JPS60161413A - ゲルコ−ト用組成物 - Google Patents

ゲルコ−ト用組成物

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JPS60161413A
JPS60161413A JP59015050A JP1505084A JPS60161413A JP S60161413 A JPS60161413 A JP S60161413A JP 59015050 A JP59015050 A JP 59015050A JP 1505084 A JP1505084 A JP 1505084A JP S60161413 A JPS60161413 A JP S60161413A
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resin
unsaturated
acid
side chain
anhydride
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Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Katsuhisa Morita
森田 勝久
Seiichi Takano
鷹野 誠一
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラジカル硬化型樹脂と繊維補強材とを使用し
た強化グラスチックス(以下FRPと略称する)の表面
着色や表面保護に有用な作業性、硬化性、耐煮沸性およ
び耐候性に優れたゲルコート用組成物に関するものであ
る。
FRPの成形、特に常温または中温でのノ・ンドレイア
ップ、スグレーアッグ、コールドプレス等による成形に
際しては、型に先ずゲルコートと称する着色され、補強
材を含まない樹脂層を形成させ、その上から補強材と樹
脂を用いて積層していく方法が行われている。
従って、FRP成形品においてゲルコートは仕上り外観
のみでなく、外部の条件変化を一手に引受ける役割を果
している。例えば浴槽などでは熱湯に触れる表面保護層
の役割を果しており、その物性は外観に加えて、FRP
成形品の商品価値を左右するといっても過言ではない。
従来、このゲルコートは用途に応じて各種の不飽和ポリ
エステル樹脂が使い分けられてきた。例えば、一般用で
一応の物性を示し、コストの低いことが要望される用途
には、無水フタル酸を変性酸に用いたタイプの不飽和ポ
リエステル樹脂が用いら・れ、また、浴槽などのごとき
高度の耐熱水性が要求される分野には、イソフタル酸ま
たはテレフタル酸を変性酸1c用りたタイプの不飽和ポ
リエステル樹脂或いはビスフェノール構造を有する不飽
和ポリエステル樹脂が利用されている。
しかし、ゲルコートの品質面では、いまだ満足される段
階にはない。例えば屋外用FRP Kあってはより耐候
性の優れたゲルコート、浴槽にあってはより優れた外観
と耐煮沸性の向上などは常に要求されていることである
本発明者らは、FRPのゲルコートの品質向上について
、種々検討した結果、主鎖に加水分解され易いエステル
結合や脂肪族エーテル結合等の特定結合ヲ含まないビニ
ルモノマーの重合によシ得られたポリマーを主鎖ポリマ
ーとし、かつその側鎖にウレタン結合を介してアクリロ
イル基またはメタクリロイル基を有する側鎖不飽和結合
型樹脂、α・β−不飽和多塩基酸もしくは゛その酸無水
物、またはこれと飽和多塩基酸もしくはその酸無水物と
の混合物と多価アルコールとをエステル化して得られる
不飽和アルキッドを共重合可能なモノマーに溶解した不
飽和ポリエステル樹脂、および/またはエポキシ樹脂と
アクリル酸またはメタクリル酸の反応により得られるビ
ニルエステル樹脂を配合してなるゲルコート用組成物が
、従来の不飽和ポリエステル樹脂を使用したタイプより
も大巾に物性を向上させることを見出し本発明を完成す
るに至った。
本発明において、側鎖不飽和結合型樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂および/またはビニルエステル樹脂との配合
効果は極めて顕著である。即ち側鎖不飽和結合型樹脂は
、主鎖に加水分解を受け易い特定結合を含まないタイプ
のものである上、従来のラジカル硬化型樹脂のようにオ
リゴマーまたはプレポリマーではなく、分子量が約10
,000以上のポリマーであることから劣化による物性
の低下が少なく、優れたゲルコートの物性を示すが、そ
の反面作業性、特にスプレー作業性で糸引き現象が起り
