JP2000092768A - 巻線ボビン構造 - Google Patents

巻線ボビン構造

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JP2000092768A
JP2000092768A JP10261513A JP26151398A JP2000092768A JP 2000092768 A JP2000092768 A JP 2000092768A JP 10261513 A JP10261513 A JP 10261513A JP 26151398 A JP26151398 A JP 26151398A JP 2000092768 A JP2000092768 A JP 2000092768A
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JP
Japan
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winding
layer
windings
bobbin
insulating bobbin
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Application number
JP10261513A
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English (en)
Inventor
Kazuji Hosozawa
和司 細沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の巻線ボビン構造の巻線面は平坦であっ
たため、１層目の巻線を施した場合に、各巻線の位置決
めが安定せず、各巻線間に空隙が発生し、多層状に巻回
した場合に巻線の占有率が低下することになっていた。 【解決手段】 本発明による巻線ボビン構造は、鉄芯に
絶縁ボビン(1)を介して巻線(3)を巻回する場合の絶縁ボ
ビン(1)の巻線面(2)を凹凸等の粗面状とし、１層目の巻
線(B)の位置決めを精度良く行うことにより、空隙の少
ない巻線の巻回を施す構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線ボビン構造に
関し、特に、絶縁ボビンの巻線面に粗面を設けて巻線を
巻回することにより、１層目の巻線をずれを伴うことな
く整列させて巻回し、全ての巻線を整列巻回するための
新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の巻線ボビ
ン構造としては、図３で示される構成が採用されてい
た。すなわち、図３において符号１で示されるものは、
固定子等に設けてある絶縁ボビンであり、この絶縁ボビ
ン１の巻線面２には巻線３が巻回されている。なお、こ
の絶縁ボビン１は片側だけを示しており、実際には輪状
に形成され、巻線３も輪状に巻回される構成である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線ボビン構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、絶縁ボビンの巻線面が平坦
であるため、この巻線面に巻線を巻回すると、図３で示
されるように、１層目の巻線がずれを起こし、整列巻き
が難しく、２層目の巻線Ｂを施すと、このずれを起こし
た１層目の巻線Ａの空隙の部分に入り込むことになり、
巻線の巻回が進行するに応じて巻線間に空隙が多く存在
することになるため、巻線の絶縁ボビンに対する占有率
が低くなって設計通りのトルク又は特性が得られなくな
っていた。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、絶縁ボビンの巻線面に粗面
を設けて巻線を巻回することにより、１層目の巻線をず
れを伴うことなく整列させて巻回し、全ての巻線を整列
巻回するようにした巻線ボビン構造を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による巻線ボビン
構造は、鉄芯に絶縁ボビンを介して巻線を巻回した巻線
ボビン構造において、前記絶縁ボビンの巻線面を粗面と
した構成であり、さらに、前記粗面は、鋸歯状をなす凹
凸面よりなる構成であり、さらに、前記鉄芯は固定子よ
りなる構成である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による巻
線ボビン構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来と同一又は同等部分については同一符号を付し
て説明する。図１において符号１で示されるものは、固
定子等（回転子等のモータ、レゾルバ等も含む）の鉄芯
（図示せず）に設けてある絶縁ボビンであり、この絶縁
ボビン１の巻線面２は粗面が形成されている。
【０００７】前記粗面状の巻線面２は、図２に詳細に示
されているように、鋸歯状をなす凹凸面より構成されて
おり、この凹凸面の各凹部２ａに１層目の巻線Ａを構成
する巻線３を巻回することにより、各巻線３間には余分
な空隙が形成されることなく高密度な巻線を達成するこ
とができる。
【０００８】また、この１層目の巻線Ａの外周には２層
目の巻線Ｂが巻回されているが、１層目の巻線Ａの各谷
間Ａ1の上に各巻線３が位置することにより、２層目の
巻線Ｂが形成されている。この２層目の巻線Ｂの外周に
は、図示していないが必要に応じてｎ層目の巻線を巻回
することができる。
【０００９】なお、前述の巻線面２は、粗面として鋸歯
状の凹凸面の場合について述べたが、例えば、図示して
いない波状の凹凸面、植毛を施した状態、ギザギザが形
成された弾性面等でも前述と同等の効果を得ることがで
きる。
【００１０】
【発明の効果】本発明による巻線ボビン構造は、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、絶縁ボビンの巻線面に凹凸面等の
粗面が形成されているため、１層目の巻線が空隙等を伴
うことなく整列巻回でき、多層巻きとした場合も従来の
ような空隙を伴うことのない高密度の巻回状態を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による巻線ボビン構造を示す要部の断面
図である。
【図２】図１の要部の拡大断面図である。
【図３】従来構造を示す断面図である。
【符号の説明】
１ 絶縁ボビン ２ 巻線面 ３ 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 鉄芯に絶縁ボビン(1)を介して巻線(3)を
    巻回した巻線ボビン構造において、前記絶縁ボビン(1)
    の巻線面(2)を粗面としたことを特徴とする巻線ボビン
    構造。
  2. 【請求項２】 前記粗面は、鋸歯状をなす凹凸面よりな
    ることを特徴とする請求項１記載の巻線ボビン構造。
  3. 【請求項３】 前記鉄芯は固定子よりなることを特徴と
    する請求項１又は２記載の巻線ボビン構造。
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