JPS60159438A - 油圧式の吸振器を備えた弾性的な支持支承装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、弾性的な支持支承装置、特に自動車又はこれ
に類したものにおける機関のための支持支承装置であっ
て、剛性の内側部分と剛性の外側のケージと両者の間に
配置された弾性材料製の弾性部材とから成る弾性機構と
、油圧式の吸振器とによって構成されており、該吸振器
の液体によって満たされた内室が、オーバフロー絞りを
備えた仕切り壁によって作業室と補償室とに分割されて
おり、両室の容積が可変であ（ろ） る形式のものに関する。

従来技術の欠点並びに発明の課題 ドイツ連邦共和国特許第５２２５７００号明細書に図示
並びに記載されているこのような形式の支持支承装置で
は、ゴム又はこれと比較可能な特性を有する別の材料か
ら成る弾性部材が内ｉｕｕ部分と金属薄板周壁として構
成されたケージとに堅く結合されており、この結果ケー
ジ及び弾性部材は、絞り開口を備えた仕切り壁によって
補償室から隔てられている作業室を直接取り囲んでいる
。この場合補償室はローリングベローズの内部（第１図
）又は別の弾性部材の内部（第７図及び第８図）に配置
されている。このような支持支承装置は回転対称的な構
成のものだけが公知である。負荷を受けて弾性部材が変
形すると、これによって作業室の容積は直接的に変化せ
しめられる。従って冒頭に述べた形式の弾性的な支持支
承装置では、高さ方向、縦方向及び横方向における弾性
部材の異なった弾性率は極めて制限された範囲でしか得
られず、（４） この結果公知の支持支承装置は振動の減衰並びに除去に
対する一般的な要求に対応することができない。弾性部
材が作業室内の液体に直接作用するので、弾性部材は負
荷並びにこれによって生じる液圧を受け止めな（てはな
らず、従って弾性部材の材料の剛性に対する要求が規定
される。

ゆえに本発明の課題は、上に述べた公知の支持支承装置
におけるすべての欠点を回避すべ（、吸振器を備えた弾
性的な支持支承装置を改良することである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の構成ではの 、弾性機０性部材が高さ方向、縦方向及び横方向におい
て異なった剛性を有する成形体によって構成されており
、油圧式の吸振器が弾性機構の弾性部材とは無関係なケ
ーシング内に配置されており、吸振器がその作業室内に
可動のピストン部材を有し、該ピストン部材がケーシン
グの外側において弾性機構の内側部分に対して調節可能
でかつ該内側部分と結合可能であるようにした。

発明の作用並びに効果 本発明のように弾性機構の弾性部材が高さ方向、縦方向
及び横方向において異なった剛性を有する成形体によっ
て構成されていることによって、つまり弾性部材が６つ
の方向Ｘ、Ｙ、Ｚにおいて異なった弾性率を有している
ことによゾ って、弾性率を例えばカーＶ走行時における加速力に又
はばね行程の行程特性曲線に適合させろことが可能であ
る。この弾性率の適合は例えば弾性部材の材料のショア
かださを、材料に切欠きを設けて又は挿入体を入れて部
分的に異ならせることによって行うことができる。

また、油圧式の吸振器が弾性機構の弾性部材とは無関係
なケーシング内に配置されており、吸振器がその作業室
内に可動のピストン部材を有し、該ピストン部材がケー
シングの外側において弾性機構の内側部分に対して調節
可能でかつ該内側部分と結合可能であることによって、
支持支承装置にかかる重量に基づく静的な負荷はすべて
弾性機構の弾性部材によって受容することができる。つ
まり例えば機関のような支持される自動車ユニットの重
量によって支持支承装置に加えられろ静的な負荷が弾性
部材によって受け止められるのに対して、運転中に生じ
ろ振動は油圧式の吸振器によって吸収されるようになっ
ているので、吸振器は動的な運転負荷に適合せしめられ
て、従来のものより相応に小型にかつ廉価に構成され得
る。またこの場合仕切り壁における絞り機構の良好な調
節は自動車又はこれに類したものの組立て前に行うこと
ができ、吸振器の良好な機能は、もはや静的な負荷を受
けない敏感な絞り機構によって達成することができる。

実施例 第１図には弾性機構の構造と該弾性機構に６次元の座標
系において作用する負荷（矢印ＣＸ、ＣＹ、ＣＺ参照）
とが示されている。この弾性機構は、支持される構造部
分における固定の（７） ための可能性をもつ内側部分２と、ゴム又はこれと比較
可能な特性を有する材料から成る弾性部材３と、支持す
る構造部分における固定のための可能性をもつケージ４
とから成っている。

