JPS60150827A - 三層型液体 - Google Patents

三層型液体

Info

Publication number
JPS60150827A
JPS60150827A JP59006600A JP660084A JPS60150827A JP S60150827 A JPS60150827 A JP S60150827A JP 59006600 A JP59006600 A JP 59006600A JP 660084 A JP660084 A JP 660084A JP S60150827 A JPS60150827 A JP S60150827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
phase
oil phase
aqueous phase
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59006600A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0229375B2 (ja
Inventor
Shigemi Nakamura
成見 中村
Yuji Watari
渡 祐二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP59006600A priority Critical patent/JPS60150827A/ja
Publication of JPS60150827A publication Critical patent/JPS60150827A/ja
Publication of JPH0229375B2 publication Critical patent/JPH0229375B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/03Liquid compositions with two or more distinct layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は2種の油分から構成される油相と水相とからな
る三層型液体及びこれを基材とする液体化粧料に関する
ものである。なお、この場合の液体化粧料には、ボディ
ーローション、ヘアーリキッド、ヘアートニック、ヘア
ーローション、サンオイル等が包含される。
〔従来技術〕
従来、油相と水相から基本的に構成される液体化粧料と
しては、乳化液型及び溶液型の他、水相中に複数種の油
分が分散している多層型のものが知られているが、乳化
液型や溶液型のものの場合、界面活性剤を多量に必要と
するという欠点がある上、この界面活性剤の使用には、
他の成分例えば油分等と比べると、皮フ刺激の原因とな
りやすいという問題や、界面活性剤自体の分解により、
系が不安定化されたり、悪臭を発生する等の不都合が生
じやすいという問題を含む。最近では、界面活性剤につ
いての研究も各方面で広く行われて、安定性や安全性の
高いものが開発されているが、未だ完全なものは見出さ
れていない。従って、現状では界面活性剤を使用するこ
となしに化粧料を作ることができれば、これに優るもの
はないものと考えられ、このような観点から、前記多層
型の化粧料が見直されてきている。
ところで、従来、多層型の化粧料としては、二層型と三
層型のものが知られている。二層型のものでは、油層は
単一の油分からなるか又は複数油分の混和物からなるが
、単一の油分からなる場合、使用感、手触り、毛髪及び
皮フの保湿効果は単一油分から生起されるものに限定さ
れるため、未だ不十分であるという欠点があり、一方、
複数油分からなる場合でも、これらの油分は混和物の状
態となっているため、各油分の持つ特有の効果が十分に
発揮されないという欠点がある。
また、従来の三層型化粧料は、2種の油分からなる油相
と水相とがその比重差によって三層状に単に分離された
ものであるため、振盪分散後の2種の油分は別々に微粒
子化するため、毛髪や皮フに適用した場合、本発明者ら
の確認試験によれば、ムラ状に付着し、それぞれの油分
の持つ効果を充分に発揮させることができない。
〔目 的〕
本発明者らは、従来技術に見られる前記欠点を克服すべ
き鋭意研究を重ねた結果、液体化粧料として好適な新規
な三層型液体を見出し、本発明を完成するに到った。
〔構 成〕
即ち、本発明によれば、油相と水相とからなり、該油相
は水相に対する拡張係数が共に負の値を示す2種の油分
から構成される三層型液体であって、該油相の比重は水
相の比重とほぼ等しいか又は幾分重くなるように調整さ
れ、かつ油相を構成する2種の油分は混和せず、各油分
の層を保持したまま合体して水相中に油相球状体を形成
していることを特徴とする三層型液体が提供される。
本発明の三層型液体においては、水相中には2種の油分
が分散されるが、この場合、この2種の各油分は、従来
の場合とは異なり、混和せずに、各油分の層を保持した
まま合体し、油相球状体を形成していることを特徴とす
る。従って、本発明の場合には、各油分が混和していな
