JPS60109808A - 粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法 - Google Patents

粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法

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JPS60109808A
JPS60109808A JP21724483A JP21724483A JPS60109808A JP S60109808 A JPS60109808 A JP S60109808A JP 21724483 A JP21724483 A JP 21724483A JP 21724483 A JP21724483 A JP 21724483A JP S60109808 A JPS60109808 A JP S60109808A
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牛山 博司
Hidekazu Miyoshi
三好 英計
Shinji Komatsuzaki
小松崎 慎次
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Mitsubishi Kasei Polytec Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムの製造方法に関するものである。更に詳しく
は、農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを連続的に製
造する際、フィルムをロール状に巻き取る前に、フィル
ムの少なくとも片面に粘着防止剤を散布し、得られるフ
ィルム表面の平滑性を損わず、iた、粘着防止剤を散布
したフィルムを再生使用(リサイクル)しても、得られ
るフィルムの外観、透明性を損わない、粘着性を改良し
た農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法に関
するものである。
塩化ビニル系樹脂に多量の可塑剤を配合した軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルムは、一般には。
カレンダー成形法によって連続的に製造され、フィルム
はロール状に巻き取られ、ロール状にして運搬、保管、
取シ引き、使用される。軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
は、日用雑貨品、衣類、農業用ハウス被覆用等として、
用途は多岐にわたる。そして、各々の用途に応じて、セ
ール状に巻き取られたロールから巻き戻しつつ裁断し、
クエルダー加工等のいわゆる二次加工がほどこされる。
基体の塩化ビニル系樹脂に、可塑剤f30PHR以上配
合してフィルム化した軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは
、フィルム表面が粘着性を示し、ロール状に巻いたフィ
ルムは、光面同士が相互に付着し合いやすい。表面同士
が相互に付着し合ったロール状フィルムは、二次加工す
る際に巻き戻しにくく、作業性が極めて悪くなるばかシ
でなく、場合によっては、二次加工によシ得られた製品
の表面同士が付着し合い、不良品となってしまうことも
多発した。
上記問題を排除する方法として、軟質塩化ビニル系樹脂
フィルムを連続的に製造し、これ全ロール状に巻き取る
直前に、フィルムの表面に、市販されているデンプン、
タルク等の微粉末粘着防止剤を散布する方法が提案され
、実用化されている。これら従来法で使用されているデ
ンプン、タルク等の微粉末粘着防止剤は、その平均粒子
径が20〜30ミクロンであり、その散布量は/ln’
当p O,0/ −o、θ3グラム(1r)であった。
しかしながら、本発明者らの実験によれば、基体の塩化
ビニル系樹脂に、可塑剤をダ5〜AOP HR配合した
農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの場合は、上記従
来の微粉末粘着防止剤を散布する方法では、フィルム同
士の粘着性全顕著に向上させることはできなかった。
デンプン、タルク等の微粉末粘着防止剤の散布によって
、フィルム表面の粘着性を改良するには、(i)平均粒
子径の大きい微粉末粘着防止剤を使用する。(ロ)フィ
ルム表面への散布量全身くする、等がある。しかし、デ
ンプン、タルク等は、軟質塩化ビニル系樹脂と相溶性が
