JPS601234A - 含フッ素系バイポ−ラ膜 - Google Patents

含フッ素系バイポ−ラ膜

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JPS601234A
JPS601234A JP58107903A JP10790383A JPS601234A JP S601234 A JPS601234 A JP S601234A JP 58107903 A JP58107903 A JP 58107903A JP 10790383 A JP10790383 A JP 10790383A JP S601234 A JPS601234 A JP S601234A
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membrane
layer
bipolar membrane
fluorine
exchange group
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Toru Kiyota
徹 清田
Akira Akimoto
明 秋元
Kiyohide Matsui
松井 清英
Etsuko Hida
飛田 悦子
Sei Kondo
近藤 聖
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Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
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Sagami Chemical Research Institute
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な含フツ素系バイポーラ膜に関する。更
に詳しくは、二層構造をもち一方の層にカチオン交換基
を有し、他方の層にアニオン交換基を有する含フツ素系
バイポーラ膜に関するものである。一方の面にカチオン
交換基を他方の面にアニオン交換基を有するバイポーラ
膜は、燃料電池のセパレーター、塩類溶液の加水分解等
に使用されている。
従来、このようなバイポーラ膜として炭化水素系の重合
体が使用されてきた。その製造方法として、陽イオン交
換膜と陰イオン交換膜とを熱圧着あるいは両膜を接着剤
等で接着する方法が一般的である。しかし、このような
方法で得られたバイポーラ膜は両膜の膨潤の差によるは
く離あるいは接着剤等の影響による膜の抵抗の増大等の
問題点を解決することができなかった。
これらの問題点を解決するため、炭化水素系の一枚の膜
を用いて、一方の面にカチオン交換基を、他方の面にア
ニオン交換基をそれぞれ導入する方法が提案された。こ
の方法で得られたバイポーラ膜により、はく離の問題点
はある程度解決されたものの、乾燥−膨潤の繰り返しで
膜が破壊されたり、耐薬品性、耐溶媒性に劣るという問
題は解決できなかった。
そこで、本発明の発明者らは■乾燥−膨州の繰り返しに
耐え、■はく離せず、■耐薬品性、耐溶媒性のあるバイ
ポー2膜について鋭意検討を続けた結果、本発明を達成
した。
すなわち、本発明は、二層構造をもち、一方の層のペン
ダント鎖にカチオン交換基を有し、他方の層のペンダン
ト鎖にアニオン交換基を有し、かつ主鎖がペルフルオロ
カーボン重合体からなる非架橋型含フツ素系バイポーラ
膜を提供するものである。
本発明のバイポーラ膜は、好ましくはそのカチオン交換
基がスルホン酸基および/またはカルボン酸基であり、
アニオン交換基が四級アンモニウム基である。本発明の
バイポーラ膜は、更に好ましくは、べ/ダント鎖にカチ
オン交換基を有する層が下記の一般式 で表わされる繰り返し単位よりなり、ペンダント鎖にア
ニオン交換基を有する層が一般式0F−X 畳 OF。
慣 で表わされる繰り返し単位よりなる含フツ素系バイポー
ラ膜である。
なオd1両式中t、mおよびnは同一主鎖上においても
ペンダント鎖毎に異なる数をとることができる。さらに