いために、各油分に由来する特有の効果が得られること
となり、これを化粧料基材として用いることにより、使
用感に著しくすぐれると共に、皮フや毛髪の保湿性にお
いて極めて良好な液体化粧料を得ることができる。この
ような液体化粧料は本発明者らによって初めて見出され
たもので、従来の常識を超えた極めて特異なものである
本発明の三層型液体において、油相を構成する2種の油
分は、いずれも水相に対する拡張係数(S)が負の値を
示す。この場合、各油分の水相に対する拡張係数(S)
は、次式で表わされる。
5=11−γ2−γ3 (式中、γ1は水相の表面張力、γ2は油分の表面張力
、γ3は油水界面の界面張力を示す)前記γ1及びγ2
は通常の表面張力測定法により直接求めることができ、
一方、γ3は、油分/水系にアルコールを添加していっ
た場合の界面張力と、油分/アルコール系に水を添加し
ていった場合の界面張力の値から内挿によってめること
ができるが、一般には、F、M、Fowkesの式γ3
=γ2+γ、−2カ]5コ1(γ4及びγ5はそれぞれ
油分及び水溶液の表面張力に及ぼす分散力(ファンデル
ワールスの力)の寄与する値において、γ4=γ2、γ
6 =21.8(ダイン/am)と近似することによっ
て得ることができる。
本発明の三層液体において、油相と水相の比重がほぼ等
しいか又は油相の比重が水相の比重より幾分重く、油分
の拡張係数Sが負の値を示す場合には、油相は水面下に
沈んだ完全な二層単一球状体となるが、油分の拡張係数
Sが正の値に移るにつれて油相球状体は変形し、ついに
は油相は容器底部に拡散してその球状を消失してしまう
。本発明の三層液体においては、油相と水相の比重がほ
ぼ等しいか又は油相の比重が水相の比重よりも幾分重く
、かつ油分の水相に対する拡張係数が負であればよく、
油分と水相の配合比が制限されることはない。油相と水
相の比重差は、通常θ〜0.1の範囲にするのがよい。
本発明の三層型液体において、その特異な構成の油相、
即ち、2種の油分の各層からなる油相球状体は、水相に
対する拡張係数(S)が負の値を示し、かつ相互に混和
しない2種の油分を組合せて用いることにより形成させ
ることができる。
この場合の拡張係数(S)は、油分の種類を変えること
によって変化させることができる他、水相の組成、例え
ば、水相にアルコール等の有機溶媒を溶解させることに
よっても変化させることができる。本発明で一般的に用
いられる油分としては、リン酸エステル、疎水性シリコ
ーン、動植物性油脂等が挙げられる。以下にそれらの油
分についてさらに詳細に説明する。
前記したリン酸エステルとしては、次の一般式で表わさ
れるものの使用が特に好ましい。
前記一般式において、Rはアルキル基又はグリセリル基
であり、アルキル基の場合、その炭素数は通常1〜22
の範囲である。mは0以上の整数であり、その上限は1
00にするのがよく(0≦l≦100) 。
訓の好ましい範囲は10〜60である。Xは1〜3の整
数及びyはθ〜2の整数で、Xとyの合計(x+y)は
3である。
前記した疎水性シリコーンとしては、25℃の水に対す
る溶解度が1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下
のものであり、25℃における粘度が1ないし1000
センチストークス、特に好ましくは5ないし500セン
チストークスの範囲のものである。
上記疎水性シリコーンは、メチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン
、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリオキシア
ルキレン変性ポリシロキサンなどを包含する。この疎水
性シリコーンの具体的な性状等を下記に示す。
(1)メチルポリシロキサンとしては下記の一般式で表
わされ、1ないし1000センチストークス(25℃)
の粘度を有するものである。
(CH3)3st0((CH3)2sio)nsi(C
H3)3 n=3〜350(2)メチルフェニルポリシ
ロキサンとしては下記の一般式で表わされ10ないし1
000センチストークス(25℃)の粘度を有するもの
である。
a 十b +c =1−250 (3)脂肪酸変性ポリシロキサンとしては下記の一般式
で表わされ、10〜1000センチストークス(25℃
)の粘度を有するものである。
a+b+c=1−200 x=0〜5 R= C7+116 NCz+ H+3(4)脂肪族ア
ルコール変性ポリシロキサンとしては下記一般式で表わ
され、10〜1000センチトークス(25℃)の粘度
を有するものである。
a+b+c”1〜200 x=O〜5 R=C4H9〜C,2H4ケ (5)ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサンとして
は下記一般式で表わされ、10〜1000センチトーク
ス(25°C)の粘度を有するものである。
a + b + c = 1〜200 x=0〜5 y=l〜50 M=I−1,CH3、C2H6 に=1〜4 また、動植物性油脂としては、アボガド油、アーモンド
