JPS60133892A - L−フエニルアラニンの製造方法 - Google Patents

L−フエニルアラニンの製造方法

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JPS60133892A
JPS60133892A JP59226949A JP22694984A JPS60133892A JP S60133892 A JPS60133892 A JP S60133892A JP 59226949 A JP59226949 A JP 59226949A JP 22694984 A JP22694984 A JP 22694984A JP S60133892 A JPS60133892 A JP S60133892A
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JP
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pal
phenylalanine
cinnamic acid
conditions
cells
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JP59226949A
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ジエフレイ・ジヨン・スクリユーベン
パトリシア・ジーン・ボルマー
ジヨン・パトリツク・モントゴメリイ
ヒユーエイ・ハスイング・ヤング
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Genex Corp
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/22Tryptophan; Tyrosine; Phenylalanine; 3,4-Dihydroxyphenylalanine
    • C12P13/222Phenylalanine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/88Lyases (4.)
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    • Y10S435/801Anerobic cultivation
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    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/911Microorganisms using fungi

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L−フェニルアラニンアンモニアリアーセラ使用してト
ランス型ケイ皮酸をL−フェニルアラニンに転化する酵
素的方法は一般的に(a)フェニルアラニンアンモニア
リアーゼ(以後PALと記す)生産微生物を相当量のP
ALが生産されるまで水性栄養培地中で好気的に繁殖す
る、(b)全培養性もしくはそれから分離した細胞また
は単離酵素のいずれかの形態で工程(&)からのPAL
生産微生物の細胞をアンモニウムイオンおよびトランス
型ケイ皮酸塩イオンと接触して、制御した温度とpH条
件下でL−フェニルアラニンへの転化が実質的に完了す
るまで反応を続行させる、および(C)反応混合物から
L−フェニルアラニンを分離回収する、各工程から成る
前記の方法は、例えば、英国特許第1,489.468
号(1977年10月19日)に記載されている。この
方法を商業的製造に使用するための欠点はPALが比較
的不安定なことと基質t−ケイ皮酸によるPALの阻害
でらった。L−フェニルアラニンの製造の方に反応を向
かわせ、基質阻害の影響に対処するために、上述の英国
特許はPALを大きな塊で、過剰濃度のアンモニウムイ
オンと共に使用する方法を記載している。
ヤマダ、ニス(Yamada、S、)等(Appl、a
nd Environ。
Mlcroblol、、42.7873−778(19
81))はPAL含有ロドトルラグルテ= ス(Rho
dotorula gluttnia)細胞を使用する
、t−ケイ皮酸からL−フェニルアラニンを製造する方
法を記載している。彼らはこれまでにこの方法の実施が
適用されないのは微生物PALの低い活性と不安定さに
帰することができると考えた。ヤマダ(Yamade)
 等はL−インロイシンがPALを安定させる効果を持
ち、その酵素の活性の有用期間を延ばすことを見出した
。従らはt−ケイ皮酸の実用的濃度(150mM )に
おいてL−フェニルアラニンへの転化速度が最大速度の
半分に減少したことに注目して、基質の阻害効果にさら
に気づいた。
上述の改良法にもかかわらず、本出願人が知るかぎり上
記のPALによる方法ばL−フェニルアラニンの商業的
製造には使用されていない。酵素の不安定さと低い活性
がこの方法の不利な点とじて依然として未解決のままで
必った。
本発明によれば、L−フェニルアラニンヲ製造する改良
方法は次の工程を含む。
(a) 好気性生育促進条件下でPAL生産微生物を培
養する工程; (b) PAL生産条件下で工程(a)によって生産さ
れた細胞を誘発してPALを生産する工程;(c) 工
程(b)からのPAL含有細胞を実質的に嫌気性静止条
件下におきPAL活性を維持する工程;(d) 工程(
b)によって生産されたPALをt−ケイ皮酸およびア
ンモニウムイオンと実質的に嫌気性の静止L〜フェニル
アラニン製造条件下に化合させて、L−フェニルアラニ
ンを製造する工程;および (e) そのようにして生産したL−フェニルアラニン
