JPS6015738B2

JPS6015738B2 - ２つの駆動ホワ−ルを有する仮撚り機

Info

Publication number: JPS6015738B2
Application number: JP52031489A
Authority: JP
Inventors: ヘルム−ト・ロレンツ
Original assignee: Barmag Barmer Maschinenfabrik AG
Current assignee: Oerlikon Barmag AG
Priority date: 1976-03-20
Filing date: 1977-03-22
Publication date: 1985-04-22
Also published as: DE2612023A1; DE2612023B2; JPS52140651A; US4060967A; DE2612023C3

Description

【発明の詳細な説明】本発明は紡績機械の仮撚り機であって、その仮撚り装置
が、水平方向で無端に循環するタンジェンシャルベルト
に接触するホヮールと協働しており、このホワールが、
選択的にＳ仮撚り又はＺ仮撚りを行なうべくタンジェン
シャルベルトに対して直角方向に運動する支持機構に支
承されている形式のものに関する。

選択的にＳ仮撚り又はＺ仮撚りを行なうための多数の装
置が公知である。

例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公告第１１６５８０
５号明細書によれば、巻縮クレープ糸を製作する装置が
記載されており、その場合、タンジェンシャルベルト平
面に対する垂直面に設けた旋回アームの端部にそれぞれ
１つの回転小管が支承されている。この旋回アームは一
方の回転小管がタンジェンシャルベルトの手前にかつ他
方の回転小管がタンジェンシヤルベルトの後方に位置す
るように配置されている。これによって、２本の糸が同
時に処理されることができ、そのさし、一方の糸はＳ加
撚をかつ他方の糸がＺ加撚を得る。この装置はこの使用
例では効果的である。しかし、巻縮クレープ糸を製作し
ないような場合、従って１つの作業位置で２つの互いに
異なる仮撚りを同時に行なう必要のない場合、この装置
ではＳ仮撚り又はＺ仮撚りを行なうにしろ１本の糸だけ
が仮撚りされるさし、には１つの仮撚り形式で糸が直線
的に走行せざるを得ないという欠点が生じる。

刻の仮撚り形式へ切換えるさし・に糸は走行方向から逸
れ、この逸れはベルトの厚さ及び回転小菅若しくはこれ
を駆動するホワールの半径に関連する。同様な装置がス
イス国特許第４６７３５７号明細書に基づき公知である
。

この場合は摩擦仮撚り装置が構成的に著しく不経済な装
置を介してあるときはタンジェンシャルベルトの前側に
、あるときは後側に配置される。この装置でもこれによ
って糸は走行方向から逸らされる。本発明の課題は１の
加撚形式から別の加燃形式への切換え時に糸を走行方向
から逸らすことなしに選択的にＳ仮撚り又はＺ仮撚りを
行なうための装置を提供することにある。

若干の材料及び番手数では糸の逸れによって、加工すべ
き糸の許容できない品質損害が生じることは明らかであ
る。

その理由は逸れによって特に糸と摩擦円板との間の摩擦
関係が悪影響を受けるためである。上記課題を解決した
本発明の要旨は前記仮撚り装置が支持板を備えており、
この支持板が定置に紡績機械内に固定されており、この
支持板に仮撚り装置が取付けられており、かつ、ホワー
ルがタンジェンシャルベルトの表面にほぼ直角に運動す
るようにホワールのための前記支持機構が支持坂上に旋
回可能に支持されており、かつ、仮撚り装置とホワール
とが伝動部材を介して結合されている点にある。

この構成によれば、所望の撚りを得るために、ホワール
がある場合にはタンジェンシャルベルトの前側にかつ別
の場合には後側に位置するように支持機構を運動させる
だけでよい。これによって、仮撚り装置を定置に配置す
ることができ、従って糸の走行に変更が生じない。特許
請求の範囲第２項に記載した本発明の１実施例の利点は
、旋回レバーの旋回軸に中央車を設けたことによって該
中央車と仮撚り装置との間隔並びに中央車とホワールと
の間隔が一定に保たれ、このためトルク伝達部材−一般
的にはタイミングベルト一の張力が悪影響を受けず、そ
れゆえＺ仮撚りからＳ仮撚りへの切換えが迅速に行なわ
れる点にある。

特許請求の範囲第３項に記載した別の実施例では仮撚り
装置が旋回レバーと一緒に簡単に紡績機械から取外され
ることができ、しかもそのさい別の作業個所を覆うこと
なく又は機械全体を停止させる必要もない。