油、オリーブ油、ゴマ油、サザンカ油、大豆油、ツバキ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ
油、綿実油、落花性油、タードル油、ミンク油、卵黄油
、カカオ脂、パーム油等が挙げられる。
本発明において用いる2種の油分は、水相に対する拡張
係数(S)が負のものの中で、相互に実質的に混和しな
いものが選定される。このような2種の油分の組合せは
、例えば、第1油分としてのシリコーン油に対し、第2
油分としての動植物性油脂やリン酸エステルを組合せる
ことによって得ることができ、実際には簡単な予備実験
により、目的に応じた油分の組合せを容易に選択するこ
とができる。2種の油分の使用割合は特に制約されず、
所望する効果に応じて適宜選定すればよいが、一般には
、容量比で1799〜99/1の範囲である。
本発明の三層型液体を製造するには、第1油分と第2油
分とからなる油相液体を、水相中に注入すればよい。こ
の場合、水相としては通常水が用いられるが、水混和性
の有機溶媒等を適量混和した水を用いることができる。
このような水混和性有機溶媒は、水相の比重調節剤や油
分の拡張係数(S)の調節剤として作用する。このよう
な目的のために好ましく使用される有機溶媒には、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t
−ブチルアルコール等のアルコール類が包含される。も
ちろん、他の有機溶媒、例えば、グリセリン、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコー
ル、アセトン等も同様に適用し得る。アルコールを含む
水相を用いる場合、アルコール含量は、油分の水相への
溶解性を考えて、水相を基準として、70重量%以下に
するのがよい。また、水性相には、振盪分散後の百合一
時間を調節するために、電解質、例えば、硫酸ナトリウ
ム、塩化ナトリウム等のナトリウム塩、硫酸マグネシウ
ム、塩化マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩、カルシ
ウム塩、カリウム塩、リチウム塩、鉄塩、銅塩、コバル
ト塩、クローム塩、アルミニウム塩、有機酸塩、尿素、
アミノ酸等を添加することが有利である。電解質濃度が
高い程百合一時間は短かくなる。化粧料では通常0.0
1〜5%の量で水相に添加する。勿論、電解質量がこれ
よりも少ない場合、全くない状態でも百合−は起きる。
適宜商品の目的に従い電解質の適当量を選択すればよい
本発明の三層型液体は、液体化粧料基材として好適であ
り、化粧料の補助成分として、従来慣用されている紫外
線吸収剤、色素、香料等を添加することができる。本発
明において、水溶性の悪い又は非水溶性の補助成分は、
これを油分に溶解させて使用することができ、特別の界
面活性剤は必要とされない。
本発明の液体化粧料は、通常、透明容器中に収容させた
状態で市販される。第1図〜第3図に本発明の液体化粧
料を蓋体付透明容器に収容させて得られる液体化粧料の
容器収容体の静置後の状態の断面説明図を示す。
第1図において、1は液体化粧料の容器収容体、2は水
相、3は油相球状体を示し、との油相球状体3は、第1
油分層4と第2油分層5との合体物からなる。6は液体
化粧料の液面と蓋体7どの間に形成されたヘッドスペー
スを示す。10は透明容器、7はその蓋体を示す。人手
による容器の振動を容易にする意味で、容器内容積は、
通常、50〜500m Q、ヘッドスペースは5mf1
以上、好ましくは10mf1以上にするのがよい。
本発明において、水相2内に含まれる油相球状体3の位
置は任意であり、第1図に示すように、水相2の下部に
位置させ得る他、第2図に示すように、水相2の上部に
位置させることができ、さらには、水相の中央部に位置
させることができる。また、水相2内に含有させる油相
球状体3の個数は第1図〜第2図に示したように、1個
の他、第3図に示すように複数個であることができる。
この油相球状体の個数は、一般には50個以下、好まし
くは1〜5個である。
第1図〜第3図に示した如き本発明の液体化粧料の容器
収容体は、使用に際し、これを上下に数回振動させると
、油相球状体3は細かな微粒子に分割されて分散状態に
なるが、この場合、その油層構造、即ち、第1油分と第
2油分とが実質的に混和せずに、各油分の層を保持した
まま球状に合体した構造を保持するという極めて特異の
効果を現出する。しかも、この分散状態は、比較的長時
間、通常、10〜30分間程度保持される。従って、本
発明の液体化粧料は、特に、ボディーローション、ヘア
リキッド、ヘアトニック、ヘアーローション等の使用時
間の長い液体化粧料として有利に適用される。
本発明の液体化粧料は、前記のように、これを激しく振
動させると分散状態となるが、一方、これを静置すると
、再び1個〜数個の油相球状体を含む液体化粧料となる
。従って、製造時において、分散状態で容器に充填し得
るので、本発明の液体化粧料は、均一な油分と水性媒体
の比率で容器に充填することができる。
