JPS6011538A - 接着性ポリオレフイン組成物 - Google Patents
接着性ポリオレフイン組成物Info
- Publication number
- JPS6011538A JPS6011538A JP11788283A JP11788283A JPS6011538A JP S6011538 A JPS6011538 A JP S6011538A JP 11788283 A JP11788283 A JP 11788283A JP 11788283 A JP11788283 A JP 11788283A JP S6011538 A JPS6011538 A JP S6011538A
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- Japan
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- polyolefin
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- adhesive
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は接着性ポリオレフィン組成物に係り、特に金属
との接着性のすぐれた該組成物に関する。更に詳しくは
不飽和カルボン酸もしくはその無水物で変性されたポリ
オレフィンとポリオレフィンの混合物にマグネシウム、
アルミニウム、シリコンの各酸化物、炭酸化物若しくは
水酸化物のいずれか2以上の含水複塩(たζしMg化合
物は必須成分)を配してなり、鉄含有金属と積層物を作
った場合にすぐれた防錆特性を発揮する該組成物に関す
る。
との接着性のすぐれた該組成物に関する。更に詳しくは
不飽和カルボン酸もしくはその無水物で変性されたポリ
オレフィンとポリオレフィンの混合物にマグネシウム、
アルミニウム、シリコンの各酸化物、炭酸化物若しくは
水酸化物のいずれか2以上の含水複塩(たζしMg化合
物は必須成分)を配してなり、鉄含有金属と積層物を作
った場合にすぐれた防錆特性を発揮する該組成物に関す
る。
一般に金属製品の工業的防錆の目的で塗装が行われてい
る。しかし、塗装はその耐久性や表面の強度、硬度璋及
び所要労力の点で難点があり、これらの改善のため高分
子材料による被覆が試みられている。ポリプロピレンや
ポリエチレン等のポリオレフィンは化学的に安定で容易
にシート、フィルム等に成形できる等種々のすぐれた特
性を有しており、金属の被覆材料として好ましい性質を
有しているものの、無極性化合物であるため、極性材料
である金属との親和性が焦〈接着被覆することができな
い。
る。しかし、塗装はその耐久性や表面の強度、硬度璋及
び所要労力の点で難点があり、これらの改善のため高分
子材料による被覆が試みられている。ポリプロピレンや
ポリエチレン等のポリオレフィンは化学的に安定で容易
にシート、フィルム等に成形できる等種々のすぐれた特
性を有しており、金属の被覆材料として好ましい性質を
有しているものの、無極性化合物であるため、極性材料
である金属との親和性が焦〈接着被覆することができな
い。
ポリオレフィンに極性基を導入することによりポリオレ
フィンと極性物質との接着性を高める方法が種々提案さ
れている。それらの方法の一つとしてポリオレフィンを
不飽和カルボン酸で変性して極性物質との接着性を付与
する方法が数多く提案されている。か−る変性剤として
は無水マレイン酸またはアクリル酸が代表的なものであ
り、このようにして変性された変性ポリオレフィンは金
属材料のみならず、他の無機材料、高分子材料との接着
性も良いため各種基材の積層接着剤等として広く使用さ
れている。変性ポリオレフィンは金属材料をポリオレフ
ィンで被覆する場合の金属とポリオレフィンの中間層と
して、あるいは直接の被覆材として目的とする被覆のた
めの接着を強固に行わせることができる。
フィンと極性物質との接着性を高める方法が種々提案さ
れている。それらの方法の一つとしてポリオレフィンを
