JPS60147012A

JPS60147012A - 液体燃料燃焼装置

Info

Publication number: JPS60147012A
Application number: JP223184A
Authority: JP
Inventors: Kenkichi Hashido; 橋戸　健吉
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-01-10
Filing date: 1984-01-10
Publication date: 1985-08-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は灯油等を燃料とし予混合気化燃焼を行なう液体
燃料燃焼装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点従来この種の燃焼装置においては、第１図に示すように
有底円筒状の気化筒１の円周側面に空気２　／、ジ供給路２が接続され、前記空気供給路２と同軸状に燃料
を供給するノズル３が配置してあり、このノズル３は前
記空気供給路２に連通した送風路４に固定され、さらに
送油パイプ５が接続されている。また、前記空気供給路
２は、その開口部で内径が狭められ、空気の噴出速度を
高くしており、前記ノズル３の開口端はこの空気供給路
２の開口部とほぼ近い位置になるように構成されている
。

したがって、この構成によると、送油パイプ５から送ら
れる燃料はノズル３を通ってその開口端から噴出するが
、このノズル３の開口端の周囲は空気の流速が太きいた
め、燃料滴は微粒化され空気と混合しながら予熱された
気化筒１の内壁面に当たり気化されて可逆ガスとなる。

さらに、絞り板６を経てバーナヘッド７に導かれ燃焼す
る。ところが、この構成のものは、前記ノズル３は細管
で、かつその固定部から先端までが長いものであるため
、何らかの外力が加わったとき（例えばノズル３単品の
ときの取扱い時等）、極めて容易に変形するものである
。また、固定部、空気供給路２と３　／”　：゛送風路４等の取付時の誤差もある。このように、ノズル
３の開口端は必すしも空気供給路２の中心線上に位置さ
れるものではない。もし、ノズル３の開口端が空気供給
路２の中心からずれた場合、ノズル３から噴出する燃料
は第２図に示すようにノズル３のずれた方向に噴出方向
が変わるので、気化筒１内壁の片寄った部分で気化され
、結果的にバーナヘッド７から噴出する混合ガスが不均
一となる（局部的に空燃比の違ったガスが出る〕ため、
火炎も不均一となる。また、気化筒１の全体に燃料が分
散しないため、気化効率が悪く、気化筒内壁の一部分に
タール化しやすくなる。さらに、ノズル３が空気供給路
２の中心からずれると、その分だけノズル３周囲の空気
流速は小さくなり、燃料は微粒化されにくく巨大粒子の
まま気化筒１の内壁に至るので、より一層気化効率が悪
く、タール化しやすいのである。以上のように、従来の
構成では、ノズル３の開口端の位置が不安定であり、そ
の結果、混合ガスが不均一となって火炎が不均一となり
、さらには気化効率が悪く気化筒内壁で部分的にタール
化しやすく耐久性が悪いという問題があった。

発明の目的本発明は上記の点に鑑みてなしたもので、ノズルの開口
端の位置が空気供給路の中心軸上になるようにして、火
炎を均一にするとともに、気化効率及びタール性を向上
し耐久性を向」ニさせることを目的としたものである。

発明の構成上記目的を達成するため、本発明はノズルの先端部を支
持する支持部材を空気供給路に設けることにより、ノズ
ルの開口端が必ず空気供給路の中心軸上に位置するよう
にしたものである。

実施例の説明以下その一実施例を第３図〜第６図を用いて説明する。

図において、８は有底円筒状の気化筒、９は前記気化筒
８に埋設したシーズヒータである。　噌１０は前記気化
筒８の側壁底部に接続された空気供給路で、その開口部
１０ａは前記気化筒８の内壁面とほぼ一致し、その内径
は開口部１０ａで最も小５７゛　〕さくなっている。１１は燃焼用送風機１２からの送風を
導く送風路で、前記空気供給路１０を介して気化筒８へ
と連通している。１３は前記送風路１１に固定され、前
記空気供給路１０と同軸状に配設されたノズルで、燃料
パイプ１４から燃料ポンプ１５を介して燃料タンク１６
へと連通している。前記ノズル１３の開口端１３ａは前
記空気供給路１０の開口部１０ａの近傍に位置している
。１７は前記ノズル１３の先端部を支える支持部材で、
前記空気供給路８に設けられ、ノズル１３の開口端１３
ａが空気供給路８の中心軸上に位置するようになってい
る。１８は前記気化筒８の外周を囲むバーナケース、１
９は燃焼用送風機１２からの送風の一部をバーナケース
１８と気化筒８の間隙を通して燃焼部に二次空気を送る
二次空気通路である。２０は前記気化筒８の上部開口に
配設した絞り板、２１は絞り板２０あ上方から気化筒８
の上部開口に覆着したバーナヘッドで、炎孔２２を有し
ている。同、図中２３は点火電極、２４は火炎検出用の
フレームロンド、２５は火炎からの熱を６ベコ゛気化筒８に伝導する囲い板である。

