JPS6013798B2 - 自動クラッチ装置付回転締付工具 - Google Patents

自動クラッチ装置付回転締付工具

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JPS6013798B2
JPS6013798B2 JP52081381A JP8138177A JPS6013798B2 JP S6013798 B2 JPS6013798 B2 JP S6013798B2 JP 52081381 A JP52081381 A JP 52081381A JP 8138177 A JP8138177 A JP 8138177A JP S6013798 B2 JPS6013798 B2 JP S6013798B2
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sleeve
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/147Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for electrically operated wrenches or screwdrivers

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動クラッチ装置を備える回転縦付工具に
関するものであって、一層詳細には回転締付工具、例え
ば電動ドライバーを使用して被緊締物、例えば、ボルト
の締付を行うに際し、締付完了の直前にボルト頭部に伝
達される緒付トルクの総量から有害な慣性トルクだけを
除去し、モータ騒動源から得られる純然たる回転トルク
だけをボルトに加え、この回転トルクの最大値に等しい
反対方向のトルクによって自動クラッチ装置を作動させ
て動力伝達を瞬時に遮断し、被緊締物に過大な締付トル
クが加わるのを防止すると共に不快な反動が作業者に伝
達されるのを阻止することのできる回転締付工具に関す
るものである。
電動モータを動力源としてドライバー本体の把持ケース
内に収納し、このモータの出力を遊星減速機構を介して
駆動軸に伝達するよう構成した電動バラィバーが現在広
く普及している。
従来、この種の電動ドライバーを使用してボルト等の締
付作業を行う場合、ボルトの続付が進行して最終続付完
了に達する直前に於いてボルトに加わる締付トルクの総
量は、減速装置を介して増強されたモータ出力と、モー
タに内装されるロータおよび減速装置に収納された回転
部材の回転により前記モータ出力に付加される慣性トル
クとの総和であると考えてよい。この場合、モータの純
然たる回転トルクは常に一定であるが、この回転トルク
に付加蓄積される慣性トルクは回転物体の質量、回転速
度および回転時間等の種々のファクターによりその強弱
が左右され、更にボルト蝿着用のねじ孔の形状寸法、材
質の硬軟等によって複雑な変化を余儀なくされる。この
慣性トルクは回転速度の自乗値に比例して大きく変化す
るから、各作業対象における慣性量を予知することは極
めて困難であり、このためモータ出力に見合う耐久力を
持ったトルク制御手段を講じておいても、予期以上の過
大な締付トルクがボルト頭部に放出され、ボルト折損そ
の他締付部の損傷を惹起する虜れがある。このため、一
定のトルク値を上限として緒付を行う場合に、モータ出
力に付加される不安定な慣性トルクを除去乃至極力減殺
して、純然たるモ−タ出力あるいはそれに近いトルクだ
けが得られるようにすれば、一層正確なトルク制御が達
成されることになる。そこで、発明者は鋭意研究試作を
行った結果、ボルト締付の完了直前または完了時におい
て、締付トルクの相当部分を、例えば、静止物体を始動
させるためのェネルギに変換させれば、これにより有害
な慣性トルクは有効に吸収されることに着眼するに到っ
た。
そこで、始動ェネルギを吸収させるための静止物体とし
て、遊星減速機構中に組込まれるインターナルギャを設
けたギヤドラムを応用すれば好適であることが判った。
すなわち、モータ軸に固着したピニオンギャから動力伝
達を受けて自転しつつ公転する遊星ギャとこの遊星ギヤ
に外接してこれに公転軌道を付与する前記インターナル
ギャを設けたギャドラムとからなり、前記ギャドラムの
一側部を閉塞してその外側にクラッチ面を形成すると共