不飽和カルボン酸で変性して極性物質との接着性を付与
する方法が数多く提案されている。か−る変性剤として
は無水マレイン酸またはアクリル酸が代表的なものであ
り、このようにして変性された変性ポリオレフィンは金
属材料のみならず、他の無機材料、高分子材料との接着
性も良いため各種基材の積層接着剤等として広く使用さ
れている。変性ポリオレフィンは金属材料をポリオレフ
ィンで被覆する場合の金属とポリオレフィンの中間層と
して、あるいは直接の被覆材として目的とする被覆のた
めの接着を強固に行わせることができる。
しかしながら上述のようにして得られた被覆体を海水、
食塩水等の電解質物質を含む水溶液に接触させると被覆
物の接着強度が短時間のうちに低下し、接着面から剥離
する欠点があることが判明した。従って、鉄のような錆
易く侵され易い金属材料の被覆用樹脂としてはこの種の
変性ポリオレフィンは使用できなかった。この問題の改
善の目的で前記変性ポリオレフィンに金属粉を添加する
方法(特公昭58−13585)が提案されているが該
組成物を鉄含有金属材料と接着した場合の接着面の防錆
効果は未だなお充分とは言い難い。
食塩水等の電解質物質を含む水溶液に接触させると被覆
物の接着強度が短時間のうちに低下し、接着面から剥離
する欠点があることが判明した。従って、鉄のような錆
易く侵され易い金属材料の被覆用樹脂としてはこの種の
変性ポリオレフィンは使用できなかった。この問題の改
善の目的で前記変性ポリオレフィンに金属粉を添加する
方法(特公昭58−13585)が提案されているが該
組成物を鉄含有金属材料と接着した場合の接着面の防錆
効果は未だなお充分とは言い難い。
本発明者等は、研究の結果前記変性ポリオレフィンにマ
グネシウム、アルミニウム若しくはシリコンの酸化物、
炭酸化物芳しくは水酸化物のいずれか2以上からなる含
水複塩(たぐしMg化合物は必須成分)を混合すること
により該変性ポリオレフィンと鉄含有金属との接着体を
海水、食塩水等の電解性物質を含む水溶液に接触させた
場合に接着強度が短時間に低下することを改善できるこ
と、ならびに接着面の金属の発錆を抑制できることを知
って本発明を完成した。従って、本発明の目的は、電解
質水溶液に浸漬した場合にも短時間内の剥離強度低下の
ない接着性ポリオレフィン組成物を提供するにある。本
発明に用いるマグネシウム、アルミニウム、シリコンな
どを主成分とする該化合物は金属の発錆の原因と考えら
れる塩素イオン等を吸着する能力がすぐれていること、
及び該変性ポリオレフィン中の未反応モノで−を吸着固
定することによる接着性改善作用があるため、目的とす
る効果が発見されるものと推定される。
グネシウム、アルミニウム若しくはシリコンの酸化物、
炭酸化物芳しくは水酸化物のいずれか2以上からなる含
水複塩(たぐしMg化合物は必須成分)を混合すること
により該変性ポリオレフィンと鉄含有金属との接着体を
海水、食塩水等の電解性物質を含む水溶液に接触させた
場合に接着強度が短時間に低下することを改善できるこ
と、ならびに接着面の金属の発錆を抑制できることを知
って本発明を完成した。従って、本発明の目的は、電解
質水溶液に浸漬した場合にも短時間内の剥離強度低下の
ない接着性ポリオレフィン組成物を提供するにある。本
発明に用いるマグネシウム、アルミニウム、シリコンな
どを主成分とする該化合物は金属の発錆の原因と考えら
れる塩素イオン等を吸着する能力がすぐれていること、
及び該変性ポリオレフィン中の未反応モノで−を吸着固
定することによる接着性改善作用があるため、目的とす
る効果が発見されるものと推定される。
本発明は下記(1)の主要構成と下記(2)の実施態様
的構成を有する。
的構成を有する。
(1)不飽和カルボン酸若しくはその無水物から選ばれ
た 1もしくは2以上の化合物を反応させることにより
得られた変性ポリオレフィン12ないし78重量%およ
びポリオレフィン6Bないし4重量%および0.1ない
し20重量%のマグネシウム、アルミニウム若しくはシ
リコンの酸化物、炭酸化物若しくは水酸化物のいずれか
