JPS60112663A - 珪酸カルシウム系成形体及びその製造方法 - Google Patents

珪酸カルシウム系成形体及びその製造方法

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JPS60112663A
JPS60112663A JP22034883A JP22034883A JPS60112663A JP S60112663 A JPS60112663 A JP S60112663A JP 22034883 A JP22034883 A JP 22034883A JP 22034883 A JP22034883 A JP 22034883A JP S60112663 A JPS60112663 A JP S60112663A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、広い温度範囲で極めて断熱性能の優れた珪酸
カルシウム系成形体を製造しうる新しい方法を提供する
ものである。
珪酸カルシウム成形体は、@量であること、断熱性に優
れていること、耐火性の大きいこと、その他数多くの特
性を有するがために各棟の分野に於いて、広く利用され
ているものである。特に、保温材、断熱材として使用す
る場合には、断熱性能を向上させる必要があるが、これ
は成形体の密度に大きく依存しているものである。即ち
、密度の小さい成形体は、低温では熱伝導率が小さいも
のの、高温になるにつれ急激に大きくなる傾向があり、
逆に密度の大きい成形体では、低温では熱伝導率が大き
いものの、温度の上昇に伴うその増加率は緩慢であるた
め、高温では密度の小さい成形体より熱伝導率が小さく
なる場合がある。このような現象は、温度の4乗に比例
して増加する輻射伝熱が、空隙の多い低密度成形体はど
@著に影響してくるため生じるものと考えられる。
このため、輻射エネルギーを吸収、散乱または反射する
ような物質を成形体に含有せしめることにより、輻射伝
熱を低下させようとする方法が、米国特許300188
2号、特開昭58−45145号、特開昭58−496
54号及び特開昭5.8−145652号によって開示
され、高温での断熱性能が改善されるに至った。しかし
ながら、低温での熱伝導率を低fせしめるには至らなか
った。
本発明者らは、上記の点に留意して更に鋭意研究を続け
た結果、成形体中に不活性物質と非晶質シリカを主成分
とする物質を含有せしめると広い温度範囲で成形体の熱
伝導率を極めて低減せしめることが可能であることを見
い出し、これに基づき本発明を完成した。即ち本発明は
、珪酸原料、石灰原料、不活性物質及び水よりなる原料
スラリーを加圧上加熱撹拌しながら水熱合成反応せしめ
て珪酸カルシウム結晶と上記不活性物質よりなる水性ス
ラリーを調製し、次いでこれに非晶質シリカを主成分と
する物質を添加混合し、該混合物を成形、乾燥すること
を特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造方法に係る、 本発明に於いては不活性物質は、水熱反応前に原料スラ
リーに含有せしめる必要があり、水熱反応後に添加する
と得られる成形体の曲げ強さの極端な低下を招くことに
なる。即ち、本願発明に於いては、上記不活性物質を水
熱反応前に添加することにより、生成する珪酸カルシウ
ム結晶の2次粒子中に該物質が包含されるがまたは何等
かのカで付着して存在するため、これより得られる成形
体は曲げ強さが低下しないものと考えられる。
本発明に於いて使用する上記不活性物質とは、水熱反応
時に不活性な物質をいい、活性炭、木炭。
石炭、カーボンブラック、黒鉛等の炭素を主成分とする
物質、炭化珪素、炭化破素、炭化チタン等の炭化物、窒
化珪素、窒化硼素、窒化チタン等の窒化物、酸化鉄、酸
化チタン、酸化錫、酸化マンガン等の金属酸化物が例示
でき、これ等は1種又は2種以上の混合して使用される
尚本発明に於いては、使用中上記物質に変換される物質
