JPS60127009A - マンドレル・ロツドを保持し、被圧延物を管圧延装置に案内する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第（１１項の前文部分に記載
されている種類の装置に関する。

この種の公知の装置は各フレームまたはケージに３つの
レバーと案内要素を備えている。従来公知の装置におい
てはマンドレルを供給することと該マンドレル上に担持
された圧延加工ずみの中空材といっしょにマンドレル・
ロッドの長さ方向に関し直角の向きにマンドレル・ロッ
ドを運び出すことはレバーと案内要素との間に限定され
たスペースを利用して行なわれている。したがって、マ
ンドレル・ロッドの交換は順々にしか行なえないから、
ロッドの交換に必要な時間は純粋な圧延時間と比べて長
い。この点が従来の装置の欠点とされている。

従来の装置の別の欠点は、ピストン・シリンダー・ユニ
ットを用いて油圧により案内要素を所定位置に保持する
ようになっているので、圧延加工される中空材の直径に
あわせて案内要素を正確に調節することができないこと
である。

（なお、従来の装置については、ドイツ公開特許第２、
０３２．５３３号とドイツ公開特許第２．８４０，７７
３号を参照されたい。） 本発明の目的は、圧延装置の稼働率を高めるため、マン
ドレル・ロッドの交換を簡素化するとともに、これを加
速することである。さらに、中空材を案内した位置で幾
何学的にロックすることにより案内要素をしっかりと保
持しようとするものである。

上記の目的を達成するため、特許請求の範囲第（１１項
の特徴項に記載されている構成を特徴とする装置が本発
明に従って提案されたのである。

圧延軸に関し横方向に対をなして支承されていて、相互
に連係された４つの案内要素を使用することにより、案
内要素を開いたとき、圧延軸を通って直径方向に延在し
ていて、１つの方向にマンドレル・ロッドを供給しかつ
運び出すことができる通路を形成することが可能である
。したがって、圧延軸に新しいマンドレル・ロッドを供
給すると同時に、マンドレル・ロッド上に担持された中
空材といっしょにマンドレル・ロッドを運び出すことが
可能である。

特許請求の範囲第（２）項に記載されている構成措置を
講することにより本装置をより適確に動作させることが
可能である。第１の位置では案内要素が開き、マンドレ
ル・ロッドを交換するための通路が解放状態となる。第
２の位置では油圧駆動機構により案内要素がマンドレル
・ロッドに押圧されるので、マンドレル・ロッドが保持
される。第３の位置では圧延加工された中空体の直径に
あわせて特殊なストッパーにより案内要素が調節される
。ストッパーに当接した上記の位置から案内要素を引き
はずすことにより、圧延工程の間、中空材を確実に案内
することが　１できる。かくして、幾何学的にロックさ
れた状態で案内要素の移動の範囲を制限することができ
る。この点が、中空材を圧延加工するさい、従来のよう
に機械的な力でロックされた状態で案内要素を調節する
ことに比べて大幅に技術的に改善されている点である。

特許請求の範囲に記載されているように、下に向かって
吊りさげた状態にＵ字状ロッドを配置するよう本発明装
置が構成されているから、垂直面内で下から上に向かっ
であるいは逆に上から下に向かってマンドレル・ロッド
の供給と運び出しを同時に行なうようにするのが有利で
ある。

本発明装置は、次のような種類の圧延装置に使用するこ
とができる。

穴あけを行なうピアシング・ミル、プラグ・ミル。

以下、本発明の実施例を図解した添付図面を参照しなが
ら本発明の詳細な説明する。

本装置はフレーム９を備えており、該フレーム９は圧延
軸１とマンド−レバ・ロッド供給軸２１とを包有してい
る。第１図に示されているように、フレーム９は上に向
かって開放されていて、圧延軸ｌの近傍で軸３と４上に
軸支されているレバー５と６と７と８を担持している。