2以上り)らなる含水複塩(たりLMg化合物は必須成
分)を有効成分とする接着性ポリオレフィン組成物。
た 1もしくは2以上の化合物を反応させることにより
得られた変性ポリオレフィン12ないし78重量%およ
びポリオレフィン6Bないし4重量%および0.1ない
し20重量%のマグネシウム、アルミニウム若しくはシ
リコンの酸化物、炭酸化物若しくは水酸化物のいずれか
2以上り)らなる含水複塩(たりLMg化合物は必須成
分)を有効成分とする接着性ポリオレフィン組成物。
(2)含水複塩が2.5Mg0* Ah(h−X)+2
0、M!、AI−(OH)%・ G(J3φ 4H20
若しくは2Mg0−8SiOz・ XH2Oで表わされ
る化合物から選ばれた1若しくは2以上の化合物を使用
する前記第(1)項に記載の接着性ポリオレフィン組成
物。
0、M!、AI−(OH)%・ G(J3φ 4H20
若しくは2Mg0−8SiOz・ XH2Oで表わされ
る化合物から選ばれた1若しくは2以上の化合物を使用
する前記第(1)項に記載の接着性ポリオレフィン組成
物。
本発明の構成と効果につき以下詳述する。
イ0本発明で使用するポリオレフィン:変性用ポリオレ
フィン若しくはポリオレフィンのいずれについてもプロ
ピレン単独重合体、プロピレン−エチレンブロックおよ
びランダム共重合体、プロピレゾ−エチレン−ブテン−
1ブロツク共重合体、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン若しくはポリメチルペン
テン−1等またはこれらの2以上の混合物が使用できる
。
フィン若しくはポリオレフィンのいずれについてもプロ
ピレン単独重合体、プロピレン−エチレンブロックおよ
びランダム共重合体、プロピレゾ−エチレン−ブテン−
1ブロツク共重合体、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン若しくはポリメチルペン
テン−1等またはこれらの2以上の混合物が使用できる
。
口0本発明で使用する不飽和カルボン酸およびその無水
物(以下両者を不飽和カルボン酸類と総称することあり
): 該カルボン酸としては、マレイン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロ
トン酸、イソクロトン酸、メサコン酸およびアンゲリカ
酸があげられ、該無水物としては無水マレイン酸、無水
シトラコン酸および無水イタコン酸をあげることができ
る。これらの中でも無水マレイン酸が使用し易くかつ好
ましい結果が得られる。これらの使用量は本発明に係る
前述の変性用ポリオレフィンに対し重量比で0.1ない
し5%好しくは0.1ないし2%である。該使用量が0
0.1%未満であるとポリオレフィンとの前述の不飽和
カルボン酸との反応すなわちグラフト重合反応が不充分
となり、■5%を超えても最終的に得られる組成物の接
着効果は向上しないと共に該組成物から製造したペレッ
トの色相が悪化゛したり、該ペレットから成形品の成形
時に気泡を生ずる等好ましくない状態となる。
物(以下両者を不飽和カルボン酸類と総称することあり
): 該カルボン酸としては、マレイン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロ
トン酸、イソクロトン酸、メサコン酸およびアンゲリカ
酸があげられ、該無水物としては無水マレイン酸、無水
シトラコン酸および無水イタコン酸をあげることができ
る。これらの中でも無水マレイン酸が使用し易くかつ好
ましい結果が得られる。これらの使用量は本発明に係る
前述の変性用ポリオレフィンに対し重量比で0.1ない
し5%好しくは0.1ないし2%である。該使用量が0
0.1%未満であるとポリオレフィンとの前述の不飽和
カルボン酸との反応すなわちグラフト重合反応が不充分
となり、■5%を超えても最終的に得られる組成物の接
着効果は向上しないと共に該組成物から製造したペレッ
トの色相が悪化゛したり、該ペレットから成形品の成形
時に気泡を生ずる等好ましくない状態となる。
