JPS60112486A - 保存安定性を改善した熱発色型記録材料 - Google Patents
保存安定性を改善した熱発色型記録材料Info
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- JPS60112486A JPS60112486A JP58219595A JP21959583A JPS60112486A JP S60112486 A JPS60112486 A JP S60112486A JP 58219595 A JP58219595 A JP 58219595A JP 21959583 A JP21959583 A JP 21959583A JP S60112486 A JPS60112486 A JP S60112486A
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- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
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- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は保存安定性を改善した熱発色型記録材料に関す
る。
る。
さらに詳しくは、支持体上に形成された記録層の構成材
料がバインダーを介して含有されるカプラー化合物と、
該化合物がp−フェニレンジアミン化合物と十分に反応
して染料を形成するに足る塩基発生物質および反応促進
剤の4成分を含有する記録材料において、そのうちのい
ずれか1″!、たは2成分が残余の成分と油系もしくは
水系の高分子化合物からなる分離層にて隔離された多層
構成からなる保存安定性を改善した熱発色型記録材料で
ある。
料がバインダーを介して含有されるカプラー化合物と、
該化合物がp−フェニレンジアミン化合物と十分に反応
して染料を形成するに足る塩基発生物質および反応促進
剤の4成分を含有する記録材料において、そのうちのい
ずれか1″!、たは2成分が残余の成分と油系もしくは
水系の高分子化合物からなる分離層にて隔離された多層
構成からなる保存安定性を改善した熱発色型記録材料で
ある。
周知のように感熱記録材料には、(イ)ロイコ染料と酸
性物質との反応を利用したいわゆる感熱発色材料がある
が、この種の感熱記録材料は印加画像の定着性に欠ける
ことから、これが支持体上に単層として形成された場′
合、該層面に印加された画像の長期定着を期待すること
ができないという欠点がある。このため従来からか\る
点の改善方が要請されている。
性物質との反応を利用したいわゆる感熱発色材料がある
が、この種の感熱記録材料は印加画像の定着性に欠ける
ことから、これが支持体上に単層として形成された場′
合、該層面に印加された画像の長期定着を期待すること
ができないという欠点がある。このため従来からか\る
点の改善方が要請されている。
一方これとは別に、(ロ)定着可能な記録材料としてジ
アゾ化合物とカプラー化合物との反応を利用したものが
ある。しかしこのものは塩基発生物質を用いて加熱によ
る塩基の発生によって反応系のPHを上昇させ、前記ジ
アゾ化合物とカプラー化合物とを反応せしめて発色させ
るというジアゾ型感熱記録材料であるために、主成分の
いずれか1成分を他のそれと隔離して常態で発色反応が
進行しないようにする必要がある。
アゾ化合物とカプラー化合物との反応を利用したものが
ある。しかしこのものは塩基発生物質を用いて加熱によ
る塩基の発生によって反応系のPHを上昇させ、前記ジ
アゾ化合物とカプラー化合物とを反応せしめて発色させ
るというジアゾ型感熱記録材料であるために、主成分の
いずれか1成分を他のそれと隔離して常態で発色反応が
進行しないようにする必要がある。
このための隔離手段として、
(1)支持体上に設ける感熱記録層構成を多層とし、両
成分を物理的に隔離する。
成分を物理的に隔離する。
(2)単層からなる感熱記録材料中の両成分のそれぞれ
をマイクロカプセルにより被覆(以下マイクロカプセル
化という)して隔離する0 (3)同記録材料中の両成分またはそのいずれかの一方
を不連続粒子として隔離する。
をマイクロカプセルにより被覆(以下マイクロカプセル
化という)して隔離する0 (3)同記録材料中の両成分またはそのいずれかの一方
を不連続粒子として隔離する。
等の各方法がすでに提案され公知であるが、これらの方
