JPS6011231A - ウランの回収法 - Google Patents

ウランの回収法

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JPS6011231A
JPS6011231A JP11780683A JP11780683A JPS6011231A JP S6011231 A JPS6011231 A JP S6011231A JP 11780683 A JP11780683 A JP 11780683A JP 11780683 A JP11780683 A JP 11780683A JP S6011231 A JPS6011231 A JP S6011231A
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uranium
hydroxyquinoline
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chelate resin
resin
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JP11780683A
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English (en)
Inventor
Arinobu Kataoka
片岡 有信
Kimiaki Matsuda
松田 公昭
Kenji Ochi
越智 賢二
Kunitake Chino
千野 邦武
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウラン含有溶液からのウランの回収法に関する
。さらに詳細には特定の官能基を有するキレート樹脂を
使用するウラン含有溶液からのウランの回収法に関する
エネルギー資源は、近い将来、原子力が石油に替ってエ
ネルギー需給の主要部門となることは専門家の見解の一
致するところであり、ウラン資源の確保は重要な課題で
ある。海水中のウラン濃度は、約8.8 ppbであり
、従って総量で42億トンのウランが海水中に溶存して
いる計。
算になる。一方、陸上の埋蔵ウラン量は2〜8百万トン
と言われており、遠からず涸渇する危j1共 メがある。従って、海水からウランを回収する技術の確
立の社会的、経済的価値は極めて大きい。この目的のた
めにウランを選択的に吸着する吸着剤の研究が活発に行
なわれており、数多(の文献が見うけられる。これまで
研究されているウラン吸着剤としては、チタン酸、チタ
ン酸−活性炭、アルミナ系複合吸着剤、フェライト系磁
性吸着剤、方鉛鉱等の無機系吸着剤iレゾルシノールア
ルソン酸ホルムアルデヒド重合体;ポリアミノスチレン
系共重合体をベースに、カテコール誘導体、安息香酸ア
ミド誘導体、ヒドロキサム酸誘導体等をカップリングさ
せた高分子系吸着剤;ポリスチレンをベースに、犬猿こ
れらのウラン吸着剤のうち、無機系吸着剤でを示すこと
が知られている。〔日本原子力学会誌VoI 、 1 
B (A8 )、第121〜127頁(1971)、同
lAt Vol 、 l 8 (AI 2 )、第79
6〜799Jj(1976)、日本海水学会誌、第80
巻第1号第48〜49頁(1976)、同誌、第81巻
第1号第8〜11頁(1977)) しかし、これら無機系吸着剤は、成形が困難であること
、ウラン吸着速度が遅いこきなどの欠点を有する。これ
らの欠点を改良し、成形が容易でウラン吸着速度の速い
有機吸着剤として、アクリロニトリル−ジビニルベンゼ
ン共重合体を基体としアミドオキシム基を有するキレー
ト樹脂(米国特許第8088799号明細書、特開昭5
8−126088号公報、日本化学会誌、1979 (
7)第968頁、同誌、1980 (11)第1767
頁、同誌、1980 (11)第1778頁)が提案さ
れている。このアミドオキシム基型キレート樹脂はウラ
ン吸着容量、ウラン吸着速度がこれまでに知られている
無機系吸着剤に比して格段に優れている。該キレート樹
脂の吸着容量、吸着速度をさらに向上させるために上記
樹脂基体中の架橋剤としてのジビニルベンゼンに替えて
テトラエチレングリコールジメタアクリレート等の親水
