JPS60131833A - 石英ガラスの製造方法 - Google Patents

石英ガラスの製造方法

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JPS60131833A
JPS60131833A JP23757783A JP23757783A JPS60131833A JP S60131833 A JPS60131833 A JP S60131833A JP 23757783 A JP23757783 A JP 23757783A JP 23757783 A JP23757783 A JP 23757783A JP S60131833 A JPS60131833 A JP S60131833A
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quartz glass
temperature
sol
gel
heated
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JP23757783A
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English (en)
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Motoyuki Toki
元幸 土岐
Sadao Kanbe
貞男 神戸
Satoru Miyashita
悟 宮下
Tetsuhiko Takeuchi
哲彦 竹内
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Seiko Epson Corp
Suwa Seikosha KK
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Seiko Epson Corp
Suwa Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属アルコキシドを原料とするゾル−ゲル法
で、ゾル溶液に超微粉末シリカを添加することにより、
大きな石英ガラスを製造する方法に関す今。
石英ガラスは、高純度のものが製造できるように力った
ため、最近では半導体の製造において、ルツボやボード
、拡散炉の炉心管に使用されるようになり、その有用性
が認められている。また、理化学用のビーカー等のガラ
ス器具や、光学測定用のセルとしても石英ガラスは用い
られ、さらには、水酸基の少ないものや光学的に均一な
ものが開発されたことによって、各錘の光学的用途に使
用されるようになシ、特に、光通信用の石英ガラスファ
イバーは最近注目されている。
石英ガラスは、その他ではT’FT(薄膜トランジスタ
)の基板としても応用されており、各種多様な分野に利
用され、ますます需要が増している現状である。
一般に、石英ガラスは次の三通りの方法で製造されてい
る。
1)天然水晶を洗浄し、これを溶融する方法。
2)高純度5tale4あるいはSiH,を原料として
s’i o、を作る方法。
3)天然珪砂を溶融する方法。
これらいずれの方法でも、原料費が高価で、高温での処
理が必要であることから、石英ガラスは非常に高価なも
のとなっている。
このようなことから、石英ガラスの安価な製造方法が望
まれている。その方法として、金属アルコキシドを原料
とする方法と、超微粉末シリカを原料とする方法の二つ
の方法が試みられている。
次に、それぞれについて概説する。
金属アルコキシドを原料とするゾル−ゲル法により石英
ガラスを安価に製造しようという試みは5olids、
37.191〜201 (1980))によってなされ
ている。このゾル−ゲル法は、原料のアルコキシドの精
製が容易だということから、純度の高い石英ガラスが得
られるということと、熱処理温度が低いということから
製造コストが従来法のものよシ安価であるという特徴を
有している。
この方法の概略は次のようである。すなわち、シリコン
アルコキシド、水、アルコール、 適aな触媒(塩酸や
アンモニア等)を混合し、加水分解後ゲル化し、収縮乾
燥させてドライゲルとする。
ドライゲルを加熱処理し無石化すると石英ガラスとする
ことができる。
この方法においての問題点は、ゲル化後乾燥しドライゲ
ルとする工程で、乾燥中に割れやすいということと、さ
らに、ドライゲルを加熱処理し石英ガラスとする際にも
割れやすく、結局大きな石英ガラスを作成できないとい
うことである。現状では、文献でみるかぎり、封止・9
谷らの研究によって得られた28m+φの円板状石英ガ
ラスが最大のようである。
次に、超微粉末シリカを原料とする方法について説明し
たい。
この方法はベル研究所のRabinovich E M
ら(Journal of ’Non−(!rysta
l’1ine 5olids。
47.435〜439(1982))によって試みられ
ている。これは、超微粉末シリカ(Oa b−o−E!
 i l。
aabot社)を水に加え、ヒドロシルとした後、ゲル
化し収縮乾燥させドライゲルとし、ドライゲルとし、ド
ライゲルを焼結し石英ガラスとするものである。この方
法の長所は、前記の金属アルコキシド法と異なり、ドラ
イゲル作成中および焼結中に割れやクラックが生じに<
<、比較的大きな石英ガラスが得られやすいということ
である。しかし、得られた石英ガラスは95X15X5
m(4チのB、0.を含む)程度のもので、それほど大
きなものは作られていないし、この程度が大きさの限界
のように思われる。さらにこの方法の欠点は、気泡がゾ
ル中にとりこまれやすく、結果として石英ガラス中の気
泡が多くなっていることである。
従って、光学的均質性をめる用途には応用できない。
以上述べてきたように、金属アルコキシドあるいは超微
粉末シリカを原料としたゾル−ゲル法では大きな石英ガ
ラスが得られてなく、種々の分野に応用される状況には
なっていない。
そこで、本発明の目的は、大面積の石英ガラス板あるい
は大きな体積を有する石英ガラス塊を、ゾル−ゲル法を
用い、従来法より安価に製造する方法を提供することで
ある。
さらに他の目的は、石英ガラスの品質向上および歩留り
の向上にある。
その方法として次のような方法を考案l〜だ。
すなわち、シリコン・アルコキシドに、水および塩酸を
加え加水分解しゾルとした後、このゾル溶液に超微粉末
シリカ(Aerosil (Degussa社)。
C!ab−o−8in (Oabot社) 、 Fra
nsil (Franeo1社) 、 D、 O,EI
iliCa (Dou Oorning社)。
Arc 5ilica (PP0社)等のホワイトカー
ボン〕を加え、よく攪拌する。このゾルをポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、テフロン、ガラス等のなるべく疎
水性の材質の容器に加え、ゲル化させ、乾燥しドライゲ
ルとする。次にドライゲルを室温からゆつくシ加熱し、
所定の温度で保持し無石化させるものである。
この方法によれば、超微粉末シリカを添加していないも
のに比ベゲルの乾燥時に割れに<<、さらに、ドライゲ
ルの構造が多孔性になっているために、焼結中も割れや
クラックが生じにくい。従って、この方法を用いること
によシ、従来では不可能だった大きさの石英ガラスが得
られるようになる。
本発明による製造方法について、さらに詳しく説明する
従来のゾル−ゲル法で大きな石英ガラスが得られなかっ
た原因は、ドライゲルの作成時に、ゲルの乾燥で非常に
大きな収縮を伴うために割れやすかったことと、焼結中
でもかなり昇温スピードを遅くしても割れやすかったこ
との2点である。
焼結時に割れにくくする方法は、計上らが言つているよ
うに、50〜100^程度の比較的大きな細孔を多量に
有するドライゲルを作成することである。これは、超微
粉末シリカを原料とするRabinovich K M
らのドライゲルが焼結中に割れにくいということや、金
属アルコキシドをアンモニア水で加水分解して得られる
ドライゲル(このドライゲルは酸で加水分解したものよ
シかなり多孔性になっている)が焼結中に割れにくいと
いうことからも分かる。こういうことから、ドライゲル
を多孔性にし、更に品質的にも、気泡がゲル中に残らな
いようにという考え方で、金属アルコキシドを加水分解
したゾルに超微粉末シリカを添加した本発明の製造方法
を考案するに至った。本発明の方法は、超微粉末シリカ
を添加したために、ドライゲルが非常に多孔性になシ、
焼結中に割れに<<、更に、焼結後の石英ガラス中にも
気泡がほとんどなく、品質的にも良くなった。
超微粉末シリカはドライゲルを多孔性にする効果があげ
いいのであるから、AeroeilやC!ab−o−s
il のような5iOJI4を酸水素炎バーナーで加水
分解して得られるホワイトカーボンばかりでなく、ケイ
酸ソーダを原料とする湿式法による微粉末シリカであっ
ても良いことは明らかである。
また、金属アルコキシドをアンモニア水で加水分解する
と、シリカ微粒子が生成することはよく知られている。
この微粒子を回収すると、上記のホワイトカーボンとよ
く類似した超微粉末シリカになる。この超微粉末シリカ
を使用しても、同様の効果があることは容易に推測され
る。
次に、ドライゲルの割れを防止する方法であるが、これ
は容器と乾燥条件に伊存するところが大きい。しかし、
容器を、−ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、テフロン
等の疎水性の材質にし、乾燥条件を最適条件にしても、
我々の実験では51Mφ程度のドライゲルが上限であっ
た。従って現状のドライゲルより大きなドライゲルを得
るにはゲルの構造自身を変える必要がある。そこで我々
は、ゲルの強さがそのPH値に大きく依存していること
を発見した。金属アルコキシドを酸触媒で加水分解した
ゾルは、PR値が1〜2程度になっている。このゾルに
アンモニア等の塩基を加え、PH値を大きくするとゲル
化速度が早まり、さらにゲルの乾燥時の大きな収縮にも
耐えるような強い構造のゲルとなることを見出した。特
にPH値を6〜6にすると、最も強いゲルとなることも
分かった。このようなPH値の調整をすることで、本発
明の製造方法でさらに大きな石英ガラスを作成すること
ができるようになる。PH値を調整する塩基はアンモニ
アばかりでなく、テトラエチルアミンやピリジン等の有
機塩基でも良い。ただし、水酸化ナトリウムや水酸化カ
リウム等の金属アルカリイオンを含むものは、石英ガラ
ス中に陽イオンが残存することになるので、石英ガラス
の作成には不向きである。石英ガラス以外のソーダガラ
ス等の多成分系ガラスには有効である。
大きなドライゲルを作成する方法において、PH値の調
整はたいへん有効ではあるが、やはシ、容器および乾燥
条件が適切でないと歩留シが悪くなる。そこで容器及び
乾燥条件を説明する。
容器については先にも記したが、疎水性の材質が良い。
というのは、ゲルが乾燥するときに大きな収縮を伴い、
ゲルの大きさはドライゲルになると線収縮率で7割はど
になるぐらいである。すなわち、ゲルと容器の間の親和
力が弱く、なるべくゲルがすべり易いものが良い。この
ようなものにはポリプロピレンや、ポリ塩化ビニル、テ
フロン。
ポリエチレン、ポリスチレン等の重機ポリマーがある。
もちろん、ガラス等の容器に上記有槻ポリマーを付着さ
せても良いことは明らかである。
また、乾燥条件は、ゲル中の溶妙(水、アルコール)の
蒸発速度に依存している。つまシ、ゲルを入れである容
器の7タの開口駆(フタの穴の面積とフタの面積の比)
と乾燥済1度と深度について適切な条件を決めれば良い
フタの開口率を小さくシ、ゲル中の溶媒の蒸発速度を小
さくすれば、ゲルの割れは少なくなる。
しかし、製造日数が長く女るため製造コストは大きなも
のになってしまう。従って、できるだけ製造日数を短か
くシ、さらに歩留りも良くする条件を見つけ出さなけれ
ばならない。ところで、ゲルの割れは乾燥温度にも依存
しており、温度が高いほどゲル構造が強くなり、歩留り
が良くなる。ただし、溶媒の沸点を超に、た温度になる
と、乾燥速度を制御するのが回軸に力るため、120℃
程度が上限である。以上の考え方から、歩留り良く短期
間でドライゲルを製造するには、乾燥温度を120℃ま
でとし、開口率を50%以下はすれば良いことを見出し
た。
また、ゾルを容器に加えた後ゲル化する時は、なるべく
低い温度が良い。というのは、ゾル゛が容器と接してい
る面や、ゾル中に気泡が発生することが多いのであるが
、ゲル化温度が低いほど気泡の発生が少ないからである
。60℃以上になるとほとんどこの気泡が発生し、焼結
後の石英ガラス中に気泡が残ることになる。したがって
ゲル化温度は60℃以下にしたい。ただし、ゲル化温度
が低いとゲル化速度が遅くなるので、実用的なゲル化温
度は5℃以上ということになる。
ゲル化後乾燥温度まで昇温することになるが、この時、
昇温スピードはなるべく遅い方が歩留りは良くなる。し
かし、製造時間を短縮化するには昇温スピードをなるべ
く大きなものにしたい。その上限の昇温スピードは12
0℃/ h r程度である。
以上、ドライゲルの製造条件について述べてきたが、次
に焼結条件について書く。
先にも記したように、超微粉末シリカを添加すると、ド
ライゲルが多孔性になり焼結時の歩留りが良くなる。−
しかし、焼結時の昇温プログラムを最適化しなければ、
やけシ品質や歩留りも悪くなる。
焼結は次の三工程よりなる。つまり、 1)脱吸着水処理をする工程 2)脱炭素・脱塩化アンモニウム処理をする工程 3)無石化する工程 である。
1)の脱吸着水処理をする工程は、焼結の歩留シに一番
大きな影響を与える。ドライゲルには物理吸着水が多量
に存在し、だいたい400℃程度の熱処理でとれる。こ
の時、急激に昇温し物理吸着水を急激にとると、割れが
生じやすいため歩留りが悪くなる。従って、この昇温ス
ピードは遅いほど良い。しかし製造コストを考えると、
昇温スピードはある程度早くなければならない。歩留り
が悪くならない程度で昇温スピードを早くしなければな
らないが、その上限はだいたい400℃/ h r程度
である。さらに歩留り良く熱処理するには、室温から4
00℃までのある温度で1時間以上保持する処理を、少
々くとも1回行うことが望ましい。
次の2)の脱炭素・脱塩化アンモニア処理をする工程は
、だいたい400℃〜1100℃の熱処理で行なわれる
。この間の昇温スピードは、1)の工程はどは歩留シに
影響をしないが、それでも早すぎるのは良くないので、
昇温スピードは、60〜b りを良くするためPH値を調整した場合、ドライゲル中
には塩化アンモニウムが残存する。塩化アンモニウムは
338℃で昇華するが、ドライゲル中に存在するため分
解しにくくなっておp、400℃〜1100℃の間の熱
処理が必要にかってくる。
効率良く塩化アンモニウムを分解するには、その間の温
度で6時間以上保持する処理を少なくとも1回行うこと
が望ましい。この時、同時に残存している炭素も分解す
るので、さらに効率的である。
次の3)の無石化の工程は、超微粉末シリカの添加量に
もよるが、だいたい1000℃〜1400℃の熱処理で
行かわれる。2)の工程から無子1化温度までの昇温ス
ピードは60〜b 当である。無石化温度で所定の時間保持すると、透明で
、近赤外吸収スペクトルやビッカース硬度。
比重等も市販品と同一の石英ガラスが刊られる。
ただし、この方法で得られる石英ガラスは、無孔化温度
以上で長時間保持すると発泡してしまう。
この現象は、無石化後の石英ガラスの含水量に依存して