本発明の液体化粧料は、アルコール(エタノール)含量
50〜70重量%の製品とすることにより、ヘアトニッ
クとして有利に用いることができる。
この場合、ヘアトニックには香料が添加されるが、この
香料は、油分中に溶解させることにより、容易かつ安定
的に化粧料中に導入させることができる。また、本発明
の液体化粧料は、紫外線吸収剤を添加してサンスクリー
ン製品とじて有利に用いることができる。この場合、紫
外線吸収剤には、日焼けに関与する紫外線の全波長領域
を吸収するものがなく、数種の紫外線吸収剤が併用され
る。
本発明の場合、これらの数種の紫外線吸収剤のうち、非
水溶性のもの(例えば、ドルノー線吸収剤)を油分に溶
解させ、水溶性のものを水性相に溶解させることができ
る。
本発明の液体化粧料においては、油相は水相中に存在す
ることから、空気によって酸化されやすい油分やその他
の成分を安定に配合させることができる。即ち、油相は
水性相によって空気との接触が完全に遮断され、また油
相は寸法の大きな球状体油相と水相との界面面積が、乳
化型化粧料に比べて極めて小さくなっていること等から
、油相中の成分は、空気による酸化や水相による影響を
受けることが極めて少ない。さらに、本発明の化粧料に
おいては、添加香料等は、その溶解性に応じて油類と水
相とに分配され、トップノート、ミドルノート、ベース
ノートに従来以上の効果を付与することができる。
〔効 果〕
本発明の三層型液体は、前記したように、液体化粧料基
材として好適であり、油相は、2種の油分からなり、し
かも各油分は混和せずに、各油分の層を保持したまま球
状に合体したものであることから、各油分による特有の
効果は十分に発揮され、使用感にすぐれると共に、皮フ
や毛髪の保持性においても極めてすぐれた化粧料を与え
る。
本発明の三層型液体は、液体化粧料基材として好適のも
のであるが、美観にもすぐれ、例えば、水相、第1油分
、及び第2油分をそれぞれ別々の色に着色したものは、
すぐれた意匠効果を有し、玩具等として利用することも
できる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
、以下において示す部及び%はいずれも重量基準である
実施例1 (1)油分A : 5% (ジメチルシリコン350cs) (2)油分B : 5% (ヒマシ油) (3)エチルアルコール :35% (4)イオン交換水 :残部 (5)塩化ナトリウム :微量 (6)香料 :微量 (7)色 素(水溶性) : 適量 前記成分組成の液体は、第1図に示すように、油分Aと
油分8とからなる単一の油相球状体が、エチルアルコー
ルと水とからなる水相の下部に沈んだ三層構造の液体で
ある。このものはスキンローションとして好適のもので
あった。
比較例 実施例1において、水相として、アルコールを含まない
水単独からなるものを用いた以外は同様の組成の液体を
得た。この場合の水相に対する油分A及び油分Bの拡張
係数は正の値を示し、この液体は、水相の上に、油分A
及び油分Bがそれぞれ層状になった三層構造のものであ
った。
次に、前記実施例1及び比較例で得た三層型液体の均一
塗布性を調べるために、各液体試料1gをそれぞれ手の
甲に塗布したところ、本発明の三層型液体の場合は、ム
ラなく均一に塗布されたが、一方、比較例の三層型液体
の場合は、ムラが多く、均一に塗布されていなかった。
実施例2 (サンオイル) (1)オリーブ油 : 25.0% (2)シリコーンA : 20.0% (3)紫外線吸収剤 :1.5% (最大吸収波長λmax=2900−3120A油溶性
) (4)エチルアルコール : 25.0%(5)イオン
交換水 :残 部 (6)硫酸ナトリウム 二0.5% (7)紫外線吸収剤 :0.5% (最大吸収波長λwax = 3850人、3450人
、水溶性) (8)色素 :適量 (9)香料 :適量 なお、前記シリコーンAは次の式で表わされるものであ
る。
前記成分のうち、先ず、成分(4)〜(8)の混合溶液
を作り、この混合溶液に、成分(1)〜(3)及び(9
)を添加し、混合攪拌しながら、その一定量を容器に充
填した。これを一定時間放置すると、2層の油分からな
る油相単一球状体を含む三層型サンオイルの容器収容体
が得られた。
実施例3 (ヘアリキッド) (1)シリコーンB : 10% (2)リン酸エステル(P) : 10%(3)エチル
アルコール =50% (4)イオン交換水 : 残部 (5) PCA −Na : 0.2%(6)紫外線吸
収剤 二0.1% (7)色 素 : 適量 (8)香 料 : 適量 なお、前記シリコーンBは次の式で表わされるものであ
る。
また、前記リン酸エステル(P)は次の式で表わされる
ものである。
(R=ニブチルmは21、モノエステル/ジエステル比
率= 65/35) 前記成分のうち、先ず成分(3)〜(8)の混合溶液を
作り、この混合溶液に、成分(1)〜(3)を添加し、
混合攪拌しながら一定量を容器に充填した。このものを
、一定時間放置すると、2層の油分からなる単一の油相
球状体を含むヘアリキッドの容器収容体が得られた。