性橋かけ剤を用いた共重合体をベース樹脂として用いる
方法、アクリロニトリルIJR維にアミドオキシム基を
導入することによって繊維状で用いる(日本海水学会第
81年金(1980))等の方法が提案されている。
しかしながらアミドオキシム基は、酸又はアルカリによ
り加水分解されやすく、長期間安定して使用することは
困難であるという重大な欠点を有している。
このように公知のウラン吸着剤は、吸着速度が遅いtか
、官能基の安定性が劣るとか、製造方法が複雑で高価で
あるとか、使用形状、原料の面で実際的使用には難点が
ある等、必ずしも満足のいくものとは言えず、より優れ
たウランの回収法の出現が期待されている実情にある。
かかる実情に鑑み、本発明者らは、既に提案されている
ウラン吸着剤によるウラン含有溶液中のウラン回収法よ
り優れた方法を見い出すべく鋭意検討した結果、高分子
側鎖に特定の配位子を有するキレート樹脂が高吸着容量
、高段着速度を有し、かつ優れた耐薬品性を有すること
を見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明はヒドロキシキノリン型配位子を原子
数8以上のスペーサーを介して高分子主鎖に結合せしめ
たキレート樹脂を、ウラン含有溶液と接触させることを
特徴とするウランの回収法である。
ここで5ヒドロキシキノリン型配位子”とは、iり 導体をあられす。
本発明方法に用いられるキレート樹脂はヒドロキシキノ
リン型配位子を原子数8以上、好ましくは7以上のスペ
ーサーを介して高分子主鎖に結合せしめたキレート樹脂
であり、その形状、製造方法、樹脂基体の種類等は特に
制限されない。
ヒドロキシキノリン型配位子としては、例えば 8−ヒドロキシ−5−キノリル基、8−ヒドロキシ−2
−メチル−5−キノリル基、8−ヒドロキシ−2−エチ
ル−5−キノリル基、8−ヒドロキシ−21プロピル−
5−キノリル基、7−アリル−8−ヒドロキシ−5−キ
ノリル基、7−アリール−8−ヒト′ロキシー2−メチ
ルー5−キノリル基、7−アリル−8−ヒドロキシ−2
−ブチル−5−キノリル基、8−ヒドロキシ−7−(5
,5,7,7−テトラメチル−1−オクテン−8−イル
)−5−キノリル基、8−ヒドロキシ−6−スルホ−7
−キノリル基、5−カルボキシ−8−ヒドロキシ−7−
キノリル基 等が挙げられる。特に、8−ヒドロキシ−5−キノリル
基、8−ヒドロキシ−2−メチル−5−キノリル基、7
−アリル−8−ヒドロキシ−5−キノリル基、8−ヒド
ロキシ−7−(5゜5.7.7−テトラメチル−1−オ
クテン−8−イル)−5−キノリル基等が好ましく用い
られる。
スペーサーは、原子数8以上のものであれば特に制限は
ないが、好ましくは +CH2テNOH+GK2九N−。
1 +N0H20H2−姑N −fok12鶴 。
1 −N−(−OHz升N− 1’1 (式中、nは1〜5の整数、mは0〜4の整数、jは1
−10の整数を示す。) で表わされる(ポリ)アルキレンポリアミノ基、ポリア
ミノポリフルキレン基型のものが用いられる。
スペーサーの原子数が8未満になると金属イオンの吸着
性能が低下するので好ましくない。
キレート樹脂基体は、例えば(Alアミン反応性基を有
する重合体に、(Bl第1級又は第2級のアミノ基を有
するアミノ化合物を反応させ、次いでfo)ヒドロキシ
キノリン及びこの誘導体のハロゲン化物を反応させる乙
とにより、又は上記(ム)重合体に(I)1上IE(J
3J7j)化合Oと上記(0)ハロゲン化物の反応生成
物を反応させることにより製造することができる。
(Alアミン反応性基を有する重合体としては、クロル
メチル基、スルホニルクロリド基、カルボニルクロリド
基、イソシアナート基、エポキシ基、アルデヒド基、ニ
トリル基、塩素、臭素等ハロゲン原子等のアミン反応性
基を有したスチレン、フェノール、エチレン、プロピレ
ン、塩化ビニル、アクリロニトリル、α−クロルアクリ
ロニトリル、シアン化ビニリデン、メタアクリロニトリ
ル等の単産体を主成分とする重合体等が用いられるがこ
れらに限定されるものではない。
間第1級又は第2級のアミノ基を有するアミノ化合物と
しては、例えばアンモニア、モノメチルアミン、モノエ
チルアミン、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン
、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ヒドラジ
ン、グアニジン等の脂肪族アミン;トルイレンジアミン
、フェニレンジアミン等の芳香族アミン;ジアミノシク
ロブタン、ジアミノシクロペンタン、ジアミノシクロヘ
キサン、ジアミノシクロへブタン、ジアミノシクロオク
タン等の脂環式アミン;ジアミノフラン、ジアミノチオ
フェン、ジアミノピラン、ジアミノチオピラン、ジアミ
ノピリジン等の含酸素、窒素、イオウのアミン類等が挙
げられる。特にアンモニア、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチ
レンペンタミン、ペンタエチレンへキサミノ、ヘキサメ
チレンジアミン、グアニジン、フェニレンジアミン、ヒ
ドラジン等が好ましく用いられる。
(C)ヒドロキシキノリン及びこの誘導体のハロゲン化
物としては、例えば5−ブロム−8−ヒドロキシキノリ
ン、6−クロロメチル−8−ヒドロキシキノリン、5−
ブロム−2−メチル−8−ヒドロキシキノリン、7−ア
リル−5−クロロメチル−8−ヒドロキシキノリン、7
−アリル−5−クロロメチル−2−メチル−8−ヒドロ
キシキノリン、5−ブロム−7−(5,5゜7.7−チ
トラメテルー1−オクテンー8−イル)−8−ヒドロキ
シキノリン、5−クロロメチル−7−(5,5,7,7
−チトラメテルー1−オクテンー8−イル)−8−ヒド
ロキシキノリン、7−ブロム−8−ヒドロキシキノリン
特に5−ブロム−8−ヒドロキシキノリン、5−クロロ
メチル−8−ヒドロキシキノリン、5−ブロム−7−(
5,5,7,7−チトラメー≠ルーl−オクテン−8−
イル)−8−ヒドロキシキノリン、5−クロロメチル−
7−(5゜5.7.7−テトラメチル−l−オクテン−
8−イル)−8−ヒドロキシキノリン又はこれら化合物
の塩酸塩、奥酸塩、硫酸塩等の無機塩及び誘導体等が好
ましく用いられる。
(Di (Blアミノ化合物と(Clハロゲン化物の反
応生成物としては、例えば5−エチレンジアミノ−8−
ヒドロキシキノリン、5−アミノメチル−8−ヒドロキ
シキノリン、5−ジエチレントリアミノ−2−メチル−
8−ヒドロキシキノリン、7−アリル−5−トリエチレ
ンテトラアミノメチル−8−ヒドロキシキノリン、5−
ジエチレントリ7ミノー7−(5,5,7,7−テトラ
メチル−1−オクテン−8−イル)−8−ヒドロキシキ
ノリン、7−ジエチレントリアミノ−8−ヒドロキシキ
ノリン−5−スルホン酸等が挙げられる。特に5−エチ
レンジアミノ−8−ヒドロキシキノリン、5−アミノメ
チル−8−ヒドロキシキノリン、5−ジエチレントリア
ミノ−’I−(5,5,’1.’l−テトラメチルー1
−オクテン−8−イル)−8−ヒドロキシキノリン等、
又はこれら化合物の無機塩等が好ましく用いられる。
本発明に用いられるキレート樹脂にスペーサーを付与す
る方法としては、TAIアミン反応性基を有する重合体
にIBI化合物として原子数8以上のスペーサーが付与
されるところのアミノ化合物を反応させることにより、
付与させてもよいし、また、アミノ化樹脂に(C1化合
物を反応させる場合に向上合物として、原子数8以上の
スペーサーが付与されるところのアミノ反応性基を有す
る置換基を有した化合物を反応させることにより付与す
る。さらには(A)アミン反応性基を有する重合体にI
DI化合物として原子数8以上のスペーサーが付与され
るところの化合物を反応させることにより付与させるこ
ともできる。
勿論、(Alアミン反応性基を有する重合体として原子
数8以上のスペーサーを有した重合体を用いてもよい。
本発明方法において用いられるキレート樹脂は前記(A
I 、 (i’l 、 (C1又は(DJを次のように
反応させることによって製造することができる。
(11(Alアミン反応性基を有する重合体に: GB
I第1級又は第2級のアミノ基を有するアミノ化合物を
反応させ、次いで+C+Clハロゲン化物応させる。
(II l (Alアミン反応性基を有する重合体に、
(Di IBIとtc+の反応生成物を反応させる。
以下、反応について詳述する。
(1)内アミン反応性基を有する重合体と(Blアミノ
化合物の反応は無溶媒下あるいは水、N、N−ジメチル
ホルムアミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
トルエン、キシレン、エチルアルコール等の溶媒の存在
下に約50℃以上、好ましくは70〜150℃で行なう
ことができる。反応温度が50℃より低いと反応温度が
遅くなり長時間を要するので好ましくない。反応は好ま
しくは1紀の温度にて約0.1〜lO時間行なえばよく
、その範囲内の最適時間は反応温度、反応液濃度、使用
する溶媒、アミノ化合物の種類等によって決められる。
しかしさらに長い反応時間を用いることもできるヶ反応
は一般に常圧で行なうが加圧下でも可能である。
IAIアミン反応性基を有する電合体に対する(Ill
アミノ化合物の反応割合は重合体中のアミン反応性基1
当鳳に対してl/20モル鼠以上用いればよいが、必要
以上のアミノ化合物を用いることは反応後の回収処理が
伴ない処理操作が煩雑となるため、好ましくは重合体中
のアミン反応性基1当菫に対して1/10〜6モルの範
囲が用いられる。(A1重合体に対して用いられる(B
lアミノ化合物が上記より少なくなるとアミノ基の導入
率が低下し、得られる反応生成キレート樹脂の金属捕集
能が低下するため望ましくない。
IAIアミン反応性基を有する重合体に(Blアミノ化
合物を反応せしめて得られたアミノ化合物は次いでその
まま、または溶媒及び未反応のアミノ化合物を分離除去
した後、または必要に応じ、洗浄、乾燥した後、(01
化合物と反応させる。アミノ化樹脂と((31化合物と
の反応は公知の方法により実施できる。通常法のような
条件下に実施される。すなわち、無触媒下又はピリジン
、NlN−ジメチルアニリン、トリエチルアミン、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム等の塩基性触媒の存在下、アミン反応性
基を有する重合体中のアミン反応性基1当量当り(C)
化合物を1/10 モル以上、好ましくは1〜5モル用
い反応させればよい。反応は一般に水、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、N、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルスルホキシド、1.2−ジクロルエ
タン、l、l、2−トリクロルエタン、ピリジン、トル
エン、キシレン等の溶媒の存在下に実施される。反応温
度は一般に室温〜150℃で、また反応時間は一般に0
.1〜24時間行なえばよい。
(I)(勾アミン反応性基を彌する重合体とp)化合物
の反応はIA) M合体とIDI化合物の種類により異
なるが、通常前記(Δ)アミン反応性基を有する重合体
と(Blアミノ化合物の反応の場合と反応モル比、溶媒
の使用、反応温度、反応時間等についてほぼ同様の反応
条件で実施すればよい。
以上のようにして製造した反応生成物は、そのまま或い
は、洗浄、乾燥を行なった後、ウラン吸着回収用キレー
ト樹脂として使用することができるが、必要に応じ更に
塩基、塩又は酸化処理して使用することもできる。
本発明法に於いては上記のような方法で製造したヒドロ
キシキノリン型配位子を原子数8以上のスペーサーを介
して高分子主鎖に結合せしめたキレート樹脂をウラン含
有溶液と接触させるものである。このようなウラン含有
溶液としては、ウラン鉱山廃水、ウラン精製工場排水、
燐酸製造工程液、海水等ウランを含有する水溶液が皐げ
られる。ウラン含有水溶液と上記キレート樹脂の接触は
一般にplI 1〜1Bの範囲で実施するのがよい。
ウラン含有溶液とキレート樹脂との接触方法は、ウラン
含有溶液にキレート樹脂を投入し、ti−接触を行なう
、いわゆるバッチ法でもよいが、処理方法の簡紫化、ウ
ラン吸着効率、装置のコンパクト化等を考慮すると、キ
レート樹脂塔にウラン含有溶液を通液さす、いわゆるカ
ラム通液法の方が好ましい。
カラム通液法におけるウラン含有溶液の通液速度は、本
発明のキレート樹脂の場合、公知のウラン吸着剤と比較
して、ウランの吸着性に優れるために通液速度を速くす
ることが可能であり、空間速度lO〜1000 hr 
で通液を行なうことができる。
本発明のキレート樹脂により吸着されたウランは適当な