弾性部材３は金属製の内側部分２及び同じく金属製の外
側に位置するケージ４と公知の形式で堅（結合されてい
る。

第２図及び第６図に示された実施例では油圧式の吸振器
は弾性機構及びその保持体とは無関係にケーシング６に
配置されている。ケーシング６の内室は仕切り壁７によ
って上側の作業室１５と下側の補償室１３とに分割され
ている。

補償室１３はこの場合ローリングベローズの形のベロー
ズ１０の内部に配置されており、このベローズ１０は、
縁部８においてケーシング６に支持された剛性のケーシ
ングキャップ１２によって機械的な損傷に対して保護さ
れていて、このキャップ１２内部において自由に運動す
ることができる。作業室１５の内部にはピストン部材１
８が配置されており、このピストン部材（８） １８は鉛直に案内されたピストン棒１７に固定されてい
て、屈撓式のベローズ１６に移行する弾性材料によって
取り囲まれている。ベローズ１６の中央においてピスト
ン部材１８はケーシング６に対してシールされている。

ピストン棒１７は上方に向かってケーシング６から突出
し、弾性機構の内側部分２を高さ調節可能に貫通してい
る。この内側部分２に堅く結合された弾性部材３は前記
のように周壁状のケージ４とも堅（結合されている。弾
性機構の周壁状のケージ４はケーシング６の環状肩部に
支持されていて該肩部と堅（結合されている。ピストン
棒１７と内側部分２との間には、ピストン棒１７に設け
られたつば１から成る回動防止装置が配置されている。

このつば１は平面図で見ると回転対称的でない形状を有
しており、内側部分２の適当に成形された切欠きに係合
している。このように構成されていることに、Ｌつでピ
ストン棒１７を備えたピストン部材１８は内側部分２と
一緒に、該内側部分に導入された運動を行わねばならな
い。ベローズ１６の特殊な構成及び、ピストン棒１７の
直径に比べて大きなケーシング孔によって、鉛直方向並
びに横方向及び縦方向運動に対するピストン棒１７の角
度偏位が伝達可能である。ピストン棒１７に設けられた
つば１は弾性的な支持支承装置を調節するために高さ調
節可能であり、例えばピストン棒１７に螺合されていて
もよい。つば１は同時に下方へのピストン棒１７に対す
る内側部分２の鉛直方向運動を制限しているので、支持
される構造部分におけるピストン棒１γの固定後に適当
な調節を行うとピストン棒１７と内側部分２との間に不
動の結合部が形成されることになる。この結合部は従っ
て支持支承装置の静的な負荷に適合して高さを調節する
ことができる。弾性体３の下側にはストッパ５が一体成
形されており、このストッパ５は内側部分２の降下運動
時にケーシング６に当接して該運動を制限する。さらに
別のストッパ５が、ピストン部材１８を取り囲む層の内
側に形成されており、このストッパ５はピストン部材１
８の上昇運動を制限している。

第５図には別の実施例による弾性的な支持支承装置が示
されており、この場合支持支承装置の所望の特性に合わ
せてその構成部分の形状は第２図のものとは異なってい
る。さらに第ろ図には支持される構造部分１９とピスト
ン棒１７との結合部が示されている。弾性機構の所定の
弾性率を得るために弾性部材３は鉛直な貫通孔２０を有
しており、従って弾性部材３はスポーク車輪の形式で構
成されている。

この実施例ではさらに、“ケージ４はプレート２２を介
して油圧式の吸振器のケーシング６とねじ締結されてい
る。この結果弾性機構と油圧式の吸振器とは互いに無関
係に働き、必ずしも一体の構造形式で使用される必要は
ない。つまり吸振器と弾性機構は互いに無関係に配置さ
れていてもよい。

