JPH0116802Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116802Y2
JPH0116802Y2 JP6426683U JP6426683U JPH0116802Y2 JP H0116802 Y2 JPH0116802 Y2 JP H0116802Y2 JP 6426683 U JP6426683 U JP 6426683U JP 6426683 U JP6426683 U JP 6426683U JP H0116802 Y2 JPH0116802 Y2 JP H0116802Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcement
main
beams
joint
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6426683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59171101U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6426683U priority Critical patent/JPS59171101U/ja
Publication of JPS59171101U publication Critical patent/JPS59171101U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116802Y2 publication Critical patent/JPH0116802Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、柱の同一仕口部に三本以上の梁を
連結する場合に、梁主筋の配筋段数の軽減と、コ
ンクリートの施工性の向上および定着効果の増大
を目的とした柱梁仕口配筋装置に関するものであ
る。
従来、梁の交点に柱を配置した架構体におい
て、梁が三本以上交叉している場合には、各梁の
梁主筋は上下に重ね最小三段の主筋配置としてい
る。然し乍ら斯る架構においては、三方向からス
トレートに梁主筋を通し配筋するので、仕口内に
は梁主筋群により平面格子状の配筋となり、コン
クリート打設時にコンクリートの流動性を阻害す
るおそれがあるのみならず、梁主筋の軸方向にお
けるコンクリートの付着抵抗力が小さくなる問題
点があつた。
然るにこの考案は、隣接梁主筋を仕口内で湾曲
させたので、例えば六本の梁を連結する仕口にお
いても、梁主筋は二段配置でよいことになり、か
つ湾曲部がコンクリートの抗力を増大するなど前
記従来の問題点を解決したのである。
この考案は、隣接梁主筋間の一体性を高めると
共にコンクリート打設時の施工性を良好にしたも
のであつて、柱の同一仕口に三本以上の梁を連結
する場合に有効であり、特に三本梁および六本梁
の場合にはバランスのとれた配筋となる。然し乍
ら仕口部の強度上、例えば鉄骨内蔵の仕口におい
ては、梁主筋全部を湾曲して通し筋とする必要な
く、例えば並列梁主筋中外側の二本を通し筋と
し、中間の二本を呑み込みアンカー(第3図)と
することもできる。また通し筋の湾曲角は鈍角が
好ましい。
即ちこの考案を第1図および第2図の実施例に
ついて説明すれば、柱1の仕口部2へ梁3,3
a,3b,3c,3d,3eを連結する。この場
合に梁3および3bは梁主筋4,4aを通し筋と
して共通に配筋し、梁3および3dは梁主筋4
b,4cを通し筋として共通に配筋し、梁3bお
よび3dは梁主筋5,5aを通し筋として共通に
配筋する。また梁3aおよび3cは梁主筋6,6
aを通し筋として共通に配筋し、梁3aおよび3
eは梁主筋6b,6cを通し筋として共通に配筋
し、梁3cおよび3eは梁主筋7,7aを通し筋
として共通に配筋する。然して前記梁主筋4,4
a,4b,4c,5,5a,6,6a,6b,6
cおよび7,7aの湾曲部は何れも柱1の内側リ
ング8および梁主筋9,9の内側に配置されてい
る。図中10は仕口における外側リング、11は
柱主筋のスパイラル筋、12,12は各梁主筋に
嵌装したリング筋である。前記実施例のように、
隣接梁の同一平面内における梁主筋を共通に通し
筋とすれば、六本の梁の梁主筋は二段で収まるこ
ととなる。従つて第1図図示のように上下二段の
梁主筋で組織された格子目は比較的大きくなり、
コンクリート打設時の施工性を良好にするもので
ある。また梁主筋に軸方向引張力(例えば矢示1
3,13a)が掛つても、湾曲部がアンカーされ
ると共に、コンクリートとの付着力が良いので、
付着抵抗が大きく、恰も呑み込みアンカー(水平
にアンカーしたと同様)の如く十分の抗力を発揮
し得るものと認められた。
次に第3図および第4図の実施例は、前記第1
図および第2図の実施例において、梁3a,3
b,3d,3e内に鉄骨14、14a,14b,
14cを入れると共に、仕口内へこれらの交叉鉄
骨15を埋設したものである。このような場合に
は梁3a,3b,3d,3eの梁主筋は同一平面
で各二本とし(従つて通し筋は一本となる)、梁
3,3cの梁主筋中4a,4b,6a,7a,は
夫々内側リング8内で下方に曲げ、呑み込みアン
カー16,16aとする。
また第5図の実施例は、第1図の実施例の仕口
部より突設した通し筋17,17a,17b,1
7c,18,18a,19,19a,19b,1
9c,20,20aの突出端と、プレキヤストコ
ンクリート梁21,21a,21b,21c,2
1d,21eの各梁主筋22,22a,22b,
22c,22d,22eとを夫々カプラー23,
23で連結したものである。この実施例によれ
ば、プレキヤストコンクリート梁を使用する場合
にも、柱仕口を有利に配筋することができる。
この考案は例えば第6図図示のように正三角形
グリツト状に梁を通し、各交叉点に柱を配置した
架構を基本として構成する建造物の配筋などに用
いることができる。前記第1図乃至第5図の実施
例は何れも六本梁について説明したが、三本梁の
場合には前記実施例中三本梁用の一組の配筋を除
けばよいことになり、その作用効果は六本梁と同
様である。
この考案の実施例中第1図の実施例について