ハ1本発明で使用するマグネシウム、アルミニウム、シ
リコンの酸化物、炭酸化物若しくは水酸化物のいずれか
2以上からなる含水複塩(たぐしMg化合物は必須): 該含水#i塩として好ましくは式■2 、5Mg0・
Al2O3・xH2O、■ H96A1211 (OH
)+b e C03* 4H20および■2NgO−6
Si02・ XH2Oで表わされるものから選ばれた1
種または2種以上の組み合わせのものを使用する(これ
らはいずれも協和化学工業株式会社にて商品名キョーワ
ード■として製造販売されている)。
リコンの酸化物、炭酸化物若しくは水酸化物のいずれか
2以上からなる含水複塩(たぐしMg化合物は必須): 該含水#i塩として好ましくは式■2 、5Mg0・
Al2O3・xH2O、■ H96A1211 (OH
)+b e C03* 4H20および■2NgO−6
Si02・ XH2Oで表わされるものから選ばれた1
種または2種以上の組み合わせのものを使用する(これ
らはいずれも協和化学工業株式会社にて商品名キョーワ
ード■として製造販売されている)。
これらの含水複塩の使用割合は組成物全体に対して重量
比で0.1ないし20%、好ましくは0.1ないし 5
%である。これらの使用量が0.1重量%未満では該効
果が不充分であり20%を超えて多量に混合すると組成
物への分散が不良となり組成物の接着性の均一性が損わ
れる。これらの化合物は微粉末状で平均粒子径70IL
以下のものが好ましい。
比で0.1ないし20%、好ましくは0.1ないし 5
%である。これらの使用量が0.1重量%未満では該効
果が不充分であり20%を超えて多量に混合すると組成
物への分散が不良となり組成物の接着性の均一性が損わ
れる。これらの化合物は微粉末状で平均粒子径70IL
以下のものが好ましい。
二0本発明に係るa、変性ポリオレフィンの製法および
す、変性ポリオレフィン、ポリオレフィンおよびマグネ
シウム、アルミニウム、シリコンの酸化物、炭酸化物若
しくは水酸化物の含水複塩(た(しMg化合物は必須成
分)の混合方法:a、不飽和カルボン酸類を反応させポ
リオレフィンを変性する公知方法としては■溶液状態で
反応させる方法、■スラリー状態で反応させる方法、■
溶融状態で反応させる方法等について数多く提案されて
いる。本発明においてはこれらの方法の中で押出機を用
いて溶融状態で反応させる方法が好ましいが、特にその
方法に限定されるものではない。
す、変性ポリオレフィン、ポリオレフィンおよびマグネ
シウム、アルミニウム、シリコンの酸化物、炭酸化物若
しくは水酸化物の含水複塩(た(しMg化合物は必須成
分)の混合方法:a、不飽和カルボン酸類を反応させポ
リオレフィンを変性する公知方法としては■溶液状態で
反応させる方法、■スラリー状態で反応させる方法、■
溶融状態で反応させる方法等について数多く提案されて
いる。本発明においてはこれらの方法の中で押出機を用
いて溶融状態で反応させる方法が好ましいが、特にその
方法に限定されるものではない。
b、前記■または■の方法により得られる変性ポリオレ
フィンは通常微粉末状であり、前記ポリオレフィンおよ
び前記含水複塩と共に室温ないし50℃程度の温度でト
ライブレンドした後溶融混合するのが好ましい。前記■
の方法で押出機を用いて溶融状態でポリオレフィンの変
性反応を行う場合においては、■不飽和カルボン酸類、
ポリオレフィン及び前記含水複塩の三者を同時に溶融混
合して変性反応を行って得たペレットとポリオレフィン
ペレットを混合する方法。◎ポリオレフィンと前記含水
複塩を溶融混合して一種のマスターバッチパレットをつ
くり、ついでこのものと該変性ポリオレフィンペレット
と溶融混合する方法などかある。
フィンは通常微粉末状であり、前記ポリオレフィンおよ
び前記含水複塩と共に室温ないし50℃程度の温度でト
ライブレンドした後溶融混合するのが好ましい。前記■
の方法で押出機を用いて溶融状態でポリオレフィンの変
性反応を行う場合においては、■不飽和カルボン酸類、
ポリオレフィン及び前記含水複塩の三者を同時に溶融混