作業室１５と補償室１３との間の仕切り壁Ｉは両実施例
において、一方の室から他方の室へ（１１） のオーバフロ一時に液体を可能な限り多く変向させる多
数の方向転換箇所と内側の環状通路とを備えた複壁の形
で構成されている。さらに、吸振器に作用する振動の振
幅が小さい場合に吸振器が僅かしか作用しないのに対し
て、大きな振幅に対しては吸振器が強い吸振作用を発輝
するように構成するために、仕切り壁Ｉは貫通孔とその
内部に配置された升玉１１とを有している。振幅が小さ
い場合に液体は自由に運動する弁圧１１のそばを通過し
て補償室１３における液体と共に振動することができ、
この場合扁平通路の絞り作用を被ることはない。升玉１
１の自由な遊びは別の浸漬深さを備えた弁圧によって調
節することができる。振幅が大きい場合葺土１１は貫通
路を遮断するので、液体は作業室から絞り開口９を介し
てまず初め複壁の仕切り壁の環状室に流入し、次いでそ
こから、別の箇所に配置された流出開口１４を介して補
償室１３に侵入する。これによって振動エネルギは著し
く減衰される。この効果は、絞り開口に特殊（１２） な形状例えば腎臓形状を与えることによってさらに高め
られる。このようにして吸振器の作用に影響を与えるこ
とができる。また本発明ではピストン棒１７を破壊防止
装置の目標破損箇所として構成することも可能であり、
このように構成しておくと例えば事故の際に自動車の機
関が損傷することは回避され、゛この場合ピストン棒１
７だけが破損し、これによって弾性機構と吸振器とが同
時に機関と自動車フレームとが互いに切り離される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による支持支承装置における弾性機構を
示す斜視図、第２図は本発明による支持支承装置の１実
施例を示す鉛直縦断面図、第３図は支持支承装置の別の
実施例を示す鉛直縦断面図である。 １・・・つば、２・・・内側部分、３　・弾性部材、４
・・・ケージ、５・・・ストッパ、６・・・ケーシング
、７・・・仕切り壁、８・・縁部、９・・・絞り開口、
１０・・・ベローズ、１１・・・弁圧、１２・・・ケー
シングキャツブ、１３・補償室、１４　流出開口、１５
・・・作業室、１６　ベローズ、１７　ピストン棒、１
８　ピストン部材、１９　支持される構造部分、２０　
・貫通孔、２２・・・プレート（１５） 第１図 ２−−一内イ則笥師ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　弾性的な支持支承装置であって、剛性の内側部分（
   ２）と剛性の外側のケージ（４）と両者の間に配置され
   た弾性材料製の弾性部材（３）とから成る弾性機構と、
   油圧式の吸振器とによって構成されており、該吸振器の
   液体を満たされた内室が、オーバフロー絞りを備えた仕
   切り壁（７）によって作業室（１５）と補償室（１３）
   とに分割されており、両室の容積が可変である形式のも
   のにおいて、（イ）弾性機構の弾性部材（３）が高さ方
   向、縦方向及び横方向において異なった剛性を有する成
   形体によって構成されており、 （ロ）油圧式の吸振器が弾性部材（３）とは無関係なケ
   ーシング（６）内に配置されており、（−慢　吸振器が
   その作業室（１５）内に可動のピストン部材（１８）を
   有し、該ピストン部材がケーシング（６）の外側におい
   て弾性機構の内側部分（２）に対して調節可能でかつ該
   内側部分と結合可能である ことを特徴とする、油圧式の吸振器を備えた弾性的な支
   持支承装置。 ２、作業室（１５）内において可動のピストン部材（１
   ８）がベローズ（１６）によってケーシング（６）に対
   してシールされていて、ケーシング（６）から突出し弾
   性機構の内側部分（２）を相対運動可能に貫通している
   ピストン棒（１７）を有している、特許請求の範囲第１
   項記載の支持支承装置。 ６、弾性機構のケージ（４）が吸振器のケーシング（６
   ）に支持されていて、該ケーシングと堅（結合されてい
   る、特許請求の範囲第１項又は第２項記載の支持支承装
   置。 ４、作業室（１５）におけるピストン部材（１８）と弾
   性機構の内側部分（２）との間に回動防止装置（１）が
   設けられている、特許請求の範囲第１項から第６項まで
   のいずれが１項記載の支持支承装置。 ５、　回動防止装置が、ピストン棒（１γ）に設けられ
   た回転対称的でない形状を有するつげ（１）から成って
   おり、該つばが弾性機構の内側部分（２）に設けられた
   切欠きに係合している、特許請求の範囲第１項から第４
   項までのいずれか１項記載の支持支承装置。 ６　弾性機構の内側部分（２）に設けられた切欠きが上
   側において肩部によって制限されており、該肩部が内側
   部分（２）に対するピストン棒（１７）の上方への相対
   運動を制限している、特許請求の範囲第５項記載の支持
   支承装置。 ７　弾性機構の弾性部材（３）の下側及び作業室（１５
   ）におけるピストン部材（１８）の−］二側に、弾性材
   料から形成されたストッパ（５）が設けられており、該
   ストッパが一方では吸振器のケーシング（６）に対する
   弾性機構の内側部分（２）の降下運動を、かつ他方では
   ケーシング（６）に対するピストン部材（１８）の上昇
   運動を制限している、特許請求の範囲第１項から第６項
   までのいずれが１項がへ篤へ項本箋へへずれＮ１項記載
   の支持支承装置。 ８　ピストン棒（１７）が目標破損箇所として構成され
   ている、特許請求の範囲第１項から第８項までのいずれ
   か１項記載の支持支承装置。