は、実物の1/2.5の模型により鉛直荷重時およ
び地震時水平力の交番載荷重時の挙動を実験した
所、架構の耐力および復元力特性を著しく改善す
ることが確認された。
即ちこの考案によれば、一方の梁の主筋を仕口
内で鈍角に湾曲させ同一高さにおける隣接梁の梁
主筋の通し筋として配設したので、コンクリート
打設置時の施工性を改善し得ると共に、各梁主筋
に掛る軸方向抵抗力を著しく増大し、地震時の復
元特性を改善するなどの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部を省略した平
面図、第2図は同じく第1図中A−A矢示におけ
る一部を省略した立面図、第3図は同じく鉄骨を
用いた実施例の一部を省略した平面図、第4図は
同じく第3図中B−B矢示の一部を省略した立面
図、第5図は同じくプレキヤストコンクリート梁
を用いた実施例の一部を省略した平面図、第6図
はこの考案の仕様例を示す軸組の一部平面図であ
る。 1……梁、2……仕口部、3,3a,3b,3
c,3d,3e……梁、4,4a,4b,4c,
5,5a……梁主筋、6,6a,6b,6c,
7,7a……梁主筋、8……内側リング、9……
柱主筋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 柱に三本以上の梁を連結した仕口において、
    一方の梁の梁主筋を仕口内で鈍角に湾曲させ、
    同一高さにおける隣接梁の梁主筋の通し筋とし
    て配設してなる柱梁仕口配筋。 2 仕口に連結する梁の数を三本又は六本とした
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の柱梁仕口
    配筋。 3 湾曲する梁主筋はその全部又は一部とした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の柱梁仕口配
    筋。 4 梁主筋の湾曲部位置は柱の内側リング筋内と
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の柱梁
    主仕口配筋。 5 仕口内外の梁主筋は同一鉄筋とし、又は異る
    鉄筋を連結具で連結した実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の柱梁仕口配筋。
JP6426683U 1983-04-28 1983-04-28 柱梁仕口配筋 Granted JPS59171101U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6426683U JPS59171101U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 柱梁仕口配筋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6426683U JPS59171101U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 柱梁仕口配筋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171101U JPS59171101U (ja) 1984-11-15
JPH0116802Y2 true JPH0116802Y2 (ja) 1989-05-17

Family

ID=30194451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6426683U Granted JPS59171101U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 柱梁仕口配筋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59171101U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5248784B2 (ja) * 2007-01-25 2013-07-31 戸田建設株式会社 柱と梁の接合構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59171101U (ja) 1984-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0116802Y2 (ja)
JPH0512416Y2 (ja)
JPH0972044A (ja) 充填被覆形鋼管コンクリート塔状構造物
JP3242628B2 (ja) チュ−ブ架構における隅柱と梁との接合部の構造
JPH0197744A (ja) フラットプレート構造建築物におけるシアヘッド部の剪断補強構造
JPS603844Y2 (ja) 補強コンクリ−ト構造
JPS5840626B2 (ja) 鉄筋コンクリ−ト構造物の孔部補強鉄筋
JP2718744B2 (ja) 鉄筋コンクリート造耐震壁と鉄骨梁とからなる建築構造
JPH0467539B2 (ja)
JPH0448136B2 (ja)
JPH0436328Y2 (ja)
JPS60109454A (ja) 柱の構築工法
JPS6039835B2 (ja) 鉄筋先組工法
JPH0534464B2 (ja)
JPS5935683Y2 (ja) 異径組立鉄筋柱の接続部構造
JPH0327073Y2 (ja)
JPH08199722A (ja) Rc床スラブの補強構造
JPH0450721Y2 (ja)
JPS628246Y2 (ja)
JPS6028726Y2 (ja) 建築用パイプ支柱
JPS6175143A (ja) 柱・梁接合部の構築構造
TWM581618U (zh) Steel-reinforced concrete reinforced concrete seismic strengthening structure and column surrounding beam stirrup structure
JPH0650014B2 (ja) 鉄筋コンクリート円柱の配筋構造
KR20200052783A (ko) 철근 조립체
JPS6268951A (ja) 柱鉄筋の配筋構造