JPS60161945A - メントンの製造法 - Google Patents

メントンの製造法

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JPS60161945A
JPS60161945A JP1740884A JP1740884A JPS60161945A JP S60161945 A JPS60161945 A JP S60161945A JP 1740884 A JP1740884 A JP 1740884A JP 1740884 A JP1740884 A JP 1740884A JP S60161945 A JPS60161945 A JP S60161945A
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JP
Japan
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menthone
dimethyl
acetate
formula
expressed
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JP1740884A
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JPS6335615B2 (ja
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Hidetaka Tsukasa
司 英隆
Taeka Ozawa
小澤 妙佳
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Toyotama Koryo Co Ltd
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Toyotama Koryo Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は典型的な七ノテルペンケトンとして知られてい
るメントンの製造法に関する。
メントン及びインメントンはペパーミント等の精油に含
まれ、メントールの合成原料としても重壁な化合物であ
る。
このメントンは、従来以下の方法により製造されていた
即ち、■メントールを重クロム酸混液で酸化して得る方
法(BeckmanXAnn、 250325(188
9)、■プレボンやピペリトンを還元する方法Be c
lanann、Pleissner、 AnnX262
21(1891)、[ughesden。
、1ead、 J% Chem、 Soc、、123.
2918(1923) )、及び■3−メンセンエポキ
シドの異性化による得る方法(%開昭54−9247号
公報)がある。
しかしながら、上記従来法においては以下に述べる種々
の欠点ケ有しており、これらの欠点を解消したメントン
の製造法が当業界における長年の課題であった。
即ち、製造法■においては、高価なメントールt−原料
とすること、及びクロム酸で酸化するという欠点を有し
、製造法■及び■においては、価格の不安定な天然物t
−原料とし、しかもその上■に使用される3−メンセン
は純度の高いものが得にくいという欠点を有していた。
本発明者らは上記した事情に鑑みて棟々検討した結果、
317−シメチルー5−オキソオクチルアセタートを出
発原料とし、殊に中間体である8−ハローa6−シメチ
ルー4−オクタノンを相聞移動触媒、または極性非プロ
トン溶媒の存在下でアルカリ物質と加熱することにより
メントンを得ること全見出し、上iピ従来法の欠点を悉
く解消したメントンの製造法を完成させたものである。
以下、本発明の実施例を述べる。
出発物質である3、7−シメチルー5−オキソオクチル
アセタートは例えはtl1式に示す通常のラジカル付加
反応によシ容易に得ることができる。
このときの原料であるインペンテニルアセタート(a)
はイソメントンにおいて大量に生成し、容易に入手でき
るものである。
ます、出発物質から8−ヒドロキシ−2,6−シメチル
ー4−オクタノン(月下、中間体重という)tS造する
工程について述べる。
かくはん機、温度計及び還流冷却器を備えたフラスコ1
0%水酸化ナトリウム水溶液100d、及ヒ出発物質2
1.d’ (0,1%ル) e入:fl、6時間、80
〜90℃で攪拌した。その後、反応混合物全空室まで冷
却したのち油層と水層とに分離し、水層は更にエーテル
で抽出した。そして、油層とエーテル層とを合わせ硫酸
ナトリウム(無水物)で乾燥したのち、エーテル留去後
の残油を減圧蒸留して沸点79〜b この留分のガスクロマトグラムは単一のピークを示シ、
マススペクトル、赤外スペクトル、及び核磁気共鳴スペ
クトルの結果よシ中間体Iでおることを確認した。
次に中間体Iから8−ハロースロージメチル−4−オク
タノン(以下、中間体■という)fi−製造する工程に
ついて述べる。
