JPS6328807Y2 - - Google Patents
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- JPS6328807Y2 JPS6328807Y2 JP10319081U JP10319081U JPS6328807Y2 JP S6328807 Y2 JPS6328807 Y2 JP S6328807Y2 JP 10319081 U JP10319081 U JP 10319081U JP 10319081 U JP10319081 U JP 10319081U JP S6328807 Y2 JPS6328807 Y2 JP S6328807Y2
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- insulator
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- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は耐熱電線に係り、特に長尺体を容易に
するのに好適な耐熱電線に関するものである。
するのに好適な耐熱電線に関するものである。
従来の電力あるいは電気信号を伝送する耐熱電
線には、 (1) 無機絶縁物微粒粉を導体と金属さや管との間
の空間に高密度に充填したもの。
線には、 (1) 無機絶縁物微粒粉を導体と金属さや管との間
の空間に高密度に充填したもの。
(2) マイカ、ガラス等の無機絶縁テープあるいは
無機絶縁繊維を導体外周に巻き付けて主絶縁体
としたもの。
無機絶縁繊維を導体外周に巻き付けて主絶縁体
としたもの。
(3) シリコーンあるいは弗素系ゴム、プラスチツ
クを導体外周に押し出し被覆したもの。
クを導体外周に押し出し被覆したもの。
(4) 架橋化ポリエチレン、エチレンプロピレン等
のゴムプラスチツク中に無機絶縁物を充填した
ものを主絶縁体としたもの。
のゴムプラスチツク中に無機絶縁物を充填した
ものを主絶縁体としたもの。
などがある。ところで、高温耐熱性の点からは、
(1)のものが最もすぐれているが、無機絶縁物を高
密度に充填しなければならないので、その製造工
程としては、まず、限定された大きさの導体、無
機絶縁物および金属さや管の大口径ブロツクを作
成し、次に、これを何段階かに分けて小口径まで
引きのばして所定の耐熱電線としなければなら
ず、一製造長に限界がある。また、大サイズにな
るほど、一製造長が短かくなる。また、強固に固
められた無機絶縁物および引きのばし時の金属さ
や管の加工硬化等により、製作された耐熱電線に
可撓性の点で問題が生ずる。その他のものは、高
温耐熱性の点で劣つている。
(1)のものが最もすぐれているが、無機絶縁物を高
密度に充填しなければならないので、その製造工
程としては、まず、限定された大きさの導体、無
機絶縁物および金属さや管の大口径ブロツクを作
成し、次に、これを何段階かに分けて小口径まで
引きのばして所定の耐熱電線としなければなら
ず、一製造長に限界がある。また、大サイズにな
るほど、一製造長が短かくなる。また、強固に固
められた無機絶縁物および引きのばし時の金属さ
や管の加工硬化等により、製作された耐熱電線に
可撓性の点で問題が生ずる。その他のものは、高
温耐熱性の点で劣つている。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、長尺化が可能で、かつ、可撓
性が良好な高温耐熱性の耐熱電線を提供すること
にある。
的とするところは、長尺化が可能で、かつ、可撓
性が良好な高温耐熱性の耐熱電線を提供すること
にある。
本考案の特徴は、少なくとも1つの導体の外周
に無機絶縁物微粒粉と弗素樹脂微粒粉との混合物
からなる主絶縁体を押し出し被覆し、この主絶縁
体の外周を金属管で覆つた構成の耐熱電線とした
点にある。
に無機絶縁物微粒粉と弗素樹脂微粒粉との混合物
からなる主絶縁体を押し出し被覆し、この主絶縁
体の外周を金属管で覆つた構成の耐熱電線とした
点にある。
以下本考案を図に示した実施例を用いて詳細に
説明する。
説明する。
無機絶縁物微粒粉の押し出し形成は、微粒粉間
および微粒粉と押出機内壁間あるいはダイスとの
間の摩擦抵抗が大きいため、押し出しにかなり大
きな圧力を必要とする。また、導体周囲に押し出
されてある程度固化した上記絶縁体は非常にもろ
く、振動、屈曲等により容易に剥離する。
および微粒粉と押出機内壁間あるいはダイスとの
間の摩擦抵抗が大きいため、押し出しにかなり大