合して変性反応を行って得たペレットとポリオレフィン
ペレットを混合する方法。◎ポリオレフィンと前記含水
複塩を溶融混合して一種のマスターバッチパレットをつ
くり、ついでこのものと該変性ポリオレフィンペレット
と溶融混合する方法などかある。
前記a、の変性反応においては、後述ホの有機過酸化物
を用いてラジカルを発生させる方法によることが好まし
い。
を用いてラジカルを発生させる方法によることが好まし
い。
溶融状態での反応および溶融混合の好ましい条件は夫々
170〜250 ℃、 1分ないし10分(註押出機
滞留時間)の範囲内にある。
170〜250 ℃、 1分ないし10分(註押出機
滞留時間)の範囲内にある。
ホ、木発明の実施態様で使用する有機過酸化物:上述の
反応温度(170〜250℃)の範囲内で適当な速度例
えば、30秒〜20分の半減期で分解するものが望まし
い。具体例としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、2.5−ジメチル(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、1゜3−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロビール)ベンゼン等である。か\る有機過
酸化物の添加量は、変性用ポリオレフィンに対し、0.
01ないし0.2重量%である。0.01重量%未満で
は添加効果が不明瞭であり、0.2重量%を越えるとポ
リオレフィンの分子解裂が異常に進んだり、架橋反応に
よるゲル化が進行することにより、ポリオレフィンの特
性が損われると共に、接着性が低下する原因となる。
反応温度(170〜250℃)の範囲内で適当な速度例
えば、30秒〜20分の半減期で分解するものが望まし
い。具体例としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、2.5−ジメチル(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、1゜3−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロビール)ベンゼン等である。か\る有機過
酸化物の添加量は、変性用ポリオレフィンに対し、0.
01ないし0.2重量%である。0.01重量%未満で
は添加効果が不明瞭であり、0.2重量%を越えるとポ
リオレフィンの分子解裂が異常に進んだり、架橋反応に
よるゲル化が進行することにより、ポリオレフィンの特
性が損われると共に、接着性が低下する原因となる。
へ0本発明の組成物に混合できる他の添加剤:0
か\る添加剤としては、公知の酸化剤、紫外線吸収剤、
充填剤、顔料、造核剤などがある。混合方法および混合
丑は通常のポリオレフィン組成物の場合と同様である。
充填剤、顔料、造核剤などがある。混合方法および混合
丑は通常のポリオレフィン組成物の場合と同様である。
か−る添加剤の添加時期は、ポリオレフィンの変性反応
時でもよいが、これらの添加剤の混合により変性反応に
不利な影響のある場合には、一旦これらの添加剤なしで
変性反応を行ったのち、改めてこれらの添加剤を添加す
ることが好ましい。
時でもよいが、これらの添加剤の混合により変性反応に
不利な影響のある場合には、一旦これらの添加剤なしで
変性反応を行ったのち、改めてこれらの添加剤を添加す
ることが好ましい。
ト1本発明の組成物の特徴的効果:
本発明品は鉄、鉄含有合金、鉄メツキ製品などとの接着
性にすぐれており、本発明に係る接着物は、塩水によっ
て短時間内に接着強度を著るしく低減させることもなく
接着面の錆の発生を防止することができる。
性にすぐれており、本発明に係る接着物は、塩水によっ
て短時間内に接着強度を著るしく低減させることもなく
接着面の錆の発生を防止することができる。
以下実施例により詳細に説明する。
実施例における接着性の試験は、次に示す方法によった
。
。
トリクレン洗浄したll1ffi厚みの鉄板に厚み0.