易いこと、およびグル化から硬化までに比較的長時間を
要するという難点を有し、一方不飽和ポリエステル樹脂
やビニルエステル樹脂は、硬化性に優れているが、耐煮
沸性に劣るという難点を有する。
一般に二成分を混合する場合は、それぞれの成分が本来
有する優れた物性が損なわれず、欠点が軽減される場合
と、逆に欠点が強調される場合とがあるが、本発明のよ
うに側鎖不飽和結合型樹脂、不飽和ポリエステル樹脂お
よび/またはビニルエステル樹脂を併用した場合には、
上記各成分が本来有する優れた物性が保持されると共に
欠点が軽減され、作業性および硬化性にすぐれ、耐煮沸
性が側鎖不飽和結合型樹脂と同等のゲルコート用組放物
全与える。
本発明において使用される側鎖不飽和結合型樹脂トは、
主鎖がビニルモノマ〜の重合によシ得られたポリマーか
らなり、かつ側鎖に2個のウレタン結合を介してアクリ
ロイル基またはメタクリロイル基を有するラジカル硬化
型樹脂であシ、代表的には次式で示されるものがあげら
れる。
−トーク 0=○ 口 閃 CJ 、。
側鎖不飽和結合型樹脂の具体的な製造方法としては、例
えば次の方法があげられる。
(イ) ヒドロキシル基を有するビニルモノマーを一成
分とし、所望の他のビニルモノマーと共重合させて側鎖
にヒドロキシル基を有する主鎖ポリマーを合成する、 (ロ) ジイソシアナートとアクリロイル基またはメタ
クリロイル基を有する不飽和モノアルコールトラヒドロ
キシル基°イソシアナート基が実質的に1:1(モル比
)で反応させて、反応生成物1分子中に遊離のイソシア
ナート基とアクリロイル基またはメタクリロイル基とを
共有する不飽和イソシアナート基合成し、(ハ) 溶剤
またはモノマーに溶解した工程(イ)の側鎖にヒドロキ
シル基を有する主鎖ポリマーと、工程(ロ)の不飽和イ
ソシアナートとを、モノマー或は溶剤溶液中で反応させ
る。
工程(イ)の反応において使用されるヒドロキシル基を
有するビニルモノマーには特に制限を加える必要はない
が、FRPの表面層を形成するゲルコートとしこの役割
から、耐水性、耐候性および硬度にすぐれた樹脂を与え
るヒドロキシル基を有するビニルモノマーを使用するこ
とが好ましい。
ヒドロキシル基ヲ有するビニルモノマーの代表例として
は、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシゾロビルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、メ
チロールアクリルアミドなどがあげられる。
ヒドロキシル基を有するビニルモノマーと共重合して主
鎖ポリマーを形成させるための他のビニルモノマーとし
ては、例えばスチレン、ビニルトルエン、アクリル酸エ
ステル類Cメチル−、エチル−、ブチル−12−エチル
へキシル−、オクチル−等)、メタクリル酸エステル類
(メチル−、エチル−、ゾロピル−、ブチル−、インブ
チル−、ターシャリ−フチルー、2−エチルへキシル−
、ラウリル−ベンジル−、シクロヘキシル−、テトラヒ
ドロフルフリル−等)、バーサチック酸ビニル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル等があげられ
る。
また、酢酸ビニルのようなけん化され易いモノマーを共
重合しておき、その共重合ポリマーの酢酸基をけん化し
てヒドロキシル基としたものも、本発明の側鎖にヒドロ
キシル基を有する主鎖ポリマーとして使用することがで
きる・ 主鎖にヒドロキシル基を有する主鎖ポリマー中のヒドロ
キシル基の含有率は、目的に応じて異なるので一概には
決められ々いが、一般には1〜50モル−〇範囲内が好
ましい。
工程(イ)の重合は、そのま1次の工程に進むことがで
きる点で溶液重合が好ましいが、・ぐ−ル重合、塊状重
合により得られたポリマーをモノマーに溶解し、次の反
応に供する方法を採用してもよい。
工程(イ)で得られた主鎖ポリマーのヒドロキシル基と
反応させて、側鎖に2個のウレタン結合を介してアクリ
ロイル基またはメタクリロイル基を導入するためには、
工程(ロ)の方法によってジインシアナートとアクリロ
イル基またはメタクリロイル基を有する不飽和アルコー
ルとを反応させて得られる不飽和インシアナートが用い
られる。
不飽和インシアナートは、アクリロイル基またはメタク
リロイル基を有する不飽和モノアルコールに、ジイソシ
アナートをヒドロキシル基とインシアナート基の比率が
モル比で実質的に1:1になるように反応させることに
より合成される。