たとえば使用中に酸化鉄を生成する炭酸鉄等の物質も使
用することが出来る。また通常粒径としては150μm
以下好ましくは100μm以下のものが使用される。
本発明に於いては、非晶質シリカを主成分とする物質を
水熱反応後に添加する必要があり、これにより、広い温
度範囲で熱伝導率の低減を図ることが出来る。上記非晶
質シリカを主成分とする物質としては、ホワイトカーボ
ン、シリカフラワー。
シリカゲル、珪藻土、フライアッシュさらには本山願人
が先に開発した特公昭55−14809号に示される成
形能を有する高純度多孔質シリカゲル二次粒子等が例示
でき、通常粒径が150μm以下のものが使用される。
また、上記不活性物質の添加量は、成形体中の含有量が
2〜60M量%、好ましくは5〜50重基%の範囲とな
るように添加される。この際、添加量が2重量%に達し
ない場合には、輻射熱の遮断が充分では無く、また逆に
60重量%より多くなると輻射伝熱は抑制されるが、該
不活性物質の固体伝熱が大きくなり、総合的には断熱性
能が向上しなくなる。さらに非晶質シリカを主成分とす
る物質の添加量は、同じく成形体中の含有量が2〜60
重量、好ましくは5〜50重量%の範囲となるように添
加される。この際添加量が、上記範囲外の場合には、断
熱性能の向上が認められなくなり、さらに、添加量が6
0重量%より多くなると成形体の曲げ強さの低下が著し
くなる。さらに本発明に於いては、上記不活性物質と非
晶質シリ力を主成分とする物質の合計添加量は、成形体
中の含有量が4〜70重量%好ましくは10〜50重里
%の範囲となるように添加される必要がある。
この際、添加量が上記範囲外の場合には、広い温度範囲
に於ける断熱性能の向上が認められなくなり、さらに添
加量が70重量%より多くなると曲げ強さの低下が著し
くなる。
かくして、広い温度範囲に於いて熱伝導率の極めて小さ
い珪酸カルシウム成形体を製造することが可能となる。
この際上記不活性物質を単独で添加しても特定の温度範
囲、即ち高温域では、熱伝導率の低減効果が認められる
が、上記2種類の物質を特定量添加することによって、
広い温度範囲に於いて、しかも単独添加で見られる断熱
性能の改善により、さらに一段とその性能の向上が図れ
るものである。
本発明に於いて使用される珪酸原料は、従来この種珪酸
カルシウム成形体製造に使用されて来たものかいずれも
有効に使用でき、例えば、結晶質珪酸原料として珪石、
珪砂等をまた無定形珪酸原料としてシリカゲル、シリカ
フラワー、ホワイトカーボン、珪藻上等を例示出来る。
また、石灰原料としては従来から使用されてきたものが
いずれも使用出来、たとえば生石灰、消石灰、カーバイ
ト滓等を具体例として例示出来る。
本発明に於いては、上記珪酸原料と石灰原料に更に不活
性物質及び水を加えて、原料スラリーが調製される。こ
の際の水の麓は原料スラリーの固形分に対し5重量倍以
上であり、上記軽量体を製造する場合には155重量以
上とするのが好ましい。珪酸原料と石灰原料のCaO/
5i02 モル比はトベルモライト結晶を合成しようと
する場合は0.70〜0.90、ゾノトライト結晶を合
成しようとする場合は、0.90〜1.15 程度であ
る。
この原料スラリーには、引き続く水熱合成反応に於いて
工活性な添加材を添加しても良く、この際の添加材とし
て無機質繊維たとえ4−1’石綿、岩綿等を例示するこ
とができる。
かくして調製された原料スラリーは次し)で撹拌下に水
熱合成反応に供される。この反応番よ、通常4 Kg/
cm” 以上、好ましくは、6Kg/Cm2 以上の飽
和水蒸気圧下で行なわれる。この反応により、トベルモ
ライト結晶及ヒ/又エマソノトライ・)結、晶ヲ主成分
とする5〜150μm程度の二次粒子力(生成すると共
に、原料スラリー中に共存してG)る不活性物質がその
まま存在し、これ等が均−薯と71(iこ分散したスラ
リーが得られる。かくして得られた水性スラリーをP布
を用いて濾過するとP液番ま澄んでいるが珪酸カルシウ
