JPS60133893A - L−フエニルアラニンの製造方法 - Google Patents

L−フエニルアラニンの製造方法

Info

Publication number
JPS60133893A
JPS60133893A JP22695084A JP22695084A JPS60133893A JP S60133893 A JPS60133893 A JP S60133893A JP 22695084 A JP22695084 A JP 22695084A JP 22695084 A JP22695084 A JP 22695084A JP S60133893 A JPS60133893 A JP S60133893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenylalanine
solution
ammonium
volatilization
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22695084A
Other languages
English (en)
Inventor
ジエフレイ・ジヨン・スクリユーベン
パトリシア・ジーン・ボルマー
ジヨン・パトリツク・モントゴメリイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Genex Corp
Original Assignee
Genex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Genex Corp filed Critical Genex Corp
Publication of JPS60133893A publication Critical patent/JPS60133893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/22Tryptophan; Tyrosine; Phenylalanine; 3,4-Dihydroxyphenylalanine
    • C12P13/222Phenylalanine

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はL−フェニルアラニンの改良された製造方法に
関する。より詳細には、本発明はt−桂皮酸およびアン
モニウムイオンについてのフェニルアラニンアンモニア
−リアーゼ(PAL)−触媒反応ニよるL−フェニルア
ラニンの製造における改良に関する。
L−フェニルアラニンは人間の必須アミノ酸の製品の重
要な成分でbる。更にL−フェニルアラニンは重要な化
学物質、たとえばジペプチド甘味料、アスパルターゼ製
造用出発原料として用いることができる。L−フェニル
アラニン製造について各種微生物法が知られている。た
とえば、米国特許第3,660,235号にはプレヴイ
バクテリウム(Brevibacterium)、コリ
ネバクテリウム(Coryne−bacterium)
、アルトロバクター(Arterobacter)、バ
チA/ ス(Baci 11ua)およびカンジダ(C
andida)についてのし−フェニルアラニン同族体
−抵抗菌株(analog−resistant 5t
rains)によるL−フェニルアラニンの製造が記載
されている。プレヴイバクテリウム、コリオ、バクテリ
ウム、アルトロバクターおよびエシェリヒア(Esch
erlchla)の成る種の菌株のチロシン必須ミュー
タント(突然変異体)による前記アミノ酸の製造方法も
また、知られている(米国特許第3,654,079号
および同第3゜909.353号参照)。
フェニルアラニンアンモニアリアーゼHL−7、+□、
〒4−1ln番−仕力bセ、と11マ〜ノエーマΔの分
解を触媒する。この酵素反応は可逆的で、11)、そし
て英国特許第1,489,468号はL−フ・エニルア
ラニンの製造方法を開示しておシ、これはアンモニウム
イオンを伴うt−桂皮酸のPAL触媒反応によりL−フ
ェニルアラニンを得る方法を包含している。この反応は
L−フェニルアラニンの工業的生産によって有用である
ことが知られておシ、従って工業的生産設定に関する全
工程に適合させる必要性は依然として続いている。この
点に関し、特に生物反応(bioreaction)混
合物からし一フェニルアラニンを回収することについて
改良の必要性がある〇 前述の英国特許において、L−フェニルアラニンは、最
初その等電点(pH5,5)においてそれを沈殿させる
か、多るいは低pHにおいてL−フェニルアラニンをカ
チオン交換樹脂上に吸収させ、引続き高pHにおける水
酸化アンモニウムの溶離によシ回収されている。このL
−フェニルアラニンは引続き溶液を加熱することによジ
アンモニウムイオンから解放される。上記特許にはまた
、L−フェニルアラニンをその場所でメチルエステルに
変換し、そしてそれを塩酸塩として結晶させる工程を含
む回収方法も開示されている。英国特許第1゜489.