法はその実用上各種の難点があり、未だ実用化の域に至
っていない。特にこの種記録材料の塗料液は溶剤を使用
するため、工程管理上各種の不都合を生じ易いものであ
る。
法はその実用上各種の難点があり、未だ実用化の域に至
っていない。特にこの種記録材料の塗料液は溶剤を使用
するため、工程管理上各種の不都合を生じ易いものであ
る。
に
さらにまた上記方法(ロ)とは別に、前記(イ)9関連
したものとして感熱記録材料の保存安定性を図ったもの
に、材料中の発色成分を予めマイクロカフセル化してお
き、必要に応じてカプセルを破壊することにより発色反
応を行わしめるようにしたもの、さらにはトリアリルメ
タン化合物やジフェニルメタン化合物等の電子供与性有
機発色剤と有機または無機酸性物質からなる電子受容性
呈色剤のそれぞれをマイクロカプセル化しておき、必要
に応じて前記同様発色反応を行わしめるもの等があるが
、それらはいずれも実用上一長一短があり、必らずしも
満足されるものではないとされている。
したものとして感熱記録材料の保存安定性を図ったもの
に、材料中の発色成分を予めマイクロカフセル化してお
き、必要に応じてカプセルを破壊することにより発色反
応を行わしめるようにしたもの、さらにはトリアリルメ
タン化合物やジフェニルメタン化合物等の電子供与性有
機発色剤と有機または無機酸性物質からなる電子受容性
呈色剤のそれぞれをマイクロカプセル化しておき、必要
に応じて前記同様発色反応を行わしめるもの等があるが
、それらはいずれも実用上一長一短があり、必らずしも
満足されるものではないとされている。
こ\において本発明者等は、上記の諸点を解決すべく種
々研究の結果、カプラー化合物とp−フェニレンジアミ
ン化合物とが反応するいわゆるカプリング反応に熱エネ
ルギーを利用し、かつ前記両者を含む記録材料(4成分
)のうちのいずれか1または2成分が残余の成分と油系
もしくは水系高分子化合物からなる分離層を介して隔離
した多層構成とすることにより、前記反応を効果的に進
行させうろことを実験的に確認すると同時に前記欠点を
解決しうろことを見出し、本発明を完成した。
々研究の結果、カプラー化合物とp−フェニレンジアミ
ン化合物とが反応するいわゆるカプリング反応に熱エネ
ルギーを利用し、かつ前記両者を含む記録材料(4成分
)のうちのいずれか1または2成分が残余の成分と油系
もしくは水系高分子化合物からなる分離層を介して隔離
した多層構成とすることにより、前記反応を効果的に進
行させうろことを実験的に確認すると同時に前記欠点を
解決しうろことを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、支持体上に形成した記録層の構成材
料がバインダーを介して含有されるカプラー化合物と、
該化合物がp−フェニレンジアミン化合物と十分に反応
して染料を形成するに足る塩基を供給しうる塩基発生物
質および前記反応を促進せしめる反応促進剤の4成分か
らなる記録材料において、そのうちのいずれか1または
2成分が残余の成分と油系もしくは水系の高分子化合物
質からなる分離層にて隔離された多層構成としたことか
らなる。
料がバインダーを介して含有されるカプラー化合物と、
該化合物がp−フェニレンジアミン化合物と十分に反応
して染料を形成するに足る塩基を供給しうる塩基発生物
質および前記反応を促進せしめる反応促進剤の4成分か
らなる記録材料において、そのうちのいずれか1または
2成分が残余の成分と油系もしくは水系の高分子化合物
質からなる分離層にて隔離された多層構成としたことか
らなる。
上記々録材料(4成分)において、そのうちのいずれか
lまたは2成分を残余の成分と油系および水系の高分子
化合物質からなる分離層にて隔離したことは、記録材料
を構成する4成分のいずれか1または2成分が欠けた場
合、これをを付与するために行うものである。勿論この
分離層は使用時に加熱されると軟化もしくは融解して前
記4成分の接触により発色することはいうまでもない。
lまたは2成分を残余の成分と油系および水系の高分子
化合物質からなる分離層にて隔離したことは、記録材料
を構成する4成分のいずれか1または2成分が欠けた場
合、これをを付与するために行うものである。勿論この
分離層は使用時に加熱されると軟化もしくは融解して前
記4成分の接触により発色することはいうまでもない。
なお上記カプリング反応は、一般にカラー写真の現像に
際しアルカリ性の水溶液中で行われるものであるが、こ
の反応は公知のように低PH領域では起シにくいことか