を回収する工程。
微生物的に生産したフェニルアラニンアンモニアリアー
ゼの触媒活性をPAL生産後の発酵培地中の酸素を低い
濃度に維持することによって安定化できることがわかっ
た。
本発明を実施することによシ、L−フェニルアラニンア
ンモニアリアーゼの存在下にトランス型ケイ皮酸とアン
モニアを反応してL−フェニルアラニンを製造する方法
が改良され、その結果L〜フェニルアラニンを高収率で
得られ、そしてPALの触媒活性を反応中高度に維持で
きる。
この改良法は実質的に嫌気性の静止条件下で酵素的転化
反応を実施することを含む。これらの条件はその反応の
過程においてPAL活性を非常に安定にし、従って、転
化速度および収率を高めることがわかった。この安定効
果の正確な機構は知られていないが、しかし、酸素によ
る化学的影響と攪拌による機械的影響が別々に作用して
酵素の活性を低下させるものと思われる。従って、これ
らの影響を最小にすることが酵素の有用寿命を延長する
のに役たつ傾向を示す。
嫌気性条件は、不活性ガス(例えば、窒素)を吹き込ん
だ)、攪拌を弱めるかまたは止めたり、または細胞含有
培地上の表面をおおう上部空間を限定するというような
種々の手段によって達成できる。これらの技術の2種以
上を結合するのが有利である。
静止条件は実質的均一性を十分に維持できる最小限度ま
で転化反応混合物の攪拌を弱めることによって達成され
る。固体または固体に着いた反応成分の沈降を防止する
ために、特に全細胞反応において、多少の攪拌が一般的
に望ましい。
本発明の方法に使用するPAL生産微生物は生長するの
に酸素を必要とする。従って、細胞を好気性生育促進条
件下で最初培養する。一般的に、従来の方法を細胞生育
に使用する。炭素、窒素、必須ビタミン、必須無機質お
よび他の生育因子からなる同化源を含む栄養培地中に細
胞を接種する。
適当な炭素源にはブドウ糖、ショ糖、糖みつ、デンプン
、穀物等の種々のN製またはm製の戻水化物が含まれる
。好ましい炭素源の1つはブドウ糖である。窒素源には
リン酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウム、クエン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無
機アンモニウム塩および大豆粉、肉浸出液、アミノ酸類
、コーンステイープリカー(corn 5teep 1
iquor)、タンノ(り質加水分解物類、ペプトン、
酵母抽出液類等の有機含窒素物が含まれる。本発明の方
法に使用するのに好ましい窒素源の1つは酵母抽出液で
ある。
、2−1イア−の壷差受は張去入りンの両方を供給する
リン酸二アンモニウムと一緒に使用するのが有利な場合
もある。
ビタミン類、無機質および他の生育因子も炭素および窒
素源(例えば、酵母抽出液として)によって供給できる
し、または別々に供給することもできる。これらの成分
は使用する個々の微生物の種類によって変えうるもので
おる。代表例としてハ、亜鉛、マンガン、鉄、コバルト
およびカルシウムのような微量無機質を無機塩としてそ
れぞれ生長を促進する量で供給することができる。これ
らの無機質は、例えば、プロセス水(例えば、水道水、
海水等)と−緒に供給しうる上述の型の栄養培地はよく
知られており、その組成は広く変化することもできる。
好気性条件下で所望の細胞密度に細胞を生育させた後、
その細胞を好気性のPAL生産条件下で誘発して、PA
Lを生産する。このPAL誘発は、PALの基質として
作用する化合物を少量添加することによって一般的に達
成される。L−フェニルアラニンは良好なPAL誘発物
質の1つであシ、多くのL−フェニルアラニンの同族体
もこの酵素の合成を同様に誘発する。例えば、D、L−
フェニルアラニン、L−チロシンおよびり、L−チロシ
ン〃ぶこの目的のために使用できる。さらに、種々の粗
製窒素源がPAL誘発に使用できることが見出されたO
そのような粗製窒素源にはL−フェニルアラニンまたは
L−チロシンを相当量含有するカロ水分解タンパク質類
が含まれる。カゼインおよび血液カロ水分解物類をPA
L合成の誘発のための粗製窒素源として有利に使用する
ことが可能である。
PAL誘発物質をPAL誘発量で細胞に添力日する。
その量は一般的に発酵培地11Jツトル当たシ約0.1
から10fの範囲でbる。好ましくは、PAL誘発物質
を発酵培地lリットリ当たり約4力1ら約82の濃度で
使用する。この工程中、PAL誘発条件(即ち、温度と
pHおよび通気と攪拌)を維持する。
一般的に温度とpHをPAL誘発誘発中学理学的合でき
る範囲内に維持する。幾分低くした温度(fllえば、
約15℃から約25℃)が好ましい。これはこれらの低
めの温度において、酵素の安定性is改善し、PAL誘
発物質の消費速度が減少するからでおる。PAL誘発の
ために好ましいpI(は約5.5から約7.5の範囲で
ある。このpH範囲が比較的より高いレベルのPAL誘
発をなしうる。
使用細胞がPAL合成の異化産物抑制の影響を受けやす
いのであるならば、その時、誘発の前に、培地から異化
代謝物質およびそれらの前駆体を減少または排除する手
段を講じるべきで必る。この手段は培地から細胞を分離
し、それらを洗浄しそして異化代謝物質のない培地にそ
れらの細胞を懸濁させることによって果たすことができ
る。上記手段に代わるものとしては、PALif%発工
程を開始する前に、栄養累を実質的に使い尽くすまで細
胞を生育させておくことでらる。
PAL活性が少なくても1rnt当90.5単位、好ま
しくはlゴ当シ少なくても約2.0単位に達するまで、
細胞をPAL誘発条件下で培養するのが有利である。こ
の1単位のPAL活性は22℃において1分間1り0.
