JPS60147414A - マレイミド系共重合体の製造方法 - Google Patents

マレイミド系共重合体の製造方法

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JPS60147414A
JPS60147414A JP349984A JP349984A JPS60147414A JP S60147414 A JPS60147414 A JP S60147414A JP 349984 A JP349984 A JP 349984A JP 349984 A JP349984 A JP 349984A JP S60147414 A JPS60147414 A JP S60147414A
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啓次 中川
Masayuki Tanaka
正幸 田中
Akihiko Kishimoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性のすぐれたマレイミド系共重合体の製造
方法に関するものである。さらに詳しくは共重合組成が
均質なマレイミド系共重合体を懸濁重合により効率的に
製造する方法に関するものである。
マレイミド系単量体とビニル系単量体を共重合してなる
マレイミド系共重合体は高い熱変形温度を有することが
知られている。しかるにマレイミド系単量体はビニル系
単量体に対して極め“C共重合しやすい特性を有してい
るため、特に芳香族ビニル系単量体との単星体混合物を
通常のラジカル重合条件下に置く場合には、広範囲な単
量体仕込組成に対し、マレイミド系単量体と芳香族ビニ
ル系単量体のモル比がl:lの組成をもつ交互共重合体
が優先的に伎成しくRMJoshilrMakromo
l、Chem、 J 第53巻、第33頁、1962年
発行)、均質な共重合組成を有する共重合体を得ること
ができない。50モル%以下のマレイミド系単量体を含
有する均質な共重合体を得るために、米国特許等2,9
71,939号公報に見られるようにビニル系単量体を
仕込んで重合を開始した重合系へマレイミド系単星体を
一定速度以下で供給する方法が提案されているが、この
方法は塊状もしくは溶液状態での重合を必須要件とする
ため脱溶媒もしくは脱モノマ装置等が必要になり、重合
終了後の共重合体の回収工程が複雑になるという欠点が
ある。
そこで本発明者らは、共重合体の回収が容易な懸濁重合
により均質なマレイミド系共重合体を効率的に製造する
ことを目的として鋭意検討した結果、特定の単量体を組
合せて特定の仕込組成となし、かつその中の特定の単量
体の一部または全部を重合中に追次添加することにより
、上記目的が達成できることを見出し、本発明に到達し
た。
スナワち本発明は、四〇−メチルスチレン30〜80′
重鼠%、(B) N−置換マレイミド系単量体10〜5
0重量%、0シアン化ビニル系単量体5〜40重t%お
よび0α−メチルスチレン以外の芳香族ビニル系単量体
3〜60重量%からなる単1体仕込組成を懸濁重合する
に際し、上記単量体囚、■および0の全社または(イ)
、0および(Qの全量と0の一部からなる単量体混合物
を懸濁重合系に仕込んで重合を開始し、重合途中に上記
単量体0の全量または一部を連続的および/または間け
つ的に追次添加して重合を完結することを特徴とするマ
レイミド系共重合体の製造方法を提供するものである。
本発明で用いる@N−置換マレイミド系単量体とは下記
一般式(1)で表わされる化合物であり具体的にはマレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド
、N−イソプロピルマレイミド、N−t−ブチルマレイ
ミド、N−シクロへキシルマレイミド、N−フェニルマ
レイξF、N−p−クロロフェニルマレイミドおよびN
−ナフチルマレイミドなどが挙げられるが、ナカでもN
−フェニルマレイミドおよびN −シクロへキシルマレ
イミドが好ましく用いられる。
R1R2j l 1 (式中R,,R2およびR3は各々独立に水素、ハロゲ
ン、炭素数1〜20の置換または非置換炭化水素基を示
す。) また本発明で用いる0シアン化ビニル系単量体としては
、アクリロ二゛トリル、メタアクリロニトリルおよびα
−クロルアクリロニトリルなどが挙げられ、なかでもア
クリロニトリルが好ましく用いられる。
また本発明で用いる([)111−メチルスチレン以外
の芳香族ビニル系単量体としては、スチレン、p−メチ
ルスチレンおよびp−t−ブチルスチレンなどが挙げら
れ、なかでもスチレンおよびp−t−ブチルスチレンが