に軸受を設け、このギャドラムを円筒ケーシング内に回
転自在に収納し、前記円筒ケ−シソグの一端部に前記ク
ラッチ面と弾力的に係合するクラッチ部村を設けること
により、次の作用が好適に得られるものである。■ ボ
ルトの締付作業時において、ボルトが緒付対象物中にね
じ込まれつつある間は、抵抗は比較的軽微であるためギ
ャドラムはクラッチ部村による係止作用下に円筒ケーシ
ングに固定され、従って動力はモータからドライバビッ
トに伝達されるが、■ ボルト締付が進行して最終段階
に近づくとボルトの回動は強力な抵抗による抑制力に遭
遇し、一連の遊星ギャを介してギャドラムに加わってい
た反対トルクも急速に増大するに到る。
すなわち、この反対トルクはギャドラムをピニオンギャ
の回転方向と反対の方向に回転させる力となり、遂には
前記クラッチ部村によるギャドラムの係止力を克服し、
このためギャドラムはケーシング内で空転することにな
る。すなわち、ギャドラムは円筒ケーシングに対する固
定支持を解かれてケーシング内を空転することにより、
遊星減速機構内でのモータ出力を伝達は直ちに中断され
る。■ この場合、前記ギヤドラムに加わる反対トルク
がギャドラムの空転を始動する瞬間において、一連の回
転部における回転物体に蓄積された慣性トルクは、それ
まで静止状態を保持していたギャドラム(これはそれ自
体相当の質量を有する)を始動するに必要なェネルギと
して有効に変換される。
ギャドラムの始動後は、持続的に到来するモータの純然
たる出力及び始動ェネルギに変換し尽されたかった残余
の慣性トルクとにより、クラッチ部材の麓性押圧力に抗
してギャドラムの回転を継続する。このため純然たるモ
ー夕出力によってのみボルトの最終締付が達成され、ボ
ルト頭部の折損や締付対象物の損傷が回避されると共に
反動が解消される。従って、本発明の目的は、ボルト等
の締付が完了する直前において、モータの純然たる出力
に付加された有害な慣性トルクを除去乃至減殺し、規定
の締付トルクに達した際に瞬時に出力伝達を遮断し得る
ように構成した自動クラッチ装置付回転締付工具を提供
するにある。前記目的を達成するため、本発明において
は、一端部に閉鎖された円筒状ケーシングと、このケー
シソグに磯支されて外方へ延在する出力軸と、前記ケー
シング内に装着される駆動軸を備えたモータと、前記駆
動軸と出力軸とを連結する自動クラッチ制御を行う遊星
歯車機構とを備え、この遊星歯車機構はインターナルギ
ャを有し前記ケーシング内に回転可能に設けられたギャ
ドラムと前記インターナルギャに噛合する複数の遊星ギ
ャとからなり、前記遊星ギャを出力軸の円盤支持体に支
持すると共に駆動軸のピニオンギャに噛合し、前記ギャ
ドラムの一側部を閉塞してその外側に弾力係合クラッチ
手段を設け、所定レベル以下のトルクに際し前記ギヤド
ラムをケーシングに対し静止状態に保持すると共に所定
レベル以上のトルクに際し前記ギャドラムをケーシング
に対し相対的に回転し得るよう緩成することを特徴とす
る。
次に、本発明に係る回転締付工具、例えば、電動ドライ
バーの空転クラッチ装置につき、好適な実施例を挙げて
締付図面を参照しながら以下詳細に説明する。第1図は
、本発明を実施する電動ドライバーの外観斜視状態を示
すものであって、参照符号10で示す電動ドライバー本
体は、モータを内蔵する把持部12、減速装置を収納す
る円筒状ケーシング14、裁頭円錐状のスリーブカバー
16およびスリーブ押圧弾力調整用キャップ18から基
本的に構成されている。
なお、このキャップ18は、ドライバービット20の着
脱用チャック22(第2図参照)を覆う化粧カバーも兼
ねている。キャップ18、スリーブカバー16およびス
リーブ(後述)をケーシング14から順次取外した状態
を第2図に示す。第2図に示すケーシング14には、チ
ャック22が麹装されており、このチャック22を、ケ
ーシング14に収納される減速装置の出力軸36から取
外した状態を第3図に示す。ケーシング14内には、第
4図および第5図に示すように減速装置26が収納され
ており、この減速装置26は、噛合歯すなわちインター
ナルギャを周設したギヤドラム28とこのギャドラム2
8の内歯と噛合して公転しつつ自転する遊星歯車30と
から構成される。この遊星歯車30は、円盤32に仮想
配置した正三角形の各頂点位置に軸34を介して回転自
在に計3個枢着され、前記円盤32は出力軸36の一端