不飽和モノアルコールとしては、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシゾロビルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、メチロールアクリルアミド等
があげられる。
ジイソシアナートとしては、2.4−)リレンジイソシ
アナート、2.4−トリレンジイソシアナートと2.6
−)リレンジイソシアナートとの混合インシアナート、
ジフェニルメタンジインシアナート、1.6−へキサメ
チレンジイソシアナート、インホロンジイソシアナート
、キシリレンノイソシアナート、パラフェニレンジイソ
シアナート等があげられる。
工程(ロ)の不飽和モノアルコールとノイソシアナ−ト
との反応は、ジイソシアナートを溶剤、またはモノマー
に溶解しておき、不飽和モノアルコールを滴下すること
により行われる。
側鎖に不飽和結合を有する側鎖不飽和結合型樹脂を得る
ための次の工程〔工程(ハ)〕は、主鎖ポリマー側鎖の
ヒドロキシル基と不飽和インシアナートとの反応である
工程(イ)で得られた側鎖にヒドロキシル基ヲ有スる主
鎖ポリマーのヒドロキシル基と工程(ロ)で得られた不
飽和インシアナートのイソシアナート基の反応は、溶剤
またはモノマー中で行なわれる。この際、通常ウレタン
化に用いられる反応触媒を用いることが好ましい。
溶剤を用いて反応を行なった場合には、溶剤を除いてモ
ノマー溶液にすることが好ましい。溶剤とモノマーを置
き換えるには、モノマーよりも低沸点の溶剤を加え、沸
点差を利用して溶剤を留去することが好ましい。
モノマー溶液で反応を行なった場合には、生成物はその
まま使用することができる。
モノマーの使用割合は、要求される粘度によって異慶る
ので一概には決められないが、一般には30〜60重量
%の範囲内であることが好ましい。
工程(ロ)と工程(ハ)で使用される溶剤としては、酢
酸エチルのごときエステル類、メチルエチルケトンのご
ときケトン類、テトラヒドロフランのごときエーテル類
、ベンゼンのごとき芳香族炭化水素類等があげられ、ま
たモノマーとしては、スチレン、ビニルトルエン、メタ
クリル酸メチル、アクリロニトリル、アクリル酸エチル
等があげられる。
本発明において、側鎖不飽和結合型樹脂と併用されるシ
ソカル硬化型樹脂としては、次記の不飽和ポリエステル
樹脂とビニルエステル樹脂があげられる。
(1)不飽和ポリエステル樹脂 α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水物、または
これと飽和多塩基酸、もしくはその酸無水物との混合物
と多価アルコールとをエステル化して得られる不飽和ア
ルキッドを共重合可能なモノマーに溶解したものである
α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水物としては
、無水マレイン酸、フマル酸等が代表例としてあげられ
るが、イタコン酸は耐水性に優れた不飽和ポリエステル
を与えるがコスト高であるために特殊用として用いるこ
とができる。
α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水物と併用す
る飽和多塩基酸もしくはその酸無水物としては、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、コノ1り酸、アノピン酸、セパシン酸、テ
トラクロロ無水フタル酸等があげられる。
不飽和結合を有してはいるが、α・β−不飽和多塩基酸
のような意味での不飽和酸ではなく、慣行上飽和酸のよ
うに扱われている多塩基酸としては、テトラヒドロ無水
フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸、ヘット酸等があげら
れる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ゾロピ
レンクリコール、ジグロビレングリコール。
、・ノー手レンゲリコール、ネオインチルクリコール、
ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物、水素化
ビスフェノールA1ブタンジオール−1,4、ブタンジ
オール−1,3、ヘキサンジオール−1,6等が代表例
としてあげられる。
共重合可能な七ツマ−としては、スチレン、ビニルトル
エンが実用上大部分を占めるが、メタクリル酸エステル
類も特に耐候性が必要とされる場合には使用することが
できる。
(ii) ビニルエステルm脂(エポキシ−アクリレー
