JPS60127374A - 二液型塗膜防水用組成物 - Google Patents

二液型塗膜防水用組成物

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JPS60127374A
JPS60127374A JP23496983A JP23496983A JPS60127374A JP S60127374 A JPS60127374 A JP S60127374A JP 23496983 A JP23496983 A JP 23496983A JP 23496983 A JP23496983 A JP 23496983A JP S60127374 A JPS60127374 A JP S60127374A
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JP
Japan
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emulsion
water
parts
polymer
acid
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Application number
JP23496983A
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English (en)
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Shin Tanigawa
伸 谷川
Takeshi Miyazawa
宮沢 健
Haruki Kawase
川瀬 春樹
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二液型塗膜防水用組成物に関するものであり
、さらに詳説すれば、二液すなわち主剤と硬化剤とから
成り、該二液を建造物の壁面等の防水施工を必要とする
面に吹き付けることにより、瞬時K、任意の厚みを有す
る耐久性、防水性に優れた弾性塗膜を顔面に形成させる
ことができる二液型塗膜防水用組成物に関するものであ
る。
建造物の壁面等の表面に、エマルジョン型塗膜防水剤を
塗布して塗膜を形成することにより表面に防水性能を持
たせることは公知である。
従来のエマルジョン型塗膜防水剤は、自然乾燥によりエ
マルジョン中の水分を蒸発させ徐々に塗膜を形成させる
ものであるため、乾燥した耐水性条件、施工方法にも影
響されるが、ことに冬期とか多湿条件下というような乾
燥に非常に不利な気象条件下及び、下地の含有水分が多
量の場合には、成膜までに極めて長時間を要するため、
従来の防水剤は施工後、成膜以前に降雨にあうと流失し
やすいなどの欠点を有するものであった。
特に、十分な成膜期間が取れない梅雨期、及び冬期では
その期間防水工事ができないとか、仮に工事をしても、
いつ雨、つゆ等により流されるかという不安がつきまと
うものであり、従来のエマルジョン型塗膜防水剤を用い
てこの時期に防水工事を完了するには非常に大きな制限
が課せられるものであった。
又、夏期の非常に成膜によい条件下でも、昼の快晴時の
施工中又は施工後に夕立ちにあえば、せっかく施工した
ものも全て流されてしまうというような事もしばしばあ
るものであった。
すなわち、エマルジョン型塗膜防水剤は形成塗膜が通常
1〜2fiW厚となるように厚塗りをする為、完全に成
膜するまでに数日間を要するものであり、特に条件の悪
い時にはそれが一週間にも及ぶ事があり、成膜までの過
程で種々の制約を受けるという欠点があるものであった
このようなエマルジョンの成膜がむずかしい条件下、あ
るいは予測不可能な天候下でも、何等の制約を受けるこ
となく耐水性の良い弾性塗膜を得る為に、本発明者らは
鋭意研究した結果、エマルジョンとして特殊な条件下で
重合した特定のアクリル系エマルジョンを主剤として用
い、硬化剤として多価金属水溶液を用いる事によって瞬
時に耐水性及び防水性の良い塗膜を形成せさ得る事を見
い出し本発明を完成した。
すなわち本発明は、炭素数2〜10のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主体とする単
量体を、談単辰体100重量部あたり10重量部を越え
ない量の界面活性剤の存在下に重合して得られ、かつガ
ラス転移温度が0パC以下である重合体のエマルジョン
と多価金属塩水溶液とからなることを特徴とする二液型
塗膜防水用組成物に関するものである。
本発明の防水用組成物は、瞬時に耐水化された防水性の
ある弾性塗膜を形成するので、多条件下における使用も
可能であり、又、突然の降出などによる塗膜形成前の組
成物の流失などを回避することも可能であるため、画期
的な塗膜防水用組成物である。
本願発明の組成物は、エマルジョンより成る主剤と水溶
性多価金属塩より成る硬化剤とからなり、両者が接触す
る事によって瞬時にして、液状からゴム状弾性塗膜への
変化を完結するものである。