、p/qの値は共重合体中の平均値を意味し、個々の繰
り返し単位において異なる値をとる場合を含むことは当
然である。
本発明のバイポーラ膜の一方の層を形成する層状カチオ
ン交換体は具体的には以下のよ2うな構造の重合体を例
示することができる。
CF。
3O−OF 0−CF、 OF、 So薯 CF。
F、0−CF o−aF、 co! OF。
F2O−C!F 0−OF、 OF、 co。
OF、 OF、 OF、 So。
冒 C!?、 (!F、 Co2 ■ OF、 OF、 (!F、 co; OF。
03 OF。
 − C0゜ ay20F、 so; 0F、Co。
これらのカチオン交換体の対イオンは水素イオン又はナ
トリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオ
ンであってよい。
本発明のバイポーラ膜の他方の層を形成する層状アニオ
ン交換体は、具体的には前述した一般式中の2として、
下記のような基をもつ重合体を例示することができる。
CHt−(!H。
H8 H 0 これらアニオン交換基の対イオンとしては、水酸イオン
;塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ/等ノ/’ロゲ
ンイオン;トリフルオロメタンスルホン酸イオン等を例
示することができる。
また、この層状アニオン交換体のアニオン交換基以外の
部分としては、具体的には前述した(1)ないしく11
式のカチオン交換基を除いた部分を例示することができ
る。
本発明の層状カチオン交換体及び層状アニオン交換体の
厚さは、好ましくは約5μmないし約300μmの範囲
である。本発明の含フツ素系バイポーラ膜は、平膜状の
膜あるいはチューブ状の形態であってよい。
本発明の含フツ素系バイポーラ膜は、例えば下記一般式
で表わされる繰り返し単位よりなる共重合体膜を原料と
して製造することができる。
ホ CF。
CF−X t、m及びnは同一主鎖上においてもペンダント鎖毎に
異なる数をとることができること及びp/qの値が共重
合体中の平均値を意味し、個々の繰り返し単位において
異なる値をとる場合を含むことも同じである。
具体的には、 ■ CF。
3O−OF 0−(3F2CF、 SO3に OF。
F、0−OH’ 0−CF20F2 SO3Na OF、 OF、 CF、 So、 01CF。
So、? OF、OF、So、H OF。
OF、−OF 0−(!F、CF、80.H OF。
OF、−OF 0−C!F20F、So、F − ■ OF。
OF、−OF’ 0−OF、OF、 SO,CI 原料として使用される上記共重合体膜の厚さは約10μ
mないし約500μmの範囲のものが好ましい。
形状は目的とする本発明の含フッ素系ノくイポーラ膜の
形状に合せて平膜状の膜、あるいはチューブ状の形態の
ものを使用するのが好ましい。
本発明の含フツ素系バイポーラIIIKは、このような
原料共重合体膜の一方の面に、例えば次のル−トで第四
級アンモニウム基を化学変性によって導入する方法で得
ることができる。
ルート1 このルートは均質スルホン酸膜よりカルボン醒/スルホ
ン酸二層膜を経由して、そのカルボン酸層を四級アンモ
ニウム基を含む層に変換することにより含フツ素系バイ
ポーラ膜を得るものである。
末端基の変換を末端基のみの化学式で示すと以下の通り
である。
−CF2 SO1’Q ↓ Co、H ↓ COR’ ↓ Con’ R2 ↓ ルート1を以下に説明する。
このルートにおいて原料膜として使用するカルボンts
/スルホン酸の二層膜は、例えば均質スルホン酸の片面
をスルホニルクロリド化し、さらにカルボン酸化するこ
とにより得ることができる(実施例1参照)0 得られた二層膜のカルボン酸層を酸存在下アルコールと
反応させるか、あるいはオルトギ酸エステルとの反応に
より片面カルボン酸エステル膜に変換する。次いでこの
膜を乾燥後、下記一般式%式%(1) で表わされる低級ジアルキルアミンと反応させることに
より、片面カルボン酸アミド膜に変換する。
王妃一般式(1)で表わされる低級ジアルキルアミンと