ト)通常はエポキシ樹脂とアクリル酸またはメタクリル
酸との反応により合成され、粘度が高いのでモノマーに
溶解しであるのが普通である。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノールAジグリシジル
エーテルおよびその高分子量同族体、ノはラックのポリ
グリシジルエーテル類が代表例としてあげられる。
その他のエポキシ樹脂も使用可能でちるが、コ樹脂の混
合割合は、製品に要求される物性やコストにより相違す
るが、一般には側鎖不飽和結合型樹脂95〜5重量%と
不飽和ポリエステル樹脂および/またはビニルエステル
樹脂5〜95重量%とからなり、特に望ましい範囲は、
側鎖不飽和結合型樹脂90〜30重量%と不飽和ポリエ
ステル樹脂および/またはビニルエステル樹脂io〜7
゜重量%である。
不飽和ポリエステル樹脂とビニルエステル樹脂は併用し
てもよく、その混合割合は上記範囲内で任意に混合する
ことができる。
本発明のゲルコート用組成物には、ダルコートは本来着
色することが建前である関係上、着色剤を配合すること
が好ましい4し、浩初着色剤を含まない透明な側鎖不飽
和結合型樹脂で第一層を形成させ、次いで一般にゲルコ
ートに用いられる不飽和Iリエステル樹脂に着色剤を混
入し、着色した第二層を形成させることもできる。
着色剤は、樹脂の硬化に有機過酸化物等のごとき硬化触
媒を用いる関係上、これに耐えるものでなければならな
いが、不飽和ポリエステル樹脂用着色剤として市販され
ているものがそのまま使用することができる。
代表的な着色剤としては、チタン白、グラフトカー?ン
ブラック、コバルトブルー、フタロシアニングリーン、
ストロンチウムイエロー、モリブデンオレンジ、ベンガ
ラ、などがあげられ、キナクリドン系、イソインドリノ
ン系、バラ)系などの高級有機顔料も利用可能である。
本発明のゲルコート用組成物を硬化させるためには、過
酸化ベンゾイル、メチルエチルケトン/4’−オキサイ
ド、キュメンハイドロパーオキサイド等のごとき有機過
酸化物を添加して加熱硬化させてもよいし、またはベン
ゾイン、ベンジル、ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
3−ペンゾイルゾC1i4ン、ベンゾインメチルエーテ
ル等のごとき光増感剤を添加して紫外線硬化させてもよ
い。また、前記有機過酸化物とコバルトの有機酸塩(例
えばナフテン酸コバルト)、芳香族3級アミン(例えば
ジメチルアニリン)等のごとき促進剤を併用して常温硬
化させてもよい。
ゲルコート用組成物の施工方法は、所望の型にスプレー
塗装する方法や刷毛塗りで塗装する方法等が採用され、
従来不飽和ポリエステル樹脂忙適用されていた方法と同
様に行なわれる。
本発明のゲルコート用組成物を用いてFRP成形品を製
造する場合には、裏打ちの積層には、積層用として特に
設計された、速硬化、チクソトaピー性のある樹脂が用
いられる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例中の「部」および「チ」とは、ことわりの
ない限りそれぞれr重量部」および「重量%」を意味す
る。
実施例1〜3 (1)側鎖不飽和結合型樹脂(4)の合成攪拌機、還流
コンデンサー、滴下ロート、ガス導入管付温度計を付し
た11のセ・ぐラブルフラスコに、スチレン250g、
−2−ヒドロキシグロビルメタクリレート86g、酢南
エチル164g、アゾビスイソブチロニトリル3Iを仕
込み、窒素気流中昇温させて最終的には酢酸エチルの還
流化に12時間重合させた。
温度t−60℃まで下げ、ジブチル錫ノラウレート0.
5g、ハイドロキノンO,’l 5.9加えた後、空気
気流に切替え、予め製造しておいた不飽和インシアナー
ト(インホロンジイソシアナートと2−ヒドロキシグロ
ビルメタクリレートの1モル:1モルの反応生成物で、
1モルの遊離インシアナート基を含む)22011t″
酢酸工チル80gに溶解した溶液を滴下した。
滴下終了後、5時間同温度に保持すると、赤外分析の結
果、遊離イソシアナート基の吸収は消失し、反応が完結
したものと認められた。次いで、約500 wHgの減
圧下で約100CCの酢酸エチルを溜出させた後、スチ
レン350gを加え、更ニ上記と同じ減圧下で酢酸エチ
ルを溜出させた。ごく僅かに白濁した淡黄色で粘度が1
1.9ポイズの側鎖不飽和結合型樹脂(A)が6521
1得られた。
(ii) ビニルエステル樹脂(B)の合成攪拌機、温
度計、還流コンデンサーを付した11の三ツロフラスコ