おり、含水量が少ないほどこの発泡の傾向は小さくなる
。また、含水量・は超微粉末シリカの添加量に依存し、
つまシ、超微粉末シリカの添加割合を大きくすれば、含
水量が減シ発泡の傾向も小さくなる。従って、発泡に関
しては、超微粉末シリカ添加量・が多いほど良いという
ことになる。
しかし、ドライゲルの歩留シは逆に、超徐粉末シリカの
添加量が増すと悪くなるので、結局、歩留り良く、発泡
の傾向も小さくするには、超微粉末シリカを金属アルコ
キシドに対してモル比で0.2〜5倍量添加するのが望
ましい。
一方、焼結後の石英ガラス中に、クリストバライト、ト
リジマイト等の結晶が発生する場合がある。これはある
種の失透現象であるが、この失透現象は、超微粉末シリ
カのゾルに対する分散性や微量な不純物と関停があるこ
とが分かった。分散性を良くするため、ゾルの超音波振
動や、遠心分離は効果的である。特に遠心分離の操作で
、微量な不純物が除かれることが分かシ、失透に対して
効果的であることが分かった。
次に実施例を示す。
実施例1゜ 精製した市販のシリコンエトキシド2081(1モル)
にα01規定の塩酸を280ゴ加え、激しく攪拌し加水
分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Oa b−o−
s i’l : Ce、 bo を社の表面積200が
/2の超微粉末シリカの商品名)を729 (1,22
モル)攪拌下加えた。このゾルに0.1規定のアンモニ
ア水を滴下し、PHを4.5に調整した。このゾルをポ
リプロピレン製の箱型容器(幅30 crnX 30 
mX高さ10.CM+ )に高さが1副になるように仕
込んだ。密閉して20℃で放置すると50分後ゲル化し
、更に一夜放置した。
次に、穴の面積が7タの面積に対して2%(開口率)の
フタに替え、20℃から昇温スピード2’C/ h r
で60℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、
室温に放置しても割れ々い安定なドライゲル(19cI
nX 19tMXO,6crn)が得られた。同様の処
理のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥をす
ると、2個が割れ、歩留り90で18個のドライゲルが
得られた。
18個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で1
時間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。つづいて
昇温スピード180℃/hrで950℃まで加熱し、9
50”Cで18時間保持して脱炭素・脱塩化アンモニウ
ムの工程を行なった。さらに昇温スピード180℃/h
rで1200℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持
すると無石化し、透明な石英ガラス(15crnX 1
5crnX O,5cm)となった。この焼結過程では
、どのドライゲルも割れなくて、歩留fi100%で1
9個の石英ガラスが得られた。得られた石英ガラスの近
赤外吸収スペクトルを測定すると、市販の石英ガラスと
同様のピークがあられれ、多少ピークの高さには差はあ
られれたが、はぼ一致していると言える。また、比重は
2.2、ビッカース硬度は792 Kg/−1熱膨張係
数5.4X10−’でアシ、これも市販品とほぼ一致し
、た。したがって本発明の製造方法による石英ガラスは
、市販の石英ガラスと同一物性でおると言える。
実施例2 精製した市販のシリコンエトキシ)’208p(1モル
)に0.01規定の塩酸を280ゴ加え、激しく攪拌し
加水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Nipsi
l K’220A :日本シリカニ業株式会社のケイ酸
ソーダを原料とする湿式法による微粉末シリカ、粒子径
1.5μrn)を25.8 f(α43モル)攪拌下加
え、超音波振動をかけた。
このゾルに0.1規定のアンモニア水を滴下し、PHを
4.5に調整した。このゾルをポリプロピレン製の箱型
容器(幅30 crnX 30 zX高さ10.)に高
さが16nK々るように仕込んだ。密閉して20℃で放
置すると30分後ゲル化し、更に一夜放置した。
次に、穴の面積が7タの面積に対して0.8チ(開口率
)の7タに替え、20℃から昇温スピード2℃/hrで
70℃に加熱した。12日間この温度で乾燥させると、
室温に放置しても割れない安定なドライゲル(18cr
nX 18cmX O,6m)が得られた。同様の処理
のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥をする
と3個が割れ、歩留シ85%で17個の)°ライゲルが
得られた。
17個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温2ピ
ード60℃/hrで300℃まで加熱し500℃で2時
間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。つづいて、
昇温スピード180℃/hrで950℃まで加熱し、9
50℃で18時間保持して脱炭素・脱塩化アンモニウム
の工程を行なった。さらに昇温スピード180℃/hr
で1120℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持す
ると無召化し、透明な石英ガラス(15mX15mX0
.5m)となった。この焼結過程では、2個割れて暴留
シB&2%で15個の石英ガラスが得られた。また、得
られた石英ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定すると
、市販の石英ガラスと同様のピークがあられれ、多少ピ
ークの高さには差はあられれたが、はぼ一致していると
言える。また、比重は2.18、ビッカース硬度は79
0 Kg / mm”、熱膨張係数5,4X 10−7
であシ、これも市販品とほぼ一致した。
したがって本発明の製造方法による石英ガラスは市販の
石英ガラスと同一物性であると言える。
実施例& 精製した市販のシリコンエトキシド208t(1モル)
にα01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加水
分解する。一方、シリコンエトキシド800d、エタノ
ール五4Lの混合溶液に、28チアンモニア水14td
、エタノール10L。
水200dの混合溶液を加え、室温で攪拌し、−夜放置
後、減圧濃縮で超微粉末シリカを回収した。
この超微粉末シリカを9素気流下20−u ”(:、で
−夜乾燥した。このようにして得られた超微粉末シリカ
6at(1モル)を上記加水分解溶液に攪拌下加え、超
音波振動をかけ、均一度の高いゾルとした。このゾルに
0.1規定のアンモニア水を滴下し、PHを4.5に調
整した。このゾルをポリプロピレン製の箱型容器(幅5
0 crnX 30 cm X高さ10crn)に高さ
が1cInになるように仕込んだ。密閉して20℃で放
置すると50分後ゲル化し、更に一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して1%(開口率)の
7タに替え、20℃から昇温スピード2℃/hrで60
℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室温に
放置しても割れない安定なドライゲル(21crnX 
21 cm X 0.7 cm )が得られた。同様の
処理のゾルを、同様の容器20個に仕込み同様の乾燥を
すると3個が割れ、歩留シ85チで17個のドライゲル
が得られた。
17個のドライゲルな焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらに昇温スピード60℃/hrで30
0℃まで加熱し、300℃で5時間保持して脱吸着水処
理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950℃まで加
熱し、950℃で18時間保持して脱炭素・脱塩化アン
モニウムの工程を行なった。さらに昇温スピード180
℃/hrで1220℃まで加熱しこの温度で1.5時間
保持すると無孔化し、透明カ石英ガラス(15crnX
 15CrnX O,5crn)となった。この焼結過
程では、5個割れて歩留り70.6チで12個の石英ガ
ラスが得られた。また、どの石英ガラスにも失透や気泡
はなく、品質の高いものが得られた。得られた石英ガラ
スの近赤外吸収スペクトルを測定すると、市販の石英ガ
ラスと同様のピークがあられれ、多少ピークの高さには
差はあられれたが、#1は一致していると言える。また
、比重は2.21.ビッカース硬度は811陶/−熱膨
張係数5.6X10″″7でアリ、これも市販品とはr
x一致した。したがって本発明の製造方法による石英ガ
ラスは市販の石英ガラスと同一物性であると言える。
実施例4゜ 精製した市販のシリコンメトキシド152v(1モル)
に[101規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aerosi
l OX5’0 : アエロジル社の表面積so−/f
の超微粉末シリカの商品名)を90 f (1,5モル
)攪拌下加え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離を
しダマ状物を取シ除き、均一度の高いゾルとした。この
ゾルに0.1規定のアンモニア水を滴下し、PHを4.
5に調整した。
このゾルをポリプロピレン製の箱型容器(幅30cm 
X 50 cm X高さ10cIn)に高さが1釧にな
るように仕込んだ。密閉して20℃で放置すると30分
後ゲル化し、更に一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して0.8%(開口率
)のフタに替え、20℃から昇温スピード5℃/hrで
70℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室
温に放置しても割れない安定なドライゲル(20−副X
 20 cm Xα7crn)が得られた。同様の処理
のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥をする
と、割れたものはなくて、歩留り1oo%で20個のド
ライゲルが得うれた。
20個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温がら昇温スピ
ード60 ℃’/ h rで200 ”ci テ加熱L
、200℃で3時間保持した。さらに昇温スピード60
℃/hrで300℃攻で加熱し、300’C−?’5時
間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950 ’Cま
で加熱し、950℃で18時間保持して脱炭素・脱塩化
アンモニウムの工程を行なった。さらに昇温スピード1
80℃/hrで1250′C−!!で加熱しこの温度で
1時間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15σ
X 15 cmX 0.5 cyn)とたった。
この焼結過程では、どのドライゲルも割れなくて歩留り
100チで19個の石英ガラスが得られた。
また、どの石英ガラスにも失透や気泡はなく、品質の高
いものが得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収ス
ペクトルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピー
クがあられれ、多少ピークの高さには差はあられねだが
、Piは一致していると言える。また、比重は2.1 
? 、ビッカース硬度は771 Kg/J、熱膨張係数
5.8X10−フであり、これも市販品とほぼ一致した
。したがって本発明の製造方法による石英ガラスL市販
の石英ガラスと同一物性であると言える。
実施例& 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
に0.01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超−微粉末シリカ(Aeros
tl 0X50 :アエロジル社の表面積50が/fの
超微粉末シリカの商品名)を75 ? (1,22モル
)攪拌下加え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離を
しダマ状物を取り除き、均一度の高いゾルとした。この
ゾルにn、 1−[:Vlのトリエチルアミンのエタノ
ール溶液を滴下し、PHを4.5に調整した。このゾル
をポリプロピレン製の箱型容器(幅30′αX30an
X高さ1ocrn)に高さが1cInになるように仕込
んだ。密閉して40℃で放置すると10分後ゲル化し、
更に一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して1%(開口率)の
フタに替え、40℃がら昇温スピード5℃/hrで70
℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室温に
放置しても割れない安定なドライタ# (1a 5cm
’X’1 a 5’3X Q、 65cm)カ得られた
。同様の処理・のゾルを同様の容器20個に仕込み、同
様の乾燥をすると2個が割れ、歩留り90%で18個の
ドライゲルが得られた。
18個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらに昇温スピード60℃/hrで30
0℃まで加熱し、300”0.−1:5時間保持して脱
吸着水処理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで900℃まで加
熱し、900℃で9時間保持して脱炭素・脱塩化アンモ
ニウムの工程を行なった。。さらに昇温スピード180
℃/hrで1220℃まで加熱し、との温度で1.5時
間保持すると鋸引化し、透明な石英ガラス(15副X1
5crnXα5.)となった。この焼結:A程では、ど
のドライゲルも割れなくて歩留p100%で19個の石
英ガラスが得られた。また、どの石英ガラスにも失透や
気泡はなく、品質の高いものが得られた。得られた石英
ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定すると、市販の石
英ガラスと同様のピークがあられれ、多少ピークの高さ
には差はあられれたが、はぼ一致していると言える。省
た、比重は2.2.ビッカース硬度は790Kg/wj
であり、これも市販品とほぼ一致した。したがって、本
発明の製造方法による石英ガラスは市販の石英ガラスと
同一物性であると言える。
実施例& 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
に0.01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aersi1
0X50 :アエロジル社の表面積50d/fの超微粉
末シリカの商品名)を759(1,22モル)攪拌下加
え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離をしダマ状物
を取り除き、均−iの高いゾルとした。このゾルに0.