しては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピル
アミン、メチルエチルアミン、ピロリドン、ピペリジン
等を例示することができる。またこれらのアミンとの反
応は気体状のアミンを膜と接触させるか、液状のアミン
中、あるいは溶媒を用いて行うことができる。この際、
溶媒としてはジエチルエーテル、ジメトキンエタン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素類等を用いること
ができる。
なお、同じ片面カルボン酸アミド膜は、対応する片面カ
ルボン酸クロリドに一般式(1)で表わされる低級ジア
ルキルアミンを作用させることによっても同様に得るこ
とができる。
このようにして得られた片面カルボン酸アミド膜は、還
元剤を作用させることにより、片面アミン膜に変換しう
る。還元剤としては、水素化リチウムアルミニウム、ジ
ボラン等を用いることができるが、反応効率の点でジボ
ランの使用が優れている。用いるシボ2ンは、例えば、
水素化ホウ素ナトリウムに三フッ化ホウ素エーテル錯体
を作用させることにより発生させて用いるか、あるいは
・ポランの種々の錯体(ジメチルスルフィド錯体なと)
を用いることができる。
反応はテトラヒドロンラン、ジオキサン、ジエチレンク
リコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒中で円滑
に進行する。また、反応初期においては、氷冷温度〜室
温の範囲に保ち、その後、還流温度〜100℃に加熱す
ることが反応を完結させる上で好ましい。
得られた片面アミン膜にアルキル化剤(R” D)を作
用させてアルキル化(四級化)することにより本発明の
含フツ素系バイポーラ膜(Rfan、 N R’ R”
R3Z /Rfso、H)に変換しうる。
アルキル化剤としては、例えば、ヨウ化メチル。
臭化エチル、臭化n−プロピル、トリメチルオキソニウ
ムフルオロボレー) ((OHs)s 0BF4) 、
トリエチルオキソニウムフルオロボレート((CwHs
)sOBF4 ) * )ジメチルオキソニウムへキサ
クロロアンチモネート((OH8)、 osbct、 
) 、)リフルオロメタンスルホン酸メチル等を用いる
ことができる。
この際、メタノール、エタノール、塩化メチレン。
クロロホルム、四塩化炭素等を溶媒として使用しうる。
ここで得られた上記含フツ素系バイポー2膜の対イオン
を交換する必要がある場合は、常法によりアルカリ金屑
塩で処理することにより行うことができる。
ルート2 このルートは均質スルホン酸膜よりカルボン酸/スルホ
ン酸二層膜を経由して、そのカルボン酸層を四級アンモ
ニウム基を含む層に変換することにより含フツ素系バイ
ポーラ膜を得るものである。
末端基の変換を末端基のみの化学式で示すと以下の通り
である。
ルート2を以下に説明する。
片面カルボン酸エステル膜を下記一般式で表わされるジ
アミンと反応させることにより、片面アミノカルボン酸
アミド膜に変換する。
上記一般式(2)で表わされるジアミンとしては、N、
N−ジメチルエチレンジアミン+ NeN” )’リメ
テルエチレンジアミンe、、 N、 N−ジメチルトリ
メチレンジアミン* N、’N、 N’ −)ジエチル
トリメチレンジアミン、N−メチルピペラジン、N、N
−ジエチルトリメチレンジアミン、N−メチルピペラジ
ン及びN−プロピルピペラジン等を例示することができ
る。
この際、上記一般式(2)における窒素原子上の水素原
子をトリメチルシリル基で置き換えた対応するシリルア
ミンを上記ジアミンに代えて用いることもできる。
また、これらのジアミン類との反応は、液状のアミン中
あるいは溶媒を用いて行うことができる。
この際、溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン、ヘキサン等の炭化水素類等を用いることができる
ナオ、同じ片面アミノカルボン1唆アミド膜は、対応す
る片面カルボン酸クロリド膜に、例えば上記溶媒中で一
