JP2757183B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
鞍乗型車両Info
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- JP2757183B2 JP2757183B2 JP62333540A JP33354087A JP2757183B2 JP 2757183 B2 JP2757183 B2 JP 2757183B2 JP 62333540 A JP62333540 A JP 62333540A JP 33354087 A JP33354087 A JP 33354087A JP 2757183 B2 JP2757183 B2 JP 2757183B2
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- automatic transmission
- crankcase
- battery
- rear end
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 38
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 7
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 7
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
a. 産業上の利用分野
本発明は、自動変速機付エンジンを搭載した鞍乗型車
両に関する。 b. 従来の技術 不整地走行用として開発された鞍乗型四輪車は、基本
的な構造として鞍乗型に構成したフレームに、鞍乗用シ
ートを載置し、前後輪として各二輪設け、各車輪には低
圧バルーンタイヤを装備し、バーハンドルとバーステッ
プを備えている。 この種の鞍乗型車両に自動変速機付エンジンを搭載し
た先行技術として特開昭61−129382号公報がある。 この先行技術によると、第4図のように、フレーム10
0にエンジンユニット101の先端部を回動可能に軸支し、
エンジンユニット101の後端部に支持板102を装着し、こ
の支持板102に後車軸103を回動可能に支持すると共に支
持板102をショックアブソーバ等の緩衝装置104を介して
フレーム100に懸架している。 しかしながら、この先行技術によると、エンジンユニ
ット101自体を揺動させるので、レイアウト等の関係か
らサスペンションストロークが大きくとれない欠点があ
り、かつバネ下重量が大きくなる問題点がある。また、
エンジンユニット101がフレーム100の枠外に位置するこ
とになり、車体の後部重量が大きくなると共に外部から
の衝撃等を受け易い欠点がある。 一方、バッテリーの取付個所は、エンジン等の主要装
備品のレイアウトを配慮して車体の前部または後部ある
いはシート下部に配置している(実開昭58−108988号公
報)。 c. 発明が解決しようとする課題 このような従来技術によると、自動変速機付エンジン
を搭載した鞍乗型車両にバッテリーを配置する場合、エ
ンジン自体がスイングするので、取付個所が一層制限さ
れることになる。 本発明は上記課題を解決し、重心位置を低くして操縦
性能の向上を図り得る鞍乗型車両を提供することを目的
とする。 d. 課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、車体フレームの前
部と後部に、バルーンタイヤを装着した前車輪と後車輪
を各二輪備え、エンジンの一側にVベルト式自動変速機
を配設した自動変速機付エンジンを上記車体フレームの
枠内に搭載し、上記車体フレームに回動可能に支持され
たスイングアームの後端部に後車軸を軸支し、上記車体
フレームの上部に上端を装着した緩衝装置の下端部で上
記スイングアームを懸架した鞍乗型車両であって、上記
自動変速機付エンジンのクランクケースをエンジンのク
ランクシャフトの左右方向一側に後方に向かって延在す
るVベルト自動変速機を収容する伝動ケース部と、クラ
ンクシャフトを収容するクランクケース部を一体に形成
し、かつ平面視、略L字型に形成し、このクランクケー
スの後端部に出力軸を突設し、この略L字型クランクケ
ースのクランクケース部後面と伝動ケース部の車幅方向
内側面および伝動ケース部後端から車幅方向内側に向か
って突設した出力軸により囲まれた凹状空間部にバッテ
リーを搭載し、エンジンの一側に延在するVベルト自動
変速機の他側に位置する上記凹状空間部の上下幅内に上
記バッテリーを配置したことにある。 e. 作用 自動変速機付エンジンが固定されているので、クラン
クケースの側面の凹状空間部にバッテリーを配置するこ
とが可能となる。バッテリーは前後方向、および上下方
向ともクランクケースの前端部、側面、出力軸によって
囲まれているので、車体側部、或いは上下端からバッテ
