JPH0423754Y2 - - Google Patents

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JPH0423754Y2
JPH0423754Y2 JP1984131890U JP13189084U JPH0423754Y2 JP H0423754 Y2 JPH0423754 Y2 JP H0423754Y2 JP 1984131890 U JP1984131890 U JP 1984131890U JP 13189084 U JP13189084 U JP 13189084U JP H0423754 Y2 JPH0423754 Y2 JP H0423754Y2
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動三輪車、特に単一の前輪を操向
可能に支持する前部フレームと、左右一対の後輪
を揺動体を介して上下揺動可能に支持する後部フ
レームとをピボツトジヨイントを介して相互にロ
ーリング可能に連結し、前記後輪及び後部フレー
ム間には懸架ばねを介装し、両後輪間にこれらを
駆動するエンジンを含むパワーユニツトを、また
両後輪の直上に一対のフエンダをそれぞれ配設し
た形式の自動三輪車に関する。
(2) 従来の技術 従来、斯かる形式の自動三輪車においては後部
フレームに荷台を設ける場合、荷台は左右のフエ
ンダ間に箱形に形成される(例えば実公昭53−
5725号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 上記のように左右の両フエンダ間を荷台に形成
すると、フエンダに干渉されて荷台を大きく形成
することが困難である。
そこで本考案は、フエンダに何等干渉されるこ
となく荷受面の広い荷台が得られ、しかもエンジ
ン騒音に対する防音性ならびにエンジン及びマフ
ラの冷却性が良好な前記自動三輪車を提供するす
ることを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、前記形式
の自動三輪車において、パワーユニツト及び両フ
エンダを覆うように略一平面上に延びる荷台と、
前記各フエンダとパワーユニツト間に介入して前
記荷台と共に前方に開口する導風路を画成する一
対の遮蔽板と、前記パワーユニツトの背面を覆う
テールブラケツトとを後部フレームに固着し、エ
ンジンに連なるマフラを、それが前記導風路を横
切るように左右の後輪間において後車軸よりも後
方且つ上方に配設したことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、荷台は左右の両フエンダを
覆うよう略一平面状に形成されるため、その両フ
エンダに何等干渉されることなく広い荷受面が得
られる。しかもその広い荷台は、上下動する後車
輪との干渉を回避すべく比較的高い位置に置かれ
る関係で、該荷台と左右の遮蔽板とで画成される
前記導風路を上下方向に極力広く形成することが
できるため、その広い導風路に多量の冷却風を流
通させてエンジンを効率よく冷却することができ
る。
またエンジン騒音は、これを囲む車体前部、広
い荷台、左右の遮蔽板及びテールブラケツトによ
り遮られ、外部への伝達が防止される。
更に上記導風路を横切るマフラの表面に、該導
風路を流通する前記多量の冷却風を十分に当てる
ことができるため、マフラの冷却を効率よく行う
ことができ、しかも、そのように導風路を横切る
マフラを、後車軸やパワーユニツトとの干渉を回
避しつつ荷台より極力離間させることができるか
ら、マフラからの熱が荷台へ伝わるのを極力抑え
ることができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1、第2及び第4図において、自動
三輪車1の車体Bは、単一の前輪Wfを操向可能
に支持する前部フレームFfと、左右一対の後輪
Wr,Wrを懸架する後部フレームFrとを有し、両
フレームFr,FrはピボツトジヨイントJを介し
て相互にローリング可能に連結される。
前部フレームFf上に形成されたフロア2の後
部にはサドル台3が立設され、その上面にサドル
4が装着される。
後部フレームFrには、リヤフオーク5が上下