般式(2)で表わされるジアミンを作用させることによ
っても得ることができる。
このようにして得られた片面アミノカルボン酸アミド膜
は、還元剤を作用させることにより片面ジアミン膜に変
換しうる。
還元剤としては、水素化リチウムアルミニウム。
ジボラン等を用いることができるが、反応効率の点でジ
ボランの使用が優れている。用いるジボランは、例えば
水素化ホウ素ナトリウムに三フッ化ホウ素エーテル錯体
を作用させることにより発生させて用いるか、あるいは
@ボランの種々の錯体(ジメチルスルフィド錯体等)を
用いることができる。
反応は、テトラヒドロフラン、ジオ、キサ/、ジエチレ
ンクリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒中で
円滑に進行する。また、反応初期においては、氷冷温度
〜室温の範囲に保ち、その後還流温度〜100℃に加熱
することが反応を完結させる上で好ましい。
得られた片面ジアミン)換にアルキル化剤を作用6 に変換しうる。
アルキル化剤としては、例えば、ヨウ化メチル。
臭化メチル、臭化n−プロピル、トリメチルオキソニウ
ムフルオロボレート((OH11)30BF4) 、ト
リエチルオキシニウムフルオロボy ) ((C2Hs
)aOBF4)++1 トリメチルオキソニウムへキサクロロデンチモネート(
(OH8) 、OEI bcz6) 、)リフルオロメ
タンスルホン酸メチル等を用いることができるOこの際
、メタノール、エタノール、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素等を溶媒として使用17うる。
ここで得られた上記の含フツ素系バイポーラ膜の対イオ
ンを父換する必要がある場合は、常法によりアルカリ金
属塩で処理することにより行うことができる。
ルートに のルートは均質スルホニルクロリド膜の片面のみにジア
ミンを反応させ、更に四級化することにより含フツ素系
バイポーラ膜を得るものである。
末端基の変換を末端基のみの化学式で示すと以下の通り
である。
一8o、F ↓ 0R’ (R,”、 、R6、R丁、R・、D、aおよび?は上
記と同一) ルート3を以下に説明する。
片面スルホンアミド膜の合成は、スルホニルフルオリド
膜に一般式(2)で表わされるジアミンあるいは上記の
対応するシリルアミンを片面に作用させることにより達
成される。この際、大過剰のジアミン類を用いるか、あ
るいは三級アミンを共存させることが好ましい。
反応にあたっては溶媒を用いることができ、例えハ、ジ
エチルエーテル(エーテル)、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、ベンゼン、トルエン。
ヘキサン等の炭化水素類等を使用しうる。
反応は0℃〜150℃の範囲で通常行なわれる。
得られたスルホンアミド膜にアルキル化剤を作用させて
アルキル化することにより含フツ素系バイポー>11体 0R’ に変換し5る。
アルキル化剤としては、例えば、ヨウ化メチル。
臭化メチル、臭化n−プロピル、トリメチルオキソニウ
ムフルオロボレート(M830Btr4 ) 、) I
Jエチルオキソニウムフルオロボレー) (mt、oB
F、) 1トリメチルオキソニウムへキサクロロアンチ
モネート(Mθ、osbcta) * )リフルオロメ
タンスルホン酸メチル等を用いることができる。この際
、メタノール、エタノール、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素等を溶媒として使用し5る。
ここで得られた含フツ素系バイポーラ膜の対イオンを交
換する必要がある場合は、常法によりアルカリ金属塩で
処理することにより行うことができる。
ルート4 陽イオン交換基としてカルボン酸基を有する膜は、尤の
ルートにより合成しうる。原料膜としてはカルボン酸/
スルホン酸の二層膜を用い、まず、カルボン酸層をエス
テル化したのち、スルホン酸層を例えば五塩化リンで処
理してスルホニルクロリド層とする。その後ルート1あ