これらのレバーは案内要素、たとえば、図示例の場合、
ローラー２を担持している。

第１図の左側にあるレバー５と６はカップリング・ロッ
ド１１と１３を介して駆動機構１０の動作によりガイド
の中を摺動するようにされたスライド１２ニ接続されて
いる。駆動機構１０は図で見て右に向かってスライド１
２を摺動させることにより左側の文ｊをなす案内要素を
閉止し、図で左の方に向かってスライド１２を引き寄せ
ることにより前記案内要素を開く。これにより案内要素
を圧延軸上にあるマンドレル・ロッドに当接させるかあ
るいはマンドレル・ロッドから持ち上げることができる
。右側の対をなす案内要素はＵ字状ロッド１４と２２を
介して左側の対をなす案内要素と交互に接続されている
ので、左側の対をなす案内要素の動作に追従することが
できる。レバー５と６と７と８が案内要素、たとえば、
ローラーと交互に接続されていることは、一方の側の下
向きの案内が他方の側の上向きの案内と連係することを
意味している。Ｕ字状ロッド１４と２２は圧延軸ｌを取
り囲んでいるとともに、マンドレル・ロッド案内軸２１
も取り囲んでいる。

そのほか、駆動機構１９と２０により調節することがで
きるストッパー２３が設けられている。ストッパー２３
を調節することは、４つの案内要素の間で測った直径寸
法に差が生じるためである。そのほか、第１図と第２図
に示されているように、カウンターストツバ−３０が調
節可能なストッパー２３と協働するようになっている。

第１図に示されているように案内要素が開いた状態では
上記の協働は行なわれない。本発明においては従来技術
と異なり、カウンターストッパー３０は、案内要素、た
とえば、ローラー２を互いに接続している要素５，６．
７．８ならびに１４゜２２と直接的にではなく間接的に
接続されている。このような間接的な接続により、中空
材の直径にあわせて案内要素を開くさい、案内要素の移
動を適確に限定することができる。そのほか、レバー１
７は適当な位置にＵ字状ロッド１４と２２に設けられた
ストッパー１５と２４に対応したカウンターストッパー
２６と１６を担持し”ζいる。図より明らかなように、
ストッパー１５はロット′１４上に設けられており、ス
トッパー２４はロッド２２上に設けられている。レバー
１７はＵ字状ロッド１４と２２の間で圧延軸１の方向に
配置されている。

駆動機構として機能するピストン・シリンダー・アッセ
ンブリ２８が参照数字２７により表示されている位置で
レバー１７に係着されているとともに、フレーム９に枢
支されている。駆動機構２８を作動させることにより第
１図ならびに第２図と第３図に示されている２つの位置
にレバー１７を回動させることができる。

なお、第２図と第３図に示されている位置はカウンター
ストソバ−３０がストッパー２３に当接することＧこよ
り限定されている。

以下、本発明に係る装置の動作について説明する。

第１図は圧延加工が終った状態を示子。使用ずみのマン
ドレル・ロッドが中空材２９といっしょに圧延軸１上に
載置されている。前記駆動機構２８はカウンターストッ
パ−３０と２６と１６を後退位置に移動させているので
、カウンターストッパー３０はスト・ツノクー２３に当
接していない。そのほか、回動レバー５と６と７と８用
の共通の駆動機構は、たとえば、ローラー２のごとき案
内要素といっしょに左の方に引き寄せられている。しか
るのち、圧延加工された中空材２７といっしょに使用ず
みのマンドレル・口・ノドは図示されていない装置を用
いて上に向かって運び移されて受渡しレバー１８」二に
載置される一方、新しいマンドレル・ロッドがマンドレ
ル・口・ノド（ｌ軸２１より圧延軸に下から供給される
。

第２図に示されているように、新しいマンドレルロッド
が圧延軸１に到達すると、駆動機構１０上により右の方
に向かってスライド１２を押し動かすことにより、たと
えば、ローラーのごとき案内要素２は閉止状態となる。