リーが突出する虞がない。 f. 実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。 第1図および第2図において、1は鞍乗型四輪車の車
体フレームであり、これは先端部をステアリングシャフ
ト2を支持したステアリングヘッド2aに連結した1本の
タンクレールチューブ3と、タンクレールチューブ3の
両側に連結されてエンジン搭載部を形成する一対のサイ
ドメンバ4と、サイドメンバ4の後方に延設されてシー
ト配置部を形成するシートレール5とで構成されてい
る。上記サイドメンバ4は、タンクレールチューブ3の
前方両側から、それぞれ前方斜め下方向に、両側に拡が
るように延設され、先端部を後方に湾曲したフロント部
41と、このフロント部から後方に向けて延設されたロア
部42と、ロア部42の後端部から上方に湾曲されてタンク
レールチューブ3の後端部に連結されたリヤ部43とで構
成されている。サイドメンバ4相互間には、複数のブリ
ッジチューブ6が設けられ、ボックス型の空間が形成さ
れている。シートレール5は、ブリッジチューブ7によ
って補強されている。サイドメンバ4の後端部には、折
曲部にブラケット8が設けられ、このブラケット8にス
イングアーム9の先端部が回動可能に支持されている。
このスイングアーム9は、上端を車体フレーム1に支持
されたショックアブソーバ等の緩衝装置10を介して懸架
されており、かつ後端部で後車軸11を軸支したリヤアク
スルハウジング12を支持している。 13は車体フレーム1の枠内に配置された自動変速機付
エンジンであり、これは車体フレーム1に装着されたブ
ラケット141,142にボルト15を介して固定されている。 この自動変速機付エンジン13は、クランクケース18を
エンジンのクランクシャフト19の左右方向一側に後方に
向かって延在するVベルト自動変速機Tを収容する伝動
ケース部13aと、クランクシャフト19を収容するクラン
クケース部13bを一体に形成し、かつ平面視、略L字型
に形成している。また、自動変速機付エンジン13は、第
3図のように、ピストン16およびシリンダ17と、クラン
クケース18に内蔵されたクランクシャフト19と、このク
ランクシャフト19に設けられたVベルトプーリ20と、こ
のVベルトプーリ20からVベルト21を介して動力を伝達
されるVベルトプーリ22と、このVベルトプーリ22を備
えた中間軸23と、この中間軸23のギヤ23aに噛合するギ
ヤ24aを備えた出力軸24を備えたものである。この出力
軸24には図示しないスプロケットが設けられ、チェーン
25を介して後車軸11のスプロケット26に連繋されてい
る。上記クランクケース18には、クランクシャフト19と
中間軸23との長さの違いから、側面に凹部27が形成され
ており、この凹部27によって形成される空間部Aにバッ
テリー28を配置したものである。すなわち、この略L字
型クランクケース18のクランクケース部13b後面18aと伝
動ケース部13aの車幅方向内側面18bおよび伝動ケース部
後端18cから車幅方向内側に向かって突設した出力軸24
により囲まれた凹状の空間部Aにバッテリー28を搭載
し、エンジンの一側に延在するVベルト自動変速機Tの
他側に位置する上記空間部Aの上下幅内に上記バッテリ
ー28を配置している。このバッテリー28は、エンジン13
の側面にボルト29により共締めされたバッテリーホルダ
30に取付けられている。 31はクランクケース18の上面に配設されたエアクリー
ナであり、アウトレット32を介してシリンダ前方のキャ
ブレタ33に連結されている。 上記構成によると、荷重の大きいエンジン13の側面に
バッテリー28を配置しているので、荷重を車体フレーム
1の枠内に集中させることができる。バッテリー28は、
クランクケース18の前部、側面、および出力軸24によっ
て囲まれた凹状の空間部Aに配置され、クランクケース
18の上下幅内に配置されるので、バッテリー28が車体側
方に突出することがなく、操縦性能の向上を図ることが
できる。 g. 発明の効果 以上述べたように、本発明の鞍乗型車両は、車体フレ
ームの前部と後部に、バルーンタイヤを装着した前車輪
と後車輪を各二輪備え、エンジンの一側にVベルト式自
動変速機を配設した自動変速機付エンジンを上記車体フ
レームの枠内に搭載し、上記車体フレームに回動可能に
支持されたスイングアームの後端部に後車軸を軸支し、
上記車体フレームの上部に上端を装着した緩衝装置の下
端部で上記スイングアームを懸架した鞍乗型車両であっ
て、上記自動変速機付エンジンのクランクケースを平面
視、略L字型に形成し、このクランクケースの後端部に
出力軸を突設し、この略L字型クランクケースの側面と
出力軸により囲まれた凹状空間部にバッテリーを搭載
し、上記凹状空間部の上下幅内に上記バッテリーを配置
することができることから、車体重心位置を低くするこ