4%1mの本発明の組成物若しくは比較例の組成物から
1 製造した試料シートを乗せ、 200℃で10分間予熱
した後、同温度で20Kg/am’で1分間加圧圧着さ
せる。かくして得られた接着物から25mm1l X
200mm長に試験片を切り出したものを剥離試験に供
した。
4%1mの本発明の組成物若しくは比較例の組成物から
1 製造した試料シートを乗せ、 200℃で10分間予熱
した後、同温度で20Kg/am’で1分間加圧圧着さ
せる。かくして得られた接着物から25mm1l X
200mm長に試験片を切り出したものを剥離試験に供
した。
剥離試験は、 1806剥離強度(JISKθ854−
1973準拠)、引張り速度50mm/min、測定温
度23℃で行った。また同様にして作製した試験片を8
0℃に保った3%NaCI水溶液に480時間浸積し、
得られたサンプルにつき耐Mail水溶液テスト後の接
着強度を前記と同様の方法で測定した。同時に剥離面の
鉄板の状態を観察し目視により錆の発生を調べた。
1973準拠)、引張り速度50mm/min、測定温
度23℃で行った。また同様にして作製した試験片を8
0℃に保った3%NaCI水溶液に480時間浸積し、
得られたサンプルにつき耐Mail水溶液テスト後の接
着強度を前記と同様の方法で測定した。同時に剥離面の
鉄板の状態を観察し目視により錆の発生を調べた。
実施例1、比較例1
無水マレイン酸で変性したポリエチレン(ベースポリプ
ロピレン、密度0.90g/crn’、MFRo、8g
/10分、 MFR43g/10分無水マレイン酸単位
0.5重量%含有)20重量%とポリプロピレン80重
量%からなる組成物に下記含水複塩(A) 、 (B)
もしくは(C)のいずれかを混合後の全組成物に対し重
量比2 で0.5〜5.0%となるように混合し40mmφ押出
機で220℃で混練押出しペレット化した。このペレッ
トを熱プレスで0.41の厚みのシートに成形し前記の
接着性試験に供した。
ロピレン、密度0.90g/crn’、MFRo、8g
/10分、 MFR43g/10分無水マレイン酸単位
0.5重量%含有)20重量%とポリプロピレン80重
量%からなる組成物に下記含水複塩(A) 、 (B)
もしくは(C)のいずれかを混合後の全組成物に対し重
量比2 で0.5〜5.0%となるように混合し40mmφ押出
機で220℃で混練押出しペレット化した。このペレッ
トを熱プレスで0.41の厚みのシートに成形し前記の
接着性試験に供した。
また比較例として、含水複塩(A)、 CB)もしくは
(C)のいずれも加えないものについても同様に試験し
た。これらの結果を表−1に示す。
(C)のいずれも加えないものについても同様に試験し
た。これらの結果を表−1に示す。
含水複塩(A) 2.5Mg0−A 1203XH20
tt (B) Mg6 A12(OH)@ C(h・
4H20tt (C) 2%gOe 8Sf(h XH
2O表−1 実施例2、比較例2 高密度ポリエチv y (Ml 23(g/10m1n
)密度0.958(g/cm”)〕に無水マレイン酸単
位0.2重量%をグラフトした変性ポリエチレン80重
量%にポリプロピレン〔密度0.110(g/cm’
) 、メルトフローレイト0.8(g/10m1n)
) 、 20重量%を混合したもノニ、実施例1で使用
した化合物(A)、(B)もしくは(C)のいずれか混
合後の全組成物に対し重量比で0.5〜5%となるよう
に混合し、40mmφ押出機で200℃で混練押出しペ
レット化した。このペレットを熱プレスで0.4mm厚
みのシートに成形し、前記の接着性試験に供した。
tt (B) Mg6 A12(OH)@ C(h・
4H20tt (C) 2%gOe 8Sf(h XH
2O表−1 実施例2、比較例2 高密度ポリエチv y (Ml 23(g/10m1n
)密度0.958(g/cm”)〕に無水マレイン酸単
位0.2重量%をグラフトした変性ポリエチレン80重
量%にポリプロピレン〔密度0.110(g/cm’
) 、メルトフローレイト0.8(g/10m1n)
) 、 20重量%を混合したもノニ、実施例1で使用
した化合物(A)、(B)もしくは(C)のいずれか混
合後の全組成物に対し重量比で0.5〜5%となるよう
に混合し、40mmφ押出機で200℃で混練押出しペ
レット化した。このペレットを熱プレスで0.4mm厚
みのシートに成形し、前記の接着性試験に供した。
また比較例として前記化合物(A)、(B)もしきは(
C)いずれかの添加量が0.1重量%未満あるいは、2
0重量%越える例について試験した。これらの結果を表
−2に示す。
C)いずれかの添加量が0.1重量%未満あるいは、2
0重量%越える例について試験した。これらの結果を表
−2に示す。
Claims (2)
- (1)不飽和カルボン酸若しくはその無水物から選ばれ
た1もしくは2以上の化合物を反応させることにより得
られた変性ポリオレフィン12ないし76重量%および
ポリオレフィン88ないし4重量%および0.1ないし
20重量%のマグネシウム、アルミニウム若しくはシリ
コンの酸化物、炭酸化物若しくは水酸化物のいずれか2
以上からなる含水複塩(たsjLMg化合物は必須成分
)を有効成分とする接着性ポリオレフィン組成物。 - (2)含水複塩が 2.5Mg0拳 Al2O3・ X
I(20、Mr6Al・ (OH)16φC03・ 4
H20若しくは2NgO#8SiO2Φ XH2Oで表
わされる化合物から選ばれた1若しくは2以上の化合物
を使用する特許請求の範囲第(1)項に記載の接着性ポ