かくして、圧延工程を始めることができる。次に、駆動
機構２８によりカウンタースト・ソバ−３０を取り付け
た回動レバー１７が回動して調節可能なストッパー２３
と接触する。このとき、対をなすストッパーとカウンタ
ーストッパー２４．２６ならびに１５、１６はまだ当接
するにはいたっていない。第２図にこの状態が図示され
ている。

マンドレル・ロッド上をパイプが摺動して、本発明装置
の横断面領域にはいると、駆動機！１１０が引き寄せの
方に切り換えられ、対をなすストッパーとカウンタース
ト、バー２４．２６と１５．１６が当接しあった状態テ
、第３図に示されているように、案内要素２によりパイ
プを案内することができる程度、案内要素２を開く。パ
イプまたは中空材の圧延が終ると、中空材といっしょに
マンドレル・ロッドがロール・スタンドから運び移され
て、圧延軸から横へ移動する。一方、駆動機構２８が作
動し、ストッパー１５と２４は当接から解放されるとと
もに、案内要素２は開いた状態となる。かくして、上述
の要領に従ってマンドレル・ロッドの交換が繰り返され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、案内要素を開放すると同時に垂直方向にマン
ドレル・ロッドを交換した状態で本発明装置を図解した
ものである。第２図は、マンドレル・ロッドが保持され
た状態を示す。第３図は、中空材を案内している状態を
示す。 １・・・圧延軸、　２・・・ローラー、３．４・・・軸
、　５．　６．　７．、８・・・レバー、９・・・フレ
ーム、　１０・・・駆動機構、１１、１３・・・カップ
リング・口、ド、１２・・・スライド、　１．４．２２
・・・Ｕ字状ロッド、１６、２６・・・カウンタースト
ッパー、１７・・・レバー、　１９．２０・・・駆動機
構、２１・・・マンドレル・ロッド供給軸、２３、　２
４・・・ストッパー、 ２８・・・ピストン・シリンダー・ユニット、２９・・
・中空材、 ３０・・・カウンターストッパー。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ロール・スタンドとロッド・マンドレル・サポ
   ートとの間に多数配置されていて、３つの側から間隔を
   へだてて圧延軸を取り囲んでいる定置フレームを備えて
   おり、該定置フレームに圧延方向に対し直角の向きにレ
   バーが取り付けられていて、該レバーそれぞれに案内要
   素が担持されているとともに、共通の駆動機構により同
   時に回動するようロッドを介して互いに接続されており
   、いろいろな直径にあわせて案内要素間でレバーの回動
   を調節するために調節可能なストッパーをレバーに付設
   せしめた、マンドレル・ロッドを保持し、被圧延物を管
   圧延装置に案内する装置であって、フレーム９の案内要
   素を担持した回動可能なレバー５．６，７．８が圧延軸
   に関し一方の側でフレーム９の軸３，４上に対をなして
   軸支されていて、間隔を開けて圧延軸ｌを取り囲んでい
   るＵ字状ロッド１４．２２と交互に接続されていること
   と、フレーム９とＵ字状ロッド１４．２２が圧延軸１の
   外側で圧延軸１の下に配置されたマンドレル・ロッド供
   給軸２１を取り囲んでいて、上に向かって開いた状態に
   形成されていることを特徴とする装置。
2. （２）　いろいろな直径にあわせて調節可能なストッパ
   ー２３が駆動機構２８を担持した回動レバー１７に取り
   付けられているカウンターストッパーと協働するように
   なっており、いろいろな直径にあわせて調節可能なスト
   ッパー２３がカウンターストッパー３０と協働したとき
   、Ｕ字状ロッド１４．２２上にストソバ−１５，２４と
   協働する他のカウンターストッパー２６、１６を回動レ
   バー１７が担持していて、ローラー等の案内要素２を開
   くよう駆動機構１０が付勢されることを特徴とする特許
   請求の範囲第（１１項記載の装置。