JPS60139531A - 不整地用自動四輪車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不整地用自動四輪車、特にそのエンジンと減速
装置の配置構造に関する。

車体前方から後方に延びるフレームに前後各二輪を懸架
し４前後輪の中間に配置されたシート後方にエンジンを
搭載した不整地走行用の自動四輪車は知られており、従
来では、シート後方に搭載したエンジンの側方に減速装
置を配していた。このため、車体の左右中心線に対して
エンジンとその側方に配した減速装置との幅がある程度
大きなものとなっていた。

ところで、斯かる四輪車両は、不整地を走行するために
左右中心線廻りに車体が揺動することが多く、又左右後
輪の車軸廻りにも車体が揺動することが多い。換言すれ
ば、車体の左右中心線部分の揺動は少なく、且つ車体後
部では後車軸部分の揺動が少ない。

本発明は以上の点に着目して成されたもので、その目的
とする処は、エンジンと減速装置とを車体の左右中央部
で、且つ後車軸部分に合理的に配置し、揺動が少ない部
分にエンジンと減速装置を集中的に配置してその保護等
を図るとともに、併せて搭載物の幅を小さくした不整地
用自動四輪車を提供するにある。

斯かる目的を達成すべく本発明は、不整地用自動四輪車
において、各々別体で構成されたエンジンと減速装置と
をシート後方で車体の左右中央部に搭載するとともに、
エンジンと減速装置とをその側方で連結し、且つエンジ
ンを減速装置から車体両側に延びる左右後輪車軸の前方
に、又減速装置を該車軸の後方に配設したことを要旨と
する。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第１図は不整地用自動四輪車の斜視図で、第２図はその
車体後部の平面図、第３図はエンジンと減速装置のマウ
ント構造を拡大して示す一部破断平面図、第４図は同側
面図である。

自動四輪車（１）の車体フレーム（２）の前部には前二
輪（３）　、　（３）が、後部には後二輪（４）　、　
（４）が懸架され、左右両側のメインフレーム（２０）
は前後に延びる上下二段のバー状を成すパイプ（２１）
、（２２）で構成され、前後輪の中間にはシート（５）
が配置され、これの前方にはコラム（８）にて支持され
たステアリングハンドル（７）が臨んでおり、フレーム
（２）上にはロールバー（３０）が設けられている。

そしてシート（５）の後方には前から順に内燃エンジン
（８）と減速装置（８）が搭載されている。

車体後部のフレーム構造は第３図及び第４図に示す如く
で、左右のメインフレーム（２０）を成すアッパーパイ
プ（２１）の後部にロアーパイプ（２２）を屈曲させて
連結し、両アッパーパイプ（２１）、（２１）の後端は
りャパイプ（２３）で連結し、両ロアーパイプ（２２）
、（２２）は前記シート（５）後方の屈曲部に架設した
クロスパイプ（２４）にて連結されている。更にこのク
ロスパイプ（２０とリヤパイプ（２３）間には左右二本
のマウントパイプ（２５）、（２５）が架設され、マウ
ントパイプ（２５）は下方に屈曲形成されており、両パ
イプ（２５）、（２５）の中間部は車体の左右中心線（
Ｃ）寄りに平行して屈曲され、且つパイプ（２８）、（
２７）、（２８）にて連結されている。

そして前記クロスパイプ（２０の中央寄りに左右のブラ
ケット（４１）、（４１）を突設し、エンジン（８）の
クランクケース（８１）の前部を両ブラケット（４１）
、（４１）にボルト結合し、前記両マウントパイプ（２
５）、（２５）の前部りに突設して共用ブラケット（４
２）、（４２）の前部にクランクケース（８１）の後部
をボルト結合してクランク軸横置のエンジン（８）を搭
載する。

更に前記リヤパイプ（２３）の中央寄りに左右のブラケ
ッ）　（４３）、（４３）を突設し、減速装置（８）の
ギヤケース（８１）の後部を両ブラケット（４３）、（
４３）にボルト結合し、マウントパイプ（２５）、（２
５）間に架設した後寄り二本のパイプ（２Ｂ）、（２７
）に突設したブラケット（４４）、（４４）、（４５）
、（４５）にギヤケース（９１）の中間部を前後二個所
でボルト結合し、更にケース（９１）の前部を前記共用
ブラケット（４２）、（４２）の後部にボルト結合し、
斯くして減速装置（８）を後傾させて搭載する。