ら、通常単層の記録層の反応系では系自体を低PH例え
ば1〜3とすることにより常温での保存安定性を図って
いるのが普通である。このためその実用時に発色を満足
するためには、多量の塩基発生物質を必要とするばかり
でなく、発色感度が悪いという非実用的な結果を招来す
るものである。
際しアルカリ性の水溶液中で行われるものであるが、こ
の反応は公知のように低PH領域では起シにくいことか
ら、通常単層の記録層の反応系では系自体を低PH例え
ば1〜3とすることにより常温での保存安定性を図って
いるのが普通である。このためその実用時に発色を満足
するためには、多量の塩基発生物質を必要とするばかり
でなく、発色感度が悪いという非実用的な結果を招来す
るものである。
これに対して本発明によれば、系の構成を前記の如くし
た\めに、所望PHを任意に設定することができるので
、高PHとすることによっては塩基発生物質の使用量を
極減することができ、併せて発色感度の向上を同時に期
待できる。
た\めに、所望PHを任意に設定することができるので
、高PHとすることによっては塩基発生物質の使用量を
極減することができ、併せて発色感度の向上を同時に期
待できる。
従ってこの反応系のPHを弱酸性〜弱アリカリ性(約4
〜9)に保って系のカプリング反応の起り易い状態とし
ておけば、加熱時に前記々銀材料(4成分)のうちのい
ずれか1または2成分を残余の成分と隔離している分離
層が容易に軟化もしくは融解するので、反応が短時間に
進行して発色し、しかもその発色は高濃度として記録層
面に現出する。そして一旦発色したこの着色は消色する
ことなく長期定着に耐えかつ安定という効果を奏する。
〜9)に保って系のカプリング反応の起り易い状態とし
ておけば、加熱時に前記々銀材料(4成分)のうちのい
ずれか1または2成分を残余の成分と隔離している分離
層が容易に軟化もしくは融解するので、反応が短時間に
進行して発色し、しかもその発色は高濃度として記録層
面に現出する。そして一旦発色したこの着色は消色する
ことなく長期定着に耐えかつ安定という効果を奏する。
一方弁加熱部分については、カプリング反応が起らず依
然として前記4成分のうちのいずれかlまたは2成分が
残余の成分と分離層により隔離状態のま\存在するため
に、該部分は発色することもなく長期保存安定性を保持
した状態で存続する。このように本発明は保存安定性を
改善した熱発色型記録材料を提供しうる点で大きな特長
をもつものである。
然として前記4成分のうちのいずれかlまたは2成分が
残余の成分と分離層により隔離状態のま\存在するため
に、該部分は発色することもなく長期保存安定性を保持
した状態で存続する。このように本発明は保存安定性を
改善した熱発色型記録材料を提供しうる点で大きな特長
をもつものである。
次に本発明に使用して満足される素材につい 7−
て例示すると次の通りである。
(1)バインダーニー
デンプンおよびその誘導体、ゼラチン、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース。
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース。
アクリルアミド等の油系および水系の高分子化合物の1
種または2種 (2)カプラー化合物ニー シアン発色カプラーとして、α−ナフトールおよびその
誘導体、フェノールおよびその誘導体等のほか、イエロ
ー発色カプラーとして、アセト酢酸アニリドで代表され
るアシルアミド型化合物、ジベンゾイルメタンで代表さ
れるジアシルメタン型化合物、ベンズアルデヒド、グル
タルアルデヒドで代表されるアルデヒド化合物等があり
、またマゼンタ発色カプラーとして、1−フェニル−3
−メチル−5−ピラゾロンで代表されるピラゾロン型化
合物、α−シアノアセトフェノンで代表されるアシルア
セトニトリル型化合物、シアン化ベンジルおよびその誘
導体等がある。
種または2種 (2)カプラー化合物ニー シアン発色カプラーとして、α−ナフトールおよびその
誘導体、フェノールおよびその誘導体等のほか、イエロ
ー発色カプラーとして、アセト酢酸アニリドで代表され
るアシルアミド型化合物、ジベンゾイルメタンで代表さ
れるジアシルメタン型化合物、ベンズアルデヒド、グル
タルアルデヒドで代表されるアルデヒド化合物等があり
、またマゼンタ発色カプラーとして、1−フェニル−3
−メチル−5−ピラゾロンで代表されるピラゾロン型化
合物、α−シアノアセトフェノンで代表されるアシルア