本願発明の侵れた効果を発揮させることができるエマル
ジョンはアクリル系重合体を含有するアクリル系エマル
ジョンであり、特に、一定の条件下で重合された特定の
アクリル系重合体を含有するアクリル系エマルジョンだ
けが、この特性を備えているのである。
本願発明においては、エマルジョンより瞬時ニ弾性樹脂
塗膜を形成する為に、一般に塩析といわれているエマル
ジョンの破壊を利用しているものである。塩析はエマル
ジョン粒子電荷と反対の電荷を有する水溶性多価金属塩
を硬化剤として添加する事によって、エマルジョン粒子
の水中での分散を安定化している電気二重層を破壊して
、瞬時にエマルジョン粒子を水から分離する操作である
塩析に関して言えば、エマルジョンの粒子を安定化して
いる界面活性剤の影響が多大であり、従って、本願発明
組成物においても、優れた効果を発揮させるためには使
用される界面活性剤の選定が、非常に重要な要件である
。一般的にエマルジョンに関しては、水が存在する限り
、どんな外的因子によっても影響を受けない安定なエマ
ルジョンが望まれており、特に貯蔵安定性とか、スプレ
ー塗布における機械的安定性などはエマルジョンが安定
であれば、それだけ作業性か優れたものになり塗膜防水
用組成物としても好ましいもので、t;)る。
一方、本願発明の目的である瞬時に耐水性のJzろ塗膜
な塩析により形成するという面から“考λ−れば、本願
発明においては、エマルションの破j・冴はできるだけ
急速であることが好まl−いもので!’l Z、)ため
、エマルジョン自体は逆に不安定なもの?+1と好まし
くなる。
以上の杵l、【相反する条件のもとで、本願発明の目的
を十分に達成するためには主剤と1ヨるエマルジョン中
に含まれる界面活性剤の量′?:l侍2dシなり“れば
ならない。
すなわち、一般的な乳化重合について言えば、1合に用
いられる界面活性剤の杭は、単ht体仕込量100部に
対し、01〜10部であるが本?Gす]の多価金属塩添
加による塩析により急速な水分t’i:E、融着成膜を
達成するためには、重合時に存イ」ミする界面活性剤の
量が10部を越えないことが必要であり、好ましくはQ
、0001〜1.0部、さらに好ましくはo、ooi〜
O1部の範囲の量である。
界面活性剤の量が少なすぎるとエマルジョン重合におい
て、エマルジョン粒子の安定性が悪くなり、重合中にグ
リッドの発生が多くなりスムーズな反応をさせることが
できなくなる恐れが生じるので好ましくは0.0001
部以上、さらに好ましくは0.001部以上使用するの
がよい。又、逆に1.0部を越える様になるとエマルジ
ョン粒子の安定性が同上し、結果として多価金属塩添加
による急速な水分離及び成膜が達成できプよくなり、特
に本発明においては01部以下使用するのが効果の発現
の面から好ましい。
また本発明に用いられる界面活性剤としては、多価金属
塩による塩析効果をより発揮させるためには、マイナス
に帯電した粒子を生成させ、硬化剤としての多価金属塩
と反応しやすい陰イオン性界面活性剤が好ましく用いら
れるが、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界α■1活
性剤でも勿論可能である。
さらに陰イオン性界面活性剤/非イオン性界面活性剤又
は、陽イオン性界面活性剤/非イオン性界面活性剤の併
用も界面活性剤の総使用量が、」−記した量の範囲内に
あれば、同様の機能を発揮できるものである。
本発明で使用される界面活性剤の具体例を示すと以下の
通りである。
まず陰イオン性界面活性剤としては高級脂肪酸塩、高級
アルコール硫酸エステル塩、高級アルギルスルホン酸塩
、等があり、具体名としてはオレイン酸ナトリウム石け
ん、半硬化牛脂ナトリウム石けん、オレイン酸カリ石け
ん、ヒマシ油カリ石けん、ラウリル硫酸ナトリウム、オ
クチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸アンモニウム、ヤシ油系アルコールの硫酸ナ
トリウム、オレイル硫酸ナトリウム、C,o−C,、の
アルキル基を有するアルキルスルホン酸ナトリウムがあ
る。
更にはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルギルナフタ
リンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸のホルマ
リン縮合物、アルキルナフクレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物があり、具体名としては例えばC,o−C,、
のアルキル基より成るアルキルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、特にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルキシレンスルホン酸ナトリウム、C,o−C,
、のアルキル基より成る、アルキルベンゼンスルホン酸
