JPS6015722Y2 - ブレ−キ左右連結警報装置 - Google Patents

ブレ−キ左右連結警報装置

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JPS6015722Y2
JPS6015722Y2 JP1977108473U JP10847377U JPS6015722Y2 JP S6015722 Y2 JPS6015722 Y2 JP S6015722Y2 JP 1977108473 U JP1977108473 U JP 1977108473U JP 10847377 U JP10847377 U JP 10847377U JP S6015722 Y2 JPS6015722 Y2 JP S6015722Y2
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JP
Japan
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shift
transmission
detector
creep
main
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JP1977108473U
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JPS5434938U (ja
Inventor
睦 嘉名
庄次 大橋
大 多瀬田
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブレーキペダルの連結警報装置に関し、左右ブ
レーキペダルを連結する連結片を掛忘れた場合、各変速
装置が高速セット状態にあれば、警報器が作動して警報
を発するようにしたものである。
農用トラクタ等では、左右一対のブレーキペダルを並設
すると共に、そのペダル間に係脱自在な連結片を設け、
路上等での高速走行時には、両者ブレーキペダルを連結
片で連結して左右同時に操作し、また圃場内等での作業
時には、連結片を解除して各ブレーキペダルを左右独立
して操作するようにしている。
この種のブレーキ操作系を備えた場合、高速走行時には
必ず連結片で左右のブレーキペダルを連結する必要があ
る。
そこで、従来、単一の走行変速装置の高速を検出する検
出器と、連結部材の解除を検出する検出器とを設け、こ
れら検出器の検出時に、両ブレーキペダルが解除状態に
ある旨を警報器によりオペレータに警報するようにした
ものがある。
しかし、これは単一の変速装置の高速を検出するように
しているため、真に連結を必要とする車速以外でも警報
器が動作すると言う欠点があった。
即ち、農用トラクタ等では、主変速装置とクリープ変速
装置と副変速装置とを備え、これら変速装置の組合せに
より各種作業条件に応じた車速が得られるように多段変
速可能に構成しており、従って、例えば主変速装置が高
速であっても、クリープ変速装置や副変速装置が低速で
あれば、その時の車速はブレーキペダルの連結を必要と
しない速度である場合があり、また逆の場合もあり得る
が、従来は、これらに関係なくすべて警報するようにし
ていた。
また、これら変速装置の夫々に検出器を組付ける場合、
主変速装置では、主変速レバーを前後、左右に操作する
等、変速レバーの動きが複雑化しているため、単にすべ
ての変速装置において、変速レバーの動きによって検出
スイッチを動作させることは、動作の確実性、検出器の
耐久性等の点で問題がある。
本考案は、このような従来の問題点を解消するものであ
って、その特徴とする処は、軸心方向に摺動自在は変速
ロンドよって支持されたシフトフォークを介して主変速
レバーにより変速操作可能とされた走行主変速装置と、
枢支軸廻りに回動自在なりリープ変速レバーにより変速
操作可能とされたクリープ変速装置と、枢支軸廻りに回
動自在な副変速レバーにより変速操作可能とされた副変
速装置と、係脱自在な連結片を介して左右同時又は左右
独立に制動操作可能とされた左右一対のブレーキペダル
とを備えた車輌において、連結片による両者ブレーキペ
ダルの連結時に開成する連結検出器を設け、走行主変速
装置の高速セット時に閉成する主変速検出器を、変速ロ
ンドに応動するように設け、クリープ変速装置の高速セ
ット時に閉成するクリープ変速検出器を、クリープ変速
レバーに応動するように設け、副変速装置の高速セット
時に閉成する副変速検出器を、副変速レバーに応動する
ように設け、これら各検出器を警報器の電源回路に直列
接続した点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述すると、第1
図において、1はミッションケース等を構造体とするト
ラクタ機体、2は後輪、3は座席、4はハンドルである
5は後方のブレーキ6を操作するブレーキペダルで、ブ
レーキペダルアーム7に支持されている。
8はステップ、9は主変速レバー、10はPTO変速レ