その上、旋回レバーの位置換えがタンジヱンシヤルベル
トによって妨害されないために旋回が簡単に行なわれる
。旋回レバーと仮撚り装置とを支持板に離して固定する
ような形式で旋回レバーと仮撚り装置とを分離したこと
によって、旋回レバーを取除く必要ないこ仮撚り装置だ
けを取外すことが可能であり又はその逆が可能である。

この取外いま特に仮撚り装置の摩擦部村組が摩耗のため
に交換されなければならない場合には有利である。摩擦
部材組の摩擦はホワールの摩耗に比し著しく頻繁に生じ
る。中央車と仮撚り装置との間にタイミングベルト又は
別の駆動力伝達装置が配置されれなければならない事態
を回避するために、特許請求の範囲第４項に記載した如
く差いまめ接続部材が使用される。

この差いまめ接続部材としては刻み歯付き鞠及びスパラ
ィン状軸が使用され得る。中央車と仮撚り装置との間に
差しはめ接続部材を使用した場合、差し‘よめ袋続が完
全に行なわれることなく装置が始動するという危険があ
る。このような事態が生じれば差いまめ接続部材は短時
間で破損される。このことを回避するために、本発明の
さし、に別の実施例では、差いまめ接続部材が安全装置
に連結されており、この安全装置によってホワールが作
業位置でしか旋回できないように保証される。換言すれ
ば、ホワールは差しこみ接続が完全に行なわれたときの
みタンジェンシヤルベルトに接触するようになっている
。特許請求の範囲第６項に記載した如く構成することに
よって、Ｓ仮撚りながらＺ仮撚りへの切換え時にそのつ
ど旋回レバーを支持プレートから特上げてホワールをタ
ンジェンシャルベルトの対応する側へ接触させる必要が
なく、ただたんに、相応の伝動接続をホヮールと中央車
との間に生ぜしめさえすればよい。

特許請求の範囲第７項記載した別の実施例の利点は、両
方のホワールが常時タンジェンシャルベルトに接触して
いることによって、タンジェンシャルと機械前面との間
隔が常時均一に保たれる。

機械の片側のすべてのホワールが同じ側からタンジェン
シャルベルトに接触しかつ支えローラが存在しないとす
れば、タンジェンシヤルベルトはホワールとタンジェン
シヤルベルルトに作用する遠心力とによって片側へ逸れ
ることになる。この状態ではすべてのホワールが種々異
なる接触圧で夕ンジェンシヤルベルトに接触することに
なり、従ってすべてのホワールが等速度で駆動されない
襖れが生じる。旋回アームのこの構成では、旋回レバー
の両方のアームが互いに１８０度のを形成し、かつ、旋
回軸線がタンジェンシャルベルト平面内に位置している
のが有利である。

このように構成した場合、駆動する方のホワール及び支
える方のホワールによって生じたタンジェンシヤルベル
トへの接触圧が均一となり、このため、タンジェンシャ
ルベルトは機械前面から均一間隔を保って案内される。
この紡績機械で、交番に１つの仮撚り装置を左回りにか
つ他の仮撚り装置を右回りに駆動して２種の仮撚り形式
で同時に仮撚りを行なう場合には一この場合タンジェン
シヤルベルトの片側だけにホワールが接触するという前
述の問題は生じない−この装置を特許請求の範囲第９項
に記載した如く構成するのが有利である。それというの
は、このように構成すればホワールと中央車との間の連
結部材が省けるからである。特許請求の範囲第１０項に
記載した本発明の実施例では、ホワールを交換すること
が可能である。

それというのはこの交換によって公知例でのように糸走
行の変化が生じないからである。このことは特にこの紡
績機械に冷却棒が備えられている場合に有利である。直
径の異なるホワールを簡単に取換えることによって、回
転数比（直線的な糸速度に関連した装置の回転数）を、
機械に与えられたタンジェンシャルベルト速度に適合さ
せることができる。次に図示の実施例につき本発明を具
体的に説明する。

