JPS60165A - ゴ−スト除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 仁の発明は例えばテレビジョン受ｅ、機に於いて、受像
機内部で回路的にゴースト信号を除去する為のゴースト
除去装置に関する。

〔発明の技術的背景〕

近年、ゴースト除去装置としてテレビジョン受像機内部
で回路的にゴースト信号全除去する装置が開発されてい
る。この装置は、テレビジ冒ンビデオ信号中に周期的に
存在する所定波形形状の信号、例えば垂直同期信号を基
準信号としてゴースト信号を検知し、この検知出力に従
ってコ９−スト消去信号を作シ、ゴースト信号を除去す
るものである。

第１図はこのようなゴースト除去装置の−例を示す回路
図である。図示の装置はいわゆる出力加重型のゴースト
除去装置である。図に於騒て、１１はゴースト信号を含
むテレビジョンビデオ信号が印加される入力端子、１２
は加算器、１３はテレビジョンビデオ信号の出方端子、
１４は加算器１２の出方信号全反転する反転増幅器、１
５は反転増幅器１４の出力信号がら前記テレビジョンビ
デオ信号に含まれるゴースト信号を除去する為のゴース
ト消去信号を作るトランスパーサルフィルタである。ト
ランスパーサルフィルタは遅延回路や加重回路を有する
。

遅延回路は遅延量の異なる複数のタップを有する。加重
回路は各タッグの利得を個別に変えることができる。１
６はゴースト検出回路で、テレビジョンビデオ信号の垂
直同期信号の前縁を基準にしてゴースト信号の重畳位相
、極性、振幅を検出する。検出された重畳位相情報は前
記遅延回路のタップを指定するアドレスデータＤＡトし
てトランスパーサルフィルタ１５に供給される。また、
極性及び振幅情報は指定されたタップの利得、つまｐ加
重値を設定する加重データＤＢとしてトランスパーサル
フィルタ１５に供給される。これによシ、トランスパー
サルフィルタ１５からゴースト信号と同じ位相で反対の
極性を持ち、さらに振幅の等しいゴースト消去信号が出
力される。これが加ｎ器１２にて入力端子１１に印加さ
れるテレビジョンビデオ信号と加算される。したがって
、出力端子１３にはゴースト信号の除去されたテレビジ
ョンビデオ信号が得られる。

なお、トランスパーサルフィルタ１５の遅延回路として
は、アナログ遅延線や電荷結合素子（以下、ＣＣＤと称
する）等を用いることができる。この場合、経済性やト
ランスパーサルフィルタ１５の小型化等の面から一般に
ＣＣＤが用いラレル。１７　ＣＣＤ　ｋ駆動するクロッ
クパルスｃｐの入力端子である。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら上記構成の場合次のような問題がある。す
なわち、遅延回路としてＣＣＤ　’に用いた場合、加重
回路は一般に遅延回路とともに１つのチップに集積回路
化されることが多い。これによシ、加重回路は製造上の
制約を受け、簡単な構成のものを使用せざるを得ない。

その結果、加重回路の人出力特性が第２図に示すように
非線形性を示すようになる。この非線形性は入力レベル
が大きくなる程大きくなる。また、タップ利得（荷重値
）ＴＧが小さくなる程大きくなる。加重回路の入出力特
性は微分利得ＤＧとして表わすことができる。この微分
利得は次のようにして定義される。今、第３図（ａ）に
示すように、黒レベルＬＢから白レベルＬｗまで変化す
る絵柄信号（輝度信号）ＳＰに周波数３．５８ＭＨｚの
搬送色信号Ｓｃが重畳された信号を考える。

この信号を加重回路に通して得られた信号から取シ出さ
れた搬送色信号５ｅｔ−第３図（ｂ）に示す。

この搬送色信号Ｓ、の黒レベルＬ、側の振幅ｋｘｓ白レ
ベしＬＷ側の振幅ｔ”　Ｘ　ｚ　とすると、微分利得Ｄ
Ｃは として定義される。この微分利得ＤＧとタップ利得ＴＧ
との関係は第４図に示される。図から、タップ利得ＴＧ
が小さい程、微分利得ＤＧが大きくなることがわかる。