ないために、上記(イ)、(ロ)の方法によったフィル
ム祉、これら粘着防止剤全散布したフィルムについて発
生したスクラップを再生使用(リサイクル)すると、フ
ィッシュアイとなったシ、透明性全損なう等の問題が生
ずる。廃業用に使用するフィルムで、透明性が劣るのは
、その用途が制限される。更に、農業用軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムは、ハウス骨組を被覆する際には、フィ
ルム巾方向端部を重ね合わせ、高周波ミシン音用いて接
着する二次加工方法(「中継ぎ加工」と称されている。
)が採用される。この際、微粉末粘着防止剤の量が多す
ぎると、高周波ミシンによる接着がしにくくなるという
問題が生起する。
また、農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの場合は、
微粉末粘着防止剤を散布したフィルムについて、発生し
たスクラップ金リサイクルしフィルム化すると、微粉末
がフィルム内部に含まれる。このようなフィルムを、ハ
ウス被覆材として長期間使用すると、フィルムが硬化し
たシ、褐変したシする劣化現象が、微粉末を内部に含ま
々いフィルムに較べて、早くおこるという問題があった
農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの場合、上記理由
で、フィルム製造時ロール状に巻き取る直前に、フィル
ムの表面にデンプン、タルク等の微粉末粘着防止剤を散
布する方法は採用せず、二次加工する際に、散布、使用
されることが多かった。
しかし、フィルムを二次加工する際に、デンプン、メル
ク等の微粉末粘着防止剤を散布する方法では、微粉末が
空気中に飛散して作業環境を著しく悪くするばかシでな
く、微粉末の損失(ロス)が太きいという問題がある。
空気中への微粉末の飛散を防止するために、専用の微粉
末散布機を使用する手法が、一部の二次加工場で採用さ
れているが、大部分の二次加工場では、かかる手法は採
用されず、悪環境下で加工作業が遂行されている。
かかる状況下にあって、粘着性がなく、二次加工を遂行
する際の作業性のよい農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムが、希求されていた。
本発明者らは、かかる状況にあって、農業用軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルム表面の平渭性を損わず、また、この
フィルムを再生使用(リサイクル)しても、得られるフ
ィルムの外観、透明性を損わない、粘着性全改良した農
業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法を提供す
ることを目的として、鋭意検討した結果、本発明を完成
するに至ったものである。
しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系樹
脂100重量部あたシ、可塑剤tits〜60重量部を
含む樹脂組成吻合フィルム化し、ロール状に巻き取る前
に、このフィルムの少なくとも片面に、平均粒子径が3
〜1gミクロンの範囲にあるデンプン微粉宋音、フィル
ム/ rn’当りO,OS〜0015グラム散布するこ
とを特徴とする粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムの製造方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
および塩化ビニルを生体とする共重合体を意味する。塩
化ビニルと共重合しうるモノマートシては、ビニルエス
テル類、ビニルエーテル類、アクリル酸またはメタクリ
ル酸およびこれらのエステル類、マレイン酸またはフマ
ール酸およびこれらのエステル類、ならびに無水マレイ
ン酸、芳香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン化合
物、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン
1、プロピレンなどがあげられる。
上記塩化ビニル系樹脂を軟質化するには、樹脂10θ重
量部に対して、可塑剤弘!〜60重量部を配合する。
使用しうる可塑剤としては、ジドデシルフタレート、ジ
ブチル7タレート、ブチルベンジル7タレート、ジベン
ジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシル
フタレート、ジイソデシルフタレート等の7タル酸エス
