JPS6013506B2 - 計算機能をもつ日本語入力装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、計算機館をもつ日本語入力装置、特に仮名文
字をもって入力した単語を漢字変換キーの操作によって
漢字表示に変換しつつ日本語文を入力する日本語入力装
置において、キー・ボード上のキーに数字演算キーを用
意して、例えば伝票や図表を入力する際における数字計
算をあわせて実行できるようにした計算機能をもつ日本
語入力装置に関するものである。

日本語入力装置においては、入力された仮名文字を漢字
文字に変換しつつ漢字まじりの日本語文を作成するよう
にされ、必要に応じて作成した日本語文をプリント・ア
ウトすることができるように構成されている。

この種の日本語入力装置は、所定のフオーマツトをもつ
例えば伝票フオーマットを登録しておき、必要に応じて
当該伝票フオーマットを呼出した上でその都度必要な情
報を徹内などに書込んで出力するなどの用途にも広く利
用されつつある。この場合に、比較的簡単な計算処理を
上記日本語入力装置によって行なわせ、計算結果を所望
の出力形式で上記伝票上に記入してプリント・アウトで
きることが望まれる。本発明は、この点を解決すること
を目的としており、カーソル位置によって指示された数
字列を抽出し、所望の計算処理を日本語入力処理とあわ
せ行ない得るようにした日本語入力装置を提供すること
を目的としている。

そして、そのため本発明の計算機能をもつ日本語入力装
置は、キー。ボードと、該キー。ボード上のキー操作に
よって力−ソル位置制御を行なうカーソル制御部と、デ
ィスプレイと、該ディスプレイに表示される日本語文字
を含む表示情報がコード情報の形で格納される表示メモ
リとをそなえると共に、上記キー・ボード上のキー操作
によって入力された仮名文字列を漢字文字に変換しつつ
日本語文を入力する日本語入力装置において、上記キー
。ボード上に演算キーをもうけると共に、上記キ−・ボ
ード上のキー操作によって上記カーソルが存在する位置
に対応する表示画面の横行内のコード情報を上記表示メ
モリから論出して当該横行内に含まれる所の表示情報内
の数字情報を抽出する数字列抽出部、該数字列抽出部に
よって抽出された所のカーソルにて指示された数字を含
む数字列について演算処理を行なう演算処理部、上記表
示画面の横行内のコード情報を抽出して当該コード情報
にもとづいて数字列表示フオーマットを判定する表示フ
オーマット抽出部、および上記演算処理部による演算結
果のデータを上記表示フオーマット抽出部による抽出結
果にもとづいてフオーマット変換を行なうフオーマット
変換部をそなえ、該フオーマット変換部によって変換さ
れた結果の数字列コードを上記表示メモリ上に格納する
ようにしたことを特徴としている。以下図面を参照しつ
つ説明する。第１図は本発明による一実施例の計算処理
機能を説明する説明図、第２図は本発明の一実施例構成
を示す。本発明の場合、上述の如く、日本語入力装置内
に計算機能をもたせるようにすることを意図しているも
のであるが、この機能をもたせようとする場合に、計算
対象となる数字データを如何にして入力するかが１つの
問題となり、また上述の如く伝票上に計算結果を出力す
るに当って出力する数字の表現形式を如何にするかが問
題となる。

前者の場合、キー・ボード上に存在している数字キーを
用いていわば卓上計算機の如くオペランド・データを入
力することも有効な方式であるが、ディスプレイ表示画
面上に表示されている数字列を直接抽出してオペランド
４データとできるようにすることがキー入力時の誤りを
なくする意味からも好ましい。また後者の場合、数字表
現形式を予め定めておくことは好ましくなく、ユーザの
自由な判断によって選択できることが望ましい。このた
めに、第１図図示の如く、表示画面１上でカーソル２に
よって計算対象となるオペランド‘データ例えば「１２
３．４」と「△２４．５」とを抽出し、カーソル２によ
って指示された位置に演算結果「△３０２３．３０」を
出力するようにする。