83マイクロモルのt−クイ皮酸または30℃において
1分間当シ1マイクロモルのt−ケイ皮酸を生成する触
媒作用を及ぼす酵素の量として定義される。PAL誘発
条件下で、PAL活性はある点まで増加し、それから減
少し始めることがわかった。これらの方法によって生産
したPALを使用してt−ケイ皮酸とアンモニアからL
−フェニルアラニンを製造することができる。これらの
反応物は水性培地中のPAL含有細胞に直接添加可能で
ある。また水性培地から単離した細胞または酵素は酵素
活性を維持する限シ再使用できる固体支持体上に公知の
方法によって固定化できる。
L−フェニルアラニンはL−フェニルアラニン製造条件
下で本方法によって製造される。これらの条件は、全細
胞または細胞から単離した酵素調製物を使用するかの如
何にかかわらず、さらに固定化系を使用するかどうかの
如何にかかわらず、個々の微生物菌株の種類によって変
わるものである。一般的に、t−ケイ皮酸およびアンモ
ニア水(−またけ可溶性アンモニウム塩)をアンモニア
がモル基準でt−ケイ皮酸より著るしく多いような一一
山J+V+ ム ムノ+馳ハイ甫m婆kE h−、徂A
−物1リットル当シ約5から約25f1好ましくは約1
0から約20?である。これらのt−ケイ皮酸濃度にお
いて、アンモニアの濃度は一般的に約o、iから約9.
0モル、好ましくは約5.0から約S、Oモルの範囲で
らる。t−ケイ皮酸とアンモニアからし一フェニルアラ
ニンを製造するFAI、による触媒反応は可逆的である
。そして実際、その平衡点はし一フェニルアラニンの分
解する側におる。それゆえ、好適な反応速度を設定する
には、反応混合物中のt−ケイ皮酸濃度を相対的に高濃
度に維持するのが有利である。一方、t−ケイ皮酸を過
度に高濃度にするとPAL活性を妨げることになる。
従って、本発明における好ましい方法は、反応の後段を
除いて全工程の間反応混合物中にt−ケイ皮酸を定期的
または連続的に供給し、上記の濃度範囲内にこの反応物
の濃度を維持することを含む。
一般的には、L−フェニルアラニン製造工程中の温度を
生理学的に容認できる範囲内に維持する。
好ましい温度は約10℃から約30℃、最も好ま1、い
のは約14℃から約24℃の範囲である。これらの低い
反応温度が、反応速度に悪影響を与えることなく酵素の
安定性を延長することがわかった。L−フェニルアラニ
ン製造条件は、またアルカリ性のpI(領域も含み、そ
の範囲は一般的に約9−から約11、好ましくは約10
.4から約10.8のpHでらる〇 アンモニウム塩は)・ロゲンイオンを含まないものが好
ましい。基質溶液中にノ・ロダン類が存在するとPAL
の触媒活性を妨害することがわかった。
それゆえ、好適なアンモニウム塩としては、炭酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、クエン
酸アンモニウム、酢酸アンモニウムおよびリン酸アンモ
ニウムを含む。特に好適なアンモニウム塩は炭酸アンモ
ニウムである。基質溶液を調製するのに便利な方法はア
ンモニア水溶液にt−ケイ皮酸を溶解した後、二酸化炭
素を吹き込むか、硫酸のような鉱酸を添加することによ
って溶液のpHを所望のpHに調整することである。
t−ケイ皮酸とアンモニアiL−フェニルアラニンに転
化する酵素的方法は生化学反応容器中で行なうのが好ま
しい。この方法はろ過または遠心分離によってそれらの
発酵培地から細胞を分離し、その細胞をt−ケイ皮酸と
アンモニウムイオンを含む基質溶液中に懸濁するのが有
利である。この溶液に窒素のような不活性ガスを吹き込
み、溶存酸素を置換し、そして実質的に静止条件下に維
持する。
上記した如く、フェニルアラニンアンモニアリアーゼは
酸素の存在下において、そして攪拌の影響下において非
常に退化しやすいことがわかった。
通常の反応容器(例えば、探検発酵槽)における攪拌は
1リットル当シ約0.5から5ワット程度の攪拌力で行
なわれるが、本発明の反応混合物の攪拌入力は、反応の
過程において、平均1リットル当シ約500ミリワット
未満、好ましくは1リットル当シ約100ミリワット未
満であるので有利である。例えば、1リツトル当シ約5
ワツトまでのより高い入力が使用できるが、しかしその
ような場合は、攪拌を断続的に、例えば、2時間の間隔
で30秒混合するようにする。
攪拌力はまた酵素の安定性にも影響を与える。
低せん断混合が好ましい。この形式の攪拌を窒素のよう
な不活性ガスを反応混合物中に定期的に吹き込むことに
よシ都合、よく行なうことができる。
さらに、低せん断混合用に設計された機械的攪拌機も使
用できる。この反応の過程において、反応系を実質的に
均一な混合物として維持するのに必要な程度にしか攪拌
を行なわないのが一般的である。