第１図に示す仮撚り装置１は定置の保持板２旋回可能な
保持板３，３つの回転可能な駆動される軸及びこの軸に
設けた摩擦円板組４，５，６とから成っている。

この仮撚り装置１は機械フレームにねじ固定された支持
板７に着脱可能に配置されており、即ち相応の孔を介し
てピン８，９（第２図参照）によって保持されている。
これらのピン８，９は支持板７に固定的に配置されてい
る。同様に支持板７には旋回レバー１０が旋回の中心１
１を中心として旋回可能に支承されている。この旋回レ
バー１０は２つのホワール１２，１３を有している。ホ
ワール軸１２１，１３１は自由端にタイミングベルト車
１２２，１３２を有している。旋回レバー１０の重心内
には、自在回転可能な軸１４に中央車としてタイミング
ベルト円板１４１が固定されており、このタイミングベ
ルト円板１４１はタイミングベルト１５を介して選択的
にタイミングベルト円板１２２又は１３２によって駆動
される。

軸１４の、仮撚り装置１の方向へ向けられた端部は六角
部１６として形成されている。この六角部１６の上方か
ら適合したスリーフ１７がかぶせはめられる。このスリ
ーブは仮撚り装置１の主駆動軸１８に固定的に結合され
ている。第２図は旋回レバー１０のための旋回係止機構
を示す。

ホワール軸１２１の近くの旋回レバー外端部にはピン１
９が熔接されており、このピン１９の上端部にレバー２
０が松着されている。レバー２０の前端部は同様につま
み２１に枢着されており、このつまみ２１自体は支持板
７に旋回可能に配置されている。ピン１９と支持板７と
の間に引張ぱね２９が配置されているので、レバー２０
は第２図に示す静止位置で動かないようにつまみ２１に
固定されなければならない。第２図に示す静止位置でば
ね２３によって保持されるアングル部材２２によって安
全装置が形成されている。

このアングル部村２２は支持板７に配置されていて、そ
れの小さな方の脚部がピン１９としバー２０との枢着点
２４の回動を阻止するようになっている。本発明に基づ
く装置の機能形式は次に説明する通りである。

第２図に示す装置に仮撚り装置１が戦着されると、定置
の保持板２がアングル部材２２をばね２３の作用に抗し
て押し下げる。

これによってつまみ２１は押し下げることができるよう
になり、これによって旋回レバー１０は旋回させられ、
ホワール１２，１３がタンジエンシヤルベルト２５に接
触する。ホワール１２，１３とタンジェンシャルベルト
２５との接触圧の大きさは引張ばね２９によって規定さ
れており、この引張ばね２９はホワール１２，１３がタ
ンジエンシヤルベルト２５との摩擦接触を保つためにも
役立っている。つまみ２１の旋回はアングル部材２２が
完全に押下げられたさし、にのみ行なわれることができ
る。これによって、スリーブ１７が確実に六角部の上方
からかぶせはめられ、駆動トルクが遊びなく伝達される
。タイミングベルト１５はその場合所望の仮撚り形式に
応じてホワール１２又は１３に接続される。１の仮撚り
形式から他の仮撚り形式へ仮撚り装置１を切換えるため
に、まずつまみ２１が上方へ旋回させられる。

これによって両方のホワール１２，１３はタンジェンシ
ャルベルト２５との接触から外される。仮撚り装置１は
停止した後に支持板７から特上げられる。仮撚り装置１
の特上げによってアングル部材２２はばね２３によって
安全位置へ移動させられ、これによって、つまみ２１は
もはや旋回不能となる。これによって、両ホワール１２
，１３とタンジェンシャルベルト２５との接触が確実に
阻止される。

それゆえ連結部材の摩耗が排除される。次いで、図示の
実施例ではタイミングベルト１５がタイミングベルト円
板１３２からタイミングベルト円板１２２へ移され、こ
れによって、タイミングベルト円板１４１が逆の回転方
向で駆動可能となる。引続き仮撚り装置１が再び戦着さ
れる。スリーブ１７は六角部１６へかぶせはめられ、安
全装置のアングル部材２２は安全解除位置へ移動させら
れ、つまみ２１は再び押下げ可能となり、これによって
再びホワール１２及び１３がタンジェンシャルベルト２
５に接触させられ、以下すでに述べた作動が糠返えされ
る。第１図から伴るように、ホワール１２，１３は交換
可能に自軸に固定されることができる。