アミン塩、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、
i−プロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、n−フ
チルナフタレンスルホン酸又は1−70ピルナフタレン
スルホン酸のホルマリン縮合物、他にモ高級脂肪酸エス
テルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エ
ステル塩、 及ヒス/l/ *ン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルフェニル硫酸ナトリウム等があり、本発明にとり好
ましいものは、ラウリル硫酸エステルソーダ塩、ラウリ
ルアルコール硫酸エステルアンモニウム塩、ポリオキン
エチレンサルフェート塩である。非イオン性界面活性剤
としては次のものが挙げられる。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオ
キシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシ
エチレンノニルフェノールエーテル、ソルビタンモノラ
ウレ−1・、ソルビタンモノステアレート、ンルビタン
ジスデアレート、ソルビタンモノオレエ−1−、ソルビ
タンセスキオレエート、ノルビタントリオレエート、ポ
リオキシエチ17ンンルビタンモノラウレー1・、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート、ポリエチレング
リコールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノ
ステアレート、ポリエチレングリコールジステアレート
、ポリエチレングリコールモノオレエート、オキシエチ
レンオギ7プ口ピレンプロソクポリマー、グリセリンモ
ノステアレート、グリセリンモノオンエート、等である
次に陽イオン性界面活性剤としては、次のものが挙げら
れる。
ラウリルアミンアセテート、硬化牛脂アミンアセテート
、硬化牛脂プロピレンジアミン・ジオレエート、2ウリ
ルメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアン
モ・ニクムクロライド、アルキルベンジルジメチルアン
モニウムクロライド、ラウリルピコリニウムクロライド
、ポリオキシエチレンアルキルアミン等である。
本発明の二液型塗膜防水用組成物は、上記したように、
塩析という操作を利用するものであり、そのためには重
合時に用いられる界面活性剤の量を規定することが本発
明にとり重要な要件であるが、塗膜防水用として本願発
明の目的を達成するためには、エマルジョン中の重合体
を特定することが更に重要であって、炭素数2〜10の
アルキル基を有するアクリル酸エステルまたはメタクリ
ル酸エステル(以下(メタ)アクリル酸エステルと称す
)を主体とする単量体からなる重合体で該重合体のガラ
ス転移温度(以下12点と称す)が0℃以下であるもの
を用いることによって、はじめて本願発明の目的が達成
されるものである。
炭素数2〜10のアルキル基な有する(メタ)アクリル
酸エステルを主体とし、111点が0℃以下の重合体を
用いることによって、塩析により急激に重合体が融着す
る場合においても、ピンホールのない水密性に富んだ連
続塗膜を得ることが出来る。本発明の範囲外の重合体を
用いると重合体が硬いことが多く、塩析による融着が不
完全となって、均一な皮膜とならずにボロボロの膜にな
るという欠点が生ずる。
さらに本発明の重合体は一度に厚塗りしても、重合体の
有する粘着性等の特性によりヒビ割れ、亀裂等を生ぜず
、本発明の範囲外の重合体を用いた場合は、数百μ以上
というように厚塗りした時、成膜時に亀裂、ヒビ割れ等
のトラブルを生じ、これらのヒビ、亀裂等から雨水が漏
りやすく防水材としての機能を発揮することができない
又本発明の重合体からの皮膜は、下地亀裂に対する追従
性が太き(、すなわち重合体そのものが、柔らかい為に
それから得られた皮膜は構造物の勲きによって下地コン
クリート等に数mmσ−)亀裂カー発生しても、その皮
膜はピンホール、亀裂等を生ずる事なくよくその亀裂に
追従し、半永久的に防水機能を失なわないものである。
本発明の範囲外の重合体は亀裂追従性がなく、通常生ず
る0、 5 mm程度のへアークラックにも追従できる
ものでもなく結局、漏水を生ずるものである。
さらにまた、本発明の重合体からなるエマルジョンは、
低温時においても塗工性がよ(保持されていて成膜性能
にも優れており、上記塗膜σ)性能と相まって防水用組
成物に最適のものである。
ここにT19点とは無定形重合体の各種性質か急変する
温度で、この温度以下では重合体の無定形部分の分子セ
グメントの運動が凍結されるような温度であるとされて
いる。
本発明で規定する重合体のTg点は、得られた重合体を
用いて種々の方法で実際に測定することカーできる。測