かなシのL−フェニルアラニンが反応混合物中に蓄積す
るまで生化学反応を続行する。一般的に、L−フェニル
アラニンの濃度が約30 f/l 、好ましくは約45
〜50 ?/lに達した時に回収工程を開始する。L−
フェニルアラニンはどのような適切な手段によっても反
応混合物から回収できる。
例えば、固形物をろ過または遠心分離によって除去して
清澄溶液を産出し、セしてL−フェニルアラニンはその
溶液のpHをL−フェニルアラニンの等電点(即ち、約
5.5)に調整することによシ浴液から沈殿させること
ができる。
以下の実施例は本発明をさらに説明するものであp、P
AL酵素の安定性と有用寿命に関して、嫌気性反応条件
を使用し、攪拌を弱めることの有効性を示すものである
。これらの実施例は本発明を限定するものとして解釈し
てはならない。
実施例1 L−フェニルアラニン製造におけるpHの効果を測定す
るために、1グラム乾燥細胞重量(dew)当た。95
1ユニツトのPAL活性を有すると検定したロドトルラ
ルブラ(Rhodotorula rubra)細胞を
t−ケイ皮酸とアンモニアの実験室規模の反応のために
使用した。この試験は25℃、4 r/ldewで行な
った。基質は15 t/lのケイ皮酸塩と100y7t
の(NHq)28(hlとから成り、そのpHはNHl
OHで調整して9.4から10.6の範囲であった。第
1表に示したこの実験の結果は最大転化速度がpH10
,6であったことを示している。pH10,6およびそ
れ以上でPAL活性が減少し始めるのもわかった。
実施例2 PAL活性に対する攪拌および空気(酸素供給)の影響
を25℃、pH10,3またはpH9,4でロドトルラ
ルブラ細胞を2および4 ?/L dew使用してL−
フェニルアラニンを製造する比較転化反応によって調べ
た。これらの実験結果を第2表に示す。
触媒の効率は反応容器を反応物質で完全に充満すること
により、または窒素で置換するかもしくは反応物質中に
窒素を吹き込んで反応容器を不活性雰囲気に維持するこ
とによって酸素を排除した非攪拌反応容器中において強
化された。
実施例3 ケイ皮酸とアンモニアからのL−フェニルアラニンの製
造を高PAL酵素活性を有するロドトルラルブラ(Rh
odoす。rula rubra)の全細胞を使用して
生化学反応器で行なった。390tの水に1L2〜のト
ランス型ケイ皮酸を加えた。次に4701の29%アン
モニア水を加えた。ケイ皮酸を溶解した後溶液のPHを
31 Kgの二酸化炭素を加えて10.6に調整した。
溶液を5分間窒素ガスを吹き込むことにより嫌気性に・
した。5.06Kv(乾燥重量)のロドトルラルブラ(
Rhodo士orula rubra)細胞を基質溶液
に加えた。そして反応を130時間続行させた。追加の
基質を濃縮ケイ皮酸アンモニウム溶液の形で生化学反応
器に定期的に加えた。
各追加の終了後、生化学反応器の内容物を窒素ガスを吹
き込むことによシ短時間混合した。生化学反応器内の温
度は培養の最初の17時間の間29℃に維持した。それ
から13℃になるまで130時間徐々に減少させた。
130時間の培養の後、基質溶液は42.7 f/zの
L−フェニルアラニンおよび6.4 ?/lのトランス
型ケイ皮酸を含有していた。
細胞をディスク−ボウル(disc −bowl) 型
遠心分離機によって基質溶液から分離した。遠心分離機
からの上澄み液をろ過したのち、アンモニアと炭酸アン
モニウムを留去した。冷却して、L−フェニルアラニン
結晶を沈殿させた。L−フェニルアラニン結晶を籠(b
asket) 型遠心分離機で収集し、冷水ですすぎそ
して乾燥した。22KfのL−フェニルアラニンを回収
した。
第1頁の続き @発明者 ヒユーエイ・ハスイン グ・ヤング 庁内整理番号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の工程から成るL−フェニルアラニンを製造す
    る方法・ (a) 好気性生育促進条件下でPAL生産微生物を培
    養する工程; (b) PAL生産条件下で工程(a)で生産した細胞
    を誘発してPAL金生産する工程; (C)工程(b)からのPAL含有細胞を実質的に嫌気
    性静止条件下におきPAL活性を維持する工程;(d)
     工程(b)によって生産されたPAL f、t−ケイ
    皮酸乍およびアンモニウムイオンと実質的に嫌気性の静
    止L−フェニルアラニン製造条件下に化合させて、L−
    フェニルアラニンを製造する工程;および (e)そのようにして製造したL−フェニルアラニンを
    回収する工程。
  2. (2)前言2下胆(cl b ]” rK (A)の1
    4?i’Lj&d&41J=−At 7:?E=性ガス
    をPAL生産細胞を含む培地に吹き込むことによシ少な
