JPS60148599A

JPS60148599A - ドライクリ−ニングにおける洗滌装置

Info

Publication number: JPS60148599A
Application number: JP538284A
Authority: JP
Inventors: 根本　嘉郎; 野田　英夫; 長谷川　史郷; 永田　皓之
Original assignee: Hirano Giken Kogyo Co Ltd
Current assignee: Hirano Giken Kogyo Co Ltd
Priority date: 1984-01-13
Filing date: 1984-01-13
Publication date: 1985-08-05
Also published as: JPS6361040B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は汚れた衣服等をネットコンベアを利用して連続
約６こ移送しながら洗滌するドライクリーニングにおけ
る洗滌装置に関するものである。

イ、従来技術従来汚れた衣服等をドライクリーニングする場合、クリ
ーニング装置の洗滌ドラムに衣服等を収容した後、該洗
滌（；ラムに溶剤液を入門に流入させて衣服等を洗滌し
、洗７１シが完了すると溶剤液を排出した後、洗荘済み
の衣服等を脱液しかつ乾燥させ、しかる後、洗滌ドラム
より衣服等を取り出し２ている。ところが、これである
と洗滌ドラムに１ら：剤液を流入させて衣服等の洗滌を
行なうので、衣服等から離脱した汚れが溶剤液を汚染し
、そのため洗滌が終わる頃には、汚染された溶剤液中の
汚物が衣服等に再付着するという欠点があった。そこで
、溶剤液中の汚物が衣服等に再付着するのを防止するた
め、フィルターによって溶剤液中の汚物を除去したり、
遠心脱液を完全に行なう等試みられているが、現在の方
法及び装置では汚物の再付着を防止するのは困難である
。また、従来装置によれば、洗滌ドラムに衣服等を認め
込むことによって衣服等に無理な機械力が与えられるの
でねじれや収縮が起こり、型くずれ或いは変形するとい
う欠点があった。

口０発明の目的本発明の目的は洗滌時に衣服等より離脱した溶剤液中の
汚物が衣服等ムこ再付着するのを防止し得るドライクリ
ーニングにおける洗滌装置を提１共することにある。

ハ０発明の構成本発明は、一方より供給した溶剤液を一定方向に移動さ
せて他力より排出させるべく並設した複数の洗滌槽と、
衣服等の被処理物を溶剤液の流れ方向と逆方向に連続的
に移送してその移送途上で被処理物を各洗滌槽の溶剤液
中に順次浸漬させる移送用ネットコンベアと、上記各洗
滌槽に対応して設けられ、かつ洗滌槽に浸漬される被処
理物を移送コンベアとで挾持する挟持用ネットコンベア
とで構成し、各洗藷槽に溶剤液の攪拌手段を具備させた
ものである。

二、実施例第１図乃至第３図は本発明の実施例を示す。

同図において、（１）は衣服等の被処理物（２）を溶剤
液により洗滌するための洗滌機構、（３）は洗滌機構（
１）により洗滌された被処理物（２）より脱液たるため
の脱液機構、（４）は脱、′＆後の被処理物（２）を熱
風乾燥させるための乾燥機構、（５）は乾燥後の被処理
物（２）に残留する溶剤臭を除去するための脱臭機構で
ある。面、洗滌機１１（１）において使用する溶剤は特
に規定するものではないが、通常テトラクロコニチレン
、トリクロールエチレン、トリクロールエタン等を使用
する。また、上記洗滌機構（１）における被処理物（２
）の洗滌開始直前には洗剤によりスジｌノーしてもよく
、洗藷完了直後には被処理物をすすぐためのスプレーを
してもよい。上記洗剤としてはアニオン、カチオン、両
性非イオン界面活性剤を使用する。