リオレフィン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11788283A JPS6011538A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 接着性ポリオレフイン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11788283A JPS6011538A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 接着性ポリオレフイン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6011538A true JPS6011538A (ja) | 1985-01-21 |
JPS643894B2 JPS643894B2 (ja) | 1989-01-24 |
Family
ID=14722566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11788283A Granted JPS6011538A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 接着性ポリオレフイン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011538A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005146178A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Mitsui Chemicals Inc | 接着剤組成物 |
PL443654A1 (pl) * | 2023-02-01 | 2024-04-22 | Boryszew Spółka Akcyjna | Kompozycja podkładu adhezyjnego do tworzyw sztucznych oraz sposób jej wytwarzania |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249258A (en) * | 1975-10-18 | 1977-04-20 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Polyolefin compositions |
JPS5487783A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-12 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Improvement of interlaminar adhesivity |
JPS5813643A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | Showa Denko Kk | ポリオレフイン組成物 |
JPS59159841A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | 接着性ポリエチレン系樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP11788283A patent/JPS6011538A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249258A (en) * | 1975-10-18 | 1977-04-20 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Polyolefin compositions |
JPS5487783A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-12 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Improvement of interlaminar adhesivity |
JPS5813643A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | Showa Denko Kk | ポリオレフイン組成物 |
JPS59159841A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | 接着性ポリエチレン系樹脂組成物 |
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JP2005146178A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Mitsui Chemicals Inc | 接着剤組成物 |
PL443654A1 (pl) * | 2023-02-01 | 2024-04-22 | Boryszew Spółka Akcyjna | Kompozycja podkładu adhezyjnego do tworzyw sztucznych oraz sposób jej wytwarzania |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS643894B2 (ja) | 1989-01-24 |
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