かくはん機、温度計、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた
フラスコに、三臭化リン19.25’ (0,072モ
ル)、乾燥ベシゼン1O−1乾燥ピリジン3,09f入
れ、液温を一5〜θ℃に保ちながら、中間体I 34.
4f!(0,2モル)及び乾燥ピリジン1.09(全量
で4.07.0.05モル)の混合物を滴下した。滴下
後1時間上記温度で攪拌をつづけたのち、反応混合物を
室温にし15時間放置した。生成したピリジンの塩を戸
別してからベンゼンを留去し残油を減圧蒸留して沸A8
3〜84V2關H5’の留分26.3Fを得た。この留
分のカスクロマトクラムは単一のピークを示し、マスス
ペクトル、赤外スペクトル、核磁気共鳴スペクトル及び
元素分析値の結果によシ中間体■であることを確認した
このときの中間体■の収率は56チであった。
さらに次に、中間体]から最終製品であるメントンを製
造する工程について述べる。
かくはん機、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗金偏えた
フラスコにベンゼン1ooy、ジペンゾ−18−クラウ
ン−6,1,0ノ(0,002モル)、粉末水酸化カリ
ウム6.75’ (0,12モル)を入れ、60℃で1
時間攪拌した。次でこの中に中間体1123.5ノ(0
,1モル)ケ徐々に滴下し、上記温度で8時間攪拌をつ
づけた。その後、反応混合物を本部まで冷却したのち飽
和食塩水に注ぎ油層と水層とに分離し、水層は更にエー
テルで抽出した。そして、油層とエーテル層を合わせて
硫酸ナトリウム(無水物)で乾燥後、エーテルを留去し
残油を減圧蒸留して沸点80〜b 得た。この留分のカスクロマトクラムは2本のピーク管
示し、これらピークをカラムクロマトクラフィーで分離
した各成分のマススペクトル、赤外スペクトル、核磁気
共鳴スペクトル及び元素分析イーの結果が梯品の値と一
致したことによシ、これらはメントンとインメントンで
あることを確認した。
このときのメントンとインメントンとを合わせた収率は
60チであシ、上記ガスクロマトグラムのピーク面積の
比は71 (メントン):29(イソメントン)であっ
た。
この中間体■からメントン及びインメントンを製造する
反応は、中間体として(21式に示す中間体Ha及び中
間体nbの金属エレートが生成し、この中間体1[aと
中間体1bとの間には(2〉式に示す平衡関係が存在し
ているとともに、この中匍体nbよりメントン及びイソ
メントンが生成するものと考えられる。
尚、中間体Haからは副生物4−メチル−6−(2−メ
チルプロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−ビランが生
成される。これは中間体11aの分子中に金属エルレー
ト及び臭素原子が存在し、これらの間の距離が分子間の
反応に比べて非常に近いために、申出j体11aがウィ
アムンン型の反応をして上記副生物が生成するものと推
察される。
そして、上記(2)式の平衡は反応に使用する溶媒、ア
ルカリ、触媒等の条件によシ大きな影響を受け相間移動
触媒を用いたり、DMSO%の極性非プロトン溶媒の中
で反応することによりメントン及びイソメントンを製造
することができる。この触媒や治#を使用した場合と使
用しない場合との比較例を第1表に示す。
第1表よりメントン及びインメントンの製造における相
間移動触媒の添加効果、溶媒の効果は明らかでラシ、な
かでも触媒としてクラウンエーテルを用いると良い結果
が得られることが解かった。
以上説明したように本発明の製造法によれば、従来法に
比ペイソブレン工業よシ大量に副生ずるインペンテニル
アルコールを用いるために製品を安価にしかも安定した
価格で製造することができると云う実用上の効果を奏す
る。
特許出願人 豊玉香料株式會社 代理人 弁理土佐 藤 英 昭

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3.7−シメチルー5−オキソオクチルアセタートをア
    ルカリ性水溶液とともに加熱し、その後生成した8−ヒ
    ドロキシ−a6−シメチルー4−オクタノンをハロゲン
    化リンで処理し、その後生成した8−ハロー2.6−シ
    メチルー4−オクタノンを相聞移動触媒または極性非プ
    ロトン溶媒の存在下でアルカリ物質とともに加熱するこ
    とを特徴とするメントンの製造法。
JP1740884A 1984-02-02 1984-02-02 メントンの製造法 Granted JPS60161945A (ja)

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JPS6335615B2 JPS6335615B2 (ja) 1988-07-15

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