JPS601450Y2 - 高発泡体絶縁電線の製造装置 - Google Patents
高発泡体絶縁電線の製造装置Info
- Publication number
- JPS601450Y2 JPS601450Y2 JP1977090936U JP9093677U JPS601450Y2 JP S601450 Y2 JPS601450 Y2 JP S601450Y2 JP 1977090936 U JP1977090936 U JP 1977090936U JP 9093677 U JP9093677 U JP 9093677U JP S601450 Y2 JPS601450 Y2 JP S601450Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- insulated wire
- nipple
- molten resin
- tapered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高発泡体絶縁物を有する同軸ケーブルの如き高
発泡体絶縁電線の製造装置の改良に関するものである。
発泡体絶縁電線の製造装置の改良に関するものである。
一般に高発泡体絶縁電線の製造装置は、第５図に示すよ
うに、図示しない押出機のヘッドに取付けられこのヘッ
ドから発泡剤が含有された溶融樹脂２が所定圧力で送り
込まれるダイ１２と、このダイ内に設けられ電線導体１
が貫通して送給されるニップル１４とから戒っている。
うに、図示しない押出機のヘッドに取付けられこのヘッ
ドから発泡剤が含有された溶融樹脂２が所定圧力で送り
込まれるダイ１２と、このダイ内に設けられ電線導体１
が貫通して送給されるニップル１４とから戒っている。
電線導体１はニップル１４から出ると、ダイ１２内の溶
融樹脂２が付着し、次いでこのダイ１２から出た時の圧
力の解放で溶融樹脂２は発泡されつつ電線導体１に押出
されれる。
融樹脂２が付着し、次いでこのダイ１２から出た時の圧
力の解放で溶融樹脂２は発泡されつつ電線導体１に押出
されれる。
第１図はこのようにして形成された電線３を示し、符号
２′は高発泡体絶縁物を示す。
２′は高発泡体絶縁物を示す。
高発泡体絶縁物２′の外観をよくするためにはダイ１２
内の圧力を最適な一定の値に維持し、且つダイ１２の出
口内面１２ａをα＝３〜１５０の角度で先端に向けて縮
径するテーパであることが要求される。
内の圧力を最適な一定の値に維持し、且つダイ１２の出
口内面１２ａをα＝３〜１５０の角度で先端に向けて縮
径するテーパであることが要求される。
一方、このようにして形成された高発泡体絶縁物２′は
、第１図に示すように、電線導体１のまわりに無発泡の
ソリッド層２’ａを有する。
、第１図に示すように、電線導体１のまわりに無発泡の
ソリッド層２’ａを有する。
このソリッド層２’ａは電線導体１に付着された溶融樹
脂が電線導体によって冷却されるために形成される。
脂が電線導体によって冷却されるために形成される。
そしてこのソリッド層２′ａは電線導体１を締付ける作
用をなすので電線の機械的特性上は好ましいが、このソ
リッド層２′ａの厚みが増すと、所定の誘電率を得るた
め全体の発泡率を高くする必要が生じ、且つ特に電線導
体の周囲の誘電率が電線の電気的特性に関与するのでソ
リッド層はできるだけ薄いことが要求される。
用をなすので電線の機械的特性上は好ましいが、このソ
リッド層２′ａの厚みが増すと、所定の誘電率を得るた
め全体の発泡率を高くする必要が生じ、且つ特に電線導
体の周囲の誘電率が電線の電気的特性に関与するのでソ
リッド層はできるだけ薄いことが要求される。
一般にはソリッド層２’ａの厚みは所定の機械的、電気
的特性を得るため１００〜５００μであることが必要で
あるが、従来技術の製造装置では絶縁物２′のソリッド
層２’ａは５００μ以上となって所望の特性の絶縁電線
を得ることができなかった。
的特性を得るため１００〜５００μであることが必要で
あるが、従来技術の製造装置では絶縁物２′のソリッド
層２’ａは５００μ以上となって所望の特性の絶縁電線
を得ることができなかった。
本考案の目的は、所定厚みのソリッド層を有する高発泡
体絶縁物を有する絶縁電線を製造することができる高発
泡体絶縁電線の製造装置を提供することにある。
体絶縁物を有する絶縁電線を製造することができる高発
泡体絶縁電線の製造装置を提供することにある。
本考案のの実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第２図は本考案に係る高発泡体絶縁電線の製造装置１０
を示し、この装置は従来技術の装置と同様に図示しない