定方法の一例をあげれば、種々の温度での熱膨張を測定
して比容積一温度曲線の2つσ〕傾斜の異なる直線の欠
点をめることによって得られる。
しかし実際的には個々の単独重合体のTF点の値が知ら
れている事より、次の計算式によって共重合体の11点
をめればよい。
CA:成分Aの重量分率 CB ; # Bo) # 丁IA;成分人単独重合体のガラス転移温度(0K)T
JIIB; lB I(’K) Tg;成分、A、B共重合体のガラス転移温度(0K) ここで CA +CB = 1である この式でTJ点を計算するためには、単独沖1合体の1
2点が必要であり、それを列挙すると以下の通りである
。まずTJ点が0℃以下の主な単独1合体をあげると(
弧内は全てT、9点)ポリエチルアクリレート(−22
℃)、ポリn−プチルブクリレ−)(−54℃)、ポリ
2−エチルへキシルアクリレート(−85℃)、ポリメ
タクリル酸n−ヘキシA/(−5℃)等があり、111
点が0℃以上の重合体としてはポリアクリル酸(106
℃)、ポリメタクリル酸(160℃)、ポリスチレン(
100℃)、ポリ酢酸ビニル(60℃)、ポリアクリロ
ニトリ/L/(100℃)等がある。
次に計算例の一例を示すと、n−ブチルアクリレート6
5部、酢酸ビニル65部を重合して得られた共重合体の
Tg点は、(り式より一6℃となる。
又、2−エチルへキシルアクリレ−)9(1、スチレン
10部からの共重合体の11点は、同様忙(11式より
一76℃となる。
本発明に用いられろ重合体は前記した本発明の目的とす
る効果を奏するために、TJ1点が0℃以下、好ましく
は一10℃以下であることが必要であるが、本発明での
11点は前記式で計算してめられるものを用い、単独1
合体のT19点も測定方法により異なるので昭和56年
11月25日に高分子刊行会から発行された1塗料用合
成樹脂入門“第168頁〜第169頁に記載のものを使
用した。
又、本発明に用いられる重合体は該重合体を構成する単
量体が炭素数が2〜10、好ましくは4〜10のアルキ
ル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
体とするものでなければ、本発明の効果を達成し得す、
好ましくは単量体中の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルの量が60重量%(以下%は重量%)以上、さらに
好ましくは70〜995%、特に好まし、くは90〜9
95%であるときに優れた効果を生み出すものである。
ここで炭素数が2〜10のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸のアルキルエステルとしては、まず、アクリ
ル酸のアルキルエステルとして、アクリル酸エチル、n
−クロビル、1so−クロビル、n−ブチル、5ee−
ブチル、n−アミル、n−ヘキシル、n−へブチル、n
−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−7
’シルなどのエステルがあげられ、メタアクリル酸のア
ルキルエステルとしてメタアクリル酸エチル、n−ブチ
ル、1so−ブチル、1so−プロピル、n−ヘキシル
、ラウリル、などのエステルがあげられる。
上記の(メタ)アクリル酸エステルのうち、本発明にと
り好ましいものは、重合体のTg点を低くする点や、粘
着性を有している点で、低温下でも塗膜の柔軟性を維持
し、かつ多価金属塩による塩析の際にも、均一な融着を
起こして、緻密な防水膜を形成する点において、アクリ
ル酸ブチル、イソブチル、2エチルヘキシルあるいはメ
タアクリル酸ブチルである。
本発明において重合体を生成するために(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルと併用される単量体としては、ス
チレン、メタアクリル酸メチル、酢酸ビニル、α−メチ
レンスチレン、モノクロル酢酸ビニル、ビニルトルエン
、塩化ビニル、塩化ビニリデン、プロピオン酸ビ三ル、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニルメチル
エーテル、ビニルイソプチルエーテル、クロロメチルビ
ニルエーテル等のビニル系単量体がある他、各種官能基
を有する架橋性モノマー例えばN−メチロールアクリル
アマイド、アクリルアミド、2−ヒドロキシエールアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキルプロ
ピルメタクリレート、N 、 N’−ジメチルアミノエ
チルアクリレート、N。
Nl−ジメチルアミノエチルメタクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、グリシジルメクリレート、アクロレ
イン、メタアクロレイン、ジビニルベンゼン、シヒニル