468号に記載されている回収方法は工粟規模の操業に
関して完全な満足を得るに到ってはいない。その等電点
におけるL−フェニルアラニンの単純な沈殿は理想収率
および生成物純度を下まわる。イオン交換クロマトグラ
フ法は比較的純粋な生成物を生成することが可能である
が、この方法は大規模操業にとって都合が悪い。
Yamada、S、等による「応用環境微生物学(Ap
pliedand Environmental Mi
crobiology) J l 981年11月、第
773〜778ページには、アンモニウムイオン中のt
−桂皮酸のPAL−触媒反応によるし一フェニルアラニ
ンの実験室的製造方法が記載されている。この文献中に
記載された方法においてL−フェニルアラニンは細胞含
有生物反応混合物から多段工程によシ回収されるが、こ
の多段工程には細胞および固形物質を除去するための遠
心分離、減圧下での上澄液からの過剰アンモニアの除去
、を−桂皮酸を沈殿(次いで沈殿物はい過により除去さ
れた)させるだめのpH1,8への調整、L−フェニル
アラニンを吸収させるためのカチオン交換クロマトグラ
フ法、および塩基によるし一フェニルアラニンの溶離が
包含されていた。著者等はこの方法を用いて69チの収
率を報告している。この方法によシ製造されたフェニル
アラニ/は上記したように非常に純粋であったが、カラ
ムクロマトグラフィ一工程は大規模生産に関しては不都
合である。
従って、PAL−触媒によるL−フェニルアラニンの生
成によシ得られた生物反応混合物からのし一フェニルア
ラニンの回収方法に関する改良の必要性が依然として存
在する。
本発明によれば、を−桂皮酸とアンモニウムイオンとi
L−フェニルアラニン生成条件下に、フェニルアラニン
アンモニアリアーゼの存在下で結合し、そしてこのよう
にして生成したL−フェニルアラニンを回収することに
よ、9L−フェニルアラニンを製造する改良された方法
は、アンモニウム源として炭酸アンモニウムを用いるこ
とを包含している。アンモニウム源としての、この塩の
使用は塩のアニオンおよびカチオン両成分の揮発によシ
これらを生物反応混合物から除去させることができると
いう点で回収工程を非常に容易にするものである。
本発明方法においては、微生物的に生成したフェニルア
ラニンアンモニアリアーゼをt−桂皮iおよびアンモニ
ウムイオンと接触させてL−フェニルアラニンf H造
スる。フェニルアラニンアンモニアリアーゼは微生物的
細胞含有水性肉汁、それから分離された細胞内に、ある
いは単離された酵素として存在していてもよい。更に全
細胞捷たは単離された酵素は固形支持体上に固定しても
よい。PALはPAL−生成微生物を適切な栄養培地で
培養することによフ生成される。PALを生成する微生
物菌株およびこれらの菌株を用いる微生物学的方法は周
矧であり、そしてこれらはたとえば上記英国特許および
Yamadaの論文、更に米国出願第432+182号
(出願日:1982年10月1日)、第547.+2’
1 号(出願日:1983年10月31日)、および第
547,139 号(出願日:1983年10月31日
)中に記載されてお9、これらの各々は参考としてここ
に引用するものとする。
酵素反応は一般に基質溶液をPALと接触させることに
よシ行われる。この発明に先立って基質溶液を典型的に
はt−桂皮酸を濃水酸化アンモニウム溶液中に溶解する
ことにより調製しておく。次いで水および鉱酸を添加し
て基質容量およびpHを夫々調節しておく。あるいはア
ンモニウムイオンを予め基質溶液にアンモニウム塩、た
とえば塩化アンモニウムの形態で供給しておく。前述の
米国特許第432,182号はハロゲン化物イオンがフ
ェニルアラニンアンモニアリアーゼに対し有害な影響を
有することを述べておp1従って実質的にハロゲンを含
まない基質溶液の使用を教示している。このような訳で
好ましいアンモニウム塩類には、硫酸アンモニウム、硝
酸アンモニウム、くえん酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウムおよびリン酸アンモニウムが包合される。
本発明は基質溶液中のアンモニウムイオン源として炭酸
アンモニウムの使用を伴っている。通常、基質溶液はア
ンモニアを、気体状または水酸化アンモニウムとして、
炭酸アンモニウムと組合ワせて所望の炭酸アンモニウム
濃度を得ることにより調製することができる。基質溶液
を調製するための他の好ましい方法はアンモニア水溶液
中にt−桂皮酸を溶解し、次いで所望のpHが得られる
まで溶液を介して二酸炭素気体を泡?たてて通気するも
のである。この基質溶液中のアンモニウムの濃度は効果
的には約0.1モル/L乃至約9.0モルフt。
好ましくは約5.0モル/L乃全約8.0モル/lの範
囲に及んでいる。基質溶液もまた、を−桂皮酸を含有し
ている。この溶液中のt−桂皮酸の濃度は、酵素触媒反
応が有用な速度で進行するが、その濃度は基質に酵素活
性を抑制させる程高くはならないように制御される。通
常、を−桂皮酸の濃度は約5乃至約251/l、好まし
くは約10乃至約20 t/lの範囲に及んでいる。p
HはPAL触媒を基質溶液と接触させるとき、フェニル
アラニン生成条件が維持されるように制御される。この
pFIは効果的には約9乃至11、好1しくけ約10.