又クランクケース（８１）後上部とギヤケース（８１）
の前上部とを左右のコネクチングプレー）　（４Ｂ）、
（４６）にてボルト結合する。

以上において、エンジン（８）のクランクケース（８１
）から左側方にはクランク軸端に設けたドライブプーリ
（８２）が臨み、減速装置（９）のギヤケース（８１）
の後部から左側方には入力軸端に設けたドリブンプーリ
（９２）が臨んでおり、ドリブンプーリ（９２）はドラ
イブプーリ（８２）より上位に配置されている。この両
プーリ（８２）、（９２）にＶベルト（８３）を掛装し
、斯くしてエンジン（８）と減速装置（８）とをベルト
コンバータにてその側方で連動連結する。

一方、減速装置（８）のギヤケース（９１）の前部から
両側方には出力軸（ｅ４）の両端が突出しており、この
出力軸（８４）の両端に左右の後輪（４）　、　（４）
の車軸（１１５）、　（９５）をヨークジヨイント（８
８）、（８６）を介して連結する。従って後輪アクスル
軸たる出力軸（８０の前方にエンジン（８）が、又後方
に減速装置（８）が配設されたことになる。

このようにエンジン（８）と減速装置（８）とを車体の
左右中心線（Ｃ）上で、且つ前後に配置して搭載したた
め、これら搭載物の幅が小さなものとなる。更に後輪ア
クスル軸（８４）の前後にエンジン（８）と減−装置（
８）とを振り分けて集中的に配置したため、左右並びに
上下揺動の少ない車体の左右中心線（Ｃ）と後輪アクス
ル軸（８４）の交差部分にエンジン（８）と減速装置（
１１）とを合理的Ｖ集中配置でき、両塔載物の保護を図
ることができる。又中心線（Ｃ）上に減速装置（８）を
配し、その出力軸（８０に車軸（８５）、（θ５）を左
右対称的に連結するため、簡単な構造をもって左右の後
輪（４）　、　（４）のクッションストロークを等しく
できる。

ところで、第２図に示すように、エンジン（８）のシリ
ンダ（８３）の後方にはキャブレタ（８０が連結され、
又シリンダ（８３）の前方には排気管（８５）が連結さ
れている。この排気管（８５）は左側方へ屈曲され、こ
れに連らなるメインマフラー（８Ｂ）はメインフレーム
（２０）の内方でエンジン（８）の左側方へ配されてい
る。そしてメインマフラー（８Ｂ）には連結管（８７）
を介してサブマフラー（８Ｂ）が連らなり、連結管（８
７）は右側へ屈曲され、サブマフラー（８８）はリヤパ
イプ（２３）の前方で、減速装置（８）の後上方へ横向
きに配されており、フレームの幅内に納め°られ、且つ
リヤパイプ（２３）に連結した左右二本のりャロールパ
−（３１）、（３１）の下方に斯かるサブマフラー（８
８）は配設されている。

このようにサブマフラー（８８）を平面視でフレーム幅
及び後端内に配し、しかも左右のりャロールハ−（３１
）、（３１）より下位に位置せしめれば、サブマフラー
（８８）の保護が図れ、又外観的にもコンパクトなもの
となる。

以上の説明で明らかな如く本発明によれば、各々別体で
構成されたエンジンと減速装置とを車体の左右中央部で
、且つ後車軸部分に合理的に配置したため、特に不整地
用自動四輪車におけ′る揺動が少ない部分にエンジンと
減速装置とを集中配置してその保護等を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は不整地用自動四輪車の斜視図、第２図は車体後
部の平面図、第３図はエンジンと減速装置のマウント構
造を拡大して示す一部破断平面図、第４図は同側面図で
ある。 尚図面中（１）は自動四輪車、（３）　、　（３）は前
輪、（４）　、　（４）は後輪、（５）はシート、（８
）はエンジン、（８）は減速装置、　（２０）、　（２
０）はメインフレーム、（３１）、（３１）はりャロー
ルバー、（８２）、（θ２）、（９３）はベルトコンバ
ータ、（８８）はサブマフラー、（８４）は後輪アクス
ル軸、（Ｃ）は車体の左右中心線である。 特許出願人　本田技研工業株式会社 代理人　弁理士　下　１）　容一部 間　弁理士　大　橋　邦　産 量　弁理士　小　山　有

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体前方から後方に延びるフレームに前後各二輪を懸架
   した不整地用自動四輪車において、前後輪の中間に配置
   されたシート後方で、車体の左右中央部に、各々別体で
   構成されたエンジンと減速装置とを搭載するとともに、
   エンジンと減速装置とをその側方で連結し、減速装置よ
   り車体両側へ延びる左右後輪車軸の前方にエンジンを、
   又後方に減速装置を配設したことを特徴とする不整地用
   自動四輪車。