    くとも部分的に達成される特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  3. (3) 前記工程(c)および(d)の実質的静止条件
    が、不活性ガスをPAL生産細胞を含む培地に定期的に
    吹き込むことによって達成される特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  4. (4) 前記工程(C)および(d)の実質的静止条件
    が、低せん断攪拌機を使用する低度の機械的攪拌によっ
    て達成される特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5) 前記攪拌の入力が、反応の過程において、培地
    1リツトル当たシ平均約500ミリワット未満である特
    許請求の範囲第3項または第4項記載の方法。
  6. (6) 前記攪拌の入力が、反応の過程において、培地
    1リツトル当たシ平均約100ミリワット未満である特
    許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. (7)前記工程(b)において、前記細胞が、L−フェ
    ニルアラニン、D、L−フェニルアラニン、L−チロシ
    ン、D、L−チロシン、およびL−フェニルアラニンま
    たはL−チロシン金相肖量含む加水分解たん白質から成
    る群から選ばれるPAL誘発物質のPAL誘発量を添加
    することによって、誘発してPALを生産するように誘
    導される特許請求の範囲第5項記載の方法。
  8. (8)前記PAL生産条件が15℃から約25℃の温度
    および約5.5から約7.5のpHを含む特許請求の範
    囲第7項記載の方法。
  9. (9)前記PAL生産条件がPAL誘発の間前記細胞培
    地中に実質的に異化代謝物質を含まないことをさらに条
    件とする特許請求の範囲第8項記載の方法O α〔前記工程(d)において、前記L−フェニルアラニ
    ン製造条件が濃度約5から約25 f/lの1−ケイ皮
    酸および濃度約0.1から約9.0モルのアンモニアを
    含む特許請求の範囲第5項記載の方法。 (111前記工程(d)において、前記L−フェニルア
    ラニン製造条件が濃度約10から約20り/lのt−ケ
    イ皮酸および濃度約5.0から約8.0モルのアンモニ
    アを含む特許請求の範囲第5項記載の方法。 (1り 前記t−ケイ皮酸の濃度が、反応の後段を除い
    て全工程の間反応混合物中にt−ケイ皮酸を定期的また
    は連続的に供給することによって約5から約25 ?/
    lの濃度範囲に維持される特許請求の範囲第10項記載
    の方法。 (131ifjl記L−フェニルアラニン製造条件が約
    10℃から約30℃の反応温度および約9から約11の
    pHをさらに含む特許請求の範囲第10項記載の方法。 ■ 前記L−フェニルアラニン製造東件が約14℃から
    約24℃の反応温度および約10.4から10.8のp
    Hをさらに含む特許請求の範囲第io項記載の方法。
JP59226949A 1983-10-31 1984-10-30 L−フエニルアラニンの製造方法 Pending JPS60133892A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US547258 1983-10-31
US06/547,258 US4584269A (en) 1983-10-31 1983-10-31 Method for stabilizing the enzymatic activity of phenylalanine ammonia lyase during L-phenylalanine production

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60133892A true JPS60133892A (ja) 1985-07-17

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ID=24183968

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US (1) US4584269A (ja)
EP (1) EP0143560A3 (ja)
JP (1) JPS60133892A (ja)

Cited By (6)

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