1モル/Lのピリジンのエタノール溶液を滴下し、PI
(を4.5に調整した。このゾルをポリプロピレン類の
箱型容器C幅30α×60crn×高さ10 cm )
に高さが1crnになるように仕込んだ。密閉して5℃
で一夜放冒した。
次に、穴の面積が7タの面積に対して1チ(開口率)の
フタに替え、5℃から昇温スピード5”Q / h r
で60℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、
室温に放置しても割れない安定なドライゲル(1a8c
mX1 a83XO,65crn)が得られた。同様の
処理のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥を
すると3個が割れ、歩留り85%で17個のドライゲル
が得られた。
17個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で6
時間保持した。さらに昇温スピード60℃/hrで30
0℃まで加熱し、300℃で5時間保持して脱吸着水処
理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで900℃まで加
熱し、900℃で9時間保持して脱炭素・脱塩化アンモ
ニウムの工程を行なった。さらに、昇温スピード180
℃/hrで1220℃まで加熱し、この温度で1.5時
間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15cmX
 15crnx o、 5cm)となった。この焼結過
程では、どのドライゲルも割れなくて歩留fi100%
で19個の石英ガラスが得られた。また、どの石英ガラ
スにも失透や気泡はなく、品質の高いものが得られた。
得られた石英ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定する
と、市販の石英ガラスと同様のピークがあられれ、多少
のピークの高さに拡差はあられれたが、はぼ一致してい
ると言える。また、比重は2.2.ビッカース硬度は7
60Kg/ J *熱膨張係数5.6 X 10−”で
あシ、これも市販品とほぼ一致した。したがって本発明
の製造方法による石英ガラスは、市販の石英ガラスと同
一物性であると言える。
実施例2 精製した市販のシリコンエトキシド208fて1モル)
に0.01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(cab−o−
sil: cabot社の表面積200m/fの超微粉
末シリカの商品名)を602(1モル)攪拌下加え、超
音波振動をかけた。
さらに遠心分離をしダマ状物を取シ除き、均一度の高い
ゾルとした。このゾルにアンモニアガスの窒素ガスによ
る希釈ガスをバブリングして、PHを4,5に調整した
。このゾルをポリプロピレン類の箱型容器(幅50 c
m X 3’0 an X高さ1 ocrn)に高さが
1のになるように仕込んだ。密閉して30℃で放置する
と、30分後ゲル化した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して5%(開目串)の
フタに替え、30℃から昇温スピード5℃/hrで60
℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室温に
放置しても割れない安オなドライゲル(21cn X 
21 crnX Q、 7 cm )が得られた。同様
の処理のゾルを、同様の容器20個に仕込み、同様の乾
燥をすると5個が割れ、歩留り75%で15個のドライ
ゲルが得られた。
15個ドライゲルを焼結炉に入れ、室温から、r温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらにR’ MAスピード60℃/hr
で300℃まで加熱し、300℃で5時間保持して脱吸
着水処理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950℃まで加
熱し、950℃で18時間保持して、脱炭素・脱塩化ア
ンモニウムの工程を行水つだ。さらにJ7g、mスピー
ド180℃/hrで1220℃まで加熱し、この温度で
1.5時間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(1
5crnX 15crnX O,5crn)となった。
この焼結過程では、どのドライゲルも割れなくて歩留り
100チで19個の石英ガラスが得られた。また、どの
石英ガラスにも失透や気泡はなく、品質の高いものが得
られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収スペクトルを
測定すると、市販の石英ガラスと同様のピークがあられ
れ、多少ピークの高さには差はあられれたが、はぼ一致
していると言える。また、比重は2.19. ビッカー
ス硬度は790Kf/−、熱膨張係数5.4 X 10
−’であシ、これも市販品とほぼ一致した。したがって
本発明の製造方法による石英ガラスは、市販の石英ガラ
スと同一物性であると言える。
実施例& 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
にQ、02規定の塩酸を180−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に を10ロー加え、さらに超微
粉末シリカ(Aθrosinoxso:アエロジル社の
表面積so−/rの超微粉末シリカの商品名)を60r
(1モル)攪拌下加え、超音波振動をかけ、均一度の高
いゾルとした。この時、PH2,15であった。このゾ
ルをポリプロピレン製の箱型容器(幅16Crn>< 
16m×高さ10crn)に高さが1crnになるよう
に仕込んだ。密閉して20℃で一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して0.1%(開口率
)のフタに替え、20℃から昇温スピード2℃/hrで
60℃に加熱した。15日間この温度で乾燥させると、
室温に放置しても割れない安定なドライゲル(11,5
crnX 11.5ctnX 0.7m)が得られた。
同様の処理のゾルを同様の容920個に仕込み、同様の
乾燥をすると8個が割ね1、歩留り60チで12個のド
ライゲルが得られた。
12個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらに昇温スピード60℃/hrで50
0℃まで加熱し、500℃で5時間保持して脱吸着水処
理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950℃まで加
熱し、950℃で5時間保持して脱炭素の工程を行なっ
た。さらに昇温スピード180℃4rで1200℃まで
加熱し、この温度で1.5時間保持すると無孔化し、透
明な石英ガラス(8efnX8σX 0.5 cm )
となった。この焼結過程では、どのドライゲルも割れな
くて、歩留り100チで12個の石英ガラスが得られた
。また、どの石英ガラスにも失透や気泡はなく、品質の
高いものが得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収
スペクトルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピ
ークがあられれ、多少ピークの高さには差はあられれた
が、はぼ一致していると言える。また、比重はz21.
ビッカース硬度は7 q o Kg / J #熱膨張
係数5.5X10””であシ、これも市販品とほぼ一致
した。したがって本発明の製造方法による石英ガラスは
、市販の石英ガラスと同一物性であると言える。
実施例θ 精製した市販のシリコンエトキシド2087(1モル)
に0.02規定の塩酸を180−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に水を10ロゴ加え、さらに超微
粉末シリカ(’Aerosi1oxso:アエロジル社
の表面積so*/fの超微粉末シリカの商品名)を73
 f (1,22モル)攪拌下加え、超音波振動をかけ
た。さらに遠心分離をしダマ状物を取り除き、均一度の
高いゾルとした。乙のゾルに0.1規定のアンモニア水
を滴下し、PHを4.5に調整した。このゾルをポリプ
ロピレン製の箱型容器(幅3oσX30crnX高さ1
 ocrn)に高さが1crnになるように仕込んだ。
密閉して20℃で放置すると30分後ゲル化し、更に一
夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して1%(開口率)の
フタに替え、20℃から昇温スピード2’C,/hrで
60℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室
温に放置しても割れない安定なドライゲル(21cm 
X 21 an X 0.7 cm )が得られた。同
様の処理のゾルを同様の容器20個に仕込み同様の乾燥
をすると1個が割ね、歩留り95チで19個のドライゲ
ルが得られた。
19個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで2oo′C″!で加熱し、200℃
で3時間保持した。さらに昇温スピード60’C/hr
 テ300℃まで加熱し、3oo℃で5時間保持して脱
吸着水処理の工程を行彦っだ。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950’C壕で
加熱し、950℃で18時間保持して脱炭素・脱塩化ア
ンモニウムの工程を行なった。さらに昇温スピード18
0 ’C/ hrで122 o’ctf加熱し、この温
度で1.5時間保持すると鋸引化し、透明な石英ガラス
(15crn’X 15crnX O,5crn)とな
った。この焼結過程では、どのドライゲルも割れなくて
、歩留り100チで19個の石英ガラスが得られた。ま
た、どの石英ガラスにも失透や気泡はなく、品質の高い
ものが得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収スペ
クトルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピーク
があられれ、多少ピークの高さには差はあられれるが、
はぼ一致していると言える。また、比重は2.2.ビッ
カース硬度は800胸/−2熱膨張係数5.5 X 1
0−7であり、これも市販品とほぼ一致した。したがっ
て本発明の製造方法による石英ガラスは、市販の石英ガ
ラスと同一物性であると言える。
塩基によりPH値を調整し々い場合、得られる” 石英
ガラスの最大は8αX 8 cm X O,5−であっ
たが、本実施例のようにPH値を調整すると、よシ大き
な石英ガラス(15crnX 15OnX 0.5(W
)が世られた。
実施例in。
精製した市販のシリコンエトキシド208t(1モル)
に0.01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aerosi
’l ロス50:アエロジル社の表面積50d/fの超
微粉末シリカの商品名)を5oot(5モル)攪拌下加
え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離をしダマ状物
を取り除き、均一度の高いゾルとした。このゾルに0.
1規定のアンモニア水を滴下し、PHを4.0に調整し
た。
このゾルをポリプロピレン製の箱型容器(幅30zX3
0cmX高さ10m)に高さが1crnになるように仕
込んだ。密閉して25℃で放置すると50分後ゲル化し
、更に一夜放置した。
次に、穴の面積が7タの面積に対して2チ(開口率)の
フタに替え、室温から昇温スピード2℃/hrで60℃
に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室温に放
置しても割れない安定なドライゲル(21crnX21
ωX O,7’ cm )が得られた。同様の処理のゾ
ルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥をすると5
個が割れ、歩留り75チで15個のドライゲルが得られ
た。
15個ドライゲルを焼結炉に入れ、室温から、昇温スピ
ード10℃/hrで300℃まで加熱し、300℃で5
′時間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。つづい
て昇温スピード320 ℃/ h rで600℃まで加
熱し、6’00℃で9時間保持して脱炭素・脱塩化アン
モニウムの工程を行表っだ。
さらに、昇温スピード3206C/hrで1400℃ま
で加熱し、この温度で0.5時間保持すると鋸引化し、
透明な石英ガラス(15crnx 15ctnX 0.
56n)となった。この焼結過程では、どのドライゲル
も割れ々くて、歩留fi100%で15個の石英ガラス
が得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収スペクト
ルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピークがあ
られれ、多少ピークの高さには差はあられれたが、tl
は一致していると言える。また、比重はz19.ビッカ
ース硬度は760Kg/、J熱膨張係数5.8X10−
’であり、これも市販品と・はぼ一致した。したがって
本発明の製造方法による石英ガラスは市販の石英ガラス
と同一物性であると言える。また、得られた石英ガラス
を1400℃で50分間保持しても発泡現象けみられな
かった。すなわち、発泡現象についてれ、超微粉末シリ
カの割合を金属アルコキシドに対して5倍量にすると、
発泡については全く問題なくなることが分かる。この割
合以上にすると、焼結温度が高くなりすぎて、実用性が
小さく表ってくる。
実施例11゜ 精製した市販のシリコンエトキシド208t(1モル)
 K O,O2規定の塩酸を180−加え、激しく攪拌
し加水分解する。この溶液に水を100−加え、さらに
超微粉末シリカ(Aerosiloxso:アエロジル
社の表面積50rIf/fの超微粉末シリカの商品名)
をt2r((L2モル)攪拌下加え、超音波振動をかけ
、均一度の高いゾルとした。このゾルに0.1規定のア
ンモニア水ヲ滴下し、PHを3.0に調整した。このゾ
ルをポリプロピレン製の箱型容器(幅50 cm X 
3 G cm X高さ10crn)K高さが1crnに
なるように仕込んだ。密閉して5℃で一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して0.8チ(開口率
)のフタに替え、5℃から昇温スピード2℃/hrで6
0℃に加熱した。10日間この温度で乾燥させると、室
温に放置しても割れない安定なドライゲル(1a OI
ynX 1 a 0 cm x 0.6 cm )が得
られた。同様の処理のゾルを同様の容器20個に仕込み
、同様の乾燥をすると10個が割れ、歩wすso%で1
D個のドライゲルが得られた。
10個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード10℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらに昇温スピード10℃/hrで50
0℃まで加熱し、300℃で5時間保持して脱吸着水処
理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード20℃/hrで600℃まで加熱
し、600℃で18時間保持して脱炭素・脱塩化アンモ
ニウムの工程を行なった。さらに昇温スピード30℃/
hrで1000℃まで加熱し、この温度で1.5時間保
持すると無孔化し、透明な石英ガラス(14,0cm 
X 14. Ocm X 0.45の)となった。この
焼結過程では、5個割れ、歩留り70%で7個の石英ガ
ラスが得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収スペ
クトルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピーク
があられれ、多少ピークの高さには差はあられれたが、
Itは一致していると言える。また、比重は2.19.
 ビッカース硬度は780助/−1熱膨張保数5.6X
斗ローフであシ、これも市販品とほぼ一致した。したが
って本発明の製造方法による石英ガラスは、市販の石英
ガラスと同一物性であると言える。また、得られた石英
ガラスを1200℃で50分間保持しても発泡しなかっ
た。しかし、1300℃にすると発泡したので、微粉末
シリカの添加割合は、金属アルコキシドに対して0.2
倍量以上にしないといけないことが分かる。この割合以
下では1200℃で全て発泡した。
実施例12゜ 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
に0.01規定の塩酸を2801nt加え、激しく攪拌
し加水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aero
sil oXs O:7工oジル社の表面積50d/f
の超微粉末シリカの商品名)を42f(α7モル)攪拌
下加え、さらに遠心分離をしダマ状物を取シ除き、均一
度の高いゾルとした。このゾルに0.1規定のアンモニ
ア水を滴下し、paを6.0に調整し友。このゾルをポ
リプロピレン製の箱型容器C幅30 c*X 50 c
rnX高さ10crn)に高さが1crnになるように
仕込んだ。密閉して5℃で放置すると10分後ゲル化し
、更に一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して2チ(開口率)の
フタに替え、室温から昇温スピード5℃/hrで65℃
に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、室温に放
置しても割れない安定らドライゲル(1a 5cInX
 1 a 5mX 0.65cm)が得られた。同様の
処理のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の乾燥を
すると、歩留り100%で20個のドライゲルが得られ
た。
20個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200℃まで加熱し、200℃で3
時間保持した。さらに昇温スピード400℃/hrで3
00℃まで加熱し、300℃で5時間保持して脱吸着水
処理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード400℃/hrで1000℃まで
加熱し、1000℃で8時間保持して脱炭素・脱塩化ア
ンモニウムの工程を行左っだ。さらに昇温スピード40
0℃/hrで1150℃まで加熱し、この温度で1.5
時間保持すると無上化し、透明な石英ガラス(14,5
e1nX 14.5crnXα5tYn)となった。こ
の焼結禍根では、2個割れ、歩留り90チで18個の石
英ガラスが得られた。また、どの石英ガラスにも失透や
気泡はか<、品質の高いものが得られた。得られた石英
ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定すると、市販の石
英ガラスと同様のピークがあられれ、多少ピークの高さ
には差はあられれたが、はぼ一致していると言える。
また、比重は2.19.ビッカース硬度は780Kg/
 mj 、熱膨張係数5.4 X 10−7であり、こ
れも市販品とほぼ一致した。したがって本発明の製造方
法による石英ガラスは、市販の石英ガラスと同一物性で
あると言える。本実施例で示したように、PH値を高く
すると、ドライゲルの歩留りはたいへん良くなり、はと
んど再現性良(100%となる。しかし、ゲル化時間が
極端に短かくなり、操作上これよシ短かくなると、実用
的ではなくなる。
従って、このPH値以下に調整する必要があると思われ
る。
実施例1五 精製した市販のシリコンエトキシド208t(1モル)
に0.01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aerosi
l 0 x50 :アエロジル社の表面積50d/lの
超微粉末シリカの商品名)を75 f (1,22モル
)攪拌下加え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離を
しダマ状物を取シ除き、均一度の高いゾルとした。この
ゾルにQ、1規定のアンモニア水を滴下し、PHを4.