溶離剤を用いて溶離回収することができる。溶離剤とし
ては硝酸、塩酸、硫酸、燐酸、炭酸ナトリウム、水酸化
ナトリウム、炭酸水Xナトリウム、炭酸アンモニウム、
酢酸、アミノ酸類、イミノポリカルボン酸類等が用いら
れる。
溶離回収されたウランはさらに適宜、公知の方法にて濃
縮処理を行ない、原子力燃料等として使用される。
またウランを脱着した後のキレート樹脂は、そのまま、
あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム、アンモニア等の各水溶液によって処理した後
、ウラン吸着剤として再使用することができる。
以上詳述した本発明法によるキレート樹脂によるウラン
含有m液からのウラン回収法は、公知のウラン吸着剤に
よる方法と比較して吸着容量が大きく、且つ吸着速度が
速いため、使用する吸着剤の使用社を少なくすることが
でき、且つウラン含有溶液との接触時間を短くできるほ
か、酸化性薬剤を含む溶液中のウラン回収用や長時間に
わたる使用に於いてもアミドオキシム基型キレート樹脂
のような劣化現象を生起せしめずして使用できるという
利点を有している。
さらに本発明法に使用されるキレート樹脂のウラン吸着
性は、共存塩の影響が少なく、従って多数のイオンを含
有する海水中のウラン回収用としても相応しく用いるこ
とができるという利点も発揮する。
よって、本発明法の工業的価値は大なるものである。。
以下に、本発明法を実施例によって゛さらに詳細に説明
するが、本発明法はその要旨を越えない限り、以下の実
施例によって限定されるものではない。
参考例1(キレート樹脂A) idff4モル%のアクリロニトリル−ジビニルベンセ
ン共重合樹脂60重態部に、206重鰍重狐ジエチレン
トリアミンと40重量部の水を加え、110〜120℃
で4時向反応を行なった。反応生成物を一過、水洗した
ところ177重足部のアミノ化樹脂が得られた。
次いで得られたアミン化樹脂129重量部に、5−ブロ
ム−8−ヒドロキシキノリン臭酸塩252重社部と、ピ
リジン130重量部とトルエ:z2250kim部を加
、t90−100℃で4時間反応を行なった。反応生成
樹脂分を一過、水洗、次いでエタノール洗浄したとこ参
考例2(キレート樹脂B) 架橋度4モル%のクロルメチル化スチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合W脂107 鳳凰部と、トリエチレンテト
ラミン156重量部との反応により得たアミノ他樹脂1
75重置部に、5−クロロメチル−8−ヒドロキレキノ
リン18.0重麓部とlO%水酸化ナトリウム水溶液8
9231m部を加え95〜100℃で8時間反応を行な
った。
−NHOHzCHzNHCfHzOH2N)101(z
(](zNII 基を有したム■2 ― キレート樹脂267重置部が得られた。
参考例8(キレート樹脂C) 参考例1で使用したのと同一のアミノ化樹脂129N鼠
部に参考例1と同様な方法で、5−ブロム−7−(5,
5,7,7−テトラメチル−1−オクテン−8−イル)
−8−ヒドロキシキノリン臭酸塩379重量部と、ピリ
ジン182重量部とトルエン4100重社部を加え90
〜100℃で4時間反応を行なった。
−NEW:jHzoIhNLIC■20H2NH基を有
したキレ−( ろ■2 ト樹脂818ff4量部が得られた。
参考例4(キレート樹脂D) 強塩基性陰イオン交換樹脂デュオライトム−1011)
(ダイヤモンドジャムロック社製商品名) 1)uo1
iteム−101D72重量部をアゾビスイソブチロニ
トリル存在下で塩素化し、次いでジエチレントリアミン
85重量部でアミノ化した樹脂に5−クロロメチル−7
−(5,6,7,7−テトラメチル−1−オクテン−8
−イル)−8−ヒドロキシキノリン158重量部と、ト
リエチルアミン46重置部とN、N−ジメチルホルムア
ミド1520MW部を加え100〜110℃で6時間反
応を行なった。
八H2 レート樹脂269重量部が得られた。
参考例5(キレート樹脂E) −NfiOHtCH2NH(3KzOHzMHz なる
アミノ基を有する弱塩基性イオン交換樹脂、スミカイオ
ンKA−860(住友化学社製)100重墓部にエピク
ロルヒドリン120重M部を反応させて得たアミン反応
性基を含むアミノ樹脂に5−7ミノメチルー8−ヒドワ