好ましく用いられる。
本発明において上記単量体■〜0の仕込組成は■α−メ
チルスチレン30〜80重量%特に35〜75重鼠%、
■N−N−置換マレイミド量体lO〜50重量%特に1
5〜45重量%、0シアン化ビニル系単量体5〜40重
量%特に10〜35重量%および0a−メチルスチレン
以外の芳香族ビニル系単量体3〜60重量%特に5〜5
5重量%からなる割合を選択すべきである。ここで■α
−メチルスチレンが30重j1%未満では、得られるマ
レイミド系共重合体の熱変形温度が十分高くなく、80
重屋形を越えると重合時間が著しく長くなるため好まし
くない。また(B) N−置換マレイミド系単量体が1
0重量%未満では、得られるマレイミド系共重合体の熱
変形温度が十分でな(,50重量%を越えるとマレイミ
ド系共重合体の衝撃強度が著しく低下するため好ましく
ない。さらに0シアン化ビニル系単量体が5重量%未満
では得られるマレイミド系共重合体の衝撃強度が十分高
(なく、40重星形を越えると一熱着色が著しくなる。
また(1))−一メチルスチレン以外の芳香族ビニル系
単逮体が3重量%未満では、得られるマレイミド系共重
合体の衝撃強度が不十分となり、60重量%を越えると
熱変形温度が著しく低下するため好ましくない。
本発明においては上記のような特定の単量体仕込組成を
懸濁重合に供してマレイミド系共重合体を製造する。こ
こでいう懸濁重合とは、水を媒体として無機あるいは有
機の懸濁剤の存在下で、開始剤と単量体の混合物を激し
く攪拌することによって懸濁させて重合を行う方法であ
る。懸濁重合で用いる懸濁剤には特に制限がなく、通常
のラジカル重合用懸濁剤が用いられる。
また、重合開始剤としてはラジカル発生開始剤であれば
、特に制限はなく、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ビスシクロヘキサンニトリル、アゾビスメチルプロピオ
ニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリルなどのアゾ
系ラジカル発生開始剤、ペノゾイルパーオキサイド、ジ
ターシャリ−ブチルパーオキサイド、ターシャリ−ブチ
ルパーオキシベンゾエートなどの過酸化物系ラジカル発
生開始剤などが用いられ、中でもアゾビスジメチルバレ
ロニトリルおよびアゾビスイソブチロニトリルが好まし
く用いられる。
また必要に応じて単量体混合物に連鎖移動剤、滑剤、ブ
ルーイング剤などを混合することもできる。
本発明において上記単量体仕込組成を懸濁重合するに際
しては、まず上記単量体■、■および(Qの全量または
囚、■および0の全量と0の一部からなる単量体混合物
を懸濁重合系に仕込んで重合を開始し、重合途中に上記
単量体0の全量または一部を連続的および/または間け
っ的に追次添加することが重要である。ここで上記単量
体(A)〜0の全量を一括仕込みして懸濁重合を開始す
る場合には、重合初期に(B)の単量体と0の単量体を
主成分とする共重合体が生成し、重合後期に0の単量体
を主成分とする共重き体が生成して共重合体自体の熱着
色性が著しくなるため好ましくない。また−追次添加す
る単量体が■α−メチルスチレンの場合はこの単量体自
体スチレンやp−t−ブチルスチレンはどマレイミド系
単量体との共重合性が強くないため、重合初期にマレイ
ミド系単蔗体がスチレンやp−1−ブチルスチレンなど
の他の単量体と選択 j的に共重合して均質なマレイミ
ド系共重合体が得られない。しかもα−メチルスチ1/
ンは難重合性のため、これを重合系へ追次添加すると重
:合後期までかなりのa−メチルスチレンが残存し、重
合率が低くなる欠点もある。
さらにまた、連添する単量体が0シアン化ビニル系単量
体の場合は、重合後半にこの単1体の共重合量の高い共
重合体が得られ、共重合体自体の熱着色性が著しくなる
ため好ましくない。
かくして追次添加する単量体としては、スチレンやp−
t−ブチルスチレンに代表される0α−メチルスチレン
以外の芳香族ビニル系単量体がふされしく、これにより
共重合組成が均質なマレイミド系共重合体を得ることが
できる。
単量体0の追次添加方法としては、連続的および/また
は間けつ的に重合系へ供給する方法、たとえば通常の単
量体供給装置を用いて、開始剤あるいは連鎖移動剤等と
混合して供給する方法などが挙げられる。ここで追次添
加する単量体0の量は上記仕込組成の全量であってもよ
く、またその一部であってもよい。ただし使用する単量
体◎の15%以上は追次添加すべきであり、追次添加量
が少なすぎると単量体0の全量を初期に仕込んで重合し