セトニトリル型化合物、シアン化ベンジルおよびその誘
導体等がある。
8−
(3) P−フェニレンジアミン化合物ニーN、N−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、 N、N−ジエチル
−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−N−工f #
−N −(β−ヒドロキシエチル)−アニリン、4−
アミノ−3−メチル−N−ジエチルアニリン、 4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
ェチ/l/ ) −7、=−リy 、4−アミノ−3−
メチル−N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド
エチル)−7=!77等の硫酸塩および塩酸塩がある。
メチル−p−フェニレンジアミン、 N、N−ジエチル
−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−N−工f #
−N −(β−ヒドロキシエチル)−アニリン、4−
アミノ−3−メチル−N−ジエチルアニリン、 4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
ェチ/l/ ) −7、=−リy 、4−アミノ−3−
メチル−N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド
エチル)−7=!77等の硫酸塩および塩酸塩がある。
(4)塩基発生物質ニー
イミダゾールおよびその誘導体、尿素あるいはベンズア
ミドで代表されるアミド化合物、グアニジンで代表され
るグアニジン化合物、アニリンで代表されるアニリン化
合物等のほか、有機酸のナトリウム塩およびカリウム塩
も加熱により系のPH上昇剤として使用できる。
ミドで代表されるアミド化合物、グアニジンで代表され
るグアニジン化合物、アニリンで代表されるアニリン化
合物等のほか、有機酸のナトリウム塩およびカリウム塩
も加熱により系のPH上昇剤として使用できる。
(5)反応促進剤ニー
Ca+Mg+A7+ZnyFe+ Nit Sn+ p
b、CutAg+P t s Au+ Co r T
i等の金属酸化物、硫化物、ハロゲン化物、硫酸塩、硝
酸塩、炭酸塩、有機酸塩等があり、さらには有機化合物
の過酸化物も反応促進剤として使用できる。
b、CutAg+P t s Au+ Co r T
i等の金属酸化物、硫化物、ハロゲン化物、硫酸塩、硝
酸塩、炭酸塩、有機酸塩等があり、さらには有機化合物
の過酸化物も反応促進剤として使用できる。
(6)分離層材料ニー
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン
、アクリル、アクリルニトリル、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリビニルブチラール、エチルセルロース、セル
ロースアセテートフチレート、ポリビニルアルコール−
、ヒドロキシエチルセルロース等の加熱ニより軟化もし
くは融解して分離性能を失う前回そ性高分子化合物が使
用できる。またこれらは溶剤系←++もしくは水系であ
ってもよい。
ニル共重合体、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン
、アクリル、アクリルニトリル、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリビニルブチラール、エチルセルロース、セル
ロースアセテートフチレート、ポリビニルアルコール−
、ヒドロキシエチルセルロース等の加熱ニより軟化もし
くは融解して分離性能を失う前回そ性高分子化合物が使
用できる。またこれらは溶剤系←++もしくは水系であ
ってもよい。
(7)支持体ニー
上質紙、塗工紙等の一般紙2合成高分子樹脂を塗布した
ラミネート紙2合成紙2合成高分子化合物のフィルム等
がある。
ラミネート紙2合成紙2合成高分子化合物のフィルム等
がある。
さらに本発明は、上記素材のほかに必要に応じて系内に
界面活性剤、熱可融性物質、有機および無機顔料等を併
用することも可能である。
界面活性剤、熱可融性物質、有機および無機顔料等を併
用することも可能である。
しかして本発明のバインダー、カプラー化合物、p−フ
ェニレンジアミン化合物、塩基発生物質および反応促進