キシキノ92185重盪部とN、N−ジメチルホルムア
°ミド1g90電電部を加え70〜80’Cで2時間反
応を行なった。
したキレート樹脂248重量部が得られた。
参考例6(キレート樹脂F) 乳化領合ポリ塩化ビニル粉体を造粒し、製造した粒子径
0.4〜1.2編φの塩化ビニル成m体68重n部に、
エチレンジアミン107電磁部と水35重量部を加え、
100〜110℃で4時間反応を行なって得たアミノ化
樹脂に、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸22
5M(n部ζピリジン65重量部とキシレン2090重
量部を加え100〜105℃で4時間反応を行なった。
脂287重量部が得られた。
参考例7(キレート樹脂G) 架橋度4モル%のアクリロニトリル−ジビニルベンゼン
共重合樹脂60産屋部に、炭酸グアニジン220Mm部
と水酸化ナトリウム40重足部と水250重11部を加
え、90〜100℃で4時間反応を行なって得たアミノ
化m Witに、5−ブロム−2−メチル−8−ヒドロ
キシキノリン臭酸塩861重量部と炭酸ナトリウム12
0重社部とN、N−ジメチルホルムアミド8500重態
部を加え100〜110℃で7時間反応を行なった。
脂245M鼠部が得られた。
ε考例8(キレート樹脂■) ’AR度2モル%のクロルスルホン化スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合樹脂142重量部に、5−ジエチレン
トリアミノ−8−ヒドロキシキノリン178mM部とN
、N−ジメチルアニリン85重量部とトルエン1700
重量部を加え95〜100℃で6時間反応を行なった。
一8OzNtlOIi2011z NHCl1z (J
z Nl(基を有したキ馳 レート樹脂278重量部が得られた。
参考例9(キレート樹脂I) 架橋度4モル%の7ミノ化スチレン−ジビニルベンゼン
共i 合’tM Bktに塩化カルボニルを反応させて
得たイソシアナト基を有した樹脂102重It部に、7
−アリル−5−エチレンジアミノ−8−ヒドロキシキノ
リン171重ルエン2250重量部を加え70〜80℃
で2時間反応を行なった。
脂261!量部が得られた。
実施例1〜9 参考例1〜9で得たキレート樹脂A〜■の各0.51を
1181n?//(7)ウランを含有する炭酸ウラニル
アンモニウム/海水からなる富化海水100−に添加し
、6時間攪拌接触処理を行なった後、−過し、p液中の
残存ウラン濃度及びウラン吸4谷黛をめた。その結果を
、第1表に示す。
第 1 表 (続き) 実施例1O〜19 100η/lのウランを含有する硫酸ウラニル及び硝酸
ウラニルの水溶液各々100mZにキレート樹脂A〜工
の0.59を添加し、1時間攪拌接触処理を行なった後
、を過を行ない、−成牛に残任するウラン濃度を分析し
、ウラン吸着容量をめた。その結果を第2表に示す。
第2表 比較例1〜4 実m例1〜9の方法において用いられているキレート樹
脂の代わりに、アミドオキシム基を有する市販のキレー
ト樹脂デュオライトO8−846(ダイヤモンドジャム
ロック社製)、四塩化チタン水溶液に粒状の活性炭を含
浸させ、アンモニア水でpkl’lに調節後、一過水洗
して調製したチタン含量8!l/II−吸着剤のチタン
−活性炭複合吸着剤、公知の方法によって合成した8−
ヒドロキシキノリン−ホルムアルデヒド重縮合樹脂+)
、ポリアミノスチレン系共重合体ヘースに、8−ヒドロ
キシキノリンをカップリングさせたヒドロキシキノリン
型吸着剤2)を用いて、実施例1と同様にしてウランの
吸着を行なった。
その結果を第3衣に示した。
第 8 表 1)8−ヒドロキシキノリン29重量部、87重−%ホ
ルマリン20重量部、シュウ酸1M駕部の混合水浴液を
、80〜90℃で2゛ 時間加熱攪拌した後、86重M
li%塩h!11重菫部を含む水10重量部を添加し、
さらに80 =−90℃で5時間反応させた。生成した
樹脂組成物を一過、水洗した後、メチルアルコール10
0重量部を入れたビーカーにあけ一夜浸漬し、再び濾過
した後、乾燥して得られた8−ヒドロキシキノリン−ホ
ルムアルデヒド軍縮合樹脂。
2) 架橋ff4モル%のアミノ化スチレン−ジビニル
ベンゼン共重合樹脂14重量部(未乾燥)を2規定塩酸