5に調整した。
このゾルをテフロン製の箱型容器1幅30 cm X5
0 tm X高さ10 cm )に高さが1αになるよ
うに仕込んだ。密閉して室温で放置すると50分後ゲル
化し、更に一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して2チ(開口率)の
フタに替え、室温から昇、温スピード2℃/hrで60
℃に加熱した。7日間゛この温度で乾燥させると、室温
に放置しても割れない安定なドライゲル(21cInX
21tMX(17cm)が得られた。
同様の処理のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様の
乾燥をすると、歩留り100チで20個のドライゲルが
得られた。
20個のドライゲルを焼結炉に入れ、ネ温から昇温スピ
ード180℃/hrで′500℃まで加熱し、300℃
で1時間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。つづ
いて昇温スピード620℃/hrで950℃まで加熱し
、950℃で18時間保持して、脱炭素・脱塩化アンモ
ニウムの工程を行なり九。さらに昇温スピード520℃
/hrで1220℃まで加熱し、この温度で1.5時間
保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15cn+X
 1 s、、x o、sm)となった。この焼結過程で
は、1個割れ、歩留り95チで19個の石英ガラスが得
られた。また、どの石英ガラスにも失透や気泡はなく、
品質の高いものが得られた。得られた石英ガラスの近赤
外吸収スペクトルを測定すると、市販の石英ガラスと同
様のピークがあられれ、多少ピークの高さには差はあら
れれたが、は)f一致していると言える。また、比重は
2.2.ビッカース硬度は800Ky / mJ e熱
膨張係数5.4 X 10−?であり、これも市販品と
を1ぼ一致した。したがって本発明の製造方法による石
英ガラスは、市販の石英ガラスと同一物性であると言え
る。
実施例146 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
にα01規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加水
分解する。この溶液に超微粉末シリカ(Aeroθ11
0X50:アエロジル社の表面積so、i/lの超微粉
末シリカの商品名)を120F(2モル)攪拌下加え、
超音波振動をかけた。さらに遠心分離をしダマ状物を取
り除き、均一度の高いゾルとした。このゾルに0.1規
定のアンモニア水を滴下し、PHを4.3に調整した。
このゾルをポリ塩化ビニルで表面コートしたガラス製の
箱型容器C幅30 cm X 3’0 cTnX高さ1
ocIn)に高さが1cInにな′るように仕込んだ。
密閉して20℃で放置すると30分後ゲル化し、更に一
夜放置した。
次に、穴の面精が7タの面積に対17て2%(WJ口目
串のフタに替え、20℃から昇温スピード2’C/hr
で60℃に加熱した。7日間この温度で乾燥させると、
室温に放置しても割れ表い安定なドライゲル(21cm
 X 21 crnX 0.7 t:m )が得られた
。同様の処理のゾルを同様の容器20個に仕込み、同様
の乾燥をすると1個が割れ、歩留り95チで19個のド
ライゲルが得られた。
19個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60℃/hrで200 ’Cまで加熱し、200℃
で1時間保持して脱吸着水処理の工程を行なった。つづ
いて昇温スピード180’C/hrで950℃壕で加熱
し、’950’(:、で9時間保持して脱炭素・脱塩化
アンモニウムの工程を行なった。
さらに、昇温スピード180℃/hrで1280℃まで
加熱し、この温度で1.5時間保持すると鋸引化し、透
明な石英ガラス(15mX 15crnX 0.5I:
tn)となった。この焼結過程では、1個割れ、歩留り
94.7 %で18個の石英ガラスが荀られた。
また、どの石英ガラスにも朱透や気泡はなく、品質の高
いものが得られた。得られた石英ガラスの近赤外吸収ス
ペクトルを測定すると、市販の石英ガラスと同様のピー
クがあられれ、多少ピークの高さには差はあられれたが
、はぼ一致していると言える。′また、比重は2.2.
ビッカース硬度は805Kf/WJI熱膨張係数5.5
 X 10−’ テあシ、これも市販品とほぼ一致した
。したがって本発明の製造方法による石英ガラスは、市
販の石英ガラスと同一物性であると言える。
本実施例で示したように、容器はガラスのように親水性
のものでも、表面に疎水性の有機高分子を付着させると
、歩留りを向上させることができる。
実施例15゜ 精製した市販のシリコンエトキシド208f(1モル)
にa1規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加水分
解する。この溶液にy!B微粉末シリカ(Aerosi
l 0x50 :アエロジル社の表面積50tt+”/
fの超微粉末シリカの商品名)を73f (1,22モ
ル)攪拌下加え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離
をしダマ状物を取り除き、均一度の高いゾルとした。こ
のゾルに0.1規定のアンモニア水を滴下し、PHを4
.1に調整した。このゾルをポリプロピレン製の箱型容
器(幅30crn×30鍔×高さ10cIn)に高さが
1crnになるように仕込んだ。密閉して60℃で放置
すると、10分後ゲル化した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して0.5チ(開口率
)の7タに替え、60℃から昇温スピード2℃/hrで
12.0 ’(、に加熱した。4日間この温度で乾燥さ
せると、室温に放置17ても割れ力い安定なドライゲル
(21cn+X 21 crnX O,7cm )が得
られた。同様の処理のゾルを同様の容器20個に仕込み
、同様の乾燥をすると6個が割れ、歩留り70チで14
個のドライゲルが得られた。
14個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から昇温スピ
ード60”C/hr テ400”C1”t’加熱L、脱
吸着水処理の工程を行なった。つづいて昇温スピード1
80℃/hrで11oo′Cまで加熱し、1100℃で
3時間保持して脱炭素・脱塩化アンモニウムの工程を行
なった。さらに昇温スピード180℃/hrで1220
℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持すると無孔化
し、透明な石英カラス(15c1nX 15cmXα5
m)となった。この焼結過程では、3個のドライゲルが
割れ、歩留シフa6%で11個の石英ガラスが得られた
。得られた石英ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定す
ると、市販の石英ガラスと同様のピークがあられれ、多
少ピークの高さには差はあられれたが、はぼ一致してい
ると言える。また、比重は2.2.ビッカース硬度はs
 o OKf/J、熱膨張係数5.5×10−!であり
、とれも市販品とほぼ一致した。したがって本発明の製
造方法による石英ガラスは、市販の石英ガラスと同一物
性であると君える。
実施例16゜ 精製した市販のシリコンエトキシド2082(1モル)
に0.05規定の塩酸を280−加え、激しく攪拌し加
水分解する。この溶液に超微粉末シリカ(AθrOEl
il OX50 :アエロジル社の表面積50m!/f
の超微粉末シリカの商品名)を75?(1,22モル)
攪拌下加え、超音波振動をかけた。さらに遠心分離をし
ダマ状物を取シ除き、均一度の高いゾルとした。このゾ
ルに0.1規定のアンモニア水を滴下し、PHを5.・
0に調整した。
このゾルをポリプロピレン製の箱型容器(幅30mX 
30 crnX高さ10m)に高さが11:rnになる
ように仕込んだ。密閉して5℃で一夜放置した。
次に、穴の面積がフタの面積に対して50%()10率
)の7タに替え、5℃から昇温スピード120℃/hr
で20℃に加熱した。22日間この温度で乾燥させると
、室温に放置しても割れない安定なドライゲル(21c
rn×21副×0.7の)が得られた。同様の処理のゾ
ルを同様の容器28個に仕込み、同様の乾燥をすると1
6個が割れ、歩留り20チで4個のドライゲルが得られ
た。
4個のドライゲルを焼結炉に入れ、室温から、昇温スピ
ード10℃/hrで200 eC,まで加熱し、200
℃で2時間保持した。さらに昇温スピード10℃/hr
で300′Cまで加熱し、300℃で2時間保持して脱
吸着水処理の工程を行なった。
つづいて昇温スピード180℃/hrで950”Cまで
加熱し、950℃で6時間保持して脱炭素・脱塩化アン
モニウムの工程を行なった。さらに昇温スピード180
’Q/hrで1220’Cまで加熱し、この温度で1.
5時間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15c
rn×15crnxQ、50)となった。この焼結過程
では、どのドライゲルも割れなくて、歩留シ100%で
19個の石英ガラスが得られプζ。また、どの石英ガラ
スにも失透や気泡はなく、品質の高いものが得られた。
得られた石英ガラスの近赤外吸収スペクトルを測定する
と、市販の石英ガラスと同様のピークがあられれ、多少
ピークの高さには差はあられれたが、はぼ一致している
と言える。また、比重は2.19.ビッカース硬度は8
10Kg/J*熱膨張係数5.4 X 10−7であシ
、これも市販品とほぼ一致した。したがって本発明の製
造方法による石英ガラスは、市販の石英ガラスと同一物
性であると言える。
以上実施例で示したように、本発明の石英ガラスの製造
方法を用いれば、ゾル−ゲル法でも、15℃M×15c
In程度の大きな石英ガラスの製造が可能となる。さら
に歩留りも90%以上が可能であシ、市販の石英ガラス
のコストよりはるかに安いコストで石英ガラスを製造す
ることが可能となった。また、本発明の製造方法を応用
すれば、石英ガラス以外の多成分系ガラス、例えばボウ
ケイ酸ガラス、ソーダガラス、シリカアルミナガラス。
5iO1−ZrO,系の耐7/l/カリガラ、2.、 
Sin、 −T10.系の低膨張率ガラス等も製造可能
である。
本発明によシ得られる製造コストの安価た石英ガラスは
、従来において石英ガラスを使用している分野(例えば
、扉化学用機器、IC製造工程中のフォトマスク、ボー
ド等、IC用の基板、TFT用基板1石英ファイバー用
プリフォーム等)に使用されうると思われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によって得られた石英ガラスと、通常
の溶融法による市販の石英ガラス(信越石英)の近赤外
吸収スペクトルである。 以 上 出願人 株式会社 諏訪精工舎 手続補正書(自発) 昭和59年1月31日 昭和58年特許願第257577号 2、発明の名称 石英ガラスの製造方法 3、補正をずろ者 事件との関係 出顆人 口) 明細ll1lt別紙の通り全文補正する。 (2)図面(第1図)を別紙の通り補正し添付する。 明 細 書 1、発明の名称 石英ガラスの製造方法2、特許請求の
範囲 (1) 金属アルコキシドを加水分解してなるゾル溶液
に超微粉末シリカを前記金属アルコキシド1モルに対し
て0.2〜5モルの割合で添加する工程、前記超微粉末
シリカ全添加してなるゾル溶液をゲル化した後乾燥させ
てドライゲルを作成する工程および前1iflドライゲ
ルを焼結した石英ガラスとする工程からなること全特徴
とする石英ガラスの製造方法。 (2) 前記金属アルコキシドとして一般式が81(O
R)4(ただしRはアルキル基を示す)で表わされるシ
リコンアルコキシドを用いたこと全特徴とする特許請求
の範囲第、1項記載の石英ガラスの製造方法。 (3) 前記超微粉末シリカとしてSi(!J4’i酸
水素炎バーナーで加水分解して得られるホワイトカ−ボ
ン、ケイ酸ソーダを原料とする湿式法によって得られる
超微粉末シリカあるいに金属アルコキシドをアンモニア
水で加水分解して得られる超微粉末シリカのいずれかを
用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項記載の石英ガラスの製造方法。 (4(前記超微粉末シリカ會添加した後超音波振動をか
けて前記超微粉末シリカを前記ゾル溶液中に均一に分散
させることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項
のいずれかに記載の石英ガラスの製造方法。 (5) 前記超微粉末シリカを添加した後遠心分離によ
って前記超微粉末シリカを前記ゾル溶液中に均一に分散
させることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項
のいずれかに記載の石英ガラスの製造方法。 (6) 前言e超微粉末シリカを添加してなるゾル溶液
に塩基を加えてPH値を5〜6の範囲になるように調整
することを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項の
いずれかに記載の石英ガラスの製造方法。 (7) 前駅塩基としてアンモニア水、アンモニアカス
、アンモニアの溶液、トリエチルアミンあるいはその溶
液、ピリジンあるいはその溶液もしくはアニリンあるい
はその溶液のいずれがを用いたことを特徴とする特許請
求の範囲第6項紀載の石英ガラスの製造方法。 18+ 前記ゲル化およびドライゲル作成工程において
前rゾル溶液を収容する容器のフタとして開口率が50
チ以下のフタを用いたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項〜第7項のいずれかに記載の石英ガラスの製造方
法。 (9)5〜60℃の温度でゲル化した後昇温速度り20
℃/h以下で20〜120℃の温度まで昇温し、収縮乾
燥させてドライゲル全作成することを特徴とする特許請
求の範囲第1項〜第8項記載の石英ガラスの製造方法。 00 前記ドライゲルを焼結する工程が以下の三つの工
程からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
9項のいずれかに記載の石英ガラスの製造方法。 1)脱吸着水処理をする工程 2)脱炭素処理をする工程 3)無孔化する工程 an 昇温速f400℃/h以下で20〜400℃の範
囲内の所定の温度に昇温し、′その温度で1時間以上保
持する処理を少なくとも髪−行なって前記脱吸着水処理
を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第10項記載