剤の使用量(重量比)は次の通りである。バインダー1
0部に対してカプラー化合物は通常0.1〜10部好ま
しくは2〜4部、p−フェニレンジアミン化合物は通常
0.1〜10部好ましくは2〜4部、塩基発生物質は通
常1〜40部好ましくは10〜20部2反応促進剤は水
溶性のもので通常0.1〜10部好ましくは0.5〜1
.5部、不溶性のものは微粒子状に分散して通常5〜5
0部好ましくは10〜20部が使用される。
ェニレンジアミン化合物、塩基発生物質および反応促進
剤の使用量(重量比)は次の通りである。バインダー1
0部に対してカプラー化合物は通常0.1〜10部好ま
しくは2〜4部、p−フェニレンジアミン化合物は通常
0.1〜10部好ましくは2〜4部、塩基発生物質は通
常1〜40部好ましくは10〜20部2反応促進剤は水
溶性のもので通常0.1〜10部好ましくは0.5〜1
.5部、不溶性のものは微粒子状に分散して通常5〜5
0部好ましくは10〜20部が使用される。
また本発明の記録層の塗布量は、記録材料を含有する層
として通常1〜10帽好ましくは1〜3帽2分離層は通
常1〜10Vtn2好捷しくは1〜3帽である。
として通常1〜10帽好ましくは1〜3帽2分離層は通
常1〜10Vtn2好捷しくは1〜3帽である。
以下実施例によって本発明を具体的に説明する。たソし
例中の部は重量部を2%は重量部をそれぞれ示す。
例中の部は重量部を2%は重量部をそれぞれ示す。
実施例1
〔A液〕
N、N−ジエチル−p−フェニレンジアミン硫酸塩 l
。5部ポリビニルアルコール(5%水溶液) 100部
上記組成物を攪拌機を介してN、N−ジエチル−p−フ
ェニレンジアミンが完全に溶解するまで攪拌してA液を
調製した。
。5部ポリビニルアルコール(5%水溶液) 100部
上記組成物を攪拌機を介してN、N−ジエチル−p−フ
ェニレンジアミンが完全に溶解するまで攪拌してA液を
調製した。
ポリエステル 20部
トルエン 80部
上記組成物を攪拌機を介してポリエステルが完全に溶解
する捷で攪拌してB液を調製した。
する捷で攪拌してB液を調製した。
α−ナフトール 1.4部
グアニジン 5部
硫酸第一鉄 0.5部
ポリビニルアルコール(5%水溶液)100部上記組成
物を攪拌機を介して完全に混合溶解するまで攪拌してC
液を調製した。
物を攪拌機を介して完全に混合溶解するまで攪拌してC
液を調製した。
次いで前記のようにして作成したA液〜C液を順次、表
面にコロナ処理をほどこしたポリエチレンラミネート紙
(支持体)に塗布し記録紙を作成した。このためにまず
支持体上にA液を乾燥後の塗布量が3翰2となるように
塗布し60℃(恒温)で送風乾燥後その上面にB液を上
記のようにして3帽塗布し60℃で送風乾燥後さらにそ
の上面にC液を前記同様3 V/r?塗布し60℃で送
風乾燥して記録紙を得た。次いでこの記録紙を110℃
の熱板上で1秒間加熱することにより鮮明なシアン色の
発色層が得られた。またこれとは別に該記録紙の未発色
紙を60℃、 80qbRHの条件下で1ケ月間保存し
たが地発色は全くなく安定で満足すべきものであった。
面にコロナ処理をほどこしたポリエチレンラミネート紙
(支持体)に塗布し記録紙を作成した。このためにまず
支持体上にA液を乾燥後の塗布量が3翰2となるように
塗布し60℃(恒温)で送風乾燥後その上面にB液を上
記のようにして3帽塗布し60℃で送風乾燥後さらにそ
の上面にC液を前記同様3 V/r?塗布し60℃で送
風乾燥して記録紙を得た。次いでこの記録紙を110℃
の熱板上で1秒間加熱することにより鮮明なシアン色の
発色層が得られた。またこれとは別に該記録紙の未発色
紙を60℃、 80qbRHの条件下で1ケ月間保存し
たが地発色は全くなく安定で満足すべきものであった。
実施例2
実施例1のC液においてα−ナフトールの代りに1−フ
ェニル−3−メチル−5−ピラゾロン1.7 部を混合
したほかは実施例1と全く同様にして記録紙を得た。次
いでこれを110℃の熱板上で1秒間加熱することによ
り鮮明なマゼンタ色の発色層が得られた。またこれとは
別に該記録紙の未発色紙を60℃、 80%RHの条件
下で1ケ月の長期間保存したが地発色は全くなく安定で
あった。
ェニル−3−メチル−5−ピラゾロン1.7 部を混合
したほかは実施例1と全く同様にして記録紙を得た。次
いでこれを110℃の熱板上で1秒間加熱することによ
り鮮明なマゼンタ色の発色層が得られた。またこれとは
別に該記録紙の未発色紙を60℃、 80%RHの条件
下で1ケ月の長期間保存したが地発色は全くなく安定で