テル類;アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−n−ブチ
ル、セバシン酸ジプチル等の脂肪族二塩基酸工 ゛ステ
ル類;ペンタエリスリトールエステル、ジエチレングリ
コールベンゾエート等のクリコールエステル類;アセチ
ルリシノール酸メチル等の脂肪酸エステル;トリクレジ
ルホスフェート、トリフェニルホスフェート等のI) 
ンld 工x f k類;エポキシ化大豆油、エポキシ
化アマニ油等のエポキシ化油;アセチルトリブチルシト
レート、アセチルトリオクチルシトレート、トリーn−
ブチルシトレート等のクエン酸エステル類;トリアルキ
ルトリメリテート、テトラ−n−オクチルビロメリテー
ト、ポリプロピレンアジベート、その他ポリエステル系
等の種々の構造の可塑剤があげられる。
塩化ビニル系樹脂には、上記可塑剤のを1か、必要に応
じて通常の各種樹脂添加物、例えば滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、光安定剤、染料、顔料、難燃剤等を配合
することができる。
これら樹脂添加物は、通常の配合量、例えば基体の塩化
ビニル系樹脂100M量部当り、5重鎮部以下の範囲で
選ぶことができる。
基体塩化ビニル系樹脂に可塑剤、各種樹脂添加物を配合
するには、通常の混合、配合技術、例えばりポンプレン
ダ−、バンバリーミキサ−、スーパーミキサーその他従
来から知られている配合機、混合機を使用すればよい。
本発明方法では、前記可塑剤の配合された塩化ビニル系
樹脂組成物を、フィルム状とする。
前記塩化ビニル系樹脂組成物をフィルム化するには、T
−グイ法、インフレーション法等の押出成形法、カレン
ダー成形法、流延法等の技術を採用することができる。
フィルムは、広幅長尺のものが好ましく、その厚さはθ
、OOS〜0.20簡の範囲から選ぶのが好ましい。
本発明方法では、上記広幅長尺のフlルムをロール状に
巻取る前に、このフィルムの少なくとも片面に、平均粒
子径が3〜/Irミクロンの範囲にあるデンプン微粉末
を、フィルムl−当90.0 !r 〜0./ rグラ
ム(fr )散布する。
本発明方法で使用できるデンプンは、ジャヵイモ、トウ
モロコシ、コムギなどの植物から得られるもので、次の
(I)式で表わされるアミロースと、分枝状の構造のア
ミロペクチンと°の混合物をいう。
本発明においては、平均粒子径が3〜/1ミクロンの範
囲にあるものを用いる。平均粒子径が3ミクロンよシ小
さいと、粒子同士が凝集する性質が強く、実際にフィル
ム表面に散布する際には、多数の粒子が凝集し合って、
直径数十ミクロンにも達し、時には大きなかたま夛とな
って、フィルム表面に散布した際に、フィルム表面の平
滑性を損うという問題が生じ、好ましくない。平均粒子
径が/3ミクnンよシ大きいと、これら微粉末をフィル
ム表面に均一に散布しても、フィルムをロール状に巻い
て保管する過程で、巻き圧力によって粒子がフィルム表
面にくいこみ、フィルム表面がシボ状(裏面に小さな凹
凸が形成された状態をいう。)になシ、平滑性が失なわ
れ、商品価値を著るしく低下させるので、好ましくない
上記した平均粒子径のデンプン微粉末を調製するには、
必要に応じ、気体ジェットを利用したジェットミル、衝
撃力で粉砕する衝撃粉砕機など全採用して粉砕し、分級
する。分級するには、風力分級機を用いる方法等、従来
から知られている分級方法によればよい。
上記デンプン微粉末は、吸湿性があるので、これを表面
に散布したフィルムを長期間保存しておくと、粒子が吸
湿して凝集する性質があるので、フィルム同士の粘着防
止の機能が低下することがある。この経時変化を防止ま
たは抑制する目的で、デンプン微粉末の表面を、あらか
じめ他の物質で抜機しておくのが好ましい。
デンプンの粒子表面を抜機するのに好ましい物質として
は、シリコンオイル、フッ素系化合物等があげられる。
シリコンオイルの具体例としては、シロキザン結合を骨
格とし、ケイ素原子にメチル基、フェニル基、水酸基等
をもったシリコンオイルであシ、ジメチルポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサン、メチ/I/7エ二ルポ
リシロキサン、ジメチルーメチルフェニルホリシロキサ
ン、ジメチル−ジフェニルポリシロキサン、メチルハイ
ドルジエンポリシロキサン等があげられるが、これら例
示されたものに限定されるものではない。フッ素系化合
物としては、四フッ化エチレン樹脂のオリゴマー、末端
にアクリレート、メタクリレートなどの官能基を有する
パーフルオロアルキル基を含むフッ素系化合物があげら