次に、前記実施例1〜3で得られた各三層型液体化粧料
の容器収容体を、人手により、上下に数回振動させるこ
とによって、油相球状体が微細粒子(直径約50〜10
00μm)に分割されこの状態は、lO〜30分間程度
静止すると、その微細粒子は徐々に合体し、再び1個の
油相球状体に成長した。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の液体化粧料の容器収容体につ
いて、静置した後の状態を示す断面説明図である。 2・・・水性相、3・・・油相球状体、4・・・第1油
分、5・・・第2油分、6・・・ヘッドスペース、7・
・・蓋体、10・・・透明容器。 特許出願人 ライオン株式会社 代理人弁理士池浦敏明 第 1 図 第 2 図 第 3 図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油相と水相とからなり、該油相は水相に対する拡
    張係数が共に負の値を示す2種の油分から構成される三
    層型液体であって、該油相の比重は水相の比重とほぼ等
    しいか又は幾分重くなるように調整され、かつ油相を構
    成する2種の油分は混和せず、各油分の層を保持したま
    ま合体して水相中に油相球状体を形成していることを特
    徴とする三層型液体。
  2. (2)該2種の油分のうちの1つの油分が、疎水性シリ
    コーン油である特許請求の範囲第1項の三層型液体。
  3. (3)該2種の油分のうちの1つの油分が、一般式(式
    中、Rはアルキル基又はグリセリル基、mは0以上の整
    数を示し、Xは1〜3の整数及びyはθ〜2の整数を示
    し、かつX+yは3である) で表わされるリン酸エステルである特許請求の範囲第1
    項の三層型液体。
  4. (4)油相球状体を構成する2種の油分のうち1つの油
    分が動植物性油脂である特許請求の範囲第1項の三層型
    液体。
  5. (5)該水相が、アルコールを含有する特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれかの三層型液体。
  6. (6)該水相が電解質を含有する特許請求の範囲第1項
    〜第5項のいずれかの三層型液体。
  7. (7)油相と水相とからなり、該油相は水相に対する拡
    張係数が共に負の値を示す2種の油分から構成される三
    層型液体であって、該油相の比重は水相の比重とほぼ等
    してか又は幾分重くなるように調整され、かつ油相を構
    成する2種の油分は混和せず、各油分の層を保持したま
    ま合体して水相中に油相球状体を形成している三層型液
    体を基材とする液体化粧料。
  8. (8)該水相がアルコールを含有する特許請求の範囲第
    7項の液体化粧料。
  9. (9)該水相が電解質を含有する特許請求の範囲第7項
    又は第8項の液体化粧料。
JP59006600A 1984-01-18 1984-01-18 三層型液体 Granted JPS60150827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59006600A JPS60150827A (ja) 1984-01-18 1984-01-18 三層型液体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59006600A JPS60150827A (ja) 1984-01-18 1984-01-18 三層型液体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60150827A true JPS60150827A (ja) 1985-08-08
JPH0229375B2 JPH0229375B2 (ja) 1990-06-29

Family

ID=11642824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59006600A Granted JPS60150827A (ja) 1984-01-18 1984-01-18 三層型液体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60150827A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291235A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Shiseido Co Ltd 乳化組成物
JPH01247499A (ja) * 1988-03-28 1989-10-03 Sanwa Kagaku Kogyo Kk 多色透明石鹸及びその製造方法
FR2680686A1 (fr) * 1991-08-28 1993-03-05 Oreal Lotion tri-phases destinee a un usage corporel, pharmaceutique ou cosmetique.