とができ、かつ車幅方向に突出することなくバッテリー
を配置できるとともに不整地走行に際して操縦性能の向
上を図ることができる。とくに、自動変速機付エンジン
はVベルト自動変速機を左右方向一側に偏って備えてい
るので、エンジンの左右の重量バランスが一側に偏る。
よって、重量の比較的重いバッテリーをVベルト自動変
速機の他側に配置することで、左右の重量バランスを改
善することができ、操縦性の向上を図ることができる。
また、バッテリーはクランクケースの側面と出力軸によ
り囲まれた凹状空間部に搭載されるので、クランクケー
スの前後方向の長さと上下方向の幅の範囲内にバッテリ
ーが配置されることから、スペースの有効利用が図れる
とともにバッテリーの保護を図ることができる。さら
に、エンジンの側面にバッテリーを搭載してデッドスペ
ースの有効利用が図れ、かつ配線の長さをより短縮する
ことができる。
両に関する。 b. 従来の技術 不整地走行用として開発された鞍乗型四輪車は、基本
的な構造として鞍乗型に構成したフレームに、鞍乗用シ
ートを載置し、前後輪として各二輪設け、各車輪には低
圧バルーンタイヤを装備し、バーハンドルとバーステッ
プを備えている。 この種の鞍乗型車両に自動変速機付エンジンを搭載し
た先行技術として特開昭61−129382号公報がある。 この先行技術によると、第4図のように、フレーム10
0にエンジンユニット101の先端部を回動可能に軸支し、
エンジンユニット101の後端部に支持板102を装着し、こ
の支持板102に後車軸103を回動可能に支持すると共に支
持板102をショックアブソーバ等の緩衝装置104を介して
フレーム100に懸架している。 しかしながら、この先行技術によると、エンジンユニ
ット101自体を揺動させるので、レイアウト等の関係か
らサスペンションストロークが大きくとれない欠点があ
り、かつバネ下重量が大きくなる問題点がある。また、
エンジンユニット101がフレーム100の枠外に位置するこ
とになり、車体の後部重量が大きくなると共に外部から
の衝撃等を受け易い欠点がある。 一方、バッテリーの取付個所は、エンジン等の主要装
備品のレイアウトを配慮して車体の前部または後部ある
いはシート下部に配置している(実開昭58−108988号公
報)。 c. 発明が解決しようとする課題 このような従来技術によると、自動変速機付エンジン
を搭載した鞍乗型車両にバッテリーを配置する場合、エ
ンジン自体がスイングするので、取付個所が一層制限さ
れることになる。 本発明は上記課題を解決し、重心位置を低くして操縦
性能の向上を図り得る鞍乗型車両を提供することを目的
とする。 d. 課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、車体フレームの前
部と後部に、バルーンタイヤを装着した前車輪と後車輪
を各二輪備え、エンジンの一側にVベルト式自動変速機
を配設した自動変速機付エンジンを上記車体フレームの
枠内に搭載し、上記車体フレームに回動可能に支持され
たスイングアームの後端部に後車軸を軸支し、上記車体
フレームの上部に上端を装着した緩衝装置の下端部で上
記スイングアームを懸架した鞍乗型車両であって、上記
自動変速機付エンジンのクランクケースをエンジンのク
ランクシャフトの左右方向一側に後方に向かって延在す
るVベルト自動変速機を収容する伝動ケース部と、クラ
ンクシャフトを収容するクランクケース部を一体に形成
し、かつ平面視、略L字型に形成し、このクランクケー
スの後端部に出力軸を突設し、この略L字型クランクケ
ースのクランクケース部後面と伝動ケース部の車幅方向
内側面および伝動ケース部後端から車幅方向内側に向か
って突設した出力軸により囲まれた凹状空間部にバッテ
リーを搭載し、エンジンの一側に延在するVベルト自動
変速機の他側に位置する上記凹状空間部の上下幅内に上
記バッテリーを配置したことにある。 e. 作用 自動変速機付エンジンが固定されているので、クラン
クケースの側面の凹状空間部にバッテリーを配置するこ
とが可能となる。バッテリーは前後方向、および上下方
向ともクランクケースの前端部、側面、出力軸によって
囲まれているので、車体側部、或いは上下端からバッテ
リーが突出する虞がない。 f. 実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。 第1図および第2図において、1は鞍乗型四輪車の車
体フレームであり、これは先端部をステアリングシャフ
ト2を支持したステアリングヘッド2aに連結した1本の
タンクレールチューブ3と、タンクレールチューブ3の
両側に連結されてエンジン搭載部を形成する一対のサイ
ドメンバ4と、サイドメンバ4の後方に延設されてシー
ト配置部を形成するシートレール5とで構成されてい
る。上記サイドメンバ4は、タンクレールチューブ3の
前方両側から、それぞれ前方斜め下方向に、両側に拡が
るように延設され、先端部を後方に湾曲したフロント部
