JPS6221378Y2 - - Google Patents

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JPS6221378Y2
JPS6221378Y2 JP1984037309U JP3730984U JPS6221378Y2 JP S6221378 Y2 JPS6221378 Y2 JP S6221378Y2 JP 1984037309 U JP1984037309 U JP 1984037309U JP 3730984 U JP3730984 U JP 3730984U JP S6221378 Y2 JPS6221378 Y2 JP S6221378Y2
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gear
main
shaft
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shaft rod
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JP1984037309U
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JPS59163409U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は比較的口径の大きな孔を、鋼材、ア
ルミ材等の金属材をはじめ各種材質に、原則とし
て手動により穿孔することができる携帯式穿孔装
置の改良に関するものである。
従来より一般に、大口径孔の穿孔作業に使用さ
れる穿孔装置としては、コアドリル、油圧パンチ
ヤー等があるが、それらは電動機、油圧シリンダ
等の駆動装置が必要であり、またそのための電力
源や油圧源を必要とする等、装置全体が大がかり
となり、また作業者は数人を要し、特に遠隔地や
高所での穿孔作業には不向きであつた。
更に、従来より携帯式穿孔装置として実公昭42
−2077号公報に記載の構造のものが提案されてい
るが、この装置は穿孔工具を回転させると同時に
送りを与えるための螺杆が装置本体を貫通して配
装されており、該螺杆の上端部および下端が本体
よりそれぞれ突出しているので、作業時に衣服を
捲き込むおそれがあつて、取扱いに注意を要する
と共に、前記螺杆の突出部分に切粉やごみが付着
し、ねじ部を損傷しやすいほか、全体構造が複雑
で重量が重く、製造コストが高価である等の欠点
があつた。
ところで、本出願人は携帯が可能で、通常手動
により作業者一人で大口径孔の穿孔作業ができる
穿孔装置を考案して、既に出願し公開(実開昭55
−175013)されているが、この穿孔装置は、その
先端に装着した穿孔工具を通常、手動により回転
させながら、同時に微定速で前方送りさせて、鋼
材等の被穿孔体に大口径孔を穿孔するように構成
しているが、穿孔工具の回転と同時送りとを遊星
歯車機構を介して行なつているので、多数の歯車
が必要で構造が複雑になり、重量もかなり重く、
コストも非常に高いものになつていた。
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、手
動操作により正確かつ円滑な穿孔作業が可能であ
り、しかも前記した従来の装置や先願の装置に比
べて構造が簡単で軽量化を図れ、作業性に優れ、
製造コストも安い等の利点をもつ携帯式穿孔装置
を提供することを目的としている。
以下、この考案の第1実施例を第1図〜第3図
に基いて説明する。
1は上下両端に開口した筒状ケーシング、2は
ケーシング1内に回動自在に配装される主動ギヤ
で、このギヤ2上端にラチエツトハンドル等の回
転駆動機構3との連結部4を設け、また、その下
端には、外周面をスプラインキー6面に形成した
軸杆5を下向きに延設している。
7は従動ギヤで、その外径は前記主動ギヤ2に
等しく、かつ歯数は主動ギヤ2よりもわずかに多
く、例えば主動ギヤの歯数を40枚にし、従動ギヤ
の歯数は41枚にしてある。
そして、この従動ギヤ7は主動ギヤ2の下方に
軸心を一致させて回動自在に配装され、その下端
には前記軸杆5を同心円状に囲繞し、かつ内周面
の長手方向に亘りねじ9を形成した筒筐8を下向
きに延設している。
10は下端に穿孔工具Aを取着するソケツト軸
で、その上部は上端を開口した筒状体に形成し、
その上端には前記軸杆5と筒筐8の間隙内におい
て移動自在で内周面を前記軸杆のスプラインキー
6と係合するスプライン溝12に、また外周面を
前記筒筐のねじ9と螺合可能なねじ13に形成し
た環状連係部11を設け、このソケツト軸10の
下部は前記ケーシング1の下端開口より出入自在
に、かつ回動自在に配装される。
そして、穿孔工具Aは下端を開口した円筒体の
下端に多数の穿孔刃を形成した構造からなり、ソ
ケツト軸10の下端接続部14に、ねじ結合等に
より装着するようになつている。15はソケツト
軸10の下端より出入自在に配装した穿孔工具A
の位置決め用センターピンで、ピン15はスプリ
ング16により下方に附勢されている。
17,18は内周面の一端部をスプライン溝1