洗滌機構（１）において１符号（６）（７）（８）は液
面高さを段階的に異ならしめて並設した複数の洗藷槽で
、そのうちの高液面１ｕたる洗藷槽（８）に新液たる溶
剤液（９）を連番ノシ的に供給し、該溶剤液（９）を低
液面槽たる洗Ｈみ槽（７）（６）側へ順次オーバーフロ
ーさせて自然流下゛させ、洗ｍ槽（６）に付設した溶剤
液排出ｉ　（１０）より蒸溜塔（図示省略）へ送って蒸
溜した後、再び新液として使用する。（１１）は各洗滌
槽（６）（７）＜８）内に設置された溶剤液（９）の攪
拌手段たるポンプで、このポンプ（１１）により各洗滌
槽（６）（７）（８）内の溶剤液（９）を強制移動させ
て被処理物（２）の洗滌効果を増大させる。（１２）は
ボン７”（１１）に隣接して設置された溶剤液のフィル
ターで、このフィルター（１２）により溶剤液（９）中
の繊維屑や汚物を除去する。（１３）は被処理物（２）
を溶剤液（９）の流れ方向と逆方向に連続的に移送する
だめのネットコンベアで、これはネットの両端に装着し
たヂエーンを複数のホイール（１４）に纏い掛けて上記
洗＃槽（６）　（７）（８）の周囲にエンドレス状に配
設されている。上記ネットコンベア（１３）の上辺部は
洗滌槽（６）（７）（８）間の上方に軸支された複数の
ホイール（１５ａ　）及び洗滌槽（６）（７）（８）内
に軸支されたホイール（１５ｂ　）　ニ、ｋ　つ”’Ｃ
蛇行サセ各’１９ｃｌｌｋ４Ｍ　（６）　（７）（８）
内に導入させて溶剤液（９）中を浸漬通過させる。（１
６）　（１７）　（１Ｂ）は各洗藷槽（６）＜７）（８
）に対応して設けられた被処理物（２）の挟持用ネット
コンベアで、このネット」／ベア（１６）　（１７）　
（１Ｂ）は、各洗ｊｌｈ　（１５ａ　）と同軸上に軸支
されたホイール（図示省略）にエンドレス状に装架しで
直立させ、その下方部分を各洗滌装（６）（７）（８）
の溶剤液（９）中に浸漬させて前記移送用ネットコンベ
ア（１３）の浸漬部分と重合させる。そして、上記の各
ネットコンベア（１３）　（１６）　（１７）　（１Ｂ
）を同調させて盾環移動させ、−移送用ネットコンベア
（１３）の搬入部（１３ａ　）より送られてくる被処理
物（２）を挾持して低液面の洗滌槽（６）から順次高液
面の漬滌槽（７）（８）に移送する。

脱液機構（３）は洗滌機構（１）に後続して配置されて
いる。脱液機構（３）において、（２０）は前記移送用
ネットコンベア（１３）の搬出部（１３ｂ　）にそって
その上部側に設けられたエンドレス状の補助ネットコン
ベアで、これはホイール（２１）　（２１）に装架され
ている。（２２）は移送用ネットコンベア（１３）の搬
出部（１３ｂ　）の下面に幅方向にわたって設置された
サクションボックスで、このサクションボックス（２２
）に適宜の手段で吸引力を作用させ、そのヒ面をｉ１１
遇する被処理物（２）から溶剤液（９）を脱液する。（
２３）はサクションボックス（２２）に対向してその上
部側に設けられた複数の分割加圧ロールで、この分割加
圧ロール（２３）とサクシランボックス（２２）との間
に移送用ネットコンベア（１３）の搬出部（１３ｂ）及
び補助ネットコンヘア（２０）の下部走行部（２０ａ　
）が介在する。上記各分割加圧ロール（２３）は第２図
及び第３図に示すように筒状形状であって幅方向に支持
された固定軸（２４）に軸受（２５）　（２６）を介し
て個別的に偏心回転可能に嵌挿されている。そして、上
記の移送用ネットコンベア（１３）と補助ネットコンベ
ア（２０）間に挾ざまれて移送される被処理物（２）が
サクションボックス（２２）と分割加圧ロール（２３）
との間を通過すると、分割加圧ロール（２３）は被処理
物（２）の厚みｌこ応して追従回転し７、サクションボ
ックス（２２）の吸引口を被処理物（２）を介して間接
的に加圧閉塞する。サクションボックス（２２）と分割
加圧ロール（２３）との間に被処理物（２）が存在しな
い場合は、勺りシ日ンボックス（２２）の吸引口は分６
り加圧ロール（２３）によって油接閉塞される。尚、分
割加圧ロールは上記の構成に限定されるわけでは１．Ｃ
＜　、例えば第４図及び第５図に示ずよっに幅方向に支
持された固定軸（２°７）に複数のアーム　（２８）を
揺動可能に軸承させ、該アーム（２８）の先ｒＪｌｉ、
１両側面に突設した支軸（２９）に軸受（３０）を介し
て分割加圧ロール（３１）を回転可清に軸支したもので
もよい。要するにサクションボックス（２２）の−Ｌ面
を通過する被処理物（２）の厚みに応じて追従回転する
構成であればよい。

（３２）は洗ｉ１―脱液された被処理物（２）を乾燥機
構（４）及び脱臭機構（５）内を移送させるための移送
用ネットコンベアで複数のホイール（３３）に装架され
ている。上記乾燥機構（４）におｔ）で、（３４）は上
記移送用ネットコンベア（３２）の被処理物搬送部（３
２ａ　）を介してその上下に対向して配設されたダクト
ノズル、（３５）は加熱ヒーター、（３６）は送風機で
、この送風４ＪＭ　（３６）により熱風をダクトノズル
（３４）を介して被処理物（２）に吹き付けて乾燥させ
る。