れる。
デンプン微粉末粒子の表面を上記物質で抜機するには、
上記シリコンオイル、フッ素系化合物等を溶媒に分散ま
たは溶解し、これにデンプン微粉末を加えて混合し、溶
媒を揮散させればよい。
本発明に従い、フィルム表面の少なくとも片面に上記デ
ンプン微粉末を散布するのは、フィルムをロール状に巻
き取る前とする。散布方法は、静電気による粒子の帯1
itt−利用した静電ダスター、回転ドラムによるスプ
レー機等の従来から知られている装置を用いる方法によ
ればよい。
フィルム表面への散布量は、フィルムに配合する可塑剤
の種類、可塑剤の配合量、フィルムの二次加工方式等に
よって種々選ぶことができ、0.0 !I; fr/H
’〜θ、/!rtr/lplの範囲とするのが好iしい
。散布量が0.0 、t fr /6B’よシ少ないと
、フィルム表面の粘着防止効果はほとんどなく、0、/
 !r fr/iよシ多いと散布量が多すぎて、微粉末
がフィルム上で部分的に堆積し、フィルム表面の平滑性
を損うので、好ましくない。更に、0、/ j fr/
−よシ多いときは、高周波ミシンによる接着がしにくく
なるという問題が生起するので、好ましくない。
フィルム表面にデンプン微粉末を散布したのンダー等に
よって巻き取シ、ロール状の製品とする。このようにし
て得られる粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムは、農業用ハウス(温室)抜機用として、広
く使用することができる。
本発明は以上のとおシであり、次のように特別に顕著な
効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
(1) 本発明方法によって得られた粘着性を改良した
農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、フィルム表面
の粘着性が大幅に改良されたものとなる。従って、この
フィルムをロール状に巻き取り、長期間保管しても、フ
ィルム表面同士が付着し合うことがなく、ロール状に巻
き取ったフィルムを巻き戻しつつ二次加工する際の作業
性もよく、二次加工した製品表面同士が付着し合うこと
もない。
(2)本発明方法では、特定粒子径のデンプン微粉末を
、特定量だけ散布するので、フィルムの透明性、表面平
滑性を損うことがなく、かつ、粉末を付着したフィルム
を再生使用しても、フィルムの外観、透明性が低下する
ことがない。
(3) 本発明方法では、特定粒子径のデンプン微粉末
を、特定量だけ散布するので、得られたフィルムの高周
波ミシンによる接着操作は容易である。
(4) デンプン微粉末の表面を、シリコンオイル、フ
ッ素系化合物で処理した上で使用すると、デンプン微粉
末の経時変化が少なく、好ましい。
(5)本発明方法で得られる農業用軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムは、・・つ狐被援材として長期間使用しても
、フィルムが硬化したり、褐変したシする劣化現象が、
おこシ難い。
以下、本発明を実施例、比較例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限シ、以下の例に
限定されるものではない。
実施例1−2、比較例1−ざ ポリ塩化ビニル(P=/1loO) / OoNflc
部ジオクデジオクチルフタレート !θ lバリウム−
亜鉛系複合安定剤 コ重量部エポキシ化大豆油 3I よりなる原料、樹脂添加物を秤量した。これらを、スー
パーミキサーで10分間攪拌混合した後、IArCに加
温したロール上で混練し、L型カレンダー装置によって
、幅100θ■、厚さ0./lanの透明な軟質ポリ塩
化ビニルフィルムを製造した。
カレンダーロールから出ためとのフィルムを。
クーリングロールに接触させてフィルム温度をqoc以
下に冷却した。このフィルムの片面に、ドラム方式の微
粉末スプレー機(二ツカ・スプレー装置)で、第1表に
示した種々の粘着防止剤を、四表に示した散布量にか4
節して散布した。
このシイルムの両端!r Owm fスリットし、リサ
イクルさせながらフィルム化し、最終的には、幅900
wnのフィルムをlθoomの長さに、ロール状に巻き
取った。
ロール状に巻き取つfc/θ種のフィルムを10−ル状
にしたまま、温度ダθC1相対湿度9θチとした雰囲気
下で、コ週間放置したあと、次の方法によって、フィル
ムの粘着性、表面平滑性、透明性、耐候性および篩周波
ミシンによる接着性を評価した。結果金弟1表に示す。
「粘着性」・・・・・・ロール状物から100CIrL