エーテル、エチレンクリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパンドリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート等も併用
され得る。
これらの単量体のうち、本発明にとり好ましいものは、
塩析しやすい組成物を形成し、かつ防水剤とし5ての耐
久性等に優れ、強じんさも良好なもの罠し得る、メタア
クリル酸ブチル、スチレン、アクリロニトリルである。
さらに又、1個以上のカルボキシル基をイ11−る単量
体、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、アコニック
酸、アトロビン酸、クロトン酸、ソルビン酸、アクリロ
キシ酢酸、桂皮酸、アクリロキシプロピオン酸、メクク
リロキシ酢酸、P−ビニル安息香酸等、あるいは二塩基
酸以上の場合における半エステル化物又は部分エステル
化物又は部分アミド化物なども、塩析しやすい組成物を
形成し、硬化剤である多価金属塩と架橋反応をすること
により、強じんな防水塗膜を形成するので併用するのに
好ましい単量体である。これ等の1個以上のカルボキシ
ル基を有する単量体を好ましくは重合体中に01〜20
%、さらに好ましくは05〜10%含有させることによ
り本発明が奏する効果をより一層発揮することができ、
その量が01%以下になると防水材としての特性(引張
強さ、接着性等)がやや劣る様になり、多価金属塩の塩
析剤としての働きか減少してくる。
しかし、その量が20%以上となると多価金属塩の添加
を多(しても、防水材としての耐水性等が悪くなってく
るので好ましくない。
これらのカルボキシル基を有する単量体のうち好ましい
ものはアクリル酸もしくはメタクリル酸である。
以上の単量体を用いて組合せた場合の好ましい例として
は、アクリル酸ブチル/(メタ)アクリル酸及びアクリ
ル酸ブチル/メタクリル酸メチル又はスチレン/(メタ
)アクリル酸があげられる。
上記重合体のエマルジョンを得ろ方法としては一般的な
乳化重合法が用いられ、通常一時佳込法又は予備エマル
ジョン添加法により製造されろ。
乳化重合で用いられる助合開始剤も一般的に使用されて
いるものが、本発明でも使用でき、それらは有機、無機
のパーオキザイド触媒、過硫r1シ塩のようなパーオキ
シ触媒、アゾ系触媒等のフリーラジカル触媒が有効であ
り、モノマー全量に対して0.01〜5%又はそれ以上
が加えられる。高分子訊の重合体を得ろためには0.0
1〜2%の開始剤を使用することが好ましい。
又、レドックス系も非常に有効であり過凸λ化水素、過
硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトIJウ
ムなどと亜硫酸アルカリ、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩
のような還元剤と組合せて使用されろ。
その他分子景を調節するためにメルカグトエタノールや
アルキルメルカプタンなどの連鎖移動調整剤を使用する
ことも可能である。
lj1!合反応はステンレス製又はグラスライニング環
の反応釜によりなされ、所定所の分散媒(水)と単量体
混合物と開始剤及び必要に応じて連鎖移動調整剤、その
他の改質剤等を共存させて行なわれろ。得られるエマル
ジョンの固形分濃度は通常60〜70%であり、PHを
2〜12に調節してお(。
本発明のエマルジョンに、更に必要に応じて骨相、界面
活性剤、分散剤、消泡剤などを配合することが1月能で
ある。
・’7”IAは、本発明組成物の厚塗りの際の塗工性を
向」ニさせ、塗膜に強じん性、耐まもう性を付与づ−ろ
ので前月の種類にもよるが、重合体100部に対してろ
00部まで添加併用1−ることか1丁能でス・)す、好
ましくは200部以−卜、さらに好ましくは60部以上
100部以下の琶で併11トfろとよい。
骨材の添加量か少ない場合は上記特性をイ;」与するこ
とができず、余りに多く添加すると、Q’:j Itこ
600部以上になるとエマルジョンが著しく増粘し塗布
が不可能となったり、得られる塗11<、30)柔軟性
等が低ゴ・する様になるので好ましくない。
使用できる骨相としては、塗料等VC一般的にノ1(い
られているものが適用できるが、エマルジーコンに添加
したとき多価金鴇イメンを出1−よ5ン、(ものは、エ
マルジョンに添加したときゲル化′1−るイ頃向がある
ので、避けた方がよく好ましい骨拐とし−(は硅砂、硅
粉、マイカ、カオリン、石英粉、フライアッシュ、酸化
チタン、バライタ、石綿、カーボンブラック、ホワイト
カーボンζJである。
界面活性剤は骨材の分散を良好ならしめるために用いら
れろものであるか、かかろ界面?i!4+土削−しては
、例えばポリオキシエテンンのアルギル、アルギルフェ
ノールなどのエーテル井11 ホリ珂八ジエチレンのソ
ルビタン脂肪酸などのエステル、オキシエチレン−オキ
シプロピレンブロックポリマーなどが挙げられる。
かかる界面活性剤の使用量は本発明の目的を達成するた
めに、重合時に用いられる量と合せても瞬時の膜の形成
を阻害する傾向を生じる様になるので避けなければなら