押出機のヘッドに取付けられこのヘッドから発泡剤が含
有された溶融樹脂２が所定圧力で送り込まれるダイ１２
と、このダイ内に設けられ電線導体１が貫通して送給さ
れるニップル１４とから戒っており、ダイ１２の出口内
面は所定の角度α＝３〜１５°の傾斜のテーパ状をなし
ている。
第２図は本考案に係る高発泡体絶縁電線の製造装置１０
を示し、この装置は従来技術の装置と同様に図示しない
押出機のヘッドに取付けられこのヘッドから発泡剤が含
有された溶融樹脂２が所定圧力で送り込まれるダイ１２
と、このダイ内に設けられ電線導体１が貫通して送給さ
れるニップル１４とから戒っており、ダイ１２の出口内
面は所定の角度α＝３〜１５°の傾斜のテーパ状をなし
ている。
電線導体１はニップル１４から出ると、溶融樹脂２が付
着され、次いでダイ１２から出た時この付着された溶融
樹脂２が発泡して第１図に示す如き高発泡体絶縁電線３
が形形成される。
着され、次いでダイ１２から出た時この付着された溶融
樹脂２が発泡して第１図に示す如き高発泡体絶縁電線３
が形形成される。
ニップル１４はテーパ部の先端に、そのテーパ角より小
さい角度で突出して、電線導体１を包囲しつつダイ１２
のテーパ状の出口内面１２ａに対向するように延びてい
るがこの出口より引込んでいる小径延長部１４ａを有す
る（第２図及び第３図参照）。
さい角度で突出して、電線導体１を包囲しつつダイ１２
のテーパ状の出口内面１２ａに対向するように延びてい
るがこの出口より引込んでいる小径延長部１４ａを有す
る（第２図及び第３図参照）。
この小径延長部１４ａは電線導体１がニップル１４を出
てからダイ１２の出口を出るまでの溶融樹脂に接触して
いる間の長さｄを従来技術の同様の長さｄ’ （第５図
）に比べて小さくするためのものである。
てからダイ１２の出口を出るまでの溶融樹脂に接触して
いる間の長さｄを従来技術の同様の長さｄ’ （第５図
）に比べて小さくするためのものである。
このようにすると、溶融樹脂２が電線導体１によって冷
却される度合が従来に比べて小さく高発泡絶縁物２′の
ソリッド層２’ａの厚みは１００〜５００μ内で小さく
設定される。
却される度合が従来に比べて小さく高発泡絶縁物２′の
ソリッド層２’ａの厚みは１００〜５００μ内で小さく
設定される。
尚、この小径延長部１４ａは、第２図及び第３図の実施
例では円筒状であるが、第３図の実施例では先端に向け
て縮径するテーパ状である。
例では円筒状であるが、第３図の実施例では先端に向け
て縮径するテーパ状である。
いずれの場合もこの小径延長部１４ａはダイ１２のテー
パ状出口内面との間で溶融樹脂の圧力分布を変えないよ
うな外径寸法に設定しなければならない。
パ状出口内面との間で溶融樹脂の圧力分布を変えないよ
うな外径寸法に設定しなければならない。
また、この小径延長部１４ａによって縮められた電線導
体１の溶融樹脂接触長さｄは電線導体１の外径及び線速
、溶融樹脂の圧力、粘度等によって設定される。
体１の溶融樹脂接触長さｄは電線導体１の外径及び線速
、溶融樹脂の圧力、粘度等によって設定される。
本考案によれば、上記のように、高発泡体絶縁物のソリ
ッド層の厚みを薄くすることができるので絶縁電線の電
気的及び機械的特性を向上することができ、またニップ
ルの構造を簡単に変更するのみでよいので既存の設備を
そのまま利用できるから経済的である。
ッド層の厚みを薄くすることができるので絶縁電線の電
気的及び機械的特性を向上することができ、またニップ
ルの構造を簡単に変更するのみでよいので既存の設備を
そのまま利用できるから経済的である。
第１図は高発泡体絶縁電線の横断面図、第２図は本考案
に係る高発泡体絶縁電線の製造装置の一実施例の垂直断
面図、第３図は第２図の実施例のニップルの要部拡大断
面図、第４図は本考案の他の実施例の垂直断面図、第５
図は従来技術の装置の垂直断面図である。 １・・・・・・電線導体、２・・・・・・溶融樹脂、２
′・・・・・・高発泡体絶縁物、２’ａ・・・・・・ソ
リッド層、３・・・・・・絶縁電線、１０・・・・・・
高発泡体絶縁電線の製造装置、１２・・・・・・ダイ、
１２ａ・・・・・・テーパ状出口内面、１４・・・・・
・ニップル、１４ａ・・・・・・小径延長部。
に係る高発泡体絶縁電線の製造装置の一実施例の垂直断
面図、第３図は第２図の実施例のニップルの要部拡大断
面図、第４図は本考案の他の実施例の垂直断面図、第５
図は従来技術の装置の垂直断面図である。 １・・・・・・電線導体、２・・・・・・溶融樹脂、２
′・・・・・・高発泡体絶縁物、２’ａ・・・・・・ソ
リッド層、３・・・・・・絶縁電線、１０・・・・・・
高発泡体絶縁電線の製造装置、１２・・・・・・ダイ、
