JPS60147387A - 青発色性感熱記録紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は青発色性感熱記録紙に関し、特に耐水性と地色
の昌色度の優れた青発色性感熱記録紙に関するものであ
る。

従来公知の高感度の青発色性感熱記録紙の代表的なもの
は、塩基性無色染料としてクリスタル・バイオレット拳
ラクトン（ＣＶＬ）、有機顕色剤としてビスフェノール
人の如きフェノール化合物を使用してこれらを基本発色
成分とし、これにステアリン酸アミドの如き増感剤を組
み合せたものである。しかしながら、この感熱記録紙は
耐水性が不安定という欠点があるために、青発色性感熱
記録紙に換えて、やしなく安定性の良い黒発色性感熱記
録紙が使用さ４れることが多い。

一方、アザフタリド系の背発色性染料は、発色濃度が高
く、発色画像が安定であるので、情報用紙として機能上
有利であるが、最も一般的な顕色剤であるビスフェノー
ル人と並用した場合、塗工後の地色白色度の低下が著し
く商品として実用化できないのが実情である。この他、
使用環境によっては、偶発的な水滴の付着によって印字
画像が消失してしまうという不都合もみられた。

このために、アザフタリド系染料の特長を活かし地色の
安定性や耐水性、耐光性等のすぐれた青発色性の感熱記
録紙の開発が期待されている。

そこで、本発明者等はアザフタリド系染料管使って品質
的にバランスのとれた感熱記録紙を得るために、特に顕
色剤の分野を検討した結果、１．３−ジ（２−（４−ヒ
ドロキシフェニル）−２−プロピルツーベンゼンを使用
すると、耐水性や地色の安定性の問題が解決されること
を見い出した０本発明に使用するアザフタリド系染料は
、下記一般式（１）又Ｆｉ（１）によって示されるもの
である。

（但し、Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４は炭素数１−１０のア
ル中ル基を示す０） 具体的には３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフ
ェニル）−３−（１−オクチル−２−メ７“イ：／Ｖ−
Ｊｌ／−３−イｙ）−４−７ｆ７ｊ’リドｒ３−（４−
ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−３−（１−
エチル−２−メチルインドール−３−イル）−４−アザ
ツタリド、３−（４−Ｎ−シクロへ中フルーＮ−メチル
アイノー２−メト中ジフェニル）−３−（１−エチル−
２−メチルインドール−３−イル）−４−アザフタリド
、３−（４−Ｎ−シクロヘキシル−Ｎ−メチルアミノ−
２−メト中ジフエニル）−３−（１−オークチル−２−
メチルインド−Ａ／　−３？イル）−４−アザフタリド
、３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）
−３−（１−オクチＡ／−２−メチルインドール−３−
イル）−７−アザフタリド°、３−（４−ジエチルアミ
ノ−２−エトキシフェニル）−３−（１−エチル−２−
メチルインドール−３−イル）−７−アザフタリド、３
−（４−Ｎ−シクロへ中シルーＮ−メチルアミノー２−
メトキシフェニル）−３−（１−エチル−２−メチルイ
ンド−２−３−イ杓　−７−アー７１１）　）”、　３
−　（４−Ｎ−シクロへ中シルーＮ−メチルアミノー２
−メト中ジフェニル）−３−（１−オクチル−２−メチ
ルインドール−３−イル）−７−７ザフタリド、が挙け
られ、上記一般式０）と　（１）の染料は、それぞれ単
独で使用しても良いが、混合して使用して一１％Ａ６ 一方、１．３−ジ＼（２−（４−ヒドロキシフェニル）
−２−プロピルツーベンゼンは、３個のベンゼン核から
なるビスフェノール型の新規の顕色剤であり、現在使用
されているビスフェ□ノールＡ−？Ｐ−ヒドロキシ安息
香酸エステル等よ１も昇華性が少なく、顕色剤として画
像の安定性が高い点に特徴がある０ この１，３−ジ＼［２−（４−ヒドロキシフエユｙ）−
２−プロピル］−ベンゼンの類縁物としては、１，３−
ジヘ［２−（４−ヒトａキシ−３−アルキルフェニル）
−２−７０ビル］−ベンゼン、１．３−ジ〜（２−（２
−４％ジヒドロ中フジフェニル−２−プロピルツーベン
ゼン、１，３−ジ〜（２−（２−ヒドロキシ−５−メチ
ルアミノ＃）−２−７ａビル〕−ベンゼン等を挙けるこ
とができるが、これらの類縁化合物は１．３−ジ＼（２
−（４−ヒドロキシフェニル）−２−プロピルツーベン
ゼンに匹敵するような顕色能力含有していない。