て得られる共重合体と同様に熱着色性が著しいため好ま
しくない。
かくして本発明の方法により得られるマレイミド系共重
合体は組成分布が狭いため熱着色もなく、これを他の重
合体に配合して得られる樹脂組成物もアイゾツト衝撃と
流動性のバランスがすぐれている。
なお、本発明の方法で得られるマレイミド系共重合体は
ABS樹脂やMBS樹脂などとして知られているゴム変
性樹脂との混和性がすぐれており、これらを混和するこ
とによりマレイミド系共重合体の衝撃強度を向上させる
こともできる。また、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、a−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体
、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体などのビニル
系共重合体、ナイロンに代表されるようなポリアミド系
重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレートに代表されるポリエステル系重合体、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミドおよ
びポリアミドイミド、ポリフェニレンオキサイドなどの
他の熱可塑性樹脂と混和することができ、種々の特性を
有したマレイミド系樹脂組成物を製造することもできる
また、本発明の製造方法で得られるマレイミド系共重合
体あるいは他の熱可塑性樹脂と配合して得られるマレイ
ミド系樹脂組成物に通常のヒンタードフェノール系酸化
防止剤、リン系酸化防止剤およびイオウ系酸化防止剤な
どの酸化防止剤を添加して熱安定性を向上させたり、滑
剤を添加して流動性をさらに良くすることもできる。ま
た目的に合わせてガラス繊維などの繊維補強剤、無機充
填剤、着色剤、顔料および導電性材料などを配合するこ
ともできる。
さらにはテトラプロモビスフエ)−ルA、デカブロモビ
フェニルエーテルおよび臭素化ポリカーボネートなどの
一般ハロゲン化有機化合物系難燃剤を酸化アンチモンと
ともに混合することによって難燃化が可能である。
以上説明したように、本発明の方法によって均一な共重
合組成の熱着色のないマレイミド系共重合体が、効率よ
く得られ、得られるマレイミド系共重合体とABS樹脂
などの他の熱可塑性樹脂とを配合して得られるマレイミ
ド系樹脂組成物は、耐熱性および機械的性質が均衡して
すぐれている。
以下、参考例および実施例によって本発明をさらに説明
する。なお参考例および実施例中のB S−4(DTは
BS規格2872 102cによって、ASTM−HD
TはASTM規格D648−56にしたかって測定した
熱変形温度−である。またアイゾツト衝撃強度1.t 
ASTM D256−56 Method Aにしたが
って測定した。そして熱着色は、マレイミド系共重合体
を熱風乾燥語中200℃で1時間放置し、着色度を目視
判定した。
溶融粘度1! 高化式7 o −f X ’it −f
 用c、0.5 ’鰭φXLOffのノズルに5014
/Cdの荷重をかけ260℃で測定した。また部は電縫
部、%は重量%を表わす。
実施例1(マレイミド系共重合体(A−1)の調製〕 還流コンデンサー、攪拌機および単量体供給・装置を−
えつけた重合槽に、アクリルアミド−メタクリル酸メチ
ル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナトリウム
015部を脱イオン水200部に溶解した水溶液を仕込
み、激しく攪拌した。次にα−メチルスチレン25N、
?’J−フェニルマレイミド30部、アクリロニトリル
20m、スチレン15部およびア゛ノビスジメチルバレ
ロニトリル(開始剤)015部を溶解した単量体混合物
を重合槽内温度を50℃に保った重合槽へ仕込み懸〜重
合を開始した。重合開始4時間後にスチレン10部を重
合槽へ仕込み、重合開始剤5時間後に重合温度を95℃
に昇湿しさらに3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ97%で
あった。得られた重合体スラリーをろ過し、水で洗浄し
たのち乾燥してマレイミド系共重合体A−1を得た。
実施例2〔マレイミド系共重合体(A−2)の調製〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込み、激しく攪拌した。次にa−メチルスチレン4
0部、N−フェニルマレイミド30部、アクリロニトリ
ル20部、アゾビスイソブチロニトリル(開始剤)0.