きな圧力を必要とする。また、導体周囲に押し出
されてある程度固化した上記絶縁体は非常にもろ
く、振動、屈曲等により容易に剥離する。
一方、弗素樹脂微粒粉は、元来他の物質との間
の摩擦係数が小さく、しかも、押し出し時に加熱
を併用すれば、軟化あるいは液化し、さらに摩擦
係数が小さくなる。したがつて、無機絶縁物微粒
粉と弗素樹脂微粒粉とを混ぜて押し出すと、無機
絶縁物微粒粉単独の押し出し場合に比較して押し
出しに必要な圧力が激減し、さらに押し出し時の
摩擦熱あるいは別途付加した加熱機構により弗素
樹脂微粒粉が一時的に溶融するので、これが無機
絶縁物微粒粉間のバインダーとして作用し、押し
出し後の絶縁体の剥離を防止するから、工業的な
押し出形成が可能になる。
の摩擦係数が小さく、しかも、押し出し時に加熱
を併用すれば、軟化あるいは液化し、さらに摩擦
係数が小さくなる。したがつて、無機絶縁物微粒
粉と弗素樹脂微粒粉とを混ぜて押し出すと、無機
絶縁物微粒粉単独の押し出し場合に比較して押し
出しに必要な圧力が激減し、さらに押し出し時の
摩擦熱あるいは別途付加した加熱機構により弗素
樹脂微粒粉が一時的に溶融するので、これが無機
絶縁物微粒粉間のバインダーとして作用し、押し
出し後の絶縁体の剥離を防止するから、工業的な
押し出形成が可能になる。
基本的実験によれば、弗素樹脂微粒粉は、体積
比で3%以上混入する必要がある。また、この場
合、弗素樹脂微粒粉の大きさは、少なくとも無機
絶縁物微粒粉の平均粒子径より小さい方がよい。
このようにすると、両微粒粉の均一な混合が可能
となり、絶縁体の密度を上昇させることができ
る。また、高温耐熱性を無機絶縁物微粒粉の絶縁
性に頼り、より高温耐熱化を確保するには、弗素
樹脂微粒粉を体積比で7%以下とする必要があ
る。
比で3%以上混入する必要がある。また、この場
合、弗素樹脂微粒粉の大きさは、少なくとも無機
絶縁物微粒粉の平均粒子径より小さい方がよい。
このようにすると、両微粒粉の均一な混合が可能
となり、絶縁体の密度を上昇させることができ
る。また、高温耐熱性を無機絶縁物微粒粉の絶縁
性に頼り、より高温耐熱化を確保するには、弗素
樹脂微粒粉を体積比で7%以下とする必要があ
る。
このようにして形成した導体と絶縁体とよりな
るコアは、そのままドラム等に巻き取ることが可
能である。ただし、巻取り径は、各微粒粉の混合
比、コアの外径等により変える必要がある。
るコアは、そのままドラム等に巻き取ることが可
能である。ただし、巻取り径は、各微粒粉の混合
比、コアの外径等により変える必要がある。
コアをドラムに巻き取つたら、その後別工程と
してあるいは押し出し直後、同一ライン上でコア
の絶縁体外周に金属管を押出し法あるいは縦溶接
法により被せる。この場合も弗素樹脂の持つすぐ
れた耐熱性のため、絶縁体としての特性を損うこ
となく金属管被覆が可能である。
してあるいは押し出し直後、同一ライン上でコア
の絶縁体外周に金属管を押出し法あるいは縦溶接
法により被せる。この場合も弗素樹脂の持つすぐ
れた耐熱性のため、絶縁体としての特性を損うこ
となく金属管被覆が可能である。
さらに、被覆金属管は、押し出しあるいは溶接
後の引きのばしによつてコアに密着させることは
容易である。また、金属管を被せた後、コアを加
熱することにより、弗素樹脂部分に軟化あるいは
液化を生ぜしめることにより絶縁体を塑性変形さ
せることが可能であるから、このようにして金属
管を外部からしぼつたり、あるいは、波付加工を
施すことによつてコアと金属管との密着性を増す
ようにしてもよい。コアと金属管との密着度を増
し、絶縁体を高密度化することにより、実使用状
態で耐熱電線が高温にさらされても、導体が複数
である場合の導体間あるいは導体と金属管との間
の絶縁スペースが確保され、無機絶縁物耐熱電線
と同じように絶縁性能が損われないようにするこ
とができる。
後の引きのばしによつてコアに密着させることは
容易である。また、金属管を被せた後、コアを加
熱することにより、弗素樹脂部分に軟化あるいは
液化を生ぜしめることにより絶縁体を塑性変形さ
せることが可能であるから、このようにして金属
管を外部からしぼつたり、あるいは、波付加工を
施すことによつてコアと金属管との密着性を増す
ようにしてもよい。コアと金属管との密着度を増
し、絶縁体を高密度化することにより、実使用状
態で耐熱電線が高温にさらされても、導体が複数
である場合の導体間あるいは導体と金属管との間
の絶縁スペースが確保され、無機絶縁物耐熱電線
と同じように絶縁性能が損われないようにするこ
とができる。
