JPS60153037A - 複写機用照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は光の色を異にする（例えば青と赤）２本の照明
ランプにより構成された照明装置を有する二重転写型カ
ラー複写機において、各照明ランプよりの照明光が原稿
面の斜め方向から入射することにより生ずる原稿面照度
の低下及び不均一が改善されるように、両照明ランプの
間に移動停止自在の光束反射部材を配置し、例えば、青
色の照明ランプで原稿面を照射し感光体表面を露光する
ときは、該青色の照明ランプから輻射された光束のうち
、原稿面の走査部分に直接に入射し得ない成分を該部分
へ向けて反射し、ここに集光させるのに適当な位置に前
記の光束反射部材を停止させるようにした複写機用照明
装置に関する。

〔従来技術〕

現在開発されているカラー複写機として、例えば、光の
色を異にする複数筒の照明ランプにより原稿面照明装置
を構成し、それを１灯づつ点灯させながら、その都度、
原稿面の走査、感光体表面の露光、静電潜像の現像、用
紙への転写及び定着の各工程を繰り返えしてカラー複写
画像を得る形式のもの（所謂、多重転写型複写機）があ
る。

第１図は従来の２色のカラー複写機用照明装置の構成を
示し、１はプラテンガラス、２はその上に載置された原
稿、２ａはその表面（原稿面）、３及び４はそれぞれ原
稿面２ａを照射する青色及び赤色の照明ランプ（この図
の場合は蛍光灯）、３ａ及び４ａはそれぞれその開口部
・、また、第２図（イ）及び（ロ）はそれぞれ青色及び
赤色の蛍光灯の分光放射特性を示す。これら２本の蛍光
灯３及び４は第１ミラー９と共に走査系５に固定され、
一定速度で移動しながら原稿面２ａを走査した後、原位
置への復帰を繰り返えすように制御される。このとき、
原稿面２ａのうち、走査の対象となり、照明光を集中す
べき部分を、以下「走査部分」と記す。

この照明装置においては、２本の蛍光灯３及び４を平行
に配列し、それぞれ別々の箇・所から原稿面２ａの同一
箇所（走査部分）を照射しなければならないことから、
照明光を原稿面２ａに対し斜め方向から入射させ、光を
広い範囲に分散させる結果となり、このため原稿面２ａ
の照度が低下することは避けられない。所定の露光量を
得るためには、蛍光灯の発光量の増加が必要であり、ひ
いては消費電力の増大を招く結果となる。別の対策とし
て感光体表面の移動速度（多くの場合感光体ドラムの回
転速度）を低下させ、露光時間を増加して所定の露光量
を維持する手段もあるが、事務処理効率の面からみて好
ましくない。また、原稿面に入射する照明光は平行光線
ではないため、光源までの距離の相違により原稿面照度
に不均一が生ずることは避けられない。

〔発明の目的及び構成〕

本発明は以上に鑑みてなされたものであり、各照明ラン
プからの照明光が原稿面に対し斜め方向から入射するこ
とにより生ずる原稿面照度の低下並びに不均一を改善す
ることができるように、平行に配列された２本の照明ラ
ンプ（例えば、青色及び赤色の蛍光灯）の間に移動停止
自在の光束反射部材を配置し、例えば、青色の照明ラン
プにより原稿面を照射するときは、該−二 青色の照明ランプから輻射る光束のうち原稿面の走査部
分に直接に入射しない成分を該部分へ向けて反射し、こ
こに集光するのに適した位置に前記の光束反射部材を停
止させるようにした複写機用照明装置を提供するもので
ある。

以下、本発明の複写機用照明装置について詳細に説明す
る。

〔実施例〕

第３及び第４図は本発明の一実施例を示し、１はプラテ
ンガラス、２はその上に載置された原稿、２ａはその表
面（原稿面）、３及び４はそれぞれ青色及び赤色の照明
ランプ（例えば蛍光灯）、３ａ、３ｂはその開口部であ
る。７はその両面を凹面鏡状に仕上げられた光束反射部
材で、その下端は回転アーム６に取り付けられている。