41と、このフロント部から後方に向けて延設されたロア
部42と、ロア部42の後端部から上方に湾曲されてタンク
レールチューブ3の後端部に連結されたリヤ部43とで構
成されている。サイドメンバ4相互間には、複数のブリ
ッジチューブ6が設けられ、ボックス型の空間が形成さ
れている。シートレール5は、ブリッジチューブ7によ
って補強されている。サイドメンバ4の後端部には、折
曲部にブラケット8が設けられ、このブラケット8にス
イングアーム9の先端部が回動可能に支持されている。
このスイングアーム9は、上端を車体フレーム1に支持
されたショックアブソーバ等の緩衝装置10を介して懸架
されており、かつ後端部で後車軸11を軸支したリヤアク
スルハウジング12を支持している。 13は車体フレーム1の枠内に配置された自動変速機付
エンジンであり、これは車体フレーム1に装着されたブ
ラケット141,142にボルト15を介して固定されている。 この自動変速機付エンジン13は、クランクケース18を
エンジンのクランクシャフト19の左右方向一側に後方に
向かって延在するVベルト自動変速機Tを収容する伝動
ケース部13aと、クランクシャフト19を収容するクラン
クケース部13bを一体に形成し、かつ平面視、略L字型
に形成している。また、自動変速機付エンジン13は、第
3図のように、ピストン16およびシリンダ17と、クラン
クケース18に内蔵されたクランクシャフト19と、このク
ランクシャフト19に設けられたVベルトプーリ20と、こ
のVベルトプーリ20からVベルト21を介して動力を伝達
されるVベルトプーリ22と、このVベルトプーリ22を備
えた中間軸23と、この中間軸23のギヤ23aに噛合するギ
ヤ24aを備えた出力軸24を備えたものである。この出力
軸24には図示しないスプロケットが設けられ、チェーン
25を介して後車軸11のスプロケット26に連繋されてい
る。上記クランクケース18には、クランクシャフト19と
中間軸23との長さの違いから、側面に凹部27が形成され
ており、この凹部27によって形成される空間部Aにバッ
テリー28を配置したものである。すなわち、この略L字
型クランクケース18のクランクケース部13b後面18aと伝
動ケース部13aの車幅方向内側面18bおよび伝動ケース部
後端18cから車幅方向内側に向かって突設した出力軸24
により囲まれた凹状の空間部Aにバッテリー28を搭載
し、エンジンの一側に延在するVベルト自動変速機Tの
他側に位置する上記空間部Aの上下幅内に上記バッテリ
ー28を配置している。このバッテリー28は、エンジン13
の側面にボルト29により共締めされたバッテリーホルダ
30に取付けられている。 31はクランクケース18の上面に配設されたエアクリー
ナであり、アウトレット32を介してシリンダ前方のキャ
ブレタ33に連結されている。 上記構成によると、荷重の大きいエンジン13の側面に
バッテリー28を配置しているので、荷重を車体フレーム
1の枠内に集中させることができる。バッテリー28は、
クランクケース18の前部、側面、および出力軸24によっ
て囲まれた凹状の空間部Aに配置され、クランクケース
18の上下幅内に配置されるので、バッテリー28が車体側
方に突出することがなく、操縦性能の向上を図ることが
できる。 g. 発明の効果 以上述べたように、本発明の鞍乗型車両は、車体フレ
ームの前部と後部に、バルーンタイヤを装着した前車輪
と後車輪を各二輪備え、エンジンの一側にVベルト式自
動変速機を配設した自動変速機付エンジンを上記車体フ
レームの枠内に搭載し、上記車体フレームに回動可能に
支持されたスイングアームの後端部に後車軸を軸支し、
上記車体フレームの上部に上端を装着した緩衝装置の下
端部で上記スイングアームを懸架した鞍乗型車両であっ
て、上記自動変速機付エンジンのクランクケースを平面
視、略L字型に形成し、このクランクケースの後端部に
出力軸を突設し、この略L字型クランクケースの側面と
出力軸により囲まれた凹状空間部にバッテリーを搭載
し、上記凹状空間部の上下幅内に上記バッテリーを配置
することができることから、車体重心位置を低くするこ
とができ、かつ車幅方向に突出することなくバッテリー
を配置できるとともに不整地走行に際して操縦性能の向
上を図ることができる。とくに、自動変速機付エンジン
はVベルト自動変速機を左右方向一側に偏って備えてい
るので、エンジンの左右の重量バランスが一側に偏る。
よって、重量の比較的重いバッテリーをVベルト自動変
速機の他側に配置することで、左右の重量バランスを改
善することができ、操縦性の向上を図ることができる。
また、バッテリーはクランクケースの側面と出力軸によ
り囲まれた凹状空間部に搭載されるので、クランクケー
スの前後方向の長さと上下方向の幅の範囲内にバッテリ
ーが配置されることから、スペースの有効利用が図れる
とともにバッテリーの保護を図ることができる。さら
