補助鍔の間に平型ケーブルを積層巻きした後
、その平型ケーブルをガイド板により他の補助鍔と鍔の
間に導いて積層巻きし得るように構成された、平型ケー
ブル用の巻取りドラムが提案されている。
このドラムは平型ケーブルを積層巻きするため、一応前
記従来の欠点を解消するが、ドラムの両端に設けられた
鍔の間に複数の補助鍔を設ける関係上、重量が大きくな
り、運搬、管理等の面で不都合を生ずると共に、コスト
高につく欠点がある。
この考案は、上記従来の補助鍔に代えて、スポークとリ
ムを用いることにより上記従来の問題点を解消したもの
で、軽量で扱いやすく、しかもコスト安につく、平型ケ
ーブルの積層巻き用ドラムを提供することを目的とする
以下この考案を図面を参照して説明する。
第3図ないし第10図はこの考案の一実施例を示すもの
で、ドラム本体1の巻胴2の外周面には複数のケーブル
案内部Aが平型ケーブルCの幅Wよりいく分大きな値の
間隔において巻胴2の軸方向に設置され、この結果ケー
ブル案内部Aの両側には各々ケーブル巻取部B、 B・
・・・・・が形成される。
そして上記ケーブル案内部Aは、第3図、第4図及び第
7図などに示すように第1のリム3とこの第1のリム3
とほぼ同一の外径を備え、かつ第1のリム3からほぼス
パイラル状に約360°延長されることによって平型ケ
ーブルCの幅Wよりもいく分大きい間隙をおいて離れる
第2のリム4とが前記巻胴2より放射状に延びる複数本
のスポーク5・・・・・・、6・・・・・・によって同
心的に支持され、かつ上記リム3,4の接点7の近傍を
始端となし、さらに前記接点7の巻胴2上における投影
点の近傍を終端とするような渦状のケーブル案内板8が
第1のリム3と第2のリム4との間隙に前記スポーク5
,6を介して支持されて戒る。
上記のケーブル巻取部Bは、平型ケーブルCを積層巻き
するためのもので、当然ながら、その幅WBは平型ケー
ブルCの幅Wとほぼ等しく(同一か若しくはこれよりも
少し大きく)設定されている。
また他のケーブル案内部Aは、一つのケーブル巻取部B
に積層巻きされてリム3,4の接点7の部分から導出さ
れた平型ケーブルCを次のケーブル巻取部Bに導入する
ものであり、前述のようにその幅WAは平型ケーブルC
の幅Wよりも少し大きく設定されている。
上記において、複数(この例のものは4個)のケーブル
案内板8は互に位相を同一角度(90度)宛ずらせて配
設されている。
したがって、全てのケーブル巻取部Bに平型ケーブルC
を巻いた場合に重心のかたよりが生じることはない。
また、スポーク5,6は第6図に示すように1枚の金属
板を中空に湾曲させ、巻胴2の周方向に偏平に形成され
ている。
この構造は、スポーク5,6に対スる平型ケーブルCの
接触幅を大きくして、平型ケーブルCの側縁部に生じる
接触痕の発生を防ぐとともに、ドラム全体を軽量にし、
かつ放熱作用を大きくする。
更にまた、ケーブル案内板8の外表面の一部分にはスポ
ンジのようなたるみ吸収部材9(第3図と第4図)が添
設されている。
このたるみ吸収部材9は平型ケーブルCの巻付は時に圧
縮されてこれを受け、その後、平型ケーブルCを外方に
押圧してこれの部分的なたるみを阻む。
このため、平型ケーブルCが積層巻きの進行につれて第
3図2点鎖線のように部分的にたるんできずつくことが
なく、また平型ケーブルCがこれの引出し時にケーブル
案内板8に強く締め付けられて損傷することもない。
第10図に示すように、ケーブル案内部Aのケーブル案
内板8から平型ケーブルCを受けるケーブル巻取部Bの
始端部aは巻胴2の終端w32に対し平型ケーブルCの
厚さt(第5図)分だけ低く形成される。
これによって平型ケーブルCは段を生じることなく巻胴
2に巻き付けられることになる。
このように構成する方法としては、巻胴2の表面に楔状
の部材をとり付けてその終端部らを高くする方法と、始
端部aを楔状にへこませる方法があるが、いずれでもよ
い。
なお、ケーブル案内板8は、第8図に示すように、その
始端をリム3,4の接点7及びその近辺においてリム3
,4の外周に配し、その一側を第2のリム4の内側に第
9図のように入れた後、他側を第1のリム3の内側に入
れるようにして設けられている。
しかして第3図中10は平型ケーブルCが最初に巻き付
けられるケーブル巻取部Bの巻胴2に設けられた巻始め
口、11は鍔12に設けられた透孔、13は鍔12に設
けられた線掛けである。
次に上記のように構成されたこの考案に係る平型ケーブ
ルの積層巻き用ドラムの作用を説明する。
この考案の積層巻き用ドラムは周知のドラムと同様に巻
取り装置(図示せず)にかけ、平型ケーブルCの端部を
巻始め口10から透孔11に通して線掛け13に止め、
平型ケーブルの送出し速度に同期させてドラムを回転さ
せて平型ケーブルを最初のケーブル巻取部Bに積層巻き
する。
平型ケーブルの巻取りが進んで最初のケーブル巻取部B
に巻き終ったら平型ケーブルをケーブル案内部Aに移す
この操作によって平型ケーブルCはリム3.4の接点7
においてケーブル案内板8の上に出てその外側縁をリム
4に触れさせ、ケーブル案内板8に添ってそのケーブル
案内部Aの巻胴2に達した後、次のケーブル巻取部Bに
入って再び積層巻きされるようになる。
平型ケーブルCは上記のようにしてケーブルの全てのケ
ーブル巻取部Bに積層巻きされるが、この場合、ケーブ