あった。
実施例3
実施例1のα−ナフトールの代りにアセト酢酸アニリド
1.8部を混合したほかは実施例1と全く同様にして記
録紙を得た。次いでこれを110℃の熱板上で1秒間加
熱することにより鮮明なイエロー色の発色層が得られた
。またこれとは別に該記録紙の未発色紙を60℃、80
%RHの条件下で1ケ月の長期間保存したが、地発色は
全くなく安定であった。
1.8部を混合したほかは実施例1と全く同様にして記
録紙を得た。次いでこれを110℃の熱板上で1秒間加
熱することにより鮮明なイエロー色の発色層が得られた
。またこれとは別に該記録紙の未発色紙を60℃、80
%RHの条件下で1ケ月の長期間保存したが、地発色は
全くなく安定であった。
実施例4
〔D液〕
N、N−ジエチル−p−フェニレンジアミン硫酸塩 1
.5部グアニジン 5部 ポリビニルアルコール(5%水溶液) 100 部上記
組成物を攪拌機を介して完全に混合、溶解するまで攪拌
してD液を調製した。
.5部グアニジン 5部 ポリビニルアルコール(5%水溶液) 100 部上記
組成物を攪拌機を介して完全に混合、溶解するまで攪拌
してD液を調製した。
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 20部トルエン 8
0部 上記組成物を攪拌機を介して塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体が完全に溶解する丑で攪拌してE液を調製した。
0部 上記組成物を攪拌機を介して塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体が完全に溶解する丑で攪拌してE液を調製した。
α−ナフトール 1.4部
硫酸第一鉄 0.5部
ポリビニルアルコール(5%水溶液)100部上記組成
物を攪拌機を介して完全に混合、溶解する壕で攪拌して
F液を調製した。
物を攪拌機を介して完全に混合、溶解する壕で攪拌して
F液を調製した。
かくして得られたD液〜F液を順次実施例1と同様にし
て表面にコロナ処理をほどこしたポリエチレンラミネー
ト紙に塗布して記録紙を作成した。次いでこの記録紙を
110℃の熱板上で1秒間加熱することにより鮮明なシ
アン色の発色層が得られた。捷たこれとは別に該記録紙
の未発色紙を60℃、 80%RHの条件下で1ケ月の
長期間保存したが地発色は全くなく安定であった。
て表面にコロナ処理をほどこしたポリエチレンラミネー
ト紙に塗布して記録紙を作成した。次いでこの記録紙を
110℃の熱板上で1秒間加熱することにより鮮明なシ
アン色の発色層が得られた。捷たこれとは別に該記録紙
の未発色紙を60℃、 80%RHの条件下で1ケ月の
長期間保存したが地発色は全くなく安定であった。
以上詳説したように本発明は、支持体上に形成された記
録層の構成材料がバインダーを介して含有されるカプラ
ー化合物と、該化合物がp−フェニレンジアミン化合物
と加熱によりカプリング反応するに際し反応促進上必要
十分な塩基を供給しうる塩基発生物質および反応促進剤
との4成分を包含する記録材料において、そのうちのい
すわか14たは2成分が残余の成分と油系もしくは水系
の高分子化合物からなる分離層にて隔離された多層構成
としたから、前記4成分を包含した記録層が熱エネルギ
ーと接触する解するので、前記カプラー化合物とp−フ
ェニレンジアミン化合物とが加熱によるカプリング反応
を生起して染料形成に必要中分立塩基の供給をうけると
同時に、記録層のPHを上昇させ、混用する反応促進剤
の存在と相俟ってカプリング反応をより短時間にかつ速
かならしめ、しかもその発色を高濃度ならしめるという
効果がある。
録層の構成材料がバインダーを介して含有されるカプラ
ー化合物と、該化合物がp−フェニレンジアミン化合物
と加熱によりカプリング反応するに際し反応促進上必要
十分な塩基を供給しうる塩基発生物質および反応促進剤
との4成分を包含する記録材料において、そのうちのい
すわか14たは2成分が残余の成分と油系もしくは水系
の高分子化合物からなる分離層にて隔離された多層構成
としたから、前記4成分を包含した記録層が熱エネルギ
ーと接触する解するので、前記カプラー化合物とp−フ
ェニレンジアミン化合物とが加熱によるカプリング反応
を生起して染料形成に必要中分立塩基の供給をうけると
同時に、記録層のPHを上昇させ、混用する反応促進剤
の存在と相俟ってカプリング反応をより短時間にかつ速
かならしめ、しかもその発色を高濃度ならしめるという