ホワール軸１２１，１３１はホワール１２，１３の範囲
内にスリットを有している。これらのホワール軸１２１
，１３１は同時に内孔２６を有しており、この内孔２６
は下方範囲内にねじ山を備えており、このねじ山はねじ
２７の受容に役立っている。ねじ山の上方では内孔２６
は連続的に狭くなりスリットの端部に達している。ねじ
の先端が直状の円筒の形状で形成されていてこの円筒の
直径が内孔２６の内径に比して小さくかつねじ２７の上
方に球２８が配置されており、ねじ２７が内孔２６内へ
ねじ入れられた場合、ホワール軸１２１は舷関する。

これによって、ホワールは確実に固定される。ねじ２７
を部分的にねじり出すことによってホワール鞠１２１の
砿関は復元され、ホワ−ル１２，１３は取外し可能とな
り、別の新しい直径のホヮールと交換可能となる。これ
によって、コンスタントなタンジェンシャルベルト速度
で仮撚り装置１の回転数を変化せしめることができる。
ホワール直径のこの変化は糸走行に何ら影響を与えない
。なぜならば仮撚り装置がこれによって影響されないた
めである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の正面図及び第２図は第１図
の１部欠載した側面図である。１・・・仮撚り装置、２，３・・・保持板、４，５，６
・・・摩擦円板組、７・・・支持板、８，９・・・ピン
、１０…旋回レバー、１１…旋回の中心、１２，１３・
・・ホワール、１４…軸、１５…タイミングベルト、１
６…六角部、１７…スリーブ、１８・・・主駆動軸、１
９…ピン、２０…レバー、２１…つまみ、２２…アング
ル部材、２３…ばね、２４・・・枢着点、２５…タンジ
ェンシャルベルト、２６…内孔、２７…ねじ、２８…球
、２９…引張ばね、１２１，１３１…ホワール軸、１４
１…タイミングベルト円板（中央車）。第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】１紡績機械の仮撚り機であつて、その仮撚り装置が、
水平方向で無端に循環するタンジエンシヤルベルトに接
触するホワールと協働しており、このホワールが、選択
的にＳ仮撚り又はＺ仮撚りを行なうべくタンジエンシヤ
ルベルトに対して直角方向に運動する支持機構に支承さ
れている形式のものにおいて、仮撚り装置が支持板７を
備えており、この支持板７が定置に紡績機械内に固定さ
れており、この支持板７に仮撚り装置１が取付けられて
おり、かつ、ホワールがタンジエンシヤルベルトの表面
にほぼ直角に運動するようにホワールのための前記支持
機構が支持板７上に旋回可能に支承されており、かつ、
仮撚り装置とホワール１２，１３とが伝動部材を介して
結合されていることを特徴とする２つの駆動ホワールを
有する仮撚り機。２前記支持機構が支持板７に旋回可能に支承された旋
回レバー１０から成り、かつ、前記伝動部材が、この旋
回レバー１０の旋回軸１４に取付けた中央車１４１から
成つている特許請求の範囲第１項記載の仮撚り機。３支持板７が機械フレームに固定されており、この支
持板７に仮撚り装置１が着脱可能に配置されている特許
請求の範囲第２項記載の仮撚り機。４仮撚り装置１が差しはめ結合部材１６，１７を介し
て前記中央車１４１に接続される特許請求の範囲第３項
記載の仮撚り機。５旋回レバー１０の旋回運動が安全装置２３，２４を
介して阻止され、この安全装置２３，２４が前記差しは
め結合部材１６，１７の接続によつて作動させられるよ
うにした特許請求の範囲第３項又は第４項記載の仮撚り
機。６旋回レバー１０が２つのアームを有しており、これ
らアームの端部にそれぞれ１つのホワール１２，１３が
配置されており、これらホワール１２，１３が選択的に
前記中央車１４１に連結されるようにした特許請求の範
囲第２項から第５項までのいずれか１項記載の仮撚り機
。７一方のホワール１２，１３が駆動ローラとしてかつ
他方のホワール１３，１２が支えローラとして役立つよ
うに旋回軸１４がタンジエンシヤルベルト平面に対して
配置されている特許請求の範囲第６項記載の仮撚り機。８旋回レバー１０の両方のアームの成す角が１８０度
である特許請求の範囲第７項記載の仮撚り機。９旋回
レバー１０の２つのアームが旋回の中心１１内でリンク
によつて互いに結合されている特許請求の範囲第６項記
載の仮撚り機。１０ホワール１２，１３が交換可能である特許請求の
範囲第１項記載の仮撚り機。