4乃至10.8の範囲である。を−桂皮酸の可成りの量
をL−フェニルアラニンに転化するに足る時間にわた5
 PALを基質溶液と接触させた後、L−フェニルアラ
ニンは回収および精製することができる。
基質溶液のpHにおいて、を−桂皮酸およびL−フェニ
ルアラニンの両者は可溶である。従って、細胞およびそ
の固形物は遠心分離寸たは濾過により除去して透明な液
体を得ることができる。次いで、この溶液は、アンモニ
アならびに基質溶液に最初添加された炭酸アンモニウム
とアンモニアかう生じた二酸化炭素を揮発させることに
より都合良く脱塩することができる。揮発により溶液か
らこれらのイオンを除去する能力が炭酸アンモニウムを
アンモニウム源として用いることの主要利点でおる。本
発明の別の重要な効果はアンモニアおよび炭酸アンモニ
ウムが再使用のために回収可能であることである。これ
ら化学物質の回収は本方法の全経済的効率を向上させる
と共にこれら物質の環境中への放出を最小とするもので
ある。脱塩操作は通常、透明溶液を、炭酸アンモニウム
の揮発を容易とする温度に加熱することによシ行われる
反応容器内の圧力によって約10乃至120℃、好まし
くは約40乃至60℃の範囲に及ぶ温度をこの目的のた
めに利用することができる。真空蒸発、空気ストリッピ
ング、または蒸気ストリッピングは炭酸アンモニウムの
アンモニアと二酸化炭素への揮発を有効に加速すること
ができる。温度約40℃乃至60℃における真空蒸発は
好ましい技法である。特に好ましい方法は絶対圧約10
0mmHfで、約50℃の温度に溶液を加熱し、そして
揮発によりアンモニアおよび二酸化炭素を除去するとい
うものである。最初にアンモニアガスが放出され、アン
モニア除去の結果溶液のpHは低下する。pI(が成る
点に達すると、二酸化炭素が揮発し始め、これはpHの
低下を相殺する。この方法を用いれば、所望によシ浴液
から本質的に全アンモニアおよび二酸化炭素を有効に除
去することが可能であplそしてこれらのガスは蒸気の
凝縮によシ回収することができる。
揮発による溶液からの塩の除去は、得られた塩を含まな
い溶液を濃縮して更にL−フェニルアラニンを高収率で
結晶させることを可能にする。
L−フェニルアラニンの結晶化は溶液を、たとえば約1
0℃乃至約120℃の温度で、L−フェニルアラニン濃
度が約75乃至約3001/l、好ましくは約150乃
至約200 ?/lとなるまで蒸発させることにより達
成される。好ましい方法は、望ましいL−フェニルアラ
ニン濃度が得られるまで溶液を減圧において温度約20
℃乃至約70℃で蒸発させるものである。この蒸発の間
、アルカリ性pHが維持されて溶液中に残留する如何な
るt−桂皮酸の沈殿も回避し、かつL−フェニルアラニ
ンの収率をも最大とするものである。このpHは通常約
6乃至9、好ましくは約7.0〜8.5の範囲に及ぶも
のである。次に得られたL−フェニルア・ラニンスラリ
ーを、L−フェニルアラニンの実質的な結晶化を生ずる
温度に徐々に冷却する。溶液は好ましくは約−5℃乃至
約25℃の温度に冷却する。得られたし一フェニルアラ
ニン結晶は次いで、たとえば濾過または遠心分離によっ
て回収し、冷水で洗浄し、かつ乾燥することができる。
結晶の第2回目の収量は、所望により母液を更に濃縮し
、かつ冷却することにより回収することが可能である。
母液中に残存する如何なるt−桂皮酸も酸性化および沈
殿により回収することができ、そしてこのt−桂皮酸は
生物反応器へ有利に再循環される。
本発明の別の実施態様において、L−フェニルアラニン
の回収に先立って反応混合物中の凡ゆるt−桂皮酸を除
去および回収することが時により都合がよい。
L−フェニルアラニンの沈殿に先立って脱塩溶液を強鉱
酸、たとえば硫酸または塩酸によ、6t−桂皮酸沈殿p
Hに酸性化することが有利である。このようなpHは通
常約1.0乃至約3.0、好ましくは約1.5乃至2.