部に固着される。この3個の遊星歯車301こは、モー
タ軸38に固着したピニオンギャ40が噛合しており、
また前記出力軸36は、ケーシング14に一体的に形成
した軸受部42に回転自在に挿通軸支されている。従っ
て、このギヤドラム28がケーシング14に対して固定
されている限り、モータ44の回転はピニオンギャ40
→遊星歯車30→ギャドラム28を経て出力軸36に伝
達される。すなわち、この場合は減速装置そのものとし
て好適に作動する。本発明においては、ギャドラム28
はその外部直径をケーシング14の内部直径よりも若干
小さめに設定された状態でケーシング14内に回転自在
に鉄合されている。このギヤドラム28がケーシング1
4内において円滑に回転するのを補助する目的で、この
ギヤドラム28の外周には数条の溝部46を穿設してこ
のギャドラム28の外周がケーシング14の内面と摺擬
する接触面積を極力小さくしておくのが好ましい(第6
図参照)。第6図から良好に判明するように、ギヤドラ
ム28の一端面には中心軸において交差する2本の逆シ
グモィド曲線状の溝部48を削切してこれをクラッチ面
としておく。なお、この溝部48は後述するようにクラ
ッチ溝として作用し、その幅は、後述する鋼球の一側部
を鉄合させるに充分な寸法に設定しておく必要がある。
また、このギヤドラム28の反対側面にはその周端緑部
に沿って環状溝50を周設しておく(第7図参照)。
この環状溝501こは、後述する如く多数の鋼球が配設
されて、ギャドラム28‘こ加わるスラスト荷重および
ラジアル荷重を支持する。なお、ギャドラム28は重量
のある金属を材質とし、かつドラム円周から内歯に至る
肉厚は充分大きく設定して大きな質量をもたせるのが好
ましい。次に、ケーシング14の円形底面には、複数の
通孔52を穿設し(本実施例では、4つの通孔が穿設さ
れている)、この通孔52の穿設位置は、第5図に示す
粗上り状態においてギャドラム28のクラッチ面に設け
た溝部48に何れも対応するように設定しておくと共に
、鋼球54の球径はケーシング14の円板状底部の厚み
寸法(すなわち、通孔52の深さ寸法)と溝部48の最
大深さ寸法との合計に略一致するものを選定する。
このように通孔52に収納した鋼球54が脱落するのを
防止すると共に鋼球54を溝部481こ強制的に押付け
る目的で、スリーブ56を軸受部42の外周に挿通し、
このスリーブ56に延設したフランジ58により通孔5
2を完全に、または部分的に閉塞する。このスリーブ5
6をケーシング14に対し所定位置に位置付けるため、
スリーブカバー16をこのスリーブ56に被せて、これ
をケーシング14にねじ止等の公知の手段により固着す
る。この場合、スリーブ56の端部は、第4図に示すよ
うにスリーブカバー16の収束端面から延出させ、また
フランジ58はスリーブカバー16の反対端部に設けた
環状溝60中に遊隙的に収容されている。すなわち、ス
リーブ56は、スリ−ブカバー16内に軸万向の遊びを
もって存在している。このスリーブカバー16には、キ
ヤツプ28がねじ込接続されるが、キャップ18内には
第2図および第4図に示すようにコイルスプリング62
とこれにより鞠線方向外方に押圧されるリング部材64
が収納されている。従って、第4図に示すようにキャッ
プ18をスリーブカバー16にねじ込めば、スリーブカ
バー16の端面から延出しているスリーブ56は、その
端部においてリング部材64と接触し、コイルスプリン
グ62の弾力作用下にスリーブ56は矢印方向(第4図
)に強制的に押圧されることが諒解されよう。すなわち
、スリーブ56のフランジ58は鋼球54を通孔52内
に保持すると共に鋼球の一側部をギャドラム28のクラ
ッチ面に設けた溝部48内に強制的に鉄合させている。
このため、ギャドラム28は溝部48に鉄合した鋼球5
4によりケーシング14に対して固定保持され、従って
ピニオンギャ40の回転は減速増強されて出力軸36に
直接伝達される。すなわち、装置26は減速装置として
有効に作用する。いま、この状態でボルトの綿付作業を
遂行すると、ボルトが被緊締物に回転螺入しつつあると
きは出力は出力軸36に伝達されるが、ボルトの緒付が
完了してボルトの回動が瞬時に停止すると、反対負荷が
ドライバービット20→出力軸36→円盤32→遊星歯
車30→ギャドラム28→鋼球54→ケーシング14の
順で伝達される。