上記脱臭桟構（５）は衣服等の被処理物（２）に残留す
る熔剤液臭を除去するためのものである。すなわち、被
処理物（２）は溶剤液（９）に浸漬さ・Ｕて洗滌される
ので、洗滌完了時には溶剤を含んでい番。この被処理物
（２）が含有する溶剤は脱液ｔｍ構（３）及び乾燥機構
（４）によって完全に除去される。しかしながら、被処
理物（２）が乾燥機構（４）によって完全乾燥Ｌ２てい
ても被処理物（２）の内部には溶剤臭が残留している。

溶剤臭が残留した被処理物（２）をそのまま外部に取り
出すと、被処理物（２）から溶剤臭が漸次用てきてその
周囲環境を悪化させる。これを防ぐため乾燥機構（４）
に後続して脱臭機構（５）を設けたのである。

脱臭機構（５）において、（３７）は移送用ネットコン
ベア（３２）の被処理物搬送部（３２ａ　）を介して上
下に対向して配設されたダクトノズル、（３Ｂ）はダク
トノズル（３７）の上下外方位置にそれぞれ設けられた
送風機で、この送風機（３８）により常温風をダクトノ
ズル（３７）を介して乾燥済みの被処理物（２）に吹き
漬り、その内部にはらんでいる溶剤臭を除去する。

面、（３９）は洗滌機構（１）及び脱液機構（３）の周
辺の自然蒸発による溶剤蒸気を空気と共に送風機で排出
し、装置周辺の作業環境の保全を行なうためのダクトで
ある。（４０）は乾３ｊｊ！機構（４）内の高濃度溶剤
蒸気が直接夕（部へ吹き出ないようにするべく内部溶剤
蒸気と外部空気とを同時に排出するためのダクトである
。

そして、溶剤蒸気は上記ダク）　、（３９）　（４０）
を通って溶剤回収装置へ導かれて処理される。

次に衣服等の被処理物をドライクリーニングする要領に
ついて説明すると次の通りである。

高液面槽たる洗滌槽（８）に新液たる溶剤液（９）に連
続的に供給し、該溶剤液（９）を低液面槽たる洗滌槽（
７）（６）側へ順次オーバーフローさせて自然流下させ
ると同時に、ポンプ（１１）を駆動し、各洗滌槽（６）
（７）（８）内の溶剤液（９）を強制移動させる。他方
汚れた衣服等の被処理物（２）を循環移動する移送用ネ
ットコンベア（１３）の搬入部（１３ｂ　）上載置する
。この移送用ネットコンベア（１３）の移動に伴って被
処理物（２）を溶剤液（９）の流れ方向と逆方向に各洗
滌槽（６）（７）（８）に順次浸漬させつつ移送させて
沈滞する。すなわち、被処理物（２）は移送用ネットコ
ンベア（１３）と挟持用ネットコンベア（１６）とで挟
持されて低液面槽たる洗滌槽（６）内の溶剤液（９）に
浸漬され、先ず１次洗滌される。１次洗滌が終わると被
処理物（２）は洗滌槽（６）より一１．引き上げられた
後、ネ７＋・コンヘア（１３）　（１７）とで再び挟持
されて洗滌槽（７）内の溶剤液（９）に浸漬され、２次
洗滌される。そして、２次洗滌が終わると被処理物（２
）は上記と同様に洗滌槽（７）より引き上げられ、ネッ
トコンベア（１３）　（１Ｂ）とで再び挾持されて洗滌
槽（８）内の溶剤液（９）に浸漬され、３次洗滌される
。この１〜３次洗滌の際各洗ｉ爵槽（６）（７）（８）
内の溶剤液（９）はポンプ（１１）によってそれぞれ強
制移動されるので、被処理物（２）は振動しその沈滞効
率が高められる。また、汚れた被処理物（２）は溶剤液
（９）の流れ方向と逆方向に移送され、１次洗滌、２次
洗滌及び３次洗滌となるにしたがって新しい溶剤液（９
）で洗滌されることになる。そして、溶剤液（９）は３
次洗滌槽（８）から２次及び１次洗滌槽（７）（６）へ
と順次自然流下するのに対し、汚れた被処理物（２）は
先ず１次洗滌槽（６）にて洗滌された後、２次及び３次
洗滌されるので、汚れた溶剤液（９）ハ各洗滌槽（８）
（７）を自然流下して最終的には最も汚れた１次洗滌槽
（６）よりオーバーフローシてｊ）＃出ｍ　（１０）に
自然排出される。したがって、・１〜３次洗滌を通じて
被処理物（２）より離脱した汚れが該被処理物（２）に
再付着するようなことはない。尚、上記の１〜３次洗滌
の各洗滌槽（６）（７）（８）間に絞りロールを設け、
被処理物（２）を一旦絞った後火の洗滌槽へ送るよ・う
にしてもよい。しかし、絞りロールは特に設けなくとも
ネットコンベアの挾持圧で絞り効果を出すこともできる
。