８は光束反射部材駆動装置で回転軸８ａを内臓し、前記
の回転アーム６の一端はこの回転軸８ａに固定される。

このため、光束反射部材７は照明ランプ３及び４の間を
自由に往復すると共に、任意の位置に停止することがで
きる。

以上の構成において、青色の照明ランプ３により原稿面
一２ａを照射するときは、光束反射部材駆動装置８は回
転軸８ａを時計廻り方向に回転させ、第４図（イ）に示
す位置に光束反射部材７を停止させる。この部材の最適
停止位置については後述する。蛍光灯３からの光はその
開口部３ａから外部空間へ向けて輻射され、前述した通
りその一部は直接に原稿面２ａの走査部分に入射するが
、残余の部分は他の領域へ分散される。しかし、この「
残余の部分」の光は概ね光束反射部材７により反射され
、原稿面２ａの走査部分に集光される。換言すれば、光
束反射部材７はその反射光を最も有効に原稿面２ａの走
査部分に集光し得る位置に停止させなければならない。

なお、このとき、光束反射部材７は赤色の照明ランプ４
の直前に位置するが、この際同ランプ４は点灯されない
ため、複写操作上同等支障はない。

赤色の照明ランプ４により原稿面２ａを照射するときは
、光束反射部材駆動装置８は回転軸８ａを反時計廻り方
向に回転させ、光束反射部材７を第４図（ロ）に示す位
置に停止させる。前述した通り、光束反射部材７の両面
は凹面鏡状に仕上げられているため、照明ランプ４から
の輻射光も原稿面２ａの走査部分に効果的に集光させる
。

以上の場合、光束反射部材７の機能により、原稿面２ａ
の照度はこの部材がない場合に比較し約１．５倍となり
、照度の均一性も顕著に改善される。

〔効　果〕

以上説明した通り、本発明の複写機用照明装置によれば
、光の色を異にする（例えば青と赤）２本の照明ランプ
を平行に配列して光源を構成し、両照明ランプの間に移
動停止自在の光束反射部材を配置し、例えば青色の照明
ランプで原に入射し得ない成分を該部分へ向けて反射し
、ここに集光させるのに適当な位置に前記の光束反射部
材を停止させるようにしたため、原稿面の照度を増加さ
せ、照度の均一性も改善され、ひいては電力消費量の低
減、事務効率の向上に寄与することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・従来の２色カラー複写機用照明装置の構成
を示す説明図。　第２図・・・青色（イ）及び赤色（ロ
）の蛍光灯の分光放射特性を示す説明図。 第３図・・・本発明の一実施例を示す図。　第４図（イ
）、（ロ）・・・本発明の一実施例を示す斜視図。 符号説明表 １・・・プラテンガラス、　２・・・原稿、　２．ａ・
・・原稿面、　３・・・青色の照明ランプ、３ａ・・・
同開口部、　４・・・赤色の照明ランプ、　４ａ・・・
同開口部、５・・・走査系、６・・・回転アーム、７・
・・光束反射部材、　８・・・光束反射部材駆動装置、
　８ａ・・・同回転軸、　９・・・第１ミ２−０特許出
願人　富士ゼロックス株式会社 代理人　弁理士　松　原　伸　２ 同　弁理士　村　木　清　切 間　弁理士　平　１）　忠　離 間　弁理士　上　島　淳　− 同　弁理士　鈴　木　均 第１図 ２ 第２図 第３図 第４図 （イノ ｃ口）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 異色の少くとも２本の照明ランプを有し、これらの照明
   ランプを１灯ずつ点灯して原稿面を走査しながら照射し
   て感光体を露光する複写機用照明装置において、 前記照明ランプをカバーしたとき原稿走査面に対面する
   光反射面を有する可動型光反射部材と、 前記照明ランプの１つが点灯して原稿走査するとき前記
   可動型反射部材を姿勢制御して非点灯中の前記照明ラン
   プをカバーさせるとともに点灯中の前記照明ランプの光
   束を前記光反射面を介して原稿走査面へ案内させる駆動
   部材を有することを特徴とする複写機用照明装置。