5の範囲に及んでいる。を−桂皮酸の実質的に定量的な
沈殿は浴液を約−5℃乃至約25℃、好ましくは約0℃
乃至5℃の温度に冷却することによシ達成することがで
きる。次に沈殿した桂皮酸は濾過または遠心分離により
回収することができ、また所望によシ再使用することも
可能である。
得られた溶液は次いで、たとえば減圧下の蒸発によって
、比較的高いし一フェニルアラニン濃度が達成される捷
で濃縮される。所望の濃度というのは引続く結晶化に対
し溶液中に存在するL−フェニルアラニンの可成シの沈
殿を生ずるというものである。好ましくはL−フェニル
アラニンの実質的に定量的な沈殿が達成される。この目
標を達成するために、フェニルアラニン濃度は約25乃
至約1509/l、好ましくけ約50乃至150 Vt
の範囲にある。
この溶液からのL−フェニルアラニンの結晶化は塩基を
用いてフェニルアラニンの略等電点に溶液のpHを調整
するごとにょシ有利に行われる。好ましくはアンモニア
または水酸化アンモニウムがこのpH調整のために用い
られる。このpHは通常3.5乃至約6.5の範囲に及
んでいる。このpH調整の間、この溶液を、pH調整中
の溶液内にL−フェニルアラニンを残留させる温度に加
熱することが好ましい。たとえば、約40℃乃至約10
0℃の温度を用いることができる。この溶液の開通的な
冷却が高収率のし一フェニルアラニンの結晶化をもたら
す。実質的に定量的な沈殿は約−5℃乃至約+25℃の
温度に冷却することによシ達成することができる。次い
でL−フェニルアラニン結晶をい過または遠心分離によ
シ回収し、冷水で洗浄し、ついで乾燥することができる
本発明の方法は特に大規模な工業的操業に適しているこ
とが判明している。この方法は高純度のL−フェニルア
ラニン結晶を好1t7量で得るものである。
本発明を更に下記の実施例により例示するが、これらは
限定を意図するものではない。
実施例I 本実施例は本発明方法に従ってパイオリアクション培地
からL−フェニルアラニンを回収する方法を提示するも
のである。生物反応培地はPAL −含有ロードトルラ
・ルブラ(Rhodotorula rubra)細胞
の存在下、を−桂皮酸をアンモニアと反応させることに
よシ得た。酵素基質溶液はt−桂皮酸をアンモニア水溶
液中に溶解し、二酸化炭素を用いてpHを1064乃至
10.8に調節することによシ調製した。最終反応容量
は1236/1.で、合計51.912KgのL−フェ
ニルアラニン(42,0t/l)を含有していた。
この反応混合物は温度10℃〜15℃に冷却してアンモ
ニア損失を最小とし、かつL−フェニルアラニンの分解
を抑制した。混合物は遠心分離し、次いで圧力葉状濾過
器を介して濾過し、細胞を除去した。この時点で、い液
(1190t)はフェニルアラニン濃度38.2 Vt
を有していた。このp液を25″HV(約635朔nr
)の減圧下で、485tに濃縮されるまで40℃に加熱
した。アンモニアおよび二酸化炭素は、このようにして
溶液から除去され、かつ蒸気の凝縮により回収された。
得られた濃縮溶液のpHは約9.5で、L−フェニルア
ラニン濃度は83.1 ?/lであった。濃縮および塩
除去の間に溶液中に若干の粒状物質が生成した。
この粒状物質は次の工程に先立って圧力葉状濾過器を介
して濾過により除去した。透明濃縮物を再び減圧下(2
5”nr)で40℃に加熱し、かつ容量240tに蒸発
した。このpHを8.7に調整し、かつこの濃縮物を5
℃に冷却した。L−フェニルアラニン結晶を遠心分離に
よシ回収し、そして冷水で洗浄した。当初、反応器中に
存在したし一フェニルアラニンの約53チが略純粋な結
晶の形態で回収された。更に25%のL−フェニルアラ
ニンが母液中に存在し、そして所望によりこの物質の一
部を結晶の第2の収量中に回収することができた。
実施例■ 実施例Iの手順を全ての本質的な詳細にわたシ反覆した
。当初の反応混合物容量u1245tであシ、混合物は
フェニルアラニン濃度39 VL Vt有していた。全
i 38 KpのL−フェニルアラニン(78,3%)
が、濃縮され、脱塩された溶液から回収された結晶の第
1バツチから回収された。フェニルアラニン結晶化によ
シ得られた母液はL−フェニルアラニンc+、0Kr(
18,5% )を含んでおり、そしてこれは次の醗酵に
PAL−誘導質として再循環された。更に母液はt−桂
皮酸16.5Kvを含有しており、これもまた引続く生
物反応に再循@された。
実施例III 本実施例は本発明の実施態様による生物反応混合物から
L−フェニルアラニンを回収する方法を説明するもので
あるが、この場合を一桂皮酸はL−フェニルアラニンの