揺動自在に軸支6されると共に、後部フレーム
Frとリヤフオーク5との間に左右一対の懸架ば
ね7,7が介装される。
リヤフオーク5にはエンジン8を含むパワーユ
ニツトPが搭載され、パワーユニツトPの左右両
側方に突出する出力軸Paの両端に後輪Wr,Wr
がそれぞれ装着される。
第1図ないし第4図に示すように、後輪Wr,
Wrの直上にはそれらを覆う一対の合成樹脂製フ
エンダ9,9が配設され、各フエンダ9,9はそ
の前後両端部でボルト10,10により後部フレ
ームFrに固着される。各フエンダ9には、その
前面からサドル台3の直後まで延びる導風板9a
が一体に形成されている。
各フエンダ9の内側面には、該フエンダ9とパ
ワーユニツトPとの間に介入する合成樹脂製の遮
蔽板11が複数本のビス12により固着され、そ
の遮蔽板11の内面にはグラスウールよりなる吸
音マツト13が重合結着される。この結着は、遮
蔽板11の内面に突設されたピン14を吸音マツ
ト13に貫通し、そのピン14の先端に係止環1
5を係止することにより行われる。
後部フレームFrの上面には、パワーユニツト
P、左右の両フエンダ9,9、及び両導風板9
a,9aを覆うように略一平面上に延びる鋼板製
の荷台16が複数本のボルト17,17…により
固着され、その荷台16の裏面にも、グラスウー
ル製の吸音マツト18が重合結着される。その結
着は、荷台16の裏面に溶接されたフツク片19
を吸音マツト18に貫通させ、その先端を折り曲
げることにより行われる(第5図参照)。
而して、荷台16は、第5図及び第6図に示す
ように、左右の導風板9a,9aと協働して、サ
ドル台3の直後に開口する冷却風導入口20を画
成し、また左右の遮蔽板11,11と協働して冷
却風導入口20に連なる導風路21を画成する。
荷台16には、その前端部上面に保護壁板22
が立設され、また保護壁板22の後方に点検窓2
3が開口され、その点検窓23に対応して吸音マ
ツト18に透孔24が設けられる。これら点検窓
23及び透孔24を通してパワーユニツトPの点
検、調整が行われるもので、点検窓23は通常、
蓋板25によつて閉鎖される。パワーユニツトP
の整備は、荷台16を取外すことにより容易に行
うことができる。
前記導風路21には、エンジン8から延びる排
気管に介装した円筒状のマフラMが配設されてお
り、このマフラMは、それが前記導風路21を横
切るように左右の後輪Wr,Wr間において後車軸
としての前記出力軸Paよりも後方且つ上方に設
置されている。このようなマフラMの配置によれ
ば、導風路21を横切るマフラMの表面に、該導
風路21を流通する多量の冷却風を効率よく当て
ることができて、マフラMに対する冷却性能が向
上し、マフラMの過熱防止に有効である。しか
も、そのように導風路21を横切るマフラMを、
前記出力軸PaやパワーユニツトPとの干渉を回
避しつつ荷台15より極力離間させることができ
るから、マフラから発生した熱の荷台15への影
響が極力抑えられる。
また後部フレームFrの後端には、パワーユニ
ツトPの背面を覆うテールブラケツト26が複数
本のボルト27,27により固着され、そのテー
ルブラケツト26の左右両端部は両フエンダ9,
9の各後端にビス28,28により結着される。
したがつて両フエンダ9,9はテールブラケツト
26を介して互いに連結される。
テールブラケツト26の裏面にも吸音マツト2
9が重合接着される。
テールブラケツト26の後面には、上部中央に
テールランプ30、その左右両側のウインカラン
プ31,31が取付けられ、下部にはナンバプレ
ート取付面32が形成される。
尚、第5図中33は燃料タンクを示す。
次にこの実施例の作用を説明すると、荷台16
は、両フエンダ9、9を覆うように略一平面上に
形成されているので、荷受面が広く、大量の荷物
の載置が可能である。
パワーユニツトPは、サドル台3、遮蔽板1
1,11、荷台16及びテールブラケツト26に
より前後、左右及び上方の5面を覆われるので、
エンジン8が運転中に発する騒音は遮られ、外部
への伝達が防止される。特に図示例のように遮蔽
板11、荷台16及びテールブラケツト26にそ
れぞれ吸音マツト13,18,29を裏張りする
場合には防音効果が一層顕著となる。
パワーユニツトPの作動により後輪Wr,Wrを