こうして洗滌が完了した被処理物（２）は脱液機構（３
）に送られここで脱液される。すなわち、洗滌済みの被
処理物（２）は移送用ネットコンベア（１３）の搬出部
（１３ｂ　）と補助ネットコンベア（２０）とで挾持さ
れ、サクションボックス（２２）と分割加圧ロール（２
３）との間を通過し、この通過中にサクションボックス
（２２）に作用している吸引力により脱液される。この
とき各分割加圧ロール（２３）は個別的に偏心回転可能
に軸支されているので、該分割加圧ロール（２３）は被
処理物（２）の厚みに応じて追従回転して扱処ＩＭ！物
（２）を加圧する。Ｌ・たがってザクジョンボックス（
２２）の吸引口は間接的に閉塞され脱液幼果が著しく向
上する。尚、被処理物（２）が存在しない部位において
は上記分割加圧ロール（２３）はコンベアのネソトヲ介
してサクションボックス（２２）の吸引口を直接閉塞す
るから、脱液効率がきわめ−（よい。

脱液された被処理物（２）は移送用ネント二ノンヘア（
１３）から（３２）に送られ、これにより乾燥１幾構（
４）に移送される。すると、加熱ヒーター（３５）で加
熱された加熱エアは送風機（３６）によりダクトノズル
（３４）を介して移送中の被処理物（２）に吹き付けら
れ、これによって被処理物（２）はタハ風乾燥せしめら
れる。

こうし°ζ熱風乾燥された被処理物（２）は移送用ネッ
トコンベア（３２）により脱臭ＩａＩ構（５）に移送さ
れる。脱臭機構（５）におい−ζは、送風機（３８）の
回転により窩部風がタリトノズル（３７）を介して被処
理物（２）に急速に吹き付けられる。この常温風の吹き
付けによって被処理物（２）の内郭にはらんでいた溶剤
臭は完全に払拭される。

第６図及び第７図は洗滌機構（１）の他の実施例を示し
たものである。本実施例は、洗滌槽（４１）　（４１）
　（４１）内の溶剤液（９）の液面高さを同一とし、か
つこの溶剤液（９）をポンプ（４２）　（４２）　（４
２）を利用して強制的に移動ざ廿るようにしたものであ
る。

尚、上記の実施例では洗滌槽を３槽設けたが、これに限
定されるわけではなく、２槽以上あればよく、その数は
必要に応じて適宜変更すればよい。

ホ９発明の効果本発明は、ネットコンベアを利用して衣服等を連続的に
移送し、その移送経路中で衣服等の移送方向と逆方向に
自然流下する溶剤液に浸漬して洗滌するようにしたので
、衣服等から＾１目脱した汚れが再び衣服等に付着する
ようなことばない。また、ネットコンヘアを利用してい
るので従来の如く衣服等に無理な機械力が加わってねし
れたり収縮したりするようなことがなく、衣服等の型く
ずれ、変形を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示した説明図である。第２図
は脱液装置を示した正面図、第３図は分割加圧ロールの
側断面図である。第４図は分割加圧ロールの他の実施例
を示した斜視説明図、第５図はその一部断面平面図であ
る。第６図及び第７図は本発明の他の実施例を示した一
部省略説明図である。（２）・・被処理物、（６）（７）　（ｓ）（４１）　
（４１７（４１）　・・洗、、一槽、（９）・・溶剤液
、（ＩＩ）・・攪拌手段、（１３）・・移送用ネットコ
ンヘア、（１６）　（１７）　（１８）　・・挾持用ネ
ットコンヘア。第２！５ＺＬ第３図第４・口ｊ／第５す７

Claims

【特許請求の範囲】

（１１一方より供給した溶剤液を一定方向に移動させて
他方より排出させるべく並設した複数の洗滌槽と、衣服
等の被処理物を溶剤液の流れ方向と逆方向に連続的に移
送してその移送途上で被処理物を各洗滌槽の溶剤液中に
順次浸漬させる移送用ネットコンベアと、上記各洗滌槽
に対応して設けられ、かつ、洗滌槽に浸漬される被処理
物を移送コンベアとで挾持する挾持用ネットコンベアと
で構成し、各洗滌槽に溶剤液の攪拌手段を具備させたこ
とを特徴とするドライクリーニングにおける洗滌装置。