効果がある。
そしてこのようにして一旦発色した着色部分(例えば画
像)は、消色することなく長期定着に耐え、かつ安定と
いう効果を奏する。
像)は、消色することなく長期定着に耐え、かつ安定と
いう効果を奏する。
さらにまた本記録層にあっては、熱エネルギーと接触し
ない非接触部分は依然として前記4成分のうちのいずれ
かlまたは2成分が残余の成分と分離層を介して隔離状
態のま\存在するため、該部分は発色することもなく、
長期保存安定性を保持した状態で存続するという効果を
併有する(実施例参照)。
ない非接触部分は依然として前記4成分のうちのいずれ
かlまたは2成分が残余の成分と分離層を介して隔離状
態のま\存在するため、該部分は発色することもなく、
長期保存安定性を保持した状態で存続するという効果を
併有する(実施例参照)。
従ってか\る諸効果を同時に発揮しうる熱発色型記録材
料は、従来知られたこの種記録材料の保存安定性を改善
したものとして高く評価され、実用上に及ぼす実益は大
きい。
料は、従来知られたこの種記録材料の保存安定性を改善
したものとして高く評価され、実用上に及ぼす実益は大
きい。
” /IQ7
Claims (1)
- 支持体上に形成された記録層の構成材料がバインダーを
介して含有されるカプラー化合物と、該化合物がp−フ
ェニレンジアミン化合物と十分に反応して染料を形成す
るに足る塩基を供給しうる塩基発生物質および前記反応
を促進せしめる反応促進剤の4成分を包含する記録材料
において、そのうちのいずれか1または2成分が残余の
成分と油系もしくは水系の高分子化合物からなる分離層
にて隔離された多層構成としたことを特徴とする保存安
定性を改善した熱発色型記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58219595A JPS60112486A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 保存安定性を改善した熱発色型記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58219595A JPS60112486A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 保存安定性を改善した熱発色型記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60112486A true JPS60112486A (ja) | 1985-06-18 |
JPH0332473B2 JPH0332473B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=16737991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58219595A Granted JPS60112486A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 保存安定性を改善した熱発色型記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60112486A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4934329A (ja) * | 1972-07-26 | 1974-03-29 | ||
JPS516735A (ja) * | 1974-07-09 | 1976-01-20 | Mitsubishi Plastics Ind |
-
1983
- 1983-11-24 JP JP58219595A patent/JPS60112486A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4934329A (ja) * | 1972-07-26 | 1974-03-29 | ||
JPS516735A (ja) * | 1974-07-09 | 1976-01-20 | Mitsubishi Plastics Ind |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332473B2 (ja) | 1991-05-13 |
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