ない。
分散剤としては例えばリグニンスルホン酸、ポリアクリ
ル酸、或はポリメタクリル酸、ト〜リポリリン酸などの
ソーダ、カリ、アンモニウム塩などが用いられ、その配
合量はエマルジョン1oo部に対しCO,1〜5部程度
が好ましい。
本発明方法に於けるエマルジョンは構造物表面に、吹付
けて塗膜を形成させるため、エマルジョンの粘度は30
0 cps以上(B型粘度計、6゜rpm、ローターN
a2.20111:)、%ニ好マL < ハ1、 OO
0〜50.00 [1cps程度になるように調節して
おく事がよい。粘度が300 cps未満ではスプレー
噴霧において散り過ぎる傾向になって厚塗り化が困難と
なり、高粘度に過ぎる時はスプレーでの作業性に難点が
生じ好ましくない。
又、本発明方法におけるエマルジョンは通常の染料、顔
料を用いて自由に着色することができる。
次に本発明の二液型塗膜防水用組成物を層成づ−るもう
一つの成分である多価金属塩水溶液は、エマルジョンに
対する硬化剤(エマルジョン破壊剤又は塩析剤)として
機能するものであり、多価金属塩としては水又はアルコ
ール等に安定して溶解する一般的な無機及び有機の塩が
利用でき、よく使用される塩としては周期律表1a、l
b、 lb、■a、■族等の金属の塩であるが、これ以
外の金属塩の使用も可能である。
代表的な多価金属塩を挙げろならば、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、
マンガン、鉄のへ゛卜酸、シュウ酸、酒石酸、安息香酸
などの有機酸塩、塩化物、臭化物、沃化物、一部の水酸
化物等であり、キレ−1・塩の一部も使用可能である。
これらの金属塩のうち、本発明にとり好ましいのは、塩
析剤としての効果が太き(引張強度等に優れた塗膜を形
成させる塩化カルシウム、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛、
アスパラギン酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化
ストロンチウムである。
これらの多価金属塩の好ましい使用量は、エマルジョン
中の重合体に含まれるカルボキシル基の量、使用される
界面活性剤の油類及び量などさらには防水材として使用
された時の特性(伸び、引張強度、接着強度、及び耐水
性など)を勘案して決められるが、重合体100部当り
001〜30部であり、さらに好ましくは0.05〜1
0部の量が用いられる。
この量か0.01部未満では破壊剤及び硬化剤としての
効果が発揮されに(く、60部以上添加しても上記効果
かさらに優れるものでもな(、むしろバランスがくずれ
て防水材としての特性が不良になる恐れがある。
これらの多価金属塩は01〜50%の濃度に、水に溶解
して用いられる。硬化剤としての効果なよりよく発揮さ
せるためにアルコール等の水溶性の溶剤を併用して用い
ることが可能でk)る。さらに、この溶液に水溶性高分
子等を添加し、作業に適切な粘度に調節して用いる事も
可會ヒである。
つぎに本発明の組成物の防水剤としての使用の態様につ
いて説、明すると、以上に述べてきた如く二液型塗膜防
水剤におけるアクリル系エマルジョンと多価金属塩溶液
との接触による状態の変化し)1、急激なものであり、
通常の槽又は管中で混合して用いる等は不可能である。
そわ故、スフレ−(1’+”1霧)塗布か本発明の目的
に対し7て11:3も釘止しい方 〜法である。
スプレー拡布の方法としては、エアスフレ−、エアレス
スグレーなどかあるか、何れのj;IM 台も2頭以上
のノズル(噴射[11)を有すイ)スプレーガンよりア
クリル系エマルジョンと、多価金属俗沿2が別々に噴霧
され空中又は被着体上で接触か13Cされ、接触俊速や
かにアクリル系エマルジョンがを中又は被着体上で破壊
され、直ちに+AM体上に防水膜が形成されるものであ
る。
上記方法が本発明の目的を達成するため罠、最も好まし
い方法であるが、次のような方法も実施が可能である。
即ち■下地馬体上に、硬化剤を一定量塗布1〜だ後、主
剤アクリル系エマルジョンを吹きつける。
■下地躯体上に、主剤アクリル系エマルジョンを塗布し
た後に硬化剤を吹きつける。
勿論、上記で述べた二液同時吹付けによる方法に上記■
■の手法を併用する事も勿論可能である。
本発明の組成物を上記の様な手段に適用することにより
、はじめて気象条件に左右されることな(、瞬時に耐水
性σ)ある弾性塗膜を得ることが可能になったのである
本発明の組成物を建造物に塗布する場合の介布量として
は、一般K O,1■J’4さ以上、好ましくは05〜
10訪厚さ、さらに好ましくは1〜5■厚さの塗膜が形
成されるように陪布する。この厚みを得るために薄く何
回も塗り重ねする方法もさしつかえないが、本発明の組
成物は一度に厚(仕上けることができるということが一
つの特長であり、効果的な方法である。
尚、本発明の方法を適用するに肖って、あらかじめ下軸
処理剤などで下地処理してお(とか、或は表面保護層を