5部およびアゾビスシクロヘキサンニトリル0.5部(
開始剤)を溶解した単量体混合物を重合槽内温度を50
℃に保った重合槽へ仕込み懸濁重合を開始した。重合開
始後1時間か+jてスチレン10部を連続的に重合槽内
へ供給した。
重合開始後4時間後に重合温度を95℃に昇温しさらに
3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ9896
であった。得られた重合体スラリーをろ過し、水で洗浄
したのち乾燥してマレイミド系共重合体A−2を得た。
実施例3〔マレイミド系共重合体(A−3)の調製〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込み、激しく攪拌した。次にα−メチルスチレン3
0部、N−シクロへキシルマレイミド20部、アクリロ
ニトリル25部、p−t−ブチルスチレン15部および
アゾビスイソブチロニトリル(開始剤)0.5部を溶解
した単量体混合物を重合槽内温度70℃に保った重合槽
へ仕込み懸濁重合を開始した。重合開始後2時間かけて
p−t−ブチルスチレン10部を連続的に重合槽へ供給
した。
重合開始後4時間後に重合温度を95℃に昇温し、さら
に3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ、97%
であった。得られた重合体スラリーをろ過し、水で洗浄
したのち乾燥してマレイミド系共重合体A−3を得た。
比較例1(マレイミド系共重合体(A’−1)ノ製造〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込基、激しく攪拌した。次に、α−メチルスチレン
25部、N−フェニルマレイミド30部、アクリロニト
リル25部、スチレン20部およびアゾビスジメチルバ
レロニトリル(開始剤)0.5部を溶解した単量体混合
物を重合槽内温度を50℃に保った重合槽へ仕込み、懸
濁重合を開始した。重合後4時間後に95℃に昇温し、
さらに3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ96%で
あった。得られた重合体スラリーをろ過し、水洗後乾燥
してマレイミド系共重合体A’−1を得た。
、比較例2〔マレイミド系共重合体(A’−2)の製2
 造〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−・メタクリ
ル酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナ
トリウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶
液を仕込み、激しく攪拌した。次に、N−フェニルマレ
イミド30部、アクリロニトリル20部、スチレン25
部およびアゾビスイソブチロニトリル(開始剤)0.5
部を溶解した単量体混合物を重合槽内温度を70℃に保
った重合槽へ仕込み、懸濁重合を開始した。重合開始後
2時間かけて、σ−メチルスチレン25部を連続的に重
合槽内へ供給した。
重合開始6時間後にMa湿温度950ζこ昇湿しさらに
3時間重合した。 □ 重合率をガスクロマトグラフィーでめすこところ、92
%であった。得られた重合体スラリーをろ過し、水洗後
乾燥してマレイミド系共重合体(A’−2)を得た。
比較例3〔マレイミド系共重合体(A’−3)の製造〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込み、激しく攪拌した。次にa−メチルスチレン2
5部、N二フェニルマレイミド30部、スチレン25部
およびアゾビスジメチルバレロニトリル0.5 部を溶
解した単量体混合物を重合槽内温度を50℃に保った重
合槽へ仕込み、懸濁重合を開始した。
重合開始後2時間かけてアクリロニトリル20部を連続
的に重合槽内へ供給した。重合開始4時間後に重合温度
を95℃に昇温し、さらに3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ、93%
であった。得られた重合体スラリーをろ過し、水洗後乾
燥してマレイミド系共重合体(A’−3)を得た。