るいはルー+2と同様にアミン(ジアミン)処理、還元
を行うことにより、元のカルボン酸層はアミン層(ジア
ミン層)に、また元のスルホン酸層はカルボン酸層に変
換することができる。アミン層を前述と同様に四級化し
たのち、必要に応じ加水分解を行うことによって四級ア
ンモニウム基/カルボ/酸基の二層からなる含フツ素系
パイボー2膜を合成することができる。
本発明の含フツ素系バイポーラ膜は、ペンダント鎖の一
部に炭化水素基を含むが、意外にも塩素雰囲気下のよう
な過酷な酸化的雰囲気下で極めてよい耐久性を示す。特
に非架橋型であり、■乾燥−膨潤の繰り返しに耐える、
■はく離がない、■耐薬品性、耐済媒性に優れている等
の特徴がある。
従って、従来の加水分解装置の隔膜あるいは一部イオン
と多価イオンの分離膜として使用した場合、その耐久性
には著しいものがあるのみならず、従来、使用不可能と
されてきた乾燥−膨潤を伴う装置への適用、溶媒を含む
系への使用、・酸化条件での使用等において極めて優れ
た性能を発揮する。
さらにもう一つの大きな利点は、乾燥状態で嘔り扱うこ
とができることである。これは工業規模での使用に当っ
ては重要なポイン)Kなる。
次に得られた膜の評価方法を記す。
1、乾燥−膨潤の繰り返し・・・検討項目Aメタノール
中65℃、48時間処理した後、この溶媒を40℃で真
空除去する工程を5回繰り返した膜を用いて含水率を測
定する。
λ はく離状態・・・検討項目B 上記1.0膜の断面写真を撮影して判断する。
五 耐薬品性・・・検討項目C 水中60℃、10〜40−7分でat、ガスを50時間
導入した膜の含水率、交換容量(NMRおよび滴定方法
、Sの定量)を測定する。
実施例1 OF、=OF!とC!F、=OF−0−OF、 −ay
−o−ay2−OF、 −8o、F0F。
との共重合により得られた共重合体をフィルム化(膜厚
100μ、 So、H換算交換容量0.92ミリ当景/
1・乾燥騰)シたのち、加水分解した。つぎに2N H
Clで処理後、20チアンモニア水中に40時間浸漬後
、水でよく洗浄したのち、60℃で真空下で乾燥した。
次にこの膜の一方の面に五塩化リンのガスを接触させ、
約15μの厚さでスルホニルクロライド化した。ついで
酸化処理を行い、この層をカルボン酸化した。
このようにして得られたスルホン酸/カルボン酸膜をメ
タノール−1xatでカルボン酸層をエステル化した。
乾燥エーテル中に上で得た片面カルボン酸エステル膜を
浸漬し、氷冷下ジメチルアミンガスを通じ、冷却下に6
時間、室温にて18時間反応させた。1.5%重曹水−
メタノール混合溶液で80℃、5時間洗浄し、減圧下、
−夜乾燥した。
無色透明の膜が得られ、その赤外スペクトルにおいて、
2950.1420cm−1にO−H吸収、1700c
m−にアミドカルボニルによる吸収が認められた。
ついで、アルゴン雰囲気下、乾燥ジエチレングリコール
ジメチルエーテルに水素化ホウ素ナトリウムを溶解して
から、上で得られた膜を浸漬した。
この中に三フフ化ホウ素エーテル錯体の乾燥ジグライム
溶液を水冷上滴下した。冷却下に;5時間、さらに10
0℃で18時間反応させることにより、赤外スペクトル
における1 700cm”の吸収は消失し、アミン層へ
の還元が完全に進行l−でいた。
得られた膜をメタノールで洗浄したのち、ヨウ化メチル
のメタノール溶液に入れ、60℃で44時間反応させた
。得られた膜をメタノールで洗浄後、塩化リチウムのメ
タノール溶液中、60℃で24時間反応させた。この膜
をメタノール中で60℃に加熱し目的の第四級アンモニ
ウムクロリド層を有する膜を得た。
得られたバイポーラ膜は染色テストにおいて、クレゾー
ルレッドで約15μの厚さで赤紫色(塩基性水浴液)あ
るいは黄橙色(メタノール溶g)に着色し、第四級アン
モニウム基がスルホン酸基層の上に形成されたことを示
した。
上記のようにして得られたバイポーラ膜を前述の評価方
法に従って処理し評価した。評価結果を以下に示す。
また、検討項目Bについても極めて良好な結果を示した
比較例としてスチレン/ジビニルベンゼンの炭化水素系