沈殿に先立って回収される。
PAL−含有R,ルブラ細胞の存在下、を−桂皮酸をア
ンモニアと反応させることにより調製された生物反応混
合物を遠心分離および濾過して細胞を除去した。遠心分
離以前に混合物はp)Ilo、52、温度34℃、そし
て容量1000tを有していた。
この混合物はL−フェニルアラニン21.0f/lおよ
びt−桂皮酸15.3 ?/lを含有していた。
この反応混合物を遠心分離し、かつ濾過して細胞を除去
し、そしてこれを加熱および撹拌装置を備えた容器に移
した。透明溶液を90℃に加熱し、そして空気で散布し
た。アンモニアおよび炭酸アンモニウムは空気を凝縮さ
せることにより回収した。空気散布はその容量が約35
0〜375tとナシ、カつL−フェニルアラニンの濃度
が70〜80 ?/lとなるまで継続した。次に、この
濃縮物を別の容器に移し、ここで50%H2S0Ilを
用いてpHを2.0〜2,1に調節した。酸性化した溶
液は0℃〜io℃に冷却し、そして4時間保持した。得
られたt−桂皮酸結晶は遠心分離によりi液から除去さ
れた。母液を他の容器に移し、かつ1時間、23〜24
℃に保持し、そして濾過助剤8 Kqを添加した。濾過
助剤および残留を一桂皮酸をフィルタープレスを介して
濾過することによシ除去した。
ろ液(含洗浄溶液)の容量は270tであり、を−桂皮
H1,’88 t/LおよびL−フェニルアラニン59
.5t/lfg含有していた。このp液を2個の容器に
均等に移し、そこで29%アンモニア水を用いてpHを
3.5〜3.6に調節し、そしてこの溶液を60〜70
℃に加熱した。減圧(175■Ht )を適用して、そ
の容量を蒸発させ、L−フェニルアラニン濃度を200
 t/lとした。濃縮した混合物は10℃/時間の割合
で10℃未満に冷却し、かつその温度に4時間保持した
。得られたし一フェニルアラニン結晶は遠心分離によシ
除去され、冷脱イオン水で洗浄され、かつ乾燥された。
母液および洗浄溶液は別の回収実験からの対応する溶液
と共にプールし、そして第2の収量結晶を上記したよう
な混合物の濃縮および冷却によシ回収した。
第1の収量結晶に関する工程から得られた収率は約70
%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (lit−a皮酸とアンモニウムイオンとをL−フェニ
    ルアラニン生成条件下に、フェニルアラニンアンモニア
    リアーゼの存在下で結合させ、ついで生成された生物反
    応混合物からL−フェニルアラニンを回収することによ
    りL−フェニルアラニ/を製造する方法において、アン
    モニウム源トシて炭酸アンモニウムを使用することを特
    徴とする方法。 (2)L−フェニルアラニンの回収が揮発によりアンモ
    ニウムおよび炭酸塩イオンを除去する工程を包含してい
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3) アンモニウムおよび炭酸塩イオンの揮発が蒸発
    、空気散布または水蒸気蒸留によシ達成される特許請求
    の範囲第2項記載の方法。 (4) アンモニアおよび炭酸アンモニウムが、揮とに
    よシ再使用のために回収される特許請求の範囲第3項記
    載の方法。 (5)揮発が蒸発または空気散布により約10℃乃至約
    120℃の温度で行われる特許請求の範囲第3項記載の
    方法。 (6)揮発が減圧下で、温度約40℃乃至約60℃にお
    いて蒸発により行われる特許請求の範囲第5項記載の方
    法。 +7) (a) 上記生物反応混合物から固形分を除去
    して透明溶液を生成する工程、 (b) 揮発によシ上記透明溶液からアンモニウムおよ
    び炭酸塩イオンを除去して脱塩浴液を生成する工程、 (C) 上記脱塩溶液のpHを約6乃至約9に調整する
    工程、 (d) 上記脱塩溶液を、L−フェニルアラニンの濃度
    が約75 ?/を乃至約300 Vtの範囲となるまで
    蒸発して濃縮物を生成する工程、(e) 濃縮物1L−
    フェニルアラニン沈殿温度成する工程、および (f) L−フェニルアラニン結晶をL−フェニルアラ
    ニンスラリーから除去する工程 を含んで成る方法によってL−フェニルアラニンを回収
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 (9)工程(b)の揮発が減圧下で温度約40℃乃至約
    60℃において蒸発にょシ行われる特許請求の範囲第7
    項記載の方法。 α0)工程(e)において、pHが約7.0乃至約8.