で洗浄して塩酸塩とした後、水冷した水350重量部に
添加し、これに0〜5℃で1規定塩酸40重量部、l規
定亜硝酸ソーダ水溶液40重量部を1重以部ずつ交互に
加えた。この温度でさらに80分間反応させた後、生成
した樹脂組成物を一過し、充分水洗した後、ジアゾニウ
ム塩19重域部(未乾燥)を得た。これを氷冷した8−
ヒドロキシキノリン8.7M量部のlθ重産児水酸化ナ
トリウム水溶液100重i部に80分間で加え、0〜5
℃で24時間反応させた後、生成した樹脂組成物を一過
する。水洗した後、風乾して得られたポリアミノスチレ
ン系共重合体ベース、8−ヒドロキシキノリンカップリ
ング樹脂。
実施例20 参考例1で得られたキレート樹脂入100−を内径20
%のカラムに充填し、ウラン濃度8.1 ppbの海水
を上向流で空間速度5Qhr−’で120時間通液を行
なった後、2規定硫酸500pnlを8時間で流し樹脂
に吸着されたウランの溶離を行なった。上記の方法で海
水の通液及び溶離を繰り返し試験をしたところ第4表に
示すような吸着性能を示すことがわかった。
第4表 比較例5 実施例20の方法において、キレート樹脂入の代わりに
、アミドオキシム基を有する市販のキレート樹脂デュオ
ライトO8−846を用いた以外は全く同一にして海水
中のウランの吸着及び溶離を行なったところ、第5表に
示すような結果が得られた。
第 5 表 以上の結果よりアミドオキシム基型キレート樹脂は、溶
離剤による官能基の分解のため吸・着−溶離の繰り返し
で吸着能の低下現象が著しい仁とが明らかである。
実施例t−19、及び比較例1〜4で示したように本発
明のキレート樹脂は、公知のアミドオキシム基型キレー
ト樹脂、チタン−活性炭複合吸着剤、8−ヒドロキシキ
ノリン−ホルムアルデヒド菫縮合樹脂、ポリアミノスチ
レン系共重合体ベース8−ヒドロキシキノリンカップリ
ング樹脂等よりもウラン吸着性が優れていることは明白
である。キレート樹脂が金属イオンと最も効果的なキレ
ートを形成するためには、官能基が主鎖から、適当な距
離に隔てられていることが必要であり、8−ヒドロキシ
キノリン−ホルムアルデヒド重綜合樹脂では、官能基が
主として主鎖中にあるため立体障害によって金属イオン
を取り込みにくいのではないかと考えられる。また本発
明のキレート樹脂に比較してポリアミノスチレン系共重
合体ベース8−ヒドロキシキノリンカップリング樹脂が
吸着性が低い理由は。
後者ではスペーサーが短く、主鎖中のかさ高いフェニル
基が官能基と近接しており、ある程度キレート形成に障
害を及ぼしているため、吸着能が低士しているのではな
いかと考えられる。
また、実施例20及び比較例5で示したように本発明の
キレート樹脂は、吸着−M離の繰り返しによっても官能
基の分解等に起因するウラン吸着能の低下現象がないこ
とは明白である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ヒドロキシキノリン型配位子を原子数8以上の
    スペーサーを介して高分子主鎖Gこ結合せしめたキレー
    ト樹脂をウラン含有溶液と接触させることを特徴とする
    ウランの回収法。
  2. (2)原子数8以上のスペーサーカ5 −e−0112芦コN0flzC■z−5y N−。 1 − N+ (3u2 +7−N − 1 (式中、nは1〜5の整数、mは0〜4の整数、jは1
    〜10の整数を示す。) で表わされる(ポリ)アルキレンポリアミノ基、ポリア
    ミノポリアルキレン基であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のウランの回収法。
  3. (3)高分子主鎖が、アミン反応性基を有した単量体を
    主成分とする重合体であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1又は2項記載のウランの回収法。
  4. (4) ウラン含有溶液が海水であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1,2又は8項記載のウランの回収法
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