の石英ガラスの製造方法。 a? 昇温速度30〜400℃/hで400〜1100
℃の範囲内の所定の温度に昇温し、その温度で3時間以
上保持する処理を少なくとも1回行なって前記脱炭素処
理を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第10項記
載の石英ガラスの製造方法。 L12 昇温速度60〜400℃/hで1000〜14
00℃の範囲内の所定の温度に昇温し、所定の時間その
温度で保持して両駅鋸引化処理を行なうととt−特徴と
する特許請求の範囲第10項記載の石英ガラスの製造方
法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、金属アルコキシドを原料とするゾル−ゲル法
において、ゾル溶液に超微粉末シリカを添加することに
より、大きな石英ガラスを製造する方法に関する。 石英ガラスは、高純度のものが製造できるようになった
ため、最近では半導体の製造に使用するルツボ、ボード
あるいは拡散炉の炉芯管に用いられるようになり、その
有用性が認められている。 また、理化学用のビーカー等のガラス器具や光学測定用
のセルなどにも用いられ、さらには水酸基の少ないもの
や光学的に均一のものが開発されたことによって、各種
の光学的用途にも使用され、特に光通信用の石英ガラス
ファイバーやTPT(薄層トランジスタ)の基板への応
用が算近注目されるようになり、今後ますます需要が拡
大するものと期待されている。 現在、石英ガラスは主に1次の三種類の方法で製造され
ている。 1) 天然水晶を洗浄し、これを溶融する方法。 21 高純度のS i C14あるいはSiH4を原料
としてS10.を作る方法。 3)天然珪砂を溶融する方法。 これらの方法は、いずれも高温での処理が必要であるこ
とに加オーて、石英ガラス特有の製造工程の難しさから
、得られる石英ガラスが非常に高価々ものとなってしま
うという欠点を有している。 このよう表ことから、石英ガラスを安価に製造する方法
の実現が望まれており、その方法として金属アルコキシ
ドを原料とするゾル−ゲル法により石英ガラスを合成す
る方法と、超微粉末シリカを原料とするゾル−ゲル法に
より石英ガラスを合成する方法の二つの方法が、これま
でに試みられている。 金榊アルコキシドを原料とするゾル−ゲル法により、石
英ガラスを安価に製造しようという試みに、野上、守谷
らによってなされている(ジャーナル・オプ・ノンクリ
スタリン・リリッズ(Journal of Non−
0rystal’1ine Elolids ) 、 
P 191〜201.57.1980参照)。 この方法の概略に、シリコ/アルコキシド、水。 アルコールおよび塩酸やアンモニア等の適当な触媒を混
合し、加水分解後ゲル化し、さらに収縮乾燥させてドラ
イゲルとした後、このドライケル全加熱処理して無孔化
17、石英ガラスとするものである。 この方法に、原料のアルコキシドの精製が容易々ことか
ら、純度の高い石英ガラスが得られるということと、熱
処理温摩が低いために製造コストが安価であるという特
徴を有している反面、ゲル化後収縮乾燥させてドライゲ
ルとする工程中に割れが発生しやすいということと、さ
らにドライゲルを加熱処理して石英ガラスとする工程に
おいても割れやすいということから、結局実用上充分な
大きさの石英ガラスを作成できないという欠点を有して
いる。文献でみるかぎシ、現状では野上、守谷らの研究
によって得られた28調φの円板状石英ガラスが最大の
ようである。 次に、超微粉末シリカを原料とするゾル−ゲル法により
、石英ガラスを製造しようという試みにイー−エム・ラ
ビノビツヒ(1M、Ravinovich ) らによ
って試みられている(ジャーナル・オプ・ノンクリスタ
リン・ソリツズ、p435〜439゜47.1982参
照)。 コノ方法の概略は、超微粉末シリカ(キャボシル(Ba
b−o−’Sil ) 、キャボット社の商品名)を水
に加えてヒドロシルとした後ゲル化し、さらに収縮乾燥
させてドライゲルとした後、このドライゲルを焼結して
石英ガラスとするものである。 この方法は、前述の金属アルコキシドを原料とする方法
に比べて、ドライゲル作成工程および焼結工程中に割れ
やクラックが発生しに〈<、前述の方法よりに大きな石
英ガラスを製造しやすいという特徴を有している。しか
し、前述の文献によれば、実際に得られた石英ガラスは
、95x15X5+o+’(4%のBtOst”含む)
程度で、まだ充分な大きさと言えず、またこの程度が大
きさの限界のように思。われる。さらにこの方法は、気
泡がゾル中に取り込まれやすいため、結果として石英ガ
ラス中に無数の気泡が存在することになり、光学的な均
質性が得られないという欠点を有しており、光学的特性
を要求される分野への応用は期待できない。 以上述べたように、これまでに試みられたゾル−ゲル法
による石英ガラスの製造方法では、いずれも充分な大き
さ、充分な品質を有する石英ガラスが得られておらす、
各種の分野で実用化される状況にはなっていない。 本発明の目的は、ゾル−ゲル法に新しい手法を導入する
ことにより、大面積の石英ガラス板あるいに大きな体積
の石英ガラス塊を、従来よりも安価に製造し得る方法を
提供することにある。 本発明の他の目的に、ゾル−ゲル法によって得られる石
英ガラスの品質上向上させることにあり、さらに他の目
的ζ、製造上の歩留り?向上させることにある。 本発明の製造方法ハ、マずシリコ/アルコキシドに水お
よび塩酸あるいは8普に応じて溶媒を加えて加水分解し
、ゾルとする。次にこのゾル溶液[、焼機粉末シリカ(
キャボシル、アエロシ/L=(Aeroθ11.デグツ
サ社製)、ディー・シー・シリカ(D、O,5ilic
a 、ダウ*コー=7グ社製)、アーク・シリカ(A’
rc ’ Si’1iCa 、P P G社製)等の商
品名で市販されているホワイトカーボン)ヲ加え、よく
攪拌する。次にこのゾルケボリグロビレン。 ポリ塩化ビニル、ポリフッ化°エチレン(商品名テフロ
ン)、ガラス等のなるぺ〈疎水性の材質の容器に入れて
ゲル化し、乾燥させてドライケルとする。次にこのドラ
イゲルを室温からゆっくり加熱し、所定の温度で所定の
時間保持して無孔化させ石英ガラスとするものである。 この方法によれば、超微粉末シリカを添加していないも
のに比べてゲルの乾燥時に割れにくく、さらにドライゲ
ルの構造が多七性になるため、焼結時にも割れやクラッ
クが生じにくい。したがって、従来では不可能だった大
きさの石英ガラスが得られる。 従来のゾル−ゲル法で6大きな石英カラー長が得られな
かった原因は、ドライゲル作成時に、ゲルの乾燥で非常
に大きな収縮を伴うために割れやすかったことと、焼結
時にも割ねやすかったことの2点vcある。 野上らの研究によれば、全科アルコキシドを原料とする
ゾル−ゲル法において、焼結時の割れを防止する方法は
、50〜100λφ程度の比較的大きな細−f1ヲ多量
に有する、いわゆる多刹性のドライゲルを作成すること
である。これに、ラビノビツヒらによる超微粉末シリカ
を原料とするゾル−ゲル法におけるドライゲルが、焼結
時に割れにくいということや、金属アルコキシドをアン
モニア水で加水分解して得られるドライゲル(このドラ
イゲルは酸で加水分解したものよりかなり多孔性である
。)が、やはり焼結時に割れにくいということからも推
測される。 本発明の製造方法によれば、金属アルコキシドを加水分
解したゾルに超微粉末シリカを添加することによ一す、
ドライゲルが多孔性になり、焼結時に割れにくくなる。 また焼結後の石英ガラス中に残留する気泡がほとんどな
いため、光学的にすぐれた特性のものが得られる1 本発明で使用する超微粉末−シリカに、基本的にはドラ
イゲル?多石性にする効果があれば良いのであるから、
前述の商品名アエロジ ルのような、5ilO’14’に酸水素炎ノく−ブー−
でノJロ水分解して得られるホワイトカーボンだけでな
く、ケイ酸ソーダを原料とする湿式法Vr−裏ってイ尋
ら才りる超微粉末シリカでも良い。また、金属アルコキ
シドをアンモニア水で加水分解すると、71ツ力微粒子
が生成することは良く知られている。この微粒子全回収
すると前述のホワイトカーボンにff、tj (以した
超微粉末シリカが得られるので、このj!召機微粉末シ
リカ用いても同様の効果が得られ、る。 次に、ドライゲルの割れを防止するブチ法について研究
を行なったところ、我々に乾臂史時の大きが収縮に耐え
得るゲルの強さが、そのPH(直Vこ大きく依存してい
ること?見出した。すなわち、金属アルコキシドを酸触
媒で加水分解しプヒソ゛ルは、PH値が1〜2程度にな
っている。このゾルVこ〕/モニア等の塩基を加え、P
H値金大きくするとゲル化速度が太きくなると共に、乾
燥時の太きカ収縮にも耐え得る強い構造のゲルが得られ
ることを見出した。IVfにPH値を6〜6にすると、
最も強いゲルすなわち割れにくいゲルが得られる。この
ようにゾルのPR値ヲ調整することにより、本発明の製
造方法でさらに大きな石英ガラスを作成することができ
る。 PH値を調整するための塩基に、アンモニア水、アンモ
ニアガス、アンモニアの溶液あるいに有機塩基、特ニト
リエチルアミンあるいにその溶液、ピリジンおるいけそ
の溶液もしくはアニリンあるいけその溶液が望ましい。 しかし、水酸化ナトIJウム、水酸化カリウム等の金脱
アルカリ土類金含むものに、石英ガラス中に陽イオンが
残存してしまうので、石英ガラスの作成に用いること蝶
できない、ただし、ソーダガラス等の多成分系カラスの
作成には有効である。 大きなドライゲルを作成する場合にid、PH値の調整
はたいへん有効であるが、容器および乾燥条件が適切で
ないと歩留りが悪くなる。そこで歩留りを向上し得る容
器および乾燥条件について説明する。 ドライゲル作成時にゲルを収容する容器は、疎水性の材
質のものが望ましい。というのは、ゲルは乾燥するとき
にもとの大きさの約7割と大きく収縮するため、ゲルと
容器との親和力が弱く、なるべくゲルがすべり易い材質
が好ましいからである。このような材質としては、ポリ
プロピレン。 ポリフッ化エチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリスチレン等の有機ポリマーが最適である。また、ガ
ラス等の無機材料の表面に前記有機ポリマーを付着させ
たものでも良い。 また乾燥条件は、ゲル中に含まれている水、アルコール
等の溶媒の蒸発速度に依存している。したがって、ゲル
を収容している容器のフタの開口率(フタの全面積に対
する貫通孔の面積の総和の割合)、乾燥温度および湿度
を考慮して最適条件を設定する必要がある。 フタの開口率を小さくしてゲル中の溶媒の蒸発速度全車
さくしてやれば、ゲルの割れは少なくなる。しかし反面
、製造日数が長くなるために製造コストが高くなってし
まう。したがって、できるだけ製造日数ヲ短くし、かつ
歩留りも良くする条件を見出さなければならない。また
、ゲルの割れは乾燥温歌にも依存しており、温度が高い
ほどゲル構造が強くなって歩留りが良くなる。ただし、
溶媒の沸点を超えた温度になると、乾燥速度を制御する
のが困難になるため、120℃が上限である。以上の観
8点から実験を行なった結果、乾燥源#は室温(20℃
)〜120℃、フタの開口率は50%以下、好ましくは
10%以下が最適条件であることを見出した。 また、ゾルを容器に収容してゲル化する際に框できるだ
け低い温度にするのが望ましい。というのは、ゲル化の
際6CiJゾルと容器とが接している面あるいにゾル中
に気泡が発生しやすいが、ゲル化温度が低いほど気泡の
発生が少なくなるからである。実験によれば、ゲル化温
度が60℃を越えるとほとんどのゾルに気泡が発生し、
焼結後の石英ガラス中にこの気泡が残存して光学的特性
全低下させる。したがってゲル化温度は、60℃以下で
なければならない。一方、ゲル化温度があまり低くすぎ
ると、ゲル化速度が遅くなって製造コストが高くなるの
で、実用的なゲル化温度は5℃以上が望ましい。 さらに、ゲル化した後、ドライゲルを作成するために所
定の乾燥温度まで昇温しなければならないが、この時昇
温速度はできるだけ遅い方が歩留クハ良くなる。しかし
、製造に要する時間を短縮するためKは、昇温速度をで
きるだけ大きくしたい。その場合でも、昇温速度は12
0℃/h以下にするのが望ましい。 以上、ドライゲル作成時の諸条件について述べたが、次
に焼結時における歩留りおよび品質を向上させるための
諸条件について説明する。 焼結は次の三つの工程からなる。 1)脱吸着水処理をする工程 2)脱炭素処理をする工程 3)無孔化する工程 1)の脱吸着水処理をする工程は、焼結時の歩留りに最
も大きな影響を与えるものである。ドライゲルには物理
吸着水が多量に存在しており、これにだいたい400℃
程度の熱処理によって除去できる。しかし、この時に急
速に昇温して脱吸着水処理を急激に行なうと、割れが生
じやすくなって歩留りが低下する。したがって昇温速j
1?遅くしてやれば歩留りは向上するが、反面製造コス
l増大する。実験によれば、歩留v全低下させずに処理
ができる昇温速度の上限は400℃/hであり、かつ室
温(20℃)から400℃までの所定の温度で1時間以
上保持する処理を少なくとも1回行なうことが望ましい
。 2)の脱炭素処理は、400〜1100℃の範囲での熱
処理によって行なわれる。この場合も、1)の脱吸着水
処理の場合はどではないが、昇温速度が歩留りに影響を
与える。実験によれば、昇温速度は50〜b も□前述の範囲内の所定の温度で3時(1J]以上保持
する処理を少なくとも1回行なうことが望ましい。 また、前述のPH値の調整を行なった場合Kf−4、ド
ライゲル中に塩基の塩酸塩が残存しているが、これは脱
炭素処理時に炭素と一緒に分解するので非常に効率的で
ある。 5)の無孔化に、超微粉末シリカの添加量によっても異
なるが、だいたい1000〜1400℃の範囲での熱処
理によって行なわれる。この時2)の脱炭素処理時彦か
ら無孔化温度までの昇温速度に、50〜b 度で所定の時間保持すると、透明で近赤外吸収スペクト
ル、ビッカース硬度、比重等も従来から市販されている
石英ガラスとほぼ同一の石英ガラスが得られる。 ただし、この方法で得られる石英ガラスに、無孔化後も
無孔化温度以上の温度で長時間保持すると、発泡する傾
向がある。この現象rJ1無孔無孔化石英ガラスの含水
量に依存しており、含水量が少ないほど発泡の傾向は小
さくなる。また、含水量は超微粉末7リカの添加量に依
存しており、添加iI′を多くするほど含水量は少なく
なり、発泡の傾向も小さくなる。したがって、発泡を防
止するためには、超微粉末シリカの添加量全長くするこ
とが望ましいが、反面超微粉末シリカの添加量があまり
多くなると、ドライゲル作成時の歩留りが低下する。結
局、歩留りを低下させず、かつ発泡の傾向もlトさくす
るためには、超微粉末シリカの添加−:Mf、モル比で