に、エンジンの側面にバッテリーを搭載してデッドスペ
ースの有効利用が図れ、かつ配線の長さをより短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による鞍乗型車両の一実施
例を概念的に示し、第1図は側面図、第2図は平面図で
ある。第3図は自動変速機付エンジンの一例を示す断面
図、第4図は従来の自動変速機付エンジンを搭載した鞍
乗型車両を示す概念図である。 1……車体フレーム、 9……スイングアーム、 10……緩衝装置、 11……後車軸、 13……自動変速機付エンジン、 28……バッテリー。
例を概念的に示し、第1図は側面図、第2図は平面図で
ある。第3図は自動変速機付エンジンの一例を示す断面
図、第4図は従来の自動変速機付エンジンを搭載した鞍
乗型車両を示す概念図である。 1……車体フレーム、 9……スイングアーム、 10……緩衝装置、 11……後車軸、 13……自動変速機付エンジン、 28……バッテリー。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.車体フレームの前部と後部に、バルーンタイヤを装
着した前車輪と後車輪を各二輪備え、エンジンの一側に
Vベルト式自動変速機を配設した自動変速機付エンジン
を上記車体フレームの枠内に搭載し、上記車体フレーム
に回動可能に支持されたスイングアームの後端部に後車
軸を軸支し、上記車体フレームの上部に上端を装着した
緩衝装置の下端部で上記スイングアームを懸架した鞍乗
型車両であって、上記自動変速機付エンジンのクランク
ケースをエンジンのクランクシャフトの左右方向一側に
後方に向かって延在するVベルト自動変速機を収容する
伝動ケース部と、クランクシャフトを収容するクランク
ケース部を一体に形成し、かつ平面視、略L字型に形成
し、このクランクケースの後端部に出力軸を突設し、こ
の略L字型クランクケースのクランクケース部後面と伝
動ケース部の車幅方向内側面および伝動ケース部後端か
ら車幅方向内側に向かって突設した出力軸により囲まれ
た凹状空間部にバッテリーを搭載し、エンジンの一側に
延在するVベルト自動変速機の他側に位置する上記凹状
空間部の上下幅内に上記バッテリーを配置したことを特
徴とする鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333540A JP2757183B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333540A JP2757183B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 鞍乗型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01172081A JPH01172081A (ja) | 1989-07-06 |
JP2757183B2 true JP2757183B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=18267189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62333540A Expired - Lifetime JP2757183B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757183B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2717834B2 (ja) * | 1989-01-27 | 1998-02-25 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車のバッテリ配設構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61129382A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-17 | スズキ株式会社 | 小型車両の後輪懸架装置 |
JPS6218286U (ja) * | 1985-07-19 | 1987-02-03 | ||
JPS6297891U (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-22 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62333540A patent/JP2757183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01172081A (ja) | 1989-07-06 |
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