ム結晶の二次粒子力)らなる水性スラリーに上記不活性
物質を添加したものを同様に濾過するとP液は着色する
上記珪酸カルシウム結晶と不活性物質よりなる水性スラ
リーには、非晶質シリカを主成分とする物質、さらに必
要に応じ各種の添加材力f添カロされる。この際の添加
材としては、この棟珪酸カルシウム成形体製造に用いら
れて来たものが広い範囲で使用出来、たとえば繊維類、
粘土類、セメント等を例示出来る。
本発明に於いては、次いで上記水性スラリーを常法によ
り成形し、乾燥して珪酸カルシウム成形体を収得するこ
とが出来る。かくして得られる成形体は、珪酸カルシウ
ム結晶、不活性物質及び非晶質シリカを主成分とする物
質を主構成成分としてなるものであり、広い温度範囲に
於いて、極めて断熱性能の優れた、しかも低密度にもか
かわらず、実用強度を充分に保持したものである。
本発明に於いては、目的物珪酸カルシウム系成形体は、
高密度のものから低密度の軽量体まで容易に製造出来る
が、特に低密度の軽量体たとえば密度0.1’/ 3&
i度の成形体を製造する場合にはm 沈降容積5 md 以上の石灰乳を使用することが好ま
しい。
上記石灰乳の沈降容積とは、水対石灰の固形分の比が1
20倍の石灰乳50 mn を、直径がl 、 3 c
mで容積が50 cm 以上のメスシリンダー中で20
分間静置後に石灰の粒子が沈降した容積をmA’ で示
したものである。
以下に実施例を示して本発明法を具体的に説明する。但
し下記例における部又は%は夫々重量部又は重餓%を示
し、又各種物性は夫々次の様な方法で測定したものであ
る。
0)曲げ強さ JIS A 9510 の方法に準する(口)熱伝導率 JIS A 9510 の円筒法に準する実施例1 生石灰(Ca095%)38.4部を80°Cの温水4
74部中で消和し、ホモミクサーにて水中で分散させて
得た石灰乳の沈降容積は18 mlであった。
上記石灰乳に平均粒子径7.4μmの珪石粉末(S 1
.−o294%)41.6 部と平均粒子径0.51 
μmの酸化鉄粉末(ヘマタイ) ) 20.0 部(成
形体中では15.0 %に相当)を加え、更に水を加え
て、全体の水量を固形分の20重量倍となるように混合
して原料スラリーを得、これを飽和水蒸気圧12に2/
2、温度191°Cでオートクレーブ中で回転数m 40 r、p、mで撹拌翼を回転しながら撹拌し5時間
水熱合成反応を行なってスラリーを得た。
上記で得たスラリーを100°Cで24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトラ′イ、ト結晶とへマタイ
ト結晶のピークが認められた。
また、このスラリーをスライドグラス上で乾燥して光学
顕微鏡で観察すると外径が5〜150μmの球状二次粒
子が認められ、同スラリーをP布を用いて瀝過するとp
液は澄んでいた。これより、上記へマタイト粒子は、ゾ
ノ′ドライド結晶の二次粒子に包含されて存在している
かまたは該粒子に何等かの力で付着して存在しているも
のと考えられる。
次いで、上記で得たスラ!J−7Fl(固形分)にホワ
イトカーボン(トクシールG■、粒子径20〜40μm
1徳山曹達製)10部、さらに添加材としてガラス繊維
7部、パルプ5部、ポルトランドセメント3部を加えて
プレス成形し、100°Cで乾燥して、内径!14 m
m 、厚さ50 mm 、長さ610 mmの筒状成形
体(試料No、 )を得た。さらにホワイトカーボンに
代えて特公昭55−14809号記載の実施例1と同様
にして製造した、外径が10〜60μmの多孔質シリカ
ゲル二次粒子を用い、上記と同様にして筒状成形体(試
料NO,2)を得た。
得られた成形体の物性は第1表の通りであった。
第 1 表 実施例2 生石灰(Ca095%)88.4部を80°Cの温水4
74部中で消和し、ホモミクサーにて水中で分散させて
得た石灰乳の沈降容積は17〜19 mlであった。上
記石灰乳に平均粒子径6.5μmの珪石粉末(5102