図は本考案の耐熱電線の一実施例を示す断面図
で、1は電力または電気信号を伝送する導体、2
は導体1の外周に押し出し被覆した無機絶縁物微
粒粉と弗素樹脂微粒粉との混合物よりなる主絶縁
体、3は主絶縁体2の外周に被せた金属管であ
る。なお、無機絶縁物としては、アルミニウム、
マグネシウム、けい素の酸化物、水酸化物などを
用いる。そして主絶縁体2と金属管3とは上記し
たいずれかの方法によつて十分密着させてある。
で、1は電力または電気信号を伝送する導体、2
は導体1の外周に押し出し被覆した無機絶縁物微
粒粉と弗素樹脂微粒粉との混合物よりなる主絶縁
体、3は主絶縁体2の外周に被せた金属管であ
る。なお、無機絶縁物としては、アルミニウム、
マグネシウム、けい素の酸化物、水酸化物などを
用いる。そして主絶縁体2と金属管3とは上記し
たいずれかの方法によつて十分密着させてある。
上記した本考案の実施例によれば、主絶縁体2
の押し出し形成が可能であるから、長尺化が可能
である。しかも、可撓性が良好であり、高温耐熱
性を有するものとすることができる。
の押し出し形成が可能であるから、長尺化が可能
である。しかも、可撓性が良好であり、高温耐熱
性を有するものとすることができる。
なお、上記した実施例においては、主絶縁体2
に金属管3を被せてあるが、金属管なしのコアの
みを耐熱電線として電気機器用巻線、機器内配線
として使用できることはいうまでもない。また、
発熱線として用いることも可能である。
に金属管3を被せてあるが、金属管なしのコアの
みを耐熱電線として電気機器用巻線、機器内配線
として使用できることはいうまでもない。また、
発熱線として用いることも可能である。
以上説明したように、本考案によれば、長尺体
が可能で、かつ、可撓性が良好な高温耐熱電線と
することができるという効果がある。
が可能で、かつ、可撓性が良好な高温耐熱電線と
することができるという効果がある。
図は本考案の耐熱電線の一実施例を示す断面図
である。 1:導体、2:主絶縁体、3:金属管。
である。 1:導体、2:主絶縁体、3:金属管。
Claims (1)
- 電力あるいは電気信号を伝送する少なくとも1
つの導体と、該導体の外周に押し出し被覆した無
機絶縁物微粒粉と弗素樹脂粒粉との混合物よりな
る主絶縁体と、該主絶縁体の外周を覆う金属管と
よりなることを特徴とする耐熱電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319081U JPS588806U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 耐熱電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319081U JPS588806U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 耐熱電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588806U JPS588806U (ja) | 1983-01-20 |
JPS6328807Y2 true JPS6328807Y2 (ja) | 1988-08-03 |
Family
ID=29897810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10319081U Granted JPS588806U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 耐熱電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588806U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1189159A (en) * | 1981-09-21 | 1985-06-18 | Dennis Gill | Mineral insulated electric cables |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP10319081U patent/JPS588806U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS588806U (ja) | 1983-01-20 |
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