つまシ、振幅ｘ２が振幅Ｘ１　よシますます小さくなる
ことがわかる。

以上説明したような加重回路の入出力特性の非線形性に
よシ、垂直同期信号ＶＤのような振幅の小さな期間では
、ゴースト信号を除去できるが、白レベル期間のような
振幅の大きな期間ではゴースト信号の消し残しが生じて
しまう。

そして、これは、タッグ６利得ＴＧが小さいとき、特に
顕著に現われる。なお、テレビジョンビデオ信号のレベ
ルが全体的に大きい場合は、白レベル側に限らず、垂直
同期信号ＶＤ付近でもゴースト信号の消し残しが生じる
。

〔発明の目的〕

この発明は上記の事情に対処すべくなされたもので、ゴ
ースト信号の残留をなくすことができるゴースト除去装
置を提供すること全目的とする。

〔発明の概要〕

この発明は２つのトランスパーサルフィルタを設け、こ
れら２つのトランスパーサルフィルタにビデオ信号を逆
極性で印加するとともに、これらから逆極性で出方され
るゴースト消去信号を同じ極性にし、テレビジョンビデ
オ信号と合成するように構成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説明
する。第５図に於いて、入力端子２１１１Ｃハコースト
信号を含んだテレビジョンビデオ信号が印加される。こ
のテレビジョンビデオ信号は加算器２２の第１の入力端
子に供給される。加算器２２から出力されるテレビジョ
ンビデオ信号は出方端子２３に供給されるとともに、反
転増幅器２４を介して第１のトランスパーサルフィルタ
２４に供給される。加算器２２からのテレビジョンビデ
オ信号はさらに第２のトランスパーサルフィルタ２６に
供給される。

これらトランスパーサルフィルタ２５　、２５は先の第
１図に示すトランスパーサルフィルタ１５と同様にゴー
スト消去信号を出力するもので、それぞれ遅延回路や加
重回路金有する。遅延回路は遅延量の異なる複数のタラ
ｆ’ｆ（有し、加重回路は各タップの利得を変えられる
ようになっている。第１のトランスパーサルフィルタ２
５から出力されるゴースト消去信号は加算器２２の第２
の入力端子に供給される。第２のトランスパーサルフィ
ルタ２６から出力されるゴースト消去信号は反転増幅器
２７を介して加算器２２の第３の入力端子に供給される
。２８はゴースト検知回路である。このゴースト検知回
路２８は先の第１図に示すゴースト検知回路１６と同様
に、加算器２２から出力されるテレビジョンビデオ信号
の垂直同期信号の前縁を基準としてゴースト信号の重畳
位相、極性、振幅全検出する。そして、検出された重畳
位相情報ハ、第１　、第２のトランスパーサルフィルタ
２５．２６のタップ６ヲ指定する為のアドレスデータＤ
Ａとしてこれらトランスパーサルフィルタ２５．２６に
供給される。また、振幅及び極性情報は指定タップの利
得を設定する加重データＤ、として使われる。２９は遅
延回路を成すＣＣＤを駆動する為のクロックパルスｃｐ
の入力端子である。

上記構成によれば、第１．第２のトランスバーザルフィ
ルタ２５．２６にはテレビジョンビデオ信号が互すに逆
極性となるようにして供給される。これにょシ各トラン
スバーサルフィルタ２ｓ　ｒ　２６の加重回路の人出方
特性が非直線性であっても、トランスパーサルフィルタ
２５からのゴースト消去信号とトランスバーザルフィル
タ２６からのゴースト消去信号を反転増幅器２７に通し
たゴースト消去信号との合成信号は、実質的に人出方特
性が直線性を有する加重回路を通した状態で得られる。

したがって、垂直同期信号のようなレベルの小さな部分
だけでなく、白レベル部分でもゴースト信号の除去能力
を高めることができる。また、全体的に大きなレベルの
テレビジョンビデオ信号が入力されたときも同様である
。

