JPS60133148A - 鉄筋コンクリ−ト構造物開口部の補強筋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は鉄筋コンクリート構造物開口部の補強筋に関
する。その目的は３次元空間に彎曲した複雑な構造の補
強筋であっても組立、配筋が容易でしかも補強効果の低
下をもたらすことがない鉄筋コンクリート構造物開口部
の補強筋を提案するにある。

原子力発電所の鉄筋コンクリート製格納容器あるいは鉄
筋コンクリート製サイロなどのコンクリート壁の開口部
まわシの補強鉄筋は非常に複雑な形状をしている。その
−例は第１．２，３．４図のごとくである。第１図は原
子力発電所の鉄筋コンクリート製の格納容器を示し、ス
リーブ３を配し形成した開口部２があるコンクリート壁
１には両表面表層部に格子状に鉄筋４が配筋してあり、
開口部２０周辺付近には３次元的に彎曲した鉄筋４が２
本並列し配筋しである。従って配筋作業は非常に複雑で
あり、むずかしい曲げ加工を必要とし、多大の手間を要
した。

この発明は上記事情に鑑みなされたものである。

以下図示する実施例によシ説明する。

第５．６．７図において、スリーブ３を配し開゛口部２
を設けたコンクリート壁１には両面表層部に鉄筋４が格
子状に配筋してあシ、開口部２周辺付近は鉄筋４に代わ
り鋼より線５が配筋しである。この鋼よシ線５は鉄筋に
比べ柔軟で曲げ加工し易く、３次元空間に複雑に彎曲せ
しめて容易に配筋でき、その両端には第８図のごとく鋼
管継手６を介し、鉄筋４が接合されている。

第９図は鋼管継手部分を示し、継手一端部は雌ネジ部を
なし台形雄ネジ状をなす鉄筋４の端部を螺着し、その外
側に軸力導入ナツト７を締付けて固定しである。継手他
端部には鋼より＠５を差込み圧着し、圧着継手を形成し
固定しである。

なお、第５図のごとく配筋した後、コンクリートの打設
に先だって、鋼よシ線５の交差部を結束線等で結束して
動かないようにセットするのが好ましい。

この実施例では鋼よシ線の断面積を鉄筋のそれと等しく
した。断面積が等しい鉄筋と鋼よシ線とは引張剛性がほ
ぼ等しく、鉄筋を鋼よシ線に置換えても鋼材料は増大し
ないし、補強効果も低下せず、鉄筋のみを用いたコンク
リート壁に比べ強度の低下はなかった。なお、鉄筋に比
べ鋼より線は高価であるが、その使用を開口部周辺の複
雑な配筋部分に限定し、材料コストのアップを最少に抑
制した。

この発明は以上の構成であり、次の効果をもたらす。

■　可撓性がある鋼よシ線を補強筋に使用することによ
シ、複雑な補強筋組立てを容易にする。

■　鉄筋を鋼より線に置換えても鋼材料の使用量は増大
せず、強度低下も起ら々い。

■　鋼よシ線を鉄筋に強固容易に接合できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は原子力発電所の鉄筋コンクリート製格納容器の
縦断面図、第２．３．４図はそれぞれ格納容器のコンク
リート壁に配筋した鉄筋の正面図、Ａ−Ａ断面図、およ
びＢ−Ｂ断面図、第５゜６．７図はそれぞれ格納容器の
コンクリート壁に配筋した実施例の補強筋の正面図、Ａ
−Ａ断面図、およびＢ−Ｂ断面図、第８図は鋼より線と
鉄筋との接合状態を示す斜視図、第９図は鋼よシ線と鉄
筋とを接合した鋼管継手部分の断面図である。 １・・コンクリート壁、２・・開口部、３・・スリーブ
、４・・鉄筋、５・・鋼よシ線、６・・鋼管継手、７・
・ナツト。 第１図 第２図 −Ｂ 第３図 第４図 第５図 −Ｂ 第６図 第　７　閣 第　８Ｌ！、ｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉄筋コンクリート構造物の開口部周辺の補強鉄筋
   に代わシ鋼よシ線を用い、この鋼より線と補強鉄筋とは
   鋼管継手を介し接合してなシ、鋼より線端は鋼管継手一
   端部に差込み圧着し固定してあシ、補強鉄筋端は鋼管継
   手他端部に螺着し固定しであることを特徴とする鉄筋コ
   ンクリート構造物開口部の補強筋。