7′,18′に形成した同一の中間ギヤで、ケーシ
ング1内に回動自在に配装され、外周面の中間部
にスプラインキー19′を形成した共通のクラツ
チ支軸19に両ギヤ17,18を二段に嵌挿して
一方17を主動ギヤ2に、他方18を従動ギヤ7
に噛合させ、両ギヤ17,18は常態でスプライ
ン係合によりクラツチ支軸19と一体回転するよ
うになつている。
また、クラツチ支軸19の下部には上下二段に
環状溝20,21を形成してあり、常態で下方の
環状溝21にケーシング1に配備したスプリング
ボール22の一部が嵌入して定位置に保持してい
るが、クラツチ支軸19をケーシング1から下方
に引き出して上方の環状溝20にボール22を嵌
入させると、上方の中間ギヤ17とクラツチ支軸
19とのスプライン係合が解除し、中間ギヤ17
はクラツチ支軸19に対して空転状態となる一
方、クラツチ支軸19のスプラインキー19′
は、ケーシング1に固設した停止部材23に係合
してクラツチ支軸19は下方の中間ギヤ18とと
もに回転が阻止されるようになつている。
24は略コ字型クランプ枠で、このクランプ枠
24の上端部に前記ケーシング1の下端部を止具
25により装着すると共に、ケーシング1に相対
向して受座26をクランプ枠24の下端部に、ね
じ杆27により軸方向に移動自在に配装する。ま
た、クランプ枠24の上端部には、前記ソケツト
軸10下端の穿孔工具Aより離間して前後に二股
の支持枠28を張出し、支持枠28の下端より下
向きにそれぞれ押ねじ29を突設して、押ねじ2
9と受座26を相接近させることにより被穿孔体
Bをクランプ枠24に挟持固定できるようにして
いる。
次に上記実施例の穿孔装置についてその使用態
様を説明する。
まず、ソケツト軸10の下端に穿孔工具Aを装
着した後、被穿孔体Bをその穿孔位置の中心がセ
ンターピン15の直下にくるように調整して受座
26と押ねじ29とを相接近させて挟持固定す
る。
それから、ラチエツトハンドル3を主動ギヤ2
の連結部4に連結して、ハンドル3により主動ギ
ヤ2の回転を開始すると、主動ギヤ2とスプライ
ン係合しているソケツト軸10が共回りし、また
中間ギヤ17,18を介して噛合している従動ギ
ヤ7も同時に回転を始める。
ところが、従動ギヤ7は主動ギヤ2に比べて歯
数を1枚多くしてあるので、従動ギヤ7の回転速
度が遅れるため(主動ギヤ1回転に対し1/40回
転)、逆に主動ギヤ2と共回りするソケツト軸1
0の回転は従動ギヤ7よりも速くなつて、連係部
と筒筐とのねじ9,13に沿つてソケツト軸10
は従動ギヤ7及び主動ギヤ2から引き出されてい
く。
ここで、前記主動ギヤ2の歯数は40枚、従動ギ
ヤ7の歯数は41枚に、また、筒筐8及び連係部1
1のねじピツチは2mmにしたとすると、主動ギヤ
2が41回転した時、従動ギヤ7が40回転し、ソケ
ツト軸10は2mm送られることになるから、ソケ
ツト軸10の送りはハンドル3の1回転当り約5/
100mmとなる。
なお、上記数値は限定するものではなく、適宜
設定すればよいが、主動ギヤ2と従動ギヤ7は、
外径を等しくした上で、それぞれ同一の中間ギヤ
17若しくは18と噛合可能な範囲内で、歯数を
異ならせる関係上、両ギヤの歯数の差は1〜数枚
が適当である。
このようにして、作業者がハンドル3の回転を
継続すれば、穿孔工具Aは回転と同時に被穿孔体
Bに向けて送り出され、被穿孔体Bに穿孔作業が
遂行され、目的の大口径孔Cが得られる。また、
被穿孔体Bが金属材の場合には、穿孔作業の際、
冷却油を穿孔工具Aの刃先部に注入してやると、
作業が一層スムーズになる。
このようにして穿孔作業が終了した後、前記支
軸12を引き出して主動ギヤ2と噛合している中
間ギヤ17と支軸12のスプライン係合を解除し
て空転状態にすると共に、クラツチ支軸19を停
止部材23にスプライン係合して固定し、中間ギ
ヤ18及びこれと噛合する従動ギヤ7を定位置に
保持する。それからラチエツトハンドル3により
主動ギヤ2を逆転させると、ソケツト軸10は1
回転当り2mmの割合で早戻しされる。なお、逆に
この状態で正回転すれば、穿孔工具Aの早送りが
できる。
次に第4図は他の実施例を示し、ソケツト軸1
0の連係部11は、主動ギヤ2の軸杆5とは相互
にねじ9,13によつて螺合し、従動ギヤ7の筒
筐8とはスプライン係合6,12している。従つ
て、前記実施例とは逆に従動ギヤ7の回転速度を
主動ギヤ2よりもわずかに速くする必要があるた
め、従動ギヤ7の歯数を主動ギヤ2よりも少なく
している点が相違している。
また、早送り、早戻し機構は、従動ギヤ7に噛
合する中間ギヤ18をクラツチ支軸19と一体回
転するように固着し、主動ギヤ2側の中間ギヤ1
7はクラツチ支軸19に対し回動自在に緩挿し
て、クラツチキー30,31により回転の伝達と
解除を図るようにしているが、その作業態様はス
プライン機構を用いた前記実施例と全く共通して
いる。
以上説明したように、この考案の携帯式穿孔装
置は、主動ギヤと、この主動ギヤとは外径が等し
くて歯数のわずかに異なる従動ギヤとを中間ギヤ
を介して連動回転させ、主動ギヤ側、または従動
ギヤ側の一方とは相互にねじによつて螺合し、か