に、エポキシ樹脂(旭チバ社製、GY6071 )50
0g、メタクリル酸172g1ベンジルジメチルアミン
1.2p、ハイドロキノン0.3.9を仕込み、130
〜135℃で4時間反応させると、酸価は41となった
。次いで、スチレン428g加え、ガードナー色数が2
で粘度がlO19ポイズのビニルエステル樹脂(B)t
−得た。
(iiD ビスフェノール型ポリエステル樹脂(Cり 
〕合成 攪拌機、ガス導入管、温度計、分溜コンデンサーを付し
た11の四ツロフラスコに、ビスフェノールA−プロピ
レンオキシド付加物(グロビレンオキシドを両末端に1
モルづつ付加)370p。
フマル酸116gを仕込み、窒素気流中、210〜22
0℃でエステル化を行なった。酸価が21.4になった
段階で温度を170℃に下げ、ノ・イドワキノン0.1
5,9.スチレン45ONt−加えてガードナー色数が
1で粘度が7.24イズのビスフェノール型ポリエステ
ル(C)t−得た。
(ψ イソフタル酸系ポリエステル樹脂(D)の合成(
ii[lと同一の装置に、ネオペンチルグリコール22
0.9.ゾロピレングリコール82g、イソフタル酸3
32Iを仕込み、窒素気流下、180〜190℃でエス
テル化を進めた。酸価が29.0になった段階でフマル
酸116gを追加し、温度200〜210℃で酸価が3
47まで反応させた後、温度を150℃に下げ、ハイド
ロキノン0.2g、スチレン4689に加え、・・−ゼ
ン色数が450で粘度が98ポイズのイソフタル酸系ポ
リエステル樹脂(D)を得た。
〔グルコートの調整〕
側鎖不飽和結合型樹脂(A)、ビニルエステル樹脂(B
) 、ビスフェノール型ポリエステル樹脂(C)、イソ
フタル酸系ポリエステル樹脂(D)、樹脂(A)と樹脂
(B)の混合物、樹脂(蜀と樹脂(C)との混合物、ま
たは樹脂(A)と樹脂(D)の混合物100部に対して
、それぞれエロジール2部、リゴラノクカラ−(RC−
51゜ブルー、昭和高分子(株)社製)5部を加え、三
本ロールで均一に混練しグルコートとした。
30crnX30mのガラス板上にワックス系離型剤を
薄くコーティングし、更にポリビニルアルコール系の離
型剤を塗布、乾燥させた。
次いで、その上に上記のグルコ−)100部に、メチル
エチルケトンツク−オキシド1.5部、ナフテン酸コパ
ル)0.5部を加えた組成物を0.5〜0.6胴厚にな
るようにスプレーによって塗布し、室温で放置してグル
化させた。
指触乾燥した段階で、サーフエースマツ) 30P。
≠450マット3層に不飽和ポリエステル樹脂(昭和高
分子(株)社製、リボラック150HRBQT )10
0部にメチルエチルケトンツク−オキシド1部を加えた
樹脂を含浸硬化させ、60℃で2時間アフタキーアーし
た後、脱型してテストピースとしたO 各樹脂のグル化時間、裏打可能時間およびスプレー作業
性や、各テストピースの連続煮沸テスト結果は第1表(
実施例1)、第2表(実施例2)および第3表(実施例
3)の通シであって、本発0Qtyzpx+、−ILR
’l如出1hnj)kln+M4erμト邊自4mz/
At1Mン出樹脂(B)単独、樹脂(q単独および樹脂
(D)単独の物性よりバランスがとれて優れていた@ なお、第1表、第2表および第3表のゲルコート層の耐
煮沸性は、次記に従って判定した。
◎ 光沢維持 ○ やや光沢が失なわれ、微細人ふくれも見える。
△ 微細な無数のふくれが発生し、光沢も大部分消失す
る。
× クラックが発生し、光沢も消失する。
実施例4〜5 (1)側鎖不飽和結合型樹脂(匂の合成攪拌機、還流コ
ンデンサー、ガス導入管、温度計を付しfcizのセノ
ヤラブルフラスコに、メタクリル酸メチル200.9,
2−ヒドロキシエチルメタクリレート66g、酢酸メチ
ル234g、アゾビスイソブチロニトリル2.6g、ラ
ウリルメルカグタン0.3!!を仕込み、窒素気流中、
酢酸メチルの沸点で15時間攪拌した。
これにハイドロキノン0.13.9を加えて重合を停止
した後、イソホロンジイソシアナート2227.2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート132g1ジプチル錫ノ
ラウレート0.35.9t−60℃、5時間に保って遊
離ヒドロキシル基が消失してインシアナート基が1モル
残存している不飽和イソ。
シアナートを177g加え、60℃に10時間加反応さ
せると、赤外分析の結果、遊離のインシアナート基の吸
収は完全に消滅し、反応が完結し次ものと認められた。
次いでスチレン300g加え、還流コンデンサーを分溜
コンデンサーに取替え、当初常圧で酢酸エチルを少量の