全屈アルコキシド:超微粉末りリカ==1:0.2〜5
とするのが望ましい。 さらに、焼結後の石英ガラス中には、クリストバライト
、トリジマイト等の一結晶が発生する場合があるが、こ
れに一種の失透現象である。我々はとの失透現象が、超
微粉末シリカがゾル中に均一に分散していない場合や、
ゾルが微量の不純物金倉んでいる場合に発生しやすいこ
とを見出した。 超微粉末シリカの分散性を良くするためには、ゾルに超
音波振動を加えたり、遠心分FJI行なうのが効果的で
おる。特に遠心分離によって不純物が取り除かれること
が判明し、失透現象の防止に対してきわめて効果的であ
ることケ見出した。 以下実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。 実施例1 精製した市販のシリコンエトキシド゛2082(1モル
)に0.01規定の塩酸280−ケ加え、激しく攪拌し
て加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(表面
積200 n? / flの商品名キャホ’/JL) 
72 t (1,2モル)1彎拌しな力荒らカロえ、さ
らに0.1規定のアンモニア水を滴下【7てp、 Hイ
直が4.5になるように調整した。次にこのゾルヲ、J
iリブロビレン製の箱型容器(幅5.Ux5Ux高さ1
0crn)に高さが1αになるように仕込んだ。密閉し
て20℃で放置すると30分後にゲルイヒし、さらに−
夜装置した。 次に容器のフタ金開口率2.0−のものに替え、昇温速
度2℃/hで20℃から60℃までガロ熱し、7日間こ
の温度で乾燥させると、室温にフ装置しても割れない安
定なドライゲル(19X19XO,6crn)が得られ
た。同じ条件で作成した2 011!11のうち2個が
割れ、歩留r)90%で18個のト゛ライゲル75工得
られた。 次にこの18個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃まで力0熱し、この温度
で1時間保持して脱吸着水処理全行なった。つづいて昇
温速度180℃/hで950℃まで加熱し、この温度で
18時間保持して脱炭素、脱塩化アンモニウム処理を行
なった。さらに昇温速度180℃/hで1200℃まで
加熱し、この温度で1.5時間保持すると無孔化し、透
明な石英i−yス(15x 15 x 0−51yn)
が得られた。 この焼結過程では1個のドライゲルも割れず、歩留り1
00%で18個の石英ガラスが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスと、溶融法で製造された
市販の石英ガラス(信越石英株式会社製)の近赤外吸収
スペクトル奮第1図に示す。図において、1が本発明品
、2が市販品のスペクトルである。第1図から明らかな
如く、両者U It tY 1口1−のスペクトル金有
していると言えるO また本発明品は、比重が2.2、ビッカース硬度がy9
2h/d、熱膨張係数が5.4x10−’であり、これ
も市販品とはは一致した。した力よって、本発明の製造
方法による石英ガラスは、市販の石英ガラスと同一物性
であると言える。 実施例2 精製した市販のシリコンエトキシド208v(1モル)
lco、01規定の塩酸280−を加え、激しく攪拌し
て加水分解した。次にこの溶液に日本シリカニ業株式会
社製のケイ酸ソーダ全原料とする湿式法による粒子径1
.5μmの超微粉末シリカ(商品名ニブシル(Nip日
i1) E 220 A )25.8F(0,43モル
)を攪拌しながら加え、さらに超音波振動をかけた。こ
のゾルに0.1規定のアンモニア水を滴下してPH値が
4.5になるように調整した。このゾルをポリプロピレ
ン製の箱型容器(幅30x奥行30x高さ10 cm 
)に高さが1mになるように仕込んだ。密閉して20℃
で放置すると60分後にゲル化し、さらに−夜放置した
。 次に容器のフタを開口率0.8%のものに替え、昇温速
度2℃/hで20℃から70℃まで加熱し、12日間こ
の温度で乾燥させると、室温Vこ放置しても割れない安
定なドライゲル(18x18x0.6crn)が得られ
た。同じ条件で作成した20個のうち3個が割れ、歩留
り85%で17個のドライゲルが得られた。 次にこの17個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から600℃捷で加熱し、この温度で
2時間保持して脱吸着水処理を行なった。つづいて昇温
速度180℃/hで950℃まで加熱し、この温度で1
8時間保持して脱炭素、脱塩化アンモニウム処理を行な
った。さらに昇温速度180℃/hで1120℃まで加
熱し、この温度で1.5時間保持すると無孔化し、透明
な石英ガラス(15x 15x0.5m)が得られた。 この焼結過程では2個のドライゲルが割れ、歩留り8m
2%で15個の石英ガラスが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.18、ビ
ッカース硬度が790Kf/mc熱膨張係数が5.4x
10−; であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収
スペクトルを示した。 実施例3 精製した市販のシリコンエトキシド2082(1モル)
に0.01規定の塩酸280m/y−加え、激しく攪拌
して加水分解した。一方、シリコンエトキシド800m
/、エタノール5.4Fの混合溶液に、28%アンモニ
ア水14d、エタノール101、水200tnlの混合
溶液を加えて室温で攪拌し、−夜放置後、減圧濃縮で超
微粉末シリカを回収した。さらにこの超微粉末シリカを
窒素気流下200℃で一夜乾燥させ、このようにして得
られた超微粉末シリカ60r(1モル)全七肥加水分解
溶液に攪拌しながら加え、さらに超音波振11iIlk
かけて均一度の高いゾルとした。このゾルに0.’ 1
 M定のアンモニア水を滴下してPH値が4.5になる
ように調整した。次にこのゾルをポリプロピレン製の箱
型容器(幅50×奥行30×高さ10σ)に高さが1c
rnになるように仕込んだ。密閉して20℃で放置する
と50分後にゲル化し、さらに−夜放置した。 次に容器のフタ全開口率1.0%のものに替え、昇温速
度2℃/hで20℃から60℃まで加熱し7日間この温
度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定なド
ライゲル(21x’21x0.7cIn)が得られた。 同じ条件で作成した20個のうち3個が割れ、歩留り8
5%で17個のドライゲルが得られた。 次にこの17個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度で
3時間保持した後、さらに昇温速度60℃/hで300
℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水処理
を行表っだ。つづいて昇温速y1aor/hで950℃
まで加熱し、この温度で18時間保持して脱炭素、脱塩
化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度180
℃/、hで1220℃まで加熱し、この温度で1.5時
間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15X15
XQ、5cIn)が得られた。この焼結過程では5個の
ドライゲルが割れ、歩留り70.6%で12個の石英ガ
ラスが得られた。またどの石英ガラス産も失透現象や気
泡がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.21ビツ
力−ス硬度が811 b / a、熱膨張係数が5.6
x10−’でiり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収
スペクトルを示した。 実施例4 精製した市販のシリコンメトキシド152v(1モル)
に0.01規定の塩酸280−を加え、激しく攪拌して
加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(表面積
50d/f’の商品名アエロジル0X50)90F(1
,5モル)會猜拌しながら加え、超音波振動をかけた。 さらに遠心分離によってダマ状物ケ取り除き、均一度の
高いゾルとした。このゾルVC0,1規定のアンモニア
水全滴下してPH値が4.5になるように調整した。次
にこのゾルをポリプロピレン製の箱型容器(幅50x奥
行50×高さ10 cm )に高さが1mになるように
仕込んだ。密閉して20℃で放置すると30分後にゲル
化し、さらに−夜放置した。 次に容器のフタ全開口率0.8%のものに替え、昇温速
度5℃/hで20℃から70℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(2,0x 20 x 0.7m)が得られ
た。同じ条件で作成した20個のうち割れた物はなく、
歩留り100%で20個のドライゲルが得られた。 次にこの20個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から20o℃まで加熱し、この温度で
3時間保持した後、さらに昇温速度60℃/hで500
℃まで加熱17、この温度で5時間保持して脱吸着水処
理を行なった。つづいて昇温速度180℃/hで950
1:まで加熱し、この温度で18時間保持して脱炭素、
脱塩化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度1
80℃/hで1230℃まで加熱し、この温度で1時間
保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15x15x
o、5G)が得られた。この焼結過程では1個のドライ
ゲルも割れず、歩留り10’O%で20個の石英ガラス
が得られた。また、どの石英ガラスにも失透現象や気泡
がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.19、ビ
ッカース硬度が7711’s/、J、熱膨張係数が5.
8x10−7であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸
収スペクトルを示した。 実施例5 精製した市販のシリコンエトキシド2082(1モル)
&2m0.01規定の塩酸280tne’i加え、激し
く攪拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリ
カ(表面積50d、、/9の商品名アエロジル0X50
)739(1,22モル)i攪拌しながら加え、超音波
振動をかけた。さらに遠心分離によってダマ状物を取り
除き、均一度の高いゾルとした。このゾルlc0.1モ
ル/lのトリエチルアミンのエタノール溶液全滴下して
PH値が4.5 Kなるように調整した。次にこのゾル
全ポリプロピレイ製の箱型容器(幅30×奥行30x高
さ10m)に高さが1crnKなるように仕込んだ。密
閉して40℃で放置すると10分後にゲル化し、さらに
−夜放置した。 次に容器のフタを開口率1・0%のものに替え〜昇温速
度5℃/hで40℃から70℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(1a5x1fL5x0、65 crn)が
得られた。同じ条件で作成した20個のうち2個が割れ
、歩留り90%で18個のドライゲルが得られた。 次にこの18個のドライゲル會焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度で
3時間保持した後、さらに昇温速度60℃/hで600
℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水処理
を行なった。つづいて昇温速度180℃/hで900℃
まで加熱し、この温度で9時間保持して脱炭素、脱塩酸
塩の処理4I−行なった。さらに昇温速度180℃/h
で1220℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持す
ると無孔化し、透明な石英ガラス(15x15x 0.
5 cm )が得られた。この焼結過程でに1個のドラ
イゲルも割れず、歩留り100%で18個の石英ガラス
が得られた。またどの石英ガラスにも失透現象や気泡が
なく、すぐれた品質のものが得られ念。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.2、ビッ
カース硬度が790 Kf/−1熱膨張係数が5.6X
10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収ス
ペクトルを示した。 実施例6 精製した市販のシリコンエトキシド208F(1モル)
にα01規定の塩酸280−’j5加え、激しく攪拌し
て加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(表面
積50m’/fの商品名アエロジル0X50)73r 
(1,22%ル)2!I−攪拌しながら加え、超音波振
動をかけた。さらに遠心分離によってダマ状物を取り除
き、均−劇の高いゾルとした。このゾルにa1モル/l
のピリジンのエタノール溶液を滴下してPH値が4.5
 Kなるように調整した。次にこのゾルをポリプロピレ
ン製の箱型容器(幅50x奥行30X高さ10 cm 
)に高さが1cInになるように仕込んだ。密閉して5
℃で一夜放置し、ゲル化した。 次に容器のフタ金開口率1,0%のものに替え、昇温速
度5℃/hで5℃から60℃まで加熱し、7日間この温
度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定なド
ライゲル(1&8x’11L8x0、65 cm )が
得られた。同じ条件で作成した20個のうち3個が割れ
、歩留り85%で17個のドライゲルが得られた。 次にこの17個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速厭
60℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度で
3時間保持した後、さらに昇温速1f60℃/h−:3
oo℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水
処理會行彦つだ。つづいて昇温速度180℃/hで90
0℃まで加熱し、この温度で9時間保持して脱炭素、脱
塩酸塩の処理を行なった。さらに昇温速度180℃/h
で1220℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持す
ると無孔化し、透明な石英ガラス(15x15x 0.