そして、演算結果の出力に当つての表現形式については
、予め定めた約束にしたがった形で、表現形式の例を例
えば第１図図示の如く「△９９９９９９．９９９」とし
て表示画面上に書替え可能に表示しておき、カーソルに
よって当該表現形式を謙込んで、当該表現形式にしたが
った形で出力するようにする。なおひとかたまりの数字
はカーソル２によって１個所を指示することによって抽
出され、第１図中「△一如はマイナス記号を表わしてい
る。勿論マイナス記号の表現態様としては「「−」印、
「△」印、「△」印などが準備されている。また小数位
置を如何にとるか、カンマを入れるか否か、小数点以下
幾桁分をとるか、磯桁目で４捨５入するか、幾桁目で功
捨てるか、幾桁目で切上げるか、数字表示を４・さし、
文字とするか大きい文字とするかなどについて上記表現
形式の例をもって指示するようにされる。第２図は本発
明の一実施例構成を示す。

図中の符号３はディスプレイ、４はキー・ボード、５は
キー・ボード制御部、６はカーソル制御部、７は表示メ
モリであってディスプレイ３によって表示されている態
様がコードの形で格納されているもの、８は１横行分表
示情報セット。レジスタ、９は数字・符号切出し部であ
ってレジスタ８の内容を受取ってカーソルのｘ座標から
数字。符号を切出すもの、１０は数字列しジスタであっ
て切出された数字列がセットされるもの、１ １は１坊
隼・２進変換部、１２は演算部、１３は中間結果レジス
タ、１４は演算指示フリップ・フロップ、１５，１６は
演算指示記憶部であって時間待ちを行なうもの、１７は
行データ・スキャン部であって表示メモリ７から読出さ
れた１横行分のデータについてカーソルのｘ座標にもと
づいてスキャンを行なって第１図に例示した表現形式例
を識別するもの、１８はカンマ附与指示フリツプ・フロ
ップ、１９は小文字表示指示フリップ・フロッブ、２０
は切捨て指示フリップ・フロップ、２１は４捨５入指示
フリップ・フロップ、２２は切上げ指示フリップ・フロ
ップ、２３はマイナス記号態様指示レジスタ、２４は２
進・１Ｇ隻変換部、２５はフオーマット変換部であって
１坊隼数になった演算結果データについて各フリッブ・
フロツプ１８ないし２２やレジス夕２３からの指示にも
とづいて表現形式例にしたがった形にフオーマット変換
を行なうもの、２６なし、し２９は夫々アンド回路を表
わしている。表示メモリ７上に格納されたコー日こ対応
してディスプレイ３の表示画面上での表示が行なわれる
ものであるが、この点については第２図において図を簡
単化するために省略されている。

第１図図示の数字列「１２３．４」と「△２４．５」と
を表示画面上から抽出して両者の乗算を行ない、数字列
「△３０２３．３０」の如く表現形式例にしたがった出
力を行なう場合について説明する。

ｔｌ｝ オペレータは、キー・ボード４上のカーソル移
動キーによってカーソル２を第１図図示の表現形式例「
△９９９９９９．９９９」の位置にあわせる。

そして、指定キーを押下する。■ これによって「 カ
ーソル２の現在位置に対応する位置情報によって表示メ
モリ７がアクセスされ、当該横行の情報がレジスタ８に
読出される。

糊 この場合フリツプ・フロツブ１４は、セットされた
状態にあり、レジスタ８の内容は行データ・スキャン部
１７に導びかれる。

そしてこのときのカーソル位置のｘ座標にもとづいて、
表現形式例「△９９９９９９．９９９」横行情報全体の
中から抽出される。このとき、カンマを附与されていれ
ばフリツプ・フロツプ１８がセットされ、小文字表示で
あればフリップ・フロツプ１９がセットされ…・・・る
形で、表現形式例の態様が識別される。‘４｝ 次いで
オペレータは、例えばキー・ボ−ド上の乗算キーを押し
た上で、カーソルを第１図図示の数字列「１２３．４」
に合わせた後に指定キーを押す。

｛５｝ これによって表示メモリ７からは上記数字列「
１２３．４」を含む横行の情報が謙出されてレジスタ８
にセットされる。

一方このときフリップ・フロツプ１４はリセツトされて
おり、アンド回路２７をへてレジスタ８の内容は数字・
符号切出し部９に転送される。‘６｝ 該切出し部９に
は、カーソルの現ｘ座標が供給されており、切出し部９
は数字列「１２３．４」を切出してレジスタ１川とセッ
トする。