重合体膜より得られたバイポーラ膜を用いて同様の処理
を行ったところ、検討項目Aの段階で膜にき裂が生じ、
B、Oの検討は不可能であった。
実施例2 実施例1と同様の方法で得られたスルホン酸/カルボン
酸膜を同様にエステル化したのち、オキシ塩化リン中で
五塩化リンと100℃で24時間反応させた。四塩化炭
素中でよく洗浄後、膜をよく乾燥した。
乾燥エーテル中に上で得た二ノ@膜を浸漬し、氷冷下に
ジメチルアミンガスを通じ、冷却下に6時間、室温にて
18時間反応させた。1.5チ重曹水−メタノール混合
溶液で80℃、5時間洗浄し、減圧下、−夜乾燥した。
無色透明の膜が得られ、その赤外吸収スペクトルにおい
て2950,1420cm−tにO−H吸収、1700
cm−重ニアミドカルボニルによる吸収が認められた。
ついで、アルゴン雰囲気下、乾燥ジエチレングリコール
ジメチルエーテルに水素化ホウ素ナトリウムを溶解して
から、上で得られた膜を浸漬した。
この中に三フッ化ホウ素エーテル錯体の乾燥ジエチレン
グリコールジメチルエーテル溶液を水冷下部下した。冷
却下に5時間、さらに100℃で1.8時間反応させる
ことにより、元のカルボン酸層側の表面赤外スペクトル
(ATR)における1 )70. OCm−’の吸収は
消失し、カルボン酸アミド層のアミン層への還元が完全
に進行していた。得られた膜をメタノールで洗浄した後
、ヨウ化メチルのメタノール溶液に入れ、60℃で44
時間反応させた。得られた膜をメタノールで洗浄後、赤
外吸収スペクトルを調べると1780cm−1にカルボ
ン酸メチルエステルに基づく吸収カミ観測された。
塩化リチウムのメタノール浴液中、60℃で24時間反
応させた後、この膜をメタノール中で60℃に加熱した
。その後、希塩酸処理して目的の第四級アンモニウムク
ロリド層とカルボン酸層を有する膜を得た。
得られたバイポーラ膜は染色テストにおいて、クレゾー
ルレッドで約15μの厚さで赤紫色に着色し、第四級ア
ンモニウム基が形成されたことを示し、残りの層はクリ
スタルバイオレットで青色に染色された。
上記のようにして得られたバイポーラ膜の評価は、実施
例1と同様の結果を示した。なお、交換容量はカルボン
酸層0.88ミリ当量/f・乾燥膜。
第四級アンモニウム基層0.85ミリ当量/2・乾燥膜
であった。
実施例3 (!F、 =CF、と(!F、 =OF −0−OF、
 −OF −0−(!F、 −CF、 −8o、 FO
F。
との共重合から得られた共重合体をフィルム化(膜厚1
00μ、 5osH換算交換容量0.9 ミリ当触/2
・乾燥膜)した。
得られたスルホニルフルオリド膜を片面のみ反応できる
反応器に装着し、乾燥エーテル中、N −メチルピペラ
ジンで表面を10μ反応させた。次いで2N KOH/
メタノール中で60℃でSo叩FをSO3Xに加水分解
し、水で十分洗浄した。次いでメタノールで洗浄したの
ち、飽和重曹水中50℃で8時間処理した。その後温水
洗浄し乾燥した。
反応させた層は赤外スペクトルにおいて2930cm−
1,2850cm−” 、1450〜1450cm−’
に0−HKよる吸収を示した。
得られた膜をメタノール中、50℃でヨウ化メチルと4
8時間反応させた。その後メタノール中で洗浄し、塩化
リチウムのメタノール浴液で24時間処理した。さらに
メタノール中50℃で8時間洗浄した。乾燥後の膜の赤
外スペクトルにおいて、上記スルホンアミド層における
3000〜2800cm−1領域の吸収が四級化により
高波数側に移動していた。
得られたバイポーラ膜はクレゾールレッドの染色テスト
の結果、10μ厚さで赤紫色に着色し、第四級アンモニ
ウム基がスルホン醒基層の上に形成されたことを示した
。交換容量はスルホン酸基層α9ミリ当量/l・乾燥膜
、第四級アンモニウム基層[17ミIJ当量/f・乾燥
膜であった。
このバイポーラ膜の評価は、実施σす1と同様の結果を
示した。
実施例4 実施例3中で使用したN−メチルピペラジンの代りにN
、N、N’−)リメチルエチレンジアミンを用いて実施
例3と同様にして反応させてバイポーラ膜を得た。交換