WO2003033039A1 (en) * 2001-10-17 2003-04-24 Robert Mcbride Limited An air freshener
WO2008076416A1 (en) * 2006-12-15 2008-06-26 The Procter & Gamble Company Skin care composition
KR101060941B1 (ko) * 2008-10-27 2011-08-30 (주)아모레퍼시픽 3가지 층으로 이루어진 화장료 조성물
CN111759746A (zh) * 2020-08-18 2020-10-13 东晟源研究院(广州)有限公司 一种具有保湿及美白双重功效的三层精华液及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113807U (ja) * 1990-03-07 1991-11-21

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291235A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Shiseido Co Ltd 乳化組成物
JPH01247499A (ja) * 1988-03-28 1989-10-03 Sanwa Kagaku Kogyo Kk 多色透明石鹸及びその製造方法
JPH0694560B2 (ja) * 1988-03-28 1994-11-24 乾 恵美子 多色透明石鹸及びその製造方法
FR2680686A1 (fr) * 1991-08-28 1993-03-05 Oreal Lotion tri-phases destinee a un usage corporel, pharmaceutique ou cosmetique.
WO2003033039A1 (en) * 2001-10-17 2003-04-24 Robert Mcbride Limited An air freshener
WO2008076416A1 (en) * 2006-12-15 2008-06-26 The Procter & Gamble Company Skin care composition
KR101060941B1 (ko) * 2008-10-27 2011-08-30 (주)아모레퍼시픽 3가지 층으로 이루어진 화장료 조성물
CN111759746A (zh) * 2020-08-18 2020-10-13 东晟源研究院(广州)有限公司 一种具有保湿及美白双重功效的三层精华液及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0229375B2 (ja) 1990-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3920883A (en) Liquid cosmetic composition of a two-phase type
JPH07509005A (ja) 香粧製品用脂質組成物
JP2003012457A (ja) 含浸化粧料
JPH0231834A (ja) エマルジョン製品およびその製造法
JP2009007351A (ja) 親水性粒子と疎水性粒子を含有する皺クリーム
JPS60150827A (ja) 三層型液体
JPH0532363B2 (ja)
JP2619705B2 (ja) エマルシヨン内包カプセル含有化粧料
US3340153A (en) Milk solids in a liquid cosmetic preparation
JPH04275208A (ja) 2相型液状化粧品組成物
GB2069333A (en) Cosmetic composition
US4980084A (en) Water rinsable petroleum jelly compositions
JPS6323962B2 (ja)
AU1794092A (en) Lipid vesicle containing water-in-oil emulsions
JPS5823613A (ja) 化粧品及びその製造法
JPS61204109A (ja) 乳化型の外用組成物
JPS6140645B2 (ja)
JPH02160709A (ja) 油中水型乳化化粧料
JPS6112882B2 (ja)
JPS6320204B2 (ja)
JPS63162612A (ja) 化粧品組成物
WO2014147447A2 (en) Structuring of cosmetic composition using organogels
JPH0145444B2 (ja)
JPS58177910A (ja) 三層型液状皮膚化粧料
JPH01236936A (ja) 乳化組成物