5 tyr暑が得られた。この焼結過程では1個のドラ
イゲルも割れず、歩留9100%で17個の石英ガラス
が得られた。またどの石英ガラスにも失透現象や気泡が
なく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスに、比重が2.2、ビッ
カース硬度が760 h/ td、熱膨張係数が5.6
x10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収
スペクトルを示した。 実施例7 精製した市販のシリコンエトキシド2082(1モル)
に0.01規定の塩′g9280 mlf加え、激しく
攪拌して加水分解した。次、にこの溶液に超微粉末シリ
カ(表面積200tr?/lの商品名キャボシル)60
?(1モル)全攪拌しながら加え、超音波振動をかけた
。さらに遠心分離によってダマ状物を取り除き、均一度
の高いゾルとした。このゾルにアンモニアガスの窒素ガ
スによる希釈ガスをバブリングしてPH値が4.5にな
るように調整した。次にこのゾル全ポリプロピレン製の
箱型容器(幅30x奥行60×高さ10 ttn )に
高さが1crnになるように仕込んだ。密閉して30℃
で放置すると60分後にゲル化した。 次に容器のフタを開口率5,0%のものに替え、昇温速
度5℃/hで50℃から60℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライグル(21x21 xα7ctn)が得られた。 同じ栄件で作成した20個のうち5個が割れ、歩留り7
5%で15個のドライゲルが得られた。 次にこの15個のドライゲル會焼結炉に入れ、昇温速度
60°℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度
で3時間保持した後、さらに昇温連出゛60℃/hで3
00℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水
処理會行疫った。つづいて昇温速度180℃/hで95
0℃まで加熱し、この温度で18時間保持して脱炭素、
脱塩化アンモニウム処理を打力った。さらに昇温速度1
80℃/hで1220℃まで加熱し、この温度で1.5
時間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15x 
15x(L5cyu)が得られた。この焼結過程でr1
1個のドライ□ゲルも割れず、歩留v100チで15個
の石英ガラスが得られた。またどの石英ガラスにも失透
現象や気泡がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2619ビツ
力−ス硬度が790々/−1熱膨張係数がs、4x1o
−yであり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収スペク
トルを示した。 実施例8 精製した市販のシリコンエトキシド2081(1モル)
に0.02規定の塩酸180−を加え、激しく攪拌して
加水分解した。次tここの溶液に水100w/i−加え
、さらに超微粉末シリカ(表面積50t%/fの商品名
アエロジル0X5D)60F(1モル)全攪拌しながら
加え、さらに超音波振Mkかけて均一度の高いゾルとし
た。このゾル。 PH値は2.15であった。次にこのゾルをポリプロピ
レン環の箱型容器(幅16x奥行16×高さ10crn
)に高さが1crnになるように仕込んだ。密閉して2
0℃で一夜放置し、ゲル化l−た。 次に容器のフタを開口率01%のものに替え、昇温速[
2℃/hで20℃から60℃まで加熱し、15日間この
温度で乾燥させると、室温に放ff1Lでも割れない安
冗なドライゲル(11,5x11.5X (L 7 c
m )が得られた。同じ条件で作成した20個のうち8
個が割れ、歩留り60%で12個のドライゲルが得られ
た。 次にこの12個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度で
6時間保持した後、さらに昇温速度60℃/hで300
℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水処理
を行なった。つづいて昇温速度180℃/hで950℃
まで加熱し、この温度で5時間保持して脱炭素処理を行
なった。 さらに昇温速度180℃/hで1200℃まで加熱し、
この温度で1,5時間保持すると無孔化し、透明な石英
ガラス(8x 8 x O,5cm )が得られた。 この焼結過程では1個のドライゲルも割れず、歩留り1
00%で12個の石英ガラスが得られた。 またどの石英ガラスにも失透現象や気泡がなく、すぐれ
た品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.21、ビ
ッカース硬度が” 0に9 / mjs熱膨張係数が5
、/1X10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤
外吸収スペクトルを示した。 実施例9 精製した市販のシリコンエトキシド20日f(1モル)
に0.01規定の塩酸280mg′ft加え、激しく撹
拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(
表面積50,17tの商品名アエロジルox5o)75
F(1,22モル)を攪拌しながら加え、超音波振動を
かけた。さらに遠心分離lcよってダマ状物管取り除き
、均一度の高いゾルとした。このゾルにα1規定のアン
モニア水を滴下してPH値が4.5になる工うに調整し
た。次にこのゾル上ポリプロピレン製の箱型容器(幅3
0x奥行50×高さ10ωlK高さが1crnになるよ
うに仕込んだ。密閉して20℃で放置すると50分後に
ゲル化し、さらに−夜装置した。 次に容器のフタ全開口率1.0チのものに替え、昇温速
度2℃/hで20℃から60℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(20x 20 x 0.7cIn)が得ら
れた。同じ条件で作成し・7’C20個のうち1個が割
れ、歩留り95チで19個のドライゲルが得られた。 次にこの19個のドライゲルを焼結炉に入れ、゛昇温速
廖り0℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度
で3時間保持した後、さらに昇温速度60℃/hで30
0℃まで加熱し、との温度で5時間保持して脱吸着水処
理を行なった。つづいて昇温速度180℃/hで950
℃まで加熱し、この温度で18時間保持1て脱炭素、脱
塩化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度18
0’C/hで1220℃まで加熱し、この温度で1.5
時間保持すると無料化し、透明な石英ガラス(15x 
1 sxo、5m)が得られた。この焼結過程では1個
のドライゲルも割れず、歩留り100チで19個の石英
ガラスが得られた。また、どの石英ガラスにも失透現象
や気泡がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.2、ビッ
カース硬度が800 Ke/J、熱膨張係数が5.5x
10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収ス
ペクトルを示した。 実施例10 精製した市販のシリコンエトキシド208v(1モル)
にio、 o 1規定の塩酸280−金加え、激しく攪
拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(
表面積50rr?/fの商品名アエロジル0X50)3
00F (5モル)を攪拌しながら加え、超音波振動を
かけた。さらに遠心分離によってダマ状物全敗り除き、
均一度の高いゾルとした。このゾルに0.1規定のアン
モニア水音YIN下してPH値が4.0になるように調
整した。次にこのゾルをポリプロピレン製の箱型容器(
幅30×奥行30x高さ10C)に高さが1crnにな
るように仕込んだ。密閉して25℃で放置すると50分
後にゲル化し、さらに−夜装置した。 次に容器のフタを開口率2.0%のものに替え、昇温速
度2℃/hで25℃から60℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(21x21xα7Crn)が得られた。同
じ条件で作成した20個のうち5個が割れ、歩留り75
%で15個のドライゲルが得られた。 次にこの15個のドライゲル全焼結炉に入れ、昇温速度
1Dr/hで室温から600℃まで加熱し、この温度で
5時間保持して脱吸着水処理を行なった。つづいて昇温
速IfA2o℃/hで600℃tで加熱し、この温度で
9時間保持して脱炭素。 脱塩化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度3
20℃/hで1400℃まで加熱し、この温度で0.5
時間保持すると無孔化し、透明な石英カラス(1!5x
 15xO,5crn)が得られた。この焼結過程では
1個のドライゲルも割れず、歩留9100%で15個の
石英ガラスが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.18、ビ
ッカース硬度が760 V4/−1熱膨張係数が5.8
X10−7であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収
スペクトルを示した。 またこれらの石英ガラス[,1400℃と比較的高温で
処理したにもかかわらず、どれにも発泡現象にみられな
かった。したがって、超微粉末シリカの添加割合を、金
属アルコキシド1モルに対して5モルの割合にすると、
発泡については全く問題がなくなることが分る。しかし
、超微粉末シリカの添加+#全これ以上多くすると、焼
結に要する処理温度が高くな9すぎて製造コストが増大
し実用性がなくなる。 実施例11 精製した市販のシリコンエトキシド208v(1モル)
 lco、02規定の塩酸18Jrnl’r加え、激し
く攪拌して加水分解した。次にこの溶液に水100di
加え、さらに超微粉末シリカ(表面積50m’/?D商
品名710ジjuOX50 )12f(0,2モル)全
攪拌しながら加え〜さらに超音波振動をかけて均一度の
高いゾルとした。このゾルに0.1規定のアンモ−ニア
水を滴下してPH値が3.0になるように調贅した0次
にこのゾル全7メリプロピレン製の箱型容器(幅30×
奥行50×高さ10 cm )に高さが1cInになる
ように仕込んだ。 密閉して5℃で一夜放置し、ゲル化した。 次に容器のフタ全開口率0.8%のものに替え、昇温速
度2℃/hで5℃から60℃まで加熱し、10日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れ女い安定な
ドライゲル(18x18x0、6 cm )が得られた
。同じ条件で作成した20個のうち10個が割れ、歩留
り50%で10個のドライゲルが得られた。 次にこの10個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
10℃/hで室温から200℃まく加熱し、この温度で
3時間保持しfc後、さらに昇温速度10℃/hで30
0℃まで加熱し、この温度で5時間保持して脱吸着水処
理を行なった。つづいて昇温速度50℃/hで600℃
まで加熱し、この温度で18時間保持して脱炭素、脱塩
化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度60℃
/hで1000℃まで加熱し、この温度で1.5時間保
持すると無孔化し、透明な石英ガラス(14×14×0
゜45crn)が得られた。この焼結過程では3個の、
ドライゲルが割れ、歩留り70%で7個の石英ガラスが
得られた6 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.19、ビ
ッカース硬度が7801に/d、熱膨張係数が5.6X
10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収ス
ペクトル金示した。 そのダこれらの石英ガラス−6,1200℃で50分間
保持しても発泡しなかったが、1500℃にすると発泡
した。また超微粉末シリカの添加tvo、2モルより少
なくすると、すべて1200℃で発泡したので、超微粉
末ノリ力の添加量ハ0.2モル以上でなければならない
ことが分った。 実施例12 精製した市販のシリコンエトキシド20日v(1モル)
[0,01規定の塩酸280 rnl?L−加え、激し
く攪拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリ
カ(表面11!j 50 n? / fの商品名アエロ
ジル0X5G )429 (0,7モル)(、(攪拌し
ながら加乏、超音波振動?力)けた。さらりこ遠心分割
によってダマ状物ケルり除き、均一度の高いゾルとした
。このゾル[Q、I規定のアンモニア水* i+%j下
してPH値が6.0Vこなるように調肇した。次にこの
ゾルをポリプロビレ/PAの箱型容lay (’iイ6
0x奥行50×高き10m)に高さが1tunになるよ
うに仕込んだ。密閉して5℃で放置すると、10分後に
ゲル化し、さらに−夜放1ρした。 次に容器のフタ欠開口率2.0%のものVC替え、昇温
速度5℃/hで5℃から65℃1で加熱し、7日間この
温間で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(1a5x1a5x0、65 or)が得ら
れた。同じ条件で作成しf20個のうち割れた物になく
、歩留り100条で20個のドライゲルが得られた。 次にこの20個のドライゲル全焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃壕で加熱し、この温度で
3時間保持した後、さらに昇温速1ii’400℃/h
でsoo’C−Iで加熱し、このl晶度で5時間保持し
て脱吸着水処理を行なった。つづいて昇温速度400υ
/ 11で1000℃筐で加熱し、この温度で8時間保
持して脱炭素、脱塩化アンモニウム処理を行なった。さ
らりと昇r71!速度40L1℃/hで1150℃1で
カロ熱し、このl晶11J−で15時間保持すると無イ
]化し、透明な石英カラス(1,4,5x 14.5 
xα5m)がイζノ+−,れた。この焼結過程では2個
のドライゲルが割れ、歩留す90チで18個の石英ガラ
スが得られた。またどの石英ガラスにも失透現象や気泡
がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英カラスは、比重が2.19、ビ
ッカース硬度が780Kg/J、熱膨張係数が5.4x
10−7であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収ス
ペクトルを示した。 本実施例で示したように、ゾルの1) H値を高くする
と、ドライゲル作成時の歩留りが再現性良くtlとんと
100%となる。し〃為し、ゲル化時間が極端に短くな
って管理が難しくなるので、本実施例以上にPH値を高
くすると実用性がなくなる。 実施例13 精製した市販のシリコンエトキシド208ノ(1モル)
に0.01規定の塩酸280 、ml k加え、激しく
攪拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ
(表面積501♂/りの商品名アエロジル0X50)7
51 (1,25モル)?!−攪拌しながら加え、超音
波振動をかけた。さらに遠心分離によってダマ状物を取
り除き、均一度の高いゾルとした。このゾル[0,1規
定のアンモニア水を滴下してP)T値が4.5になるよ
う[調整した。次にこのゾルをポリフッ化エチレン製の
箱型容器(幅50x奥行50x高さIQ、)K高さが1
cInになるように仕込んだ。密閉して20℃で放置す
ると50分後にゲル化し、さらに−夜装置した。 次に容器のフタを開口率2.0%のものに替え、昇温速
度2℃/hで20℃から60℃まで加熱し、7日間この