上記構成において、まずシーズヒータ９に通電され、気
化筒８が設定温度に達すると燃焼用送風機１２が始動し
、送風路１１から空気供給路１０を通して気化筒８に送
風される。ここで、空気供給路１０の開口部１０ａでは
、その流速が最大となり気化筒８に噴出する。一方、燃
料は燃料タンク１６から燃料ポンプ１５によって吸引さ
れ、燃料バイブ１４を経てノズル１３に送られ、ノズル
１３の開口端１３ａから噴出する。このとき、この開口
端１３ａは空気供給路１０の開口部１０ａ近傍部にある
ため、最も空気流速の太きいところに燃料が噴出される
ので燃料が微粒化され空気とともに気化筒８内部に分散
し、その壁面に衝突し気化される。

気化された燃料と空気の混合ガスは、気化筒８内でさら
に良く混合されながら上方の絞り板２０を通過し、バー
ナヘッド２１の炎孔２２から噴出し、点火電極２３によ
る火花放電にて着火し、火炎を形成する。

ここで、前記ノズル１３はその先端部が支持部７　ｌ　
“ 桐１７で支えられているので、ノズル１３の部品単品時
の変形あるいはノズル１３と送風路１１、空気供給路１
０と送風路１１の取付時の位置ずれ等に関係なく、ノズ
ル１３の開口端１３ａは必ず空気供給′＃！ｒ１０の中
心軸」二に位置する。したがって、第２図にて説明した
ような燃料噴出方向のずれは全く起らない。そのため、
気化筒８内壁の片寄った部分で気化されることなく全体
に分散するのでバーナヘッド２１から噴出する混合ガス
が均一で、炎孔２２に形成される火炎も均一なものとな
る。

また、燃料の噴霧が気化筒８内に分散するので気化効率
もよくタール化することもない。また、ノズル１３の開
口端１３ａは空気供給路１０から気化筒８内に流入する
空気流れの中で最も流速の高い空気供給路１０の中心軸
上にあるので、噴出される燃料は最も粒子が細かくなり
、気化筒８の内壁にタール化しにくくなり耐久性も向上
できる。

なお、上記実施例では、ノズル１３の支持部祠１７を空
気供給路１０に取付けた例で説明したが、第６図、第７
図に示す如く支持部材１７を空気供給路１０に一体的に
形成すれば構成がより簡略化され効果も大きくなるのは
言うまでもない。

発明の効果以上、実施例の説明で明らかなように本発明は、ノズル
の開口端の位置が必ず空気供給路の中心軸上にくるよう
にできるので、火炎が安定して均一になるとともに、気
化効率もよくタール化しにくいため耐久性を向上させる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の燃焼装置を示す断面図、第２図は同燃焼
装置の燃料噴霧状態を示す図、第３図は本発明の一実施
例における燃焼装置を示す断面図、第４図は同燃焼装置
の要部断面図、第５図は同空気供給路を側面から見た図
、第６図は同梱の実施例にかかる空気供給路の断面図、
第７図は同側面図である。８−　・気化筒、１０　・・・空気供給路、１３・・・
・・ノズル、１３ａ・・　ノズルの開口端、１７゛支持
部材。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はか１名第５
図１０第６図第７図０ −Ｃり−

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体燃料を予熱気化する気化筒と、前記気化筒に
燃料を供給する前記気化筒内周壁近傍に開口したノズル
と、燃焼用送風機と連通し前記ノズルと同軸上に配設し
前記気化筒内周壁近傍で開口した空気供給路とを備え、
前記ノズルの開口端近傍を支持する支持部材を前記空気
供給路に具備してなる液体燃料燃焼装置。
（２）支持部材を空気供給路に一体形成してなる特許請
求の範囲第１項記載の液体燃料燃焼装置。