設けるなどの使い方は勿論用NFであるばかりでなく、
かかる処理を行なうことによって本発明の方法より得ら
れる塗膜の性能効果を助長し、良い効果を発揮させるこ
とができる。
本発明の組成物は防水を必要とする建造物、例えは屋根
、壁、地下冷、等に利用でき、下地材質すなわちコンク
リート、モルタルをはじめALC板やボード類のような
軽量部材、ベニヤ板その他の木質材、鉄板やアルミなど
の金属類、磁器質のものや合成樹脂などの材質の表面に
限定されることな(適用できる。
又、土木用途として例えばトンネル内の止水を目的とし
た所でも適用可能である。
次に本発明の詳細を実施例を用いて説明する。
実施例中の部及び%はすべて升量部、及び警世%である
試験法は、次に示す通りである。
(り初期耐水性 二液酉す塗膜防水剤を石綿スレート板(300X300
 X 3 m )に形成後の塗膜厚が2=どなるように
吹きつけ5分問屋外に放置後、1mの高さから1分間に
10eの割合で塗膜上に10分間散水し、塗膜の耐水性
を評価した。
(2) 膜の引張物性 1)散水処理後 JIS A6021に示されている型ワクに吹きつけて
、5分経過後に上記(1)の散水処理をした後、JIS
 A、!S口21に従って塗膜の養生及び引張物性測定
を行なった。(測定温度20℃) 11)無処理品 JIS A(5021に準じた(測定温度20℃) (3)湿潤面での成膜性 厚さ20鵡のコンクリート板を水中下に、24時間含浸
させてから取り出し、これに組成物を吹きつけて指触に
より成膜性をみた。
(41透水性 JIS A6910「複層模様吹付側」に準じて透水試
験を行なった。
(5)接着性 二液型塗膜防水材をコンクリート板(300X300 
X 50 m )に形成後の塗膜厚が2観どなるように
吹付け10日間、20℃、60%RHの標準状態で養生
後、JIS A6910[抱層机様吹付利」の付着性試
験に準じて測定した。
(6)下地亀裂追従性 10IIm厚のスレート板の裏側の中央に約0.5r厚
を残して、ri 1 mの構を切り、その表イ]1+1
に111M厚になる様に塗膜を形成(塗膜養生:20℃
、60%RHで10日問)させた試験付を0 ”Cに1
Hr放置稜、0m温度雰囲気下で東洋精機O!を社製の
ストログラフ引張試験機で構に垂直方向に引張y)一度
5 m /1nrnで引張り、防水塗膜にビンポール又
は破断等の異常を認めた時の最大亀裂中を読み取った。
又、上記試験を同様に20℃でも実施した。
(7) 促進耐候性 JIS A6910に準じて、スガ試験機製のサンシャ
インウェザ−メーターで1.000 )(r処理後に、
塗膜外観等の異常の有無を評価した。
I) アクリル系エマルジョンの製造例アクリル酸2エ
チルヘキシル90部、アクリロニトリル7部、メタクリ
ル酸3部より成る単量体混合物に、界面活性剤として陰
イオン性のラウリル硫酸ナトリウムを02部、触媒とし
て過硫酸アンモ708部、還元剤として亜硫酸水素ナト
リウム0.3部、水100部を混合し70℃4時間通常
の方法で重合し、樹脂分濃度49%ノエマルションを製
造した後、アンモニア水でPH7,0に調節した。これ
をエマルジョンAと称する。
尚、エマルジョンの粘度は150 cps (B型さら
に同様にして表〜1に示す組成で、エマルジョンB〜H
な作製した。PHは表〜1に示すようKそれぞれアンモ
ニア水を用いて調節した。
さらに比軸のためのアクリル系エマルジョンとしてA1
〜D1を表〜2に示1′組成で、そねぞれ常法に従って
重合して得た。
ここで、アクリル系エマルジョンA1は1含イ4ン性界
面活性剤量を多くして重合したものであり、田は陰イオ
ン性界面活性剤/非イオン性界面活性剤とを、それぞれ
1部以下づつ併用したものであるが、総量として1部1
J上となっているものである。
さらKC’はポリマーのTJ’点が6℃というよ5に硬
いポリマーとなるように重合したものであり又、DIは
アクリル酸アルキルニスデルの成分量が30%以下と少
なくTI点も50 ”Cと極めC硬い樹脂を形成するも
のである。
(実施例〜1) アクリル系エマルジョンA I 00部を、塗膜防水用
組成物の主剤とし、硬化剤として水9部部に塩化カルシ
ウム10部を完全に溶解させたものを用いた。
二液型ヶ膜防水材の施工は、上記主剤と硬化剤を用いて
、2頭ノズル型エアレス塗装機(能力3e/分)Kより
、別々のノズルよりアクリル系エマルジョンより成る主
剤と、塩化カルシウム水溶液から成る硬化剤を有姿配合
比、約100:5となるように調節して同時に、m個け
そのものを上記試験法に従って試験した結果は表〜3に
示すように良好であった。
(実施例〜2) 実施例1と同じアクリル系エマルジョンA、100部に
管制として酸化チタン2部、炭酸カルシウム5o61;
、砂粉1o部を添加して1時間よく混練し、増粘剤とし
てASE−60(日本アクリル化学製)03部、さらに
消泡剤としてpg3mas ter(サンノフ゛コμm
、)社製)02部を加えて二液型塗膜防水用組成物の主
剤とした。粘度は1.500cps(B型粘度計 れ1