ここで、第１．第２のトランスパーサルフィルタ２５．
２６がそれぞれ形成される集積回路としてペア性を有す
るもの全周うれば、ゴースト除去能力をさらに向上させ
ることができる。

なお、上記２つの集積回路を同一条件下で製造すれば、
両者の特性は同じように変動するので、簡単にペア性を
もたせることができる。言い換えれば、ペア性を有する
トランスパーサルフィルタの量産が可能であるから、こ
の実施例の装置の実用性が高い。

マタ、加算器２２へ供給されるゴースト消去信号は２つ
のトランスパーサルフィルタ２５゜２６から出力される
ゴースト消去信号の合成信号となる。これＫよシ、各ト
ランスバーザルフィルタ２５．２６に於いて、加重回路
に対するテレビジョンビデオ信号の入力レベルを小さく
することができる。したがって、加重回路全よシ直線の
良いところで使用することができ、ゴースト除去能力の
向上を助長することができる。

なお、第１．第２のト２ンスパーサルフィルｆｉ２５．
２６から出力されるゴースト消去信号の極性を一致させ
るのに、反転増幅器２７を第１のトランスパーサルフィ
ルタ２５側に設けてもよい＠この場合、加算器２２では
テレビ？）Ｍンビデオ信号からゴースト消去信号を引く
ようＫすればよい。

”１ｆｔ−１ｍｘ　、ｍ２のトランスパーサルフィルタ
２５．２６は別々に集積回路化するのではなく、１つの
チップに集積回路化してもよい。このようＫすれば、加
ｆｆ１ｆ−夕のデジタル／アナログ変換回路や入力端子
、アドレスデータの入力端子を共通化でき、別々に集積
回路化する場合よシも製造経費を下げることができる。

なお、以上の説明では、この発明を出方荷重型のゴース
ト除去装置に適用した場合について説明したが１入力荷
重型のゴースト除去装置にも適用可能なことは勿論であ
る。要は、トランスパーサルフィルタを用いてゴースト
消去信号ヲ作り、このゴースト消去信号とテレビジョン
ビデオ信号を合成することによシ、ゴースト信号を除去
するゴースト除去袋Ｍ、を一般に適用できる。

〔発明の目的〕

このようにこの発明によれば、ゴースト信号の残留をな
くすことができるゴースト除去装置を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のゴースト除去装置を示す回路図、第２図
はトランス′Ｊ々−サルフィルタの加重回路の入出力特
性を示す特性図、第３図は加重回路の微分利得″ｔ−説
明する為の信号波形図、第４図はタップ利得と微分利得
との関係金示す特性図、第５因はこの発明に係るゴース
ト除去装置の一実施例を示す回路図である。 ２１．２９・・・入力端子、２２・・・加算器、２３・
・・出力端子、２４．２７・・・反転増幅器、２６゜２
６・・・トランスパーサルフィルタ、２８・・・ゴース
ト検知回路。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 遅延量の異なる複数のタップを有し、各タップの利得を
   制御可能でテレビジョンビデオ信号　＝からこの信号に
   含まれるゴースト信号を除去する為のゴースト消去信号
   を作って所定のタッグから出力する第１．第２のトラン
   スバーサルフィルタと、テレビジョンビデオ信号内に所
   定の周期で存在する所定の波形形状の信号を基準信号と
   してゴースト信号の重畳位相、極性、振幅を検出し、こ
   れら検出情報に従って前記第１゜第２のトランスバーサ
   ルフィルタの所定タッフヲ指定しその利得全制御するゴ
   ースト検知手段と、前記第１．第２のトランスバーサル
   フィルタに対してテレビジョンビデオ信号を逆極性で印
   加する第１の反転手段と、前記第１．第２のトランスバ
   ーサルフィルタから出力されるゴースト消去１８号の極
   性を同極性にする第２の反転手段と、この第２の反転手
   段によって同じ極性にされた前記第１．第２のトランス
   バーサルフィルタからのゴースト消去信号とテレビジョ
   ンビデオ信号全合成してゴースト信号を除去する合成手
   段とを具備したゴースト除去装置。