つ他方とはスプライン係合する連係部を上端に有
するソケツト軸を主動ギヤと従動ギヤの相対回転
速度差を利用して大幅に減速することにより、回
転と同時に、非常に小さな定量送りを与えてソケ
ツト軸下端に装着する穿孔工具により穿孔するよ
うにしたから、穿孔作業の開始から終了まで、被
穿孔体に対する穿孔工具の負荷が略一定に作用
し、作業者はハンドル等により主動ギヤを回転す
るだけで、スムーズに美しい穿孔を得ることがで
き、また被穿孔体に対する穿孔工具の送り量は非
常に小さいので、負荷が小さく、極めて軽い操作
力でハンドル等を回転することができる。
そして、穿孔作業中、反動や衝撃がないので、
作業の安全性が高く、また小型軽量で携帯に便利
であり、操作が簡単で熟練の有無を問わず、一人
の作業者で穿孔できるため、特に高所作業に最適
である。
更に前記した従来の装置のように、螺杆の一部
が装置本体から突出していないので、作業性に優
れ、特に高所作業を安全に遂行し得る等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は第1図のX−X線断面図、第3図は同正面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す縦断面図
である。 1……ケーシング、2……主動ギヤ、3……ラ
チエツトハンドル、4……連結部、5……軸杆、
6,19′……スプラインキー、7……従動ギ
ヤ、8……筒筐、9,13……ねじ、10……ソ
ケツト軸、11……連係部、12,17′,1
8′……スプライン溝、14……接続部、15…
…センターピン、16……スプリング、17,1
8……中間ギヤ、19……クラツチ支軸、20,
21……環状溝、22……スプリングボール、2
3……停止部材、24……クランプ枠、25……
止具、26……受座、27……ねじ杆、28……
支持枠、29……押ねじ、30,31……クラツ
チキー、A……穿孔工具、B……被穿孔体、C…
…孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端に回転駆動機構との連結部を有し、下端に
    軸杆を延設した主動ギヤと、 該主動ギヤに軸心を一致させて回動自在に配装
    され、前記軸杆の周囲を同心円状に囲繞する筒筐
    を有し、主動ギヤと外径が等しく、かつ主動ギヤ
    と歯数がわずかに相違する従動ギヤと、 前記主動ギヤおよび従動ギヤに夫々噛合し、ク
    ラツチ支軸の操作により連動およびその解除が可
    能で、かつ解除時に下方の中間ギヤが固縛される
    ようにした上下一対の同一の中間ギヤと、 前記軸杆と筒筐の間隙内において移動自在にし
    て軸杆または筒筐の一方とは相互にねじによつて
    螺合し、かつ他方とはスプライン係合する環状連
    係部を上端に有し、下端に穿孔工具を取着するソ
    ケツト軸とを備え、 前記主動ギヤの正転下で、前記従動ギヤが主動
    ギヤとわずかに異なる速度で回転し、この回転速
    度差によつて、前記ソケツト軸が回転と同時に微
    低速度で前送りされるようにしたことを特徴とす
    る携帯式穿孔装置。
JP3730984U 1984-03-14 1984-03-14 携帯式穿孔装置 Granted JPS59163409U (ja)

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JP3730984U JPS59163409U (ja) 1984-03-14 1984-03-14 携帯式穿孔装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3730984U JPS59163409U (ja) 1984-03-14 1984-03-14 携帯式穿孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59163409U JPS59163409U (ja) 1984-11-01
JPS6221378Y2 true JPS6221378Y2 (ja) 1987-05-30

Family

ID=30167993

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JP3730984U Granted JPS59163409U (ja) 1984-03-14 1984-03-14 携帯式穿孔装置

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JP (1) JPS59163409U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55175013U (ja) * 1979-05-30 1980-12-15

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JPS59163409U (ja) 1984-11-01

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