駆動して自動三輪車1を走行させれば、サドル台
3の後方へ回り込んだ走行風は、第5図矢印aの
ように冷却風導入口20から導風路21に進入
し、導風路21に配置されたパワーユニツトPを
冷却した後、同図矢印bのようにテールブラケツ
ト26の下方を通つて後方へ流出していく。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、パワーユニツト
及び両フエンダを覆うように略一平面上に延びる
荷台と、各フエンダとパワーユニツト間に介入し
て荷台と共に前方に開口する導風路を画成する一
対の遮蔽板と、パワーユニツトの背面を覆うテー
ルブラケツトとを後部フレームに固着したので、
左右フエンダに何等干渉されることなく荷受面の
広い荷台を構成することができ、しかもその広い
荷台は、上下動する後車輪との干渉を回避すべく
比較的高い位置に置かれることから、該荷台と左
右の遮蔽板とで画成される前記導風路を上下方向
に極力広く形成することができ、従つてその広い
導風路に多量の冷却風を流通させることができて
エンジンを効率よく冷やすことができ、またエン
ジン騒音に対する防音効果を広い荷台、左右の遮
蔽板及びテールブラケツトにより有効に発揮する
ことができる。
更にエンジンに連なるマフラを、それが前記導
風路を横切るように左右の後輪間において後車軸
よりも後方且つ上方に配設したので、導風路を横
切るマフラの表面に、該導風路を流通する前記多
量の冷却風を十分に当てることができて、マフラ
の冷却を効率よく行うことができ、マフラの過熱
防止に有効である。しかも、そのように導風路を
横切るマフラを、後車軸やパワーユニツトとの干
渉を回避しつつ荷台より極力離間させることがで
きるから、前述のマフラ過熱防止効果と相俟つ
て、マフラからの熱の荷台への影響を極力少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案自動三輪車の一実施例を示すもの
で、第1図は自動三輪車の側面図、第2図は同平
面図、第3図は同背面図、第4図は要部の分解斜
視図、第5図は第2図の−線拡大断面図、第
6図は第5図の車幅−線断面図である。 B……車体、Ff……前部フレーム、Fr……後
部フレーム、J……ピボツトジヨイント、M……
マフラ、P……パワーユニツト、Wf……前輪、
Wr……後輪、1……自動三輪車、5……揺動体
としてのリヤフオーク、7……懸架ばね、9……
フエンダ、11……遮蔽板、16……荷台、21
……導風路、26……テールブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単一の前輪Wfを操向可能に支持する前部フレ
    ームFfと、左右一対の後輪Wrを揺動体5を介し
    て上下揺動可能に支持する後部フレームFrとを
    ピボツトジヨイントJを介して相互にローリング
    可能に連結し、前記後輪Wr及び後部フレームFr
    間には懸架ばね7を介装し、両後輪Wr間にこれ
    らを駆動するエンジン8を含むパワーユニツトP
    を、また両後輪Wrの直上に一対のフエンダ9を
    それぞれ配設した自動三輪車において、前記パワ
    ーユニツトP及び両フエンダ9を覆うように略一
    平面上に延びる荷台16と、前記各フエンダ9と
    パワーユニツトP間に介入して前記荷台16と共
    に前方に開口する導風路21を画成する一対の遮
    蔽板11と、前記パワーユニツトPの背面を覆う
    テールブラケツト26とを後部フレームFfに固
    着して、前記エンジン8に連なるマフラMを、そ
    れが前記導風路21を横切るように左右の後輪
    Wr間において後車軸Paよりも後方且つ上方に配
    設したことを特徴とする自動三輪車。
JP1984131890U 1984-08-30 1984-08-30 Expired JPH0423754Y2 (ja)

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JPS6159189U JPS6159189U (ja) 1986-04-21
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