容量はスルホン酸基層α9ミリ当量/f・乾燥膜、第四
級アンモニウム基層0.7ミリ当t/l・乾燥膜であっ
た。
このバイポーラ膜の評価は実施例1と同様の結果を示し
た。
実施例5 OF、=OF、とC!F、=OF−0−011’、 −
OF −0−C!F、 −(!F、 −80,FCF3 との共重合により得れられ共重合体をチューブ化(内径
0.6251111.外径0.875 mm、 803
H換算交換谷量0.92 ミ17当量/l・載録樹脂)
したのち加水分解した。つぎに2N H(3tで処理後
、先端を接着させたのち、オキシ塩化リン/五塩化リン
中で表面から7μの深さまでスルホ、ニルクロリド化し
た。
ついで酸化処理して、この層をカルボン酸化した。
つぎに塩酸処理し、H型に官能基を転化した。
乾燥エーテル中に一ヒで得たチューブを浸漬し、氷冷下
にジメチルアミンガスを通じ、冷却下に6時間、室温下
にて18時間反応させた。1.5チ重1水−メタノール
混合溶液で80℃、5時間洗浄し減圧下、−夜乾燥した
ついでアルゴン雰囲気下、乾燥ジエチレングリコールジ
メチルエーテルに水素化ホウ素ナトリウムを溶解してか
ら、上で得られたチューブを浸漬した。この中に三フッ
化ホウ紫エーテル錯体の乾燥ジエチレングリコールジメ
チルエーテル溶液を水冷上滴下した。冷却下に5時間、
さらに100℃で16時間反応させた。得られた5−ブ
をメタノールで洗浄したのち、ヨウ化メチルのメタノー
ル溶液に入れ、60℃で44時間反応させた。得られた
チューブをメタノールで洗浄後、塩化リチウウのメタノ
ール溶液中、60℃で24時間反応させた。このチュー
ブをメタノール中で60℃に加熱し、目的の第四級アン
モニウムクロリド層がスルホン酸基層上に形成させた。
染色テストにおいてクレゾールレッドで赤紫色に着色し
、7μの層で第四級アンモニウムクロリド基が存在する
ことが確認された。
得られたバイポーラ膜チューブは、スルホ/酸層の交換
容量が0.92 ミIJ当量/f・乾燥樹脂。
第四級アンモニウムクロリド1鍔が0.84ミリ当忙/
f・乾燥樹脂であった。得られたバイポーラ膜チューブ
は実施例1と同様の評価で同様の結果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたバイポーラ膜の第四級アン
モニウム基を含む層の表面赤外吸収スペクトル、第2図
は実施例1で得られたバイポーラ膜のスルホン酸基を含
む層の表面赤外吸収スペクトル、第3図は実施例2で得
られたバイポーラ膜の第四級アンモニウム基を含む層の
表面赤外吸収スペクトル、第4図は実施例2で得られた
バイポーラ膜のカルボン酸基を含む層の表面赤外吸収ス
ペクトルを示す。 蝦 唄 繕 ! 唄 型 +4 !

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二層構造をもち一方の層のペンダント鎖にカチオン
    交換基を有し、他方の層のペンダント鎖にアニオン交換
    基を有し、かつ主鎖がペルフルオロカーボン重合体から
    なる非架橋型含フツ素系バイポーラ膜。 2 カチオン交換基がスルホン酸基および/またはカル
    ボン酸基であり、アニオン交換基が四級アンモニウム基
    である特許請求の範囲第1項に記載拠金フッ素系バイポ
    ーラ膜。 五 ペンダント鎖にカチオン交換基を有する層が下記の
    一般式 で表わされる繰り返し単位よりなり、ペンダント鎖にア
    ニオン交換基を有する層が一般式小 CF。 ■ CF−X 奪 で表わされる繰り返し単位よりなる特許請求の範囲第1
    項に記載の含フツ素系バイポーラ膜。 4、含フツ素系バイポーラ膜が平膜状である特許請求の
    範囲第1項、第2項あるいは第3項に記載の含フツ素系
    バイポーラ膜。 5、含フツ素系バイポーラ膜がチューブ状である特許請
    求の範囲第1項、第2項あるいは第3項に記載の含フツ
    素系バイポーラ膜。
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