バー、11はクリープ変速レバー、12は副変速レバー
である。
トラクタ機体1には第2図に示す如くステップ8の直方
下に位置してペダル保持筒13によりブレーキペダル軸
14が回動自在に横架され、そのブレーキペダル軸14
の一端に左右の各ブレーキ6に連動する左右ブレーキペ
ダルアーム7が支持される。
左右ブレーキペダルアーム7は右ステップ8の前部上方
に突出し、その突出端に左右ブレーキペダル5が夫々並
んで設けられている。
左ブレーキペダル5には枢軸15により連結片16が回
動自在に軸支され、また右ブレーキペダル5には該連結
片16が係脱自在とされた保合片17が設けられると共
に、連結片16が係合片17に係合した時に開底する連
結検出器18が設けられている。
19はクラッチペダル、20はアクセルペダルである。
トラクタ機体1の前部ミツジョンケース内には、第3図
に示す如く走行主変速軸21が回動自在に支持され、そ
の軸21上には第1ギヤー22、第2ギヤー23、第3
ギヤー24及び第4ギヤー25が下側の主軸26上の駆
動ギヤーに選択r的に咬合できるように装備してあり、
これらが走行主変速装置27を形成している。
この変速装置27は主変速レバー9の操作により第1速
から第4速まで変速操作可能にされている。
第3ギヤー24及び第4ギヤー25は、変速カバー28
の内側底部で前後に摺動自在とした変速ロッド29と、
この変速ロッド29と同行するシフトフォーク30とを
介して、主変速レバー9の操作に応動し、第3速及び第
4速を得るものである。
即ち主変速レバー9の操作により変速ロッド29及びシ
フトフォーク30が前進すると、第3ギヤー24は主軸
26上の第3駆動ギヤー31と咬合し第3速を得る。
変速ロッド29及びシフトフォーク30が後退すると、
第4ギヤー25は主軸26上の第4駆動ギヤー32と咬
合し第4速を得る。
変速ロッド29の後端部上面には■字形の溝33が形成
され、かつその上方の変速台34には主変速検出器35
が設けられており、変速ロッド29が前進及び後退する
と、溝33の前後側面が検出器35に当たり、その検出
器35が閉成されるようになっている。
従って主変速レバー9の操作により第3速及び第4速、
即ち走行主変速装置27を高速にセットした時に主変速
検出器35が閉成される。
36は主変速装置27の後部に設けられたクリープ変速
装置であり、走行主変速軸21の後端部に固設された小
径ギヤー37と、これに常時咬合する大径ギヤ一部38
a及び小径ギヤ一部38bを備えかつ主軸26の後端に
遊嵌されたクリープギヤー38と、走行副変速軸40に
軸心方向摺動自在に套嵌され、かつクリープギヤー38
の小径ギヤ一部38b及び走行主変速軸21後端のスプ
ライン軸部41に対して選択咬合可能とされたシフトギ
ヤー42とから構成され、このシフトギヤー42に係合
するシフトフォーク43は図示省略のフォーク軸に支持
されると共に、第4図にも示す如く枢支軸44を介して
クリープ変速レバー11に連動連結されている。
このクリープ変速レバー11を第4図に示す如く枢支軸
44を支点として中立位置Nから高速位置H及び低速位
置りに回動操作することにより、クリープ変速装置36
を高速及び低速に変速操作可能にしている。
枢支軸44の近傍にはクリープ変速検出器45が設けら
れており、この検出器45はクリープ変速レバー11を
高速位置Hにセットしたとき閉成する。
前記走行副変速軸40の後端部には、第5図に示す如く
副変速装置46が設けられており、この副変速装置46
は走行副変速軸40の下方に配置されたピニオン軸54
上に低速用副変速ギヤー47と高速用副変速ギヤー48
とを同行的に摺動自在とし、副変速レバー12を枢支軸
49を支点として、中立位置Hから高速位置H及び低速
位置りにセット操作することにより、変速ギヤー47゜
48を走行副変速軸40上の各ギヤーに選択咬合させ、
低速及び高速に切替え可能にしている。
枢支軸49の近傍には副変速検出器50が設けられてお
り、この検出器50は副変速レバー12を高速位置にセ
ットしたとき閉成する。
前記連結検出器18、手変速検出器35、クリープ変速
検出器45及び副変速検出器50は第6図に示す如く警
報器51の電源回路52にバッテリ53等と共に直列に
接続されている。
なお警報器51はホーン、或いはその他のブザー、ラン
プ等であっても良い。
左右ブレーキペダル5は連結片16を係合片17に係合
させれば一体に連結されるので、何れか一方を踏込むこ
とにより左右ブレーキ6を同時操作することができるが
、この連結片16を掛は忘れたままで路上走行等の高速
走行をしようとした場合、即ち主変速レバー9を第3速
又は第4速位置にセットし、かつクリープ変速レバー1
1及び副変速レバー12を高速位置Hにセットした場合
、各変速検出器35.,45,50は閉成するので、警
報器51の電源回路52が閉威し、該警報器51が作動
して、連結片16を掛は忘れていることを運転者に警報
する。
従ってこの警報があった時に、運転者は連結片16を係