95%)41.6 部と下記第2表に示す不活性物質を
20.0部加え、実施例1と同様にして水熱合成反応を
行なってスラリーを得た。
上記で得たスラリーを100°Cで24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトライト、結晶と上記不活性
物質のピークが認められた。
また、これらのスラリーをスライドグラス上で乾燥して
光学顕微鏡で観察すると、外径が5〜150μmの球状
二次粒子が認められ、同スラリーをp布を用いて濾過す
るとp液は澄んでいた。これより、上記不活性物質は、
ゾノトライト結晶の二次粒子に包含されて存在している
かまたは何等かの力で付着して存在しているものと考え
られる。
次いで、上記で得たスラリー75部(固形分)に実施例
1と同様の多孔質シリカゲル二次粒子IO部さらに添加
材としてガラス繊維7部、パルプ5部、ポルトランドセ
メント3部を加えて、プレス成形し、100°Cで乾燥
して実施例1と同様の筒状成形体を得た。
得られた成形体の物性は第2表の通りであった。
第 2 表 実施例8 実施例1と同様にして得られたスラリー65部(固形分
)にホワイトカーボンにツブシールViN3.平均粒子
径16mμ1日本シリカ袈)20部、さらに添加材とし
てガラス繊維7部、パルプ5部、ポルトランドセメント
8部を加えてプレス成形し、too’cで乾燥して実施
例1と同様の筒状成形体を得た。
得られた成形体の物性は第8表の通りであった。
第 8 表 比較例1 実施例1と同様にして得られたスラリー85部(固形分
)に、添加材としてガラス繊維7部、パルプ5部、ポル
トランドセメント3部を加えてプレス成形し、1oo0
cで乾燥して実施例1と同様の筒状成形体を得た。
得られた成形体の物性は第4表の通りであった。
第4表 比較例2 生石灰(CaO95’f/is ) 413’iR<ヲ
806Cノ温水576部中で消和し、ホモミクサーにて
水中で分散させて得た石灰乳の沈降容積は18rylで
あったっ上記石灰乳に実施例1と同様の珪石粉末52部
を加え、更に水を加えて、全体の水量を固形分の20重
量倍となるように混合して原料スラリーを得、−これを
飽和水蒸気圧12”/22部191°Cでオーm ′ トクレーブ中で回転数4 Or、p、mで撹拌翼を
回転しながら撹拌し、5時間水熱合成反応を行なってス
ラリーを得た。
上記で得たスラリーを100°Cで24時間乾燥して、
X線回折分析した所、ゾノトフィト遁晶のピークが認め
られた。またこのスラリーをスライドグラス上で乾燥し
て光学顕微鏡で観察すると外径5〜150μmの球状二
次粒子が認められた。
次いで、上記で得たスラリー70部(固形分)に、実施
例1と同様の酸化鉄粉末15部、さらに添加材としてガ
ラス繊維7部、パルプ5部、ポルトランドセメント8部
を加えたもの、さらにスラリーを60部(固形分)とし
て実施例1と同様の・ ホワイトカーボンを10部添加
した以外、上記と同様のものを添加したものを成形し、
ioo’cで乾燥して実施例1と同様の筒状成形体(試
料No、1及び2)を得た。さらに酸化鉄粉末を加えな
いで、上記と同様にして筒状成形体(試料No、3 )
を得た。
得られた成形体の物性は第5表の通りであった。
第 5 表 手続補正書(自制 1、事件の表示 昭和58年特 許 願第220348 号2・ 発明0
名称 珪酸力いつ、系成形体。製造方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 大阪市東区平野町2の10沢の鶴ビル電話06−203
〜094H代)自発 補 正 の 内 容 1 明細書第17頁下から第3行「比較例1」とあるを
下記の通9訂正する。
「実施例4 生石灰<Ca095%)33.0部を80″cの温水3
96部中で消和し、ホ=eミクサーにて水中で分散させ
て得た石灰乳の沈降容積は23、6 yilであった。
上記石灰乳に実施例1と同様の珪石粉末35.7部と同
じ〈実施例1と同様の酸化鉄粉末(ヘマタイト)31.