１２ａ・・・・・・テーパ状出口内面、１４・・・・・
・ニップル、１４ａ・・・・・・小径延長部。
Claims (3)
- （１）押出機のヘッドに取付けられ前記ヘッドから発泡
剤が含有された溶融樹脂が所定圧力で送り込まれるダイ
と、前記ヘッド内に設けられ電線導体が貫通して送給さ
れるテーパ状のニップルとから戒り、前記ダイの出口内
面は先端に向けて径が縮少する所定角度のテーパを有し
ており、前記ニップルから出る電線導体に前記ダイ内の
溶融樹脂が付着し前記ダイから出た時の圧力の解放で前
記溶融樹脂を発泡しつつ押出す高発泡体絶縁電線の製造
装置において、前記ニップルのテーパ部の先端に、その
テーパ角より小さい角度で突出して、前記電線導体を包
囲しつつ前記ダイのテーパ状の出口内面に対向するよう
に延びているがこの出口より引込んでいる小径延長部が
設けられていることを特徴とする高発泡体絶縁電線の製
造装置。 - （２）前記小径延長部は円筒状である実用新案登録請求
の範囲第１項に記載の高発泡体絶縁電線の製造装置。 - （３）前記小径延長部は先端に向けて縮径するテーパ状
である実用新案登録請求の範囲第１項に記載の高発泡絶
縁電線の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977090936U JPS601450Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | 高発泡体絶縁電線の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977090936U JPS601450Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | 高発泡体絶縁電線の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5418683U JPS5418683U (ja) | 1979-02-06 |
| JPS601450Y2 true JPS601450Y2 (ja) | 1985-01-16 |
Family
ID=29019746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977090936U Expired JPS601450Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | 高発泡体絶縁電線の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601450Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017148706A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 宇部興産機械株式会社 | 竪型粉砕機 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4927563A (ja) * | 1972-07-10 | 1974-03-12 | ||
| JPS523982A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-12 | Aisin Seiki Co Ltd | Hydraulic booster |
-
1977
- 1977-07-11 JP JP1977090936U patent/JPS601450Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4927563A (ja) * | 1972-07-10 | 1974-03-12 | ||
| JPS523982A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-12 | Aisin Seiki Co Ltd | Hydraulic booster |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017148706A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 宇部興産機械株式会社 | 竪型粉砕機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5418683U (ja) | 1979-02-06 |
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