3.12 rpm、 20℃、以下主剤の粘度は同条件
で測定。) さらに硬化剤として水90部に塩化カルシウム10部を
完全に溶解させたものを用いた。
二液型塗膜防水剤の施工を、実施例1と同様に行ない、
同様に試験した結果は表−3に示される様に良好であっ
た。
(実施例6〜5) アクリル系エマルジョンB、 C,Dをそれぞれ用いて
表〜3に示す組成で主剤を得、さらに硬化剤用多価金属
塩として、酢酸亜鉛5部を水95部に溶解後、インプロ
ビルコール5部を加え、さらにポリビニルアルコールを
02部添加して若干ハリ粘させたもの(実施例〜3)、
酢酸カルシウム/水酸化ストロンチウム混合水溶液(実
施例〜4)、酢酸カルシウム高濃度水溶液(実施例〜5
)K、ついて、下記σ)ように施工をした。
即ち、−液用のエアスプレーで、まず各種心棒に硬化剤
水溶液を約03ゆ/ゴ程度を吹付けた後、主剤を同様の
エアスプレーガンを用いて、所定(′十をm個けた。さ
らに塗膜表面上に硬化剤水溶液を同様に約0.2kg/
m”程度吹付け、二液型塗膜防水剤の施工を完了した。
前に示した試験法に従って、同様に試験した結果は表〜
6に示すように何れも良好であった。
(実施例〜6) アクリル系エマルジョンEを用いて、表〜6に示す組成
で主剤及び硬化剤をそれぞれ作製した。
施J、は二液のカッグ式エアースプレーガンで、主剤/
硬化剤の有姿配合比が約10015となるように所定量
を吹付け、吹付直後さらに硬化剤のみを約0.1 ’s
、q / m”程度、塗膜表面に吹付けたものを同様に
試験した結果は表〜3tこ示ゴーように良好で))つた
(実施例7〜9) アクリル系エマルジョンとしてF、Q、Hをそれぞれ用
いて表〜6に示−ta成で、それぞれ主剤及び硬化剤を
作製し、2頭ノズル型エアレス塗装機を用いて別々のノ
ズルより、主剤/硬化剤の有姿配合比を実施例〜7では
、100150、実施例〜8では100/10.実施例
〜9では100/1で所定量を同時に吹伺け、同様に試
験した結果は表〜3に示すように何れも良好であった。
(比較例1〜5) アクリル系水系エマルジョンとして表〜2に示したA′
、B′、C′、D′をそれぞれ用いて、表〜4に示した
ように主剤及び多価金属よりなる水溶液を作製した。
施工は2頭ノズル型エアレス塗装機により゛、主剤と硬
化剤とを別々のノズルより、有姿配合比か10015と
なるように調節して、同時に吹利けそのものを上記試験
法に従って試験した結牙は壱〜4に示すように、比較例
1〜6では硬化剤を同時に噴霧しても、瞬時は勿論、数
分を紅ても塗膜形成せず、散水試験により塗膜は瞬時に
乳濁してわずか10秒でそilぞれ完全に流失してしま
い、初期耐水性が不良であった。さらに湿潤1地面に施
工したものは、24時間後も成膜しておらず手で触れる
と未乾燥の塗膜が多洲に伺着し、不良であった。比較例
〜4では樹脂が硬い為に、0°(、での下地亀裂追従性
能か全くなく瞬時に破断を生じ不良であった。
比較例〜5ではアク1ノル酸アルキルエステルの含有量
が少ない為にウェザ−メータによる促進耐候性試験で、
塗膜表面に黄変を生じたり、粉状になったり(チョーキ
ング)して耐久性が不良であった。又、樹脂自体もT、
9Jの太きい硬いものである為、下地亀裂追従性前はな
(、不良であった。
比較例6〜7 実施例〜1で用いた主剤に硬化剤として1価の金属塩で
ある塩化ナトリウム水溶液を用いて、2頭ノスルを有す
るエアスグレ−により、主剤/硬化剤=100/10の
比率で同時に吹付けたもの(比較例〜6)及び硬化剤を
併用せずに主剤のみを吹付けたもの(比較例〜7)につ
いて、同様に試験した結果、瞬時に塗膜形成せず散水試
験により10秒程度で塗膜は白濁して完全に流失してし
まい、初期耐水性等が不良であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素数2〜10のアルキル基を有する(メタ)アク
    リル酸アルキルエステルを主体とする単量体を、該単量
    体100重量部あたり10重量部を越えない量の界面活
    性剤の存在下に重合して得られ、かつガラス転移温度が
    0℃以下である重合体のエマルジョンと多価金屑塩水溶
    液とからなることを特徴とする二液型塗膜防水用組成物
JP23496983A 1983-12-15 1983-12-15 二液型塗膜防水用組成物 Pending JPS60127374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171549A (ja) * 1997-07-08 1999-03-16 Elf Atochem Sa 表面粘着性および表面張力の小さい可撓性のある被覆材
CN113122123A (zh) * 2021-04-22 2021-07-16 河北涂铠新材料科技有限公司 一种非沥青基喷涂速凝水性聚氨酯防水涂料及制备方法

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