合片17に係合させて両者ブレーキペダル5を連結すれ
ば良く、片側ブレーキの作動による事故を未然に防止で
きる。
また連結片16を係合片17に係合させると、連結検出
器18が作動腰電源回路52を開成するので、警報器5
1は警報を停止する。
本考案では、左右ブレーキペダル5の連結時に開成する
連結検出器18と、走行主変速装置27の高速セット時
に閉成する主変速検出器35と、クリープ変速装置36
の高速セット時に閉成するクリープ変速検出器45と、
副変速装置46の高速セット時に閉成する副変速検出器
50とを警報器51の電源回路52に直列接続している
ので、走行主変速装置27、クリープ変速装置36及び
副変速装置46のすべてが高速であって連結片16が解
除状態にある時にのみ警報器51が作動し、従って3個
の変速検出器35,45.50により車輌の高速状態を
非常にきわめ細かく検出できて、真に左右ブレーキ5の
連結を必要とする時にのみ警報器を作動させることがで
きる。
また主変速検出器35は軸心方向に摺動自在な変速ロッ
ド29、クリープ変速検出器45及び副変速検出器50
は枢支軸44,49廻りに回動自在なりリープ変速レバ
ー11又は副変速レバー12に夫々応動するように設け
ており、何れも単純な動きを利用して検出するようにし
ているので、変速検出器35,45.50の動作が確実
であり、耐久性等も向上する。
特に走行主変速装置27側の場合、主変速レバー9は前
後、左右に複雑に運動する他、動作上の遊び等も大きい
が、確実に支持され、かつ位置決めされ変速ロッド29
に応動するように主変速検出器35を設けているので、
主変速検出器35の動作は非常に正確であり、振動その
他による誤動作を生じ難い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部切欠側面
図、第2図はブレーキペダル部分の正面図、第3図はミ
ッションケース前部の断面図、第4図はクリープ変速レ
バ一部分の平面図、第5図はミッションケース後部の断
面図1、第6図は回路図である。 1・・・・・・トラクタ機体、5・・・・・・ブレーキ
ペダル、9・・・・・・主変速レバー、11・・・・・
・クリープ変速レバー、12・・・・・・副変速レバー
、16・・・・・・連結片、18・・・・・・連結検出
器、27・・・・・・走行主変速装置 35・・・・・
・主変速検出器、36・・・・・・クリープ変速装置、
45・・・・・・クリープ変速検出器、50・・・・・
・副変速検出器、51・・・・・・警報器、52・・・
・・・電源回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心方向に摺動自在な変速ロッド29によって支持され
    たシフトフォーク30を介して主変速レバー9により変
    速操作可能とされた走行主変速装置27と、枢支軸44
    廻りに回動自在なりリープ変速レバー11により変速操
    作可能とされたクリープ変速装置36と、枢支軸49廻
    りに回動自在な副変速レバー12により変速操作可能と
    された副変速装置46と、係脱自在な連結片16を介し
    て左右同時又は左右独立に制動操作可能とされた左右一
    対のブレーキペダル5とを備えた車輌において、連結片
    16による両者ブレーキペダル5の連結時に開成する連
    結検出器18を設け、走行主変速装置27の高速セット
    時に閉成する主変速検出器35を、変速ロッド29に応
    動するように設け、クリープ変速装置36の高速セット
    時に閉放するクリープ変速検出器45を、クリープ変速
    レバー11に応動するように設け、副変速装置46の高
    速セット時に閉成する副変速検出器50を、副変速レバ
    ー12に応動するように設け、これら各検出器18,3
    5,45,50を警報器51の電源回路52に直列接続
    したことを特徴とするブレーキ左右連結警報装置。
JP1977108473U 1977-08-11 1977-08-11 ブレ−キ左右連結警報装置 Expired JPS6015722Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5434938U JPS5434938U (ja) 1979-03-07
JPS6015722Y2 true JPS6015722Y2 (ja) 1985-05-17

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JPS5255784Y2 (ja) * 1972-08-16 1977-12-16

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JPS5434938U (ja) 1979-03-07

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