    5の範囲に調整される特許請求の範囲第8項記載の方法
    0 (ill 工程(d)において、上記透明溶液が減圧下
    で温度約40℃乃至約60℃において蒸発され、かつ蒸
    発を、L−フェニルアラニン濃度が約150?/1乃至
    約200 ?/lの範囲となるまで継続する特許請求の
    範囲第8項記載の方法。 (12工程(e)において、上記濃縮物が温度約−5℃
    乃至約25℃に冷却される特許請求の範囲第11項記載
    の方法。 f13) (a) 上記生物反応混合物から固形分を除
    去して透明溶液を生成する工程、 (b) 揮発により上記透明溶液からアンモニウムおよ
    び炭酸塩イオンを除去して、脱塩溶液を生成する工程、 (e) 上記脱塩溶液を、L−フェニルアラニンが溶液
    中に残存する程度に十分に低い酸性t−桂皮酸沈殿pH
    に酸性化し、かつ沈殿したt−桂皮酸を除去してt−桂
    皮酸塩を含有しない透明溶液を生成する工程、 (d) p)IL−フェニルアラニン−沈殿pl(に調
    整し、かつ溶液をL−フェニルアラニン沈殿温度に冷却
    することによりを一桂皮酸塩を含有しない透明溶液から
    し一フェニルアラニンを結晶化する工程、および (e)それらの母液からし一フェニルアラニン結晶を散
    布する工程 を含んで成る方法によってL−フェニルアラニ/を回収
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 α滲 工程(b)の揮発が温度約10℃乃至約120℃
    における蒸発または空気散布によシ達成される特許請求
    の範囲第13項記載の方法。 (ハ)工程(b)の揮発が温度約40℃乃至約60℃に
    おける蒸発により達成される特許請求の範囲第13項記
    載の方法。 (161工程(e)において、を−桂皮酸沈殿pHは約
    1乃至約3の範囲に及び、一方工程(d)において、L
    −フェニルアラニン沈殿pHは約3.5乃至約6.5に
    及んでいる特許請求の範囲第14項記載の方法。 117) L−フェニルアラニン沈殿温度が約−5℃乃
    至約25℃に及ぶ特許請求の範囲第16項記載の方法。
JP22695084A 1983-10-31 1984-10-30 L−フエニルアラニンの製造方法 Pending JPS60133893A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54714083A 1983-10-31 1983-10-31
US547140 1983-10-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60133893A true JPS60133893A (ja) 1985-07-17

Family

ID=24183489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22695084A Pending JPS60133893A (ja) 1983-10-31 1984-10-30 L−フエニルアラニンの製造方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0140713A3 (ja)
JP (1) JPS60133893A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1174140B (it) * 1984-05-31 1987-07-01 Erba Farmitalia Metodo per l' estrazione di fenilalanina da brodi di bioconversione
US4731469A (en) * 1986-08-06 1988-03-15 Synthetech, Inc. Process for recovery and purification of L-phenylalanine
KR890002412A (ko) * 1987-07-17 1989-04-10 오그덴 에이취.웹스터 높은 pH에서의 중성 아미노산 회수
FR2686898B1 (fr) * 1992-01-30 1996-09-20 Ajinomoto Kk Methode de production de la l-phenylalanine.