比較例4〔マレイミド系共重合体(A’−4)の製造〕 実8例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0.3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込み、激しく攪拌した。次に、α−メチルスチレン
20部、N−フェニルマレイミド30部、アクリロニト
リル45部およびアゾビスジメチルバレロニトリル(開
始剤)0.5部を溶解した単量体混合物を重合槽内温度
を50℃に保った重合槽へ仕込み懸濁重合を開始した。
重合後4時間後にスチレン5部を重合槽へ仕込み重合開
始5時間後に重合温度を95℃に昇温し、さらに3時間
重合を行った。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたところ、95%
であった。得られた重合体のスラリーをろ過し、水洗後
乾燥してマレイミド系共重合体A′−4を得た。
比較例5〔マレイミド系共重合体(A’−5)の製造〕 実施例1と同様の重合槽にアクリルアミド−メタクリル
酸メチル共重合体(懸濁剤)0゜3部およびリン酸ナト
リウム0.5部を脱イオン水200部に溶解した水溶液
を仕込み、激しく攪拌した。次に、α−メチルスチレン
10部、N−フェニルマレイミド5部、アクリロニトリ
ル20部、スチレン50部およびアゾビスジメチルバレ
ロニトリル(開始剤)0.5部を溶解した単量体混合物
を重合槽内温度を50℃に保った重合槽へ仕込み、懸濁
重合を開始した。重合開始後2時間かけて、スチレン1
5部を連続的に重合槽内へ供給した。重合開始4時間後
に重合温度を95℃に昇温し、さらに3時間重合した。
重合率をガスクロマトグラフィーでめたとこる96%で
あった。得られた重合体スラリーをろ過し、水で洗浄し
たのち乾燥してマレイミド系共重合体A′−5を得た。
実施例1〜3で得たマレイミド系共重合体A−1〜3お
よび比較例1〜4で得たマレイミド系共重合体A’−1
〜5のBS−HDTおよび熱着色性を表−1に示した。
また、それらのマレイミド系共重合体25部とゴム分2
3%のABS樹脂75部を配合、溶融混練してマレイミ
ド系樹脂組成物を得た。そしてその物性を測定し、結果
を表−1にまとめた。
表−1から明らかなように、本発明の方法で得たマレイ
ミド系共重合体(A−1−A−3)は、BS−)IDT
も高く熱着色性がない。また、それを配合して得られる
マレイミド系樹脂組成物もASTM−HDT、アイゾツ
ト衝撃強度および溶融粘度が均衡してすぐれている。
それに対して、α−メチルスチレン以外の芳香族ビニル
系単量体を連添しない方法で得られたマレイミド系共重
合体(A’−1) 、a−メチルスチレンあるいはシア
ン化ビニル系単ffi体を連添して得られたマレイミド
糸車風体(A’−2,3)およびα−メチルスチレン以
外の芳香族ビニル系単量体を連添しても、本発明の組成
からはずれる単量体混合物から得られたマレイミド系共
重合体(A’−4,5)は、熱着色性を有していたり、
マレイミド系樹脂組成物のASTM−Hl)T1アイゾ
ツト衝1強度、溶融粘度のいずれかが劣る。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ■aミーメチルスチレン30〜8重fit%、■N−置
    換マレイミド系単量114i’lO〜503ii量%、
    0シアン化ビニル系単量体5〜40重量%およびtn−
    −メチルスチレン以外の芳香族ビニル系単量体3〜60
    重量%からなる単量体仕込組成を懸濁重合するに際し、
    上記単量体■、03)およびOの全量または■、(B)
    および0の全量と0の一部からなる単量体混合物を懸濁
    重合系に仕込んで重合を開始し、重合途中に上記単量体
    0の全1または一部を連5統的および/または間けっ的
    に追次添jrIJして重合を完結することを特徴とする
    マレイミド系共重合体の製造方法。
JP349984A 1984-01-13 1984-01-13 マレイミド系共重合体の製造方法 Granted JPS60147414A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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