3部(成形体中では25.0%に相当)を加え、更に水
を加えて、全体の水量をm脂分の20重値倍となるよう
に混合して原料スラリーを得、これを飽和水蒸気圧12
にワ/d、温度191℃でオートクレーブ中で回転*4
Or、戸6mで攪拌翼を回転しながら攪拌し、5時間水
熱合成反応を行なってスラリーを得た。
上記で得たスラリーをt o o ”cで24時間乾燥
して、Xg回折分析した所、リットライト結晶とへマタ
イト結晶のピークが認められた。
また、このスラリーをスライドクラス上で乾燥して光学
顕微鏡で観察すると外径が5〜150μmの球状二次粒
子が認められ、同スラリーを炉布を用いて濾過するとp
液は澄んでいた。これより上記へマタイト粒子は、9ノ
ドライト結晶の二次粒子に包含されて存在しているかま
たは該粒子に何等かの力で付着して存在しているものと
考えられる。
次いで、上記で得たスラリー80部(固形分)に実施例
1と同様の多孔質シリカゲル二次粒子10部、さらに添
加材として、カラス繊維7部、セメント3部を加えて、
プレス成形し、100°Cで乾燥して、実施例1と同様
の筒状成形体を得た。
得られた成形体の物性は第4表の通りであった。
第 4 表 比較例1 2 明細書第20頁の第5表の下に下記の記載を追加す
る。
「比較例3 生石灰(CaO95%)34.7部を80°C(7)温
水416部中で消和し、ホ′f:ミクサーにて水中で分
散させて得た石灰乳の沈降容積は21耐であった。上記
石灰乳に実施例1と同様の珪石粉末37.5部と同じ〈
実施例1と同様の酸化鉄粉末(ヘマタイト)27.8部
(成形体中では25.0%に相当)を加え、更に水を加
えて、全体の水没を固形分の20重鼠倍となるように混
合して原料スラリーを得、実施例4と同様の条件で水熱
反応せしめてスラリーを得た。
上記で得たスラリーを100°Cで24時間乾燥して、
X線回折分析した所、9ノドライト結晶とへマタイト結
晶のピークが認められた。
また、このスラリーをスライドクラス上で乾燥して光学
顕微鏡で観察すると外径が5〜150μ〃zの球状二次
粒子が認められ、同スラリーを炉布を用いて濾過すると
炉液はMんでいた。これより、上記へマタイト粒子は、
ソノドライド結晶の二次粒子に包含されて存在している
かまたは該粒子に何等かの力で付着して存在しているも
のと考えられる。
次いで、上記で得たスラリー90部(固形分)に添加材
としてガラス繊維7部、セメント3部を加えてプレス成
形し、100°Cで乾燥して、実施例1と同様の筒状成
形体を得た。
得られた成形体の物性は第7表の通りであったO 第 7 表 比較例4 比較例2と同様にして得られたスラリー80部(固形分
)に、実施例1と同様の多孔質シリカゲル二次粒子10
部、さらに添加材として、ガラス繊維7[、セメント3
部を加えて、プレス成形し、100°Cで乾燥して、実
施例1と同様の筒状成形体(試料Al−1及び1−2)
を得た。
さらにスラリーを90部(固形分)とし、添加材として
ガラス繊維7部、セメント3部を加えて、上記と同様に
して筒状成形体(試料屋2−1及び2−2)を得た。
得られた成形体の物性は第8表の通りであった。
第 8 表 3 明細書中の記載を下記正誤表の通9訂正する。
(以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 珪醒原料9石灰原料、不活性物質及び水よりなる原
    料スラリーを加圧上加熱撹拌しながら水熱合成反応せし
    めて珪酸カルシウム結晶と上記不活性物質よりなる水性
    スラリーを調製し、・次いでこれに非晶質シリカを主成
    分とする物質を添加混合し、該混合物を成形、乾燥する
    ことを特徴とする珪酸カルシウム系成形体の製造方法。 ■ 不活性物質が、炭素を主成分とする物質、炭化物、
    窒化物または金属酸化物である特許請求の範囲第1項記
    載の珪酸カルシウム系成形体の製造方法。 ■ 非晶質シリカを主成分とする物質がホワイトカーボ
    ン、シリカフラワー、珪藻土、フライアッシュ及びシリ
    カゲルの少くとも1種である特許請求の範囲第1項記載
    の珪酸カルシウム系成形体の製造方法。
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