この反対負荷が所定のモーメントを超過すると、ギャド
ラム28の溝部48は、鋼球54を前記スプリング62
の弾力作用に抗して反対方向に押圧し、遂にはスプリン
グ弾力を克服するに至る。すなわち、鋼球54を押えて
いるスリーブ56は逆方向に若干後退し、このため溝部
48は鋼球54を強制的に乗り超えて、次の別の鋼球5
4をその溝部48中に鉄合させ、またこの鋼球を乗り越
える動作を連続する。結局、ギャドラム28は、ケーシ
ング14に対する固定を解かれてケーシング14内を回
転し、従ってピニオンギャ40からの動力はここにおい
て遮断され、出力軸36は回転を停止する。結局、装置
26はこの場合クラッチとして作用する。なお、ギヤド
ラム28がケーシング14内において回転する際の摩擦
損失を極小にするため、第5図に示すように円筒状部材
66をケーシング14内に挿入固定し、前記環状溝50
とこの円筒状部材66との間に多数の鋼球68を環状に
配列し、ギヤドラム28に加わるスラスト荷重およびラ
ジアル荷重を支持するように構成しておけば好適である
。このように、所定の反対トルクに出力軸36が遭遇す
ると、先ず相当大きな速度で回転していた円盤32は強
制的に減速され、ピニオンギャ40の回転が遊星ギヤ3
0を介してギャドラム28を反対方向に回動させるべ〈
作用する。このとき一連の回転部村の回転に伴い蓄積さ
れていた慣性トルクは、それまでクラッチ部材により係
止されて静止状態を保持していたギャドラム28の始動
ェネルギとして有効に変換され、更に残余の慣性トルク
は引続き供給されるモータ出力との総和によってコイル
スプリング62を緊縮させてギャドラム28を空転させ
る。しかもギヤドラム28は極めて軽くケーシング14
内を回転するようになされているので、反対トルクだけ
に正確に応答する厳密なトルク管理が達成される。しか
も、モータは依然回転を正常状態で継続しているので過
負荷が加わる・漠れは全くなく、反トルクはギャドラム
28を空転させる力として解消されるので操作者に反動
は殆んど加わらず、被労を少くして作業能率を大幅に向
上することができる。なお、どの程度の反対トルクに遭
遇したときギャドラム28を空転させるか、の選択的な
トルク調整は、第4図に示すキャップ18を回転させて
内蔵スプリング62の押圧弾力を調節することによって
達成可能である。
このときは、第1図に示すようにキャップ18に目盛を
付し、スリーブカバー16に指示線を付しておけば、反
対トルクの直線ができて便利である。更に、溝部48は
、第8図に示すようにその断面において放物線状の傾斜
を付することにより、この溝部の深部に鉄合した鋼球5
4は、ギャドラム28が矢印A方向に力が加わるときは
この溝部48を乗り越えることが困難であり、また矢印
B方向に力が加わるときは容易に乗り越えることができ
る。
従って、矢印A方向はドライバーの逆転方向、矢印B方
向はドライバ−の正転方向としておけば、ドライバー逆
転時には過大な軸トルクが加わってもクラッチとして作
用しないので好適である。なお、本発明に係るクラッチ
装置における出力軸トルクとクラッチ部材に加わる押圧
外力との関係について数行すれば、次の通りである。す
なわち、第4図において、ピニオンギャ40と遊星ギャ
30との直径および歯数が等しいものを選定した場合、
ピニオンギヤ40からのモータ入力と出力軸36に現わ
れる出力との比は1:4である。今、ギャドラム28は
円筒ケーシング14に対して回動自在に配設されている
から、遊星ギャ30を枢支した円盤32を外力をもって
強制的に制動してやると、ピニオンギャ401こ加わる
入力はギャドラム28を回動(回転方向は逆)しようと
する出力として遊星ギャ301こ現われこのときの入力
:出力の比は1:3となる。従って、ピニオンギャ4川
こ1の入力が働く場合、円盤32には4の出力となって
現われるのに対し、ギャドラム28では3の出力となっ
て現われ、これで互に釣合うことになる。すなわち、ギ
ヤドラム28の回動を3の外力で制動している場合には
、円盤32に4の対抗外力が作用する迄ギャドラム28
は有効に制動されるが、円盤32に加わる外力が4を超
過すると、ギャドラム28はその制動力に打克つて回動
することになる。換言すれば、ギャドラム28に3の制
動力を与えておけば円盤側の出力が4となるまで回転力
を伝達させることができることになる。そこで、ギャド
ラム28を制動する力、すなわちクラッチ部材54に加