スチレンと共に溜去させた後、溜出物がなくなるまで約
500 mHgで減圧処理し、メタクリル酸メチル19
3Jとスチレン34,9t−追加して側鎖不飽和結合型
樹脂(匂を合成した。得られた側鎖不飽和結合型樹脂(
匂は、粘度が5.8ポイズで・・−イン色数が150で
あった。
(11)不飽和ポリエステル樹脂(F’lの合成攪拌機
、ガス導入管、温度計、分溜コンデンサーを付した11
のセiRラブルフラスコに、ネ第4ンチルグリコール2
30g、無水フタル酸148g、無水マレイン酸98J
i仕込み、窒素気流中、200〜210℃で酸価する、
1までエステル化した後、温度を140℃に下げ、ハイ
ドロキノン0.05g、スチレン180g、次でメタク
リル酸メチル100g加え、均一に溶解して不飽和ポリ
エステル(巧を合成した。得られた不飽和ポリエステル
樹脂(F5は・ハーゼン色数が100、粘度が4.9I
イズであった@ 6iD ビニルエステル樹脂(G)の合成攪拌機、温度
計、還流コンデンサーを付した11の三ツロフラスコに
、ノブラック型工4キシ樹脂(旭ダウ社製、 DEN 
438 ) 360 f?、メタクリル酸172g、ベ
ンジルジメチルアミン1g1ハイドロキノン0.251
1を仕込み、130〜135℃で4時間反応させると酸
価は6.1とがった。これにスチレン172p、メタク
リル酸メチル100I加え均一に溶解してビニルエステ
ル樹脂(G)を得た。iられたビニルエステル樹脂(F
5は、ガードナー色数が2〜3で粘度が5.1ポイズで
あった。
〔ゲルコートの調整〕
不飽和ポリエステル樹脂(F5、ビニルエステル樹脂(
G)、樹脂(匂と樹脂(F′)の混合物、または樹脂(
匂と樹脂(G)の混合物100部に対して、それぞれリ
ボラックカラ=(RC−20,黄色)5部、エロジール
1部、ナフテン酸コバルト0.5部を均一に混練してゲ
ルコートを調整した。
〔テストピースの作成〕
上記のゲルコート100部に、メチルエチルケトン・や
−オキシド12部加えた組成物を実施例1と同じ離型処
理を施したガラス板上に、05〜06mHgK々るよう
にスプレー塗装した。
−夜放置後、裏打ちを÷30Pサーフエースマット、◆
450ガラスマットを3層、ポリエステル樹脂(昭和高
分子(株)社製、リボラック158BQT ) 100
部にメチルエチルケトンパーオキシド1部加えたもので
行ない、常温で硬化させた。
得られた各テストピースのゲルコート面の耐候性テス)
 1kDewサイクル方式のウェザオメータ、−を用い
て測定した結果は、第4表(実施例4)および第5表(
実施例5)に示したとおりであって、本発明のゲルコー
ト用組成物は樹脂(酌の物性を大巾に向上させているこ
とが明らかにみられる。
第 4 表 (実施例4) 率(チ)t−示す。
注−2)樹脂(日10091の場合は、スプレー作業性
で糸引きがあったので中止した。
第 5 表 (実施例5) 注−1)表中の耐候性テストの数字は、光沢反射率(チ
)を示す。
注−2)脂肪(日100−はスプレー作業性で糸引きが
あったので中止した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A) 主鎖がビニルモノマーの重合によシ得られたポ
    リマーからなり、かつ側鎖にウレタン結合を介してアク
    リロイル基またはメタクリロイル基を有する側鎖不飽和
    結合型樹脂、 (B) α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水物
    、またはこれと飽和多塩基酸もしくはその酸無水物との
    混合物と多価アルコールとをエステル化して得られる不
    飽和アルキッドを共重合可能な七ツマ−に溶解した不飽
    和?リエステル樹脂、および/または (Q エポキシ樹脂とアクリル酸またはメタクリル酸の
    反応により得られるビニルエステル樹脂を配合してなる
    ゲルコート用組成物。
JP59015050A 1984-02-01 1984-02-01 ゲルコ−ト用組成物 Granted JPS60161413A (ja)

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JPS63196614A (ja) * 1987-02-04 1988-08-15 ライヒホールド・ケミカルズ・インコーポレーテッド 熱硬化性樹脂組成物,その製造方法およびそれを用いた船舶用積層材

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