【７｝ レジスタ１０の内容は変換部１１によって２進
数に変換されて演算部１２をスルーで経由してレジスタ
１３にセットされる。

■ 次いでオペレータは、カーソルを第１図図示の数字
列「△２４．５」に合わせた後に、指定キーを押下する
。

【９１ この場合にも同様に切出し部９によって数字列
「△２４．５」が切出され、２進数に変換される。

｛１０ 次いでオペレータがキーボード上のィコ−ル・
キー「コ」を押下すると、フリップ・フロップ１４はリ
セットされる。

そして、この時点において演算指示記憶部１６には先に
指示された乗算指示が保持されており、アンド回路２９
をへて演算部１２に供給される。そして演算部１２は、
レジスタ１３の内容「１２３．４」に対して「△２４．
５」を秦算し、その結果をレジスタ１３にセットする。
（１１）レジスタ１３の内容は、変換部２４によって１
坊隼数に変換されて、フオーマット変換部２５に導びか
れる。

（１２ このときまでに、各フリツプ・７ロツプ１８な
Ｌ・し２２はセットすべきものはセットされており、か
つレジスタ２３にはマイナス記号の表示態様が指示され
ている。

（１３ したがって、フオーマツト変換部２５は、上試
演算結果を「△３０２３．３０」の形の表現に変換する
。

（ＩＱ 次いでオペレータは、カーソルによって上記演
算結果を出力すべき表示画面上の位置を指示する。

これによって上記演算結果「△３０２３．３０」は表示
メモリ７上に書込まれる。

即ち、ディスプレイ３上の表示画面上に表示される。以
上説明した如く、本発明によれば、日本語入力装置内に
計算機能を附加することができ、例えば伝票作成などの
処理を日本語入力を行ないつつ実行することがきわめて
便利となる。

またカーソルによってオペランド・データを抽出できる
ので、既に入力され表示されている数字列を誤りなく抽
出できる。また表現形式例を指示できるので、オペレー
タの希望する態様で出力することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による−実施例の計算処理機能を説明す
る説明図、第２図は本発明の−実施例構成を示す。 図中、１は表示画面、２は力−ソル、３はディスプレイ
、４はキー・ボード、５はキー・ボード制御部、６はカ
ーソル制御部、７は表示メモリ、８‘ま１横行分表示情
報セット・レジスタ、９は数字・符号切出し部、１ １
はＩＧ隼・２進変換部、１２は演算部、１４は演算指示
フリップ・フロップ、１７・は行データ・スキャン部、
２４は２進・ＩＱ隼変換部、２５はフオ・−マット変換
部を表わす。 チー図 才２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ キー・ボードと、該キー・ボード上のキー操作によ
   ってカーソル位置制御を行なうカーソル制御部と、デイ
   スプレイと、該デイスプレイに表示される日本語文字を
   含む表示情報がコード情報の形で格納される表示メモリ
   とをそなえると共に、上記キー・ボード上のキー操作に
   よって入力された仮名文字列を漢字文字に変換しつつ日
   本語文を入力する日本語入力装置において、上記キー・
   ボード上に演算キーをもうけると共に、上記キー・ボー
   ド上の操作によって上記カーソルが存在する位置に対応
   する表示画面の横行内のコード情報を上記表示メモリか
   ら読出して当該横行内に含まれる所の表示情報内の数字
   情報を抽出する数字列抽出部、該数字列抽出部によって
   抽出された所のカーソルにて指示された数字を含む数字
   列について演算処理を行なう演算処理部、上記表示画面
   の横行内のコード情報を抽出して当該コード情報にもと
   づいて数字列表示フオーマツトを判定する表示フオーヤ
   ツト抽出部、および上記演算処理部による演算結果のデ
   ータを上記表示フオーマツト抽出部による抽出結果にも
   とづいてフオーマツト変換を行なうフオーマツト変換部
   をそなえ、該フオーマツト変換部によって変換された結
   果の数字列コードを上記表示メモリ上に格納するように
   したことを特徴とする計算機能をもつ日本語入力装置。