アザフタリド系染料は、本発明に従って、１．３−ジ（
２−（４−ヒドロ印ジフェニル）−グロビル〕−ベンゼ
ン管顕色剤とした場合に、従来指摘されていた欠点が解
消し、地色が安定で、耐水性に優れた感熱記録紙が得ら
れる。その理由は明らかではないが、後述の実施例によ
って明瞭に示される。

このように、本発明によれば、青発色性の感熱記録紙で
、地色の安定性並びに耐水性の優れたものを得ることが
でき、感熱記録紙の用途の拡大に資することができる。

本発明によって製造される感熱記録紙の発色層中に於け
る染料と（１，３−ジ（２−（４−ヒドロキシフェニル
）−２−プロピルツーベンゼンとの使用比率については
特に限定するものではないが、コスト等の理由から染料
よりも顕色剤全多量に使用するのが一般的であり、染料
１重量部に対して１乃至５０重量部、好ましくは４乃至
１０重量部のく１．３−ジ（２−（４−ヒドロキシフエ
ニ）Ｌ／）−２−プロピルツーベンゼンを使用する。ま
た、本発明においても増感剤を添加することは動的発色
性の向上に効果的であり、特に好ましくは、ジベンジル
テレフタレート、Ｐ−ベンジルオキシ安息香酸ヘンシル
エステル、ジ（Ｐ　−）リル）カーボネイトが使用され
る。これらの熱加融吻は染料１重量部に対して１乃至８
重量部程度用いられる。

以下に、実施例に、従って本発明を説明する。

〔実施例　１〕 Ａ−１液（染料分散液） Ａ−２液（染料分散液） Ｈ−１液（顕色剤分散液） １１０％ポリビニルアルコール水溶液　１５部　１水　
９部 Ｂ−２液（顕色剤分散液） （パ′”′−″”　°“ １０９６ポリビニルアルコール水ｆｌａ　１５　部水　
９部 Ｃ−１液（増感剤分散液） ｔへ″“Ｖ７１Ｖ−）　“°” ０％ポリビニルアルコール水溶液　１０．０１Ｂ６．０
部 Ｃ−２液（増感剤分散液） Ａニテアリン酸ア１イド　４部 ０％ポリビニルアルコール水溶液　１０部６部 り液（填料分数液） セ酸カルシ９ム　１０ｓ 水　１０ｓ 上記の組成からなる混合物を、別々にアト２イタ−で３
時間粉砕して、分散液を調製しついで、各分散液を下記
表ＩＫ記載の割合で混合して、感帳記録用塗液としｆＣ
。

表１ 各血液を５０ｇ／ｍ’の基紙の片面に盪布量６、Ｏｇ　
／　ｍ’になるように塗布乾燥し、このシートをスーパ
ーカレンダーで平滑度が２００〜３００秒に″′う“′
ｌ！１魁得ら１１発００８−記録紙について品質性鋤能
試験を行った結果を表２に示す。

表２ 注、０）地色：マクベス濃度計で測定。

注■発色濃度：東−京芝浦電機株式会社製感熱ファクシ
ミリ　コビツクスＫＢ −４８００を使用し、コピー モードの条件でペタ黒に記録 した部分をマクベス濃匿計（ ｋＬｌ）−１０４、アンバーフィル ター使用。）で測定。

注　（３）耐水性：注■の方法で記録した感熱記録紙を
一定量の冷水に６４時 間浸漬した後、乾燥し記録部分 をマクベス濃度計で測定。

表２から本発明に係る感熱記録紙は、水に浸漬しても画
像濃度が殆んど低下しない程に耐水性カニ良好であシ、
地色、発色濃度も優れている。比較例との対比から、こ
れらの品質が本発明の組合せに特徴的なものであること
が分る０ 〔実施例　２〕 Ａ−３液（染料分散液） 上記染料分散液と、実施例１と同じＢ−１、Ｂ−２、Ｃ
−１、Ｄの各分散液を下記の表３ｔＣ記載の割合で混合
して、感熱記録用麓液とした。

表３ ’！ｒ−液を使用して実施例１と同様にして得た宵表４ 表４から本発明に係る感熱記録紙は、實発色の画像が水
に対して極めて堅牢であり、地色、発色濃度ともに優れ
ていることが分る。

特許用願人　十條製紙株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　塩基性無色染料として下記のニ般式（Ｉ）又は
   （但し、Ｒ８、Ｒ２、Ｒ３、′Ｒ４は炭素数１〜１０の
   アル中ル基を示す。） のうち少なくとも一種と、有機顕色剤として１．３−ジ
   （２−（４−ヒドロキシフェニル）−２−プロピル〕−
   ベンゼン とを含有する感熱発色層を支持体上に設けたことを％獣
   とする青発色性感熱記録紙。