EP0556752B1 (en) * 1992-02-17 1995-11-02 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Method for purifying L-phenylalanine

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4584273A (en) * 1983-10-31 1986-04-22 Genex Corporation Method for the production of phenylalanine ammonia-lyase by fermentation
US4584269A (en) * 1983-10-31 1986-04-22 Genex Corporation Method for stabilizing the enzymatic activity of phenylalanine ammonia lyase during L-phenylalanine production
US4636466A (en) * 1983-10-31 1987-01-13 Genex Corporation Phenylalanine ammonia lyase-producing microbial cells
BR8502781A (pt) * 1984-06-11 1986-02-18 Genex Corp Producao,com alto rendimento,de l-fenilalanina

Also Published As

Publication number Publication date
EP0140713A2 (en) 1985-05-08
EP0140713A3 (en) 1987-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8372606B2 (en) Methods for obtaining crystals of a basic amino acid hydrochloride
US10759737B2 (en) Method for extracting 1,5-pentanediamine from solution system containing 1,5-pentanediamine salt
US5541090A (en) Process for production of L-aspartic acid
JP2005139156A (ja) コハク酸モノアンモニウム塩の製造法
US5689001A (en) Process for purifying valine
JPS60133893A (ja) L−フエニルアラニンの製造方法
EP0636695B1 (en) Method for producing L-3,4-dihydroxyphenylalanine
US6001255A (en) Process for the production of water-soluble salts of carboxylic and amino acids
KR940000810B1 (ko) 결정상태의 글루타민산을 제조하는 방법
US4751325A (en) Process for the purification of carnitine
JPS6338B2 (ja)
US3206506A (en) Separation of acetylglutamine
JP2804005B2 (ja) L−アスパラギン酸の製造方法
JP2502990B2 (ja) ▲l▼−リンゴ酸の製造法
EP0725847B1 (en) A process for the production of water-soluble salts of carboxylic and amino acids
JP2872178B2 (ja) L−アスパラギン酸の製造方法
CN112522336A (zh) 一种l-2-氨基丁酸的制备方法
JPH06181788A (ja) L−セリンの製造方法
JPH05178801A (ja) L−フェニルアラニンの晶析方法
JPH09149792A (ja) L−アスパラギン酸の製造方法
JPH03193749A (ja) L―ドーパの回収方法
BE902314A (fr) Procede de production et d'isolement de la l-phenylalanine.
JPH05168487A (ja) L−フェニルアラニンの製造方法
JPH09163994A (ja) L−アスパラギン酸の製造方法
JPS61285997A (ja) L−フエニルアラニンの製造方法