わるコイルスプリング62の弾力は、円盤32、すなわ
ちこれに直結する出力軸36に加わる反対トルク3′4
で足りることになる。このようにコイルスプリング62
の弾力が比較的小さく設定し得るということは、感度が
向上してクラッチの切れが極めて鉄敏になると共に、ク
ラッチ部村およびクラッチ面に加わる押圧力が小さく済
むためクラッチ機構の精度を長期に亘つて安定に維持し
得る等の多くの利点を生ずるものである。以上、本発明
に係るクラッチ装置につき、電動ドライバーを例に挙げ
て種々説明したが、回転締付工具であれば、その他エア
ードライバー等にも好適に応用でき、発明の精神を逸脱
しない範囲内で多くの改良変更をなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るクラッチ装置を組込んだ電動稀
付工具の好適な実施例としての電動ドライバーの斜視図
、第2図は電動ドライバーのケーシング本体からスリー
ブを取外した状態を示す分解図、第3図はクラッチ装置
を兼ねる減速装置の出力軸からチャックを取外した状態
を示す分解図、第4図は本発明に係るクラッチ装置の断
面図、第5図は第4図に示すクラッチ装置の要部断面図
、第6図は本発明に係るクラッチ装置に使用するギャド
ラムのクラッチ面を示す斜視図、第7図は第6図に示す
ギャドラムの反対側部の状態を示す斜視図、第8図は第
6図に示すギヤドラムのクラッチ面に形成された溝部の
好適な穿設例の側面図である。 10・・・電動ドライバー、12・・・把持部、14・
・・円筒状ケーシング、16・・・スリーブカバ−、1
8…キヤツプ、20…ドライ/ゞ−ビット、22…チャ
ック、26・・・減速装置、28・・・ギャドラム、3
0…遊星歯車、32・・・円盤、34…軸、36・・・
出力軸、38・・・モータ軸、40・・・ピニオンギャ
、42・・・軸受部、44・・・モータ、46・・・環
状溝部、48・・・溝部、50・・・環状切欠溝、52
・・・通孔、54・・・鋼球、56・・・スリーブ、5
8・・・フランジ、60・・・環状溝、62・・・コイ
ルスプリング、64・・・リング部材、66・・・円筒
状部材、68・・・鋼球。 FIG.IFIG.2 FIG.3 FIG.ム FIG.5 FIG.6 FIG.7 FIG.7 FIG.8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端部に閉鎖された円筒状ケーシングと、このケー
    シングに軸支されて外方へ延在する出力軸と、前記ケー
    シング内に装着される駆動軸を備えたモータと、前記駆
    動軸と出力軸とを連結する自動クラツチ制御を行う遊星
    歯車機構とを備え、この遊星歯車機構はインターナルギ
    ヤを有し前記ケーシング内に回転可能に設けられたギヤ
    ドラムと前記インターナルギヤに噛合する複数の遊星ギ
    ヤとからなり、前記遊星ギヤを出力軸の円盤支持体に支
    持すると共に駆動軸のピニオンギヤに噛合し、前記ギヤ
    ドラムの一側部を閉塞してその外側に弾力係合クラツチ
    手段を設け、所定レベル以下のトルクに際し前記ギヤド
    ラムをケーシングに対し静止状態に保持すると共に所定
    レベル以上のトルクに際し前記ギヤドラムをケーシング
    に対し相対的に回転し得るよう構成することを特徴とす
    る自動クラツチ装置付回転締付工具。 2 特許請求の範囲第1項記載の回転締付工具において
    、クラツチ手段は、ギヤドラムとケーシングの閉鎖端部
    との対向面に装着される鋼球である自動クラツチ装置付
    回転締付工具。 3 特許請求の範囲第1項記載の回転締付工具において
    、クラツチ手段を弾力的に係合させる手段は、フランジ
    付スリーブと、このスリーブのスリーブカバーと、スリ
    ーブカバーに進退自在に螺着したキヤツプとを備え、前
    記キヤツプ内に前記フランジ付スリーブを弾力的に押圧
    するコイルスプリングを装着してなる自動クラツチ装置
    付回転締付工具。
JP52081381A 1977-07-07 1977-07-07 自動クラッチ装置付回転締付工具 Expired JPS6013798B2 (ja)

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