角のフィルムを切り取シ、これをダつに折って1にね合
せ、この上に3oKyの荷重金かけ、ダoCに保持した
雰囲気下で2’1時間放置したのち。
荷重をとシ、フィルムを解きほぐす際のフィルム表面同
士の付着状況を観察した。第1表に示した評価結果は、
次の意味を有する。
○・・・・・・粘着性はとんどなし Δ・・・・・・粘着性若干あり ×・・・・・・粘着性著しくあシ 「表面平滑性」・・・・・・上の粘着性の評価を行なっ
たフィルムの表面金、肉眼で観察した。第1表に示した
評価結果拡、次の意味を有する。
○・・・・・・表面は極めて平滑である。
Δ・・・・・・光面に若干の凹凸が認められる。
×・・・・・・表面にかなりの凹凸が認められる。
××・・・・・・表面に粉末がかたまって落ちた跡が認
められる。
「透明性」・・・・・・ロール状物から切シ出したフィ
ルムを、光源に向けてかざし、透明性を肉眼で判定した
。第1表に示した評価結果は、次の意味を有する。
○・・・・・・透明性良好 △・・・・・・透明性若干劣る ×・・・・・・透明性劣る 「耐候性」・・・・・・ロール状物から切り出したフィ
ルムを、片屋根式ハウス(南(11j向き)に展張しく
展張場所:茨城県稲敷郡牛久町)、フィルムの褐変状況
全肉眼で観察した。第1表に示した評価結果は、次の意
味を有する。
○・・・・・・粘着防止剤を含まない「標準品」と比べ
て差がない。
Δ・・・・・・「標準品」と比べてわずかに劣る。
×・・・・・・「標準品」と比べて劣る。
「高周波ミシンによる接着性」・・・・・・ロール状物
から切シ出した一枚のフィルムを、一方の表面と他方の
裏面とを組み合せ重ねて、高周波ミシンで接着し、接着
部分を中央にして手で引つ張シ、接着部分の強度全評価
した。第1表に示した評価結果は、次の意味を有する。
○・・・・・・全く剥離しない。
△・・・・・・部分的に剥離する。
×・・・・・・全く接着していない。
第1表より、次のことが明らかとなる。
(1)本発明方法によって得られる農業用フィルムは、
粘着性が大幅に改良され、フィルム光面の平滑性、透明
性も優れている。
(2)再生使用したフィルムを、バージン素材に混合し
て使用しても、フィルムの外観、透明性は悪影響をうけ
ない。
(3)本発明方法によって得られる農業用フィルムは、
容易に高周波接着することができる。
(4) これに対して、デンプン微粉末の散布量が多す
ぎるもの(比較例1)、少なすぎるもの(比較例コ、3
)、平均粒子径が大きすぎるもの(比較例ダ、s、b)
、従来の無機質微粉末を使用したもの(比較例7、ざ)
は、粘着性、表面平滑性、透明性、耐候性および高周波
ミシンによる接着性の全てにおいて優れた性質を示して
はいない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 塩化ビニル系樹脂100重量部あたシ、可塑剤
    ダ3〜60重量部を含む樹脂組成物をフィルム化し、こ
    のフィルムをロール状に巻き取る前に1このフィルムの
    少なくとも片面に、平均粒子径が3〜/Sミクロンの範
    囲にあるデンプン微粉末を、フィルム/m’当t)o、
    or〜0./ J−グラム散布することを特徴とする粘
    着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの
    製造方法。
  2. (2)デンプン微粉末が、シリコンオイル、フッ素系化
    合物等によって表面処理されたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の粘着性を改良した
    農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法。
JP21724483A 1983-11-18 1983-11-18 粘着性を改良した農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法 Granted JPS60109808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111619054A (zh) * 2020-06-03 2020-09-04 承德人和矿业有限责任公司 一种可降解农用薄膜和制备方法

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JPS496851U (ja) * 1972-04-19 1974-01-21

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