ル巻取部Bとケーブル案内部Aとはスポークとリムによ
り仕切られドラム全体が軽量に構成されているため、ド
ラムの回転に大きな駆動力を必要とせず円滑に巻取り作
業をなすことができるとともに、ドラムの運搬等を容易
に行うことができる。
しかもリムとスポークは平型ケーブルの大部分を露出し
てこれを積層巻きする構造であるため、平型ケーブルが
完全に冷却されずに巻かれるようなことがあっても、迅
速に放熱され冷却されるようになる。
第11図はこの考案の別の実施例を示すもので、リム3
,4は第3図ないし第10図のもののように巻胴2の周
囲に1本に連続しておらず、適当な長さに分断されてい
る。
そしてこの例のものにおいては、上記リムの単体はスポ
ークとともに一本の針金を折り曲げて製作されている。
以上説明したように、この考案による積層巻き用ドラム
は、軽量なスポーク5,6とリム3,4によってケーブ
ル巻取部Bとケーブル案内部Aを交互に仕切り、ドラム
全体の重量を小さくしているため、ドラムの運搬、管理
、その他の扱いがしやすい長所がある。
その上、リムとスポークはすあき状態であり、巻取部に
積層巻きされた平型ケーブルが放熱して早く冷却される
ので、蓄熱に起因するさまざまな支障が防止される効果
がある。
また構造が簡単であるためコスト安につき、実施も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の平型ケーブルの巻取り状態を
示す概略説明図、第3図以下はこの考案の実施例を示す
もので、第3図及び第4図は一部分を破断して示したこ
の考案の積層巻き用ドラムの側面図と正面図、第5図は
第4図のV部分の拡大図、第6図は第5図のV’I −
VI線に沿う断面図、第7図は巻胴とリム等の関係を示
す外観図、第8図と第9図はそれぞれ第7図の■−■線
とIX−IX線に沿う断面図、第10図は巻胴の概略横
断面図、第11図はこの考案のリムの別の例を示す正面
図である。 2・・・・・・巻胴、3・・・・・・第1のリム、4・
・・・・・第2のリム、5,6・・・・・・スポーク、
7・・・・・・接点、8・・・・・・ケーブル案内板、
9・・・・・・たるみ吸収部材、A・・・・・・ケーブ
ル案内部、B・・・・・・ケーブル巻取部、C・・・・
・・平型ケーブル、W・・・・・・平型ケーブルの幅、
t・・・・・・平型ケーブルの厚さ、a・・・・・・始
端部、ト・・・・・・終端部。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ケーブルドラムの巻胴2に対して第1のリム3お
    よびこの第1のリム3とほぼ同一の外径を備え、かつこ
    の第1のリム3からほぼスパイラル状に約360°延長
    されることによって平型ケーブルCの幅Wよりもいく分
    大きい間隙をおいて離れる第2のリム4とが前記巻胴2
    より放射状に延びる複数本のスポーク5,6、によって
    同心的に支持され、かつ第1のリム3と第2のリム4と
    の接点7の近傍を始端となし、さらに前記接点7の巻胴
    2上における投影点の近傍を終端とするような渦状のケ
    ーブル案内板8が第1のリム3と第2のリム4との間隙
    に前記スポーク5,6を介して支持されて成るケーブル
    案内部Aが平型ケーブルCの幅Wにほぼ等しい間隔をお
    いて巻胴2に沿って複数基設置されていることを特徴と
    する平型ケーブルの積層巻き用ドラム。
  2. (2)第1および第2のリム3,4を支持するスポーク
    5,6は巻胴2の周方向に偏平に形成されて戒ることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の平型ケ
    ーブルの積層巻き用ドラム。
  3. (3)ケーブル案内板8の途中に、巻胴2に向って弾性
    的に変位するたるみ吸収部材9を設置したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の平
    型ケーブルの積層巻き用ドラム。
  4. (4) 複数のケーブル案内板8が相互に位相を同一
    角度ずらせて設けられて成ることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載の平型
    ケーブルの積層巻き用ドラム。
  5. (5)平型ケーブルCの幅Wにほぼ等しくされたケーブ
    ル巻取部Bの巻胴2の始端部B1が巻胴2の終端部B2
    に対し平型ケーブルCの厚さt分だけ低く形成されて威
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項又は第3項又は第4項記載の平型ケーブルの積層
    巻き用ドラム。
JP5970180U 1980-04-30 1980-04-30 平型ケ−ブルの積層巻き用ドラム Expired JPS6016606Y2 (ja)

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JPS56162265U JPS56162265U (ja) 1981-12-02
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