温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定な
ドライゲル(21x21x(17σ)が得られた。同じ
条件で作成した20個のうち割れた物になく、歩留り1
00%で20個のドライゲルが得られた。 次にこの20個のドライゲル全焼結炉に入れ、昇温速度
180℃/hで室温から300℃まで加熱し、この温度
で1時間保持して脱吸着水処理を行なった。つづいて昇
温速度520℃/hで950℃まで加熱し、この温度で
18時間保持して脱炭素、脱塩化アンモニウム処理を行
なった。さらに昇温速度320℃/hで1220℃捷で
加熱し、この温度で1.5時間保持すると無孔化し、透
明な石英ガラス−(15x15x0.5crn)が得ら
れた。 この焼結過程でtr11個のドライゲルが割れ、歩留v
95%で19個の石英ガラスが得られた。またどの石英
ガラスにも失透現象や気泡がなく、すぐれた品質のもの
が得られた。 本実施例で得られた石英ガラスに、比重が22、ビッカ
ース硬度が800 V4/NJ、熱膨張係数が5.4x
10−’であシ、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収ス
ペクトルを示した。 実施例14 精製した市販のシリコンエトキシド208r(1モル)
[0,01規定の塩酸280−を加え、激しく攪拌して
加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(表面積
50n?/fの商品名アエロジル0X50 )120 
t (2モル)i攪拌しながら加え、超音波振動をかけ
た。さらに遠心分離によってダマ状物を取り除き、均一
度の高いゾルとした。このゾルlc[L1規定のアンモ
ニア水を滴下してアH値が4.3になるように調整した
。次にこのゾル會ポリ塩化ビニルで表面會コートしたガ
ラス製の箱型容器(1唱50×奥行30×高さ10tY
n)に高さが1mになるように仕込んだ1.密閉して2
0℃で放置すると30分後にゲル化し、さらに−夜装置
した。 次に容器のフタ金開口率Z0%のものに替え、昇温速r
lF2℃/hで20℃から60℃まで加熱し、7日間こ
の温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定
なドライゲル(21x 21 X 0.7cnT)が得
られた。同じ条件で作成した20個のう(−,1個が割
れ、歩留、?)、95%で19個のドライゲルが得られ
た。 次にこの19個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から200℃棟で加熱し、この温度で
1時間保持して脱吸着水処理を行なった。つづいて昇温
速#180℃/hで950℃まで加熱し、この温度で9
時間保持して脱炭素。 脱塩化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度1
80℃/hで1280℃まで加熱し、との温度で1.5
時間保持すると無孔化し、透明な石瑛ガラス(15x1
5xα5の)が得られた。この焼結過程でr11個のド
ライゲルが割れ、歩留り94.7%で18個の石英ガラ
スが得られた。またどの石英ガラスにも失透現象や気泡
がなく、すぐれた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラス−は、比重が2.2、ビ
ッカース硬度が805 k / IFJ、熱膨張係数が
5.5x10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤
外吸収スペクトルケ示した。 実施例15 精製した市販のシリコンエトキz)’208f(1モル
)に(LO1規定の塩酸280 ml!を加え、激しく
攪拌して加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ
(表面積50m”/f”の商品名アエロジル○xso)
73p(t22モルン企攪拌しながら加え、超音波振動
をがけた。さらに遠心分離[jつてダマ状物を取り除き
、均一度の’fi4いゾルとした。このゾルに01規定
のアンモニア水km下してPH値が4.1になるように
調整した。次にこのゾルをポリプロピレン製の箱型容器
(幅30X奥行30×高さ10 cm )に高さが1c
rnになるように仕込んだ。密閉して60℃で放置する
と10分後にゲル化した。 次に容器のフタを開口率0,5%のものに替え、昇温速
Wf2℃/hで60℃から120℃まで加熱し、4日間
この温度で乾燥させると、室温に放置しても割れカい安
定なドライゲル(21x21x0、7 t:m )が得
られた。同じ条件で作成した20個のうち6個が割れ、
歩留り70%で14個のドライゲルが得られた。 次にこの14個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度
60℃/hで室温から400℃まで加熱し、脱吸着水処
理を行なった。つづいて昇温速度180℃/hで110
0℃まで加熱し、この温度で3vf間保持して脱炭素、
脱塩化アンモニウム処理を行なった。さらに昇温速度1
80℃/hで1220℃まで加熱し、この温度で1.5
時間保持すると無孔化し、透明な石英ガラス(15x1
5Xα5tyn)が得られた。この焼結過程では3個の
ドライゲルが割れ、歩留り7116%で11個の石英ガ
ラスが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスは、比重が2.2、ビッ
カース硬度が800Kq/d、熱膨張係数が5.5X1
0−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近赤外吸収スペ
クトルi示した。 実施例16 精製した市販のシリコンエトキシド2082(1モル)
に(LO5規定の塩酸280m1f加え、激しく攪拌し
て加水分解した。次にこの溶液に超微粉末シリカ(表面
積50d/fの商品名アエロジル0X50)73.f 
(1,22モル)2[拌しながら加え、超音波振動をか
けた。さらに遠心分離によってダマ状物を取り除き、均
一度の高いゾルとした。このゾルに01規定のアンモニ
ア水全滴下してPH値が5.0 Kなるように調整した
。次にこのゾ、ルtポリプロピレン製の箱型容器(Il
!1Ii5゜×奥行30x高さ10c)に高さが1ty
nになるように仕込んだ。密閉して5℃で一夜放置し、
ゲル化した。 次に容器のフタを開口率50%のものに替え、昇温速摩
120℃/hで5℃から20℃まで加熱し、22日間こ
の温度で乾燥させると、室温に放置しても割れない安定
なドライゲル(21x21×0゜7crn)が得られた
。同じ条件で作成した20個のうち16個が割れ、歩留
り20%で4個のドライゲルが得られた。 次にこの4個のドライゲルを焼結炉に入れ、昇温速度1
0℃/hで室温から200℃まで加熱し、この温度で2
時間保持した後、さらに昇温速度10℃/hで300℃
まで加熱し、この温度で2時間保持して脱吸着水処理を
行なった。つづいて昇温速度180℃/hで950℃ま
で加熱し、この温度で6時間保持して脱炭素、脱塩化ア
ンモニウム処理を行なった。さらに昇温速#180℃/
hで1220℃まで加熱し、この温度で1.5時間保持
すると無孔化し、透明な石英ガラス(15x15×α5
ω)が得られた。この焼結過程では1個のドライゲルも
割れず、歩留り100%で4個の石英ガラスが得られた
。またどの石英ガラスにも失透現象や気泡がなく、すぐ
れた品質のものが得られた。 本実施例で得られた石英ガラスに、比重が2.19、ビ
ッカース硬度がf310 k / d、熱膨張係数が5
.11.X10−’であり、かつ市販品とほぼ同一の近
赤外吸収スペクトルを示した。 以上実施例で示したように、本発明による製造方法を用
いれば、従来のゾル−ゲル法でに不可能であった。i 
5x 15cm程度の大き々石英ガラスを製造すること
ができ、また光学的特性にすぐれた高品質の石英ガラス
が得られる。さらに歩留りも90−以上を達成すること
が可能性となり、市販品よりもはるかに低価格で石英ガ
ラスを提供することができる。 また、本発明の製造方法を応用すれば、多成分系ガラス
、例えばホウケイ酸ガラス、ソーダガラス、シリカアル
ミナガラス、5iO2−ZrO,系の耐アルカリガラス
あるいi’! EIiO,−Ti0.系の低膨張率ガラ
スなども低価格で製造することができる。 本発明により、これまで石英ガラス全使用していた分野
における需要の拡大はもちろんのこと、これまで高価格
ゆえに使用されていなかった分野での需要の拡大も大い
に期待できる。 4、図面の簡単な説明 第1図に、本発明の製造方法によって得られた石英ガラ
スと、溶融法によって得られた市販の石英ガラスの近赤
外吸収スペクトルを示す図である。 1・・・本発明品のスペクトル 2・・・市販品のスペクトル 以 上 代理人 最 上 務

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 金属アルコシトを原料とするゾル−ゲル法による石
    英ガラスの低温合成法において、金属アルロキシド、水
    および酸等の混合溶液に、超微粉末シリカを金属アルコ
    キシドに対してモル比で0.2〜5倍量添加することを
    特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の金属アルコキシドが一
    般式5t(oR)* (但しRはアルキル基)で示され
    るシリコンアルコキシドであることを特徴とする石英ガ
    ラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の超微粉末シリカが、日
    i OA、や51(oR−)4等のシリカ化合物を酸水
    素炎バーナーで加水分解して得られる乾式法による超微
    粉末シリカであるか、あるいけ、ケイ酸ソーダ等を原料
    とする湿式法による超微粉末シリカであることを特徴と
    する石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の超微粉末シリカが81
    (OR)、で示されるシリコンアルコキシドをアンモニ
    ア水等のアルカリで加水分解して得られる超微粉末シリ
    カであることを特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、超微粉末シリカを添加したゾル溶液に塩基を
    添加しPH5〜6の範囲になるよう調整してからゲル化
    させることを特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第5項記載の塩基が下記群の内の一
    つであることを特徴とする石英ガラスの製造方法。(ア
    ンモニア水、アンモニアガス、アンモニアのアルコール
    si、)リエチルアミンあるいはそのアルコール溶液あ
    るいはその水溶液。 ピリジンあるいはそのアルコール溶液あるいはその水溶
    液) ■ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、超微粉末シリカを添加したゾル溶液に超音波
    振動をかけることを特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、超微粉末シリカを添加したゾル溶液を遠心分
    離し、超微粉末シリカのダマ状物を取り除き、超微粉末
    シリカのよく均一に分散したゾル溶液をゲル化させるこ
    とを特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、ゾル溶液を所定の容器に加え、ゲル化させ乾
    燥しドライゲルとする工程で、該容器に穴のあけである
    フタをすることを特徴とする石英ガラスの製造方法。 [相] 特許請求の範囲第9項記載の穴のあけであるフ
    タにおいて、その穴とフタの面積の比(開口率)を50
    %以下にしたことを特徴とする石英ガラスの製造方法。 ■ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、ゾル溶液を所定の容器中でゲル化させ乾燥す
    る工程で、ゲル化を5℃から60℃までの所定の温度で
    行い、ゲル化後、20℃から120℃までの所定の温度
    に保持し、収縮乾燥することを特徴とする石英ガラスの
    製造方法。 @ 特許請求の範囲第11項記載の石英ガラスの製造方
    法において、ゲル化温度から乾燥温度への昇温スピード
    を120℃/hr以下にしたことを特徴とする石英ガラ
    スの製造方法。 @ 特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法
    において、ドライゲルを焼結し石英ガラスとする工程が
    次の工程よシなることを特徴とする石英ガラスの製造方
    法。 1)ドライゲルを室温から400℃まで加熱・昇温し、
    脱吸着水処理をする工程。 2)脱吸着水処理をしたゲルを400℃から1100℃
    まで加熱・昇温し、脱炭素・脱塩化アンモニウム処理を
    する工程。 3)脱炭素・脱塩化アンモニウム処理をしたゲルを10
    00℃〜1400℃の温度に加熱し、所定の温度に保持
    し、無孔化する工程。 @ 特許請求の範囲第13項記載♀脱吸着水処理をする
    工程において、昇温スピードを1θ℃/hr〜400℃
    /hrとすることを特徴とする石英ガラスの製造方法。 @ 特許請求の範囲第13項記載の脱吸着水処理をする
    工程において、室温から400°Ciでの所定の温度で
    1時間以上保持する処理を少なくとも1回行うことを%
    徴とする石英ガラスの製造方法。 6匂 特許請求の範囲第13項記載の脱炭素・脱塩化ア
    ンモニウム処理をする工程において、昇温スピードを6
    0℃/hr 〜400@C/hrとすることを特徴とす
    る石英ガラスの製造方法。 0 特許請求の範囲第1−6項記載の脱炭素・MQ塩化
    アンモニウム処理をする工程において、400℃から1
    100℃までの所定の温度で5時間以上保持する処理を
    少なくとも1回行うことを特徴とする石英ガラスの製造
    方法。 [相] 特許請求の範囲第13項記載の無引化する工程
    において、脱炭素・脱塩化アンモニウム処理の工程から
    無子1化温度までの昇温スピードを30℃/hrから4
    00℃/hrとすることを特徴とする石英ガラスの製造
    方法。
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GB08418301A GB2140408B (en) 1982-12-23 1983-12-22 Process for producing quartz glass
PCT/JP1983/000450 WO1984002519A1 (en) 1982-12-23 1983-12-22 Process for producing quartz glass
EP84900294A EP0131057B1 (en) 1982-12-23 1983-12-22 Process for producing quartz glass
DE19833390375 DE3390375T1 (de) 1982-12-23 1983-12-22 Verfahren zur Herstellung von Siliciumdioxidglas
US06/642,606 US4681615A (en) 1982-12-23 1983-12-22 Silica glass formation process
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SG395/88A SG39588G (en) 1982-12-23 1988-06-20 A process of forming silica glass
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